JP3598938B2 - 携帯無線システム及びそれに用いる携帯無線装置並びにそれらに用いる周波数誤差推定方法 - Google Patents

携帯無線システム及びそれに用いる携帯無線装置並びにそれらに用いる周波数誤差推定方法 Download PDF

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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  • Transceivers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯無線システム及びそれに用いる携帯無線装置並びにそれらに用いる周波数誤差推定方法に関し、特に携帯無線装置の自動周波数制御(AFC:Automatic Frequency Control)における周波数誤差推定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、QPSK(Quadriphase Phase Shift Keying)やWCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)等を用いたシステムの携帯電話である携帯無線装置(移動局)においては、装置の内蔵発振器(移動局発振器)として、価格を低減するために安価で精度の落ちるものを用いることが多い。
【0003】
そのため、移動局内では内蔵発振器の周波数ズレをより周波数精度の高い基地局から送られてくる受信波を基準にして検出し、内蔵発振器にフィードバックすることによって、内蔵発振器の周波数を合わせる自動周波数制御(AFC:Automatic Frequency Control)が行われている。
【0004】
また、消費電力や回路規模を低減するためには、CORDIC(Coordinate Rotation Digital Computation)のような方法が適している。
【0005】
特開平08−307157号公報には、同相信号I(n)とクワッドラチャ信号Q(n)とからラジアス値と位相値を決定する回路において、CORDICアルゴリズムを使用し、初期の同相信号とクワッドラチャ信号とに基づいて位相値とラジアス値とを繰り返し概算する方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の携帯無線装置(移動局)において、装置の内蔵発振器は価格を低減するために安価で精度の落ちるものを用いることが多いので、自動周波数制御が必要である。このとき、周波数ズレの算出は以下のように行われる。
【0007】
基地局において変調されたパイロット信号等の既知のデータを受信し、内蔵発振器から生成したタイミングで取り出した2つのシンボルの一方のシンボルに、もう一方のシンボルの複素共役を掛けた結果の位相は2つのシンボルの位相差であるが、その既知の信号の2つのシンボルが内蔵発振器の周波数が正しい場合に同一の位相であるような信号である時、その算出した位相ズレを2つの信号のインターバルで割ることによって、内蔵発振器の周波数ズレの算出が行われる。
【0008】
上述した従来の周波数誤差推定方法では、位相ズレの算出のtan-1(ArcTangent:逆正接)の計算に、既存の方法であるCORDICを用いる場合、±π/2しか検出することができない。
【0009】
無線移動体装置においては消費電力及び大きさを小さくすることが重要であるので、無線移動体装置においてCORDIC等の位相算出器を用いる場合に、CORDICのタップ数を少なくするため、位相ズレの算出に誤差が出る。
【0010】
この算出された位相ズレから周波数ズレを計算する際、位相ズレの検出に用いた2つのシンボルの位相差をインターバルで割ることから、シンボルのインターバルが長くなれば、位相検出誤差は一定でも、周波数検出誤差は小さくなる。
【0011】
しかしながら、インターバルを最初から長くしていたのでは、周波数ズレが十分に大きく、位相ズレの絶対値がπより大きくなる場合に、正しく周波数ズレを検出することができない。
【0012】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、少ないタップ数でかつ周波数誤差を小さくすることができ、大きな周波数誤差に対応することができる携帯無線システム及びそれに用いる携帯無線装置並びにそれらに用いる周波数誤差推定方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明による携帯無線システムは、携帯無線装置の内蔵発振器の周波数ズレをより周波数精度の高い基地局から送られた受信波を基準に検出しかつ前記周波数ズレを前記内蔵発振器にフィードバックすることで前記内蔵発振器の周波数を合わせる自動周波数制御を用いる携帯無線システムであって、
前記内蔵発振器で生成したタイミングを基に前記基地局で変調された既知データから取り出した2つのシンボルの位相差を算出する算出手段と、前記算出手段で算出された位相差を前記2つのシンボルのインターバルで割ることで前記内蔵発振器の周波数ズレを算出する周波数ズレ算出手段と、前記算出手段で算出された位相差が予め定めた設定値より小さい時に前記周波数ズレ算出手段による次回の算出処理で用いるインターバルを広げかつ当該位相差が前記設定値より大きい時に前記周波数ズレ算出手段による次回の算出処理で用いるインターバルを縮める制御を行う制御手段とを前記携帯無線装置に備えている。
【0017】
本発明による携帯無線装置は、自装置の内蔵発振器の周波数ズレをより周波数精度の高い基地局から送られた受信波を基準に検出しかつ前記周波数ズレを前記内蔵発振器にフィードバックすることで前記内蔵発振器の周波数を合わせる自動周波数制御を用いる携帯無線装置であって、
前記内蔵発振器で生成したタイミングを基に前記基地局で変調された既知データから取り出した2つのシンボルの位相差を算出する算出手段と、前記算出手段で算出された位相差を前記2つのシンボルのインターバルで割ることで前記内蔵発振器の周波数ズレを算出する周波数ズレ算出手段と、前記算出手段で算出された位相差が予め定めた設定値より小さい時に前記周波数ズレ算出手段による次回の算出処理で用いるインターバルを広げかつ当該位相差が前記設定値より大きい時に前記周波数ズレ算出手段による次回の算出処理で用いるインターバルを縮める制御を行う制御手段とを備えている。
【0020】
本発明による周波数誤差推定方法は、携帯無線装置の内蔵発振器の周波数ズレをより周波数精度の高い基地局から送られた受信波を基準に検出しかつ前記周波数ズレを前記内蔵発振器にフィードバックすることで前記内蔵発振器の周波数を合わせる自動周波数制御を用いる携帯無線システムの周波数誤差推定方法であって、
前記内蔵発振器で生成したタイミングを基に前記基地局で変調された既知データから取り出した2つのシンボルの位相差を算出するステップと、その算出された位相差を前記2つのシンボルのインターバルで割ることで前記内蔵発振器の周波数ズレを算出するステップと、算出された位相差が予め定めた設定値より小さい時に次回の前記周波数ズレの算出処理で用いる前記インターバルを広げかつ当該位相差が前記設定値より大きい時に次回の前記周波数ズレの算出処理で用いるインターバルを縮める制御を行うステップとを前記携帯無線装置に備えている。
【0022】
すなわち、本発明の周波数誤差推定方法は、価格を低減するために装置の内蔵発振器として安価で精度の落ちるものを用いることが多いため、移動局内では内蔵発振器の周波数ズレをより周波数精度の高い基地局から送られた受信波を基準にして検出し、内蔵発振器にフィードバックすることによって、内蔵発振器の周波数を合わせる自動周波数制御(AFC:Automatic Frequency Control)が行われる携帯電話等の携帯無線装置(移動局)に用いられる。
【0023】
この自動周波数制御における周波数ズレの算出は、基地局において変調されたパイロット信号等の既知のデータを受信し、内蔵発振器から生成したタイミングで取り出した2つのシンボルの一方のシンボルに、もう一方のシンボルの複素共役を掛けた結果の位相が2つのシンボルの位相差であるが、その既知の信号の2つのシンボルが内蔵発振器の周波数が正しい場合に同一の位相であるような信号である時、その算出した位相ズレを2つの信号のインターバルで割ることによって内蔵発振器の周波数ズレを算出することで行われている。
【0024】
このとき、位相ズレの算出のtan-1(ArcTangent:逆正接)の計算に、既存の方法であるCORDIC(Coordinate Rotation Digital Computation)を用いる場合、±π/2しか検出することができないが、本発明では簡単な回路または処理を付加するだけで、±πの範囲の算出を可能としている。
【0025】
無線移動体装置においては消費電力及び大きさを小さくすることが重要であるが、無線移動体装置においてCORDIC等の位相算出器を用いる場合、CORDICのタップ数を少なくするため、位相ズレの算出に誤差が出る。
【0026】
この算出された位相ズレから周波数ズレを計算する際、位相ズレの検出に用いた2つのシンボルの位相差をインターバルで割ることから、シンボルのインターバルが長くなれば、位相検出誤差は一定でも、周波数検出誤差は小さくなる。
【0027】
しかしながら、インターバルを最初から長くしていたのでは周波数ズレが十分に大きく、位相ズレの絶対値がπより大きくなる場合に、正しく周波数ズレを検出することができない。
【0028】
そこで、自動周波数制御がそもそも持っている、フィードバックをかけることによって周波数ズレを小さくしてゆくという性質を利用し、周波数誤差が大きければ周波数誤差検出に用いる2つの信号のインターバルを短くし、周波数誤差が小さくなってくるとインターバルを長くするように制御することによって、少ないタップ数でかつ周波数誤差を小さくすることが可能となり、大きな周波数誤差に対応することが可能となる。これによって、安価で低消費電力の装置を実現することが可能となる。尚、基地局の周波数精度は厳しい規格で規定されているので、複数の基地局間での周波数ずれは小さく、上記の制御に影響を与えるものではない。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による携帯無線システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例による携帯無線システムは基地局1と移動局2とから構成されている。
【0030】
基地局1は基地局信号処理部11と、D/A(ディジタル/アナログ)コンバータ12と、基地局無線部13と、基地局PLL(Phase Locked Loop)部14と、安定度の高い基地局発振器15と、基地局アンテナ16とから構成されている。
【0031】
移動局2は移動局アンテナ20と、移動局無線部21と、A/D(アナログ/ディジタル)コンバータ22と、移動局PLL部23と、移動局発振器24と、LPF(Low pass filter)25と、AFCD/A26と、信号処理部27と、CPU等で構成される制御部32と、スピーカ等の出力部(図示せず)とから構成されている。
【0032】
信号処理部27はDSP(Digital Signal Processor)やゲートアレイ、及びスタンダードセル等で構成され、同期検出部28と、移動局データ処理部29と、積分器30と、周波数ズレ検出部31とから構成されている。
【0033】
基地局1において、信号111は基地局信号処理部11で信号処理され、QPSK(Quadriphase Phase Shift Keying)変調されたディジタル信号112はD/Aコンバータ12でアナログ信号113に変換された後、基地局無線部13で直行変調及び回線周波数にアップコンバージョンされ(118)、基地局アンテナ16から送信される。
【0034】
この時、基地局信号処理部11とD/Aコンバータ12と基地局無線部13とで用いられるクロックは安定度の高い基地局発振器15で発信した信号117を、各部のクロック周波数に合うように基地局PLL部14で周波数変換したクロック114,115,116である。
【0035】
基地局アンテナ16から送信された電波は移動局アンテナ20で受信され、信号121として移動無線部21に送られる。移動局無線部21で回線周波数からのダウンコンバージョン及び直行復調されたQPSKアナログ信号122はA/Dコンバータ22によってQPSKディジタル信号123に変換され、信号処理部27の同期検出部28に入力される。
【0036】
移動局PLL部23は移動局発振器24からの発信信号128を周波数変換し、クロック124,125,126,127を移動局無線部21、A/Dコンバータ22、信号処理部27、AFCD/A26にそれぞれ提供している。
【0037】
同期検出部28で検出された同期検出情報は制御線134によって制御部32に送られた後、同期検出部28をそのまま通過したQPSKディジタル信号123であるデータ136は移動局データ処理部29に入力される。
【0038】
移動局データ処理部29は受信したデータ136をQPSK復調し、音声やデータ等の信号を取り出して復号処理等を行い、出力部に信号132を渡す。また、移動局データ処理部29は同期検出部28からのデータ136(QPSKディジタル信号)からAFCで用いるための既知のQPSK信号133を取り出して周波数ズレ検出部31に渡す。
【0039】
周波数ズレ検出部31は既知のQPSK信号133及び移動局発振器24から移動局PLL部23を介して送られてくるクロック126を用いて移動局発振器24の周波数ズレを検出し、周波数ズレ135を積分器30に送る。
【0040】
積分器30はその都度算出された周波数ズレの値を積分し、AFCD/A26にディジタル信号131として渡す。このディジタル信号131がAFCD/A26で変換されたアナログ信号130はLPF25を通って移動局発振器24のAFCポートに周波数ズレ信号129として入力される。
【0041】
移動局発振器24はAFCポートに入力された周波数ズレ信号129によって発信周波数を調節する。ここで、基地局発振器15は移動局発振器25に比べてより正確な周波数の信号を生成している。
【0042】
図2は本発明の一実施例における伝送フォーマットを示す模式図である。この図2を参照して本発明の一実施例の動作について説明する。
【0043】
図2(a)における受信した既知のQPSK信号D1,D2,…は、基地局発振器15で生成される発信信号に基づいて生成されるタイミングで作られており、その周波数は移動局発振器24より正確である。
【0044】
一方、AFCに用いるシンボルタイミング1,2は、移動局発振器24で生成される発信信号に基づいて生成されるタイミングであるため、周波数ズレが生じている。この周波数ズレを算出する。ここでは、既知のQPSK信号が移動局発振器24の周波数と基地局発振器15の周波数とが合っている時に、同一の値であるとする。
【0045】
この時、移動局発振器24から生成されるAFCに用いるシンボルタイミング1[図2(a)参照]で取り出した2つのシンボルに、一方のシンボルにもう一方のシンボルの複素共役を掛けたベクトル(conjI1,conjQ1)は、図2(d)のようになり、その位相は2つのシンボルの位相差となり、図2(b)のΔθの値である。このΔθは周波数ズレΔfが2つのシンボルのインターバルTの間に生じさせた位相ズレである。
【0046】
したがって、図2(a)のAFCに用いるシンボルタイミング2ではインターバルがT*2であるため、現れる位相ズレもΔθ*2となる[図2(c)及び図2(e)参照]。よって、周波数ズレΔfは、
Figure 0003598938
という式で表される。この(1)式に示すように、算出した位相ズレΔθを2つの信号のインターバルで割ることによって、移動局発振器24の周波数ズレΔfを算出することができる。
【0047】
図3は本発明の一実施例における信号処理を示すフローチャートである。この図3を参照して本発明の一実施例の動作について説明する。ここで、図3に示す信号処理は(1)式におけるtan-1(ArcTangent:逆正接)の計算にCORDICを用い、かつ±(π/2)rotate(位相回転、π=180度)を用いることによって、±πの範囲でtan-1の計算を可能にした例を示している。
【0048】
入力信号conjI,congQを計算に用いるCORDICi,CORDICqに代入し、タップ(tap)数のカウントに用いる変数k及び位相の計算に用いるphaseの値を初期化し、borderの値にsin(S[tap数])をセットする(図3ステップS1)。この時、S[k]=tan−1(2−k)であり、タップ数は予め定めた値である。
【0049】
次に、CORDICiが負の数の場合(CORDICi<0.0)(図3ステップS2)には、計算したい位相の絶対値はπ/2以上であるから、CORDICqが正の値か負の値かを調べる(図3ステップS3)。
【0050】
CORDICqが正の場合(CORDICq>0.0)には、(CORDICi,CORDICq)で示される信号の位相を−(π/2)回転し、phaseに+(π/2)を代入する(図3ステップS5)。CORDICqが負の場合(CORDICq<0.0)には、(CORDICi,CORDICq)で示される信号の位相を+(π/2)回転し、phaseに−(π/2)を代入する(図3ステップS4)。
【0051】
このとき、位相の−(π/2)回転は、
CORDICi=CORDICq ……(2)
CORDICq=CORDICi*−1.0 ……(3)
という簡単な式で実現することができる。
【0052】
また、位相の+(π/2)回転は、
CORDICi=CORDICq*−1.0 ……(4)
CORDICq=CORDICi ……(5)
という簡単な式で実現することができる。
【0053】
これらの式はCORDICi、CORDICqの信号を入れ替えて符号を反転するだけであるから、きわめて簡単なハードウェアで実現することができることが分かる。
【0054】
その後、CORDICの方法に基づいて、約±(π/2)の範囲内の位相の計算を行うことによって、結果として、約±πの位相のtan−1の計算を実現する。CORDICの方法は、
【数1】
Figure 0003598938
Figure 0003598938
=1 [Iin,k<0]
=−1 [Iout,k ≧0] ……(7)
phase=−1*ΣD *θ ……(8)
という式で表される。ここで、(8)式のΣはk=1〜tapの総和である。これらの(6)式〜(8)式で表される処理は図3のステップS6,S7,S8,S9の処理である。
【0055】
(6)式〜(8)式で表される処理動作を説明すると、CORDICqが正の値の場合(CORDICq>0.0)(図3ステップS7)には、信号の位相を−[2−k*(π/4)]回転し、phaseに[2−k*(π/4)]を加える(図3ステップS8)。
【0056】
CORDICqが負の場合(CORDICq<0.0)(図3ステップS7)には、信号の位相を+[2−k*(π/4)]回転し、phaseに−[2−k*(π/4)]を加える(図3ステップS9)。それをタップ数回繰り返す(図3ステップS6〜S10)ことによって、約±(π/2)の範囲内の位相のtan−1の計算を行うことができる。
【0057】
また、CORDICqの絶対値が、borderの値より小さい場合、予め定めたタップ回数によって得られる誤差をすでに満たしているため、計算を途中でうち切ってphaseの値を出力する(図3ステップS10)。
【0058】
これはよけいな計算を省いて消費電力を削減するための工夫である。この時、算出されたphaseの値は(1)式における位相ズレΔθの値となる(Δθ=phase)(図3ステップS11)。
【0059】
図4は本発明の一実施例における制御を示すフローチャートである。この図4を参照して本発明の一実施例の動作について説明する。
【0060】
AFC動作開始時には、通常、移動局2の電源ON時である。移動局発振器24は温度特性経年劣化等の影響で周波数がズレている。移動局2の制御部32は最初にInterval(図2に示すインターバルT)の値に、予め定めたインターバルの最小値TMIN を設定する(図4ステップS21)。この最小値TMINは無線システムのシンボルレート等で決まる。
【0061】
これは周波数ズレ算出の際に用いるtan−1の計算が、±πの範囲内しか計算できないため、(1)式より算出しようとする周波数ズレΔfが−(1/2*interval)<Δf<(1/2*interval)[Hz]の範囲外になる場合、位相ズレΔθが−π<Δθ<πの範囲外となり、誤って周波数ズレΔfを算出してしまうことを避けるため、最も周波数ズレΔfが大きいと考えられるAFC動作開始時に、Intervalとして最も小さい値を設定する。
【0062】
次に、位相ズレ(Δθ)検出を行う。これは、上述した図2及び図3と(1)式とに示す方法を用いる。つまり、受信した既知のQPSK信号を移動局発振器24から生成したクロックで、Intervalの区間あけて取り出した2つのシンボルの片方を複素共役にして掛け合わせ(図2参照)、掛け合わせた信号の位相をCORDICを用いて算出し(図3参照)、更に(1)式によって周波数ズレΔfを計算する。
【0063】
その後、積分器30を通して移動局発振器24にAFCを掛ける(図4ステップS22)。算出した位相ズレΔθの絶対値が[(π/2)−α]より小さいかどうかを検出する(|Δθ|<(π/2)−α)(図4ステップS23)。
【0064】
この時、αはIntervalを2倍にしても、次に検出される位相ズレΔθの値が±πの範囲を出ることがないように、周波数ズレΔfの値の変動を加味して予め定めたマージンである。
【0065】
位相ズレΔθの絶対値が[(π/2)−α]より小さくかつIntervalの値が予め定めたIntervalの最大値であるTMAX でない場合(図4ステップS24)には、2を掛けてIntervalを広げる(図4ステップS25)。この最大値TMAX の値は電波の伝搬路の状態等によってIntervalを大きくしすぎると、周波数検出を誤る場合があることを加味して決められるものである。
【0066】
位相ズレΔθの絶対値が[(π/2)−α]以上の場合には、更にπ−βより大きく(|Δθ|>π−β)(図4ステップS26)、かつIntervalの値が最小値TMIN でない場合(図4ステップS27)、Intervalの値を半分にする(図4ステップS28)。この時、βは位相の算出において±πの範囲内でしか正しい計算ができないため、入力された位相がπより大きい値であって、今計算している位相ズレΔθの値の絶対値が誤った計算によって得られる可能性を判定するために、予め定めたマージンである。
【0067】
この動作を繰り返すことによって、AFC開始時にまだ移動局発振器24の周波数ズレΔfが大きい時から、AFC動作によって周波数ズレΔfが減ってきた場合に合わせて、Intervalを大きくしてゆくことができる。
【0068】
図3に示すCORDICによって生じる位相ズレΔθの算出時の量子化誤差の絶対値の最大は、[2−tap*(π/4)]と考えられる(tap=tap数)。移動局2においては消費電力削減のためにタップ数を減らしたいが、タップ数を減らすと量子化誤差が増えることになる。
【0069】
しかしながら、(1)式から周波数ズレΔfは、
Δf=Δθ/2π*Interval
であるから、位相ズレΔθの量子化誤差の周波数ズレΔfに対する影響もまた、Intervalを大きくすることによって、減らせることが分かる。
【0070】
上述したように、本発明の一実施例によって、少ないタップ数で、大きい周波数ズレΔfに対応することができ、かつ精度の良いAFCをかけることができる。
【0071】
図5は本発明の一実施例における制御を示すフローチャートである。この図5を参照して本発明の一実施例の制御動作について説明する。
【0072】
AFC動作開始時には、通常、移動局2の電源ON時である。移動局発振器24は温度特性軽年劣化等の影響で周波数がズレている。移動局2の制御部32は最初にInterval(図2に示すインターバルT)の値に、予め定めたインターバルの最小値TMIN を設定する。この最小値TMIN は無線システムのシンボルレート等で決まる。
【0073】
これは周波数ズレ(Δf)算出の際に用いるtan−1の計算が±πの範囲内しか計算できないため、算出しようとする周波数ズレΔfが−(1/2*interval)<Δf<(1/2*interval)[Hz]の範囲外になると、誤って周波数ズレΔfを算出してしまうことを避けるため、最も周波数ズレΔfが大きいと考えられるAFC動作開始時に、Intervalとして最も小さい値TMIN を設定する。
【0074】
さらに、同期はずれ回数カウントに用いる変数iを初期化し、積分器30の値をリセットする(図5ステップS31)。積分器30の出力fAFC =ΣΔf(Δfは周波数ズレ検出部31の出力)であるので、ここではfAFC =0とする。
【0075】
次に、周波数ズレ(Δf)検出を行う。これは、上述した図2と図3と図4と(1)式とで示す方法を用いる。つまり、受信した既知のQPSK信号を移動局発振器24から生成したクロックで、Intervalの区間あけて取り出した2つのシンボルの片方を複素共役にして掛け合わせ(図2参照)、掛け合わせた信号の位相をCORDICを用いて算出し(図3参照)、更に(1)式によって周波数に変換する。
【0076】
その後、周波数ズレ(Δf)を算出して出力し、積分器30を通して移動局発信器24にAFC信号として加えることによってAFCを掛ける(図5ステップS32)。
【0077】
次に、同期はずれかどうかを検出する(図5ステップS33)。これは同期検出部28において受信信号を復号することができない、もしくはpilot等の既知データを検出することができない、または電力レベルが一定値に達しない等によって判断され、制御部32及び周波数ズレ検出部31に伝えられる。
【0078】
同期はずれの場合、制御部32は図示せぬタイマをかけて時間をおき(図ステップS34)、再度Interval及び変数i及び積分器30の値を初期化して(図5ステップS31)、上記の動作を続行する。
【0079】
同期はずれでない場合、次に算出した周波数ズレΔfの値が、予め定めた値fthより小さいかどうかを判断し(Δf<fth)(図5ステップS35)、小さくない場合には変数iに0をセットし(図5ステップS38)、再び周波数ズレΔfを検出する。
【0080】
小さい場合には、変数iに1を加算し(i=i+1)(図5ステップS36)、変数iの値が予め定めた値countと等しいかどうかを判断し、値が等しく(図5ステップS37)、かつIntervalの値が予め定めた最大値TMAX でない場合(図5ステップS39)、Intervalの値に予め定めたΔTの値を加えてIntervalを広げ、変数iの値を0にセットする(図5ステップS40)。
【0081】
この最大値TMAX の値は電波の伝搬路の状態等によってIntervalを大きくしすぎると、周波数検出を誤る場合があることを加味して決められるものである。
【0082】
これらの動作によって周波数ズレΔfが安定してくると、Intervalを広げて精度を得、同期がはずれるとIntervalを広げて、広範囲の周波数ズレΔfに対応することができる。
【0083】
このように、位相ズレΔθの算出のtan−1の計算に既存の方法であるCORDICを用いる場合、簡単な回路または処理を付加するだけで、±πの範囲の算出を行うことができる。
【0084】
また、AFCがそもそも、フィードバックを掛けることによって、周波数ズレΔfを小さくしてゆくという性質を利用し、周波数誤差が大きい場合に周波数誤差検出に用いる2つの信号のインターバルを短くし、周波数誤差が小さくなってくるとインターバルを長くするように制御することによって、少ないタップ数でかつ周波数誤差が小さく、大きな周波数誤差に対応することができる。尚、基地局1の周波数精度は厳しい規格で規定されているので、複数の基地局間での周波数ずれは小さく、上記の制御に影響を与えるものではない。
【0085】
図6は本発明の他の実施例における信号処理を示すフローチャートである。この図6を参照して本発明の他の実施例の動作について説明する。ここで、図6に示す信号処理は(1)式におけるtan-1(ArcTangent:逆正接)の計算にCORDICを用い、かつ±πrotate(位相回転、π=180度)を用いることによって、±πの範囲でtan-1の計算を可能にした例を示している。
【0086】
入力信号conjI,congQを計算に用いるCORDICi,CORDICqに代入し、タップ(tap)数のカウントに用いる変数k及び位相の計算に用いるphaseの値を初期化し、borderの値にsin(S[tap数])をセットする(図6ステップS41)。この時、S[k]=tan−1(2−k)であり、タップ数は予め定めた値である。
【0087】
次に、CORDICiが負の数の場合(CORDICi<0.0)(図6ステップS42)には、計算したい位相の絶対値はπ/2以上であるから、CORDICqが正の値か負の値かを調べる(図6ステップS43)。
【0088】
CORDICqが正の場合(CORDICq>0.0)には、(CORDICi,CORDICq)で示される信号の位相を−π回転し、phaseに+πを代入する(図6ステップS45)。CORDICqが負の場合(CORDICq<0.0)には、(CORDICi,CORDICq)で示される信号の位相を+π回転し、phaseに−πを代入する(図6ステップS44)。
【0089】
このとき、位相の−π回転は、
CORDICi=CORDICi*−1 ……(9)
CORDICq=CORDICq*−1 ……(10)
という簡単な式で実現することができる。
【0090】
また、位相の+π回転は、
CORDICi=CORDICi*−1 ……(11)
CORDICq=CORDICq*−1 ……(12)
という簡単な式で実現することができる。
【0091】
これらの式はCORDICi、CORDICqの信号の符号を反転するだけであるから、きわめて簡単なハードウェアで実現することができることが分かる。その後のステップS46からステップS51の処理動作は上述した本発明の一実施例によるステップS6からステップS11の処理動作と同様であるので、その説明については省略する。
【0092】
図7は本発明の別の実施例による携帯無線システムの構成を示すブロック図である。図7において、本発明の別の実施例による携帯無線システムは複数の基地局3−1〜3−3と移動局4とから構成され、移動局4が複数の基地局3−1〜3−3各々のセル内をゆっくりと移動する場合に対応させるためのものである。
【0093】
基地局3−1〜3−3は上述した図1に示す本発明の一実施例による基地局1と同様の構成となっているので、その構成及び動作についての説明は省略する。移動局4は移動局アンテナ41と、移動局無線部42と、A/D(アナログ/ディジタル)コンバータ43と、フィンガ部44−1,44−2,44−3,……と、Rake合成部45と、AFC部46と、AFCD/A47とから構成されている。
【0094】
移動局無線部42は移動局発振器42aを備えている。フィンガ部44−1,44−2,44−3,……はそれぞれ逆拡散部44a−1,44a−2,44a−3,……と、図示せぬパワー計算部とを備え、パワー計算部で計算されたパワー値を基にその出力にそれぞれ重み付けを行っている。
【0095】
基地局3−1〜3−3各々のアンテナから送信された電波は移動局アンテナ41で受信され、その信号が移動局無線部42に送られる。移動局無線部42で回線周波数からのダウンコンバージョン及び直行復調されたQPSKアナログ信号はA/Dコンバータ43によってQPSKディジタル信号に変換され、フィンガ部44−1,44−2,44−3,……に入力される。
【0096】
フィンガ部44−1,44−2,44−3,……は各々のタイミングで受信した信号を逆拡散部44a−1,44a−2,44a−3,……で逆拡散してRake合成部45に出力される。その際、フィンガ部44−1,44−2,44−3,……からRake合成部45への信号は各々パワー計算部で計算されたパワー値に応じて重み付けされている。つまり、フィンガ部44−1,44−2,44−3,……からRake合成部45への信号は基地局3−1〜3−3毎に重み付けされている。
【0097】
Rake合成部45はフィンガ部44−1,44−2,44−3,……各々の信号を合成して図示せぬデータ処理部とAFC部46とに出力される。AFC部46は上述した本発明の一実施例と同様に、位相ズレΔθの算出のtan−1の計算にCORDICを用いたAFCを行い、AFCD/A47はAFC部46からのディジタル信号をアナログ信号に変換し、移動局発振器42aのAFCポートに周波数ズレ信号として出力する。
【0098】
移動局発振器42aはAFCポートに入力された周波数ズレ信号によって発信周波数を調節する。ここで、基地局発振器は移動局発振器42aに比べてより正確な周波数の信号を生成している。これによって、上記の効果のほかに、移動局4が複数の基地局3−1〜3−3各々のセル内をゆっくりと移動する場合でも、基地局3−1〜3−3各々の周波数にあわせて対応させることができる。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、携帯無線装置の内蔵発振器の周波数ズレをより周波数精度の高い基地局から送られた受信波を基準に検出しかつ周波数ズレを内蔵発振器にフィードバックすることで内蔵発振器の周波数を合わせる自動周波数制御を用いる携帯無線システムにおいて、内蔵発振器で生成したタイミングを基に基地局で変調された既知データから取り出した2つのシンボルの位相差を算出し、その算出された位相差を2つのシンボルのインターバルで割ることで内蔵発振器の周波数ズレを算出し、算出された位相差が予め定めた設定値より小さい時にインターバルを広げかつ当該位相差が設定値より大きい時にインターバルを縮める制御を行うことによって、少ないタップ数でかつ周波数誤差を小さくすることができ、大きな周波数誤差に対応することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による携帯無線システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における伝送フォーマットを示す模式図である。
【図3】本発明の一実施例における信号処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例における制御を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例における制御を示すフローチャートである。
【図6】本発明の他の実施例における信号処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の別の実施例による携帯無線システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,3−1〜3−3 基地局
2,4 移動局
11 基地局信号処理部
12 D/Aコンバータ
13 基地局無線部
14 基地局PLL部
15 基地局発振器
16 基地局アンテナ
20,41 移動局アンテナ
21,42 移動局無線部
22,43 A/Dコンバータ
23 移動局PLL部
24,42a 移動局発振器
25 LPF
26,47 AFCD/A
27 信号処理部
28 同期検出部
29 移動局データ処理部
30 積分器
31 周波数ズレ検出部
32 制御部
44−1〜44−3 フィンガ部
44a−1〜44a−3 逆拡散部
45 Rake合成部
46 AFC部

Claims (21)

  1. 携帯無線装置の内蔵発振器の周波数ズレをより周波数精度の高い基地局から送られた受信波を基準に検出しかつ前記周波数ズレを前記内蔵発振器にフィードバックすることで前記内蔵発振器の周波数を合わせる自動周波数制御を用いる携帯無線システムであって、
    前記内蔵発振器で生成したタイミングを基に前記基地局で変調された既知データから取り出した2つのシンボルの位相差を算出する算出手段と、前記算出手段で算出された位相差を前記2つのシンボルのインターバルで割ることで前記内蔵発振器の周波数ズレを算出する周波数ズレ算出手段と、前記算出手段で算出された位相差が予め定めた設定値より小さい時に前記周波数ズレ算出手段による次回の算出処理で用いるインターバルを広げかつ当該位相差が前記設定値より大きい時に前記周波数ズレ算出手段による次回の算出処理で用いるインターバルを縮める制御を行う制御手段とを前記携帯無線装置に有することを特徴とする携帯無線システム。
  2. 携帯無線装置の内蔵発振器の周波数ズレをより周波数精度の高い基地局から送られた受信波を基準に検出しかつ前記周波数ズレを前記内蔵発振器にフィードバックすることで前記内蔵発振器の周波数を合わせる自動周波数制御を用いる携帯無線システムであって、
    前記内蔵発振器で生成したタイミングを基に前記基地局で変調された既知データから取り出した2つのシンボルの位相差を算出する算出手段と、前記算出手段で算出された位相差を前記2つのシンボルのインターバルで割ることで前記内蔵発振器の周波数ズレを算出する周波数ズレ算出手段と、前記周波数ズレ算出手段で算出された周波数ズレが予め定めた設定値より大きい時に周波数ズレ検出に用いる2つのシンボルのインターバルを短くするように制御しかつ当該制御によって前記周波数ズレが前記設定値より小さくなってきた時に前記周波数ズレ検出に用いる2つのシンボルのインターバルを長くするように制御する制御手段とを前記携帯無線装置に有することを特徴とする携帯無線システム。
  3. 前記2つのシンボルは、前記内蔵発振器の周波数が正しい場合に同一の位相であり、
    前記算出手段は、前記2つのシンボルのうちの一方のシンボルにもう一方のシンボルの複素共役を掛けることで前記2つのシンボルの位相差を算出するよう構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の携帯無線システム。
  4. 前記周波数ズレ算出手段は、CORDIC(Coordinate Rotation Digital Computation )を用いて逆正接の計算をする際に±πの範囲の計算を行うようにしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の携帯無線システム。
  5. 前記周波数ズレ算出手段は、位相を計算する信号のI,Q成分を代入して前記CORDICの計算に用いる変数をCORDICi,CORDICqとし、前記CORDICの計算においてタップ毎に角度を足していって最終的に角度を出力する変数をphaseとした場合、前記CORDICの前段において、
    CORDICi<0.0かつCORDICq>0.0の時に、
    CORDICi=CORDICq
    CORDICq=CORDICi*−1.0
    phase=π/2
    とし、
    CORDICi<0.0かつCORDICq<0.0の時に、
    CORDICi=CORDICq*−1.0
    CORDICq=CORDICi
    phase=−(π/2)
    とする処理を行うよう構成したことを特徴とする請求項記載の携帯無線システム。
  6. 前記周波数ズレ算出手段は、位相を計算する信号のI,Q成分を代入して前記CORDICの計算に用いる変数をCORDICi,CORDICqとし、前記CORDICの計算においてタップ毎に角度を足していって最終的に角度を出力する変数をphaseとした場合、前記CORDICの前段において、
    CORDICi<0.0かつCORDICq>0.0の時に、
    CORDICi=CORDICi*−1
    CORDICq=CORDICq*−1
    phase=π
    とし、
    CORDICi<0.0かつCORDICq<0.0の時に、
    CORDICi=CORDICi*−1
    CORDICq=CORDICq*−1
    phase=−π
    とする処理を行うよう構成したことを特徴とする請求項記載の携帯無線システム。
  7. 前記制御手段は、前記携帯無線装置が少なくとも復号の失敗やパイロットの未検出、及び電力が一定レベルに達さないことから同期はずれを検出した時に前記インターバルを予め定めた最小値に設定するよう制御することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか記載の携帯無線システム。
  8. 自装置の内蔵発振器の周波数ズレをより周波数精度の高い基地局から送られた受信波を基準に検出しかつ前記周波数ズレを前記内蔵発振器にフィードバックすることで前記内蔵発振器の周波数を合わせる自動周波数制御を用いる携帯無線装置であって、
    前記内蔵発振器で生成したタイミングを基に前記基地局で変調された既知データから取り出した2つのシンボルの位相差を算出する算出手段と、前記算出手段で算出された位相差を前記2つのシンボルのインターバルで割ることで前記内蔵発振器の周波数ズレを算出する周波数ズレ算出手段と、前記算出手段で算出された位相差が予め定めた設定値より小さい時に前記周波数ズレ算出手段による次回の算出処理で用いるインターバルを広げかつ当該位相差が前記設定値より大きい時に前記周波数ズレ算出手段による次回の算出処理で用いるインターバルを縮める制御を行う制御手段とを有することを特徴とする携帯無線装置。
  9. 自装置の内蔵発振器の周波数ズレをより周波数精度の高い基地局から送られた受信波を基準に検出しかつ前記周波数ズレを前記内蔵発振器にフィードバックすることで前記内蔵発振器の周波数を合わせる自動周波数制御を用いる携帯無線装置であって、
    前記内蔵発振器で生成したタイミングを基に前記基地局で変調された既知データから取り出した2つのシンボルの位相差を算出する算出手段と、前記算出手段で算出された位相差を前記2つのシンボルのインターバルで割ることで前記内蔵発振器の周波数ズレを算出する周波数ズレ算出手段と、前記周波数ズレ算出手段で算出された周波数ズレが予め定めた設定値より大きい時に周波数ズレ検出に用いる2つのシンボルのインターバルを短くするように制御しかつ当該制御によって前記周波数ズレが前記設定値より小さくなってきた時に前記周波数ズレ検出に用いる2つのシンボルのインターバルを長くするように制御する制御手段とを有することを特徴とする携帯無線装置。
  10. 前記2つのシンボルは、前記内蔵発振器の周波数が正しい場合に同一の位相であり、
    前記算出手段は、前記2つのシンボルのうちの一方のシンボルにもう一方のシンボルの複素共役を掛けることで前記2つのシンボルの位相差を算出するよう構成したことを特徴とする請求項8または請求項9記載の携帯無線装置。
  11. 前記周波数ズレ算出手段は、CORDIC(Coordinate Rotation Digital Computation )を用いて逆正接の計算をする際に±πの範囲の計算を行うようにしたことを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか記載の携帯無線装置。
  12. 前記周波数ズレ算出手段は、位相を計算する信号のI,Q成分を代入して前記CORDICの計算に用いる変数をCORDICi,CORDICqとし、前記CORDICの計算においてタップ毎に角度を足していって最終的に角度を出力する変数をphaseとした場合、前記CORDICの前段において、
    CORDICi<0.0かつCORDICq>0.0の時に、
    CORDICi=CORDICq
    CORDICq=CORDICi*−1.0
    phase=π/2
    とし、
    CORDICi<0.0かつCORDICq<0.0の時に、
    CORDICi=CORDICq*−1.0
    CORDICq=CORDICi
    phase=−(π/2)
    とする処理を行うよう構成したことを特徴とする請求項11記載の携帯無線装置。
  13. 前記周波数ズレ算出手段は、位相を計算する信号のI,Q成分を代入して前記CORDICの計算に用いる変数をCORDICi,CORDICqとし、前記CORDICの計算においてタップ毎に角度を足していって最終的に角度を出力する変数をphaseとした場合、前記CORDICの前段において、
    CORDICi<0.0かつCORDICq>0.0の時に、
    CORDICi=CORDICi*−1
    CORDICq=CORDICq*−1
    phase=π
    とし、
    CORDICi<0.0かつCORDICq<0.0の時に、
    CORDICi=CORDICi*−1
    CORDICq=CORDICq*−1
    phase=−π
    とする処理を行うよう構成したことを特徴とする請求項11記載の携帯無線装置。
  14. 前記制御手段は、少なくとも復号の失敗やパイロットの未検出、及び電力が一定レベルに達さないことから同期はずれを検出した時に前記インターバルを予め定めた最小値に設定するよう制御することを特徴とする請求項から請求項13のいずれか記載の携帯無線装置。
  15. 携帯無線装置の内蔵発振器の周波数ズレをより周波数精度の高い基地局から送られた受信波を基準に検出しかつ前記周波数ズレを前記内蔵発振器にフィードバックすることで前記内蔵発振器の周波数を合わせる自動周波数制御を用いる携帯無線システムの周波数誤差推定方法であって、
    前記内蔵発振器で生成したタイミングを基に前記基地局で変調された既知データから取り出した2つのシンボルの位相差を算出するステップと、その算出された位相差を前記2つのシンボルのインターバルで割ることで前記内蔵発振器の周波数ズレを算出するステップと、算出された位相差が予め定めた設定値より小さい時に次回の前記周波数ズレの算出処理で用いる前記インターバルを広げかつ当該位相差が前記設定値より大きい時に次回の前記周波数ズレの算出処理で用いるインターバルを縮める制御を行うステップとを前記携帯無線装置に有することを特徴とする周波数誤差推定方法。
  16. 携帯無線装置の内蔵発振器の周波数ズレをより周波数精度の高い基地局から送られた受信波を基準に検出しかつ前記周波数ズレを前記内蔵発振器にフィードバックすることで前記内蔵発振器の周波数を合わせる自動周波数制御を用いる携帯無線システムの周波数誤差推定方法であって、
    前記内蔵発振器で生成したタイミングを基に前記基地局で変調された既知データから取り出した2つのシンボルの位相差を算出するステップと、その算出された位相差を前記2つのシンボルのインターバルで割ることで前記内蔵発振器の周波数ズレを算出するステップと、算出された周波数ズレが予め定めた設定値より大きい時に周波数ズレ検出に用いる 2つのシンボルのインターバルを短くするように制御しかつ当該制御によって前記周波数ズレが前記設定値より小さくなってきた時に前記周波数ズレ検出に用いる2つのシンボルのインターバルを長くするように制御するステップとを前記携帯無線装置に有することを特徴とする周波数誤差推定方法。
  17. 前記2つのシンボルは、前記内蔵発振器の周波数が正しい場合に同一の位相であり、
    前記2つのシンボルの位相差を算出するステップは、前記2つのシンボルのうちの一方のシンボルにもう一方のシンボルの複素共役を掛けることで前記2つのシンボルの位相差を算出するようにしたことを特徴とする請求項15または請求項16記載の周波数誤差推定方法。
  18. 前記周波数ズレを算出するステップは、CORDIC(Coordinate Rotation Digital Computation )を用いて逆正接の計算をする際に±πの範囲の計算を行うようにしたことを特徴とする請求項15から請求項17のいずれか記載の周波数誤差推定方法。
  19. 前記周波数ズレを算出するステップは、位相を計算する信号のI,Q成分を代入して前記CORDICの計算に用いる変数をCORDICi,CORDICqとし、前記CORDICの計算においてタップ毎に角度を足していって最終的に角度を出力する変数をphaseとした場合、前記CORDICの前段において、
    CORDICi<0.0かつCORDICq>0.0の時に、
    CORDICi=CORDICq
    CORDICq=CORDICi*−1.0
    phase=π/2
    とし、
    CORDICi<0.0かつCORDICq<0.0の時に、
    CORDICi=CORDICq*−1.0
    CORDICq=CORDICi
    phase=−(π/2)
    とする処理を行うようにしたことを特徴とする請求項18記載の周波数誤差推定方法。
  20. 前記周波数ズレを算出するステップは、位相を計算する信号のI,Q成分を代入して前記CORDICの計算に用いる変数をCORDICi,CORDICqとし、前記CORDICの計算においてタップ毎に角度を足していって最終的に角度を出力する変数をphaseとした場合、前記CORDICの前段において、
    CORDICi<0.0かつCORDICq>0.0の時に、
    CORDICi=CORDICi*−1
    CORDICq=CORDICq*−1
    phase=π
    とし、
    CORDICi<0.0かつCORDICq<0.0の時に、
    CORDICi=CORDICi*−1
    CORDICq=CORDICq*−1
    phase=−π
    とする処理を行うようにしたことを特徴とする請求項18記載の周波数誤差推定方法。
  21. 前記インターバルの制御を行うステップは、前記携帯無線装置が少なくとも復号の失敗やパイロットの未検出、及び電力が一定レベルに達さないことから同期はずれを検出した時に前記インターバルを予め定めた最小値に設定するよう制御することを特徴とする請求項15から請求項20のいずれか記載の周波数誤差推定方法。
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