JP3598757B2 - 中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置 - Google Patents
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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、輪転印刷機の折機部以降でステッチャーされ、中綴じされた本(小冊紙、パンフレット等を含む)となり、背先行のサシミ状排紙、且つステッチャーされた造本途中、或いは造本完了した印刷物を、サシミ状の搬送のまま、予め決められたステッチャー数の有無を判断し、不良綴じを発見する品質保証装置に関する。すなわち、中綴本の印刷より製本迄の一貫生産ラインに於いてのステッチャー検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の中綴本の検査装置としては、中綴製本機のステッチャー部の後方に、センサーを設けたものがある。しかし、これらは折丁が中央から開かれ鞍に跨がった状態で、背を中央にして天地方向に直線的に一冊毎担体で移動するものであり、その移動線上にセンサーを設け検出していた。ところが、印刷から製本まで行う中綴本一貫生産ラインでは、ステッチャーされた背部分を進行方向に向け、各ステッチャーされた本がサシミ状に重なって、ベルトコンベア、コロコンベア等により搬送されるので、従来の検査装置が使用できず、目視検査が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来目視で行われていた印刷から製本まで行う中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、輪転印刷機で印刷し、折機で折られて折丁とすると共にステッチャーで中綴本とする中綴本一貫生産ラインにおいて、前記中綴本を背先行のサシミ状で搬送する搬送手段と、前記搬送手段の搬送方向と直角方向に前記ステッチャーを検出する複数の検出手段と、前記複数の検出手段の上流側に設けられ、前記中綴本のサシミ状態での垂直方向の高さを検出する手段と、前記検出手段で検出された結果が予め決められたステッチャー数になっているか判断する手段を具備したことを特徴とした中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置である。上記の構成とすることにより従来目視で行っていた、印刷から製本まで行う中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置を提供可能とした。
【0005】
また、中綴本のサシミ状態での垂直方向の高さを検出する手段を設けたので、中綴本の搬送状態が把握でき、より正確な検出を可能とする。
【0006】
請求項2の発明は、前記垂直方向の高さを検出する手段により、中綴本の背部を検知すると、予め設定された時間だけゲート回路が働き、このゲートが開いている時間内に、予め設定されたステッチャー信号を前記ステッチャーを検出する複数の検出手段により検出したときを良品と判定する判定手段を有することを特徴とする請求項2記載の中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置である。ゲート回路を有しゲートが開いている間に正しいステッチャー信号を検出したときを良品とする判定手段を設けたので、精度を向上させることができる。
【0007】
請求項3の発明は、ステッチャーされサシミ状に搬送される中綴本のステッチャーを検出する前記複数の検出手段を設けた部分で、前記サシミ状中綴本を上下より挟んで押圧する押圧手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置である。押圧手段により、検出手段を設けた部分で中綴本を挟み着けることにより、距離、位置等が安定し、検出の精度を向上させることを可能にする。
【0008】
請求項4の発明は、前記判断する手段での判断の結果、決められたステッチャー数になっていない場合、警報を発する手段及び/又は排出する手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置である。検査の結果、不良が出た場合、警報を発するか又は/及び排出することにより、作業者が他の仕事を安心して行うことができる。
【0009】
請求項5の発明は、前記請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載のステッチャー検査装置を組み込んだ中綴本一貫生産ラインである。これにより、印刷から製本までの中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査を自動的に行え、中綴本一貫生産ラインの品質保証を行うことを可能とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態を示すステッチャー検査装置を組み込んだ中綴本一貫生産ラインの概要を示す説明図である。巻取1は給紙部2より給紙され、印刷部3で印刷された後、乾燥部4で乾燥され冷却部5に入り冷却後、折部6で折られ断裁された後、ステッチャー部7で中綴じされ中綴本の形態になる。その後、コンベア11でステッチャー部を前にしてサシミ状に重なってステッチャー検査部10でステッチャー不良を検出する。その後は省略してあるが、三方断裁機やスタッカー等を適宜連結可能である。また、本輪転印刷機としてはオフセット輪転機を示したが、グラビア輪転印刷機やその他輪転印刷機でも可能である。
【0011】
図2は、ステッチャー検査部10の概略説明図である。コンベア11上を背のステッチャー部を前方にして、サシミ状に重なって搬送されてくる中綴本12は、センサー13の下を通過する。ステッチャー15の位置にセンサー台軸上の移動可能なセンサー13を固定し、その下を通過する中綴本12のステッチャー15をセンサー13で検出し、設定されている数なければ不良とする。
【0012】
図3は、図2のものに更に、中綴本のサシミ状の断続的な厚みの変化を検知するセンサー16をセンサー13の上流側に設けた状態を示す説明図である。これにより、センサー16が中綴本12の背を検出すると、予め設定された時間だけゲート回路が働き、このゲートが開いている時間内に、予め設定されたステッチャー信号をセンサー13で検出するのが良品で、ゲートのが開いているが、設定されたステッチャー信号とは異なる場合は不良とする判定方法がとれ、精度が向上する。
【0013】
図4は、図3のものに、ベルト17を設けサシミ状に搬送されてくる中綴本12を上下のベルトで挟み押圧し、中綴本12の乱れを防ぎ検出精度を向上させるものである。これは図2のものに設けても効果があるものである。
【0014】
図5は、中綴本12の厚み方向の検出センサー16及びステッチャー検出センサー13の両方を備えた構成の検査装置に於ける判定方法の一例を示す説明図である。図5(イ)は横軸に時間tをとり、ゲート信号とステッチャー信号を示したものである。ゲートが開いている時間t0の間にステッチャー信号が2つ出ているので正常である。(設定ステッチャー2個)図5(ロ)は、ゲートが開いている時間t0の間にステッチャー信号が1つしか出ていないので不良と判断する。図5(ハ)は、ゲートが開いている時間t0の間にステッチャー信号が3つ出ており不良と判断する。
【0015】
図6は、不良品を検知した場合の不良中綴本の排出機構の一例を示す説明図である。図4に示すタイプの検査部で、中綴本とセンサーを省略した図であり、不良信号が出たらエアーシリンダー18がロッドを伸ばす方向に動き、そのロッドの先端に固定されているプレート19をサシミ状の中綴本の段差部まで落とし、不良中綴本をすくい出し、排出コンベア20、21に挟み機外へ排出する。
【0016】
【実施例】
以下図面を用いて実施例を説明する。
<実施例1>図4に示す構成のステッチャー検査装置をステッチャー付きグラビア輪転印刷機の搬送コンベアの途中に設けた。良否判定は図5に示すようにゲート回路を設けゲートを開いている時間t0の間にスチェッチャー信号が2つあるのを正常と判定させ、他を不良と判定させた。不良の判定が出た場合、黄色のパトライトを点灯し、警報も鳴らした。同時に下流側の図6に示す構成の排出機構で不良品を排出した。正常な中綴本はその後三方断裁しスタッカーにかけ梱包し出荷した。三方断裁はインラインで流れ方向を直角に変えて天地と小口を断裁することも可能である。
【0017】
<実施例2>実施例1と同様のステッチャー検査装置をオフセット輪転印刷機の搬送コンベアの途中に装備した。結果は良好であった。
【0018】
【発明の効果】
請求項1の発明は、従来目視で行っていた、印刷から製本まで行う中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置を提供可能とした。結果として、作業者の作業負荷を軽減できる。
【0019】
更に、中綴本のサシミ状態での垂直方向の高さを検出する手段を設けたので、中綴本の搬送状態が把握でき、より正確な検出を可能とする。
【0020】
請求項2の発明は、ゲート回路を有しゲートが開いている間に正しいステッチャー信号を検出したときを良品とし、その他を不良とする判定手段を設けたので、精度を向上させることができる。
【0021】
請求項3の発明は、押圧手段により、検出手段を設けた部分で中綴本を挟み着けることにより、距離、位置等が安定し、検出の精度を向上させることを可能にする。
【0022】
請求項4の発明は、検査の結果、不良が出た場合、警報を発するか又は/及び排出することにより、作業者が他の仕事を安心して行うことができる。
【0023】
請求項5の発明は、前記請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載のステッチャー検査装置を組み込んだ中綴本一貫生産ラインである。これにより、印刷から製本までの中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査を自動的に行え、中綴本一貫生産ラインの品質保証を行うことを可能とする。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置の概要説明図である。
【図2】本発明の要部のステッチャー検査部の概略説明図である。
【図3】本発明の要部のステッチャー検査部の概略説明図である。
【図4】本発明の要部のステッチャー検査部の概略説明図である。
【図5】ゲート信号とスチェッチャー信号を用いる場合の判定方法の一例を示す説明図である。
【図6】不良品排出機構の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…巻取、2…給紙部、3…印刷部、4…乾燥部、5…冷却部、6…折部、7…ステッチャー部、8…紙、9、12…中綴本、10…ステッチャー検査部、11…コンベア、13…センサー、14…センサー台軸、15…ステッチャー、16…センサー、17…ベルト、18…エアシリンダー、19…プレート、20、21…ベルト
【発明の属する技術分野】
本発明は、輪転印刷機の折機部以降でステッチャーされ、中綴じされた本(小冊紙、パンフレット等を含む)となり、背先行のサシミ状排紙、且つステッチャーされた造本途中、或いは造本完了した印刷物を、サシミ状の搬送のまま、予め決められたステッチャー数の有無を判断し、不良綴じを発見する品質保証装置に関する。すなわち、中綴本の印刷より製本迄の一貫生産ラインに於いてのステッチャー検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の中綴本の検査装置としては、中綴製本機のステッチャー部の後方に、センサーを設けたものがある。しかし、これらは折丁が中央から開かれ鞍に跨がった状態で、背を中央にして天地方向に直線的に一冊毎担体で移動するものであり、その移動線上にセンサーを設け検出していた。ところが、印刷から製本まで行う中綴本一貫生産ラインでは、ステッチャーされた背部分を進行方向に向け、各ステッチャーされた本がサシミ状に重なって、ベルトコンベア、コロコンベア等により搬送されるので、従来の検査装置が使用できず、目視検査が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来目視で行われていた印刷から製本まで行う中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、輪転印刷機で印刷し、折機で折られて折丁とすると共にステッチャーで中綴本とする中綴本一貫生産ラインにおいて、前記中綴本を背先行のサシミ状で搬送する搬送手段と、前記搬送手段の搬送方向と直角方向に前記ステッチャーを検出する複数の検出手段と、前記複数の検出手段の上流側に設けられ、前記中綴本のサシミ状態での垂直方向の高さを検出する手段と、前記検出手段で検出された結果が予め決められたステッチャー数になっているか判断する手段を具備したことを特徴とした中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置である。上記の構成とすることにより従来目視で行っていた、印刷から製本まで行う中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置を提供可能とした。
【0005】
また、中綴本のサシミ状態での垂直方向の高さを検出する手段を設けたので、中綴本の搬送状態が把握でき、より正確な検出を可能とする。
【0006】
請求項2の発明は、前記垂直方向の高さを検出する手段により、中綴本の背部を検知すると、予め設定された時間だけゲート回路が働き、このゲートが開いている時間内に、予め設定されたステッチャー信号を前記ステッチャーを検出する複数の検出手段により検出したときを良品と判定する判定手段を有することを特徴とする請求項2記載の中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置である。ゲート回路を有しゲートが開いている間に正しいステッチャー信号を検出したときを良品とする判定手段を設けたので、精度を向上させることができる。
【0007】
請求項3の発明は、ステッチャーされサシミ状に搬送される中綴本のステッチャーを検出する前記複数の検出手段を設けた部分で、前記サシミ状中綴本を上下より挟んで押圧する押圧手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置である。押圧手段により、検出手段を設けた部分で中綴本を挟み着けることにより、距離、位置等が安定し、検出の精度を向上させることを可能にする。
【0008】
請求項4の発明は、前記判断する手段での判断の結果、決められたステッチャー数になっていない場合、警報を発する手段及び/又は排出する手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置である。検査の結果、不良が出た場合、警報を発するか又は/及び排出することにより、作業者が他の仕事を安心して行うことができる。
【0009】
請求項5の発明は、前記請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載のステッチャー検査装置を組み込んだ中綴本一貫生産ラインである。これにより、印刷から製本までの中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査を自動的に行え、中綴本一貫生産ラインの品質保証を行うことを可能とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態を示すステッチャー検査装置を組み込んだ中綴本一貫生産ラインの概要を示す説明図である。巻取1は給紙部2より給紙され、印刷部3で印刷された後、乾燥部4で乾燥され冷却部5に入り冷却後、折部6で折られ断裁された後、ステッチャー部7で中綴じされ中綴本の形態になる。その後、コンベア11でステッチャー部を前にしてサシミ状に重なってステッチャー検査部10でステッチャー不良を検出する。その後は省略してあるが、三方断裁機やスタッカー等を適宜連結可能である。また、本輪転印刷機としてはオフセット輪転機を示したが、グラビア輪転印刷機やその他輪転印刷機でも可能である。
【0011】
図2は、ステッチャー検査部10の概略説明図である。コンベア11上を背のステッチャー部を前方にして、サシミ状に重なって搬送されてくる中綴本12は、センサー13の下を通過する。ステッチャー15の位置にセンサー台軸上の移動可能なセンサー13を固定し、その下を通過する中綴本12のステッチャー15をセンサー13で検出し、設定されている数なければ不良とする。
【0012】
図3は、図2のものに更に、中綴本のサシミ状の断続的な厚みの変化を検知するセンサー16をセンサー13の上流側に設けた状態を示す説明図である。これにより、センサー16が中綴本12の背を検出すると、予め設定された時間だけゲート回路が働き、このゲートが開いている時間内に、予め設定されたステッチャー信号をセンサー13で検出するのが良品で、ゲートのが開いているが、設定されたステッチャー信号とは異なる場合は不良とする判定方法がとれ、精度が向上する。
【0013】
図4は、図3のものに、ベルト17を設けサシミ状に搬送されてくる中綴本12を上下のベルトで挟み押圧し、中綴本12の乱れを防ぎ検出精度を向上させるものである。これは図2のものに設けても効果があるものである。
【0014】
図5は、中綴本12の厚み方向の検出センサー16及びステッチャー検出センサー13の両方を備えた構成の検査装置に於ける判定方法の一例を示す説明図である。図5(イ)は横軸に時間tをとり、ゲート信号とステッチャー信号を示したものである。ゲートが開いている時間t0の間にステッチャー信号が2つ出ているので正常である。(設定ステッチャー2個)図5(ロ)は、ゲートが開いている時間t0の間にステッチャー信号が1つしか出ていないので不良と判断する。図5(ハ)は、ゲートが開いている時間t0の間にステッチャー信号が3つ出ており不良と判断する。
【0015】
図6は、不良品を検知した場合の不良中綴本の排出機構の一例を示す説明図である。図4に示すタイプの検査部で、中綴本とセンサーを省略した図であり、不良信号が出たらエアーシリンダー18がロッドを伸ばす方向に動き、そのロッドの先端に固定されているプレート19をサシミ状の中綴本の段差部まで落とし、不良中綴本をすくい出し、排出コンベア20、21に挟み機外へ排出する。
【0016】
【実施例】
以下図面を用いて実施例を説明する。
<実施例1>図4に示す構成のステッチャー検査装置をステッチャー付きグラビア輪転印刷機の搬送コンベアの途中に設けた。良否判定は図5に示すようにゲート回路を設けゲートを開いている時間t0の間にスチェッチャー信号が2つあるのを正常と判定させ、他を不良と判定させた。不良の判定が出た場合、黄色のパトライトを点灯し、警報も鳴らした。同時に下流側の図6に示す構成の排出機構で不良品を排出した。正常な中綴本はその後三方断裁しスタッカーにかけ梱包し出荷した。三方断裁はインラインで流れ方向を直角に変えて天地と小口を断裁することも可能である。
【0017】
<実施例2>実施例1と同様のステッチャー検査装置をオフセット輪転印刷機の搬送コンベアの途中に装備した。結果は良好であった。
【0018】
【発明の効果】
請求項1の発明は、従来目視で行っていた、印刷から製本まで行う中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置を提供可能とした。結果として、作業者の作業負荷を軽減できる。
【0019】
更に、中綴本のサシミ状態での垂直方向の高さを検出する手段を設けたので、中綴本の搬送状態が把握でき、より正確な検出を可能とする。
【0020】
請求項2の発明は、ゲート回路を有しゲートが開いている間に正しいステッチャー信号を検出したときを良品とし、その他を不良とする判定手段を設けたので、精度を向上させることができる。
【0021】
請求項3の発明は、押圧手段により、検出手段を設けた部分で中綴本を挟み着けることにより、距離、位置等が安定し、検出の精度を向上させることを可能にする。
【0022】
請求項4の発明は、検査の結果、不良が出た場合、警報を発するか又は/及び排出することにより、作業者が他の仕事を安心して行うことができる。
【0023】
請求項5の発明は、前記請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載のステッチャー検査装置を組み込んだ中綴本一貫生産ラインである。これにより、印刷から製本までの中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査を自動的に行え、中綴本一貫生産ラインの品質保証を行うことを可能とする。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置の概要説明図である。
【図2】本発明の要部のステッチャー検査部の概略説明図である。
【図3】本発明の要部のステッチャー検査部の概略説明図である。
【図4】本発明の要部のステッチャー検査部の概略説明図である。
【図5】ゲート信号とスチェッチャー信号を用いる場合の判定方法の一例を示す説明図である。
【図6】不良品排出機構の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…巻取、2…給紙部、3…印刷部、4…乾燥部、5…冷却部、6…折部、7…ステッチャー部、8…紙、9、12…中綴本、10…ステッチャー検査部、11…コンベア、13…センサー、14…センサー台軸、15…ステッチャー、16…センサー、17…ベルト、18…エアシリンダー、19…プレート、20、21…ベルト
Claims (5)
- 輪転印刷機で印刷し、折機で折られて折丁とすると共にステッチャーで中綴本とする中綴本一貫生産ラインにおいて、前記中綴本を背先行のサシミ状で搬送する搬送手段と、前記搬送手段の搬送方向と直角方向に前記ステッチャーを検出する複数の検出手段と、前記複数の検出手段の上流側に設けられ、前記中綴本のサシミ状態での垂直方向の高さを検出する手段と、前記検出手段で検出された結果が予め決められたステッチャー数になっているか判断する手段を具備したことを特徴とした中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置。
- 前記垂直方向の高さを検出する手段により、中綴本の背部を検知すると、予め設定された時間だけゲート回路が働き、このゲートが開いている時間内に、予め設定されたステッチャー信号を前記ステッチャーを検出する複数の検出手段により検出したときを良品と判定する判定手段を有することを特徴とする請求項1記載の中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置。
- ステッチャーされサシミ状に搬送される中綴本のステッチャーを検出する前記複数の検出手段を設けた部分で、前記サシミ状中綴本を上下より挟んで押圧する押圧手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれか一つに記載の中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置。
- 前記判断する手段での判断の結果、決められたステッチャー数になっていない場合、警報を発する手段及び/又は排出する手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置。
- 前記請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載のステッチャー検査装置を組み込んだ中綴本一貫生産ライン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24801697A JP3598757B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24801697A JP3598757B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1178285A JPH1178285A (ja) | 1999-03-23 |
JP3598757B2 true JP3598757B2 (ja) | 2004-12-08 |
Family
ID=17171954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24801697A Expired - Fee Related JP3598757B2 (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 中綴本一貫生産ラインに於けるステッチャー検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3598757B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6152532B2 (ja) * | 2013-07-30 | 2017-06-28 | 芳野マシナリー株式会社 | 製本装置 |
-
1997
- 1997-09-12 JP JP24801697A patent/JP3598757B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1178285A (ja) | 1999-03-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040203 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040319 |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040824 |
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