JP2001328607A - 製袋充填機の横シール装置 - Google Patents

製袋充填機の横シール装置

Info

Publication number
JP2001328607A
JP2001328607A JP2000148521A JP2000148521A JP2001328607A JP 2001328607 A JP2001328607 A JP 2001328607A JP 2000148521 A JP2000148521 A JP 2000148521A JP 2000148521 A JP2000148521 A JP 2000148521A JP 2001328607 A JP2001328607 A JP 2001328607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
pair
film
sealing device
disposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000148521A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3598463B2 (ja
Inventor
Yoshiyuki Yasutake
儀幸 安竹
Hiroyasu Isomura
廣康 磯村
Shigekazu Miwa
恵運 三和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Machinery Co Ltd
Original Assignee
Fuji Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Machinery Co Ltd filed Critical Fuji Machinery Co Ltd
Priority to JP2000148521A priority Critical patent/JP3598463B2/ja
Publication of JP2001328607A publication Critical patent/JP2001328607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3598463B2 publication Critical patent/JP3598463B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
  • Package Closures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール体の開閉作動とフィルム移送方向に沿
う往復作動とを1基の駆動用モータにより行ない、高速
運転を可能とする。 【解決手段】 幅方向に離間する両側部フレーム12,
12の夫々に、連結部材17で連結した一対の揺動アー
ム16,16が枢支される。幅方向に離間する一対の連
結部材17,17間に固定した作動軸18に、一対のシ
ール体14,15を近接・離間可能に備えるシール組立
体19とトグル機構25が配設される。機枠13に枢支
した駆動軸31に、作動手段26と揺動手段24が配設
される。サーボモータ33で駆動軸31を回転駆動する
ことで、揺動手段24で揺動アーム16,16が揺動さ
れて一対のシール体14,15がフィルム移送方向へ往
復移動し、作動手段26によりトグル機構25が作動し
て一対のシール体14,15が相互に近接・離間移動す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、製袋充填機の横
シール装置に関し、更に詳細には、筒状に成形された連
続フィルムの連続移送中にフィルムの移送方向と交差す
る方向に横シールを施す製袋充填機の横シール装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】製袋充填機は、筒状に成形されて連続移
送されるフィルムにおける長手方向端縁部の重合面に縦
シールを施すと共に、筒状フィルム中に被包装物を順次
充填し所定間隔毎に横シール・切断を施すことにより、
所謂ピロー包装体を製造し得るようになっている。
【0003】横シール装置では、筒状フィルムの移送路
を挟んで対向する一対のシール体を備え、両シール体を
当接させることによって筒状フィルムを挟持した状態
で、該両シール体を筒状フィルムの移送方向に沿って同
期的に移動してシールを施した後、相互に離間して後退
し、再び相互に当接して移動する運動を繰返す、所謂ボ
ックスモーション式のものが好適に使用される。
【0004】従来、縦型製袋充填機に採用されるこの種
の横シール装置としては、例えば特許第2598262
号公報に開示される構成のものが提案されている。この
装置は、フィルムの移送方向に対して交差する方向にシ
ール体を開閉作動させる第1の駆動モータと、フィルム
の移送方向に沿ってシール体を往復作動させる第2の駆
動モータとを別々に備えている。このような構成が採用
された横シール装置によれば、一対のシール体の開閉作
動と、フィルム移送路に沿う往復作動とを夫々別に駆動
制御できる利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した横シ
ール装置では、複数の駆動モータを同期的に制御する必
要から、その制御装置が複雑で製造コストが高価なもの
となる欠点が指摘される。また、シール体がフィルム移
送路に沿って往復移動する際には、シール体開閉作動用
の第1の駆動モータも一体的に移動させるようになって
いるため、シール体のフィルム移送路に沿う往復作動に
伴う慣性力が過大となって、高速運転時には第2の駆動
モータや往復作動機構等に大きな負荷が加わり、高速化
を阻害する要因となっている。
【0006】
【発明の目的】この発明は、前述した欠点に鑑み、これ
を好適に解決するべく提案されたものであって、シール
体の開閉作動とフィルム移送方向に沿う往復作動とを1
基の駆動用モータにより行なうことが可能で、高速運転
に適した製袋充填機の横シール装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため、本発明に係る製袋充填機
の横シール装置は、筒状フィルムの移送路を挟んで対向
して配設され、該筒状フィルムの移送と共にその移送方
向へ移動すると共に対向的に近接・離間移動する一対の
シール体により、筒状フィルムを所定間隔毎に横シール
する製袋充填機の横シール装置において、装置本体に揺
動可能に配設した一対の揺動アームを連結部材で平行に
連結してなり、フィルム移送方向と交差する方向に離間
する2組のリンク機構と、前記一対の連結部材間に架設
され、前記揺動アームの揺動によりフィルム移送方向に
往復移動する作動軸と、前記一対のシール体を近接・離
間移動可能に備え、前記揺動アームの揺動によりフィル
ム移送方向に往復移動するシール組立体と、前記作動軸
に回動可能に枢支されると共に前記シール組立体に連繋
されるリンク部材を備え、該リンク部材が作動手段によ
り回動されることで前記一対のシール体を開閉作動させ
るトグル機構と、前記揺動アームに連繋され、該アーム
を揺動させる揺動手段と、前記作動手段および揺動手段
を駆動する変速制御可能な駆動用モータと、前記一対の
シール体の当接時に、所定の挟圧力が得られるようにシ
ール体を付勢するシール圧付与手段とから構成したこと
を特徴とする。
【0008】
【作用】駆動用モータで作動手段を駆動すると、該手段
によりトグル機構が作動し、シール体が開閉作動する。
また駆動用モータにより揺動手段を駆動すると、装置本
体に配設された揺動アームが揺動し、この揺動に伴って
一対のシール体が筒状フィルムの移送方向前後へ移動す
る。すなわち、一対のシール体は、フィルム移送方向上
流側で相互に近接して当接し、この当接状態で下流側に
移動した後、相互に離間して下流側に移動する運動を繰
返し、その当接時に筒状フィルムを挟持してシールす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る製袋充填機の
横シール装置につき、縦型製袋充填機に採用した場合で
の好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下
説明する。
【0010】図1および図2に示す如く、本発明の実施
例に係る縦型製袋充填機に採用される横シール装置10
では、被包装物が供給される充填筒11の外周に沿いつ
つ下方へ連続移送される筒状フィルムFの垂直な送移路
と交差する幅方向に離間する一対の側部フレーム12,
12を、複数の接続部材(図示せず)により接続して装置
本体としての機枠13が構成されている。そしてこの機
枠13に、フィルム移送路を挟んで該移送路と交差する
方向に互いに近接・離間移動(開閉作動)する一方の第1
シール体14と他方の第2シール体15とが、フィルム
移送方向に向けて(実施例では上下に)往復移動可能に配
設される。
【0011】前記両側部フレーム12,12は、側面に
おいて略L字状に形成され、前記フィルム移送路から奥
側(図1において左側)に離間して上方に延出する上部延
出部12a,12a間に、フィルム移送方向に離間して
一対の支軸52,52が回動可能に枢支されている。各
支軸52における側部フレーム12,12から外方に突
出する両軸端に、揺動アーム16が、その長手方向の一
端部を介して一体的に回動するよう配設される。各側部
フレーム12の外側に位置する上下一対の揺動アーム1
6,16におけるフィルム移送路に向けて延出している
他端部間には、両アーム16,16を平行に保持する連
結部材17が相互に回動可能に連結されている。すなわ
ち、一対の揺動アーム16,16を連結部材17で連結
してなるリンク機構51が、幅方向(フィルム移送方向
と交差する方向)に離間して機枠13に2組配設してあ
る。そして、各リンク機構51,51を構成する幅方向
に対向する一対の連結部材17,17における長手方向
の中間位置(対をなす揺動アーム16,16の中間位置)
間に、揺動アーム16,16の揺動によりフィルム移送
方向に往復移動する作動軸18が回転不能に配設されて
いる(図2参照)。なお作動軸18は、フィルム移送路の
奥側に位置するよう設定される。
【0012】前記作動軸18には、前記一対のシール体
14,15を近接・離間移動可能に備えるシール組立体
19が配設される。すなわち、作動軸18における延在
方向に離間する位置に、スライドボス20が夫々フィル
ム移送方向と直交する方向に水平に延在するよう平行に
配設され、各スライドボス20にスライドロッド21を
摺動可能に挿通支持させている。両スライドボス20,
20からフィルム移送路側に延出してフィルム移送路を
越えた位置に臨む両スライドロッド21,21の一端部
間に第1支持部材22が一体的に移動するよう架設さ
れ、この第1支持部材22のフィルム移送路側の面に、
図2に示すようにシール面を該移送路を指向する状態で
第1シール体14が配設される。また、スライドボス2
0,20と第1支持部材22との間には、該第1支持部
材22と平行な第2支持部材(第2支持手段)23が、前
記スライドロッド21,21に摺動可能(第1支持部材2
2に対して相対的に近接・離間移動可能)に配設してあ
る。この第2支持部材23のフィルム移送路側の面に
は、前記第1シール体14とフィルム移送路を挟んで平
行に対向する第2シール体15が、そのシール面をフィ
ルム移送路に指向させた状態で配設されている。そし
て、後述する揺動手段24を作動することにより、前記
シール組立体19が水平姿勢を保持したままフィルム移
送方向に往復移動することで、一対のシール体14,1
5はフィルム移送方向に沿って往復移動し、また後述す
るトグル機構25を作動手段26によって作動すること
により、一対のシール体14,15は相互に近接・離間
移動し、その近接時に筒状フィルムFを挟持することで
該フィルムFに所定圧力のもとで横シールを施すと共
に、第1シール体14に配設されたカッタ27が前進作
動されることで筒状フィルムFの切断を行なうよう構成
される。
【0013】前記両スライドボス20,20におけるフ
ィルム移送方向から離間する端部側から延出する一対の
スライドロッド21,21の他端部間には、図2に示す
如く、保持部材28が両ロッド21,21に対して摺動
可能に架設されると共に、この保持部材28は、両スラ
イドロッド21,21に巻装したシール圧付与手段とし
てのバネ29,29によって、常にはロッド21,21に
設けたストッパ30,30に当接するようフィルム移送
路側(第2支持部材23側)に向けて付勢されるようにな
っている。そして、前記トグル機構25の作動時は、常
には保持部材28、スライドロッド21,21および第
1支持部材22からなる第1支持手段と共に第1シール
体14が一体的にフィルム移送方向と交差する方向に移
動するよう構成される。但し、第1シール体14と第2
シール体15とが当接した際には、保持部材28がスラ
イドロッド21,21に対して摺動することで、該第1
シール体14および第1支持部材22のフィルム移送路
から離間する方向への退避を許容するようになってい
る。またこのとき、前記バネ29,29によって、両シ
ール体14,15による筒状フィルムFに対する所定の
挟圧力(シール圧)が得られるように両シール体14,1
5が付勢される。そして、前述したように構成されたス
ライドロッド21,21、第1シール体14を備える第
1支持部材22および第2シール体15を備える第2支
持部材23からシール組立体19が構成されている。
【0014】前記一対の側部フレーム12,12におけ
る下端部近傍の間には、図4および図5に示す如く、駆
動軸31が回動可能に架設されている。一方(図4の左
側)の側部フレーム12の内側には、取付具32を介し
て駆動用モータとしての変速制御可能なサーボモータ3
3が配設され、該モータ33の出力軸に配設された歯付
きプーリ34と、駆動軸31に配設された歯付きプーリ
35との間に歯付きベルト36が巻掛けてある。また両
側部フレーム12,12間に、駆動軸31と平行な揺動
軸37が架設され、該揺動軸37にスリーブ38が回動
可能に嵌合されている。このスリーブ38には、長尺な
主カムレバー39と短尺な従カムレバー40が一体的に
回動するよう配設されており、図1に示す如く、主カム
レバー39に配設した主フォロワ39aが、駆動軸31
に一体的に回動するよう配設された主開閉用カム41の
外周に形成したカム面41aに係合している。また従カ
ムレバー40に配設した従フォロワ40aが、主開閉用
カム41と共役の関係で駆動軸31に一体的に回転する
よう配設された従開閉用カム42の外周に形成したカム
面42aに係合している。すなわち、主、従の開閉用カ
ム41,42は対をなす共役カム手段として構成されて
おり、横シール装置10が高速運転される際にも、主、
従のカムレバー39,40に振動やガタを発生させるこ
となく良好な作動を行ない得るようになっている。な
お、主カムレバー39と一方の側部フレーム12との間
に、主フォロワ39aを主開閉用カム41のカム面41
aに当接する方向に主カムレバー39を付勢するコイル
バネ43が張架してある。
【0015】図1および図2に示す如く、前記作動軸1
8における一対のスライドボス20,20の間に、トグ
ル機構25を構成するリンク部材44が回動可能に枢支
されている。該リンク部材44の一端部に、前記保持部
材28に一端部が回動可能に枢支された第1連結杆45
の他端部が回動可能に枢支され、またリンク部材44の
他端部に、第1連結杆45と同一長さに設定されて前記
第2支持部材23に一端部が回動可能に枢支された第2
連結杆46の他端部が回動可能に枢支されている。更
に、リンク部材44には、該リンク部材44と一体的に
回動可能な開閉作動レバー47が配設されており、この
開閉作動レバー47の一端部(リンク部材44の枢支部
から偏位する位置)に枢支(連繋)された開閉作動ロッド
48の他端部が、前記主カムレバー39の自由端部近傍
に回動可能に枢支されている。すなわち、前記サーボモ
ータ33の回転駆動により駆動軸31を回転すること
で、前記主開閉用カム41のカム面41aに主フォロワ
39aを介して係合する主カムレバー39が揺動し、該
レバー39に枢支される開閉作動ロッド48を介してリ
ンク部材44が揺動する。これにより、前記第1連結杆
45に連結した保持部材28を介してリンク部材44に
連繋された第1支持部材22と、第2連結杆46を介し
てリンク部材44に連結(連繋)された第2支持部材23
とが相互に近接・離間移動し、この結果として一対のシ
ール体14,15が相互に近接・離間移動するようにな
っている。
【0016】図4および図5に示す如く、前記歯付きプ
ーリ35のボス部35aに検出片53が径方向に突設さ
れ、この検出片53を検出可能な原点センサ54が、一
方の側部フレーム12にブラケット55を介して配設さ
れている。そしてこの原点センサ54が、検出片53を
検出することで図示しない制御手段に1包装サイクル毎
の前記一対のシール体14,15の作動原点位置に関す
る信号が出力されるようになっている。
【0017】なお、リンク部材44、第1連結杆45お
よび第2連結杆46からトグル機構25が構成されると
共に、主、従のカムレバー39,40、主、従の開閉用
カム41,42、開閉作動ロッド48および開閉作動レ
バー47から作動手段26が構成される。また前記主、
従の開閉用カム41,42のカム面41a,42aは、第
1シール体14および第2シール体15の夫々が最も離
間した位置からフィルム移送方向の上流側に移動する過
程で相互に近接を開始して、最上流側から下流側に向け
て移動する過程で相互に当接して所定期間に亘り当接状
態を維持した後に、フィルム移送方向の最下流位置に移
動する過程で相互に離間を開始するように、トグル機構
25を作動するカム形状に設定される。
【0018】前記駆動軸31における各側部フレーム1
2から外方に突出す軸端に、図2〜図4に示すように、
揺動クランクレバー49が夫々一体的に回動するよう配
設してある。そして、各揺動クランクレバー49の偏心
部位に揺動クランクロッド50の長手方向の一端部が回
動可能に枢支されると共に、該ロッド50の他端部が、
前記対応する下側の揺動アーム16の枢支部から離間す
る部位に回動可能に枢支されている。すなわち、前記サ
ーボモータ33の回転駆動により駆動軸31が回転され
ると、揺動クランクレバー49,49が回転し、揺動ク
ランクロッド50,50のクランク運動によって、前記
揺動アーム16,16が上下方向に揺動し、これによっ
て前記一対のシール体14,15(シール組立体19)が
フィルム移送方向に沿って往復移動するよう構成されて
いる。なお、揺動クランクレバー49および揺動クラン
クロッド50から揺動手段24が構成される。
【0019】すなわち実施例では、サーボモータ33に
より駆動軸31を回転することで、前記揺動手段24お
よびトグル機構25が作動し、前記第1シール体14と
第2シール体15とは、フィルム移送方向上流側で相互
に近接して当接し、この当接状態で下流側に移動した
後、相互に離間して上流側に移動する運動(ボックスモ
ーション)を繰返す。各シール体14,15の作動は、シ
ール体14,15の当接状態でのフィルム移送方向への
移動速度がフィルム移送速度と略同一速度となるよう設
定されると共に、予め設定された包装速度(所定時間あ
たりの包装個数)に対応した1包装サイクル時間毎に各
シール体14,15が開閉作動をなし得るように、制御
手段は、包装速度と、被包装物の長さに対応して設定さ
れるフィルムのカットピッチと、該カットピッチと包装
速度とから得られる筒状フィルムFの移送速度とに応じ
た回転位置信号並びに速度制御信号を、前記原点センサ
54からの原点位置信号を受けてサーボモータ33に出
力し、これにより該サーボモータ33が変速制御される
ことで、シール体14,15の作動制御運転が行なわれ
るようになっている。
【0020】
【実施例の作用】次に、実施例に係る製袋充填機の横シ
ール装置の作用につき説明する。前記横シール装置10
では、第1シール体14と第2シール体15とが相互に
離間して筒状フィルムFの通過を許容すると共に、フィ
ルム移送方向上流側への復動時の中間地点で待機してい
るものとする。
【0021】前記筒状フィルムFに対して前記充填筒1
1を介して被包装物が供給されることによって筒状フィ
ルムFが連続移送されると共に、横シール装置10の前
記サーボモータ33により揺動手段24および作動手段
26が作動され、第1シール体14および第2シール体
15は、揺動手段24により上流側へ移動しつつ前記ト
グル機構25が作動手段26により適宜のタイミングで
作動されることで徐々に近接する。すなわち、サーボモ
ータ33によって駆動軸31が回転し、該駆動軸31と
一体的に回転する揺動クランクレバー49,49に連結
された揺動クランクロッド50,50のクランク運動に
より、前記揺動アーム16,16が支軸52,52を中心
として上方に向けて揺動し、第1シール体14および第
2シール体15は上流側へ移動する。また、揺動アーム
16,16が上流側へ向けて所要量だけ揺動した適宜の
タイミングで、駆動軸31と一体的に回転する主開閉用
カム41に係合する主カムレバー39の揺動に伴いリン
ク部材44が作動軸18を中心として揺動し、第1連結
杆45を介して連結される保持部材28が作動軸18に
対してフィルム移送路から離間する方向に移動するのに
伴って第1支持部材22と共に第1シール体14がフィ
ルム移送路に近接する方向に移動し、第2連結杆46を
介して連結される第2支持部材23と共に第2シール体
15が作動軸18に対してフィルム移送路に近接する方
向に移動する。これにより、第1シール体14と第2シ
ール体15とが筒状フィルムFを挟んで当接するに至
る。
【0022】そして両シール体14,15は、トグル機
構25のリンク部材44、第1連結杆45および第2連
結杆46が一直線状に整列することで、より高い一定の
シール圧(挟圧力)で当接した状態で筒状フィルムFの移
送に伴って略同一速度で下流側に移動し、これにより該
フィルムFには確実な横シールが施される。なお、両シ
ール体14,15が当接した際には、第1シール体14
はバネ29,29の弾力に抗して第1支持部材22と共
にフィルム移送路から離間する方向に退避すると共に、
該バネ29,29の弾力によって第2シール体15に圧
接された状態で移動する。この場合に、両シール体1
4,15が上流側で当接したままの状態でシル組立体1
9の全体が下流側に平行移動するから、両シール体1
4,15による挟圧力が変化して不良シールが発生する
のを防止し得る。また、両シール体14,15の開閉動
については主開閉用カム41のカム作用で作動させ、そ
のフィルム移送方向への移動については揺動手段24で
作動するので、両シール体14,15の当接時間を長く
し得ると共に、シール体14,15の当接時にはその衝
突音を抑制できる速度で当接させるように作動すること
が可能である。なお、両シール体14,15が当接して
いる状態で前記カッタ27が作動して筒状フィルムFが
切断される。
【0023】前記駆動軸31と共に主開閉用カム41お
よび揺動クランクレバー49,49が更に所要方向へ回
転する結果として、前記揺動手段24および作動手段2
6で作動されるトグル機構25の作用により筒状フィル
ムFを挟圧しながら下流側へ移動した第1シール体14
および第2シール体15は相互に離間して筒状フィルム
Fを解放する。前記主開閉用カム41と共役の関係で一
体的に回転する従開閉用カム42に前記従カムレバー4
0が係合しているので、両シール体14,15のフィル
ム移送方向への往復移動の際に振動やガタを発生させる
ことなく良好な作動が達成される。なお、製品品種の変
更に伴いフィルムカットピッチを変更する際には、その
データ設定値をデータ入力手段等によって変更設定する
のみで対応でき、それによって前記サーボモータ33の
制御データ値が変更設定されるようになっている。
【0024】
【変更例】前記トグル機構は、リンク部材と保持部材と
を第2連結杆と同一長さの第1連結杆で連結している
が、第2連結杆とは異なる長さの第1連結杆を用いて第
1シール体の第1支持部材をリンク部材に連結してもよ
い。また両シール体に略一定の挟圧力を付与するバネ
は、スライドロッドに対して第1支持部材を摺動可能に
配設したり、あるいは第1支持部材に対して第1シール
体を移動可能に配設することで、該第1支持部材側に配
設してもよい。更には、第2支持部材に対して第2シー
ル体を移動可能に配設し、該第2シール体をバネによっ
て付勢する構成を採用し得る。
【0025】前記トグル機構を作動する主、従の開閉用
カムからなる共役カム手段に代えて、溝カムや外形カム
等、その他のカム手段を採用することができる。更に、
実施例では、両シール体をスライドロッドを介して近接
・離間移動するよう構成したが、ガイドレール等その他
のスライド手段を用いてもよい。なお、揺動手段につい
ては、一方の側部フレーム側にのみ配設する構成を採用
し得る。また、実施例では横シール装置が採用される製
袋充填機として縦型製袋充填機を例に挙げて説明した
が、一対のシール体の開閉作動方向が上下方向となるよ
うに装置を設置すれば、該横シール装置を横型製袋充填
機に採用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る製袋
充填機の横シール装置によれば、複数の駆動用モータを
用いず、一対のシール体をフィルム移送方向へ往復移動
する揺動手段および開閉作動させるトグル機構を1基の
駆動用モータで作動するよう構成したので、装置自体の
構成を簡略化することができ、製造コストを低減し得る
と共にメンテナンス性も向上する。しかも駆動用モータ
をシール体と共に移動させないので、往復作動に伴う慣
性力は小さく、高速運転が可能になる。また、トグル機
構により一対のシール体を開閉作動するので高いシール
圧力を得ることができ、かつシール体が略一定の挟圧力
で当接する期間をより長く維持できて、シール強度を高
め、より見栄えのよいシール部を有する包装体を製造し
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る横シール装置の縦
断側面図である。
【図2】実施例に係る横シール装置の平面図である。
【図3】実施例に係る横シール装置の側面図である。
【図4】実施例に係る横シール装置の正面図である。
【図5】実施例に係る横シール装置を一部破断して示す
横断平面図である。
【符号の説明】
13 機枠(装置本体) 14 第1シール体(一方のシール体) 15 第2シール体(他方のシール体) 16 揺動アーム 17 連結部材 18 作動軸 19 シール組立体 21 スライドロッド 22 第1支持部材 23 第2支持部材 24 揺動手段 25 トグル機構 26 作動手段 29 バネ(シール圧付与手段) 31 駆動軸 33 サーボモータ(駆動用モータ) 37 揺動軸 39 主カムレバー 40 従カムレバー 41 主開閉用カム 42 従開閉用カム 44 リンク部材 45 第1連結杆 46 第2連結杆 51 揺動機構 F 筒状フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三和 恵運 愛知県名古屋市西区中小田井4丁目380番 地 株式会社フジキカイ名古屋工場内 Fターム(参考) 3E050 AB02 DF01 DF03 FB01 FB07 GB06 3E094 AA12 CA06 CA15 DA08 EA03 FA14 HA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状フィルム(F)の移送路を挟んで対向
    して配設され、該筒状フィルム(F)の移送と共にその移
    送方向へ移動すると共に対向的に近接・離間移動する一
    対のシール体(14,15)により、筒状フィルム(F)を所定間
    隔毎に横シールする製袋充填機の横シール装置におい
    て、 装置本体(13)に揺動可能に配設した一対の揺動アーム(1
    6,16)を連結部材(17)で平行に連結してなり、フィルム
    移送方向と交差する方向に離間する2組のリンク機構(5
    1,51)と、 前記一対の連結部材(17,17)間に架設され、前記揺動ア
    ーム(16,16)の揺動によりフィルム移送方向に往復移動
    する作動軸(18)と、 前記一対のシール体(14,15)を近接・離間移動可能に備
    え、前記揺動アーム(16,16)の揺動によりフィルム移送
    方向に往復移動するシール組立体(19)と、 前記作動軸(18)に回動可能に枢支されると共に前記シー
    ル組立体(19)に連繋されるリンク部材(44)を備え、該リ
    ンク部材(44)が作動手段(26)により回動されることで前
    記一対のシール体(14,15)を開閉作動させるトグル機構
    (25)と、 前記揺動アーム(16,16)に連繋され、該アーム(16,16)を
    揺動させる揺動手段(24)と、 前記作動手段(26)および揺動手段(24)を駆動する変速制
    御可能な駆動用モータ(33)と、 前記一対のシール体(14,15)の当接時に、所定の挟圧力
    が得られるようにシール体(14,15)を付勢するシール圧
    付与手段(29,29)とから構成したことを特徴とする製袋
    充填機の横シール装置。
  2. 【請求項2】 前記トグル機構(25)は、前記リンク部材
    (44)の一端部に一方のシール体(14)を連繋する第1連結
    杆(45)と、該リンク部材(44)の他端部を他方のシール体
    (15)に連繋する第2連結杆(46)とを備え、両連結杆(45,
    46)は同一長さに設定されている請求項1記載の製袋充
    填機の横シール装置。
  3. 【請求項3】 前記シール組立体(19)は、前記作動軸(1
    8)の延在方向に離間して配設されて該作動軸(18)に対し
    てフィルム移送方向と交差する方向に摺動可能な一対の
    スライドロッド(21,21)と、該スライドロッド(21,21)に
    一体的に移動するよう配設された第1支持部材(22)と、
    スライドロッド(21,21)に対して摺動可能に配設され、
    第1支持部材(22)に対して相対的に近接・離間移動可能
    な第2支持部材(23)とを備え、前記一方のシール体(14)
    が、そのシール面を筒状フィルム(F)の移送路を指向す
    る状態で前記第1支持部材(22)の移動に伴い移動可能に
    配設されると共に、前記他方のシール体(15)が、前記一
    方のシール体(14)のシール面と対向するシール面を筒状
    フィルム(F)の移送路を指向する状態で前記第2支持部
    材(23)の移動に伴い移動可能に配設され、前記一対のシ
    ール体(14,15)の当接時には一方のシール体(14)が他方
    のシール体(15)に対して変位するのを許容するよう前記
    シール圧付与手段(29,29)が配設してある請求項1また
    は2記載の製袋充填機の横シール装置。
  4. 【請求項4】 前記作動手段(26)は、前記リンク部材(4
    4)の枢支部から偏位する位置に連繋されて回動可能に枢
    支された主カムレバー(39)と、該主カムレバー(39)と一
    体的に回動する従カムレバー(40)と、前記装置本体(13)
    に回動可能に枢支された駆動軸(31)に一体的に回動する
    よう配設され、前記主カムレバー(39)が係合する主開閉
    用カム(41)と、前記主開閉用カム(41)と共役の関係で前
    記駆動軸(31)に一体的に回動するよう配設され、前記従
    カムレバー(40)が係合する従開閉用カム(42)とから構成
    される請求項1〜3の何れかに記載の製袋充填機の横シ
    ール装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動軸(31)には、前記揺動手段(24)
    が配設され、前記駆動用モータ(33)により該駆動軸(31)
    が回転駆動されるようになっている請求項4記載の製袋
    充填機の横シール装置。
JP2000148521A 2000-05-19 2000-05-19 製袋充填機の横シール装置 Expired - Fee Related JP3598463B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000148521A JP3598463B2 (ja) 2000-05-19 2000-05-19 製袋充填機の横シール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000148521A JP3598463B2 (ja) 2000-05-19 2000-05-19 製袋充填機の横シール装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001328607A true JP2001328607A (ja) 2001-11-27
JP3598463B2 JP3598463B2 (ja) 2004-12-08

Family

ID=18654533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000148521A Expired - Fee Related JP3598463B2 (ja) 2000-05-19 2000-05-19 製袋充填機の横シール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3598463B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010137871A (ja) * 2008-12-09 2010-06-24 Shikoku Kakoki Co Ltd 容器頂部シール装置
JP2012171669A (ja) * 2011-02-23 2012-09-10 Fuji Machinery Co Ltd 製袋充填機におけるシール装置
CN108528841A (zh) * 2018-05-09 2018-09-14 北京航天东方科技发展有限公司 无铝扣自动立式充填包装机的驱动机构
CN113636162A (zh) * 2021-08-12 2021-11-12 安徽宸瑞医药包装有限公司 一种无菌包装袋封口机构

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010137871A (ja) * 2008-12-09 2010-06-24 Shikoku Kakoki Co Ltd 容器頂部シール装置
JP2012171669A (ja) * 2011-02-23 2012-09-10 Fuji Machinery Co Ltd 製袋充填機におけるシール装置
CN108528841A (zh) * 2018-05-09 2018-09-14 北京航天东方科技发展有限公司 无铝扣自动立式充填包装机的驱动机构
CN113636162A (zh) * 2021-08-12 2021-11-12 安徽宸瑞医药包装有限公司 一种无菌包装袋封口机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP3598463B2 (ja) 2004-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5167107A (en) Pinch sealer drive mechanism
US5398486A (en) Tubular bagging machine for the continuous manufacture of bags having folded sides
US20060052227A1 (en) Machine and method for making filter bags for infusion products
JP4620787B2 (ja) 三方シールフイルム包装機
JPH02242708A (ja) 袋を形成するためのブラウジング、ストリッピング及び密封装置及び方法
JP5161669B2 (ja) 縦シール装置及びそれを備えた製袋包装機
AU2017382763B2 (en) Flexible jaws for vertical fill form and seal apparatus and methods of use
JP3598463B2 (ja) 製袋充填機の横シール装置
JP2001278222A (ja) 横型製袋充填機の横シール装置
JP2007001654A (ja) 袋包装におけるしごき方法及び装置
JP2006312470A (ja) 横型製袋充填機におけるエンドシール装置
AU2018377384B2 (en) Bag-making and packaging machine
JP3780450B2 (ja) 横型製袋充填機のエンドシール装置
JP2001206318A (ja) 横型製袋充填機の横シール装置
JP5260071B2 (ja) 製袋充填包装機
JP3947866B2 (ja) 横型製袋充填機のエンドシール装置
JP4411024B2 (ja) エンドシール装置のシワ伸ばし機構
JP4343821B2 (ja) ガゼット形成装置及びピロー包装機
JP4922686B2 (ja) 被搬送物のコンベア移載装置
JP6914498B2 (ja) 縦型製袋充填包装機における縦シール装置
JP3984034B2 (ja) 縦型包装機における製袋方法及び縦型製袋包装機
JPH0613171Y2 (ja) フィルム製袋機類のガイド装置
JPH08230836A (ja) 横型製袋充填包装機のボックスモ−ション型エンドシ−ル装置間移送装置
JPH01139304A (ja) 横型製袋充填包装機のボックスモーション型加熱溶断封緘装置用ベルトコンベア
JP2007145366A (ja) 製袋包装機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees