JP3597143B2 - 自動車錠管理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯電話を利用した自動車錠管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車のキーは、通常よくある金属製のキーであり、1個のキーでエンジンの始動、ドアの開閉、トランクの開閉等をいずれも行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のキーは、持ち運びが必要であり、紛失の恐れれもあり、また、1つのキーで全てのロックを解除するようになっているため、セキュリティ上問題があった。また、キーを紛失した場合は、エンジン始動部、ドア、トランク等のロック機構を全て交換する必要があった。また、自分のキーを他人に貸す場合に、実物を渡すため受け渡しに手間がかかる欠点があった。さらに、予備キーの数が限られていることから、複数の人で同じ自動車を使う場合に不便であり、また、エンジンをかけるには必ず自動車に乗らなければならず、家の中等の離れた場所からエンジンをかけることができない欠点があった。
【0004】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、物理的なキーを不要とし、キーに相当する解錠情報をロック箇所毎に変えることができ、また、通信ネットワークを介して解錠情報を渡すことができ、また、自動車から離れた場所からエンジンをかけることが可能な自動車錠管理システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の課題を解決すべくなされたもので、請求項1に記載の発明は、自動車の錠を解錠するための解錠情報を管理する管理サーバと、携帯端末と、前記自動車内に設けられた自動車錠コントローラと、前記管理サーバ、携帯端末、自動車錠コントローラを相互接続する通信ネットワークとからなる自動車錠管理システムであって、前記管理サーバは、自動車を特定するデータと該自動車が備える錠を解錠するための解錠情報とを対応ずけて記憶する第1の記憶手段と、前記携帯端末からの解錠情報を受けて前記記憶手段内の解錠情報を変更する解錠情報変更手段と、変更後の解錠情報を前記自動車錠コントローラへ送信する解錠情報送信手段とを具備し、前記携帯端末は、前記解錠情報を記憶する第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段から前記解錠情報を読み出し、前記自動車錠コントローラへ送信する無線送信手段と、前記第2の記憶手段内の解錠情報を変更すると共に、変更後の解錠情報を前記管理サーバへ送信する変更送信手段とを具備し、前記自動車錠コントローラは、前記管理サーバから受信した解錠情報を記憶する第3の記憶手段と、前記携帯端末から受信した解錠情報を該第3の記憶手段内の前記解錠情報と比較し、その比較結果に従って錠を解錠する解錠手段と、前記管理サーバから受信した変更用の解錠情報によって前記第3の記憶手段内の解錠情報を書き換える書換手段とを有することを特徴とする自動車錠管理システムである。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動車錠管理システムにおいて、前記自動車錠コントローラは、前記携帯端末から送信された解錠情報を前記第3の記憶手段内の解錠情報と比較して前記第3の記憶手段内の解錠情報の中から一致した解錠情報を検出し、検出した解錠情報に対応する錠を解錠することを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の自動車錠管理システムにおいて、前記携帯端末は、前記管理サーバから送信される解錠情報を前記第2の記憶手段に記憶させる手段を有することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の自動車錠管理システムにおいて、他の携帯端末から受信した解錠情報を前記第2の記憶手段に書き込む受信手段をさらに有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の一実施の形態について説明する。図1はこの発明の第1の実施の形態による自動車錠管理システムの構成を示すブロック図である。この図において、符号1は自動車の所有者が有する携帯電話、PHS等の携帯端末、2は自動車の利用者(所有者の家族、会社の社員等)が有する携帯端末であり、いずれも基地局3を介してインターネット4に接続されている。5は自動車の内部に取り付けられた自動車錠コントローラであり、内部に携帯電話と同等の機能を有し、基地局3を介してインターネット4に接続されている。6は自動車の解錠情報を管理する管理サーバであり、内部のデータベースに自動車の登録番号と対応して解錠情報を記憶保持しており、電話回線を介してインターネット4に接続されている。
【0010】
図2は管理サーバ6内のデータベースの一例を示す図である。この図に示すように、データベースには、自動車の登録番号に対応して、「使用者名」、「区分」、「携帯端末電話番号」、「暗証番号」、「エンジン解錠情報」、「ドア解錠情報」、「トランク解錠情報」、「ボンネット解錠情報」、「ダッシュボード解錠情報」が各々記録されている。なお、「−」はその解錠情報が割当らていないことを示している。
【0011】
図3は上述した携帯端末1,2の構成を示すブロック図である。この図において、11は液晶ディスプレイ、12は電話番号入力用のテンキーおよびオフフックキー、オンフックキー等のファンクションキーからなるキーユニット、13は携帯端末の各部を制御する制御部である。14は通信部であり、アンテナ15を介して受信した基地局3からの信号を音声信号に変換し、スピーカ16へ出力し、また、マイクロフォン17の出力信号を搬送波に乗せ、アンテナ15から送信する。また、この通信部14は、基地局3から受信した発信元の電話番号、各種のデータを制御部13へ出力し、また、制御部13から出力されるデータを搬送波に乗せ、基地局3へ送信する。以上の構成は従来のデータ通信可能な携帯端末の構成と同様である。符号19は短距離通信部であり、制御部13から出力されるデータを微弱な搬送波に乗せてアンテナ20から発信する。この場合、例えばブルートゥース規格が用いられる。21は不揮発性のメモリであり、管理サーバ6から送信される解錠情報等が記憶される。
【0012】
図4は自動車錠コントローラ5の構成を示すブロック図である。この図において、31は通信部であり、アンテナ32を介して受信した信号を復調して制御部33へ出力し、また、制御部33から出力されるデータを搬送波に乗せ、アンテナ32から送信する。メモリ34は解錠情報が記憶される不揮発性のメモリである。制御部33は、通信部31を介して供給される解錠情報に基づいて、エンジン始動用のセルモータ36、ドアロック駆動用のドアソレノイド37、ダッシュボード収納部のロック駆動用のダッシュボードソレノイド38、トランクロックを駆動するトランクソレノイド39およびボンネットのロック機構を駆動するボンネットソレノイド40を各々駆動制御する回路である。出力部35は、制御部33の出力信号を増幅し、セルモータ36、ソレノイド37〜40へ出力する。
【0013】
次に、上述した第1の実施形態の動作を説明する。
まず、携帯端末1のユーザ(以下、ユーザAという)が自動車を購入すると、自動車会社によって、管理サーバ6のデータベースに、図2に示す登録番号、使用者名、区分、ユーザAの携帯端末電話番号、暗証番号、各解錠情報が登録される。また、自動車のディーラからユーザAに各解錠情報が通知される。ユーザAは、携帯端末1のキーユニット12において、所定のキー操作をした後、通知された解錠情報を順次入力する。入力された解錠情報は、メモリ21内に記憶される。また、管理サーバ6は、販売された自動車内に設けられた自動車錠コントローラ5へ、インターネット4を介して上記の各解錠情報を送信する。送信された解錠情報は、アンテナ32(図4)を介して通信部31において受信され、制御部33へ入力される。制御部33は、これらの解錠情報をメモリ34に書き込む。
【0014】
次に、ユーザAが自動車に乗ろうとした場合、まず、ドアロックを解除すべく、携帯端末1のキーユニット12(図2)において、予め決められた所定のキー操作(例えば、「#,1」)を行う。このキー操作「#,1」が行われると、制御部13がこれを検知し、メモリ21からドアロックの解錠情報を読み出し、短距離通信部19へ出力する。短距離通信部19は、その解錠情報を搬送波に乗せ、アンテナ20から送信する。送信された解錠情報は自動車コントローラ5のアンテナ32(図4)を介して通信部31で受信され、復調されて制御部33へ出力される。制御部33は、通信部31から出力された解錠情報と、メモリ34内の解錠情報とを比較することによってドアロック解錠情報が受信されたことを検知し、ドアソレノイド37を駆動する駆動信号を出力部35へ出力する。出力部35は、この駆動信号を増幅し、ドアソレノイド37へ出力する。これにより、ドアソレノイド37が駆動され、ドアドックが解除される。
【0015】
次に、ユーザAが自動車に乗り、エンジンを始動する場合、携帯端末1のキーユニット12において、キー操作「#,2」を行う。このキー操作「#,2」が行われると、制御部13がこれを検知し、内部の記憶部からセルモータの解錠情報を読み出し、短距離通信部19へ出力する。短距離通信部19は、その解錠情報をアンテナ20から送信する。送信された解錠情報は自動車コントローラ4のアンテナ32、通信部31を介して制御部33において受信される。制御部33は、受信した解錠情報と、メモリ34内の解錠情報とを比較することによってセルモータの解錠情報が受信されたことを検知し、セルモータ36を駆動する駆動信号を出力部35へ出力する。出力部35は、この駆動信号を増幅し、セルモータ36へ出力する。これにより、セルモータ36が駆動され、エンジンが始動される。
【0016】
次に、ユーザAがダッシュボード収納部のロックを解除しようとした場合は、携帯端末1のキーユニット12において、キー操作「#,3」を行う。これにより、ダッシュボード収納部の解錠情報が自動車コントローラ4の制御部33において受信され、制御部33によってダッシュボードソレノイド38が駆動され、ロックが解除される。同様に、ユーザAがトランクのロックを解除しようとした場合は、携帯端末1のキーユニット12において、キー操作「#,4」を行う。これにより、トランクの解錠情報が自動車コントローラ4の制御部33において受信され、制御部33によってトランクソレノイド38が駆動され、ロックが解除される。
【0017】
次に、ユーザAが、離れた場所にいる携帯端末2の所有者(ユーザBとする)に自動車の使用を許可する場合について説明する。この場合、ユーザAは、携帯端末1からインターネット4を介して管理サーバ6へ使用者名(ユーザBの氏名)、区分、ユーザBの携帯端末電話番号、暗証番号を通知し、次いで、使用を許可する部分名を通知する。例えば、「エンジン」、「ドア」の使用を許可する場合はその部分名を通知する。管理サーバ6はユーザAからの連絡を受け、まず、データベース(図2参照)に使用者名、区分、ユーザBの携帯端末電話番号、暗証番号およびエンジン、ドアの解錠情報を登録する。次のユーザBの携帯端末2へインターネット4を介してエンジンの解錠情報およびドアの解錠情報を送信する。送信された解錠情報はアンテナ15を介して通信部14において受信され、制御部13へ供給される。制御部13は、その解錠情報をメモリ21に書き込む。
【0018】
次に、ユーザBが自動車を運転する場合、上記と同様に、キーユニット12においてキー操作「#,1」行うと、ドアロックが解除され、キー操作「#,2を行うと、エンジンが始動される。
【0019】
次に、ユーザAが解錠情報を変更したいと思った場合は、携帯端末1から管理サーバ6へ解錠情報の変更要求を、自動車の登録番号と共に送信する。管理サーバ6は、その変更要求を受け、現在設定されている解錠情報を案内文と共に携帯端末1へ送信する。送信された解錠情報および案内文は、図5(a)に示すように、液晶ディスプレイ11に表示される。ここで、ユーザAがカーソルを例えば「エンジン」に合わせ、数字キー1を押すと、図5(b)に示すように、新しい解錠情報を入力するスロットが案内文と共に表示される。ここで、ユーザAが例えば「5123」という新しい解錠情報を入力すると、入力された解錠情報によってメモリ21が書き替えられると共に、同解錠情報が管理サーバ6へ送信される。管理サーバ6はその解錠情報によってデータベースを書き換え、次いで、新しい解錠情報を自動車錠コントローラ5へ送信する。これにより、自動車錠コントローラ5のメモリ34内の解錠情報が書き換えられる。
【0020】
次に、ユーザAが前述したユーザBの使用許可状態を変更する場合は、携帯端末1から管理サーバ6へ使用許可状態変更要求を、自動車の登録番号と共に送信する。管理サーバ6は、その要求を受け、現在設定されているユーザBの使用許可状態を案内文と共に携帯端末1へ送信する。送信された使用許可状態および案内文は、図6(a)に示すように、液晶ディスプレイ11に表示される。ここで、ユーザAがカーソルを例えば「トランク」の使用許可状態「解錠不可」に合わせ、数字キー1を押すと、管理サーバ6へユーザ操作が通知される。管理サーバ6はその通知を受けてユーザBにおいて「トランク」が使用可能となったことを検知し、データベースのユーザBの「トランク」の欄に解錠情報を書き込む。次に、管理サーバ6は新しい使用許可状態をユーザAの携帯端末1へ送信する。これにより、携帯端末1の液晶ディスプレイ11に、図6(b)に示すように、新しい使用許可状態が表示される。次いで、管理サーバ6は、ユーザBの携帯端末2へ「トランク」の解錠情報を送信する。送信された解錠情報は、携帯端末2のメモリ21に記憶される。
【0021】
なお、上記実施形態において、自動車購入時の携帯端末1の解錠情報セットをユーザAがキーユニットによって行うとしたが、これに代えて、自動車購入時においても解錠情報変更時と同様に管理サーバ5から解錠情報が送信されるようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、自動車の運転席の近傍にアルコールセンサを付け、そのセンサの出力を制御部33に入力する。そして、そのセンサの出力が一定レベルを越えていた場合は、制御部33が、通信部31を介してエンジン始動の解錠情報を受信した場合もセルモータ36を駆動しないようにしてもよい。これにより、飲酒運転を防ぐことができる。
【0022】
次に、この発明の第2の実施形態について説明する。この実施形態の全体構成は図1と同じであり、また、各部の構成も図2〜図4と同じである。この実施形態が上述した第1の実施形態と異なる点は、携帯端末1,2のメモリ21内に予め解錠情報が記憶されていない点および制御部13の動作、管理サーバ6の動作である。以下、上記実施形態と異なる点のみ説明する。
【0023】
ユーザAが自動車に乗ろうとした場合、まず、ドアロックを解除すべく、携帯端末1のキーユニット12において、キー操作(例えば「#キー」押下)を行う。このキー操作「#キー」押下が行われると、制御部13がこれを検知し、管理サーバ6へ「#キー」押下を通知する。管理サーバ6はこの通知を受け、現在ユーザAに使用が許可されている自動車の登録番号を全て携帯端末1へ送信する。送信された登録番号は携帯端末1の液晶ディスプレイ11に、図7(a)に示すように表示される。ここで、ユーザAがカーソルによって、乗ろうとしている自動車の登録番号を選択すると、次に、管理サーバ6が、図7(b)に示す暗証番号入力画面を携帯端末1へ送信する。
【0024】
ユーザAがこの画面において暗証番号を入力すると、管理サーバ6が入力された暗証番号を内部のデータベースに登録されているユーザAの暗証番号と照合する。そして、照合結果が「不一致」であった場合は、その旨を案内する案内文を携帯端末1へ送信する。一方、照合結果が「一致」であった場合は、次に、管理サーバ6が、データベースにおいてユーザAに対して設定されている解錠情報を検出し、検出した解錠情報を表す文字を案内文と共に携帯端末1へ送信する(図7(c)参照)。
【0025】
ここで、ユーザAがカーソルによって、必要な解錠情報を選択すると、管理サーバ6が選択された解錠情報をデータベースから読み出し、携帯端末1へ送信する。また、この時、管理サーバ6は、ユーザAへドアの解錠情報を送信したことを、自動車登録番号、年月日時刻と共に記録する。携帯端末1の制御部13は、管理サーバ6からの解錠情報を受け、短距離通信部19へ出力する。短距離通信部19はこの解錠情報をアンテナ20から送信する。これにより、自動車コントローラ5のドアソレノイド37が駆動される。ドアソレノイド以外のソレノイド38〜40の駆動あるいはセルモータ36の駆動も全く同様の過程で行われる。また、ユーザBの携帯端末2による自動車各部の解錠/施錠も同様にして行われる。
【0026】
このように、上記第2の実施形態によれば、管理サーバ6における暗証番号による確認がとれない限り自動車の各部の解錠/施錠ができず、これにより、従来のものより強固なセキュリティ確保を行うことができる。また、この実施形態によれば、施錠/解錠の記録が残る利点も得られる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、携帯端末が自動車キーとして機能するので、重いキーを所持する必要がない利点が得られる。また、キーをロック箇所毎に変えることができ、セキュリティの向上を図ることができると共に、多くの種類のキーを分別し、必要な人に必要なキーを簡単に分配、貸与することができる。例えば、運転免許を持っていない人には、ドア解錠情報、トランク解錠情報のみを通知し、セルモータの解錠情報は通知しないということが可能となる。また、請求項1の発明によれば、管理サーバの記憶手段に解錠情報が保持されているので、携帯端末を紛失した場合においても容易に解錠情報を再取得することができ、キー紛失の心配が全くない。また、請求項1の発明によれば、解錠情報が他人に知られた場合等において容易に解錠情報を変えることができる。
【0028】
また、請求項2に記載の発明によれば、携帯端末から無線信号によって自動車のセルモータを駆動することができるので、家の中等自動車から離れた場所からエンジンをかけることが可能となる利点が得られる。
【0029】
また、請求項4に記載の発明によれば、他の人へ直接会うことなく自動車キーを貸し、または借りることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1、第2の一実施形態による自動車錠管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1における管理サーバ6内のデーターベースに一例を示す図である。
【図3】図1における携帯端末1,2の構成を示すブロック図である。
【図4】図1における自動車コントローラ4の構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の第1の実施形態の動作を説明するための図である。
【図6】この発明の第1の実施形態の動作を説明するための図である。
【図7】この発明の第2の実施形態の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1,2…携帯端末
3…基地局
4…インターネット
5…自動車錠コントローラ
6…管理サーバ
12…キーユニット
13…制御部
14…通信部
19…短距離通信部
21…メモリ
31…通信部
33…制御部
34…メモリ
36…セルモータ
37…ドアソレノイド
38…ダッシュボードソレノイド
39…トランクソレノイド

Claims (4)

  1. 自動車の錠を解錠するための解錠情報を管理する管理サーバと、携帯端末と、前記自動車内に設けられた自動車錠コントローラと、前記管理サーバ、携帯端末、自動車錠コントローラを相互接続する通信ネットワークとからなる自動車錠管理システムであって、
    前記管理サーバは、
    自動車を特定するデータと該自動車が備える錠を解錠するための解錠情報とを対応ずけて記憶する第1の記憶手段と、
    前記携帯端末からの解錠情報を受けて前記記憶手段内の解錠情報を変更する解錠情報変更手段と、
    変更後の解錠情報を前記自動車錠コントローラへ送信する解錠情報送信手段とを具備し、
    前記携帯端末は、
    前記解錠情報を記憶する第2の記憶手段と、
    前記第2の記憶手段から前記解錠情報を読み出し、前記自動車錠コントローラへ送信する無線送信手段と、
    前記第2の記憶手段内の解錠情報を変更すると共に、変更後の解錠情報を前記管理サーバへ送信する変更送信手段とを具備し、
    前記自動車錠コントローラは、
    前記管理サーバから受信した解錠情報を記憶する第3の記憶手段と、
    前記携帯端末から受信した解錠情報を該第3の記憶手段内の前記解錠情報と比較し、その比較結果に従って錠を解錠する解錠手段と、
    前記管理サーバから受信した変更用の解錠情報によって前記第3の記憶手段内の解錠情報を書き換える書換手段と、
    を有することを特徴とする自動車錠管理システム。
  2. 前記自動車錠コントローラは、前記携帯端末から送信された解錠情報を前記第3の記憶手段内の解錠情報と比較して前記第3の記憶手段内の解錠情報の中から一致した解錠情報を検出し、検出した解錠情報に対応する錠を解錠することを特徴とする請求項1に記載の自動車錠管理システム。
  3. 前記携帯端末は、前記管理サーバから送信される解錠情報を前記第2の記憶手段に記憶させる手段を有することを特徴とする請求項1に記載の自動車錠管理システム。
  4. 他の携帯端末から受信した解錠情報を前記第2の記憶手段に書き込む受信手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の自動車錠管理システム。
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