JP4348699B2 - 斜板センタリング保持機構 - Google Patents

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Description

本発明は、回転機構と、傾動可能なカム部材と、回転機構の容量を変化させる斜板とを有するタイプの可変容量形油圧ポンプに関し、特に、そのようなポンプの斜板センタリング保持機構に関するものである。より具体的には、本発明は、センタリング部分が調整可能であるそのような機構に関するものである。
本発明を利用することができるタイプの油圧ポンプは、様々なタイプの回転機構を含んでいるが、本発明は、「斜板式アキシャルピストン」タイプ、すなわち、複数のシリンダを形成する回転シリンダバレルを含み、各シリンダ内でピストンが往復運動し、各シリンダが互いに平行かつ入力軸の回転軸に平行な機構を回転させるポンプに使用される場合に特に有利である。このため、本発明は、そのような斜板式アキシャルピストンポンプに関連して説明される。
本発明は、様々なタイプの斜板構造に使用することができるが、特許文献1に記述されているような「斜板及びクレードル」タイプのポンプに利用することが非常に好ましく、この特許は、本発明の譲受人に譲渡されており、その内容は本説明に含まれる。このため、本発明は、斜板及びクレードルタイプの斜板を有するアキシャルピストンポンプに関連して説明される。
米国特許第6068451号明細書
(斜板の傾斜角度の変化による)アキシャルピストンポンプの容量の変化は、適当な油圧サーボ機構又は手動入力の類のいずれかによって達成される。従来、油圧サーボ機構の手段によって容量の変化が達成される場合、サーボ機構自体が適当なセンタリング装置、すなわち、サーボ及び間接的には斜板も、そのニュートラル(ゼロ変位)位置へ向って付勢する装置を含んでいることが一般的な実例であった。しかしながら、その後、油圧サーボ機構からセンタリンク装置(ばね)を省略し、代りに、ポンプ室の中に斜板センタリング保持機構を配置することが、より一般的になった。サーボ機構に関連するセンタリング機構とは異なり、斜板センタリング保持機構は、斜板がこれに隣接するクレードル(ベアリング)表面に向って付勢され、かつ、これに保持されることによって、センタリング機能(斜板のゼロ変位)及び「保持」機能の両方を達成する。
様々なセンタリング保持装置が当業者によって設計されているが、あいにく、従来技術のセンタリング保持装置の多くは、複雑で高価であり、組立又はニュートラルの調整が困難であったり、あるいは、付勢ばねに望ましくない横荷重がかかる等の他の作動上の不具合を含んでいた。
そのような従来技術のセンタリング保持機構及び商業的に広く利用されているものの例は、特許文献2に示されている。特許文献2の装置では、センタリング機構の調整は、ポンプの組立時に、ポンプハウジングに形成された内ねじの中に受入れられる比較的大きな外ねじ付プレート部材の回転調整によって実行される。これらのハウジング及びプレートに形成された内ねじ及び外ねじは、それぞれ相当にポンプ全体の機械加工及び製造コストを追加する。更に、ねじ結合のみによってポンプハウジングに装着された回転プレートは、軽負荷状態において、共振ノイズの発生源となり、実際に発生される騒音が増大することが観察されている。
米国特許第4584926号明細書
また、特許文献2の機構に関連して、一旦、この装置が絶対的なニュートラル(ゼロ変位)に調整されると、ばね受けは、もはや、ポンプの回転軸に完全に垂直ではないことが観察されている。当業者には、ばね受けの完全な垂直の欠如は、機構の付勢ばねに横荷重をかけてばねの寿命を減少させることが分かっている。また、当業者には、特許文献2の機構の性能は、その機構とポンプハウジングとの間についてと同様、その機構の内部の機械的結合の様々な部分の間の公差を極端に緊密に維持することに非常に依存することが分っている。
したがって、本発明の一つの目的は、振動及び騒音あるいは付勢ばねにかかる横荷重等のポンプ作動におけるいかなる不具合をも生じることなく、その機構を絶対的なニュートラル(ゼロポンプ容量)に調整するタイプの改良された斜板センタリング保持機構を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、上述の目的を達成し、かつ、実質的に絶対的なニュートラル(ゼロポンプ容量)を確実に達成する能力を失うことなく、様々な部品の間の製造及び組立公差を比較的低くすることができる改良された斜板センタリング保持機構を提供することである。
本発明の上記及び他の目的は、室を形成するハウジングと、回転軸と、前記回転軸の回りに回転するように配置され、複数のボアを形成して該ボア内で軸方向に移動可能な複数のピストンを有するシリンダバレルとを備えた可変容量形アキシャルピストンポンプユニットのための改良された斜板センタリング保持機構の提供によって達成される。このユニットは、前記回転軸に垂直な横軸に対して傾動可能なカム部材を含み、また、各ピストンに連動する斜板を含み、この斜板は、前記カム部材が、前記斜板が前記回転軸に垂直となるニュートラル位置から変位位置に変位したとき、前記シリンダバレルの回転に応答して前記ピストンを往復運動させる。この斜板センタリング保持機構は、前記カム部材をクレードル表面に向って軸方向に、また、ニュートラル位置に向って回動方向に付勢する。
本発明に係る改良された機構は、一対のアームを備え、各アームは、その軸方向一端部に、前記回転軸の一側で前記ハウジングに固定されたピボット位置を形成し、また、その軸方向他端部に、前記斜板がニュートラル位置にあるとき、前記回転軸の他側で前記斜板に係合する斜板係合部分を形成していることを特徴とする。連結手段が前記一対のアームを連結し、これにより、前記一対のアームは、はさみ式の運動で前記ピボット位置の回りに回動することができる。付勢手段は、前記一対のアームの斜板係合部分を斜板に向かって付勢し、これにより、前記カム部材を傾動させる入力なしで、前記斜板が両方の斜板係合部分に係合してニュートラル位置となる。
図面を参照して、これらの図面は本発明の限定を意図するものではなく、図1は、本発明が利用できるタイプの全体として符号11で示される可変容量形アキシャルピストンポンプを示している。このポンプ11は、ポンプ要素13及び流体圧作動サーボアセンブリ15の2つの主要部分からなる。本発明は、ここに示される特定のタイプのポンプ要素13を必要とするわけではなく、また、ポンプ11の作動のために流体圧タイプのサーボアセンブリが必要なわけではないことが分かるはずである。
ポンプ要素13は、内部キャビティ、すなわち、室21を形成するポンプハウジング19を含む。当業者には公知のように、図1において、入力軸23は、その左端からキャビティ21内へ延び、そして、ポートハウジング25の開口を通って右側へ延びている(図2参照)。ポートハウジング25は、バックプレート又はエンドキャップとも言われる。以下の説明及び添付の特許請求の範囲において用いられるように、「ハウジング」という用語は、ポンプハウジング19とポートハウジング25とが協働して内部キャビティ、すなわち、室21を形成するという観点から、ポンプハウジング19及びポートハウジング25の両方、あるいは、これらのいずれかを個々に、意味し、含むものとする。
内部キャビティ(室)21内において、入力軸23の周りには、シリンダバレル29が配置されており、このシリンダバレル29は、入力軸23に、これと共転するようにスプライン結合されている。この回転可能なシリンダバレル29は、複数のシリンダボア31を形成しており、各シリンダボア31内には、往復運動するピストン33が配置されている。各ピストン33は、略球形のヘッド34を含み、これらのヘッド34は、ピストンシュー35(「スリッパー」とも言われる)内に受入れられている。ピストンシュー35は、当業者に一般的に公知の方法で、斜板37に接触して保持されている。「斜板37」という用語は、主にカム部材39の平坦面を示し、この斜板37は、ピストンシュー35が結合される表面を有している。一般的に、カム部材39は、カムサポートすなわち「クレードル」41に取付けられており、ポンプ技術において一般的であるように、カム部材39は、適当なベアリング(ここでは符号を参照しない)によってクレードル41に支持されている。
図1において、カム部材39及び斜板37はニュートラル位置に示されており、カム部材39のニュートラル位置からいずれかの方向への移動は、シリンダバレル29の回転によってポンプ要素13からの加圧流体に出力流れを生じさせるピストン33のストロークを変化させることになる。ポンプの運転中、斜板37が幾分傾斜されることによって、ハウジング19とシリンダ31とが協働して、一対の圧力流体通路を形成し、これらの通路の一方は、ポンプの吸込(入口)側で、他方は、ポンプの吐出(出口)側である。
流体圧作動サーボアセンブリ15は、例示に過ぎないが、本実施形態においては、ポンプハウジング19に適当に取付けられた分離サーボハウジング43を有している。このサーボハウジング43は、サーボシリンダ45を形成し、サーボシリンダ45内にサーボピストン47が軸方向に変位可能に設けられ、ピストン47は、図1においては斜板37のニュートラル位置に対応して、そのニュートラル位置に示されている。サーボピストン47は、環状溝49を形成しており、環状溝49は、サーボピストンフォロワ51の前端部を受入れている。このフォロワ51は、フォロワピン53によってカム部材39に取付けられており、フォロワピン53は、カム部材39の回動軸からオフセットされている。これにより、サーボピストン47が図1において下方へ移動すると、サーボピストンフォロワ51が下方へ移動して、カム部材39が図1に示されるニュートラル位置から、(入力軸23の回転軸に垂直な図示しない横方向「軸」回りに)反時計方向に、変位位置すなわち「作動」位置に回動する。ポンプ11及び特にサーボアセンブリ15の構造及び作動については、本説明に含まれる上述の特許文献1を読んで理解することによって、更に理解することができる。
図3と関連して、図2を参照すると、全体として符号55で示される本発明の斜板センタリング保持機構が記載されており、図2は、全体の配置及びアキシャルピストンポンプ11に対する本機構55の位置関係を容易に理解することを主な目的とすることが分かる。この機構55は、ばね受バー57(図2及び図7参照)を含み、このばね受バー57(ばね受部材)は、好ましくはこれと一体形成される一対のばね受59及び61(第1及び第2受部)を含む。ばね受59には、圧縮ばね63が係合され、ばね受61には、圧縮ばね65が係合されている。好ましくは、圧縮ばね63及び65は、(弛緩状態における)全長、直径、ばね定数等の全ての特性が同一である。図2に最もよく示されるように、ばね63及び65のばね受バー57とは反対側の端部は、室21の端部壁に支持されており、この端部壁は、本実施形態ではポートハウジング25によって形成されている。
この機構55は、一対のレベリングアーム67及び69(アーム)を含む。レベリングアーム67は、レベリングアーム67の「上」端(図3における)に挿通された保持ピン71(ピボット位置)を有し、保持ピン71は、ポンプハウジング19に対して固定されており、これにより、レベリングアーム67は、ポンプハウジング19に対して保持ピン71の回りを回動することができる。同様に、レベリングアーム69は、その上端部に挿通された保持ピン73(ピボット位置)を有し、保持ピン73は、ポンプハウジング19に対して固定されており、これにより、レベリングアーム69は、ポンプハウジング19に対して保持ピン73の回りを回動することができる。
図3及び図4に最もよく示されるように、レベリングアーム67及び69は、一対の細長いスロット75及び77をそれぞれ形成しており、これらのスロット75、77は、互いに重なって、すなわち「交差」している。重なったスロット77、75には、シザーピン79が挿通され、このシザーピン79は、レベリングアーム67及び69の相対位置の結合又は固定を補助するように働くことから、以下の説明及び添付の特許請求の範囲において「連結手段」とも言う。好ましくは、細長いスロット75、77及びシザーピン79の間に、それぞれスライダブロック75B及び77B(図5にのみ示す)が配置されており、これらのスライダブロック75B及び77Bは、主に応力の軽減を目的としている。「背景技術」において説明したように、本発明の一つの利点は、機構55の様々な関連部品間の公差が、ニュートラルの正確な調整のために極度に緊密に保持される必要がないことである。
シザーピン79は、案内板81(図6も参照)に固定され、この案内板81は、下部U字形開口83及び上部U字形開口85を形成している(図7参照)。ここで言われる「上部」及び「下部」は、図3乃至図8に関連した記載を意味するだけで、本発明の技術的範囲について、いかなる限定をもするものではない点に注意すべきである。下部開口83内には、ピボットピン87が配置され、このピボットピン87は、ポンプハウジング19(図5の下部に参照される)に対して固定されており、これにより、案内板81の下端部は、「固定された」ピボット点、すなわち、ピボットピン87の軸回りに回動することになる。上部U字形開口85内及びこれに隣接して、全体として符号89で示される調整アセンブリが配置されている。本実施形態において、例示に過ぎないが、調整アセンブリ89は、ポンプハウジング19の開口の中に回転可能に配置された回転部分91を含んでいる。
また、調整アセンブリ89は、偏心部分93(図6参照)を含み、この偏心部分93は、回転部分91に共転するように固定されているが、図6に概略的に示されるように、回転部分91に対して偏心取付けされている。偏心部分93は、上部U字形開口85内に受入れられており、これにより、調整機構89の回転、例えば(図6に示されるように)時計方向の回転によって、偏心部分93が(図6に示されるように)時計方向に回転し、その結果、案内板81がピボットピン87の軸回りに時計方向に僅かに回動する。図6に示される矢印は、本機構の作動の理解を容易にするものであり、その長さは、偏心部分93又は案内板81のいずれの移動量を表すものでもないことが分かる。
再び図7に関連して主に図3を参照して、レベリングアーム67は、斜板係合端部95(斜板係合部分)を含み、同様に、レベリングアーム69は、斜板係合端部97(斜板係合部分)を含んでいる。斜板係合端部95及び97は、「斜板係合」という用語で認識されているが、図8に最もよく示されるように、斜板係合端部95及び97は、好ましくは、ばね受バー57に常時係合した状態を維持する点に注意すべきである。より具体的には、斜板係合端部95及び97は、ばね受バー57の下面に係合した状態を維持し、更に具体的には、本実施形態との関係においては、斜板係合端部95及び97は、それぞればね受59及び61の下面に係合した状態を維持する。
主に図3、4、7及び8を参照して、「シザー」という用語は、前の説明において、レベリングアーム67及び69の細長いスロット75及び77(スライダブロック75B及び77B)に挿通されるピン79を示すのに使用されたことに注目すべきである。図3及び図4にのみ示されるように、斜板37を有する(形成する)カム部材39は、入力軸23を挿通する中央開口99を形成し、この中央開口99は、入力軸23に対して充分に大きく、入力軸23に接触したり、入力軸の回転を阻害することなく、カム部材39の傾動を可能にしている。
図7及び図8において、入力軸23の回転軸Aを含む平面が示され、カム部材39が図3に示すニュートラル位置にあるとき、回転軸Aは、中央開口99の中心と一致することが分かる。図3及び図4に最もよく示されるように、レベリングアーム67及び69は、シザーピンと共に、略「はさみ」構造で機能するが、これとは相違点を有しており、この相違点は、当業者が本明細書を読んで理解することによって明らかになる。これにより、レベリングアーム67及び69は、(略一対のはさみのように)シザーピン79の軸で互いに固定されておらず、その代わりに、前に説明したように、各レベリングアーム67及び69は、ポンプハウジング19に対して、それぞれの保持ピン71、73の回りで回動する。しかしながら、本発明の重要な特徴によれば、本発明の「はさみ」構造は、レベリングアーム67及び69が、常時、シザーピン79の軸に対して互いに対称の関係を維持するようにする。
図7及び図8と関連して図3及び図4を参照すると、各レベリングアーム67及び69について、回転軸Aの一側にピボット位置(保持ピン71又は73)があり、斜板係合端部(95又は97)は、そのレベリングアームの軸方向反対側で、その軸支持位置に対して回転軸Aの反対側に配置されている。換言すると、保持ピン71(レベリングアーム67に関連する)及びレベリングアーム69の斜板係合端部97は、回転軸Aの一側に配置されているのに対して、保持ピン73(レベリングアーム69に関連する)及びレベリングアーム67の斜板係合端部95は、回転軸Aの他側に配置されている。
斜板37が、図3及び図7に示されるように、そのニュートラル位置にあるとき、圧縮ばね63及び65は、ばね受バー57を「下方へ」(図3及び図7に参照されるように)付勢し、これにより、両方の斜板係合端部95及び97を斜板37に係合させるように付勢して、カム部材39を確実に絶対的なニュートラル位置(ゼロ変位)にする。換言すると、ばね63及び65の付勢力に打勝つのに充分なカム部材39への入力運動の類を用いることなく、ニュートラルが達成される。
主に図4及び図8を参照して、カム部材39に入力が付与されることにより、カム部材39が変位された作動位置に傾動し、その結果、カム部材の一側又は一部が「持上り」(図4及び図8参照)、斜板係合端部95を上方に付勢し、次いで、斜板係合端部95がばね受バー57を上方に付勢する。しかしながら、本発明の一つの重要な特徴である略はさみ式の構造の作動により、斜板係合端部95は、図8の上方に付勢されると、その保持ピン71の回りを回動し、そのレベリングアーム67の回動運動がシザーピン79を上方に移動させる。そのシザーピン79の上方への移動は、次いで、レベリングアーム69をその保持ピン73の回りに回動させる。その結果、レベリングアーム69の斜板係合端部97は、斜板係合端部95がなされたようにカム部材39によって上方へ付勢されなくても、斜板係合端部95に対応する垂直位置に位置決めされることになる。
保持ピン71及び73は、ここでは、ポンプハウジング19に対して「固定」されているように記述されているが、本発明の技術的範囲内において、所与の適当な点に固定されさえすればよいことが理解されるはずである。しかしながら、本発明の技術的範囲内において、保持ピン71及び73の位置は、可能ならば機構55の全体的な調整可能性の一部として、移動可能すなわち調整可能である。この場合、保持ピン71及び73は、好ましくは、上述したように機構55の全体の対称性を維持するために、保持ピン71及び73の軸間の距離を一定に維持する方法で調整される。
本発明は、以上に詳細に説明されているが、本明細書を読んで理解することにより、当業者には、本発明の様々な変形及び修正が明らかになると思われる。そのような変形及び修正は、添付の特許請求の範囲内に帰着する限り、本発明に含まれるものとする。
本発明を有利に適用することができるタイプの斜板式可変容量形アキシャルピストンポンプを破断して概略的に示す軸方向縦断面図である。 本発明に係る斜板センタリング保持機構を含む図1に概略的に示された一般的なタイプのアキシャルピストンポンプを示す一部を破断し、一部を外部平面視した軸方向断面図である。 斜板がニュートラル位置にある本発明に係るセンタリング保持機構を拡大して示す斜視図である。 斜板がそのニュートラル位置から変位された作動位置に傾動された本発明に係るセンタリング保持機構を拡大して示す斜視図である。 本発明に係るセンタリング保持機構の特定の特徴を示す図2の平面に垂直な平面上の軸方向断面を破断して拡大したポンプハウジングとの関係を含む図である。 本発明のための調整機構を示す図5の軸方向断面を通る横断面を破断して拡大して示す概略図である。 図3の略反対側から見たニュートラル位置にある本発明に係るセンタリング及び保持機構を簡略化した概略図である。 図4の略反対側から見た変位位置にある本発明に係るセンタリング及び保持機構を簡略化した概略図である。
符号の説明
11 可変容量形アキシャルピストンポンプ、19 ポンプハウジング、21 室、29 シリンダバレル、31 ボア、33 ピストン、37 斜板、39 カム部材、41 クレードル、55 斜板センタリング保持機構、57 ばね受バー(ばね受部材)、59、61 ばね受(第1受部及び第2受部)63、65 圧縮ばね(第1圧縮ばね、第2圧縮ばね)、67、69 レベリングアーム(アーム)、71、73 保持ピン(ピボット位置)、95、97 斜板係合端部(斜板係合部分)

Claims (6)

  1. 室(21)を形成するハウジング(19)と、回転軸(A)と、前記回転軸の回りに回転するように配置され、複数のボア(31)を形成して該ボアの中で軸方向に移動可能な複数のピストン(33)を有するシリンダバレル(29)と、前記回転軸(A)に垂直な横軸回りに傾動可能で、前記ピストンのそれぞれと連動する斜板(37)を有し、前記斜板(37)が前記回転軸(A)と垂直になるニュートラル位置から変位位置に変位されたとき、前記シリンダバレル(29)の回転に応答して前記ピストンを往復運動させるカム部材(39)とを備えた可変容量形アキシャルピストンユニット(11)に使用され、前記カム部材(39)をクレードル表面(41)に向って軸方向に、また、ニュートラル位置に向って傾動方向に前記付勢する斜板センタリング保持機構(55)において、
    (a)それぞれが軸方向一端部にピボット位置(71、73)を形成し、該ピボット位置が前記回転軸(A)の一側で前記ハウジング(19)に対して固定され、また、軸方向他端部に、前記斜板(37)が前記ニュートラル位置にあるとき、前記回転軸(A)の他側で前記斜板(37)に係合する斜板係合部分(95、97)を形成する一対のアーム(67、69)と、
    (b)前記一対のアーム(67、69)に連結され、これにより、前記一対のアームをはさみ式の運動で前記ピボット位置(71、73)の回りに回動可能とする連結手段(79)と、
    (c)前記アーム(67、69)の斜板係合部分(95、97)を前記斜板に向って付勢し、これにより、前記カム部材(39)を傾動させるための入力なしで、前記斜板を両方の前記斜板係合部分(95、97)に係合して前記ニュートラル位置とする付勢手段(63、65)とを備えていることを特徴とする斜板センタリング保持機構。
  2. 前記クレードル表面(41)は、ベアリング手段を備え、前記カム部材(39)は、カム−クレードルタイプであることを特徴とする請求項1に記載の斜板センタリング保持機構。
  3. 当該機構は、前記ハウジング(19)によって形成される室(21)の中に配置され、かつ、前記斜板(37)の横方向の一端部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の斜板センタリング保持機構。
  4. 前記付勢手段(63、65)は、前記回転軸(A)に略垂直に向けられたばね受部材(57)を含み、前記一対のアームは、略同一であり、前記一対のアームの各斜板係合部分(95、97)は、前記斜板(37)が前記ニュートラル位置にあるとき、前記斜板(37)及び前記ばね受部材(57)の両方に係合することを特徴とする請求項1に記載の斜板センタリング保持機構。
  5. 前記一対のアーム(67、69)の各斜板係合部分(95、97)は、前記斜板(37)が前記変位位置にあるとき、前記ばね受部材(57)との係合を維持することを特徴とする請求項4に記載の斜板センタリング保持機構。
  6. 前記ばね受部材(57)は、前記回転軸(A)に対して反対側に対称に配置される第1受部(59)と第2受部(61)とを形成し、前記付勢手段は、前記第1受部(59)及び第2受部(61)にそれぞれ着座する略同一の第1圧縮ばね(63)及び第2圧縮ばね(65)を含むことを特徴とする請求項4に記載の斜板センタリング保持機構。
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