JP2001172118A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP2001172118A
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昇 長谷
Keiichi Fukuda
啓一 福田
Makoto Toritsuka
誠 鳥塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明感を持たせつつ肌の色相変化を十分に認
識できる化粧料の提供。 【解決手段】 中空構造の金属酸化物板状粉体を含有す
る化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明感を持たせつ
つ、肌の色相を変化させることができる化粧料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、基礎化粧料やメイクアップ化粧料
においては、肌上に塗布してその質感を変化させる目的
で、拡散反射の強い粉体を配合してマットな仕上がりを
得たり、マイカ等の鏡面反射の強い粉体を配合してつや
のある仕上がりを得たりしている。また、血行不良、加
齢等による肌のくすみ(肌が暗く、黄色っぽくなる状
態)をカバーするため、酸化チタン、酸化鉄等の隠蔽力
の高い顔料を配合したり、ベンガラ、レーキ顔料、有機
顔料等の赤みを加えて肌の色相を変化させることが行わ
れている。
【0003】一方、赤ら顔やにきび跡を隠すために、赤
の補色である緑色の顔料を使用したり、透明感を与える
ために青色や紫色の顔料を使用して、肌の色相を変化さ
せることが行われている。
【0004】しかしながら、隠蔽力の高い顔料を用いた
場合には、自然な感じがなくなってしまうという問題が
ある。また、補色の原理を利用した場合には、色相のカ
バーはできるものの彩度が低下し、反対に肌色がくすん
でしまうという問題がある。これらの問題は、その方法
が減法混色に基づく色相コントロールであるために生じ
るものであり、色を重ねれば重ねるだけ、彩度が低下し
て灰色に近づいてしまうことが原因である。
【0005】近年、これらの問題を解決するため、酸化
チタン被覆雲母を主流とする干渉パール粉体を用い肌の
色相を変化させることが行われ始めているが、従来の干
渉パール粉体を用いた場合、正反射方向で若干色味の変
化を感じる程度でその色の彩度も低く、全体的十分に色
相を変化させることはできなかった。
【0006】このように、従来の化粧料では、透明感を
持たせつつ、肌の色相を効果的に変化させるには不十分
であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、透明感を持たせつつ肌の色相変化を十分に認識でき
る化粧料を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、金属酸化
物からなる板状粉体であって、内部が空洞となった構造
を有する粉体が、反射率が高くかつ彩度の高い表面干渉
光を生じ、これを配合した化粧料を用いれば、透明感を
持たせつつ、肌の色相を効果的に変化させることができ
ることを見出した。
【0009】本発明は中空構造の金属酸化物板状粉体を
含有する化粧料を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において、「板状粉体」と
は、アスペクト比が5〜100の範囲である粉体をいい、
特に摩擦係数を小さくして使用感を良好にする点、及び
製造の容易さの点から、アスペクト比は10〜70の範囲が
好ましい。
【0011】また金属酸化物板状粉体の平均粒径は、使
用感を良好にする点、及びギラツキ感を低減する点か
ら、12μm以下、特に5〜12μmの範囲が好ましい。
【0012】板状粉体を構成する金属酸化物としては、
例えば酸化チタン、酸化鉄、酸化ジルコニウム、酸化ス
ズ等の屈折率の高いものが好ましい。特に酸化チタンが
好ましく、中でもその結晶系がルチル型のものが好まし
い。
【0013】本発明に用いられる中空構造の金属酸化物
板状粉体(以下、「中空粉体」ということがある)は、
例えば雲母、硫酸カルシウム等の板状基体上に金属酸化
物を被覆し、その後、基体のみを酸又はアルカリにより
溶解除去して粉体内部を中空状とする方法により製造す
ることができる(特開昭55-60565号公報,特開平9-1947
57号公報、特開昭49-45129号公報)。ここで板状基体と
しては、雲母、例えば白雲母、黒雲母、金雲母等;硫酸
カルシウム、例えば二水石膏等が使用可能であるが、特
に雲母が好ましい。また基体の溶解に用いられる酸とし
ては、フッ化水素酸、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等の鉱
酸が挙げられ、アルカリとしては水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム等が挙げられる。基体として用いた雲母、
硫酸カルシウム等は、生成粉体中に20重量%程度まで残
存してもよいが、干渉色の強さの点で、基体物質の含有
量は低ければ低いほど好ましい。この点で、金属酸化物
被覆板状粉体をリン酸及びその他の鉱酸を含有する酸水
溶液と接触させた後、アルカリ水溶液と接触させる方法
が、基体の含有率をより下げることができ好ましい(特
開平9-194757号公報)。かかる中空粉体は、表面か完全
に金属酸化物の層で構成されたものである必要はなく、
一部が欠損したものであってもよい。
【0014】また、基体を溶解する前の金属酸化物被覆
板状粉体の金属酸化物粒子の光学的厚み(被覆厚)をコ
ントロールすることにより、得られる中空粉体において
様々な色調をつくりだすことが可能である。例えば干渉
光が青〜紫色系を示す粉体は、くすんだ色にならず、肌
に透明感を与え、干渉光が緑色系を示す粉体は、同様に
くすんだ色にならず、肌の赤みを抑え、干渉光がオレン
ジ〜赤色系を示す粉体は、肌を健康的に見せ、肌のくす
みを隠すことが可能となる。
【0015】更に、2種類以上の中空粉体を組み合わせ
て用いることにより、様々な色調をつくりだすことも可
能である。
【0016】本発明で用いる中空構造の金属酸化物板状
粉体は、その表面を疎水化処理してもよい。ここで、疎
水化処理は、通常の方法に従い疎水化処理剤で処理する
ことにより行われ、この疎水化処理剤としては、シリコ
ーン油、脂肪酸金属塩、アルキルリン酸、アルキルリン
酸塩、N-モノ長鎖脂肪族アシル塩基性アミノ酸、パーフ
ルオロアルキル基を有するフッ素化合物等が挙げられ
る。
【0017】シリコーン油としては、例えば各種鎖状シ
リコーン、環状シリコーン、変性シリコーン等が;脂肪
酸金属塩としては、炭素数12〜18の脂肪酸のカルシウ
ム、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム等の塩が;アル
キルリン酸及びその塩としては、合計炭素数8〜45のア
ルキル又はアルケニル基を有するモノ又はジエステル及
びそのアルカリ金属塩若しくはアミン塩が;N-モノ長鎖
脂肪族アシル塩基性アミノ酸としては、2-エチルヘキサ
ノイル、カプリロイル、カプロイル、ラウロイル、ミリ
ストイル、パルミトイル、ステアロイル、イソステアロ
イル、オレオイル、ベヘノイル、ココイル、牛脂脂肪酸
アシル、硬化牛脂脂肪酸アシル等の炭素数8〜22のアシ
ル基が塩基性アミノ酸のα位又はω位のアミノ基に結合
したものが;パーフルオロアルキル基を有するフッ素化
合物としては、米国特許第3632744号明細書、特開昭62-
250074号公報、特開昭55-167209号公報、特開平2-21860
3号公報等に記載のものが挙げられる。
【0018】中空構造の金属酸化物板状粉体に対する疎
水化処理剤による処理量は、十分な疎水性、良好な感触
の点から、0.05〜20重量%、特に2〜10重量%が好まし
い。
【0019】本発明の化粧料は常法に従って製造するこ
とができ、例えば化粧水、乳液、クリーム等の基礎化粧
料;粉白粉、固形白粉、フェイスパウダー、パウダーフ
ァンデーション、油性ファンデーション、クリーム状フ
ァンデーション、リキッドファンデーション、コンシー
ラー、口紅、リップクリーム、頬紅、アイライナー、ア
イシャドウ、アイブロウ等のメイクアップ化粧料などと
することができる。
【0020】中空構造の金属酸化物板状粉体の本発明の
化粧料中への配合量は、配合の効果を十分に発揮させる
一方で、強い光沢感による不自然さを回避する観点か
ら、0.1〜30重量%、特に0.5〜30重量%が好ましい。更
に、化粧水、乳液及びクリームの場合は全組成中に0.1
〜10重量%、特に0.5〜8重量%配合するのが好まし
く、粉白粉、固形白粉及びフェイスパウダーの場合は0.
1〜30重量%、特に0.5〜30重量%、パウダーファンデー
ション及び油性ファンデーションの場合は0.1〜30重量
%、特に0.5〜30重量%、クリーム状ファンデーショ
ン、リキッドファンデーション及びコンシーラーの場合
は0.1〜30重量%、特に0.5〜25重量%、口紅及びリップ
クリームの場合は0.1〜20重量%、特に0.5〜15重量%、
頬紅及びアイシャドウの場合は0.1〜30重量%、特に0.5
〜25重量%、アイライナー及びアイブロウの場合は0.1
〜30重量%、特に0.5〜20重量%配合するのが好まし
い。
【0021】本発明の化粧料には中空構造の金属酸化物
板状粉体のほかに、必要に応じて、通常の化粧料に配合
される成分、例えば各種オイル、界面活性剤、水溶性高
分子、他の粉体、保湿剤、防腐剤、薬剤、紫外線吸収
剤、色素、無機塩又は有機酸塩、香料、キレート剤、pH
調整剤、水等を配合することができる。
【0022】
【実施例】製造例1 緑色の干渉光を呈するアナターゼ型酸化チタン被覆雲母
1.0gを、250ml容のポリプロピレンビーカーに秤取し、
更に蒸留水50mlを加えた。プラスチックで被覆した撹拌
棒と加熱マントルを設置し、温度制御ができるようにし
た。攪拌下、ガラスピペットから濃硫酸5.0mlを添加
し、次いで合成樹脂ピペットから濃フッ化水素酸(50
%)2.0mlを加えた。次いでこの懸濁液を70℃で1時間
加熱した。蒸留水200mlを加えた後、次いでスラリーを
ブフナーロートで濾過し蒸留水500mlで洗浄し残留した
酸を除いた。得られた粉体を120℃で30分間、オーブン
中で乾燥し、目的の金属酸化物板状粉体を得た。得られ
た金属酸化物板状粉体はその内部が空洞になっていた。
【0023】製造例2 青色の干渉光を呈するルチル型酸化チタン被覆雲母90
g、硫酸124g、リン酸60g及び蒸留水300mlを混合して
懸濁液を調製した。この懸濁液を120℃で6時間還流さ
せ、次いで冷却及び濾過した。この圧搾ケーキを、溶出
液のpHが2になるまで蒸留水で洗浄し、次いで乾燥する
ことなく蒸留水800mlでスラリー化した。水酸化ナトリ
ウム83gを加えて9%の水酸化ナトリウム溶液とし、60
℃に加温した。1時間攪拌後、濾過し、この圧搾ケーキ
を溶出液のpHが10になるまで洗浄した。この生成物を10
0℃で14時間乾燥して目的の金属酸化物板状粉体を得
た。得られた金属酸化物板状粉体はその内部が空洞にな
っていた。電子顕微鏡写真を図1及び2に示す。
【0024】実施例1並びに比較例1及び2(パウダー
ファンデーション) (製法)表1に示す成分(1)〜(9)を混合粉砕する。これ
を高速ブレンダーに移し、更に成分(10)〜(12)を80℃に
混合溶解したものを加えて均一に混合する。この混合物
に成分(13)を加え、混合した後再び粉砕しふるいを通
す。これを金皿に圧縮成型する。
【0025】(評価方法)各パウダーファンデーション
について、これを肌に塗布したときのくすみ感のなさ、
明るさ、自然さ及び透明感を評価した。評価は、専門パ
ネラー20名により、各項目について、良いを5点、やや
良いを4点、普通を3点、やや悪いを2点、悪いを1点
として行い、20名の平均値を算出した。結果を表1に示
す。
【0026】
【表1】
【0027】表1から明らかなように、本発明の化粧料
は素肌の色味を自然に変化させ、くすみ感がなく、明る
く、透明感が高い仕上がりが得られ、また、通常の酸化
チタン被覆雲母を配合したもの(比較例2)に比べても
それぞれの効果の高いものであった。
【0028】 実施例2(クリーム状ファンデーション) (組成) (重量%) (1) ステアリン酸 5.5 (2) 親油性モノステアリン酸グリセリン 2.5 (3) セトステアリルアルコール 1 (4) モノラウリルプロピレングリコール 3 (5) スクワラン 7 (6) オリーブ油 8 (7) 精製水 バランス (8) 防腐剤 適量 (9) トリエタノールアミン 1.2 (10) ソルビット 3 (11) 酸化チタン 10 (12) タルク 5 (13) 着色顔料(ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄) 適量 (14) 製造例1の粉体 5(15) 香料 適量 合計 100
【0029】(製法)成分(11)〜(14)を混合粉砕する。
別に水相成分(7)〜(10)を混合した溶液を調製し、粉砕
した顔料を加えて分散した後、75℃に加熱する。油相成
分(1)〜(6)を80℃に加熱溶解したものを、先に調製した
水相に撹拌しながら加え、乳化する。これを撹拌しなが
ら冷却し、50℃で成分(15)を加え撹拌しながら冷却し、
製品を得る。
【0030】 実施例3(粉白粉) (組成) (重量%) (1) マイカ バランス (2) 中空構造の金属酸化物板状粉体* 8 (3) 酸化亜鉛 5 (4) タルク 30 (5) 酸化チタン 0.5 (6) ベンガラ 0.3 (7) 黄酸化鉄 0.1 (8) 黒酸化鉄 0.01 (9) ステアリン酸マグネシウム 10 (10) 防腐剤 適量(11) 香料 微量 合計 100 *:製造例2において原料粉体として紫色の干渉光を呈するルチル型酸化チタ ン被覆雲母を用いて得られた粉体
【0031】(製法)全成分を混合し、粉砕機を通して
粉砕しふるいを通して製品とする。
【0032】 実施例4(固形白粉) (組成) (重量%) (1) マイカ バランス (2) 中空構造の金属酸化物板状粉体* 25 (3) タルク 20 (4) 酸化亜鉛 5 (5) 酸化チタン 0.5 (6) ベンガラ 0.3 (7) 黄酸化鉄 0.1 (8) 黒酸化鉄 0.01 (9) 流動パラフィン 8 (10) ミツロウ 2 (11) 防腐剤 適量(12) 香料 微量 合計 100 *:製造例2において原料粉体として紫色の干渉光を呈するルチル型酸化チタ ン被覆雲母を用いて得られた粉体をジメチルポリシロキサンで処理したもの
【0033】(製法)成分(1)〜(8)を混合粉砕する。こ
れを高速ブレンダーに移し、更に成分(9)〜(10)を80℃
に混合溶解したものを加えて均一に混合する。この混合
物に成分(12)を加え混合した後再び粉砕しふるいを通
す。これを金皿に圧縮成型する。
【0034】 実施例5(頬紅) (組成) (重量%) (1) マイカ バランス (2) 中空構造の金属酸化物板状粉体* 20 (3) タルク 20 (4) 酸化チタン 4 (5) ステアリン酸亜鉛 5 (6) コメデンプン 5 (7) 色材 3 (8) 流動パラフィン 3 (9) 防腐剤 適量(10) 香料 微量 合計 100 *:製造例1の原料粉体を赤色の干渉色を呈するアナターゼ型酸化チタン被覆 雲母にかえて製造したものをラウロイルリジンで処理したもの
【0035】(製法)成分(1)〜(7)を混合し、展色す
る。次に、混合機の中で成分(8)〜(10)を噴霧して加
え、均一に混合し、ふるいを通した後プレス機を使って
金皿の中に圧縮し固める。
【0036】 実施例6(リキッドファンデーション) (組成) (重量%) (1) 疎水化処理顔料(メチルハイドロジェンポリ シロキサンで処理したもの) 酸化チタン 6.0 酸化鉄(赤、黄、黒) 適量 (2) ポリメチルシルセスキオキサン粉末 (トスパール145、東芝シリコーン社製) 4.0 (3) 中空構造の金属酸化物板状粉体* 5.0 (4) オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 (5) ジメチルポリシロキサン (シリコーンKF-96A,信越化学工業社製) 10.0 (6) ジメチルポリシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合体 (SH3775C,東レダウコーニング社製) 1.0 (7) グリセリン 2.0(8) 精製水 バランス 合計 100 *:製造例2の粉体をメチルハイドロジェンポリシロキサンで処理したもの
【0037】(製法)成分(4)〜(6)を室温にて溶解した
後、成分(1)〜(3)を添加しディスパーで分散させ、成分
(7)と(8)を撹拌しながら添加し乳化した。
【0038】 実施例7(口紅) (組成) (重量%) (1) 酸化チタン バランス (2) 赤色201号 1 (3) 赤色202号 2 (4) 黄色4号アルミニウムレーキ 1 (5) 赤色223号 0.1 (6) 中空構造の金属酸化物板状粉体* 5 (7) ヒマシ油 46.9 (8) オクチルドデカノール 15 (9) ラノリン 5 (10) 液状ラノリン 5 (11) ミツロウ 5 (12) オゾケライト 4 (13) キャンデリラロウ 7 (14) カルナウバロウ 1 (15) 酸化防止剤 適量(16) 防腐剤 適量 合計 100 *:製造例2において原料粉体として赤色の干渉色を呈するルチル型酸化チタ ン被覆雲母を用いて得られた粉体
【0039】(製法)成分(7)〜(14)を加熱融解し均一
に混合する。これを成分(1)〜(6)を加え、ロールミルで
練り均一に分散させた後、再融解して成分(15)及び(16)
を加え、脱泡してから型に流し込み急冷して固める。固
まったものを型から取り出し、容器に装填する。次にス
ティックの外観を整えてから炎の中を通し、表面を均一
にする。
【0040】 実施例8(アイライナー) (組成) (重量%) (1) カルナウバロウ 5 (2) ミツロウ 1 (3) マイクロクリスタリンワックス 10 (4) 白色ワセリン 1 (5) 軽質流動イソパラフィン バランス (6) 有機ベントナイト 0.5 (7) 製造例1の粉体 10 (8) 酸化チタン 3 (9) カーボンブラック 2(10) 防腐剤 適量 合計 100
【0041】(製法)成分(5)の一部に成分(6)を加え、
コロイドミルを通して分散、ゲル化させる。一方成分
(1)〜(4)及び成分(10)を混合し、加熱して溶解し、成分
(7)〜(9)を加えた後冷却してロールミルで練り、再び加
熱して溶かした中に、ベントナイトゲルと残部の成分
(5)を加え撹拌しながら冷却する。
【0042】 実施例9(O/Wクリーム) (組成) (重量%) (1) ミツロウ 5.5 (2) セタノール 4.5 (3) 水添ラノリン 7 (4) スクワラン 33 (5) 脂肪酸グリセリン 3.5 (6) 親油型モノステアリン酸グリセリン 2 (7) ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリル酸 エステル(20E.O.) 2 (8) 製造例1の粉体 4 (9) 香料 0.1 (10) 防腐剤 0.2 (11) 酸化防止剤 0.1 (12) プロピレングリコール 10(13) 精製水 バランス 合計 100
【0043】(製法)成分(8)、(10)、(12)及び(13)を
撹拌混合し、80℃に保つ。他の成分を混合し、加熱溶解
して80℃とする。この油相部に前述の水相部を加えて予
備乳化し、ホモミキサーで均一に乳化した後30℃まで冷
却する。
【0044】実施例2〜9で得られた化粧料はいずれも
透明感が高く自然な仕上がりを演出し、肌の色相を変化
させることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明の化粧料は、透明感が高く自然な
仕上がりを演出し、肌の色相を変化させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる金属酸化物板状粉体の外観を示
す電子顕微鏡写真である。
【図2】本発明で用いる金属酸化物板状粉体の内部を示
す電子顕微鏡写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥塚 誠 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA122 AB132 AB212 AB232 AB241 AB242 AB432 AB442 AC012 AC022 AC072 AC092 AC122 AC132 AC172 AC242 AC392 AC442 AC542 AC792 AC842 AC852 AD072 AD152 AD162 AD172 AD242 AD512 BB26 CC01 CC02 CC12 CC13 CC14 DD17 DD21 DD23 DD33 EE07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空構造の金属酸化物板状粉体を含有す
    る化粧料。
  2. 【請求項2】 金属酸化物が酸化チタンである請求項1
    記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 当該金属酸化物板状粉体の平均粒径が12
    μm以下である請求項1又は2記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 当該金属酸化物板状粉体の含有量が0.1
    〜30重量%である請求項1〜3のいずれかに記載の化粧
    料。
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