JP3603021B2 - 液圧モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば油圧ポンプおよび液圧モータとして、好適に実施することができるピストン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来の技術の液圧モータの斜板1を簡略化して示す断面図である。斜板1を備える液圧モータは、たとえば特開昭59−79078に示されている。この液圧モータは、シリンダブロックに収納されるピストンの一端部が、斜板1に向けて押圧されている。ピストンは斜板1の支持面2に沿って変位するので、ピストン室への作動油の供給およびピストン室からの作動油の排出を制御することによって、シリンダブロックが回転軸線L1まわりに回転駆動される。斜板1は、ピボットボール3を介して、傾転自在にケーシング4に支持され、この斜板1を小傾転位置および大傾転位置に切換えて、高速運転(小容量)および低速運転(大容量)に切換えることができる。運転状態の切換にあたって、支持面2と反対側であり、ピボットボール3の一方側の当接面5をケーシング4の斜板1に対向する受面に当接させて、小傾転位置の位置決めをし、支持面2と反対側であり、ピボットボール3の他方側の当接面6をケーシング4の斜板1に対向する受面に当接させて、大傾転位置の位置決めをしている。
【0003】
図8は、他の従来の技術の液圧モータの斜板1を簡略化して示す断面図である。この図8に示す従来の技術は、図7に示す従来の技術と類似しており、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図8に示す液圧モータは、たとえば実開昭61−130779に示されている。この液圧モータにおいて、運転状態を切換えるにあたっては、支持面2と同一側の当接面8をケーシング4に形成される係止突起9の受面に当接させて、小傾転位置の位置決めをし、前記当接面6をケーシング4の斜板1に対向する受面に当接させて、大傾転位置の位置決めをしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特開昭59−79078に開示される従来の技術では、当接面5,6を、ケーシング4の受面に当接させて位置決めしており、大傾転位置、小傾転位置のいずれかの傾斜角度を変更して容量を変更するためには、別途にもう1つの斜板を形成し、その斜板と交換しなければならない。さらにこのように斜板を交換するためには、液圧モータを一度分解し、用意したもう1つの斜板を組込むように、液圧モータを組立直さなければならない。したがって容量の変更が困難であり、手間および多額の費用を要する。
【0005】
実開昭61−130779に開示される上述の各従来の技術では、斜板1の位置決めをするにあたって、斜板1の回転軸線L1から遠い位置に設けた当接面6,8を、ケーシング4の受面およびケーシング4の突起部9の受面に当接させて、位置決めをしているので、ケーシング4に受面を直接形成しなければならず、この複雑かつ高精度の加工を可能にするために、ケーシング4が大形になり、液圧モータを小形にすることができない。さらに容量を変更するためには別途もう1つの斜板を形成し、その斜板と交換するか、別途もう1つのケーシング4を形成し、そのケーシングと交換しなければならない。したがって容量の変更が困難であり、手間および多額の費用を要する。
【0006】
また、特公平7−99137に、図8の係止突起9をボルトを用いて固定する液圧モータが示されている。このモータにおいて、上記容量変更のために仮に係突起9を取外すことができるとしても、そのためには、液圧モータを分解しなければならず、やはり容量の変更が困難であり、手間および多額の費用を要する。
【0007】
本発明の目的は、斜板の各傾転位置における傾斜角度を容易に変更することができ、さらに小形にすることができる液圧モータを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ケーシングと、
回転軸線まわりに回転自在にケーシングに支持され、ピストン室が形成されるシリンダブロックと、
ピストン室に伸長方向および縮退方向に変位自在に嵌まり込み、シリンダブロックの回転に伴って、伸長方向および縮退方向に往復変位するピストンと、
ピストンのピストン室から突出する端部を支持するための支持面を有し、回転軸線に垂直な平面に対する支持面の成す角度が小さい小傾転位置と、回転軸線に垂直な平面に対する支持面の成す角度が大きい大傾転位置とにわたって、傾転自在に設けられる斜板と、
ケーシングに着脱自在に設けられ、小傾転位置および大傾転位置の少なくともいずれか一方で、斜板を位置決めする位置決め部材とを含み、
位置決め部材は、支持部を有する棒状であって、ケーシングを貫通して形成される支持孔に支持部が嵌まり込んだ状態で支持され、位置決め部材の軸線に垂直な平面に投影したとき、ケーシング内に挿入される部分の外形線に囲まれる領域が支持部の外形線に囲まれる領域内に含まれる形状に形成されることを特徴とする液圧モータである。
【0009】
本発明に従えば、斜板は、小傾転位置および大傾転位置の少なくともいずれか一方において位置決め部材で位置決めされ、この傾転位置に対応する容量で安定して運転することができる。しかも斜板を位置決めするこの位置決め部材は、ケーシングに着脱自在に設けられており、位置決め部材を交換するだけで、この位置決め部材で位置決めされる傾転位置における斜板の角度を変更し、容量を変更することができる。さらにケーシングによって、斜板を直接受ける必要がないので、ケーシングに複雑かつ高精度の加工を施す必要がなく、このような加工のためのスペースなどが不要であり、ケーシングを小形にすることができる。
【0010】
位置決め部材は、支持部が支持孔に嵌まり込んだ状態で支持され、ケーシング内に挿入される部分の外形が、支持部の外形よりも小さく形成されており、このケーシング内に挿入される部分は、支持部が嵌まり込む支持孔よりも小さく、この支持孔を通過することができる。支持孔は、ケーシングを貫通して形成されており、したがって位置決め部材は、ケーシングをはじめピストン装置を分解することなく、ケーシングの外部から支持孔を介して内部に挿入することができるとともに、ケーシングの外部に支持孔を介して取出すことができる。
【0011】
さらに本発明は、支持部は、外周面が円筒状に形成され、
位置決め部材を所定位置で固定するための固定部材を有することを特徴とする。
【0012】
本発明に従えば、位置決め部材の支持部の外周面が円筒状に形成されるので、この支持部が嵌まり込む支持孔もその内周面が円筒状でよく、ケーシングに容易にかつ安価に加工して支持孔を形成することができる。さらに固定部材を備えており、支持部の外周面を円筒状にしても、固定部材によって、位置決め部材を所定位置に固定することができる。
【0013】
さらに本発明は、位置決め部材は、ケーシングの外表面と面一または外表面よりも内方に没入して設けられ、支持孔から外部に臨む部分に内ねじが刻設されるねじ孔が形成されることを特徴とする。
【0014】
本発明に従えば、位置決め部材は、ケーシングの外表面と面一または外表面よりも内方に没入して設けられ、位置決め部材がケーシングから外部に突出していないので、位置決め部材が邪魔になることない。したがってピストン装置の配置上などの制限が少なく、また取扱いが容易になる。さらにこのような位置決め部材の支持孔から外部に臨む部分には、ねじ孔が形成されており、外ねじが刻設されたねじ部を有する部材を連結することができる。したがってこのねじを利用して、作業者が手でまたは工具によって把持することができる部材を取付け、この部材を把持して、位置決め部材を外部に容易に取出すことができる。
【0015】
さらに本発明は、位置決め部材は、斜板の当接部を受けて係止する係止部を有し、係止部には、当接部の当接面と同様の形状である係止面が形成されることを特徴とする。
【0016】
本発明に従えば、斜板の位置決め部材に係止される当接部の当接面と、位置決め部材の斜板を係止する係止部の係止面とは、同様の形状に形成される。これによって斜板と位置決め部材とが面接触で相互に当接した状態で、斜板を位置決めすることができる。
【0017】
さらに本発明は、位置決め部材は、外周面が円筒状に形成されかつケーシングに支持される支持部を有する棒状であって、係止部には、当接部の当接面と同様の形状であり、かつ位置決め部材の軸線からの距離が異なる複数の係止面が形成されることを特徴とする。
【0018】
本発明に従えば、位置決め部材は、ケーシングに支持される支持部の外周面が円筒状に形成されており、軸線まわりのどの位置にあってもケーシングによって支持することができる。このような位置決め部材の係止部には、軸線からの距離が異なる複数の係止面が形成される。これによって位置決め部材に係止される斜板は、係止される係止面によって、異なる角度で位置決めされる。したがって位置決め部材をその軸線まわりに回動させて、斜板を係止する係止面を変更するだけで、斜板の角度を変更することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態の液圧モータ10を示す断面図である。液圧モータ10は、作動流体の力を回転力に変換して出力する斜板形液圧モータであって、たとえば産業機械および建設機械などに設けられ、これら機械を駆動するために用いられる。この液圧モータ10は、基本的に、シリンダブロック12と、複数のピストン13と、複数のシュー14と、斜板15とを含み、これらは液圧モータ10が備えるケーシング16に収納されている。また液圧モータ10は、さらに回転軸17を含み、この回転軸17は、軸線方向一端部18がケーシング16から部分的に突出した状態で、複数のベアリング19を介してケーシング16に、その軸線と一致する回転軸線L10まわりに回転自在に支持されている。
【0020】
シリンダブロック12は、回転軸17が同軸に挿通され、たとえばスプラインによって相互の回転が阻止された状態で、回転軸17に設けられ、このようにして回転軸線L10まわりに回転自在に設けられる。またシリンダブロック12には、複数、本実施の形態では9つのピストン室27が、周方向に等しい間隔をあけて形成され、さらに各ピストン室27に個別に連なるシリンダポート28が、周方向に等しい間隔をあけて形成される。各ピストン室27は、回転軸線L10と平行な軸線を有し、シリンダブロック12の軸線方向一端部で開口する。各シリンダポート28は、シリンダブロック12の軸線方向他端部で開口する。
【0021】
液圧モータ10は、ケーシング16内でケーシング16に固定される弁板20をさらに備えている。弁板20には、供給ポート21(図1には理解を容易にするために周方向に位置をずらして示す)が形成され、ケーシング16に形成される供給通路22を介して供給源に接続される。供給源は、たとえばポンプおよびタンクからなってもよい。また弁板20には、排出ポートが形成され、ケーシング16に形成される排出通路を介して排出場所に接続される。排出場所は、たとえば供給源が有するタンクによって実現されてもよい。シリンダブロック12は、相互間のシールを達成して、軸線方向他端部が弁板20に摺動自在に当接する状態で設けられ、シリンダブロック12の角度位置に応じて、各シリンダポート28が、供給ポート21および排出ポートのいずれか一方に接続される。
【0022】
各ピストン13は、大略的に円柱状であり、シリンダブロック12の各ピストン室27に、相互間のシールを達成した状態で部分的にそれぞれ嵌まり込んで収納され、油圧室31を形成する。また各ピストン13は、軸線に沿った伸長方向および縮退方向に変位自在に設けられ、このピストン13の変位によって、各油圧室31の容積がそれぞれ変化する。また各ピストン13のピストン室27から突出する側の軸線方向一端部33は、外表面が球面状に形成されている。
【0023】
各シュー14は、その軸線方向一端部に軸線に垂直な当接面34が形成されるフランジ部35を有するとともに、軸線方向他端部で開口する嵌合凹所36が形成される。各シュー24の嵌合凹所36に臨む内表面は、球面状に形成され、この嵌合凹所36に軸線方向一端部33を嵌合させて、各シュー14は、嵌合凹所36および前記一端部33の中心を回動中心として、直交3軸まわりに単独および組合わせて回動自在に、ピストン13に連結される。
【0024】
斜板15は、シリンダブロック12の軸線方向一端部側に設けられ、各ピストン13の軸線方向一端部33を支持、本実施の形態では間接的に支持するための支持面であって、各シュー14の当接面を受けて支持する平坦な支持面37を有する。この斜板15は、支持面37と反対側の表面部に球形状の凹所が形成されており、ケーシング16に装着され、一端が球形状のピボットボール24が斜板の前記凹所に嵌まり込んで、回転軸線L10と垂直な方向に延びる傾転軸線L11まわりに傾転自在に設けられている。この傾転軸L11は、斜板の傾転角によらず、各ピストン13の一端33の中心部により作られる図心を通り、斜板15の支持面37に垂直な直線に対して、上死点側(図の上方)にずれて配置される。
【0025】
この斜板15は、液圧モータ10が備える駆動機構38によって、傾転軸線L11まわりに傾転駆動され、支持面37の回転軸線L10に垂直な平面に対して成す角度が変更される。駆動機構38は、たとえばケーシング16に形成されるプランジャ室に伸長および縮退自在に嵌まり込むプランジャが、斜板に当接するよう形成され、プランジャ室への作動油の供給および排出を制御することによって、斜板を傾転駆動することができる。
【0026】
液圧モータ10は、リテーナガイド40および押さえ部材41を、さらに含む。リテーナガイド40は、回転軸17と同軸に挿通され、ガイド本体とばね受部とを有し、ガイド本体は、たとえばスプラインによって相互の回転が阻止された状態で、回転軸17に設けられ、ばね受部は、軸線方向一端部がガイド本体に当接するように設けられる。ガイド本体は、回転軸線L10上の一点を中心とする球状の案内面を有する。押さえ部材41は、リテーナガイド40の案内面で支持される状態で、案内面を含む球の中心を回動中心として、直交3軸まわりに単独および組合わせて回動自在に、設けられる。この押さえ部材41は、周方向に等しい間隔をあけて勘合孔が形成されており、これら各勘合孔に各シュー14が緩やかに嵌まり込んだ状態で、勘合孔に臨む周縁部でシュー14のフランジ部35を係止して、各シュー14を斜板15の支持面37に向けて押圧する。この状態で、各シュー14は、斜板15の支持面37に沿う方向には、押さえ部材41に対して変位が許容されている。
【0027】
また液圧モータ10は、シリンダブロック12に、周方向に間隔をあけて、ばね部材、たとえば圧縮コイルばね23が保持され、その一端部がリテーナガイドのばね受部に支持されている。この圧縮コイルばね23のばね力がリテーナガイド40に伝達され、これによってリテーナガイド40が、押さえ部材41を上述のように案内および支持した状態で、押さえ部材41を斜板15に向けて押圧し、押さえ部材41が各シュー14を斜板15に押付け、各シュー14が斜板15から浮き上がることが防止される。
【0028】
このような液圧モータ10に、供給源から作動油が供給されると、供給源に接続されるシリンダポート28からピストン27に作動が供給され、そのピストン室に嵌まり込んでいるピストン13が伸長され、これに伴ってシリンダブロック12が回転駆動され、同方向に回転軸17が回転される。この回転軸17の回転をたとえば一端部18から出力して、他の機械などを一方向に駆動することができる。
【0029】
液圧モータ10は、2段階可変容量形のモータであり、斜板15は、回転軸線L10に垂直な平面に対する支持面37の成す角度が小さい小傾転位置50と、回転軸線に垂直な平面に対する支持面の成す角度が大きい大傾転位置51とにわたって、傾転自在に設けられる。図1には、小傾転位置50にある斜板を実線で示し、大傾転位置51にある斜板を仮想線で示す。この斜板15を傾転させることによって、液圧モータ10の容量を変更することができ、液圧モータ10では、斜板15が小傾転位置50にある小容量状態と、斜板15が大傾転位置51にある大容量位置とに選択的に切換えて、用いられる。
【0030】
斜板15には、支持面37と反対側であり、回転軸線L10に関してピボットボールが嵌まり込む凹所と反対側に、平面状である大傾転位置位置決め用の当接面55が形成されている。またケーシング16には、斜板15に臨む部分に、平面状である大傾転位置位置決め用の係止面56が形成されている。したがって斜板15は、大傾転位置位置決め用の当接面55が、大傾転位置位置決め用の係止面56に当接されて、大傾転位置51に正確に位置決めされる。
【0031】
また斜板15には、支持面37と同一側であり、回転軸線L10に関してピボットボールが嵌まり込む凹所と反対側に、平面状である小傾転位置位置決め用の当接面57が形成されている。本実施の形態では、当接面57は、支持面37と面一に形成される。またケーシング16には、位置決め部材60が着脱自在にもうけられる。この位置決め部材60は、小傾転位置50で、斜板15を位置決めするための部材である。斜板15は、小傾転位置位置決め用の当接面57が小傾転位置の位置決め部材60の係止面61に当接されている。
【0032】
図2は、図1の右側から見て一部を切欠いて示す断面図である。図3は、図1の左側から見て斜板15を簡略化して示す断面図である。図4は、1つの態様の位置決め部材60を拡大して示す断面図である。斜板15は、大略的に円板状であって、周方向一箇所に、半径方向外方に突出する略矩形状の凸部65が形成され、この凸部65に小傾転位置位置決め用の当接面57が形成されている。
【0033】
ケーシング16には、斜板15の小傾転位置位置決め用の当接面57が形成される部分である凸部65が傾転軸線L11まわりに傾転できるように凹溝66が形成されている。ケーシング16の凹溝66の両側には、傾転軸線L11と平行な軸線をそれぞれ有する支持孔68および支持凹所69がそれぞれ形成される。支持孔68はケーシング16を貫通して形成され、支持凹所69は凹溝66にだけ開放して形成される。
【0034】
位置決め部材60は、第1および第2の支持部70,71と、係止部72とを有する棒状であって、軸線方向両端部に第1および第2の支持部70,71が形成され、これら第1および第2の支持部70,71間に、係止部72が形成されている。この位置決め部材60は、第1の支持部70が支持孔68に嵌まり込んで支持孔68の周縁部で支持されるとともに、第2の支持部71が支持孔69に嵌まり込んで支持孔69の周縁部で支持され、ケーシング16に安定して支持される。
【0035】
また位置決め部材60は、位置決め部材60の軸線に垂直な平面に投影したとき、ケーシング内に挿入される部分である第2の支持部71および係止部72の外形線に囲まれる領域が、第1の支持部70の外形線に囲まれる領域内に含まれる形状に形成される。具体的には、第1の支持部70は、位置決め部材60の軸線を中心とする円柱状であって、第2の支持部71は、第1の支持部70と同様に、位置決め部材60の軸線を中心とし、かつ同一の外径を有する。また係止部72は、第1および第2の支持部70,71に対して段差を有して小径に形成される。これによって位置決め部材60は、支持孔68を介して、第2の支持部71および係止部72をケーシング16内に挿入し、またケーシング16内から外部に取出すことができる。
【0036】
係止部72は、位置決め部材60の軸線に垂直な断面形状が円形または一部を切欠いた略円形に形成される。係止部72には、一例を挙げれば、たとえば図1に示すように、円周を1個所切欠いて、1つの平面状の係止面61を形成するようにしてもよい。
【0037】
また、必要に応じて図4に示すように円周を3個所切欠いて、第1〜第3の平面状の係止面61〜63を形成することができる。これら第1〜第3の係止面61〜63は、それぞれの垂線が軸線まわりに等角度で配置されるように形成されている。また第1〜第3の係止面61〜63は、位置決め部材60の軸線からの距離D1〜D3がそれぞれ異なるように形成される。本実施の形態では、第1の係止面61の軸線からの距離D1が最も小さく、第3の係止面63の軸線からの距離D3が最も大きく、第2の係止面62の軸線からの距離D2が、第1の係止面61の軸線からの距離D1より大きく、第3の係止面63の軸線からの距離D3よりも小さく形成されている。
【0038】
またケーシング16には、位置決め部材60を所定位置で固定するための固定部材75が設けられる。固定部材75は、棒状であって、たとえば基端部でねじを利用してケーシング16に着脱自在に設けられる。この固定部材75がケーシング16に設けられた状態で、その先端部はケーシング内に突出している。位置決め部材60は、また第1の支持部70に、周方向に間隔をあけて3つの嵌合凹所77,78,79が形成される。固定部材75は、ケーシング16に設けられた状態で、その先端部が位置決め部材60の各嵌合凹所77,78,79のいずれかに嵌合され、これによって位置決め部材60のケーシング外への抜けを防止するとともに、位置決め部材60の軸線まわりの回動を防止することができる。なお、位置決め部材60が図1のような構成である場合、嵌合凹所77を1つだけ形成すればよい。
【0039】
固定部材75が、第1の嵌合凹所77に嵌合された状態では、第1の係止面61が斜板15の当接面57に対向し、当接面57を第1の係止面61に当接させて、斜板15を位置決めすることができる。固定部材75が、第2の嵌合凹所78に嵌合された状態では、第2の係止面62が斜板15の当接面57に対向し、当接面57を第2の係止面62に当接させて、斜板15を位置決めすることができる。固定部材75が、第3の嵌合凹所79に嵌合された状態では、第3の係止面63が斜板15の当接面57に対向し、当接面57を第3の係止面63に当接させて、斜板15を位置決めすることができる。
【0040】
このように位置決め部材60で斜板15を位置決めし、斜板15を小傾転位置に正確に位置決めすることができる。さらに第1〜第3の係止面61〜63が、位置決め部材60の軸線からの距離D1〜D3が異なるので、斜板15を係止する係止面を変更することによって、小傾転位置における斜板の角度を変更することができる。
【0041】
図5は、図4に示す態様の位置決め部材60を簡略化して示す斜視図である。図1〜図4も併せて参照して、位置決め部材60は、ケーシング16の外表面と面一または外表面よりも内方に没入して、本実施の形態では、外表面と面一に設けられる。このような位置決め部材60の支持孔67から外部に臨む部分、したがって第1の支持部70には、内ねじが刻設されるねじ孔80が形成される。これによって位置決め部材60には、外ねじが刻設されるねじ部を有する把持部材であるボルト81を、ねじ孔80が形成される部分にねじ部を螺着して、ボルト81を着脱自在に装着することができる。
【0042】
本実施の形態の液圧モータ10によれば、斜板15は、小傾転位置において位置決め部材60で正確に位置決めされ、この小傾転位置に対応する容量で安定して運転することができる。斜板15を位置決めするこの位置決め部材60は、ケーシング16に着脱自在に設けられており、位置決め部材60を交換することができる。これによって、斜板15を軸線に垂直な平面に対する角度が異なる角度となる状態で支持できる複数の位置決め部材60を準備しておくことによって、この位置決め部材60を交換するだけで、小傾転位置における斜板15の角度を変更し、容量を変更することができる。さらにケーシング16によって、斜板を直接受ける必要がないので、ケーシング16に複雑かつ高精度の加工を施す必要がなく、このような加工のためのスペースなどが不要であり、かつ斜板を組込む際にケーシング16の斜板を受ける部分を避けるために回転軸L10に対して位置決め部材と反対側にケーシングとの隙間を余分に設ける必要もなく、ケーシング16を小形にすることができる。したがって容量変更のためのケーシング16への加工は、位置決め部材60を支持できるようにだけすればよく、この位置決めのための加工が簡略化かつ容易化され、加工コストを低減することができる。このようにコンパクトなケーシング設計が可能となり、モータ全体を小形にできる。
【0043】
また交換用の斜板15を準備しておき、斜板15を交換して容量を変更する場合に比べ、斜板15よりも小さい交換用の位置決め部材60を準備しておくだけでよく、容量の変更に対処することができ、管理が容易になるとともに、その管理費を低減することができる。
【0044】
また位置決め部材60は、第1の支持部70が支持孔68に嵌まり込んだ状態で支持され、ケーシング16に着脱自在に設けることできる。位置決め部材60は、ケーシング内に挿入される第2の支持部71および係止部72の外形が、第1の支持部70の外形よりも小さく形成されている。これによってケーシング内に挿入される第2の支持部71および係止部72は、第1の支持部70が嵌まり込む支持孔68よりも小さく、この支持孔68を通過することができる。支持孔68は、ケーシング16を貫通して形成されており、したがって位置決め部材60は、ケーシング16をはじめ液圧モータ10を分解することなく、ケーシング16の外部から支持孔68を介して内部に挿入することができるとともに、ケーシング16の外部に支持孔68を介して取出すことができる。したがってこのような位置決め部材60の交換を、さらに容易にすることができる。もちろん手間が少なく、短時間での交換が可能である。
【0045】
さらに位置決め部材60の第1および第2の支持部70,71の外周面が円筒状に形成されるので、第1および第2の支持部が嵌まり込む支持孔68および支持凹所69もその内周面が円筒状でよく、ケーシング16に容易にかつ安価に加工して支持孔68および支持凹所69を形成することができる。さらに固定部材75を備えており、第1および第2の支持部70の外周面を円筒状にしても、固定部材75によって、位置決め部材60を所定位置に固定することができる。このように斜板15を位置決めするための構成をより簡単な構成で、したがって簡単な加工で実現することができる。
【0046】
さらに位置決め部材60は、ケーシング16に支持される第1および第2の支持部70,71の外周面が円筒状に形成されており、軸線まわりのどの位置にあってもケーシング16によって支持することができる。このような位置決め部材60の係止部72には、位置決め部材60の軸線からの距離が異なる複数の係止面を形成することができる。これによって位置決め部材60に係止される斜板15は、係止される係止面によって、異なる角度で位置決めされる。したがって位置決め部材60をその軸線まわりに回動させて、斜板15を係止する係止面を変更するだけで、斜板の角度を変更することができる。したがって1つの位置決め部材で、複数の角度で斜板を位置決めすることができ、準備すべき位置決め部材の数を少なくし、管理がさらに容易になるとともに、その管理費をさらに低減することができる。当然製造コストを低減し、低コストのピストン装置を実現することができる。
【0047】
さらに位置決め部材60は、ケーシング16の外表面と面一に設けられ、位置決め部材60がケーシング16から外部に突出していないので、位置決め部材60が邪魔になることない。したがって液圧モータ10の配置上などの制限が少なく、また取扱いが容易になる。さらにこのような位置決め部材60の支持孔68から外部に臨む部分、したがって第1の支持部70には、ねじ孔80が形成されており、外ねじが刻設されたねじ部を有するボルト81を連結することができる。したがって作業者は、手でまたは工具によって把持することができるボルト81を取付け、このボルト81を把持して、位置決め部材60を外部に容易に取出すことができる。このように液圧モータ10の配置上などの制限を少なくし、かつ取扱いを容易にしたうえで、位置決め部材60の外部への取出しを容易にすることができる。
【0048】
さらに斜板15の位置決め部材60に係止される当接部65の当接面57と、位置決め部材60の斜板15を係止する係止部72の第1〜第3の係止面61〜63とは、同様の形状に形成される。これによって斜板15と位置決め部材60とが面接触で相互に当接した状態で、斜板15を位置決めすることができる。これによって圧力を分散させて、斜板15および係止部材60に局所的に大きな圧力が作用することを防ぐことができる。小傾転位置にある場合、斜板15には、各ピストン13に働く作動油の油圧力の合力F1と、ピボットボール24からの反力F2と、駆動機構36のピストンからの押圧力F3とが働くとともに、位置決め部材60から支持力F4が作用する。これら各力F1〜F4の合力が0となることによって斜板15が定位置に配置され、液圧モータ10の安定した回転が得られる。したがって位置決め部材60からの支持力F4は大きくなければならず、逆に位置決め部材60には、大きな押圧力が斜板15から作用する。このような状態で用いられる位置決め部材60であっても、上述のような面接触による係止によって、斜板15および位置決め部材60が部分的にへたりを生じて変形することを防止し、耐久性を高くすることができる。
【0049】
さらに係止部72は、第1および第2の支持部70,71に対して段差を有して小径に形成されており、位置決め部材60の交換時に、係止部72がハウジング16に当接して損傷してしまうことが防がれる。また位置決め部材60の保管中にも、係止部72には、他の部材などが当接しないようにして保管することが可能であり、係止部72の損傷を防ぐことができる。したがって係止部72の損傷による斜板15の係止状態の変化を確実に防ぐことができる。
【0050】
図7は、本発明の実施の他の形態の液圧モータ210を示す断面図である。本実施の形態では、上記位置決め部材60と同様の位置決め部材260は、斜板15を大傾転位置で位置決めするために用いられる。さらに小傾転位置および大傾転位置の両方において、位置決めするように、上記位置決め部材60と併せて2つ用いてもよい。また位置決め部材60は、端部に第1の支持部70を有し、ケーシング16と面一に形成されたけれども、ケーシングから没入してもよい。また逆に、ケーシングから外部に突出してもよく、他の機能を有する部分、たとえば作業者が把持するための部分が設けられていてもよい。
【0051】
上述の各実施の形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内において、構成を変更することができる。たとえば一方向にだけ回転するモータに限らず、正逆両方向に回転するモータであってもよい。また産業機械および建設機械以外の他の機械ならびに車両などに用いてもよい。またピストン室27の数は、例示の9つに限定されることはなく、8以下であってもよいし、10以上であってもよく、もちろん偶数であってもよい。
【0052】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、斜板に比べて小さくかつ加工が容易な位置決め部材を交換するだけで、位置決め部材で位置決めされる傾転位置における斜板の角度を変更し、容量を変更することができる。したがって容量変更のための加工、すなわちケーシングに直接加工を施して支持する場合に比べ、位置決め部材を支持できるようにだけすればよく、この位置決めのための加工が簡略化かつ容易化され、加工コストを低減することができる。また交換用の斜板を準備しておき、斜板を交換して容量を変更する場合に比べ、斜板よりも小さい交換用の位置決め部材を準備しておくだけでよく、容量の変更に対処することができ、管理が容易になるとともに、その管理費を低減することができる。さらにケーシングに複雑かつ高精度の加工を施す必要がなく、ケーシングを小形にすることができ、モータを小形にすることができる。このようにコンパクトなケーシング設計が可能となり、たとえばモータサイズにあった規格フランジを実現することができる。
【0053】
さらに位置決め部材は、ケーシングをはじめピストン装置を分解することなく、ケーシングの外部から支持孔を介して内部に挿入することができるとともに、ケーシングの外部に支持孔を介して取出すことができる。したがってこのような位置決め部材の交換を、さらに容易にすることができる。もちろん手間を少なく、短時間での交換が可能である。
【0054】
請求項2記載の本発明によれば、支持部が嵌まり込む支持孔を円筒状形成すればよく、容易にかつ安価に加工して支持孔を形成することができる。しかも支持部の外周面を円筒状にしても、固定部材によって、位置決め部材を所定位置に固定することができる。このように斜板を位置決めするための構成をより簡単な構成で、したがって簡単な加工で実現することができる。
【0055】
請求項3記載の本発明によれば、位置決め部材がケーシングから外部に突出しないようにして、位置決め部材が邪魔になることを防ぎ、ピストン装置の配置上などの制限を少なく、また取扱いを容易にすることができる。さらにこのような位置決め部材の挿通孔から外部に臨む部分には、作業者が手でまたは工具によって把持することができる部材を取付けることが可能であり、この部材を把持して、位置決め部材を外部に容易に取出すことができる。このようにピストン装置の配置上などの制限を少なくし、かつ取扱いを容易にしたうえで、位置決め部材の外部への取出しを容易にすることができる
請求項4記載の本発明によれば、斜板と位置決め部材とが面接触で相互に当接した状態で、斜板を位置決めすることができるので、面圧を低減させて、斜板および係止部材に局所的に大きな圧力が作用することを防ぐことができる。したがって斜板および位置決め部材が部分的にへたりを生じて変形することを防止し、耐久性を高くすることができる。
【0056】
請求項5記載の本発明によれば、位置決め部材をその軸線まわりに回動させて、斜板を係止する係止面を変更するだけで、斜板の角度を変更することができる。したがって1つの位置決め部材で、複数の角度で斜板を位置決めすることができ、準備すべき位置決め部材の数を少なくし、管理がさらに容易になるとともに、その管理費をさらに低減することができる。当然製造コストを低減し、低コストのピストン装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の液圧モータ10を示す断面図である。
【図2】図1の右側から見て一部を切り欠いて液圧モータ10を示す断面図である。
【図3】図1の左側から見て斜板15を簡略化して示す断面図である。
【図4】本発明における位置決め部材60の1つの態様を拡大して示す断面図である。
【図5】図4に示す位置決め部材60を簡略化して示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の他の形態の液圧モータ210を示す断面図である。
【図7】従来の技術の液圧モータの斜板1を示す断面図である。
【図8】従来の技術の液圧モータの斜板1を示す断面図である。
【符号の説明】
10,210 液圧モータ
12 シリンダブロック
13 ピストン
14 シュー
15 斜板
16 ケーシング
17 回転軸
20 弁板
60,260 位置決め部材
57 当接面
61〜63 係止面
65 当接部
67 支持孔
68 支持凹所
70,71 支持部
72 係止部
75 固定部材
76〜79 嵌合凹所
80 ねじ孔
81 ボルト
L10 回転軸線
L11 傾転軸線

Claims (5)

  1. ケーシングと、
    回転軸線まわりに回転自在にケーシングに支持され、ピストン室が形成されるシリンダブロックと、
    ピストン室に伸長方向および縮退方向に変位自在に嵌まり込み、シリンダブロックの回転に伴って、伸長方向および縮退方向に往復変位するピストンと、
    ピストンのピストン室から突出する端部を支持するための支持面を有し、回転軸線に垂直な平面に対する支持面の成す角度が小さい小傾転位置と、回転軸線に垂直な平面に対する支持面の成す角度が大きい大傾転位置とにわたって、傾転自在に設けられる斜板と、
    ケーシングに着脱自在に設けられ、小傾転位置および大傾転位置の少なくともいずれか一方で、斜板を位置決めする位置決め部材とを含み、
    位置決め部材は、支持部を有する棒状であって、ケーシングを貫通して形成される支持孔に支持部が嵌まり込んだ状態で支持され、位置決め部材の軸線に垂直な平面に投影したとき、ケーシング内に挿入される部分の外形線に囲まれる領域が支持部の外形線に囲まれる領域内に含まれる形状に形成されることを特徴とする液圧モータ。
  2. 支持部は、外周面が円筒状に形成され、
    位置決め部材を所定位置で固定するための固定部材を有することを特徴とする請求項1記載の液圧モータ。
  3. 位置決め部材は、ケーシングの外表面と面一または外表面よりも内方に没入して設けられ、支持孔から外部に臨む部分に内ねじが刻設されるねじ孔が形成されることを特徴とする請求項1または2記載の液圧モータ。
  4. 位置決め部材は、斜板の当接部を受けて係止する係止部を有し、係止部には、当接部の当接面と同様の形状である係止面が形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液圧モータ。
  5. 位置決め部材は、外周面が円筒状に形成されかつケーシングに支持される支持部を有する棒状であって、係止部には、当接部の当接面と同様の形状であり、かつ位置決め部材の軸線からの距離が異なる複数の係止面が形成されることを特徴とする請求項4記載の液圧モータ。
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