JP3601033B2 - トラクタの操向車輪伝動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、トラクタの操向車輪を伝動する操向車輪伝動装置に関する。
【0002】
【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】
トラクタの前後輪駆動(4WD)と後輪駆動(2WD)との切替は、ミッションケ−スにおける変速伝動装置から操向車輪への伝動系路中に設けられる4WDクラッチの入り切りによって行われる。このためミッションケ−ス内が煩雑化し、大形化となり易い。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、左右一対の操向車輪1を軸装するアクスルハウジング2にはメインデフ装置3を設けて左右のデフ軸4を伝動し、アクスルハウジング2の左右いずれか一側のファイナルケ−ス5部にはデフロック機構6を有し、又はデフブレ−キ41を制動可能のサブデフ装置7を設けて、該操向車輪1へ伝動するように設けてなるトラクタの操向車輪伝動装置の構成とする。
【0004】
【作用、および発明の効果】
メインデフ装置3から左右方向に突出するデフ軸4の回転動力はベベルギヤ27、26、サブデフ装置7、キングピン軸23下端のベベルギヤ32、及びこのベベルギヤ32に噛み合う操向ケース21側のベベルギヤ33を順次介して操向車輪1に伝達される
【0005】
上記サブデフ装置7は、デフロック機構6のロック作用が行われると、デフ軸4から操向車輪1への連動が行われることとなって4WDとなり、又、デフロック伝動が行われず2WDとなる。
【0006】
この発明は以上のようにファイナルケース5内にサブデフ装置7とデフロック機構6を設け、操向ケース21側の回動を利用して前記デフロック機構6を作動させたり非作動状態に切り替えるようにしたので連動構成が簡単で、連動による自動化も容易になる。
【0007】
【実施例】
図1,図2において、トラクタは、エンジンEを直結するミッションケ−ス8を前部に位置して、このミッションケ−ス8から左右両側方に突出する車軸9に駆動車輪10を設け、変速装置及びデフ装置を経て車軸9を伝動する。このミッションケ−ス8の後側に伝動軸11を後方の操向車輪1へ連動するように設け、ミッションケ−ス8内の変速装置を経て駆動車輪10とほぼ同周速になるように連動構成している。
【0008】
操向車輪1は、後側に配置され、操縦席12前方のステアリングハンドル13によって操向連動できる。アクスルハウジング2は、エンジンEボディの後側に一体のアクスルブラケット14に対してセンタ−ピボット15でロリング自在に支架され、前記伝動軸11はこのセンタ−ピボット15の軸芯を通してアクスルハウジング2内にのぞみ、内部のベベルギヤ16を回転する。
【0009】
このアクスルハウジング2の左右中央部には、デフ装置3をベアリング17で軸装し、このデフ装置3のデフケ−ス18部から一側へ伸びるデフケ−ス軸19に、前記ベベルギヤ16と噛合のベベルギヤ20を設け、伝動軸11からこれらベベルギヤ16,20、デフケ−ス18等を経てデフ装置3へ伝動して、このアクスルハウジング2の左右両側方のデフ軸4を差動伝動する構成である。
【0010】
アクスルハウジング2の左右両側端にはファイナルケ−ス5が設けられ、このファイナルケ−ス5内の伝動機構を経て、この外側の操向ケ−ス21に軸装せる操向車輪1の車軸22を伝動する構成としている。
この操向ケ−ス21は、ファイナルケ−ス5に対して上下方向のキングピン軸23の回りに回動自在で、操向ア−ム24の連動によって操向される。
【0011】
左右いずれか一側のファイナルケ−ス5には、デフロック機構6を有したサブデフ装置7を設け、操向車輪1の操向操作角によってデフロック機構6のロックとロック解除とが自動的に切替えられるように連動構成されている。サブデフ装置7は、前記メインデフ装置3と同様のデフギヤ機構からなり、キングピン軸23上に設けられ、このデフケ−ス25の上端部にはベベルギヤ26があって、前記デフ軸4端のベベルギヤ27と噛合し、このデフケ−ス25等はファイナルケ−ス5に対してベアリング28によって軸受される。
【0012】
デフロック機構6は、このデフケ−ス25の端部と、キングピン軸23の下部に軸方向へ摺動自在にスプライン嵌合されたデフロックメタル29の上端部との間に噛合歯形態に設けられ、ファイナルケ−ス5の外側にシフタ−ア−ム30を突出させるシフタ−31によって操作連動し、デフロックメタル29を上動してデフケ−ス25側に噛合すると、これらデフケ−ス25とキングピン軸23とが一体となってデフロックされる。従って、ベベルギヤ27の駆動は、ベベルギヤ26、デフケ−ス25、デフロックメタル29、キングピン軸29と伝動されて、この下端部のベベルギヤ32から操向ケ−ス21内のベベルギヤ33、及び車軸22を経て操向車輪1を駆動する。
【0013】
又、シフタア−ム30によって、デフロックメタル29を下動して、デフケ−ス25の噛合を外すことによって、これらデフケ−ス25とキングピン軸23との間の伝動は切れるから、ベベルギヤ27が回転されても操向車輪1は駆動されない。このときデフケ−ス25は回転自在であるから、メインデフ装置3を介する左右のデフ軸4も回転自在となり、左右の操向車輪1の駆動は行われない状態となる。
【0014】
操向車輪1を操向しない直進状態のときは、一般に4WD走行し、旋回操向時には2WD走行に切替えることが多い。このためには、前記シフタア−ム30を操向ケ−ス21と一体的に操向回動できる構成とし、ファイナルケ−ス5のキングピン軸23芯回りに形成したカム34に、このシフタア−ム30先端のロ−ラ35を摺接させて、操向ケ−ス21の操向角が一定以上になって旋回状態になったとき、このシフタア−ム30をばね36によって回動させて、デフロック機構6を自動的に解除させるようにしている。直進状態では、シフタア−ム30がカム34によってばね36に抗して開かれて、デフロック機構6がロック状態となる。但し、このときメインデフ装置3の差動は働いている。
【0015】
37は前部装着のモ−ア、38はこのモ−ア37を連結する連結リンクである。図3、図4において、上例と異なる点は、前記サブデフ装置7のデフ軸39と、ファイナルケ−ス21との間に、摩擦ブレ−キディスク40によるデフブレ−キ41を設け、このデフブレ−キ41を制動することによって、前記キングピン軸23の回転を増速することができ、このデフ軸39をロックすると左右両側の操向車輪1が共に倍の速度で回転伝動される。従って、旋回操向時等では、このデフブレ−キ41を連動制動することによって旋回が容易に行われる。
【0016】
デフ軸39は、キングピン軸23と同軸芯線上にあって、ファイナルケ−ス21上端に突出して、ブレ−キケ−ス42内で、ブレ−キディスク40の一部を有し、ブレ−キケ−ス42に設けられたブレ−キカム43を、ブレ−キア−ム44による操作で、固定側のブレ−キディスク40に押圧することによって、デフ軸39の回転を制動及び固定しうる。
【0017】
前記ブレ−キア−ム44は、ブレ−キケ−ス42に対してア−ム軸45の回り回動自在であるが、操向ケ−ス21の上端部には前後両側部にストッパ−46がばね47によって突出され、この操向ケ−ス21の左右の一定の操向角以上になると、ストッパ−46がブレ−キア−ム44を回動して、デフブレ−キ41を自動的に制動するように構成している。
【0018】
なお、このようなデフブレ−キ41は、前記デフロック機構7と共に併設するもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】操向車輪のファイナルケ−ス部の正面図。
【図2】トラクタの側面図。
【図3】一部別実施例を示すファイナルケ−ス部の正面図。
【図4】その平面図。
【符号の説明】
1 操向車輪
2 アクスルハウジング
3 メインデフ装置
4 デフ軸
5 ファイナルケ−ス
6 デフロック機構
7 サブデフ装置

Claims (1)

  1. 左右一対の操向車輪1を軸装するアクスルハウジング2メインデフ装置3を設け、このメインデフ装置3から左右方向に突出するデフ軸4の外端部にはベベルギヤ27を設け、ファイナルケース5内にあって上下方向のキングピン軸23上端に回動自在に取付けられたベベルギヤ26に前記ベベルギヤ27を噛み合わせ、更にこのキングピン軸23上にはサブデフ装置7とデフロック機構6を設け、また、キングピン軸23下端に固着したベベルギヤ32には操向ケース21側のベベルギヤ33を噛み合わせ、操向車輪1が直進状態に保たれているときにはデフロック機構6が作動して前記ベベルギヤ32、キングピン軸23上のベベルギヤ26、サブデフ装置7のデフケース25を順次介してキングピン軸23に動力が伝達され、操向時にはデフロック機構6が非作動状態となって操向車輪1に動力が伝達されないように構成されていることを特徴とするトラクタの操向車輪伝動装置。
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