JP3599837B2 - 光硬化性樹脂組成物 - Google Patents

光硬化性樹脂組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP3599837B2
JP3599837B2 JP19122995A JP19122995A JP3599837B2 JP 3599837 B2 JP3599837 B2 JP 3599837B2 JP 19122995 A JP19122995 A JP 19122995A JP 19122995 A JP19122995 A JP 19122995A JP 3599837 B2 JP3599837 B2 JP 3599837B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epoxy
weight
resin composition
epoxy resin
embedded image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19122995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08333438A (ja
Inventor
伊知郎 長川
Original Assignee
ダイセル・ユーシービー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダイセル・ユーシービー株式会社 filed Critical ダイセル・ユーシービー株式会社
Priority to JP19122995A priority Critical patent/JP3599837B2/ja
Publication of JPH08333438A publication Critical patent/JPH08333438A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3599837B2 publication Critical patent/JP3599837B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Epoxy Resins (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紫外線や電子線の輻射線を照射することによって可撓性に優れた硬化膜を与える光硬化性樹脂組成物に関するものであり、各種の基材に対して、接着性、耐溶剤性、光沢性において優れた性質を有する硬化塗膜を形成することができ、例えば、インキ、プラスチックへの塗料、紙印刷、フィルムのコ−ティング、金属のコ−ティング、家具の塗装などの種々のコ−ティング剤、ライニング剤、接着剤、さらにはエレクトロニクス分野における絶縁ワニス、絶縁シ−ト、積層板、プリント基盤、レジストインキ、半導体封止剤等として利用することができる。
【0002】
【従来の技術】
紫外線や電子線の輻射線を照射することにより硬化する性質を有する光硬化性樹脂組成物は、例えば、印刷関係、塗料関係、電気絶縁関係などの種々の用途において開発され、実用に供されている。
【0003】
この光硬化性樹脂組成物は、(1)無溶剤で低公害型であること、(2)硬化速度が極めて速く製品の生産性が高いこと、(3)100%固形分として硬化するので、硬化の前後における体積変化が極めて小さいこと、(4)素材による熱損失、または素材に対する熱影響がないこと、等の特性を有していることから、プラスチック、紙、無機質素材などへの塗料や接着剤等として種々開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
塗料、インキ、接着剤等に汎用されている光硬化性樹脂として、エポキシ樹脂のエポキシ基にアクリル酸やメタクリル酸を開環反応させたエポキシ(メタ)アクリレ−ト樹脂がある。
【0005】
しかしながら、このエポキシ(メタ)アクリレ−ト樹脂は、硬くて脆いだけでなく、硬化時の収縮が大きいことが欠点になっている。
【0006】
すなわち、上記のエポキシ(メタ)アクリレ−ト樹脂を例えば紙面印刷用のインキとして用いた場合には、印刷後の紙面を折り曲げるとインキ部分に亀裂が生ずる。
【0007】
また、鉄やアルミなどの金属板の塗料として適用した場合には、この塗料を塗工した金属板を折り曲げ加工すると、塗膜が割れるため、折り曲げ加工を行なうことができなかったり、さらに鉄やアルミなどとの接着性が悪いことがあるという問題もある。
【0008】
他方、光硬化性エポキシ樹脂は、ラジカル重合型の感光性樹脂のように硬化に際して酸素の影響を受けることがなく、また光感度や接着性が、ラジカル重合型の樹脂より優れているものの、多くの場合、耐溶剤性、耐熱性、耐水性、可撓性が十分でなく、実用に耐え得ないのが現状である。
【0009】
本発明は、このような光硬化型エポキシ(メタ)アクリレ−ト樹脂にみられる欠点を改良して、適度の可撓性を有し、接着性、耐水性、耐熱性に優れ、かつ極めて良好な屈曲性、耐ボイル性、硬度を有する光硬化性樹脂組成物を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ樹脂(a)100〜5重量部、エポキシ基を1個以上有するエポキシ樹脂(a)以外のエポキシ樹脂(b)0〜95重量部、および前記エポキシ樹脂(a)と(以下、単にエポキシ樹脂(a)ということがある。)エポキシ樹脂(b)(以下、単にエポキシ樹脂(b)ということがある。)からなる樹脂組成物(ただし、樹脂組成物のエポキシ当量が140〜200の範囲内にあり、かつ樹脂組成物のラクトン含量が5〜30重量%の範囲内である)100重量部に対して光カチオン重合開始剤(c)0.1〜20重量部を含有することを特徴とする光硬化性樹脂組成物を提供するものである。また、脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ樹脂(a)が下記の式(1)で表される化合物である前記光硬化性樹脂組成物を提供するものである。
本発明について、さらに詳しく説明する。
【0011】
【化2】
Figure 0003599837
【0012】
上記の光硬化性樹脂組成物において、脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ樹脂(a)としては、上記の式(1)で表示される化合物が好適である。
【0013】
本発明の光硬化性樹脂組成物において好適に利用される式(1)で表示される脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ樹脂(a)としては、例えばm=1のものとして、式(2)で表示される3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレ−トおよびそのカプロラクトン変性物、式(3)及び式(4)で表示される3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレ−トのトリメチルカプロラクトン変性物、式(5)及び式(6)で表示される3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレ−トのバレロラクトン変性物などが挙げられる。
【0014】
【化3】
Figure 0003599837
【0015】
【化4】
Figure 0003599837
【0016】
【化5】
Figure 0003599837
【0017】
【化6】
Figure 0003599837
【0018】
【化7】
Figure 0003599837
【0019】
なお、上記の式(2)で表示される3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレ−トおよびそのカプロラクトン変性物は、例えば特開平4−36263号公報に記載されているように、1,2,5,6−テトラヒドロベンジル−1,2,5,6−テトラヒドロベンゾエートもしくはラクトン変性した1,2,5,6−テトラヒドロベンジル−1,2,5,6−テトラヒドロベンゾエートをエポキシ化することによって得られる。
【0020】
また、これらの化合物の市販品としては、例えば、ダイセル化学工業社製のCELLOXIDE 2021、CELLOXIDE 2021P、CELLOXIDE 2081、CELLOXIDE 2083、CELLOXIDE 2085などがあるので、それらを使用することができる。
さらに、式(2)で表わされる化合物は、1種類のみ、または、2種類以上を同時に用いてもよい。また、アジピン酸エステル系の脂肪族環状エポキシ樹脂であるユニオンカ−バイド社製ERL4289、ERL4299なども、本発明の脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ樹脂として使用することができる。
【0021】
式(1)で表示される脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物におけるm=2のものとしては、下記の式(7)や式(8)で示される脂環式エポキシ化合物を挙げることができる。
【0022】
【化8】
Figure 0003599837
【0023】
【化9】
Figure 0003599837
【0024】
なお、上記の式(7)で表示される脂環式エポキシ化合物は、特開平4−69360号公報に記載されているように、テトラヒドロ無水フタル酸にテトラヒドロベンジルアルコールをエステル化して得られる化合物もしくはこれのラクトン変性物をエポキシ化することによって得られる。
【0025】
また、これらの市販品としては、例えば、ダイセル化学工業社製のEPOLEAD GT300、EPOLEAD GT301、EPOLEAD GT302などがあるので、これらを使用することができる。
【0026】
式(1)で表示される脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物のm=4のものとしては、下記の式(9)で示される脂環式エポキシ化合物を挙げることができる。
【0027】
【化10】
Figure 0003599837
【0028】
この式(9)で示される脂環式エポキシ化合物は、前記特開平4−69360号公報に示されている合成方法によって合成することができる。
【0029】
また、これらの市販品としては、例えば、ダイセル化学工業社製のEPOLEAD GT400、EPOLEAD GT401、EPOLEAD GT403などがあるので、これらを使用することができる。
【0030】
上記の脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ樹脂(a)は、単一の化合物であってもあるいは2種以上の混合物であってもよい。また、成分(a)量は、下記のエポキシ樹脂(b)とからなる組成物の合計100重量部に対して5〜100重量部の範囲であることが好ましく、特には20〜90重量部の範囲であることが好ましい。
【0031】
エポキシ基を1個以上有するエポキシ樹脂(b)(成分(b))は、例えば式(10)で表わされる。
【0032】
【化11】
Figure 0003599837
【0033】
式(10)で表わされる化合物の例は、下記の式(11)〜(14)で表わされる樹脂である。また、4−ビニルシクロヘキセン−1−オキシド、5−ビニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−2−オキシド、リモネンモノオキシド、リネモンジオキシド、トリビニルシクロヘキサンモノオキシド、ジビニルベンゼンモノオキシド、ブタジエンモノオキシド、3,4−エポキシシクロヘキシルメタノ−ル、1,2−エポキシ−9−デセンも用いることができる。さらにアリルグリシジルエ−テルなどの式(15)で表わされる化合物や、グリシジルスチリルエ−テルなどの式(16)で表わされる化合物、式(17)で表わされる長鎖アルキル基を持つ化合物も使用することができる。
【0034】
【化12】
Figure 0003599837
【0035】
【化13】
Figure 0003599837
【0036】
【化14】
Figure 0003599837
【0037】
【化15】
Figure 0003599837
【0038】
【化16】
Figure 0003599837
【0039】
【化17】
Figure 0003599837
【0040】
【化18】
Figure 0003599837
【0041】
これらの市販品としては、例えば、ダイセル化学工業社製AOE X24,AOE X68,AOE Y08などが有り、これらを使用することができる。また、必要に応じて、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、シクロヘキシルオキシド、スチレンオキシド、ビニルシクロヘキセンジオキシド、メチル化ビニルシクロヘキセンジオキシド(ダイセル化学工業製「CELLOXIDE 3000」)を用いることができる。
【0042】
上記のエポキシ基を1個以上有するエポキシ樹脂(b)はそれぞれ単独で用いても、2種以上を同時に用いてもよい。
【0043】
成分(b)の配合量は、エポキシ樹脂(a)とエポキシ樹脂(b)の組成物100重量部に対し0〜95重量部であり、好ましくは10〜80重量部の範囲である。前記エポキシ樹脂(a)とエポキシ樹脂(b)の組成物は、エポキシ当量が140〜200、好ましくは150〜180であり、かつフラクトン含量が5〜30重量%、好ましくは10〜25重量%の範囲内である。ここでラクトン含量とは、エポキシ樹脂(a)またはエポキシ樹脂(b)の片方または両者に開環付加しているラクトン単位体の総含量を指す。前記範囲内にある樹脂組成物は、アルミニウム、スチールに対する密着性、硬度、耐屈曲性、ボイル性に特に優れ、さらに耐衝撃性にも優れている。エポキシ当量が200を越えたり、あるいはラクトン含量が30重量%を越えたときは、鉛筆硬度がHより軟らかくなり、エポキシ当量が140未満またはラクトン含量が5重量%未満では、耐屈曲性や耐衝撃性に対する寄与が十分でない。エポキシ当量が140〜200の範囲内であり、かつラクトン含量が5重量%未満のときは、耐衝撃性が不十分となる。
【0044】
本発明に用いる光カチオン重合開始剤(c)は、光照射によりカチオンを発生するものであればよい。この光カチオン重合開始剤(c)の例としては、下記式(18,19)で示されるようなジアゾニウム塩や、式(20)〜(23)で示されるようなスルホニウム塩や、式(24)で示されるようなヨ−ドニウム塩や、式(25)〜式(27)で示されるような金属化合物などを使用し得る。これらの光カチオン重合開始剤は、単独であってもあるいは複数種を混合して使用してもよい。
【0045】
光カチオン重合開始剤(c)の添加量が、脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ樹脂(a)と、エポキシ基を1個以上有するエポキシ樹脂(b)との合計100重量部に対して、0.1〜20.0重量部の範囲であることが好ましく、特に好ましくは1.0〜10.0重量部の範囲である。0.1重量部未満であると、十分な硬化性が得られなく、また、20重量部を超える添加量は無駄になる。
【0046】
【化19】
Figure 0003599837
【0047】
【化20】
Figure 0003599837
【0048】
【化21】
Figure 0003599837
【0049】
【化22】
Figure 0003599837
【0050】
【化23】
Figure 0003599837
【0051】
【化24】
Figure 0003599837
【0052】
【化25】
Figure 0003599837
【0053】
【化26】
Figure 0003599837
【0054】
【化27】
Figure 0003599837
【0055】
【化28】
Figure 0003599837
【0056】
この光硬化性樹脂組成物には、必要に応じてレベリング剤、消泡剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、顔料、増粘剤、沈降防止剤、帯電防止剤、防曇剤、有機溶剤などを添加することもできる。
【0057】
本発明の光硬化性樹脂組成物の塗布方法としては、ハケ塗り、スプレ−コ−ト、ディップコ−ト、スピンコ−ト、カ−テンコ−トなどの方法が用いられる。
活性エネルギ−線としては、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプなどを用いて、100〜400nmの紫外線を照射する。照射する雰囲気は、空気中でもよいし、窒素、アルゴンの不活性ガス中でもよい。
【0058】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例、比較例中の 「部」はすべて「重量部」を意味する。また、実施例、比較例中の測定評価は次のような方法で行った。
【0059】
(1)密着性:
硬化皮膜に1mm間隔で基材まで到達するクロスカットを入れ、1mmの碁盤目を100個作り、その上にセロファンテ−プを貼り付けてから急激に剥がし、剥離した碁盤目の数により、5:剥離数・・・・0、4:剥離数・・・・1〜25個、3:剥離数・・・・25〜50個、2:剥離数・・・・50〜75個、1:剥離数・・・・75〜100個、により表示した。
なお、基材は ▲1▼Al:リン酸クロム処理したアルミニウム板および▲2▼Steel:未処理品(SPCC)を用いた。
【0060】
(2)鉛筆硬度
JIS規格に準じて行った。ただし、基材はリン酸クロム処理したアルミニウム板を用いた。
【0061】
(3)耐屈曲性:
屈曲試験器を用いてJIS規格に準じて屈曲試験を行ない、目視によって塗膜の割れ及びはがれを調べ、5:割れ、はがれともなし、4:少し割れを生じていた、3:割れを生じていた、2:少しはがれていた、1:はがれていた、により表示した。なお、心棒の直径は2mmで、試験板としてリン酸クロム処理したアルミニウム板を用いた。
【0062】
(4)耐衝撃ル性:
デュポン衝撃試験(錘300g,高さ20cm)を行い、目視によって、塗膜の割れおよび剥がれを調べ 、5:割れ、剥がれ共に無し、4:少し割れを生じていた、3:割れを生じていた、2:少し剥がれていた、1:剥がれていた、により表示した。なお試験板としてリン酸クロム処理したアルミニウム板を用いた。
【0063】
(5)耐ボイル性:
煮沸1時間後の外観の変化、及び密着性を調べた。目視により、5:外観変化なし、4:少し白くなっていた、3:白くなっていた、2:かなり白くなっていた、1:白くなっており、しかもはがれていた、により表示した。また密着性は1)と同じ方法で表示した。
【0064】
(実施例1〜
[表1]の所定欄に表示した組成(重量部)によるコーティング剤を、アルミニウム板、スチール板からなるそれぞれの基材に、膜厚が10μmになるように塗工し、空気中で高圧水銀ランプを照射して硬化塗膜を形成した。結果を[表1]に示す。
【0065】
(比較例1〜4
[表1]の所定欄に表示した組成(重量部)によるコーティング剤を、アルミニウム板、スチール板からなるそれぞれの基材に、膜厚が10μmになるように塗工し、空気中で高圧水銀ランプを照射して硬化塗膜を形成した。結果を[表1]に示す。
【0066】
【表1】
Figure 0003599837
【0067】
なお[表1]において、
GT300:ダイセル化学工業製 EPOLEAD GT300(式7でn1=n2=0)、
GT302:ダイセル化学工業製 EPOLEAD GT302(式7でn1+n2=2(平均値))、
CEL2021P:ダイセル化学工業製 CELLOXIDE 2021P(式2でb=0)、
GT403:ダイセル化学工業製 EPOLEAD GT403(式9でn1+n2+n3+n4=3(平均値))、
CEL2081:ダイセル化学工業製 CELLOXIDE 2081(式2でb=1(平均値))、
CEL3000:ダイセル化学工業製 CELLOXIDE 3000(メチル化ビニルシクロヘキセンジオキシド)、
エポキシアクリレート:ビスフェノールAタイプエポキシアクリレート、
TPGDA:トリプロピレングリコールジアクリレート、
FX512:スリ−M製 FX512(式28および式29でR=フェニル基,MXn=PF6−の化合物の混合物)、
Irg.651:チバガイギー製 Irg.651(ベンジルジメチルケタール)、をそれぞれ表示する。
【0068】
【発明の効果】
本発明の光硬化性樹脂組成物は、金属などの表面に塗布し、次いで紫外線や電子線の輻射線を照射することにより、適度の可撓性が付与されたとともに接着性、耐水性、耐熱性に優れ、かつ、極めて良好な接着性、屈曲性、硬度、耐ボイル性を有する硬化皮膜を形成することができる。また、本発明の光硬化性樹脂組成物は無溶剤系で使用ができるので環境保護の点からも極めて有用である。

Claims (2)

  1. 脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ樹脂(a)100〜5重量部、エポキシ基を1個以上有するエポキシ樹脂(a)以外のエポキシ樹脂(b)0〜95重量部、および前記エポキシ樹脂(a)とエポキシ樹脂(b)からなる樹脂組成物(ただし、樹脂組成物のエポキシ当量が140〜200の範囲内にあり、かつ樹脂組成物のラクトン含量が5〜30重量%の範囲内である)100重量部に対して光カチオ重合開始剤(c)0.1〜20重量部を含有することを特徴とする光硬化性樹脂組成物。
  2. 脂環式エポキシ基を2個以上有するエポキシ樹脂(a)が下記の式(1)で表される化合物である請求項1記載の光硬化性樹脂組成物。
    Figure 0003599837
JP19122995A 1995-04-05 1995-07-03 光硬化性樹脂組成物 Expired - Lifetime JP3599837B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19122995A JP3599837B2 (ja) 1995-04-05 1995-07-03 光硬化性樹脂組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-104875 1995-04-05
JP10487595 1995-04-05
JP19122995A JP3599837B2 (ja) 1995-04-05 1995-07-03 光硬化性樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08333438A JPH08333438A (ja) 1996-12-17
JP3599837B2 true JP3599837B2 (ja) 2004-12-08

Family

ID=26445252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19122995A Expired - Lifetime JP3599837B2 (ja) 1995-04-05 1995-07-03 光硬化性樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3599837B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4555611B2 (ja) * 2004-05-26 2010-10-06 積水化学工業株式会社 有機エレクトロルミネッセンス素子封止剤及びトップエミッション方式の有機エレクトロルミネッセンス素子

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08333438A (ja) 1996-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20130050361A (ko) 잉크젯용 경화성 조성물 및 전자 부품의 제조 방법
WO2002076966A1 (fr) Procede de fabrication de compose epoxy, composition de resine expoxy et son utilisation, composition de revetement a sechage uv, et procede de fabrication de boite metallique ainsi revetue
JPH08134405A (ja) 缶外面用塗料組成物
JPH11140279A (ja) 活性エネルギー線硬化型組成物
JP3364915B2 (ja) 紙被覆用活性エネルギー線硬化型組成物
JP2003026993A (ja) 紫外線硬化型塗料組成物
US4475998A (en) Modified epoxy (meth) acrylate resin and hardenable resin composition containing the same
JPH08277321A (ja) 光硬化性樹脂組成物
JP3599837B2 (ja) 光硬化性樹脂組成物
JPS59152922A (ja) 高エネルギ−線硬化型樹脂組成物
JPH08277320A (ja) 光硬化性樹脂組成物
JPH11302562A (ja) 光硬化型塗料組成物
JPH08291214A (ja) 新規多官能エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた光硬化性樹脂組成物
JPS6051717A (ja) 紫外線硬化型樹脂組成物
JPH1135846A (ja) 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物及びそれを使用した被膜形成方法
JPH09151237A (ja) 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物およびその用途
JPS6160720A (ja) 樹脂組成物
JPH07247342A (ja) 紫外線硬化型樹脂組成物およびこれを含む被覆剤
JP2001139872A (ja) 木材被覆用硬化型塗料組成物
JP4159628B2 (ja) 活性エネルギー線硬化性コーティング用樹脂組成物
JP2001131378A (ja) 活性エネルギー線硬化組成物およびその被膜形成方法
WO2003085028A1 (fr) Compose polyether contenant des groupes acide et insature, procede de production et composition de resine associes
JPH0129226B2 (ja)
JPH0124168B2 (ja)
JPS61108618A (ja) 硬化性樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040915

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120924

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term