JP3594373B2 - 物品運搬用木製品の不良検査装置および方法 - Google Patents

物品運搬用木製品の不良検査装置および方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業の属する技術分野】
この発明は、物品を搬送するために使用される木製パレットや木箱等の物品運搬用木製品を構成する木製部品の部分的な欠損や飛出しによる不良を検査する装置および方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
物品運搬用木製品には、例えば、積み上げられた段ボール箱等をフォークリフトによって運搬するために使用されるパレットや酒壜等の壜製品等を複数収容して運搬するための木箱等がある。これらのパレットや木箱等は、板材やブロック等の木製部品が組み合わされて製作されている。
【0003】
図6は、物品運搬用木製品の一例として、パレットPが示されており、このパレットPは、表デッキボード1,裏デッキボード2,長手けた板3,短手けた板4およびブロック5の各木製部品が、それぞれ釘等によって固定されることにより組み立てられている。
【0004】
このパレットPは、積み上げられた段ボール箱や壜ケース等をそのままの状態でフォークリフトによって運搬するために使用されるものであり、表デッキボード1上に段ボール箱や壜ケース等が積み上げられ、表デッキボード1と短手けた板4の間または長手けた板3と裏デッキボード2の間にフォークリフトのフォークが挿入されて持ち上げられる。
【0005】
上記のような木製のパレットPは、長期間使用されていると、ブロック等に部分的な欠損やがた付きによる飛出しが生じて来たりする。
このようなブロック等に欠損や飛出しが生じたパレットPがそのまま使用されると、パレットPが必要な強度を保持することが出来ず、その上に製品が詰められた段ボール等が積み上げられたりフォークリフトによって持ち上げられたりした際に分解してしまい、その上に積み上げられた段ボール等が荷崩れを起こす虞がある。また、パレタイザやデパレタイザ等の工場設備にトラブルを発生させる虞がある。
【0006】
このようにブロック等に欠損や飛出しが生じた不良パレットは、倉庫内で荷崩れを起こしたり運搬中に分解したりする危険があり、また工場設備等の稼動率を低下させる原因になったりするので、使用前に排除しておく必要がある。
【0007】
また、清酒等を運搬するために使用される木箱についても、木製部品に欠損や飛出しが生じていると、運搬中に分解したり、積み重ねられた際に下側の木箱が潰れて荷崩れを起こしてしまう等の虞がある。
【0008】
従来は、このような木製部品に欠損や飛出しの生じた不良なパレットや木箱等の物品運搬用木製品は、人間が目視によって検査を行い排除している。
しかしながら、上記のような欠損等の生じた不良な物品運搬用木製品の検査は、人間の目視では判別が難しい場合があって見落したりする虞があり、また検査する人の個人差によって不良な物品運搬用木製品が検査をパスしたりしなかったりする等、検査にばらつきが生じる。
【0009】
このため、従来の目視による検査では、不良な物品運搬用木製品を完全に選別するのが難しい。
また、物品運搬用木製品の検査を人手によって行う場合、専業の作業者を必要としその人件費が大きな負担になるとともに、重量物を人手によって移動させたりしなければならず重労働であり作業効率が悪い。さらに、一般にパレット等はフォークリフトが動き回る工場や倉庫内に置いてあり、このようなフォーク作業と隣合せの環境の中での作業は非常に危険である。
【0010】
この発明は、物品運搬用木製品の部分的な欠損や飛出しによる不良を検査する場合の問題点を解決するためになされたものである。
すなわち、この発明は、物品運搬用木製品の検査を人手によらず行うことが出来、しかも木製部品に部分的な欠損が生じた不良の物品運搬用木製品を自動的にかつ確実に選別することが出来る検査装置および方法を提供することを目的とする。
【0011】
さらにこの発明は、木製部品の部分的な飛出しが生じた不良の物品運搬用木製品を自動的にかつ確実に選別することが出来る検査装置および方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本願発明による物品運搬用木製品の不良検査装置は、木製部品が組み合わされることによって製作された物品運搬用木製品の木製部品の不良を検査する検査装置であって、物品運搬用木製品を搬送する搬送部材の側方部に配置され機枠に基端部を軸支されて水平面内において回動自在なレバーと、機枠に取り付けられて前記レバーを搬送部材の搬送方向に対してほぼ直角方向に向くように位置決めするとともにレバーの搬送部材の搬送方向下流側への回動を許容する位置決め部材と、前記レバーと機枠との間に介装されてレバーを前記位置決め部材に当接する方向に付勢する付勢部材と、前記レバーの先端部に搬送部材によって搬送されてくる物品運搬用木製品の任意の木製部品の高さと同じ高さに位置されて鉛直軸を中心に回転自在に取り付けられ、レバーが前記位置決め部材によって位置決めされている状態で、一部が、搬送されて来る物品運搬用木製品の前記任意の木製部品の側面よりも搬送部材の内側に位置される検知ローラと、機枠に取り付けられて前記レバーが前記位置決め部材によって搬送部材の搬送方向に対してほぼ直角方向に向く位置に位置決めされていることを検知する第1検知部材と、を備え、前記レバーの上方または下方に、機枠に基端部を軸支されて水平面内において回動自在になっており前記位置決め部材によって位置決めされるとともに前記付勢部材によって付勢される他のレバーがさらに配置されており、前記他のレバーの先端部に検知ローラが搬送部材によって搬送されてくる物品運搬用木製品の前記任意の木製部品の上方または下方に位置される他の木製部品の高さと同じ高さに位置されて鉛直軸を中心に回転自在に取り付けられ、前記他のレバーに取り付けられた検知ローラの一部が、前記他のレバーが位置決め部材によって位置決めされている状態で、搬送されて来る物品運搬用木製品の前記他の木製部品の側面よりも搬送部材の内側に位置されており、前記他のレバーが位置決め部材によって搬送部材の搬送方向に対してほぼ直角方向に向く位置に位置決めされていることを検知する第2検知部材が機枠に取り付けられており、搬送部材によって物品運搬用木製品が搬送されてきた際に前記レバーが搬送部材の搬送方向下流側に回動されず、かつ前記他のレバーに取り付けられた検知ローラが他の木製部品の側面に乗り上げることによって前記他のレバーが搬送部材の搬送方向下流側に回動されたことが検知された場合に、前記任意の木製部品が欠損していると判定することを特徴とする。
【0013】
また、上記目的を達成するための本願発明による物品運搬用木製品の不良検査方法は、木製部品が組み合わされることによって製作された物品運搬用木製品の木製部品の不良を検査する検査方法であって、物品運搬用木製品を搬送する搬送部材の側方部に機枠に基端部を軸支されて水平面内において回動自在なレバーを配置し、前記レバーを搬送部材の搬送方向に対してほぼ直角方向に向くように位置決めするとともに前記レバーの搬送部材の搬送方向下流側への回動を許容する位置決め部材を機枠に取り付け、前記レバーと機枠との間に前記レバーを前記位置決め部材に当接する方向に付勢する付勢部材を介装し、前記レバーの先端部に、搬送部材によって搬送されてくる物品運搬用木製品の任意の木製部品の高さと同じ高さにおいて鉛直軸を中心に回転自在になるように検知ローラを取り付けて、この検知ローラの一部が、前記レバーが前記位置決め部材によって位置決めされている状態で、搬送されて来る物品運搬用木製品の前記任意の木製部品の側面よりも搬送部材の内側に位置するように配置し、前記レバーの上方または下方に、機枠に基端部を軸支されて水平面内において回動自在でかつ前記位置決め部材によって位置決めされるとともに前記付勢部材によって付勢される他のレバーを配置し、前記他のレバーの先端部に検知ローラを搬送部材によって搬送されてくる物品運搬用木製品の前記任意の木製部品の上方または下方に位置される他の木製部品の高さと同じ高さにおいて鉛直軸を中心に回転自在に取り付け、前記他のレバーに取り付けられた検知ローラを、その一部が、前記他のレバーが位置決め部材によって位置決めされている状態で、搬送されて来る物品運搬用木製品の前記他の木製部品の側面よりも搬送部材の内側に位置されるように配置し、搬送部材によって物品運搬用木製品が搬送されてきた際に、前記他のレバーに取り付けられた検知ローラが他の木製部品の側面に乗り上げることによって前記他のレバーが搬送部材の搬送方向下流側に回動されるか否かを検知して、他の木製部品が欠損しているか否かを判定し、搬送部材によって物品運搬用木製品が搬送されてきた際に、前記検知ローラが前記任意の木製部品の側面に乗り上げることによって前記レバーが搬送部材の搬送方向下流側に回動されるか否かを検知して、任意の木製部品が欠損しているか否かを判定し、搬送部材によって物品運搬用木製品が搬送されてきた際に前記レバーが搬送部材の搬送方向下流側に回動されず、かつ前記他のレバーに取り付けられた検知ローラが他の木製部品の側面に乗り上げることによって前記他のレバーが搬送部材の搬送方向下流側に回動されたことが検知された場合に、前記任意の木製部品が欠損していると判定する
ことを特徴とする。
【0014】
上記本願発明において、レバーが、その待機状態のときには、付勢部材によって付勢されて位置決め部材に当接されることにより、搬送部材の搬送方向に対してほぼ直角方向に向くように位置決めされている。
【0015】
この状態で、搬送部材により物品運搬用木製品が搬送されてくると、この物品運搬用木製品の任意の木製部品が良好な場合には、レバーの先端部に取り付けられた検知ローラがこの任意の木製部品の側面に乗り上げることによりレバーが付勢部材に抗して搬送部材の搬送方向下流側に向って回動される。
【0016】
しかしながら、搬送されてくる物品運搬用木製品の任意の木製部品が欠損している場合には、検知ローラがこの任意の木製部品の側面に乗り上げても、レバーが搬送部材の搬送方向の下流側に向って回動されないか回動されてもごく僅かしか回動されない。
【0017】
第1検知部材によってこのレバーが搬送方向下流側に回動されないか回動されてもごく僅かしか回動されないことが検知された際に、物品運搬用木製品の任意の木製部品に欠損が生じていると判定される。
【0018】
上記本願発明によって、物品運搬用木製品の検査を人手によらず行うことが出来、しかも木製部品に部分的な欠損が生じた不良の物品運搬用木製品を自動的にかつ確実に選別することが出来る。
【0019】
また、本願発明による物品運搬用木製品の不良検査装置は、機枠に取り付けられて、搬送部材によって搬送されてくる物品運搬用木製品の任意の木製部品が正常位置に組み付けられているときにこの任意の木製部品に検知ローラが乗り上げることによってレバーが回動する位置よりもさらにレバーが搬送部材の搬送方向において下流側に回動されたことを検知する第3検知部材をさらに備えていることを特徴としている。
【0020】
また、本願発明による物品運搬用木製品の不良検査方法は、搬送部材によって搬送されてくる物品運搬用木製品の任意の木製部品が正常位置に組み付けられているときにこの任意の木製部品に検知ローラが乗り上げることによってレバーが回動する位置よりもさらにレバーが搬送部材の搬送方向において下流側に回動されるか否かを検知することにより、任意の木製部品が正常位置よりも外方に飛び出しているか否かを判定することを特徴としている。
【0021】
また本願発明において、搬送部材により物品運搬用木製品が搬送されてくると、この物品運搬用木製品の任意の木製部品が正常な位置に組み付けられている場合には、レバーの先端部に取り付けられた検知ローラがこの任意の木製部品の側面に乗り上げることにより、レバーがその待機位置から搬送部材の搬送方向の下流側に向って所定位置まで回動される。
【0022】
しかしながら、搬送されてくる物品運搬用木製品の任意の木製部品が、がた付きにより正常な位置から物品運搬用木製品の外方に飛び出しているような場合には、検知ローラがこの任意の木製部品の側面に乗り上げた際に、レバーが搬送部材の搬送方向の下流側に向って上記正常な場合の所定位置よりもさらに搬送方向の下流側に回動される。
【0023】
第3検知部材によって、レバーが正常な場合の所定位置よりもさらに搬送方向の下流側に回動されたことが検知された際に、物品運搬用木製品の任意の木製部品が外方に飛び出していると判定される。
【0024】
また、本願発明において、レバーを少なくとも一対有し、各レバーが上下方向に配列されていて、上位に位置するレバーの先端部に取り付けられた検知ローラが物品運搬用木製品の任意の木製部品の上部と同じ高さに位置されており、下位に位置するレバーの先端部に取り付けられた検知ローラが物品運搬用木製品の任意の木製部品の下部と同じ高さに位置されていることを特徴としている。
【0025】
また、本願発明において、レバーを上下方向に少なくとも一対配列し、上位に位置するレバーの先端部に物品運搬用木製品の任意の木製部品の上部と同じ高さになるように、さらに下位に位置するレバーの先端部に物品運搬用木製品の任意の木製部品の下部と同じ高さになるようにそれぞれ検知ローラを取り付けて、任意の木製部品の上部と下部が欠損しているか否かを判定することを特徴としている。
【0026】
本願発明において、上位に位置するレバーおよび下位に位置するレバーは、それぞれ前記第1の発明および第7の発明のレバーと同様に作動し、それぞれの先端部に取り付けられた検知ローラが搬送されてきた物品運搬用木製品の任意の木製部品の上部および下部に乗り上げることにより各レバーが搬送部材の搬送方向の下流側に向って回動されるか否かを検知することにより、任意の木製部品の上部また下部に欠損が生じているか否かが判定される。
【0029】
本願発明において、搬送部材によって物品運搬用木製品が搬送されてくると、物品運搬用木製品の任意の木製部品の上方または下方に位置される他の木製部品の高さと同じ高さに取り付けられた検知ローラが、それぞれ任意の木製部品の上方または下方に位置される他の木製部品に乗り上げる。
【0030】
このとき、この他の木製部品が良好な場合には、他のレバーの先端部に取り付けられた検知ローラがこの他の木製部品の側面に乗り上げることにより他のレバーが付勢部材に抗して搬送部材の搬送方向下流側に向って回動される。
【0031】
しかしながら、搬送されてくる物品運搬用木製品の他の木製部品が欠損している場合には、検知ローラがこの他の木製部品の側面に乗り上げても、他のレバーが搬送部材の搬送方向の下流側に向って回動されないか回動されてもごく僅かしか回動されず、または一度回動されても付勢部材によって待機位置に復帰されてしまう。
【0032】
従って、第2検知部材によってこの他のレバーが搬送方向下流側に回動されないか回動されてもごく僅かしか回動されず、または一度回動されても付勢部材によって待機位置に復帰されたことが検知された際に、物品運搬用木製品の他の木製部品に欠損が生じていると判定される。
【0033】
また、本願発明において、他のレバーを搬送部材の両側に配置し、搬送部材によって物品運搬用木製品が搬送されてきた際に、他のレバーに取り付けられた検知ローラが他の木製部品の側面に乗り上げることによって搬送部材の両側に配置された他のレバーのうち少なくとも一方の他のレバーが搬送部材の搬送方向下流側に回動されたことを検知することにより、他の木製部品が欠損しているか否かの判定を開始することを特徴としている。
【0034】
本願発明において、搬送部材によって物品運搬用木製品が搬送されてくると、物品運搬用木製品の任意の木製部品の上方または下方に位置される他の木製部品の高さと同じ高さに取り付けられた検知ローラが、それぞれ任意の木製部品の上方または下方に位置される他の木製部品に乗り上げる。
【0035】
このとき、物品運搬用木製品の他の木製部品が両側とも欠損している場合はほとんどないので、搬送部材の両側に配置された他のレバーの先端部にそれぞれ取り付けられた検知ローラが、少なくとも良好な一方の他の木製部品の側面に乗り上げることにより、少なくとも一方の他のレバーが付勢部材に抗して搬送部材の搬送方向下流側に向って回動される。
【0036】
この少なくとも一方の他のレバーの回動の検知は、物品運搬用木製品が検知位置に搬送されてきたことを示しているので、これによって他の木製部品が欠損しているか否かの判定が開始される。これによって、物品運搬用木製品の位置検出のための他の検知部材を備えておく必要がなくなる。
【0038】
本願発明において、搬送部材によって物品運搬用木製品が搬送されてくると、物品運搬用木製品の任意の木製部品に取り付けられた検知ローラが乗り上げる。このとき、レバーが搬送部材の搬送方向の下流側に向って回動されない場合は欠損が生じていると判定されるが、検知ローラが任意の木製部品のない物品運搬用木製品の隙間部分に位置された場合にもレバーは回動されないので、このままでは欠損が生じていると判定されてしまう。
【0039】
このため、他のレバーに取り付けられた検知ローラが、任意の木製部品に隣接して組み付けられている他の木製部品の側面に乗り上げてこの他のレバーが回動されたことを同時に検知することにより、任意の木製部品の位置を確認しながら任意の木製部品の欠損の有無が判定される。
【0041】
本願発明においては、物品運搬用木製品がパレットであり、任意の木製部品がブロック部材であり、このブロック部材の上方または下方に位置される他の木製部品が上けた板または下けた板であることを特徴としている。
【0042】
本願発明においては、物品運搬用パレットのブロックの上方および下方に組み付けられる上けた板および下けた板の欠損が検知される。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の最良と思われる実施の形態を図面に基づいて説明する。
以下の実施形態は、この発明を、パレットPのブロック5の欠損および飛出し,さらに長手けた板3および短手けた板4の欠損を検出する検査装置に適用した場合の例である。
【0044】
図1および2において、検査装置11および11’は、パレットPを搬送するコンベアベルトVの両側の互いに対向する位置に配置された一対の支柱10,10’の上端部にそれぞれ取り付けられて、コンベアベルトVによって搬送されてくるパレットPの側部にそれぞれ対向されるようになっている。
【0045】
検査装置11と検査装置11’は、左右対称構造になっている点を除いては同一の構造であるので、以下においては、図1および2においてコンベアベルトVの左側に配置された検査装置11についてのみ説明を行う。
【0046】
検査装置11は、図3および4に拡大して示されるように、水平面内において回動自在となるように基端部を軸支された4本のレバー12A,12B,12Cおよび12Dを有している。
【0047】
これらレバー12A,12B,12Cおよび12Dは、上下方向に所要の間隔を開けて互いに平行に配置されていて、それぞれの基端部が支柱10に取り付けられたブラケット13に鉛直向きに固定された軸14に軸支されている。
【0048】
レバー12A,12B,12Cおよび12Dの基端部には、それぞれ各レバーの長手方向と直角向きでかつパレットPの搬送方向の下流側に水平に延びるアーム12a,12b,12cおよび12dが一体成型若しくは固定されていて、レバー12A,12B,12Cおよび12Dと一体的に回動するようになっている。
【0049】
支柱11のコンベアベルトV側の側面には、上下方向に互いに平行に配置されてそれぞれパレットPの搬送方向に沿って水平に延びる5本のガイドフレーム15A’,15A,15B,15Cおよび15Dがその上流側の端部を固定されている。
【0050】
各ガイドフレーム15A’と15Aの間にレバー12Aが,ガイドフレーム15Aと15Bの間にレバー12Bが、ガイドフレーム15Bと15Cの間にレバー12Cが、さらにガイドフレーム15Cと15Dの間にレバー12Dがそれぞれ介在された状態で、それぞれ直交するように互い違いに交差しており、各ガイドフレームがその間に挟まれたそれぞれのレバーを、それぞれ水平方向にガイドするようになっている。
【0051】
アーム12aの先端部とガイドフレーム15AのパレットPの搬送方向下流側端部との間にスプリング16Aが介装されていて、このスプリング16Aによりアーム12aおよびレバー12Aが図3において反時計方向に回動される向きに付勢されている。同様に、アーム12bの先端部とガイドフレーム15Bの下流側端部との間にスプリング16Bが介装され、アーム12cの先端部とガイドフレーム15Cの下流側端部との間にスプリング16Cが介装され、さらにアーム12dの先端部とガイドフレーム15Dの下流側端部との間にスプリング16Dが介装されて、各スプリングによりそれぞれアームおよびレバーが図3において反時計方向に回動される向きに付勢されている。
【0052】
支柱11のレバー側の側面にはゴム製ブロック17が固定されており、スプリング16A,16B,16Cおよび16Dに付勢されたレバー12A,12B,12Cおよび12Dが当接されるようになっており、このゴム製ブロック17に当接された状態で、レバー12A,12B,12Cおよび12DがパレットPの搬送方向に対してそれぞれ直角向きになるように位置決めされる。
【0053】
レバー12Aの先端部には、パレットPの長手けた板3の高さと同じ高さに位置するように、検知ローラ18Aが鉛直軸19Aによって回転自在に取り付けられており、後述するように、コンベアベルトVによって搬送されてきたパレットPの長手けた板3の側面に乗り上げて転動するようになっている。
【0054】
レバー12Bの先端部には、パレットPのブロック5の上部と同じ高さに位置するように、検知ローラ18Bが鉛直軸19Bによって回転自在に取り付けられており、後述するように、コンベアベルトVによって搬送されてきたパレットPのブロック5の上部側面に乗り上げて転動するようになっている。
【0055】
レバー12Cの先端部には、パレットPのブロック5の下部と同じ高さに位置するように、検知ローラ18Cが鉛直軸19Cによって回転自在に取り付けられており、後述するように、コンベアベルトVによって搬送されてきたパレットPのブロック5の下部側面に乗り上げて転動するようになっている。
【0056】
さらに、レバー12Dの先端部には、パレットPの短手けた板4の高さと同じ高さに位置するように、検知ローラ18Dが鉛直軸19Dによって回転自在に取り付けられており、後述するように、コンベアベルトVによって搬送されてきたパレットPの短手けた板4の側面に乗り上げて転動するようになっている。
【0057】
ガイドフレーム15A’,15A,15Bおよび15Cの内側側面のゴム製ブロック17に当接されて待機位置にあるレバー12A,12B,12Cおよび12Dとそれぞれ対向する位置に、光電スイッチS1,S2,S3およびS4が取り付けられている。さらに、ガイドフレーム15Aおよび15Bの内側側面の光電スイッチS2およびS3よりもパレットPの搬送方向に沿って下流側に光電スイッチS5およびS6が取り付けられていて、後述するように、レバー12Bおよび12Cが所定角度まで回動された際にこのレバー12Bおよび12Cに対向されるようになっている。
【0058】
検査装置11および検査装置11’によって、後述するように、パレットPの長手方向および短手方向の何れの方向についても検査することが出来、パレットPの長手方向について検査する場合には、互いに対向する検査装置11と11’の各検知ローラ間の間隔が、図1および2に示されるように、それぞれの検知ローラが待機位置にあるときにおいて、パレットPの短手方向の幅よりも狭くなるように配置され、後述するように正常なパレットPがこの検査装置11と11’間に搬送されてきた時に、各レバーが回動されて検知ローラ間の間隔が押し広げられるようになっている。また、パレットPの短手方向について検査する場合には、互いに対向する検査装置11と11’の各検知ローラ間の間隔が、それぞれの検知ローラが待機位置にあるときにおいて、パレットPの長手方向の幅よりも狭くなるように配置される。
【0059】
次に、上記検査装置11および11’の作動を説明する。なお、検査装置11と11’とは、その作動が左右対称的になるだけで共に同様であるので、以下においては、主として検査装置11について説明を行う。
【0060】
まず、パレットPの長手方向の側面について検査を行う場合について説明を行う。
図3において、レバー12A,12B,12Cおよび12Dは、待機位置Aにおいて、スプリング16A,16B,16Cおよび16Dに付勢されゴム製ブロック17に当接されてパレットPの搬送方向と直交する向きに位置されている。
【0061】
このとき、光電スイッチS1,S2,S3およびS4によって、待機位置Aにある各レバー12A,12B,12Cおよび12Dが検知されており、各光電スイッチS1,S2,S3およびS4が何れもオンしている。
【0062】
この状態で、パレットPがその長手方向(図6のX方向)に沿って搬送されてくると、このパレットPの移動に伴って、検査装置11の各検知ローラ18A,18B,18Cおよび18Dが、それぞれ対応する長手けた板3,ブロック5の上部および下部,短手けた板4に乗り上げて、それぞれの側面に沿って転動する。コンベアベルトVの反対側に配置された検査装置11’についても同様である。
【0063】
パレットPがその長手方向に沿って搬送される場合、長手けた板3の長手方向の側面が検査装置11および11’に対向されることになる。
パレットPの進行に伴って検査装置11の検知ローラ18Aと検査装置11’の検知ローラ18A’がそれぞれパレットPの両側の長手けた板3の長手方向の側面に乗り上げると、何れか一方の正常な長手けた板3によって、レバー12Aまたは12A’が図3に示される回動位置Bにまで回動され、検査装置11の光電スイッチS1または検査装置11’の光電スイッチS1’がオフされる。この光電スイッチS1とS1’がその何れか一方でもオフされると、ブロック5の検知が開始される。
【0064】
この検知開始のタイミングについて、パレットPの両側の長手けた板3の何れにも欠損が生じていた場合には検知が開始されないことになるが、両側の長手けた板3に両方とも欠損が生じている場合はほとんど無いので、問題は無い。
【0065】
なお、パレットPが検知位置まで搬送されてきたことを検知するセンサをコンベアベルトVの上方または下方に設けることによって、欠損の検知を開始するようにしてもよいが、上記のように、パレットPの両側から検査装置11と11’の連携によって検知を開始するようにすることによって、センサの数を減らすことが出来、装置の構造を簡略化することが出来る。
【0066】
検知開始後、ブロック5が正常な場合には、パレットPの移動に伴い検知ローラ18Bおよび18Cがブロック5上に乗り上げることによって、レバー12Bおよび12Cが図3の正常検知位置Bまで回動され、レバー12Bおよび12Cが光電スイッチS2およびS3の検知範囲から外れて、光電スイッチS2およびS3がオフされる。
【0067】
しかしながら、ブロック5の上部または下部に、図5に示されるように、腐りや破損によって欠損Zが生じていると、レバー12Bまたは12Cが正常検知位置Bまで回動されず、また一度正常検知位置Bまで回動した後、スプリング16Bまたは18Cの付勢力によって待機位置Aに復帰して光電スイッチS2またはS3の検知範囲に入るため、光電スイッチS2またはS3がオンしたままか一度オフした後に再びオンされる。
【0068】
このとき、検知ローラ18Dが短手けた板4に乗り上げてレバー12Dが正常検知位置Bまで回動されることにより光電スイッチS4がオフされていれば、光電スイッチS2のオンによってブロック5の上部に欠損が生じていると判定され、光電スイッチS2に接続された図示しないランプの点灯,ブザーによる警報またはディスプレーへの表示等の方法により、ブロック5の上部の欠損が作業者に知らされる。
【0069】
また、同様に、検知開始後、光電スイッチS4がオフされていれば、光電スイッチS3のオンによってブロック5の下部に欠損が生じていると判定され、このブロック5の下部の欠損がランプの点灯等の方法により作業者に知らされる。
このブロック5の上部および下部の欠損の判定を光電スイッチS4がオフされていることを条件に行うのは、パレットPの進行に伴って検知ローラ18Bおよび18Cがブロック5から外れた場合にもレバー12B,12Cが待機位置Aに復帰して光電スイッチS2,S3がオンされるので、この場合にブロック5が欠損していると判定されるのを防止するためである。なお、この判定は、パレットPの長手側の側面に露出される短手けた板4の短手側の側部に欠損が生じていないことが条件であるが、この短手けた板4の短手側の側部に欠損が生じている場合は、ほとんど無く、まれに欠損が生じていたとしても、微小な大きさなので検出上の問題はない。
【0070】
光電スイッチS2およびS3によって検出される欠損の程度(図3の幅w)はレバー12B,12Cの幅や光電スイッチS2,S3の取付け位置を変更することによって任意に設定されるが、ブロック5の欠損によるパレットPの強度の低下を勘案して、少なくとも30mm以上の欠損を検出するようにするのが好ましい。
【0071】
ブロック5が、がた付き等により長手けた板3および短手けた板4の側面から飛び出しており、この飛び出しているブロック5によってレバー12B,12Cが正常検知位置Bよりも図3においてさらに時計方向に回動されて、それぞれ光電スイッチS5,S6と対向する位置、すなわち光電スイッチS5,S6の検知範囲に入る飛出し検知位置Cまで来ると、光電スイッチS5,S6がオンする。
【0072】
このように、検知開始後、光電スイッチS5,S6がオンした場合に、ブロック5の飛出しが生じていると判定され、光電スイッチS5およびS6に接続された図示しないランプの点灯等の方法により、ブロック5の飛出しが作業者に知らされる。
【0073】
検知開始後、長手けた板3に欠損が生じている場合には、光電スイッチS1がオンしたままとなっているか、または一旦オフした後に再度オンされるので、この光電スイッチS1のオンによって長手けた板3に欠損が生じていると判定され、
ランプの点灯等の方法により、上記と同様に長手けた板3の欠損が作業者に知らされる。
【0074】
パレットPが検査装置11と11’の間を通過するあいだに、以上のようにして、長手方向側面のブロック5の欠損および飛出し、さらに長手けた板3の欠損の検査が終了すると、コンベアベルトVによって搬送されてくる次のパレットPについて、同様に検査が行われる。
【0075】
パレットPの短手方向の側面について検査が行われる場合には、短手けた板4の長手側の側面が検査装置11および11’に対向されることになる。
従って、この場合には、上記パレットPの長手方向の側面についての検査の場合と異なり、検査装置11または11’のレバー12Dまたは12D’によって短手けた板4の存在が検知ことにより、欠損の検知が開始される。
【0076】
すなわち、パレットPの進行に伴って検査装置11の検知ローラ18Dと検査装置11’の検知ローラ18D’がパレットPの両側の短手けた板4の長手側側面に乗り上げて、何れか一方の正常な短手けた板4によって、レバー12Dまたは12D’が回動位置Bまで回動され検査装置11の光電スイッチS4または検査装置11’の光電スイッチS4’がオフされることにより、検知が開始される。
【0077】
そして、ブロック5の欠損は、前記の場合と反対に、光電スイッチS1がオフされていることを条件に行われる。また、レバー12Dによって短手けた板4の側面の欠損の有無が検知される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の一例を示す平面図である。
【図2】同例の正面図である。
【図3】同例を拡大して示す平面図である。
【図4】同例を拡大して示す正面図である。
【図5】パレットのブロックの欠損状態を示す斜視図である。
【図6】物品運搬用木製品の一例であるパレットを示す斜視図である。
【符号の説明】
1…表デッキボード(木製部品)
2…裏デッキボード(木製部品)
3…長手けた板(木製部品)
4…短手けた板(木製部品)
5…ブロック(木製部品)
11,11’…検査装置
12A,12B,12C,12D…レバー
16A,16B,16C,16D…スプリング(付勢部材)
17…ゴム製ブロック(位置決め部材)
18A,18B,18C,18D…検知ローラ
S1,S2,S3,S4,S5,S6…光電スイッチ(検知部材)
P…パレット(物品運搬用木製品)
V…コンベアベルト(搬送部材)

Claims (9)

  1. 木製部品が組み合わされることによって製作された物品運搬用木製品の木製部品の不良を検査する検査装置であって、
    物品運搬用木製品を搬送する搬送部材の側方部に配置され機枠に基端部を軸支されて水平面内において回動自在なレバーと、
    機枠に取り付けられて前記レバーを搬送部材の搬送方向に対してほぼ直角方向に向くように位置決めするとともにレバーの搬送部材の搬送方向下流側への回動を許容する位置決め部材と、
    前記レバーと機枠との間に介装されてレバーを前記位置決め部材に当接する方向に付勢する付勢部材と、
    前記レバーの先端部に搬送部材によって搬送されてくる物品運搬用木製品の任意の木製部品の高さと同じ高さに位置されて鉛直軸を中心に回転自在に取り付けられ、レバーが前記位置決め部材によって位置決めされている状態で、一部が、搬送されて来る物品運搬用木製品の前記任意の木製部品の側面よりも搬送部材の内側に位置される検知ローラと、
    機枠に取り付けられて前記レバーが前記位置決め部材によって搬送部材の搬送方向に対してほぼ直角方向に向く位置に位置決めされていることを検知する第1検知部材と、
    を備え、
    前記レバーの上方または下方に、機枠に基端部を軸支されて水平面内において回動自在になっており前記位置決め部材によって位置決めされるとともに前記付勢部材によって付勢される他のレバーがさらに配置されており、前記他のレバーの先端部に検知ローラが搬送部材によって搬送されてくる物品運搬用木製品の前記任意の木製部品の上方または下方に位置される他の木製部品の高さと同じ高さに位置されて鉛直軸を中心に回転自在に取り付けられ、前記他のレバーに取り付けられた検知ローラの一部が、前記他のレバーが位置決め部材によって位置決めされている状態で、搬送されて来る物品運搬用木製品の前記他の木製部品の側面よりも搬送部材の内側に位置されており、前記他のレバーが位置決め部材によって搬送部材の搬送方向に対してほぼ直角方向に向く位置に位置決めされていることを検知する第2検知部材が機枠に取り付けられており、
    搬送部材によって物品運搬用木製品が搬送されてきた際に前記レバーが搬送部材の搬送方向下流側に回動されず、かつ前記他のレバーに取り付けられた検知ローラが他の木製部品の側面に乗り上げることによって前記他のレバーが搬送部材の搬送方向下流側に回動されたことが検知された場合に、前記任意の木製部品が欠損していると判定する
    ことを特徴とする物品運搬用木製品の不良検査装置。
  2. 機枠に取り付けられて、搬送部材によって搬送されてくる物品運搬用木製品の前記任意の木製部品が正常位置に組み付けられているときにこの任意の木製部品に前記検知ローラが乗り上げることによって前記レバーが回動する位置よりもさらにレバーが搬送部材の搬送方向において下流側に回動されたことを検知する第3検知部材をさらに備えている請求項1に記載の物品運搬用木製品の不良検査装置。
  3. 前記レバーを少なくとも一対有し、各前記レバーが上下方向に配列されていて、上位に位置する前記レバーの先端部に取り付けられた検知ローラが物品運搬用木製品の前記任意の木製部品の上部と同じ高さに位置されており、下位に位置する前記レバーの先端部に取り付けられた検知ローラが物品運搬用木製品の任意の木製部品の下部と同じ高さに位置されている請求項1に記載の物品運搬用木製品の不良検査装置。
  4. 前記物品運搬用木製品がパレットであり、前記任意の木製部品がブロック部材であり、このブロック部材の上方または下方に位置される前記他の木製部品が上けた板または下けた板である請求項1に記載の物品運搬用木製品の不良検査装置。
  5. 木製部品が組み合わされることによって製作された物品運搬用木製品の木製部品の不良を検査する検査方法であって、
    物品運搬用木製品を搬送する搬送部材の側方部に機枠に基端部を軸支されて水平面内において回動自在なレバーを配置し、
    前記レバーを搬送部材の搬送方向に対してほぼ直角方向に向くように位置決めするとともに前記レバーの搬送部材の搬送方向下流側への回動を許容する位置決め部材を機枠に取り付け、
    前記レバーと機枠との間に前記レバーを前記位置決め部材に当接する方向に付勢する付勢部材を介装し、
    前記レバーの先端部に、搬送部材によって搬送されてくる物品運搬用木製品の任意の木製部品の高さと同じ高さにおいて鉛直軸を中心に回転自在になるように検知ローラを取り付けて、この検知ローラの一部が、前記レバーが前記位置決め部材によって位置決めされている状態で、搬送されて来る物品運搬用木製品の前記任意の木製部品の側面よりも搬送部材の内側に位置するように配置し、
    前記レバーの上方または下方に、機枠に基端部を軸支されて水平面内において回動自在でかつ前記位置決め部材によって位置決めされるとともに前記付勢部材によって付勢される他のレバーを配置し、
    前記他のレバーの先端部に検知ローラを搬送部材によって搬送されてくる物品運搬用木製品の前記任意の木製部品の上方または下方に位置される他の木製部品の高さと同じ高さにおいて鉛直軸を中心に回転自在に取り付け、
    前記他のレバーに取り付けられた検知ローラを、その一部が、前記他のレバーが位置決め部材によって位置決めされている状態で、搬送されて来る物品運搬用木製品の前記他の木製部品の側面よりも搬送部材の内側に位置されるように配置し、
    搬送部材によって物品運搬用木製品が搬送されてきた際に、前記他のレバーに取り付けられた検知ローラが他の木製部品の側面に乗り上げることによって前記他のレバーが搬送部材の搬送方向下流側に回動されるか否かを検知して、他の木製部品が欠損しているか否かを判定し、
    搬送部材によって物品運搬用木製品が搬送されてきた際に、前記検知ローラが前記任意の木製部品の側面に乗り上げることによって前記レバーが搬送部材の搬送方向下流側に回動されるか否かを検知して、任意の木製部品が欠損しているか否かを判定し、
    搬送部材によって物品運搬用木製品が搬送されてきた際に前記レバーが搬送部材の搬送方向下流側に回動されず、かつ前記他のレバーに取り付けられた検知ローラが他の木製部品の側面に乗り上げることによって前記他のレバーが搬送部材の搬送方向下流側に回動されたことが検知された場合に、前記任意の木製部品が欠損していると判定する
    ことを特徴とする物品運搬用木製品の不良検査方法。
  6. 搬送部材によって搬送されてくる物品運搬用木製品の前記任意の木製部品が正常位置に組み付けられているときにこの任意の木製部品に前記検知ローラが乗り上げることによって前記レバーが回動する位置よりもさらに前記レバーが搬送部材の搬送方向において下流側に回動されるか否かを検知することにより、任意の木製部品が正常位置よりも外方に飛び出しているか否かを判定する請求項5に記載の物品運搬用木製品の不良検査方法。
  7. 前記レバーを上下方向に少なくとも一対配列し、上位に位置する前記レバーの先端部に物品運搬用木製品の前記任意の木製部品の上部と同じ高さになるように、さらに下位に位置する前記レバーの先端部に物品運搬用木製品の任意の木製部品の下部と同じ高さになるようにそれぞれ検知ローラを取り付けて、任意の木製部品の上部と下部が欠損しているか否かを判定する請求項5に記載の物品運搬用木製品の不良検査方法。
  8. 前記他のレバーを搬送部材の両側に配置し、搬送部材によって物品運搬用木製品が搬送されてきた際に、前記他のレバーに取り付けられた検知ローラが他の木製部品の側面に乗り上げることによって搬送部材の両側に配置された前記他のレバーのうち少なくとも一方の前記他のレバーが搬送部材の搬送方向下流側に回動されたことを検知することにより、他の木製部品が欠損しているか否かの判定を開始する請求項5に記載の物品運搬用木製品の不良検査方法 。
  9. 前記物品運搬用木製品がパレットであり、前記任意の木製部品がブロック部材であり、このブロック部材の上方または下方に位置される他の木製部品が上けた板または下けた板である請求項5に記載の物品運搬用木製品の不良検査方法。
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