JP3596644B2 - 画像処理装置およびその処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、面順次型の描画データをフルカラー印刷装置の出力装置に出力するのに好適な画像処理装置に関し、詳細には、描画データを、点順次型で一旦記憶した後、それを面順次型に変換して出力する画像処理装置およびその処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、カラー画像は、複数のピクセルから構成される。このピクセルは、さらに、そのピクセルの各基本色を示す多値データから構成される。例えば、1ピクセルがY(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、K(ブラック)の4つの基本色で表され、かつ、1つの基本色が8ビットで示される場合、1つのピクセルを示すデータは、基本色を示す8ビットデータが4色分必要となるため、32ビットで示されることになる。
したがって、複数のピクセルから構成されるカラー画像をデータとして記憶する場合、そのカラー画像を構成する各ピクセル毎に、基本色を示す多値データが基本色分存在することになる。
【0003】
このようなカラー画像をデータとして記憶する方式としては、点順次型と面順次型との2つの方式が代表的なものとして挙げられる。
点順次型とは、1ピクセルについての色データを1つの単位としてパッキングして記憶する方式であり、また、面順次型は基本色単位にメモリ上に色プレーンを構成して、各描画データを基本色を単位として記憶する方式である。点順次型および面順次型の一般的なメモリ構成を、それぞれ図15(a)および(b)に示す。
ここで、描画ピクセルをP0、P1、P2、……とした場合、点順次型では、ピクセルP0について、それぞれ基本色Y、M、C、Kを示すデータP0(Y)、P0(M)、P0(C)、P0(K)、ピクセルP1についてデータP1(Y)、P1(M)、P1(C)、P1(K)といったように、1つの描画点についてY、M、C、Kの基本色を表わすデータが順次記憶される。
一方、面順次型では基本色毎にプレーンが設けられ、YプレーンについてデータP0(Y)、P1(Y)、P2(Y)……、MプレーンについてデータP0(M)、P1(M)、P2(M)……、CプレーンについてデータP0(C)、P1(C)、P2(C)……、KプレーンについてデータP0(K)、P1(K)、P2(K)……といったように、Y、M、C、Kの基本色を表わすプレーンに、当該基本色のデータが順次記憶される。
【0004】
ここで、描画データをメモリに描画(書込、記憶)する場合、点順次型、面順次型のどちらが効率的であるかを考察する。例として、図16に示すように、4つのピクセルからなる直線を描画する場合について考えてみる。なお、描画データは、一般的にCPU等のプロセッサによりピクセル単位で処理され、アクセスは点順次型でも面順次型でも32ビット幅の汎用データバスを介して行なわれるものとする。また、メモリに1回アクセスするのには、図17で示されるようなサイクルが必要であるとする。
まず、点順次型によって描画データをメモリに記憶するには、図18(a)に示すように、直線を構成する4つのピクセルに対応して書き込むため、4サイクルが必要となる。
これに対し、面順次型によって描画データをメモリに記憶するには、図18(b)に示すように、4つプレーンについて、それぞれ4つのピクセルに対応して書き込む関係上、点順次型と比べ、4倍のサイクル数が必要になる。すなわち、1サイクルがA[ns]であるとすると、点順次型では4A[ns]なのに対して、面順次型では16A[ns]である。
したがって、ピクセル単位で処理された描画データをメモリ上に記憶させるには、点順次型で記憶させる方式が効率的であり、面順次型で記憶させる方式は非効率的あるといえる。
【0005】
次に、メモリに記憶された描画データを出力する場合について考察する。描画データを出力する場合は種々あるが、ここでは、カラー印刷装置に出力する場合を考えてみる。近年のカラー印刷装置においては、描画データを面順次型で処理するタイプがほんとんどである。なぜなら、カラー画像の形成を、基本色を単位とする処理ため、描画データも必然的に面順次型で扱わなばならないからである。
最近では、カラー印刷装置の高速化傾向が進行し、従来では1色毎に実行していた処理も各色を連続処理(タンデム処理)する必要が生じてきた。かかる処理に追従するためには、記憶装置に対していかに高速にアクセスができるかが重要となっている。
【0006】
ここで、描画データがメモリに面順次型で記憶されていれば、4つのピクセルを1つの単位として転送できるが、点順次型では、1回のアクセスで1ピクセル分の色データしか転送できないため、高速に処理することはできない。このため、カラー印刷装置へのデータ転送を考えると、描画データを面順次型でメモリに記憶することが望ましい。
しかし、描画データを面順次型でメモリに記憶することは、上述したように、非効率的であって、処理速度の低下を招くものである。したがって、記憶・読出という一連の処理を面順次型で行なうのは、記憶装置たるメモリに高速にアクセスするのに適当でないという問題があった。
【0007】
この問題を解決するため、従来より次の技術が存在していた。すなわち、第1に、点順次型/面順次型書込と点順次面型/面順次型読出とを相互に可能とする技術や、第2に、点順次型を面順次型に変換する技術などがあり、これらの技術を用いて、描画データをメモリに点順次型で書き込む一方、出力する際には面順次型で読み出すことにより、記憶・読出という一連の処理に要する時間を短縮することが考えられた。
このうち、第1の技術は、さらに、アドレス変換を用いる技術とデータバスを分離する技術とに分けられる。
前者のアドレス変換を用いる技術については、例えば、特開昭62−271184や、特開平1−321573、特開平2−201641、特開平3−62272号公報など記載のものがあり、これらは、点順次型あるいは面順次型でアクセスする際に、アドレス変換手段を用いて、それぞれの独立したアドレス形式でアクセスを行なうものであり、アドレスには、どのプレーンを選択してアクセス(書き込みあるいは読み出し)するか、どのピクセル(画素)を選択してアクセスするか、といった情報が付加される。
後者のデータバスを分離する技術については、例えば、特開平3−55672や、特開平4−253094号公報など記載のものがあり、これらは、点順次型アクセス用のアドレスバスとデータバスとを備え、さらに面順次型アクセス用のアドレスバスとデータバスとを備え、アクセスする際には、これらのアドレスバス、データバスを適宜選択する。
また、第2の点順次型を面順次型に変換する技術については、例えば、特開平5−205038や、特開平7−141144号公報など記載のものがあり、これらは、点順次型で描画されたデータをピクセル単位で読み出し、そのデータをシフトレジスタやハードウエアで構成されたデータ整列器に入力することによって面順次型データを形成するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、点順次型/面順次型書込と点順次面型/面順次型読出とを相互に可能とする第1の技術や、点順次型を面順次型に変換する第2の技術では、次のような問題があった。
まず、第1の技術においてアドレス変換を用いる技術では、プレーンやピクセルを選択するためのデータを付加するため、実質的にアドレスバスがより多数必要となるといった欠点がある。さらに、アクセスには本来不必要なアドレス変換手段も必要となる。
また、第1の技術においてデータバスを分離する技術では、アドレスバス、データバスを選択するための手段が必要となるため、必然的に回路規模が大きくなるといった欠点がある。さらに、面順次型で描画データを読み出して出力する場合、1度に1色の描画データしか読み出すことができないという欠点もある。
一方、点順次型を面順次型に変換する第2の技術では、面順次型データを形成するのに、数サイクルを要するので、処理が低速となるばかりでなく、シフトレジスタや整列器などが必要となるので、回路規模が複雑化・肥大化するといった欠点もある。
【0009】
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、描画データを書き込む際には点順次型で行なう一方、読み出す際には面順次型で行なって、カラー印刷装置の高速化に寄与するとともに、その構成を簡易として、回路規模の簡易化・縮小化を図ることが可能な画像処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本願第1の発明にあっては、p、qおよびaをそれぞれ2以上の整数(ただし、q>p≧a)とし、1つのピクセルについて、当該ピクセルの色要素を示す多値データを、色要素数のp個、色要素毎に配列した描画データを処理する画像処理装置であって、前記描画データを記憶するためのq個のメモリモジュールと、書込時において、連続する位置関係にあるq個のピクセルに対応する各描画データごとに、当該描画データを書き込むべきメモリモジュールを選択する書込選択手段と、当該q個の描画データの各々が示す内容が同じである場合には、前記書込選択手段により選択された全メモリモジュールを対象に、当該q個の描画データを1サイクルで書き込む一方、当該個の描画データの各々が示す内容が同じでない場合には、各描画データを1つずつ書き込む書込手段と、読出時において、q個の描画データのうち、ピクセルが連続する位置関係にあるa個の描画データの各々が書き込まれているメモリモジュールを選択する読出選択手段と、前記読出選択手段により選択されたa個のメモリモジュールの各々から描画データを1サイクルで読み出す読出手段と、読み出されたa個の描画データの各々を、それぞれ色要素を示す多値データに分離した後、1つの色要素について、当該色要素を示す多値データをピクセル順に配列させる分離配列手段とを具備することを特徴としている。
また、本願第2の発明にあっては、p、qおよびaをそれぞれ2以上の整数(ただし、q>p≧a)とし、1つのピクセルについて、当該ピクセルの色要素を示す多値データを、色要素数のp個、色要素毎に配列した描画データが書き込まれるq個のメモリモジュールを有する記憶手段を備えた画像処理装置の画像処理方法であって、書込時において、連続する位置関係にあるq個のピクセルに対応する各描画データごとに、当該描画データを書き込むべきメモリモジュールを選択し、当該q個の描画データの各々が示す内容が同じである場合には、当該選択した全メモリモジュールを対象に、当該q個の描画データを1サイクルで書き込む一方、当該個の描画データの各々が示す内容が同じでない場合には、各描画データを1つずつ書き込む第1の過程と、読出時において、q個の描画データのうち、ピクセルが連続する位置関係にあるa個の描画データの各々が書き込まれているメモリモジュールを選択する第2の過程と、前記第2の過程において選択されたa個のメモリモジュールの各々から描画データを1サイクルで読み出す第3の過程と、読み出されたa個の描画データの各々を、それぞれ色要素を示す多値データに分離した後、1つの色要素について、当該色要素を示す多値データをピクセル順に配列させる第4の過程とを具備することを特徴としている。
【0011】
(作用)
本願第1の発明によれば、ピクセルが連続する位置関係にある個の描画データが1サイクルで読み出される。これら個の描画データは、それぞれのピクセルについて、当該ピクセルの色要素を示す多値データを、色要素数のp個、色要素毎に配列したもの、すなわち、いわゆる点順次型の描画データである。これらの描画データを、分離配列手段によって、それぞれ色要素を示す多値データに分離した後、1つの色要素について、当該色要素を示す多値データをピクセル順に配列させることで、いわゆる面順次型の描画データを得ることができる。これらの配列を各色要素について行なうと、1サイクルの読み出しにより面順次型の描画データをすべての色要素について得ることできる。さらに、分離配列手段は、実質的に、読み出された描画データを転送するバスラインを組み替えることのみで構成することができるので、構成の簡略化を図ることも可能である。
さらに、描画データがq個同じであれば、このq個の描画データの書込については、qサイクル繰り返すことなく1サイクルで済ますことができる。したがって、いわゆる点順次型の描画データを書き込みに要する時間の短縮化に大きく寄与する。
また、本願第2の発明によれば、本願第1の発明と同様に、点順次型から面順次型の描画データを簡易に得ることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0013】
<1:全体構成>
図1は、本実施形態にかかる画像処理装置の全体構成を説明するブロック図である。
この図において、60は画像情報生成部であり、フレームメモリの読出範囲や、描画有効領域に描画される描画データPD、その描画データを記憶させるためのアドレスADR、後述するピクセル選択データなどを生成する。
【0014】
80は、記憶手段たるフレームメモリである。このフレームメモリ80は、複数のDRAMから構成され、高速ページモードアクセスが使用可能であって、1つのアドレスに32ビット幅のデータを記憶することが可能となっている。
70は制御装置であり、書込部71と読出部72とから構成される。前者の書込部71は、フレームメモリ80に描画データを点順次型で書き込むものであり、後者の読出部72は、フレームメモリ80から描画データを読み出すものである。
なお、これら書込部71と読出部72との詳細構成については後述する。
90はバッファであり、後述するように各基本色に対応して4つFIFO(First In First Out:先入れ先出し型のバッファ)から構成され、面順次型のデータを基本色毎にバッファリングする。
【0015】
<1−1:データフォーマット>
ここで、本画像処理装置における描画データのフォーマットの一例について、図2を参照して説明する。
本実施形態にかかる画像処理装置は、基本色としてY、M、C、Kの4色を用いており、これら各基本色の階調を示すデータがそれぞれ8ビットで示される。このため、1ピクセルの描画データは32ビットとなる。
本画像処理装置は、このような描画データを、点順次型では図2(a)に示すように4色の基本色データを有する1ピクセルを示すものとして扱い、面順次型では同図(b)に示すように、基本色データを1色分有したものであって、4つのピクセルを示すものとして扱うものとする。いずれにかかるデータも32ビットである。
【0016】
このようなフォーマットを有する描画データは、フレームメモリ80に、後述するように点順次型で書き込まれる。そこで、この記憶状態について図3を参照して説明すると、図に示すように、フレームメモリ80を構成する1つDRAMの1つのアドレスには、1ピクセル分32ビットの描画データが点順次型で記憶される。
【0017】
<1−2:メモリ構成の概略>
次に、本画像処理装置におけるフレームメモリ80の概略構成について説明する。はじめに、描画データの書込から読出までの過程について説明し、この過程を実現するための回路構成については後述することとする。
【0018】
<1−2−1:描画データの流れ>
図4は、フレームメモリ80における描画データの流れを説明するためのブロック図である。この図において、800〜815は、フレームメモリ80を構成するDRAMであり、上述したように、それぞれ32ビット幅のデータを記憶することができる。なお、本実施形態においてDRAMとは、一般のダイナミックRAMで構成されるメモリモジュールという意味で用いている。
【0019】
この図に示すように、DRAM800〜815は、4つのメモリブロックMB0〜MB3を構成しており、さらに各メモリブロックはそれぞれ4つの面を有する。このような構成において、ピクセルが連続する位置関係にある描画データは、メモリブロックに順次記憶されている。すなわち、図5に示すように、カラー印刷装置に出力する有効領域EA(横mピクセル×縦nピクセル)において、当該領域の始点に描画されるピクセルをP0とし、以降描画されるピクセルを順にP1、P2、……、P(mn)とした場合、ピクセルP0〜P3の描画データは、メモリブロックMB0〜MB3の第1面に、ピクセルP4〜P7の描画データは、メモリブロックMB0〜MB3の第2面に、ピクセルP8〜P11の描画データは、メモリブロックMB0〜MB3の第3面に、ピクセルP12〜P15の描画データは、メモリブロックMB0〜MB3の第4面にというようにそれぞれ記憶される。別の言い方をすれば、ピクセルP0〜P15の描画データは、それぞれDRAM800〜815に記憶される。なお、これら描画データは点順次型で記憶される。
【0020】
このようにDRAM800〜815に記憶された描画データは、各メモリブロックからそれぞれ描画データが1つずつ読み出される。そして、メモリブロックMB0〜MB3から読み出された描画データPD0〜PD3は、バス変換部820に供給される。
バス変換部820は、図4に示すように、描画データPD0〜PD3をそれぞれ基本色Y、M、C、Kの成分毎に分離した後、基本色Y、M、C、Kの成分毎にピクセルの順番で並び替えるものである。これにより、面順次型の描画データLDY、LDM、LDC、LDKが得られることとなる。
なお、後述するように、描画データPD0〜PD3は、メモリブロックMB0〜MB3から1回のアクセスで同時に読み出される。このため、バス変換部820においては、面順次型の描画データLDY、LDM、LDC、LDKが同時に得られるようになっている。また、バス変換部820は、実質的にデータバスの並び替えにすぎない。
【0021】
<1−2−2:フレームメモリの回路構成>
このような描画データの書込から読出までの過程を実現するための具体的な回路構成について、図6を参照して説明する。
この図に示すように、DRAM800〜815の各々には、アドレスADR、描画データPD、RAS(ロウ・アドレス・ストローブ)信号およびWE(ライト・イネーブル)信号が、それぞれ共通して供給されている。また、DRAM800〜815の各々には、DRAM毎に、対応するCAS(カラム・アドレス・ストローブ信号)が供給される。したがって、本画像処理装置においてはDRAMが16個であるので、CAS信号もこれらDRAMの各々に対応して16本存在する。これらの16本CAS信号については、説明の便宜上、DRAM800に対応するCAS信号をLSB、DRAM815に対応するCAS信号をMSBとする16ビットデータで表記することとする。
なお、フレームメモリ80のアドレスは、RAS(行)アドレスとCAS(列)アドレスとで定められる。
【0022】
このような構成のフレームメモリ80によれば、RASアドレスおよびCASアドレスにより同一のアドレスを指定し、WE信号、RAS信号をともにアクティブとし、かつ、16本のCAS信号を「0000」としてDRAM800〜815に対応する各CAS信号をローアクティブとすることにより、同一の描画データをDRAM800〜815の各々に1回のアクセスで書き込むことができるようになっている。
また、読出時においては、RASアドレスおよびCASアドレスにより同一のアドレスを指定し、WE信号を非アクティブ、RAS信号をアクティブとし、かつ、メモリブロックMB0〜MB3において同一面上の関係にあるDRAMのCAS信号をアクティブとすることにより、連続する4つのピクセルの描画データPD0〜PD3を1回のアクセスで読み出すことができるようになっている。
【0023】
なお、フレームメモリ80において、図5に示される描画データは、図7に示される関係で書き込まれて、図4に示されるように記憶される。すなわち、図7は、RASアドレスおよびCASアドレスにより定まる1組のアドレスに、どのようなピクセルの画像データが記憶されているのかを、DRAM800〜815毎に示した図である。この図に示すように、一つのアドレスにおいては、ピクセルが連続する位置関係にある16個の描画データが、それぞれDRAM800〜815に記憶される。
【0024】
<1−3:ピクセル選択データ>
このように本画像処理装置においては、書込時に、1度に最大16個のDRAMにアクセスできるようになっている。しかしながら、1度のアクセスにおいて、アクセスする必要のないDRAMも当然のことながら存在する。また、読出時には、連続する4つのピクセルの描画データPD0〜PD3を得るために、アクセスするDRAMを選択する必要もある。
そこで、本画像処理装置においては、ピクセル選択データにより、アクセスするDRAMを選択するようにしている。かかるピクセル選択データの構成を図8に示す。この図に示すようにピクセル選択データは、LSB〜MSBがDRAM800〜815に対応した16ビットデータであり、アクセスする必要のあるDRAMに対応したビットが「1」にセットされる。
【0025】
かかるピクセル選択データは、書込時においては、画像情報生成部60によりアドレスADRや、描画データPDとともに生成され、書込部71に供給される。この場合、書込部71は、ピクセル選択データの各ビットを検出し、そのうち「1」となっているビットに対応したDRAMのCAS信号のみをアクティブとする。
一方、ピクセル選択データは、読出時においては、後述するように読出部72のタイミングコントローラにより生成されて、これによりCAS信号を生成している。
このようなピクセル選択データにより、あるアドレスにおいてアクセスする必要のあるDRAMのみを選択することができる。
【0026】
<1−4:書込部の詳細構成>
次に、図1における書込部71の詳細構成について説明する。図9は、この書込部71の構成を示すブロック図である。
この図において、711はRASアドレスラッチ回路であり、画像情報生成部60から供給されたアドレスADRのうちRASアドレスをラッチする。同様に、712はCASアドレスラッチ回路であり、アドレスADRのうちCASアドレスをラッチする。713はデータラッチ回路であり、画像情報生成部60から供給された描画データPDをラッチする。714はピクセル選択ラッチ回路であり、同じく画像情報生成部60から供給されたピクセル選択データ(図8参照)をラッチする。
【0027】
715はタイミングコントローラであり、ラッチされたRASアドレスおよびCASアドレスの送出タイミングをそれぞれゲート716および717を介して制御し、これをフレームメモリ80の書込アドレスとする。また、タイミングコントローラ715は、描画データPDの送出タイミングをデータラッチ回路713を介して制御し、さらに、CAS信号の送出タイミングをNANDゲート回路718を介して制御する。くわえて、タイミングコントローラ715は、書込アドレスの送出タイミングにあわせて、RAS信号およびWE信号のレベルも制御する。
なお、CAS信号は、本実施形態においてはアクティブ・ローとしているため、ピクセル選択データをNANDゲート回路718により反転し、その送出を制御している。
【0028】
<1−5:読出部の詳細構成>
次に、図1における読出部72の詳細構成について説明する。図10は、この読出部72の構成を示すブロック図である。
この図において、721は読出領域設定部であり、画像情報生成部60から供給された読出範囲を示す情報に基づいて読出領域を設定する。722はアドレス生成部であり、設定された読出領域に基づいて、フレームメモリ80の読出アドレスをRASアドレスおよびCASアドレスのそれぞれについて生成する。なお、アドレス生成部722は、バッファ55から供給されるPAF信号(後述する)のレベルがローレベルとなるとアドレスの生成を中断する一方、ハイレベルとなるとアドレスの生成を再開する。
723はRASアドレスラッチ回路であり、生成されたRASアドレスをラッチする。同様に、724はCASアドレスラッチ回路であり、生成されたCASアドレスをラッチする。
【0029】
725はタイミングコントローラであり、ラッチされたRASアドレスおよびCASアドレスの送出タイミングをそれぞれゲート726および727を介し制御して、これをフレームメモリ80の読出アドレスとする。また、タイミングコントローラ725は、読出アドレスの送出タイミングにあわせて、RAS信号およびWE信号のレベルも制御する。
【0030】
<1−6:バッファの詳細構成>
次に、図1におけるバッファ90の詳細構成について説明する。図11は、このバッファ90の構成を示すブロック図である。
この図において、901〜904はFIFOであり、それぞれ基本色のY、M、C、Kに対応している。本実施形態にあっては、1つの基本色あたり32ビットの面順次型データが入力されるため、16ビット幅を有する一般的なFIFOを2個並列させて用いている。
そして、フレームメモリ80からの面順次型描画データLDY、LDM、LDC、LDKの各々は、読出部72からのWE信号にしたがって、それぞれFIFO901〜904に蓄積される一方、面順次型描画データを必要とするカラー印刷装置などの出力装置(図示せず)によるRE信号にしたがって、各基本色毎に、それぞれ当該出力装置に出力される。すなわち、面順次型描画データLDY、LDM、LDC、LDKの各々は、読出部72によるタイミングにて蓄積される一方、出力装置が要求するタイミングにて読み出され、出力されることになる。なお、点順次型から面順次型データを得る構成のみついて言及すれば、かかるバッファ90は任意的構成要素というべきものである。
【0031】
ここで、FIFO901〜904の各々からは、当該FIFOのデータ蓄積量が容量一杯となった場合にローレベルに立ち下がるフラグFF1〜FF4がそれぞれ出力される。そしてAND回路905により、これらのフルフラグFF1〜FF4の論理積が求められ、これが読出部72へのPAF(Almost Full Flag)信号となる。このようなPAF信号は、すべてのFIFOに空きがあるなら、ハイレベルとなって、読出部によるアドレスの歩進を許可する一方、いずれかのFIFOのデータ蓄積量が容量一杯となると、ローレベルとなって、読出部72によるアドレスの歩進が禁止されることになる。
【0032】
<2:動作>
次に、上述した構成による画像処理装置の動作について説明する。
はじめに、画像情報生成部60により生成された描画データを、フレームメモリ80に点順次型で書き込む(描画する)動作について説明する。
【0033】
<2−1:点順次型の書込動作>
フレームメモリ80に描画を行なうための種々のデータは、画像情報生成部60により生成される。詳細には、アドレスADRが、RASアドレス、CASアドレスに分けて生成された後、当該アドレスに書き込むべき点順次型の描画データPDおよびピクセル選択データが生成される。そして、これらのデータは、図9の書込部71において対応するラッチ回路に入力されて、ラッチされる。
このとき、タイミングコントローラ715は、一般的なDRAMの書込タイミング(例えば図17参照)にしたがって各信号の出力タイミングを制御する。すなわち、タイミングコントローラ715は、RASアドレスタイミングにてRASアドレスを出力した後、RAS信号をアクティブにするとともに、CASアドレスタイミングでCASアドレスを出力した後、CAS信号をアクティブにし、所定のタイミングで描画データPDを出力して書込タイミングを作り出す。このとき、CAS信号は、ピクセル選択データとNANDされるので、書き込むべきDRAMに対応するCAS信号のみがローアクティブとなる。このため、当該描画データPDは、ピクセル選択データにより選択されたDRAMに対してのみ、RASアドレスおよびCASアドレスで定まるアドレスADRに書き込まれることとなる。
【0034】
より具体的な書込動作について、図12を参照して説明する。なお、この図の例では、この図の左半分に示される場合を示している。すなわち、「FFFFFFFF」で示される描画データPDを、RASアドレスが「000」、CASアドレスが「001」で定まるアドレスADRに、ピクセル選択データが「F0F0」で示されるDRAMに対し書き込む場合である。なお、これらの情報は、画像情報生成部60により生成され、書込部71に供給される。
【0035】
この場合、書込部71のタイミングコントローラ715は、各ゲートおよびラッチ回路を次のように制御する。すなわち、タイミングコントローラ715は、第1に、RASアドレス「000」を送出した後、RAS信号をローアクティブとし、次に、CASアドレス「001」とともに、描画データPD「FFFFFFFF」を送出し、第3に、CAS信号を、すべて非アクティブ状態の「FFFF」からピクセル選択データを反転させた「0F0F」にする(ローアクティブのため)。
これにより、「FFFFFFFF」の描画データPDは、ピクセル選択データ「F0F0」に対応するDRAM804〜807および812〜817に、1回のアクセスで書き込まれることとなる。
なお、RASアドレス「000」、CASアドレス「001」で定まるアドレスは、図7を参照しても判るようように、ピクセルP16〜P31の描画データを記憶する場所である。
したがって、図12に示される例においては、描画データPDが、ピクセルP20〜P23およびピクセルP28〜P31の描画データとして、DRAM804〜807、812〜817に、1回のアクセスで書き込まれたことを意味する。
【0036】
ここで、同一アドレスで書き込まれるべき16ピクセルの描画データが、すべて違う場合、画像情報生成部60は、DRAM800〜815を順番に1つずつ指定するように、ピクセル選択データを変化させ、フレームメモリ80に対し16回のアクセスで書込を行なうようにする。
逆に、同一アドレスで書き込まれるべき16ピクセルの描画データが、すべて同じ場合、画像情報生成部60は、DRAM800〜815のすべてを指定するように、ピクセル選択データ設定する。すなわち「FFFF」とする。これにより、16ピクセルの描画データは、フレームメモリ80に1回のアクセスで書き込まれることになり、書込に要する時間を短縮することができる。
【0037】
なお、このような書込は、画像情報生成部60により生成された描画データの順に行なわれるため、アクセスするアドレスが連続している必要はなく、ランダムなアドレスに対して書込を行なうことができる。そして1面分の画像有効領域の書込がフレームメモリ80に対して行なわれると、この書込動作は終了となる。
また、書き込みの場合、RASアドレスが変化するまで、あるいはメモリリフレッシュが入るまで、DRAMの高速ページモードが最大限利用されて、連続した書込動作が行なわれる。
【0038】
<2−2:面順次型の読み出し動作>
次に、上述したように書き込んだ描画データを読み出して点順次型に変換する動作について説明する。
フレームメモリ80に書き込まれた描画データを読み出す場合、画像情報生成部60は、はじめに、読出部72における読出領域設定部721(図10参照)に対し、描画データの読出範囲を設定する。この読出範囲とは、書込部71によって書き込まれたフレームメモリ80から出力すべき領域を示すものである。したがって、描画データをフレームメモリ80から読み出す場合には、点順次型で書き込んだ場合と同じアドレスが用いられる。
【0039】
かかる読出範囲が読出領域設定部721に設定されると、アドレス生成部722は、描画有効領域における最初のピクセルから4つピクセルを単位としてRASアドレス、CASアドレスを生成する。生成されたアドレスは、それぞれRASアドレスラッチ回路723およびCASアドレスラッチ回路724に入力されて、ラッチされる。
このとき、タイミングコントローラ725は、一般的なDRAMの高速ページモード読出タイミングにしたがって各信号の出力タイミングを制御する。すなわち、タイミングコントローラ725は、RASアドレスタイミングでRASアドレスを出力した後、RAS信号をアクティブにするとともに、CASアドレスタイミングでCASアドレスを出力した後、CAS信号をアクティブにすることにより、読出タイミングを作り出す。このときフレームメモリ80には、1組のアドレスにおいて連続する16ピクセル分の描画データが記憶されているので、同一アドレスについての読み出しは、CAS信号を変化させて、4ピクセル分ずつ4回に分けて行なわれる。すなわち、同一アドレスについて読み出しは、最初の1回目のアクセスではDRAM800〜803について、次の2回目のアクセスではDRAM804〜807について、3回目のアクセスではDRAM808〜811について、そして4回目のアクセスではDRAM812〜815について、それぞれ行なわれる。したがって、1回のアクセスにおいては、ピクセルが連続する位置関係にある4つの点順次型描画データが読み出されることになる。
なお、読み出しの場合、RASアドレスが変化するまで、メモリリフレッシュが入るまで、あるいは、読み出したデータを格納するFIFOが一杯となるまで、DRAMの高速ページモードが利用されて、連続した読出動作が行なわれる。
【0040】
こうして、1回のアクセスにおいてピクセルが連続する位置関係にある4つの点順次型描画データが読みされると、これら描画データの各々は、バス変換部820(図4参照)により、各基本色毎のデータに分離された後、同じ基本色のデータをピクセル順に、各基本色について配列させる。この分離・再配列により、結局、1回のアクセスにおいて各基本色について4色分の面順次型データが得られることとなる。
このような動作を、指定された領域の始点のピクセルから終点のピクセルまでアドレスを変化させながら切替えを行なって、指定された領域すべてが読み出されると動作が終了することとなる。
【0041】
より具体的な読出動作について、図13を参照して説明する。なお、この図の例では、RASアドレスが「000」、CASアドレスが「000」で定まるアドレスから、順番に描画データを読み出す場合を示している。なお、この場合、読出範囲は画像情報生成部60により生成されて読出部72に供給され、その読出範囲の始点は、図5におけるピクセルP0である。
【0042】
この場合、まず、アドレス生成部722は、RASアドレス「000」、CASアドレス「000」を生成し、タイミングコントローラ725は、各ラッチ回路を次のように制御する。すなわち、タイミングコントローラ725は、RASアドレス「000」を送出した後、RAS信号をローアクティブとし、次に、CASアドレス「000」として、CAS信号を「FFF0」とする。なお、CAS信号を「FFF0」とするのは、最初の1回目においてDRAM800〜803にアクセスするためである。
これによりDRAM800〜803によりそれぞれ点順次型の描画データPD0〜PD3が読み出され、これらがバス変換部820により直ちに変換されて面順次型データPDY、PDM、PDC、PDKが得られる。
【0043】
次に、タイミングコントローラ725は、CAS信号を「FFFF」として、DRAMの選択を一旦解除した後、次の2回目においてDRAM804〜807にアクセスするためCAS信号を「FF0F」とする。
これによりDRAM804〜807によりそれぞれ点順次型の描画データが読み出され、これらが直ちに変換されて面順次型データが得られる。
以下同様に、タイミングコントローラ725は、3回目においてCAS信号を「F0FF」としてDRAM808〜811にアクセスし、4回目において「0FFF」としてDRAM812〜815にアクセスして、各アクセスにおいて面順次型データが直ちに得られることとなる。
【0044】
こうして、DRAM800〜815から連続する16ピクセルの描画データが読み出されると、アドレス生成部722は、CASアドレスを「1」だけインクリメントさせて、そのアドレスについても、同様にして、連続する16ピクセルの描画データが読み出される。そして、読出範囲の終点に位置するピクセルの描画データが読み出されるまで、以下同様な動作が繰り返される。
【0045】
このように本実施形態にかかる画像処理装置によれば、書込時において、ピクセルが連続する位置関係にある16個の描画データのうち、ピクセル選択データにより任意に選択し、選択したものを1回のアクセスでフレームメモリ80に書き込むので、同じ描画データを書き込むのであれば、1回のアクセスで済ますことができる。したがって、いわゆる点順次型の描画データを書き込む際に要する時間の短縮化に大きく寄与する。
また、本実施形態にかかる画像処理装置によれば、読出時において、ピクセルが連続する位置関係にある4個の描画データを1回のアクセスで読み出し、これらの4個の描画データを、それぞれ基本色を示す他値データに分離した後、基本色を示すデータをピクセル順に基本色毎に配列させて、面順次型の描画データを得る。これにより、各基本色の面順次型データを1回のアクセスで得るので、書込時も含めて、高速な処理に大きく寄与することができるのである。
【0046】
<3:応用形態>
本願発明は上述した実施形態に限定されず、次のように応用することが可能である。
上述した実施形態にあっては、バッファ90を各基本色に対応したFIFO901〜904により構成し、FIFO後段に位置するカラー印刷装置等の出力装置が4色の面順次型データをすべて処理する場合を想定していた。しかし、出力装置が例えば4色のデータのうち2色だけを処理する場合を想定すると、必要のない他の2色のデータは対応するFIFOに蓄積され続けるため、当該FIFOに蓄積量が容量一杯となってしまう。そうなると、フレームメモリ80からの読み出し動作が中断してしまい、必要な基本色のデータが供給されないといった不都合が生じることが考えられる。そこで、この応用形態では、図14に示すように、読出部72の内部に読出色設定部731を設けた。この読出色設定部731は、画像情報生成部60あるいは出力装置が要求する読出色を入力すると、読出色以外の基本色のFIFOに対しバッファリングしないようにリセット信号を出力するものである。これにより、バッファ90においては、出力装置が要求する基本色のデータのみが当該FIFOに蓄積され、当該出力装置が要求しない基本色のデータについては当該FIFOに蓄積されないので、読み出し動作に悪影響を及ぼすのが防止されることとなる。
【0047】
<4:その他>
なお、上述した実施形態、応用形態では、制御装置70を書込部71および読出部72からなる構成としたが、図9および図10を見ても判るように、書込部71および読出部72の構成は互いに近似しているので、これらの構成を一体化するのが望ましい。こうして1つ構成の制御装置70とすることにより、バスラインを省略化することが可能となる上、DRAMのリフレッシュ動作も書込制御と読出制御とで共通化されるので、制御の簡略化も可能となる。
【0048】
また、上述した実施形態あるいは応用形態においては、p=4として色要素を基本色のY、M、C、Kの4色分とする場合を例にとって説明したが、本願は色要素を限定するものではない。例えば、色空間のRGBや、Lなどすることも、もちろん可能である。この場合、p=3となり、1回のアクセスにつき、ピクセルが連続する位置関係にあるq個の描画データを読み出すことにより、各色要素の面順次型データについてそれぞれqピクセル分、得られることになる。
また、上述した実施形態あるいは応用形態においては、q=4としてピクセルが4つ連続する描画データを1回のアクセスで読み出して転送する場合を例にして説明したため、フレームメモリ80から読み出された描画データを転送するバス幅が、点順次型データ(32ビット)の4倍となっていた。しかし、本願におけるqの値はこれに限定されず、2以上の整数であればなんでもよい。例えば、qを「3」にすると、1つの面順次型データについて3ピクセル分が得られることになる。
このように、本願におけるp、qは互いに独立であり、それぞれ2以上の整数であればいかなるものであっても良い。なお、本願におけるrおよびwはpに、zはqに、それぞれ関連するものである。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、描画データを書き込む際には点順次型で行なう一方、読み出す際には面順次型で行なって、カラー印刷装置等の高速化に寄与するとともに、その構成を簡易として、回路規模の簡易化・縮小化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は点順次型データの構成を示す図であり、(b)は面順次型データの構成を示す図である。
【図3】同画像処理装置のフレームメモリにおける描画データの記憶状態を示す図である。
【図4】同画像処理装置のフレームメモリにおける描画データの流れを示す図である。
【図5】同画像処理装置において処理される描画データにかかるピクセルの位置関係を説明するための図である。
【図6】同画像処理装置におけるフレームメモリの構成を示すブロック図である。
【図7】1組のアドレスに、どのようなピクセルの画像データが記憶されているのかを、DRAM毎に示した図である。
【図8】同画像処理装置におけるピクセル選択データの構成を示す図である。
【図9】同画像処理装置における書込部の構成を示すブロック図である。
【図10】同画像処理装置における読出部の構成を示すブロック図である。
【図11】同画像処理装置におけるバッファの構成を示すブロック図である。
【図12】同画像処理装置における書込動作を示すタイミングチャートである。
【図13】同画像処理装置における読出動作を示すタイミングチャートである。
【図14】本発明の応用形態にかかる読出部の構成を示すブロック図である。
【図15】(a)は従来における点順次型のメモリ構成を示す図であり、(a)は従来における面順次型のメモリ構成を示す図である。
【図16】直線描画の動作を示す図である。
【図17】1回のアクセスに要するサイクルを示す図である。
【図18】(a)は従来における点順次型データの書き込みを示す図であり、(b)は従来における面順次型データの書き込みを示す図である。
【符号の説明】
60……画像情報生成部(書込選択手段、読出選択手段)、71……書込部(書込手段)、72……読出部(読出手段)、80……フレームメモリ(記憶手段)、90……バッファ(緩衝記憶手段)、800〜815……DRAM、820……バス変換部(分離配列手段)

Claims (9)

  1. p、qおよびaをそれぞれ2以上の整数(ただし、q>p≧a)とし、1つのピクセルについて、当該ピクセルの色要素を示す多値データを、色要素数のp個、色要素毎に配列した描画データを処理する画像処理装置であって、
    前記描画データを記憶するためのq個のメモリモジュールと、
    書込時において、
    連続する位置関係にあるq個のピクセルに対応する各描画データごとに、当該描画データを書き込むべきメモリモジュールを選択する書込選択手段と、
    当該q個の描画データの各々が示す内容が同じである場合には、前記書込選択手段により選択された全メモリモジュールを対象に、当該q個の描画データを1サイクルで書き込む一方、当該個の描画データの各々が示す内容が同じでない場合には、各描画データを1つずつ書き込む書込手段と、
    読出時において、
    q個の描画データのうち、ピクセルが連続する位置関係にあるa個の描画データの各々が書き込まれているメモリモジュールを選択する読出選択手段と、
    前記読出選択手段により選択されたa個のメモリモジュールの各々から描画データを1サイクルで読み出す読出手段と、
    読み出されたa個の描画データの各々を、それぞれ色要素を示す多値データに分離した後、1つの色要素について、当該色要素を示す多値データをピクセル順に配列させる分離配列手段と
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記q個のメモリモジュールは、ピクセルが連続する位置関係にあるq個の描画データを同一番地で記憶する一方、
    前記書込手段は、当該同一番地を指定することで、前記q個のピクセルに対応する描画データを書き込む
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記q個のメモリモジュールは、ピクセルが連続する位置関係にあるq個の描画データを同一番地で記憶する一方、
    前記読出手段は、当該同一番地を指定することで前記a個の描画データを読み出す
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記分離配列手段は、前記メモリモジュールから読み出された描画データを転送するバスラインを組み替えたものである
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記分離配列手段は、ピクセル順の配列を各色要素毎についてそれぞれ行なう
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 前記分離配列手段によってピクセル順に配列されたデータを、各色要素毎に蓄積するとともに、蓄積されたデータを、各色要素毎の要求に応じて供給する緩衝記憶手段を備えた
    ことを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  7. 前記読出手段は、前記緩衝記憶手段において、いずれかの色要素に対応するデータ蓄積量が容量一杯となったならば、描画データの読出を中断する
    ことを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  8. 要求される色要素を指定する指定手段を備え、
    前記読出手段は、前記緩衝記憶手段において、前記指定手段により指定された色要素に対応するデータ蓄積量が容量一杯となったならば、描画データの読出を中断する
    ことを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  9. p、qおよびaをそれぞれ2以上の整数(ただし、q>p≧a)とし、1つのピクセルについて、当該ピクセルの色要素を示す多値データを、色要素数のp個、色要素毎に配列した描画データが書き込まれるq個のメモリモジュールを有する記憶手段を備えた画像処理装置の画像処理方法であって、
    書込時において、
    連続する位置関係にあるq個のピクセルに対応する各描画データごとに、当該描画データを書き込むべきメモリモジュールを選択し、当該q個の描画データの各々が示す内容が同じである場合には、当該選択した全メモリモジュールを対象に、当該q個の描画データを1サイクルで書き込む一方、当該個の描画データの各々が示す内容が同じでない場合には、各描画データを1つずつ書き込む第1の過程と、
    読出時において、
    q個の描画データのうち、ピクセルが連続する位置関係にあるa個の描画データの各々が書き込まれているメモリモジュールを選択する第2の過程と、
    前記第2の過程において選択されたa個のメモリモジュールの各々から描画データを1サイクルで読み出す第3の過程と、
    読み出されたa個の描画データの各々を、それぞれ色要素を示す多値データに分離した後、1つの色要素について、当該色要素を示す多値データをピクセル順に配列させる第4の過程と
    を具備することを特徴とする画像処理方法。
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