JP3599411B2 - プロセスカートリッジ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は電子写真画像形成装置等に用いるプロセスカートリッジに関する。ここで電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして電子写真画像形成装置の例としては、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
【0002】
またプロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能とするものをいう。
【0003】
【従来の技術】
電子写真画像形成方式を用いた電子写真画像形成装置は、帯電手段によって一様に帯電させた電子写真感光体に画像情報に応じた選択的な露光を行って潜像を形成する。そして、その潜像を現像手段によってトナーを用いて現像してトナー像を形成する。その後、前記電子写真感光体に形成したトナー像を転写手段によって記録媒体に転写して画像形成を行う。
【0004】
ここで従来電子写真感光体を回転駆動させるために、種々の方法が考えられてきた。例えば、特開昭58−139162号公報に記載されている通り、本体に設けられたギアの側面に固設されたピンを、感光体ドラムに設けられたギアの側面に設けられた凹部に嵌合させて感光体ドラムを回転させる方法が知られている。
【0005】
また特開昭63−4252号公報に記載されている通り、本体に設けられたハス歯ギアを感光体ドラムに設けられたハス歯ギアと噛合させて、感光体ドラムを回転させる方法もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術を更に発展させたものであり、その目的は、電子写真感光体の回転精度を向上させ得たプロセスカートリッジを提供することにある。
【0007】
また、他の目的は、画像品質を向上させ得たプロセスカートリッジを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段と、前記電子写真感光体ドラムの軸線方向の一端側に設けられたフランジ部材であって、前記画像形成装置本体に設けた本体側カップリング手段と結合して駆動力が伝達された際に、前記本体側カップリング手段と互いに寄り合う方向へ力が作用する結合面と、前記本体側カップリング手段を有しない他の電子写真画像形成装置本体に装着された際に、前記他の電子写真画像形成装置本体に設けられた駆動伝達ギアと係合して駆動力の伝達を受けるためのギアと、を有するフランジ部材と、を有することを特徴としてなる。
【0010】
【作用】
上記構成にあっては、プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着して駆動力を伝達すると、本体側カップリング手段からプロセスカートリッジへ駆動力の伝達が行われる。このとき、本体側カップリング手段とプロセスカートリッジ側のフランジ部材とが互いに寄り合う方向へ力が作用するために、両者の結合が確実なものになる。
【0011】
そして、フランジ部材には駆動伝達を受けるギアが設けられているために、装置本体側にカップリング手段を有しない画像形成装置にあっても装着することが出来る。
【0012】
【実施例】
次に本発明に係る一実施例を図面を参照して説明する。
【0013】
〔第1実施例〕
まず第1実施例に係るプロセスカートリッジ及びこれを装着可能な画像形成装置について、図1乃至図12を参照して具体的に説明する。ここでは説明の順序として、まずプロセスカートリッジ及びこれを装着用いる画像形成装置の全体構成を説明し、次にプロセスカートリッジと画像形成装置本体のカップリング構成について説明する。
【0014】
{全体構成}
図1はプロセスカートリッジを取り外し可能に装着した画像形成装置の構成模式説明図であり、図2はプロセスカートリッジの構成模式説明図、図3はプロセスカートリッジの外観斜視図、図4はプロセスカートリッジの装着構成の説明図である。
【0015】
この電子写真画像形成装置(レーザービームプリンタ)Aは、図1に示すように、光学系1から画像情報に基づいたレーザー光像をドラム形状の電子写真感光体に照射して該感光体に潜像を形成し、この潜像を現像してトナー像を形成する。そして前記トナー像の形成と同期して、記録媒体2を給紙カセット3aからピックアップローラ3b及び給送ローラ対3c、搬送ローラ対3d、レジストローラ対3e等からなる搬送手段3で搬送し、且つプロセスカートリッジBとしてカートリッジ化された前記感光体ドラムに形成したトナー像を転写手段としての転写ローラ4に電圧印加することによって記録媒体2に転写し、その記録媒体2をガイド板3fでガイドして定着手段へと搬送する。この定着手段5は駆動ローラ5a及びヒータ5bを内蔵する定着ローラ5cからなり、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して転写トナー像を定着する。そしてこの記録媒体2を排出ローラ対3g,3hで搬送し、反転搬送経路を通して排出部6へと排出如く構成している。尚、この画像形成装置Aは、手差しトレイ3i及びローラ3jによって手差し給送も可能となっている。
【0016】
一方、前記プロセスカートリッジBは、電子写真感光体と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものである。ここでプロセス手段としては、例えば電子写真感光体を帯電させる帯電手段、電子写真感光体に形成された潜像を現像する現像手段、電子写真感光体表面に残留するトナーをクリーニングするためのクリーニング手段等がある。本実施例のプロセスカートリッジBは、図2及び図3に示すように、電子写真感光体である感光層を有する感光体ドラム7を回転し、その表面を帯電手段である帯電ローラ8への電圧印加によって一様に帯電し、前記光学系1からの情報光を露光開口部9を介して感光体ドラム7に露光して潜像を形成し、現像手段10によって現像するように構成している。
【0017】
前記現像手段10は、トナー収納部10a内のトナーを送り部材10bで送り出し、固定磁石10cを内蔵した現像ローラ10dを回転させると共に、現像ブレード10eによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ10dの表面に形成し、そのトナーを前記潜像に応じて感光体ドラム7へ転移させることによってトナー像を形成して可視像化するものである。そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極性の電圧を印加してトナー像を記録媒体2に転写した後は、クリーニングブレード11aによって感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落とすと共に、スクイシート11bによってすくい取り、廃トナー溜め11cへ集めるクリーニング手段11によって感光体ドラム7上の残留トナーを除去するように構成している。
【0018】
尚、前記感光体ドラム7等の各部材は、トナーを収納するトナー容器12aと、現像ローラ10d等の現像部材を保持する現像フレーム12bとを溶着して現像ユニットを構成し、これをクリーニング枠体12cに感光体ドラム7やクリーニング手段11等を取り付けたクリーニングユニットを結合して構成したカートリッジ枠体に収納してカートリッジ化され、装置本体13に設けたカートリッジ装着手段に対して着脱可能に装着される。
【0019】
前記カートリッジ装着手段は、軸14aを中心にして開閉カバー14を開くと、図4に示すように、カートリッジ装着スペースの左右両側面にカートリッジ装着ガイド部材15が対向して取り付けてあり(図4は一方側面のみを図示)、この左右ガイド部材15にはプロセスカートリッジBを挿入するときのガイドとなるガイド部15aが対向して設けてある。このガイド部15aにカートリッジ枠体の長手方向両側に突出形成したボスを沿わせて挿入し、開閉カバー14を閉じることによってプロセスカートリッジBを画像形成装置Aに装着する。
【0020】
前記プロセスカートリッジBを画像形成装置Aに装着すると、後述するように、カートリッジ側カップリング手段と本体側カップリング手段とが結合し、感光体ドラム7等は装置本体から駆動を受けて回転可能となる。
【0021】
{カップリング構成}
次に前記カップリング手段の構成について説明する。図5に示すように、感光体ドラム7の一方端部にはカートリッジ側カップリング手段が設けてある。これは感光体ドラム7の一方端部に固着したフランジ16の端面に、感光体ドラム7の回転軸線Cを中心とする係合穴16aを設け、該穴16aの内面に前記軸線Cに対して斜めの係合面16bを形成している。尚、フランジ16の外周面にはギア部16cが形成してある。
【0022】
一方、画像形成装置本体側には、本体側カップリング手段が設けてある。この本体側カップリング手段は、プロセスカートリッジBを挿入したときの感光体ドラム回転軸線Cと一致する位置に設けたギア軸17の先端に、前記係合穴16aに嵌入し得る係合部17aを形成し、且つその外面に前記係合面16bと係合可能なようにギア軸17に対して斜めの係合面17bを形成して構成している。
【0023】
そして前記ギア軸17には伝達ギア18が固着してあると共に、該ギア18はモータ19と連結したピニオンギア20と噛合しており、駆動回転可能になっている。更に、前記ギア18は前記ピニオンギア20と噛合した状態のままで前記軸線Cと平行に移動可能になっている。そして、前記ギア18とピニオンギア20はハス歯ギアで構成してあり、画像形成のためにモータ19を駆動したときにギア18に対して図5の矢印a方向へ推力が作用するように構成してある。
【0024】
ここで、前記係合面16b,17bの関係について説明すると、プロセスカートリッジBを装着した状態でモータ19を駆動させると、前述したハス歯ギアによる推力により、図6に示すように、装置本体側の係合部17aがプロセスカートリッジ側の係合穴16aに嵌入し、回転力の伝達を受けた係合部17aが図6の矢印FW方向へ回転すると、それぞれの係合面16b,17bのが結合し、感光体ドラム7に回転力が伝達される。この回転方向は画像形成を行うときの感光体ドラム7の回転方向である。
【0025】
前記のように矢印FW方向へ回転力が伝達されると係合面16b,17bにおいては、図6の矢印bに示すように、感光体ドラム7を回転させるための負荷がかかる。この負荷は前記回転軸線Cに対して角度θをもって斜めの係合面16b,17bにおいて、感光体ドラム7を矢印c方向へ移動させる推力として作用するため、カートリッジ側カップリング手段と本体側カップリング手段とが互いに寄り合うようになり、両カップリング手段の結合が確実なものとなる。
【0026】
尚、図6において21は感光体ドラム7が前記推力によって矢印c方向へ移動するときの動きを規制するためのストッパーである。
【0027】
前記のように装置本体とプロセスカートリッジとの駆動力の伝達をカップリング手段によって結合したことにより、プロセスカートリッジに装置本体から駆動力を受けるためのギアを設ける必要がなくなる。このために、装置本体側に設けるギアのサイズや精度の自由度が高くなり、感光体ドラム7の回転精度を向上させることが出来るようになる。
【0028】
次にプロセスカートリッジBを装置本体から取り外す場合には、前記カップリング手段の結合状態を解除しなければならない。そのために本実施例では図7に示すように、プロセスカートリッジの着脱に際に動作させる着脱動作部材として開閉カバー14に前記機構を設けている。尚、図7(a)は正面模式説明図、 (b)は平面模式説明図、 (c)は (a)のH部の拡大説明図である。
【0029】
図7(a) に示すように、開閉カバー14の内面に軸14aを中心とする円弧状の作動部材22を設けてあり、この作動部材22の所定位置にラック部22aが設けてあると共に、先端にはテーパを介して徐々に厚くなるカム部22bが設けてある(図7(b)参照)。前記ラック部22aは前記伝達ギア18と一体的に設けた小径ギア23と噛み合うように構成してあり、開閉カバー14を開くと前記ラック部22aが小径ギア23を回転させ、本体側の係合部17aを画像形成時とは逆方向に回転させ(矢印RR方向)、開閉カバー14を閉じるときは前記係合部17aを画像形成時と同方向に回転させる(矢印FW方向)。このときの回転量は、図7の角度αに示すように、カップリング手段の係合面16b,17bによるオーバーラップ分を越える量に設定してある。
【0030】
従って、プロセスカートリッジBを装置本体から取り出す場合には、図7乃至図11に示すように、開閉カバー14を開けていくと、まずラック部22aが小径ギア23をRR方向へ回転させ、これによってカップリング手段の係合面16b,17bの結合状態を解除する。更に開閉カバー14を開けていくと、図10及び図11に示すようにカム部22bが伝達ギア18の側面に当接し、該ギア18を矢印d方向へ移動させて係合部17aをカートリッジ側カップリング手段から退避させる。これによってプロセスカートリッジBは本体側カップリング手段と干渉することなくスムーズに取り出すことが出来る。
【0031】
また、前記プロセスカートリッジBを取り出した後は、図4に示すように、記録媒体の搬送経路が露出するために、紙詰まりの処理を容易に行うことが出来る。
【0032】
プロセスカートリッジBを装置本体に装着する場合には、前記と逆にプロセスカートリッジBを挿入した後に開閉カバー14を閉じると、カム部22bによる押圧がなくなるために係合部17aの退避が解除される。そしてラック部22aと小径ギア23が噛み合って係合部17aがFW方向へ回転することにより、カートリッジ側カップリング手段と本体側カップリング手段とが結合するようになる。尚、このとき必ずしも双方のカップリング手段が確実に結合するわけではないが、モータ19に駆動がかかり、係合部17aがFW方向へ回転すると係合面16b,17bの位相が合った時点で係合部17aがカートリッジ側の係合穴16aに入り込んでいき、双方のカップリング手段が確実に結合する。
【0033】
尚、本実施例に係るプロセスカートリッジBは、前述したようにフランジ16の外周にギア部16cを形成してあるために、装置本体側にカップリング手段を有しない画像形成装置にあっても装着することが出来る。例えば、図12に示すように、装置本体の駆動系がモータ24から減速ギア25を介して駆動伝達ギア26に駆動力が伝達される場合、前述したプロセスカートリッジBを装着すると駆動伝達ギア26とギア部16cとが噛合して感光体ドラム7に駆動力が伝達されるようになる。
【0034】
〔第2実施例〕
次にカップリング手段の第2実施例を図13及び図14を参照して説明する。尚、プロセスカートリッジ及び画像形成装置の基本的な構成は前述した第1実施例と同様であるために重複する説明は省略し、また第1実施例と同一部材は同一符号を付す。
【0035】
図13及び図14は本体側カップリング手段を示すものであり、これと結合するカートリッジ側カップリング手段の構成は第1実施例と同一である。図13及び図14において、係合部17aを開閉カバー14に開閉に連動させて退避させる機構を示すものである。尚、図14は係合状態がよくわかるように透視図にしてあり、作動部材22には第1実施例と同様にラック部22aの他に第2ラック部27が設けてあるが、第1実施例のようにカム部は設けていない。
【0036】
この本体側カップリング手段は、図13(a) に示すように、アウターカム28とインナーカム29とによって係合部17aを退避させるものであり、アウターカム28は係合部17aと同軸で回転可能なリング部材であり、内面にカム部28aを有すると共に外面に前記第2ラック部27と噛合可能なギア部28bを有する。インナーカム29は係合部17aと同軸で外面にアウターカム28のカム部28aと係合するカム部29aを有し、一方端には回り止め29bを有する。この回り止め29bを装置本体の壁面30に係止することにより、インナーカム29を回転しないように取り付けられる。
【0037】
前記アウターカム28とインナーカム29とは図13(b) に示すように組み合わせる。図13(b) に示す状態のとき係合部17aはプロセスカートリッジBの係合穴16aに嵌入している状態である。
【0038】
上記係合状態から、図14の矢印e方向へ開閉カバー14を開くと、先ずラック部22aが小径ギア23と噛み合って係合部17aが矢印RR方向へ回転して双方のカップリング手段の係合面16b,17bのオーバーラップが解除される。その後、アウターカム28のギア部28bが第2ラック部27と噛み合って矢印RR方向へ回転する。このアウターカム28がRR方向へ回転すると、インナーカム29との関係でアウターカム28が図13(c)の矢印f方向へ移動し、該カム28が小径ギア23の側面に当接して該ギア23を矢印f方向へ押し出す。これによって係合部17aはカートリッジ側カップリング手段の係合穴16aから退避する。
【0039】
逆に開閉カバー14を閉じると、第2ラック部27がアウターカム28を前記と逆に回転させるために、該カム28は前記と逆方向へ移動し、係合部17aの退避状態を解除する。そして係合部17aが駆動を受けて回転すると、第1実施例で説明したように、ハス歯ギアによる推力によって係合部17aが矢印fと逆方向へ移動し、プロセスカートリッジBに設けた係合穴16bと係合する。
【0040】
尚、開閉カバー14を閉じたときに前記係合部17aが係合穴16aに嵌入し易くするために、伝達ギア18と壁面31との間にバネ(図示せず)を設け、伝達ギア18をカートリッジ側カップリング手段方向へ付勢しておいてもよい。
【0041】
このように構成しても、前述した第1実施例と同様の効果を得ることが出来る。
【0042】
〔第3実施例〕
次にカップリング手段の第3実施例を図15を参照して説明する。尚、プロセスカートリッジ及び画像形成装置の基本的な構成は前述した第1実施例と同様であるために重複する説明は省略し、また第1実施例と同一部材は同一符号を付す。
【0043】
図15は本体側カップリング手段を示すものであり、これと結合するカートリッジ側カップリング手段の構成は第1実施例と同一である。図15において、32はカートリッジ側カップリング手段の係合穴16aに嵌入する係合部材であり、前記係合穴16aと同一軸線上に配設される。この係合部材32の一方端にはカートリッジ側カップリング手段の係合面16bと係合するために回転軸線に対して斜めの係合面32aが形成してあり、他方端には超音波モータ33の駆動軸33aが嵌入し得る穴部32bが形成してある。また、側面には斜孔32cが形成してある。
【0044】
一方、超音波モータ33の駆動軸33aにはギア34が固着してある。この駆動軸33aは係合部材32の穴部32bに嵌入した状態では回動自在の状態である。33bは平行ピンであり、駆動軸33aを穴部32bに嵌入した後、斜孔32cを通して駆動軸33aに取り付けられる。
【0045】
前記のようにモータ33の駆動軸33aに係合部材32を組み込んだ状態でモータ33が画像形成時の回転方向であるFW方向に回転すると、平行ピン33bと斜孔32cとの作用によって係合部材32はカートリッジ側カップリング手段方向(図15の矢印g方向)へ押し出される。これによって、係合部材32はカートリッジ側カップリング手段と結合し、感光体ドラム7に駆動力を伝達する。
【0046】
また開閉カバー14には第2実施例で説明したようなラック部27が設けてあり(図14参照)、開閉カバー14を開くと前記ラック部27がギア34と噛み合い、駆動軸33aがRR方向へ回転する。これにより、平行ピン33bと斜孔32cとの作用によって係合部材32がカートリッジ側カップリング手段から離れる方向(図15の矢印gと反対方向)へ移動し、係合部材32はカートリッジ側カップリング手段から退避する。
【0047】
このように構成しても、前述した実施例と同様の効果を得ることが出来る。尚、前記係合部材32とカートリッジ側カップリング手段の係合穴16aとの係合し初めを安定させるために、バネ等で係合部材32をカートリッジ側へ付勢しておくようにしてもよい。
【0048】
〔他の実施例〕
次に前述した実施例に係るプロセスカートリッジB及び画像形成装置の各部の他例について説明する。
【0049】
前述した実施例では本体側カップリング手段を退避させるための着脱動作部材として、開閉カバーを例示したが、動作部材プロセスカートリッジを着脱するときに動作させる部材であれば開閉カバーに限定する必要はない。
【0050】
前述したプロセスカートリッジBは単色画像を形成するためのものであったが、プロセスカートリッジは単色の画像を形成する場合のみならず、現像手段を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、3色画像或いはフルカラー等)を形成するカートリッジにも好適に適用することが出来る。
【0051】
また現像方法としても、公知の2成分磁気ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可能である。
【0052】
また電子写真感光体としては、前記感光体ドラムに限定されることなく、例えば次のものが含まれる。まず感光体としては光導電体が用いられ、光導電体としては例えばアモルファスシリコン、アモルファスセレン、酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導電体(OPC)等が含まれる。また前記感光体を搭載する形状としては、例えばドラム状、ベルト状等の回転体及びシート状等が含まれる。尚、一般的にはドラム状又はベルト状のものが用いられており、例えばドラムタイプの感光体にあっては、アルミ合金等のシリンダー上に光導電体を蒸着又は塗工等を行ったものである。
【0053】
また帯電手段の構成も、前述した第1実施例では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として従来から用いられているタングステンワイヤーの三方周囲にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステンワイヤーに高電圧を印加することによって生じた正又は負のイオンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラムの表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは当然である。
【0054】
尚、前記帯電手段としては前記ローラ型以外にも、ブレード型(帯電ブレード)、パッド型、ブロック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0055】
また感光体ドラムに残存するトナーのクリーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気ブラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0056】
また前述したプロセスカートリッジとは、例えば電子写真感光体と、少なくともプロセス手段の1つを備えたものである。従って、そのプロセスカートリッジの態様としては、前述した実施例のもの以外にも、例えば電子写真感光体と帯電手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。電子写真感光体と現像手段とを一体化的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。電子写真感光体とクリーニング手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。更には電子写真感光体と、前記プロセス手段の2つ以上のものを組み合わせて一体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの等がある。
【0057】
即ち、前述したプロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更に少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能とするものをいう。
【0058】
更に前述した実施例では画像形成装置としてレーザービームプリンタを例示したが、本発明はこれに限定する必要はなく、例えば電子写真複写機、ファクシミリ装置、或いはワードプロセッサ等の他の画像形成装置に使用することも当然可能である。
【0059】
【発明の効果】
本発明は前述したように、 プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着して駆動力を伝達すると、本体側カップリング手段からプロセスカートリッジへ駆動力の伝達が行われる。このとき、本体側カップリング手段とプロセスカートリッジ側のフランジ部材とが互いに寄り合う方向へ力が作用するために、両者の結合が確実なものになる。
【0060】
また、フランジ部材には駆動伝達を受けるギアが設けられているために、カップリング手段によって駆動伝達をする画像形成装置及び駆動伝達ギアによって駆動伝達をする画像形成装置の両方に同一のプロセスカートリッジを共用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真画像形成装置の構成模式説明図である。
【図2】プロセスカートリッジの構成模式説明図である。
【図3】プロセスカートリッジの外観斜視説明図である。
【図4】プロセスカートリッジの装着構成の説明図である。
【図5】カートリッジ側カップリング手段と本体側カップリング手段の構成説明図である。
【図6】カップリング手段が結合して駆動力の伝達を行うときに作用する推力の説明図である。
【図7】開閉カバーを開けるときのカップリング手段の退避構成を説明するものであり、 (a)は正面模式説明図、 (b)は平面模式説明図、 (c)は (a)のH部の拡大説明図である。
【図8】開閉カバーを開くときのカップリング手段の退避状態説明図である。
【図9】開閉カバーを開くときのカップリング手段の退避状態説明図であり、 (a)は正面模式説明図、 (b)は平面模式説明図である。
【図10】開閉カバーを開くときのカップリング手段の退避状態説明図であり、 (a)は正面模式説明図、 (b)は平面模式説明図である。
【図11】開閉カバーを開くときのカップリング手段の退避状態説明図であり、 (a)は正面模式説明図、 (b)は平面模式説明図である。
【図12】感光体ドラムが装置本体からの駆動受け用のカップリング手段と駆動受け用のギアの両方をもち、ギアによって駆動力を受ける状態説明図である。
【図13】第2実施例に係る本体側カップリング手段の構成模式説明図であり、 (a)は部品分解説明図、 (b)はカートリッジ側カップリング手段と結合する状態説明図、(c)はカートリッジ側カップリング手段から退避する状態説明図である。
【図14】第2実施例に係る本体側カップリング手段と開閉カバーの関係説明図である。
【図15】第3実施例に係る本体側カップリング手段の構成模式説明図である。
【符号の説明】
1…光学系、2…記録媒体、3…搬送手段、4…転写ローラ、5…定着手段、6…排出部、7…感光体ドラム、8…帯電ローラ、9…開口部、10…現像手段、11…クリーニング手段、12a,12b,12c…枠体、13…装置本体、14…開閉カバー、15…ガイド部材、16…フランジ、16a…係合穴、16b…係合面、16c…ギア部、17…ギア軸、17a…係合部、17b…係合面、18…伝達ギア、19…モータ、20…ピニオンギア、21…ストッパー、22…作動部材、22a…ラック部、22b…カム部、23…小径ギア、24…モータ、25…減速ギア、26…駆動伝達ギア、27…第2ラック部、28…アウターカム、28a…カム部、28b…ギア部、29…インナーカム、29a…カム部、29b…回り止め、30,31…壁面、32…係合部材、32a…係合面、32b…穴部、32c…斜孔、33…超音波モータ、33a…駆動軸、33b…平行ピン、34…ギア

Claims (2)

  1. 電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    電子写真感光体ドラムと、
    前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段と、
    前記電子写真感光体ドラムの軸線方向の一端側に設けられたフランジ部材であって、前記画像形成装置本体に設けた本体側カップリング手段と結合して駆動力が伝達された際に、前記本体側カップリング手段と互いに寄り合う方向へ力が作用する結合面と、前記本体側カップリング手段を有しない他の電子写真画像形成装置本体に装着された際に、前記他の電子写真画像形成装置本体に設けられた駆動伝達ギアと係合して駆動力の伝達を受けるためのギアと、を有するフランジ部材と、
    を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 前記結合面は、前記電子写真感光体ドラムの回転軸に対して斜めの面によって構成したことを特徴とする請求項1記載のプロセスカートリッジ。
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