JP3595115B2 - 皮膚化粧料 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、透明感を持たせつつ、肌の色相を変化させることができ、かつ経時で仕上りが変化せず長時間塗布直後の仕上りが持続する皮膚化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、メークアップ化粧料は、これを塗布して肌の質感を変化させるため、拡散反射の強い粉体を配合してマットな仕上がりを得たり、マイカ等の鏡面反射の強い粉体を配合してつやのある仕上がりを得たりしている。また、血行不良や加齢等による肌のくすみ(肌が暗く、黄色くなる状態)をカバーするため、酸化チタン、酸化鉄等の隠蔽力の高い顔料を配合したり、ベンガラ、レーキ顔料、有機顔料等の赤色を加えて肌の色相を変化させることが行われている。
【0003】
一方、赤ら顔や赤にきび跡を隠すために、赤の補色である緑色の顔料を使用したり、透明感を与えるために青色や紫色の顔料を使用して、肌の色相感覚を変化させることが行われている。
【0004】
しかしながら、隠蔽力の高い顔料を用いた場合には、透明感がなく不自然な仕上りになってしまうという問題がある。また、補色の原理を利用した場合には、色相のカバーはできるものの彩度が低下し、反対に肌色がくすんでしまうという問題がある。
【0005】
また透明感を持たせつつ、肌の色相を変化させることが可能となったとしても、皮脂等によって化粧くずれが生じると、変化させた色相を維持することができなくなってしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、観測方向による色の変化がなく、透明感を持たせつつ肌の色相を変化させることができ、かつその仕上りが皮脂等によってくずれることなく長時間塗布直後の仕上りを持続させることができる皮膚化粧料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる実情において、本発明者らは鋭意検討を行い、従来のメークアップ化粧料では透明感がなく、また肌色がくすんでしまうのは、その色相コントロール方法が減法混色に基づくものであるために、色を重ねれば重ねるほど彩度が低下して灰色に近づいてしまうことが原因であることに思い至り、加法混色の原理、すなわち光を利用しての混色を使用すれば、この問題を解決できると考えた。そして、特定の色差を有する粉体(A)と酸化鉄・酸化チタン焼結有色顔料(B)を併用すれば、粉体(A)が生ずる表面干渉色によって、透明感を持たせつつ、肌の色相を変化させることができるとともに、皮脂による化粧くずれも生じない皮膚化粧料が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明は、次の成分(A)及び(B)
(A):雲母の表面を酸化チタンと酸化鉄の混合物で被覆するか、あるいは更にその表面を疎水化処理して得た平均粒径5〜12μmの粉体であって、該粉体を黒色の合成皮革上に8mg/100cm2均一塗布し、これを入射角45°、受光角−45°及び−20°で測色したとき、CIE1976L*a*b*表色系により規定される2つの干渉色(L45,45 *,a45,45 *,b45,45 *)及び(L45,20 *,a45,20 *,b45,20 *)について、下記式:
ΔE=〔(L45,45 *−L45,20 *)2+(a45,45 *−a45,20 *)2+(b45,45 *−b45,20 *)2〕0.5
により求めた色差(ΔE)が20.0〜32.3である粉体
(B):酸化鉄・酸化チタン焼結有色顔料
を含有することを特徴とする粉体化粧料を提供するものである。
【0009】
なお、従来、ファンデーション等にパール粉体を配合することは行われているが、この場合には、パール独特の光沢感からギラツキ感を生じてしまい、仕上がり感が悪くなってしまったり、観測角度によってそのパール感や干渉による色調が変化してしまうことがある。これは、従来用いられているパール粉体は、干渉色が光の入射角に対して方向性があり、正反射近傍で強く発現し、その他の方向ではほとんど観測できないためである。
【0010】
これに対し、本発明で用いる(A)成分の粉体は、観測角度による色調変化の少ない、すなわち、正反射近傍のみで干渉色を生ずるのではなく、広範囲において干渉色を観測できるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明で用いる(A)成分の粉体の色差(ΔE)を求めるには、まず粉体を黒色の合成皮革上に8mg/100cm2とり、スポンジを使用し合成皮革に軽くこするようにして均一に塗布する。これを、例えば変角分光測定システム(村上色彩技術研究所製,GCMS−3)を用い、入射光角45°、受光角−45°及び−20°で測色する。このときの2つの干渉色をCIE1976L*a*b*表色系で規定し、入射光角45°、受光角−45°のときを(L45,45 *, a45,45 *, b45,45 *)、入射光角45°、受光角−20°のときを(L45,20 *, a45,20 *, b45,20 *)とし、これらを用い、前記式よりΔEを求めることができる。なお、このような測定に使用される黒色の合成皮革は、同様にして求められるΔEが7以下のものである。
【0012】
(A)成分の粉体は、このようにして求められるΔEが20.0〜32.3のものである。
【0013】
(A)成分の粉体の平均粒径は5〜12μmのものが使用感が良好で、かつギラツキ感を低減することができる。
【0014】
また、(A)成分の粉体としては、母粉体を金属酸化物粒子で被覆したものである。この母粉体としては、雲母である。また、金属酸化物としては、酸化チタンと酸化鉄の混合物である。また、酸化チタンと酸化鉄の混合物を用いて被覆する場合には、酸化チタンがルチル型であり、スズを含まないのが好ましい。なお、母粉体を金属酸化物粒子で被覆する方法は特に制限されず、通常の方法に従って行うことができる。
【0015】
また、母粉体の表面を被覆する金属酸化物粒子の光学的厚みをコントロールすることにより、様々な色調をつくりだすことが可能である。そして、例えば干渉色が青〜紫色系を示す粉体は、肌に透明感を与え、干渉色が緑色系を示す粉体は、くすんだ色にならず、肌の赤みを抑え、干渉色がオレンジ〜赤色系を示す粉体は、肌を健康的に見せ、肌のくすみを隠すことが可能となる。
【0016】
更に、(A)成分として、2種以上の粉体を組合わせて用いることにより、様々な色調をつくりだすことも可能である。なお、2種以上の粉体を組合わせて使用する場合には、混合後の粉体のΔEが20.0〜32.3である。
【0017】
また、(A)成分の粉体は、耐光性の面から、その表面が疎水化処理されているものが使用できる。なお、疎水化処理により、ΔEが変化する場合があるが、処理後のΔEが20.0〜32.3のものであれば、使用することができる。
【0018】
疎水化処理は、疎水化処理剤を用いて行われ、該疎水化処理剤としては、シリコーン油、脂肪酸金属塩、アルキルリン酸、アルキルリン酸のアルカリ金属塩又はアミン塩、N−モノ長鎖(炭素数8〜22)脂肪族アシル塩基性アミノ酸、パーフルオロアルキル基を有するフッ素化合物などが挙げられる。
【0019】
シリコーン油としては、通常の化粧料等に用いられるものであれば特に制限されず、例えばジメチルポリシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、環状メチルハイドロジェンポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、メチルポリシロキサンエマルジョン、高級脂肪酸エステル変性シリコーン、高級アルコキシ変性シリコーン、フェノール変性シリコーン等が挙げられる。
【0020】
脂肪酸金属塩としては、特に炭素数12〜18のものが好ましく、またそれらの塩としては、例えばカルシウム、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム等の塩が挙げられ、特にアルミニウム塩が好ましい。従って脂肪酸金属塩のうち好ましいものとしては、アルミニウムモノステアレート、アルミニウムジステレート、アルミニウムモノオレエート、アルミニウムモノパルミテート、アルミニウムモノラウレート等が例示されるが、これらの例に限定されない。
【0021】
アルキルリン酸又はそのアルカリ金属塩もしくはアミン塩としては、次の一般式(1)又は(2)で表されるものが挙げられる。
【0022】
【化1】
【0023】
〔式中、R1、R2及びR3は炭素数1〜45の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を示し、X1、X2及びX3は水素原子、アルカリ金属原子又はアンモニウムを示す。〕
【0024】
上記一般式(1)及び(2)中、R1〜R3で示される炭化水素基は、炭素数1〜45のものであるが、特に炭素数8以上のものが望ましい。炭素数8未満であると、そのアルキルリン酸金属塩が粘着性を示し、滑沢性、延展性が低下するおそれがある。かかる炭化水素基としては、例えば、オクチル、ノニル、デシル、ドデシル、ウンデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル、ヘンエイコシル、ドコシル、トリコシル、テトラコシル、ペンタコシル、ヘキサコシル、ヘプタコシル、オクタコシル、ノナコシル、トリアコンチル、ヘントリアコンチル、ドトリアコンチル、オクテニル、ノネニル、デセニル、ドデセニル、ウンデセニル、トリデセニル、テトラデセニル、ペンタデセニル、ヘキサデセニル、ヘプタデセニル、オクタデセニル、ノナデセニル、エイコセニル、ヘンエイコセニル、ドコセニル、トリコセニル、テトラコセニル、ペンタコセニル、ヘキサコセニル、ヘプタコセニル、オクタコセニル、ノナコセニル、トリアコンテニル、ヘントリアコンテニル、ドトリアコンテニル、オクタジエニル、ノナジエニル、デカジエニル、ドデカジエニル、ウンデカジエニル、トリデカジエニル、テトラデカジエニル、ペンタデカジエニル、ヘキサデカジエニル、ヘプタデカジエニル、オクタデカジエニル、ノナデカジエニル、エイコサジエニル、ヘンエイコサジエニル、ドコサジエニル、トリコサジエニル、テトラコサジエニル、ペンタコサジエニル、ヘキサコサジエニル、ヘプタコサジエニル、オクタコサジエニル、ノナコサジエニル、トリアコンタジエニル、ヘントリアコンタジエニル、ドトリアコンタジエニル、2−ヘキシルデシル、2−オクチルウンデシル、2−デシルテトラデシル、2−ウンデシルヘキサデシル、2−テトラデシルオクタデシル基等が挙げられる。また、上記一般式(1)及び(2)中、X1〜X3で示されるアルカリ金属としては、カリウム、ナトリウム等が挙げられ、X1〜X3で示されるアンモニウムとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、モルホリン、アルギニン等のアミンから導かれるものが挙げられる。
【0025】
一般式(1)又は(2)で表されるアルキルリン酸又はその塩の具体例としては、ジセチルリン酸、モノラウリルリン酸、モノラウリルリン酸のナトリウム塩、カリウム塩又はアミン塩、ジセチルリン酸のナトリウム塩、カリウム塩又はアミン塩等が挙げられる。
【0026】
N−モノ長鎖(炭素数8〜22)脂肪族アシル塩基性アミノ酸を構成する塩基性アミノ酸としては、α,γ−ジアミノ酪酸、オルニチン、リジン、アルギニン、ヒスチジン等が挙げられる。これらは光学活性体であってもラセミ体であってもよい。長鎖脂肪族アシル基としては炭素数8〜22の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖の脂肪族アシル基が挙げられ、単一鎖長のものであっても混合鎖長のものであってもよい。具体的には、2−エチルヘキサノイル、カプリロイル、カプロイル、ラウロイル、ミリストイル、パルミトイル、ステアロイル、イソステアロイル、オレオイル、ベヘノイル、ココイル、牛脂脂肪酸アシル、硬化牛脂脂肪酸アシル等が挙げられる。長鎖アシル基の塩基性アミノ酸ヘの結合部位は、α位のアミノ基あるいはω位のアミノ基であるが、アルギニン及びヒスチジンにおいてはα位のアミノ基に限定される。具体例としては、Nε−2−エチルヘキサノイルリジン、Nε−ラウロイルリジン、Nε−ココイルリジン、Nε−パルミトイルリジン、Nε−イソステアロイルリジン、Nε−硬化牛脂脂肪酸アシルリジン、Nα−カプリロイルリジン、Nα−ラウロイルリジン、Nα−ミリストイルリジン、Nα−オレオイルリジン、Nα−ベヘノイルリジン、Nδ−ココイルオルニチン、Nδ−ステアロイルオルニチン、Nδ−牛脂脂肪酸アシルオルニチン、Nα−エチルヘキサノイルオルニチン、Nα−ラウロイルオルニチン、Nα−イソステアロイルオルニチン、Nγ−パルミトイル−α,γ−ジアミノ酪酸、Nα−牛脂脂肪酸アシル−α,γ−ジアミノ酪酸、Nα−カプロイルアルギニン、Nα−ラウロイルアルギニン、Nα−パルミトイルアルギニン、Nα−硬化牛脂脂肪酸アシルアルギニン、Nα−ココイルヒスチジン、Nα−イソステアロイルヒスチジン等が挙げられるが、これらの例に限定されない。
【0027】
パーフルオロアルキル基を有するフッ素化合物としては、例えば次の一般式(3)
【0028】
(CmF2m+1CnH2nO)yPO(OH)3−y (3)
〔式中、mは4〜14の整数を示し、nは1〜12の整数を示し、yは1〜3の整数を示す。〕
【0029】
で表されるパーフルオロアルキルリン酸(米国特許第3632744号明細書)、フルオロアルキルジ(オキシエチル)アミンリン酸エステル(特開昭62−250074号公報)、パーフルオロアルキル基を有する樹脂(特開昭55−167209号公報)、四フッ化エチレン樹脂、パーフルオロアルコール、パーフルオロエポキシ化合物、スルホアミド型フルオロリン酸、パーフルオロ硫酸塩、パーフルオロカルボン酸塩、パーフルオロアルキルシラン(特開平2−218603号公報)等が挙げられる。
【0030】
粉体を疎水化処理する方法としては、特に限定されるものではないが、例えば以下に示す方法が挙げられる。
【0031】
粉体のシリコーン油による処理は、例えばシリコーン油の一種又は二種以上を適量のヘキサン等に溶解したものに粉体を分散させ、溶剤留去後100〜200℃で2〜10時間処理し、その後乾燥することにより行うことができる。
【0032】
粉体のアルキルリン酸又はその塩による処理は、一般式(1)又は(2)中のX1とX2、又はX3が水素である場合、例えばアルキルリン酸をイソプロピルアルコール、ヘキサン等の溶剤で溶解したものに粉体を分散させ、50℃〜70℃で1〜3時間処理し、溶剤留去後乾燥することにより行うことができる。また一般式(1)又は(2)中のX1、又はX2とX3が水素以外である場合(アルカリ金属又はアンモニウムである場合)は、例えばアルキルリン酸のアルカリ金属塩又はアミン塩を水に溶解したものに粉体を分散させ、50〜70℃で1〜3時間処理し、その後適当な酸で中和した後、熱時濾過し、エタノール水溶液で洗浄後、乾燥することにより行うことができる。
【0033】
また、粉体をN-モノ長鎖脂肪酸アシル塩基性アミノ酸で処理する方法としては乾式法及び湿式法のいずれの方法も用いることができる。乾式法は簡便かつ効果的であって、N-モノ長鎖脂肪酸アシル塩基性アミノ酸の微細粉末を粉体と攪拌混合するか、もしくはN-モノ長鎖脂肪酸アシル塩基性アミノ酸と粉体を混合した後、共粉砕することによって、粉体の表面を容易に処理できる。湿式法は、N-モノ長鎖脂肪酸アシル塩基性アミノ酸が中性付近の水及び通常の油にほとんど溶解しないため、塩化カルシウムを可溶化剤として用いてN-モノ長鎖脂肪酸アシル塩基性アミノ酸を有機溶剤に溶解した後、粉体を接触させ、更に水洗して塩化カルシウムを除去して乾燥することにより、粉体の表面を処理できる。あるいは酸性もしくはアルカリ性の水又は水性溶媒中にN-モノ長鎖脂肪酸アシル塩基性アミノ酸を溶解して粉体を接触させた後、中性付近まで中和して粉体表面にN-モノ長鎖脂肪酸アシル塩基性アミノ酸を析出付着させ、中和によって生じた塩を水洗により除去し、乾燥することによって同様の表面処理ができる(特開昭61-7207号公報、特開昭61-10503号公報)。
【0034】
粉体に対する疎水化処理剤の処理量は、0.05〜20重量%、特に2〜10重量%が、十分な疎水性、良好な感触及び耐光性が得られ好ましい。
【0035】
このようにして得られる(A)成分は、本発明の皮膚化粧料中に0.1〜90重量%、特に1〜80重量%配合されるのが好ましい。
【0036】
本発明で用いる(B)成分の酸化鉄・酸化チタン焼結有色顔料は、酸化チタンに酸化鉄を均一に混合し、焼結することにより製造することができる。この際、酸化チタンに混合する酸化鉄の種類、混合割合、加熱温度、加熱時間、焼結雰囲気等を選択することにより、赤、黄、黒、茶から肌色まで広い色調の幅を持った着色力のある焼結有色顔料が得られる。これらの条件のうち、焼結顔料の色相に最も影響を及ぼすのは、酸化チタンに混合する酸化鉄の種類である。例えば、黄色系統の顔料を得るには、酸化チタンに青みのある赤い酸化第二鉄を混合し、赤色系統の顔料を得るには、酸化チタンに黄味のある赤い酸化第二鉄を混合し、また黒色系統の顔料を得るには、酸化チタンに黒色の酸化第二鉄を混合すればよい。なお、この場合には更に鉄粉を少量添加することにより更に色調を良くすることができる。
【0037】
またその他の条件としては、酸化チタンと酸化鉄との混合割合は、通常は酸化チタンの量が多いのが好ましく、特に20:1〜1:1の範囲が好ましい。焼結の温度は600〜1300℃、加熱時間は1〜24時間が好ましく、焼結雰囲気は大気中等の酸化状態下又は真空にし窒素置換した無酸素状態下、もしくは水素置換した還元状態下である。以上の条件を適当に組合せることによって赤色、黄色の原色から、茶色、肌色等の中間色まで自由に求める色を得ることができる。
【0038】
このようにして得られた酸化鉄・酸化チタン焼結有色顔料と、単なる混合顔料とを比較すると、両者の間には明らかに物性の差異があり、例えばX線回折チャートでは、混合顔料の場合には酸化チタン(アナターゼ型)と酸化鉄のピークが現われるのに対し、焼結顔料では酸化チタンがルチル型に変わると共に全く新しいピークが現われている。
【0039】
(B)成分も、(A)成分と同様に疎水化処理して使用することが好ましい。
【0040】
(B)成分は、本発明の皮膚化粧料中に0.1〜99重量%、特に1〜90重量%配合されるのが好ましい。
【0041】
本発明の皮膚化粧料には、上記の必須成分である(A)成分及び(B)成分のほかに、本発明の効果を損なわない範囲で必要に応じて、通常の化粧料に配合される成分、例えば各種オイル、界面活性剤、水溶性高分子、他の粉体、保湿剤、防腐剤、薬剤、紫外線吸収剤、色素、無機塩又は有機酸塩、香料、キレート剤、pH調整剤、水等を配合することができる。
【0042】
オイルとしては、例えば流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン、ミツロウ、カルナウバロウ、オリーブ油、ラノリン、高級アルコール、脂肪酸、高級脂肪酸、エステル油、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、キャンデリラロウ、ジグリセライド、トリグリセライド、シリコーン油、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン、ホホバ油、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール等の化粧品に汎用される油分が用いられる。
【0043】
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤;ステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸トリエタノールアミン等の脂肪酸石鹸で代表されるアニオン性界面活性剤;及びカチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等の化粧品に汎用される界面活性剤が用いられる。
【0044】
水溶性高分子としては、例えばカルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、トラガントガム、カラギーナン、ローカストビーンガム、デキストリン、デキストリン脂肪酸エステル、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ゼラチン、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム等の化粧品に汎用される水溶性高分子が用いられる。
【0045】
他の粉体としては、例えばタルク、マイカ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、珪藻土、珪酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、珪酸バリウム、珪酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、含水珪酸、無水珪酸、酸化マグネシウム、ベントナイト、ゼオライト、セラミクスパウダー、水酸化アルミニウム等の無機粉体;ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリメチルベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、四フッ化エチレンパウダー、微結晶性セルロース、コメデンプン、ラウロイルリジン等の有機粉体;ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸カルシウム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム等の界面活性剤金属塩粉体;酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄、水酸化鉄、黄土、黒酸化鉄、カーボンブラック、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット、酸化クロム、水酸化クロム、コバルトチタン、群青、紺青等の無機着色粉体;酸化チタンコーティング雲母、酸化チタンコーティングオキシ塩化ビスマス、オキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーティングタルク、魚鱗箔、着色酸化チタンコーティング雲母等のパール顔料;アルミニウムパウダー、ステンレスパウダー、カッパーパウダー等の金属粉末等の化粧品に汎用される粉体、及びこれらをシリコーン又はフッ素化合物で処理した粉体が用いられる。
【0046】
保湿剤としては、例えばソルビトール、キシリトール、グリセリン、マルチトール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、ポリエチレングリコール等の化粧品に汎用される保湿剤が用いられる。
【0047】
防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸アルキルエステル、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム等の化粧品に汎用される防腐剤が用いられる。
【0048】
薬剤としては、例えばビタミン類、生薬、消炎剤、殺菌剤等の化粧品に汎用される薬剤が用いられる。
【0049】
紫外線吸収剤としては、例えばパラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤等の化粧品に汎用される紫外線吸収剤が用いられる。
【0050】
色素としては、例えば赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号等のタール色素;カルミン酸、ラッカイン酸、ブラジリン、クロシン等の天然色素等の化粧品に汎用される色素が用いられる。
【0051】
無機塩又は有機酸塩としては、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸;クエン酸、酒石酸、乳酸、リンゴ酸等のオキシカルボン酸;ギ酸、酢酸、ソルビン酸等のカルボン酸;又はサリチル酸、安息香酸等の芳香族カルボン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩又はアルミニウム塩が挙げられる。好ましい無機塩又は有機酸塩の具体例としては、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸マグネシウム、硝酸アルミニウム、硝酸カルシウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化アルミニウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸アルミニウム、酢酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カリウム、ギ酸マグネシウム、クエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸ナトリウム、サリチル酸ナトリウム、安息香酸カリウム、安息香酸ナトリウム等が挙げられ、特に硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニウム、クエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、サリチル酸ナトリウム及び安息香酸ナトリウムが好ましい。これらの無機塩又は有機酸塩は、塩の状態で化粧料組成中に配合してもよいが、化粧料製造時に対応する酸物質及び塩基物質を、塩を形成するのに必要な化学量論的量加えることにより生成せしめてもよい。
【0052】
また、水は任意の量で配合することができる。
【0053】
本発明の皮膚化粧料は、常法に従って製造することができ、例えば化粧水、乳液、クリーム等の基礎化粧料;粉白粉、固形白粉、フェイスパウダー、パウダーファンデーション、油性ファンデーション、クリーム状ファンデーション、リキッドファンデーション、コンシーラー、口紅、リップクリーム、頬紅、アイライナー、アイシャドウ、アイブロウ等のメークアップ化粧料などとすることができる。
【0054】
ここで、本発明の皮膚化粧料中の(A)成分の好ましい配合量は前述の通りであるが、通常、配合する全粉体の0.1重量%以上、特に2〜80重量%であるのが好ましい。更に、化粧水の場合は全組成中に0.1〜10重量%、特に0.5〜5重量%配合するのが好ましく、乳液及びクリームの場合は0.1〜10重量%、特に0.5〜7重量%、粉白粉、固形白粉及びフェイスパウダーの場合は0.1〜80重量%、特に1〜50重量%、パウダーファンデーション及び油性ファンデーションの場合は0.1〜80重量%、特に1〜25重量%、クリーム状ファンデーション、リキッドファンデーション及びコンシーラーの場合は0.1〜10重量%、特に0.5〜7重量%、口紅及びリップクリームの場合は0.1〜20重量%、特に0.5〜10重量%、頬紅及びアイシャドウの場合は0.1〜40重量%、特に0.5〜25重量%、アイライナー及びアイブロウの場合は0.1〜30重量%、特に0.5〜20重量%配合するのが好ましい。
【0055】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、以下の実施例において、平均粒径はSK Laser Micron Sizer(セイシン企業製)で湿式にて測定した値である。
【0056】
試験例1
各種パール粉体を黒色の合成皮革上に8mg/100cm2均一塗布し、これを変角分光測定システム(村上色彩技術研究所製,GCMS−3)を用い、入射光角45°、受光角−45°及び−20°で測色した。この測定値から、2つの干渉色(L45,45 *, a45,45 *, b45,45 *)及び(L45,20 *, a45,20 *, b45,20 *)の色差(ΔE)を前記式より求めた。この結果を表1に示す。
【0057】
【表1】
【0058】
製造例1
酸化第二鉄と酸化チタンを3:7の重量比で均一に混合し、大気中、700℃で2時間焼結した後、粉砕して赤い顔料を得た。
【0059】
製造例2
酸化第二鉄と酸化チタンを2:8の重量比で均一に混合し、大気中、800℃で10時間焼結した後、粉砕して肌色の顔料を得た。
【0060】
製造例3
酸化第一鉄と酸化チタンと鉄粉9:10:1の重量比で均一に混合し、窒素置換した雰囲気下、1100℃で16時間焼結した後、粉砕して黒色の顔料を得た。
【0061】
実施例1(パウダーファンデーション)
表2に示す組成のパウダーファンデーションを、下記製法に従って製造し、これらのファンデーションを使用した際の仕上り及び化粧持ちを下記評価方法に従って評価した。この結果を表2に併せて示す。
【0062】
(製法)
成分(1)〜(10)を混合し粉砕機を通して粉砕する。これを高速ブレンダーに移し、更に成分(11)〜(13)を80℃に混合溶解したものを加えて均一混合する。この混合物に成分(14)を加え、混合した後再び粉砕しふるいを通す。これを金皿に圧縮成型する。
【0063】
(評価方法)
各パウダーファンデーションを肌に塗布したときの透明感、鏡で見る角度による肌色の違い、血色の良さ、ギラツキ感のなさ、カバー力及び4時間後の化粧持ちを評価した。評価は、専門パネラー14名により、各項目とも「良い」を5点、「やや良い」を4点、「普通」を3点、「やや悪い」を2点、「悪い」を1点として行い、その平均値で示した。
【0064】
【表1】
【0065】
表2から明らかなように、本発明の皮膚化粧料を塗布した場合にはいずれも、透明感が高く、観測方向による色の変化がなく、それぞれの光の色の特徴が発揮されていた。またギラツキ感がなく、自然な仕上りで、かつカバー力及び化粧持ちも良好であった。
【0066】
実施例2(クリーム状ファンデーション)
下記組成のクリーム状ファンデーションを下記製法によって製造した。
【0067】
*1:マール社製Flamenco SATIN Blueをジメチルポリシロキサンで処理したもの
【0068】
(製法)
成分(11)〜(15)を混合し、粉砕機を通して粉砕する。別に水相成分(7)〜(10)を混合した溶液を調製し、粉砕した顔料を加えて分散した後、75℃に加熱する。油相成分(1)〜(6)を80℃に加熱溶解したものを、先に調製した水相に撹拌しながら加え、乳化する。これを撹拌しながら冷却し、50℃で成分(16)を加え撹拌しながら冷却し、製品を得る。
【0069】
実施例3(粉白粉)
下記組成の粉白粉を下記製法によって製造した。
【0070】
*1:マール社製,Flamenco SATIN Violet
【0071】
(製法)
全成分を混合し、粉砕機を通して粉砕しふるいを通して製品とする。
【0072】
実施例4(固形白粉)
下記組成の固形白粉を下記製法によって製造した。
【0073】
*1:マール社製Flamenco SATIN Violet及びFlamenco SATIN Greenをそれぞれジメチルポリシロキサンで処理したものの等量混合物
【0074】
(製法)
成分(1)〜(8)を混合し、粉砕機を通して粉砕する。これを高速ブレンダーに移し、更に成分(9)〜(11)を80℃で混合溶解したものを加えて均一に混合する。この混合物に成分(12)を加え混合した後再び粉砕しふるいを通す。これを金皿に圧縮成型する。
【0075】
実施例5(頬紅)
下記組成の頬紅を下記製法によって製造した。
【0076】
*1:マール社製Flamenco SATIN Red及びFlamenco SATIN OrangeをそれぞれN−ラウロイルリジンで処理したものの等量混合物
【0077】
(製法)
成分(1)〜(8)を混合し、展色する。次に、混合機の中で成分(9)〜(11)を噴霧して加え、均一に混合し、ふるいを通した後プレス機を使って金皿の中に圧縮し固める。
【0078】
実施例6(アイシャドウ)
下記組成のアイシャドウを下記製法によって製造した。
【0079】
*1:マール社製Flamenco SATIN Blue及びFlamenco SATIN Violetをそれぞれジメチルポリシロキサンで処理したものの等量混合物
【0080】
(製法)
実施例5と同様にして目的のアイシャドウを製造した。
【0081】
実施例7(口紅)
下記組成の口紅を下記製法によって製造した。
【0082】
*1:マール社製Flamenco SATIN Orangeをジメチルポリシロキサンで処理したもの
*2:製造例1の赤色焼結顔料をジメチルポリシロキサンで処理したもの
【0083】
(製法)
成分(8)〜(15)を加熱融解し均一に混合する。これに(1)〜(7)を加え、ロールミルで練り均一に分散させた後、再融解して(16)〜(18)を加え、脱泡してから型に流し込み急冷して固める。固まったものを型から取り出し、容器に充填する。次にスティックの外観を整えてから炎の中を通し、表面を均一にする。
【0084】
実施例8(アイライナー)
下記組成のアイライナーを下記製法によって製造した。
【0085】
*1:マール社製Flamenco SATIN BlueをN-ラウロイルリジンで処理したもの
*2:製造例3の黒色焼結顔料をジメチルポリシロキサンで処理したもの
【0086】
(製法)
成分(6)の一部に(5)を加え、コロイドミルを通して分散させ、ゲル化させる。一方(1)〜(4)及び(11)を混合し、加熱して溶解し、(7)〜(10)を加えた後冷却してロールミルで練り、再び加熱してとかした中に、ベントナイトゲルと残部の(6)を加え、撹拌しながら冷却する。
【0087】
実施例9(O/W型クリーム)
下記組成のO/W型クリームを下記製法によって製造した。
【0088】
*1:マール社製Flamenco SATIN Blue及びFlamenco SATIN Violetをメチルポリシロキサンで処理したものの等量混合物
【0089】
(製法)
成分(8)、(9)、(11)、(12)及び(14)を撹拌混合し、80℃に保つ。他の成分を混合し、加熱溶解して80℃とする。この油相部に前述の水相部を加えて予備乳化し、ホモミキサーで均一に乳化した後30℃まで冷却して製品を得る。
【0090】
実施例2〜9で得られた皮膚化粧料は、いずれも透明感が高く自然な仕上がりで、観測方向による色の変化がなく、肌の色相を変化させることができ、しかも化粧持ちが良好なものであった。
【0091】
【発明の効果】
本発明の皮膚化粧料は、観測方向による色の変化がなく、自然な仕上がりで、透明感を持たせつつ、肌の色相を変化させることができ、かつ経時で仕上りが変化せず長時間塗布直後の仕上りを持続させることができる。
Claims (2)
- 次の成分(A)及び(B)
(A):雲母の表面を酸化チタンと酸化鉄の混合物で被覆するか、あるいは更にその表面を疎水化処理して得た平均粒径5〜12μmの粉体であって、該粉体を黒色の合成皮革上に8mg/100cm2均一塗布し、これを入射角45°、受光角−45°及び−20°で測色したとき、CIE1976L*a*b*表色系により規定される2つの干渉色(L45,45 *,a45,45 *,b45,45 *)及び(L45,20 *,a45,20 *,b45,20 *)について、下記式:
ΔE=〔(L45,45 *−L45,20 *)2+(a45,45 *−a45,20 *)2+(b45,45 *−b45,20 *)2〕0.5
により求めた色差(ΔE)が20.0〜32.3である粉体
(B):酸化鉄・酸化チタン焼結有色顔料
を含有することを特徴とする皮膚化粧料。 - (B)成分の顔料が、表面が疎水化処理されたものである請求項1記載の皮膚化粧料。
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