JP3598463B2 - 製袋充填機の横シール装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、製袋充填機の横シール装置に関し、更に詳細には、筒状に成形された連続フィルムの連続移送中にフィルムの移送方向と交差する方向に横シールを施す製袋充填機の横シール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製袋充填機は、筒状に成形されて連続移送されるフィルムにおける長手方向端縁部の重合面に縦シールを施すと共に、筒状フィルム中に被包装物を順次充填し所定間隔毎に横シール・切断を施すことにより、所謂ピロー包装体を製造し得るようになっている。
【0003】
横シール装置では、筒状フィルムの移送路を挟んで対向する一対のシール体を備え、両シール体を当接させることによって筒状フィルムを挟持した状態で、該両シール体を筒状フィルムの移送方向に沿って同期的に移動してシールを施した後、相互に離間して後退し、再び相互に当接して移動する運動を繰返す、所謂ボックスモーション式のものが好適に使用される。
【0004】
従来、縦型製袋充填機に採用されるこの種の横シール装置としては、例えば特許第2598262号公報に開示される構成のものが提案されている。この装置は、フィルムの移送方向に対して交差する方向にシール体を開閉作動させる第1の駆動モータと、フィルムの移送方向に沿ってシール体を往復作動させる第2の駆動モータとを別々に備えている。このような構成が採用された横シール装置によれば、一対のシール体の開閉作動と、フィルム移送路に沿う往復作動とを夫々別に駆動制御できる利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した横シール装置では、複数の駆動モータを同期的に制御する必要から、その制御装置が複雑で製造コストが高価なものとなる欠点が指摘される。また、シール体がフィルム移送路に沿って往復移動する際には、シール体開閉作動用の第1の駆動モータも一体的に移動させるようになっているため、シール体のフィルム移送路に沿う往復作動に伴う慣性力が過大となって、高速運転時には第2の駆動モータや往復作動機構等に大きな負荷が加わり、高速化を阻害する要因となっている。
【0006】
【発明の目的】
この発明は、前述した欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、シール体の開閉作動とフィルム移送方向に沿う往復作動とを1基の駆動用モータにより行なうことが可能で、高速運転に適した製袋充填機の横シール装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る製袋充填機の横シール装置は、
筒状フィルムの移送路を挟んで対向して配設され、該筒状フィルムの移送と共にその移送方向へ移動すると共に対向的に近接・離間移動する一対のシール体により、筒状フィルムを所定間隔毎に横シールする製袋充填機の横シール装置において、
装置本体に揺動可能に配設した一対の揺動アームを連結部材で平行に連結してなり、フィルム移送方向と交差する方向に離間する2組のリンク機構と、
前記一対の連結部材間に架設され、前記揺動アームの揺動によりフィルム移送方向に往復移動する作動軸と、
前記一対のシール体を近接・離間移動可能に備え、前記揺動アームの揺動によりフィルム移送方向に往復移動するシール組立体と、
前記作動軸に回動可能に枢支されると共に前記シール組立体に連繋されるリンク部材を備え、該リンク部材が作動手段により回動されることで前記一対のシール体を開閉作動させるトグル機構と、
前記揺動アームに連繋され、該アームを揺動させる揺動手段と、
前記作動手段および揺動手段を駆動する変速制御可能な駆動用モータと、
前記一対のシール体の当接時に、所定の挟圧力が得られるようにシール体を付勢するシール圧付与手段とから構成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
駆動用モータで作動手段を駆動すると、該手段によりトグル機構が作動し、シール体が開閉作動する。また駆動用モータにより揺動手段を駆動すると、装置本体に配設された揺動アームが揺動し、この揺動に伴って一対のシール体が筒状フィルムの移送方向前後へ移動する。すなわち、一対のシール体は、フィルム移送方向上流側で相互に近接して当接し、この当接状態で下流側に移動した後、相互に離間して下流側に移動する運動を繰返し、その当接時に筒状フィルムを挟持してシールする。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る製袋充填機の横シール装置につき、縦型製袋充填機に採用した場合での好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0010】
図1および図2に示す如く、本発明の実施例に係る縦型製袋充填機に採用される横シール装置10では、被包装物が供給される充填筒11の外周に沿いつつ下方へ連続移送される筒状フィルムFの垂直な送移路と交差する幅方向に離間する一対の側部フレーム12,12を、複数の接続部材(図示せず)により接続して装置本体としての機枠13が構成されている。そしてこの機枠13に、フィルム移送路を挟んで該移送路と交差する方向に互いに近接・離間移動(開閉作動)する一方の第1シール体14と他方の第2シール体15とが、フィルム移送方向に向けて(実施例では上下に)往復移動可能に配設される。
【0011】
前記両側部フレーム12,12は、側面において略L字状に形成され、前記フィルム移送路から奥側(図1において左側)に離間して上方に延出する上部延出部12a,12a間に、フィルム移送方向に離間して一対の支軸52,52が回動可能に枢支されている。各支軸52における側部フレーム12,12から外方に突出する両軸端に、揺動アーム16が、その長手方向の一端部を介して一体的に回動するよう配設される。各側部フレーム12の外側に位置する上下一対の揺動アーム16,16におけるフィルム移送路に向けて延出している他端部間には、両アーム16,16を平行に保持する連結部材17が相互に回動可能に連結されている。すなわち、一対の揺動アーム16,16を連結部材17で連結してなるリンク機構51が、幅方向(フィルム移送方向と交差する方向)に離間して機枠13に2組配設してある。そして、各リンク機構51,51を構成する幅方向に対向する一対の連結部材17,17における長手方向の中間位置(対をなす揺動アーム16,16の中間位置)間に、揺動アーム16,16の揺動によりフィルム移送方向に往復移動する作動軸18が回転不能に配設されている(図2参照)。なお作動軸18は、フィルム移送路の奥側に位置するよう設定される。
【0012】
前記作動軸18には、前記一対のシール体14,15を近接・離間移動可能に備えるシール組立体19が配設される。すなわち、作動軸18における延在方向に離間する位置に、スライドボス20が夫々フィルム移送方向と直交する方向に水平に延在するよう平行に配設され、各スライドボス20にスライドロッド21を摺動可能に挿通支持させている。両スライドボス20,20からフィルム移送路側に延出してフィルム移送路を越えた位置に臨む両スライドロッド21,21の一端部間に第1支持部材22が一体的に移動するよう架設され、この第1支持部材22のフィルム移送路側の面に、図2に示すようにシール面を該移送路を指向する状態で第1シール体14が配設される。また、スライドボス20,20と第1支持部材22との間には、該第1支持部材22と平行な第2支持部材(第2支持手段)23が、前記スライドロッド21,21に摺動可能(第1支持部材22に対して相対的に近接・離間移動可能)に配設してある。この第2支持部材23のフィルム移送路側の面には、前記第1シール体14とフィルム移送路を挟んで平行に対向する第2シール体15が、そのシール面をフィルム移送路に指向させた状態で配設されている。そして、後述する揺動手段24を作動することにより、前記シール組立体19が水平姿勢を保持したままフィルム移送方向に往復移動することで、一対のシール体14,15はフィルム移送方向に沿って往復移動し、また後述するトグル機構25を作動手段26によって作動することにより、一対のシール体14,15は相互に近接・離間移動し、その近接時に筒状フィルムFを挟持することで該フィルムFに所定圧力のもとで横シールを施すと共に、第1シール体14に配設されたカッタ27が前進作動されることで筒状フィルムFの切断を行なうよう構成される。
【0013】
前記両スライドボス20,20におけるフィルム移送方向から離間する端部側から延出する一対のスライドロッド21,21の他端部間には、図2に示す如く、保持部材28が両ロッド21,21に対して摺動可能に架設されると共に、この保持部材28は、両スライドロッド21,21に巻装したシール圧付与手段としてのバネ29,29によって、常にはロッド21,21に設けたストッパ30,30に当接するようフィルム移送路側(第2支持部材23側)に向けて付勢されるようになっている。そして、前記トグル機構25の作動時は、常には保持部材28、スライドロッド21,21および第1支持部材22からなる第1支持手段と共に第1シール体14が一体的にフィルム移送方向と交差する方向に移動するよう構成される。但し、第1シール体14と第2シール体15とが当接した際には、保持部材28がスライドロッド21,21に対して摺動することで、該第1シール体14および第1支持部材22のフィルム移送路から離間する方向への退避を許容するようになっている。またこのとき、前記バネ29,29によって、両シール体14,15による筒状フィルムFに対する所定の挟圧力(シール圧)が得られるように両シール体14,15が付勢される。そして、前述したように構成されたスライドロッド21,21、第1シール体14を備える第1支持部材22および第2シール体15を備える第2支持部材23からシール組立体19が構成されている。
【0014】
前記一対の側部フレーム12,12における下端部近傍の間には、図4および図5に示す如く、駆動軸31が回動可能に架設されている。一方(図4の左側)の側部フレーム12の内側には、取付具32を介して駆動用モータとしての変速制御可能なサーボモータ33が配設され、該モータ33の出力軸に配設された歯付きプーリ34と、駆動軸31に配設された歯付きプーリ35との間に歯付きベルト36が巻掛けてある。また両側部フレーム12,12間に、駆動軸31と平行な揺動軸37が架設され、該揺動軸37にスリーブ38が回動可能に嵌合されている。このスリーブ38には、長尺な主カムレバー39と短尺な従カムレバー40が一体的に回動するよう配設されており、図1に示す如く、主カムレバー39に配設した主フォロワ39aが、駆動軸31に一体的に回動するよう配設された主開閉用カム41の外周に形成したカム面41aに係合している。また従カムレバー40に配設した従フォロワ40aが、主開閉用カム41と共役の関係で駆動軸31に一体的に回転するよう配設された従開閉用カム42の外周に形成したカム面42aに係合している。すなわち、主、従の開閉用カム41,42は対をなす共役カム手段として構成されており、横シール装置10が高速運転される際にも、主、従のカムレバー39,40に振動やガタを発生させることなく良好な作動を行ない得るようになっている。なお、主カムレバー39と一方の側部フレーム12との間に、主フォロワ39aを主開閉用カム41のカム面41aに当接する方向に主カムレバー39を付勢するコイルバネ43が張架してある。
【0015】
図1および図2に示す如く、前記作動軸18における一対のスライドボス20,20の間に、トグル機構25を構成するリンク部材44が回動可能に枢支されている。該リンク部材44の一端部に、前記保持部材28に一端部が回動可能に枢支された第1連結杆45の他端部が回動可能に枢支され、またリンク部材44の他端部に、第1連結杆45と同一長さに設定されて前記第2支持部材23に一端部が回動可能に枢支された第2連結杆46の他端部が回動可能に枢支されている。更に、リンク部材44には、該リンク部材44と一体的に回動可能な開閉作動レバー47が配設されており、この開閉作動レバー47の一端部(リンク部材44の枢支部から偏位する位置)に枢支(連繋)された開閉作動ロッド48の他端部が、前記主カムレバー39の自由端部近傍に回動可能に枢支されている。すなわち、前記サーボモータ33の回転駆動により駆動軸31を回転することで、前記主開閉用カム41のカム面41aに主フォロワ39aを介して係合する主カムレバー39が揺動し、該レバー39に枢支される開閉作動ロッド48を介してリンク部材44が揺動する。これにより、前記第1連結杆45に連結した保持部材28を介してリンク部材44に連繋された第1支持部材22と、第2連結杆46を介してリンク部材44に連結(連繋)された第2支持部材23とが相互に近接・離間移動し、この結果として一対のシール体14,15が相互に近接・離間移動するようになっている。
【0016】
図4および図5に示す如く、前記歯付きプーリ35のボス部35aに検出片53が径方向に突設され、この検出片53を検出可能な原点センサ54が、一方の側部フレーム12にブラケット55を介して配設されている。そしてこの原点センサ54が、検出片53を検出することで図示しない制御手段に1包装サイクル毎の前記一対のシール体14,15の作動原点位置に関する信号が出力されるようになっている。
【0017】
なお、リンク部材44、第1連結杆45および第2連結杆46からトグル機構25が構成されると共に、主、従のカムレバー39,40、主、従の開閉用カム41,42、開閉作動ロッド48および開閉作動レバー47から作動手段26が構成される。また前記主、従の開閉用カム41,42のカム面41a,42aは、第1シール体14および第2シール体15の夫々が最も離間した位置からフィルム移送方向の上流側に移動する過程で相互に近接を開始して、最上流側から下流側に向けて移動する過程で相互に当接して所定期間に亘り当接状態を維持した後に、フィルム移送方向の最下流位置に移動する過程で相互に離間を開始するように、トグル機構25を作動するカム形状に設定される。
【0018】
前記駆動軸31における各側部フレーム12から外方に突出す軸端に、図2〜図4に示すように、揺動クランクレバー49が夫々一体的に回動するよう配設してある。そして、各揺動クランクレバー49の偏心部位に揺動クランクロッド50の長手方向の一端部が回動可能に枢支されると共に、該ロッド50の他端部が、前記対応する下側の揺動アーム16の枢支部から離間する部位に回動可能に枢支されている。すなわち、前記サーボモータ33の回転駆動により駆動軸31が回転されると、揺動クランクレバー49,49が回転し、揺動クランクロッド50,50のクランク運動によって、前記揺動アーム16,16が上下方向に揺動し、これによって前記一対のシール体14,15(シール組立体19)がフィルム移送方向に沿って往復移動するよう構成されている。なお、揺動クランクレバー49および揺動クランクロッド50から揺動手段24が構成される。
【0019】
すなわち実施例では、サーボモータ33により駆動軸31を回転することで、前記揺動手段24およびトグル機構25が作動し、前記第1シール体14と第2シール体15とは、フィルム移送方向上流側で相互に近接して当接し、この当接状態で下流側に移動した後、相互に離間して上流側に移動する運動(ボックスモーション)を繰返す。各シール体14,15の作動は、シール体14,15の当接状態でのフィルム移送方向への移動速度がフィルム移送速度と略同一速度となるよう設定されると共に、予め設定された包装速度(所定時間あたりの包装個数)に対応した1包装サイクル時間毎に各シール体14,15が開閉作動をなし得るように、制御手段は、包装速度と、被包装物の長さに対応して設定されるフィルムのカットピッチと、該カットピッチと包装速度とから得られる筒状フィルムFの移送速度とに応じた回転位置信号並びに速度制御信号を、前記原点センサ54からの原点位置信号を受けてサーボモータ33に出力し、これにより該サーボモータ33が変速制御されることで、シール体14,15の作動制御運転が行なわれるようになっている。
【0020】
【実施例の作用】
次に、実施例に係る製袋充填機の横シール装置の作用につき説明する。前記横シール装置10では、第1シール体14と第2シール体15とが相互に離間して筒状フィルムFの通過を許容すると共に、フィルム移送方向上流側への復動時の中間地点で待機しているものとする。
【0021】
前記筒状フィルムFに対して前記充填筒11を介して被包装物が供給されることによって筒状フィルムFが連続移送されると共に、横シール装置10の前記サーボモータ33により揺動手段24および作動手段26が作動され、第1シール体14および第2シール体15は、揺動手段24により上流側へ移動しつつ前記トグル機構25が作動手段26により適宜のタイミングで作動されることで徐々に近接する。すなわち、サーボモータ33によって駆動軸31が回転し、該駆動軸31と一体的に回転する揺動クランクレバー49,49に連結された揺動クランクロッド50,50のクランク運動により、前記揺動アーム16,16が支軸52,52を中心として上方に向けて揺動し、第1シール体14および第2シール体15は上流側へ移動する。また、揺動アーム16,16が上流側へ向けて所要量だけ揺動した適宜のタイミングで、駆動軸31と一体的に回転する主開閉用カム41に係合する主カムレバー39の揺動に伴いリンク部材44が作動軸18を中心として揺動し、第1連結杆45を介して連結される保持部材28が作動軸18に対してフィルム移送路から離間する方向に移動するのに伴って第1支持部材22と共に第1シール体14がフィルム移送路に近接する方向に移動し、第2連結杆46を介して連結される第2支持部材23と共に第2シール体15が作動軸18に対してフィルム移送路に近接する方向に移動する。これにより、第1シール体14と第2シール体15とが筒状フィルムFを挟んで当接するに至る。
【0022】
そして両シール体14,15は、トグル機構25のリンク部材44、第1連結杆45および第2連結杆46が一直線状に整列することで、より高い一定のシール圧(挟圧力)で当接した状態で筒状フィルムFの移送に伴って略同一速度で下流側に移動し、これにより該フィルムFには確実な横シールが施される。なお、両シール体14,15が当接した際には、第1シール体14はバネ29,29の弾力に抗して第1支持部材22と共にフィルム移送路から離間する方向に退避すると共に、該バネ29,29の弾力によって第2シール体15に圧接された状態で移動する。この場合に、両シール体14,15が上流側で当接したままの状態でシル組立体19の全体が下流側に平行移動するから、両シール体14,15による挟圧力が変化して不良シールが発生するのを防止し得る。また、両シール体14,15の開閉動については主開閉用カム41のカム作用で作動させ、そのフィルム移送方向への移動については揺動手段24で作動するので、両シール体14,15の当接時間を長くし得ると共に、シール体14,15の当接時にはその衝突音を抑制できる速度で当接させるように作動することが可能である。なお、両シール体14,15が当接している状態で前記カッタ27が作動して筒状フィルムFが切断される。
【0023】
前記駆動軸31と共に主開閉用カム41および揺動クランクレバー49,49が更に所要方向へ回転する結果として、前記揺動手段24および作動手段26で作動されるトグル機構25の作用により筒状フィルムFを挟圧しながら下流側へ移動した第1シール体14および第2シール体15は相互に離間して筒状フィルムFを解放する。前記主開閉用カム41と共役の関係で一体的に回転する従開閉用カム42に前記従カムレバー40が係合しているので、両シール体14,15のフィルム移送方向への往復移動の際に振動やガタを発生させることなく良好な作動が達成される。なお、製品品種の変更に伴いフィルムカットピッチを変更する際には、そのデータ設定値をデータ入力手段等によって変更設定するのみで対応でき、それによって前記サーボモータ33の制御データ値が変更設定されるようになっている。
【0024】
【変更例】
前記トグル機構は、リンク部材と保持部材とを第2連結杆と同一長さの第1連結杆で連結しているが、第2連結杆とは異なる長さの第1連結杆を用いて第1シール体の第1支持部材をリンク部材に連結してもよい。また両シール体に略一定の挟圧力を付与するバネは、スライドロッドに対して第1支持部材を摺動可能に配設したり、あるいは第1支持部材に対して第1シール体を移動可能に配設することで、該第1支持部材側に配設してもよい。更には、第2支持部材に対して第2シール体を移動可能に配設し、該第2シール体をバネによって付勢する構成を採用し得る。
【0025】
前記トグル機構を作動する主、従の開閉用カムからなる共役カム手段に代えて、溝カムや外形カム等、その他のカム手段を採用することができる。更に、実施例では、両シール体をスライドロッドを介して近接・離間移動するよう構成したが、ガイドレール等その他のスライド手段を用いてもよい。なお、揺動手段については、一方の側部フレーム側にのみ配設する構成を採用し得る。また、実施例では横シール装置が採用される製袋充填機として縦型製袋充填機を例に挙げて説明したが、一対のシール体の開閉作動方向が上下方向となるように装置を設置すれば、該横シール装置を横型製袋充填機に採用することができる。
【0026】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明に係る製袋充填機の横シール装置によれば、複数の駆動用モータを用いず、一対のシール体をフィルム移送方向へ往復移動する揺動手段および開閉作動させるトグル機構を1基の駆動用モータで作動するよう構成したので、装置自体の構成を簡略化することができ、製造コストを低減し得ると共にメンテナンス性も向上する。しかも駆動用モータをシール体と共に移動させないので、往復作動に伴う慣性力は小さく、高速運転が可能になる。また、トグル機構により一対のシール体を開閉作動するので高いシール圧力を得ることができ、かつシール体が略一定の挟圧力で当接する期間をより長く維持できて、シール強度を高め、より見栄えのよいシール部を有する包装体を製造し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る横シール装置の縦断側面図である。
【図2】実施例に係る横シール装置の平面図である。
【図3】実施例に係る横シール装置の側面図である。
【図4】実施例に係る横シール装置の正面図である。
【図5】実施例に係る横シール装置を一部破断して示す横断平面図である。
【符号の説明】
13 機枠(装置本体)
14 第1シール体(一方のシール体)
15 第2シール体(他方のシール体)
16 揺動アーム
17 連結部材
18 作動軸
19 シール組立体
21 スライドロッド
22 第1支持部材
23 第2支持部材
24 揺動手段
25 トグル機構
26 作動手段
29 バネ(シール圧付与手段)
31 駆動軸
33 サーボモータ(駆動用モータ)
37 揺動軸
39 主カムレバー
40 従カムレバー
41 主開閉用カム
42 従開閉用カム
44 リンク部材
45 第1連結杆
46 第2連結杆
51 揺動機構
F 筒状フィルム

Claims (5)

  1. 筒状フィルム(F)の移送路を挟んで対向して配設され、該筒状フィルム(F)の移送と共にその移送方向へ移動すると共に対向的に近接・離間移動する一対のシール体(14,15)により、筒状フィルム(F)を所定間隔毎に横シールする製袋充填機の横シール装置において、
    装置本体(13)に揺動可能に配設した一対の揺動アーム(16,16)を連結部材(17)で平行に連結してなり、フィルム移送方向と交差する方向に離間する2組のリンク機構(51,51)と、
    前記一対の連結部材(17,17)間に架設され、前記揺動アーム(16,16)の揺動によりフィルム移送方向に往復移動する作動軸(18)と、
    前記一対のシール体(14,15)を近接・離間移動可能に備え、前記揺動アーム(16,16)の揺動によりフィルム移送方向に往復移動するシール組立体(19)と、
    前記作動軸(18)に回動可能に枢支されると共に前記シール組立体(19)に連繋されるリンク部材(44)を備え、該リンク部材(44)が作動手段(26)により回動されることで前記一対のシール体(14,15)を開閉作動させるトグル機構(25)と、
    前記揺動アーム(16,16)に連繋され、該アーム(16,16)を揺動させる揺動手段(24)と、
    前記作動手段(26)および揺動手段(24)を駆動する変速制御可能な駆動用モータ(33)と、
    前記一対のシール体(14,15)の当接時に、所定の挟圧力が得られるようにシール体(14,15)を付勢するシール圧付与手段(29,29)とから構成した
    ことを特徴とする製袋充填機の横シール装置。
  2. 前記トグル機構(25)は、前記リンク部材(44)の一端部に一方のシール体(14)を連繋する第1連結杆(45)と、該リンク部材(44)の他端部を他方のシール体(15)に連繋する第2連結杆(46)とを備え、両連結杆(45,46)は同一長さに設定されている請求項1記載の製袋充填機の横シール装置。
  3. 前記シール組立体(19)は、前記作動軸(18)の延在方向に離間して配設されて該作動軸(18)に対してフィルム移送方向と交差する方向に摺動可能な一対のスライドロッド(21,21)と、該スライドロッド(21,21)一体的に移動するよう配設された第1支持部材(22)と、スライドロッド(21,21)に対して摺動可能に配設され、第1支持部材(22)に対して相対的に近接・離間移動可能な第2支持部材(23)とを備え、両支持部材 (22,23) が相互に近接・離間移動するのに伴い、前記一対のシール体 (14,15) の夫々が、そのシール面を筒状フィルム(F)の移送路を指向する状態で相互に近接・離間移動するよう配設され、前記一対のシール体(14,15)の当接時には一方のシール体(14)が他方のシール体(15)に対して変位するのを許容するよう前記シール圧付与手段(29,29)が配設してある請求項1または2記載の製袋充填機の横シール装置。
  4. 前記作動手段(26)は、前記リンク部材(44)の枢支部から偏位する位置に連繋されて回動可能に枢支された主カムレバー(39)と、該主カムレバー(39)と一体的に回動する従カムレバー(40)と、前記装置本体(13)に回動可能に枢支された駆動軸(31)一体的に回動するよう配設され、前記主カムレバー(39)が係合する主開閉用カム(41)と、前記主開閉用カム(41)と共役の関係で前記駆動軸(31)一体的に回動するよう配設され、前記従カムレバー(40)が係合する従開閉用カム(42)とから構成される請求項1〜3の何れかに記載の製袋充填機の横シール装置。
  5. 前記駆動軸(31)には、前記揺動手段(24)が配設され、前記駆動用モータ(33)により該駆動軸(31)が回転駆動されるようになっている請求項4記載の製袋充填機の横シール装置。
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