JP3594019B2 - 自動振幅制御回路 - Google Patents

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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、準同期検波方式の信号復調器及び信号復調方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のQAM(Quadrature Amplitude Modulation)方式の復調器50の一構成例を図7に示す。
【0003】
復調器50は、入力された変調波の中間周波数(IF)信号を二つの直交信号Ich、Qchに変換する直交検波器1と、直交検波器1に一定周期の信号を送信する発振器2と、直交検波器1の出力から高周波成分を除去し、必要な直交成分信号のみを取り出すローパスフィルター3、4と、ローパスフィルター3、4から出力された直交信号Ich、Qchをアナログ−デジタル変換器が受信可能な振幅まで増幅する増幅器5、6と、二つの直交信号Ich、Qchをアナログ信号からデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換器7、8と、アナログ−デジタル変換器7、8から出力された二つの直交信号Ich、Qchの何れか一方の振幅を調節する自動利得制御(Automatic Gain Control:AGC)回路9と、自動利得制御回路9から出力された二つの直交信号Ich、Qchの位相に対して回転操作を加える位相回転器10と、位相回転器10から出力された二つの直交信号Ich、Qchの振幅を所定の振幅に調整する振幅調整器11、12と、からなっている。
【0004】
仮に、アナログ部(直交検波器1、ローパスフィルタ3、4、増幅器5、6及びA/Dコンバータ7、8)において生じる二つ直交信号Ich、Qchの利得の差の補正を行わないと、図8に示すように、復調出力に影響が現れ、周辺の信号点が広がることにより、誤り率特性が劣化する原因になる。
【0005】
これを防止するため、図7に示した復調器50は自動利得制御回路9を設けている。この自動利得制御回路9は、二つの直交信号Ich、Qchのどちらの振幅が大きいかを検出し、その検出結果に応じて、直交信号Ichの振幅を調節することにより、アナログ部において発生する利得差を相殺している。
【0006】
自動利得制御回路9の第一の構成例9Aを図9に示す。
【0007】
図9に示す自動利得制御回路9Aは、乗算器27と、ローパスフィルター28と、比較器29と、第一及び第二の絶対値回路30、31と、からなっている。
【0008】
第一の絶対値回路30は直交信号Ichの絶対値すなわち振幅を求め、第二の絶対値回路31は直交信号Qchの絶対値すなわち振幅を求める。第一及び第二の絶対値回路30、31により求められた二つの直交信号Ich、Qchの振幅は比較器29に送られ、比較器29はこれら二つの振幅を比較する。ローパスフィルター28は、比較器29から出力される比較結果を示す信号を積分して制御信号とし、この制御信号を乗算器27に送信する。乗算器27はこの制御信号と直交信号Ichとを乗算することにより、直交信号Ichに対する補正を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この自動利得制御回路9Aの問題点は、受信信号が特殊な条件になった場合に、正しく制御がかけられないことである。
【0010】
その原因は、自動利得制御回路9Aは、比較器29において、同じ時刻におけるIch、Qchを比較しているためである。PSK方式またはQAM方式の場合、IchとQchの二つの直交信号はそれぞれ独立な値をとることができるわけではなく、一方の直交信号Ichの値が決まれば、他方の直交信号Qchの取りうる値は所定の範囲に限定される。
【0011】
QPSK方式を想定して考えると、位相回転器10よりも前において、二つの直交信号Ich、Qchがとりうる値は、図10に示したように、円の上の値のみである。すなわち、直交信号Ich、Qchがとりうる値は、直交信号Ichの利得と直交信号Qchの利得とが等しい場合には、円60上の値であり、直交信号Ichの利得が直交信号Qchの利得よりも大きい場合には、楕円61上の値である。
【0012】
このような状況において、同時刻における二つの直交信号Ich、Qchの振幅を比較するということは、入力信号が|Ich−Qch|=0を境界に持つ領域A、Bのどちらに入るかを求めることと等価になる。領域Aにおいては、すべてIchの振幅がQchの振幅よりも大きく、領域Bにおいては、すべてQchの振幅がIchの振幅よりも大きい。
【0013】
ここで、受信点が図11に示すような位置にあった場合を想定する。
【0014】
仮に、二つの直交信号Ich、Qchの間でアナログ回路における利得差がない場合には、領域Aと領域Bに入る信号点の数が同じになり、制御は行われない。
【0015】
Ichの利得がQchの利得よりも大きい場合には、領域Aに信号点が入り、Ichの利得を下げる方向に制御が行われる。
【0016】
逆に、Qchの利得がIchの利得よりも大きい場合には、領域Bに信号点が入り、Ichの利得を上げる方向に制御が行われる。
【0017】
すなわち、図11に示すように、受信点がI=±Qの直線近辺にあるときには、正常に制御が行われる。
【0018】
しかしながら、受信信号が図12に示すような位置になったとき、データがI=±Qの二つの直線により分割される4つの領域に均等に割り振られているとすれば、A及びBそれぞれの領域に入る信号点は同じ数になる。従って、たとえ、IchとQchとの間に振幅差があったとしても、制御がかからないことになる。
【0019】
以上のように、図9に示した自動利得制御回路9Aの問題点は、同時刻におけるIch、Qch信号が互いに独立ではないために、制御がかからない場合があることである。
【0020】
そこで、このような問題点を解決するための自動利得制御回路も提案されている。図13に示した自動利得制御回路9Bはその一つである。
【0021】
この自動利得制御回路9Bは、乗算器32と、ローパスフィルター33と、比較器34と、第一及び第二の平均値算出回路35、36と、第一及び第二の絶対値回路37、38と、からなっている。
【0022】
この自動利得制御回路9Bは、以下に述べるように、1シンボルだけで判定することをせず、ある程度の数の信号点の平均を求め、その平均値に基づいて、制御を行うように構成されている。
【0023】
第一及び第二の絶対値回路37、38は二つの直交信号Ich,Qchのそれぞれの振幅を求めた後、求めた振幅の値をそれぞれ第一及び第二の平均値算出回路35、36に送信する。
【0024】
第一及び第二の平均値算出回路35、36は、予め決められた数の振幅を受信すると、それらの振幅の平均値を求め、それぞれの平均値を比較器34に送信する。
【0025】
比較器34はこれら二つの平均値を比較する。ローパスフィルター33は、比較器34から出力される比較結果を示す信号を積分して制御信号とし、この制御信号を乗算器32に送信する。乗算器32はこの制御信号と直交信号Ichとを乗算することにより、直交信号Ichに対する補正を行う。
【0026】
自動利得制御回路9Bによれば、純粋に二つの直交信号Ich、Qchの振幅情報を求めることができるため、いかなる場合でも正しく制御を行うことが可能である。
【0027】
しかしながら、制御のスピードを上げるために、1シンボルごとにN個の平均値を出力する回路を構成しようとすると、過去の入力N個の値をすべて記憶しておかなければならない。精度を上げるためNの値を大きくとると、それに応じてと、記憶装置が大きくなり、回路が膨大になってしまうという欠点がある。
【0028】
図14は他の従来の復調器51を示すブロック図である。
【0029】
図14に示した復調器51は、二つの直交信号Ich、Qchが入力される第一の自動利得制御回路39と、変換器40と、位相回転器41と、NCO42と、第二の自動利得制御回路43と、第三の自動利得制御回路44と、検出回路45と、からなっている。
【0030】
第一の自動利得制御回路39は、二つの直交信号Ich、Qchの何れか一方の振幅を調節し、位相回転器41は、第一の自動利得制御回路39から出力された二つの直交信号Ich、Qchの位相に対して回転操作を加える。第二の自動利得制御回路43及び第三の自動利得制御回路44は、位相回転器41から出力された二つの直交信号Ich、Qchの振幅を所定の振幅に調整する。
【0031】
検出回路45は、第二の自動利得制御回路43及び第三の自動利得制御回路44が出力する信号信号点について、受信信号点が本来くるべき格子点からのずれを検出し、そのずれのうち、二つの直交信号IchとQchとの間の利得差による成分を取り出し、その成文を変換器40に送る。変換器40は、二つの直交信号を位相回転前の状態にするため、位相回転器41で回転させた角度と逆の回転操作を加え、この後の直交信号を制御信号として第一の自動利得制御回路39に出力する。
【0032】
この場合、第一の自動利得制御回路39、位相回転器41、第二の自動利得制御回路43、第三の自動利得制御回路44、検出回路45及び変換器40により構成される帰還回路中に他の制御回路が追加的に挿入される場合もあるが、そのような場合には、新たに追加される制御回路と帰還回路との干渉に起因して、制御が正しくかからないことがある。
【0033】
本発明は、以上のような従来の復調器における問題点を解決するためになされたものであり、平均値による制御や、位相回転器後の信号を用いた制御を行うことなく、さらに、同じ時刻における二つの直交信号Ich、Qchの比較を行うことなく、いかなる場合にも、制御を正確に実行することができる自動振幅制御回路及び自動振幅制御方法を提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明は、直交変調方式を用いるデジタル無線通信システムの復調器に備えられる自動振幅制御回路であって、直交検波器から出力された二つの直交信号の相互に異なる時間におけるそれぞれの振幅を比較し、比較結果をローパスフィルタに入力して制御信号を作り、その制御信号により、比較前の二つの直交信号のうちのいずれか一つの振幅を制御することによって、二つの直交信号の振幅に誤差がある場合にはその誤差を補正する自動振幅制御回路を提供する。
【0035】
さらに、本発明は、乗算器と、ローパスフィルターと、比較器と、第一及び第二の絶対値回路と、遅延回路と、からなり、前記乗算器は、前記ローパスフィルターから出力された信号と第一の直交信号とを乗算するものであり、前記第一の絶対値回路は、前記乗算器から出力された第一の直交信号の振幅を求め、前記第二の絶対値回路は第二の直交信号の振幅を求めるものであり、前記遅延回路は、前記第一の絶対値回路からの出力信号または前記第二の絶対値回路からの出力信号を少なくとも1シンボル分送らせるものであり、前記比較器は、前記遅延回路により前記出力信号が遅延された後において、前記第一の直交信号の振幅と前記第二の直交信号の振幅とを比較するものであり、前記ローパスフィルターは、前記比較器からの出力信号から高周波成分を取り除くものである自動振幅制御回路を提供する。
【0036】
前記遅延回路は、例えば、フリップ・フロップ回路から構成することができる。
【0037】
前記ローパスフィルターはアップダウンカウンタを備えており、前記アップダウンカウンタは前記比較器からの出力に応じてカウントをアップまたはダウンさせるものであることが好ましい。
【0038】
また、本発明は、直交変調方式を用いるデジタル無線通信システムの復調器であって、入力された変調波の中間周波数信号を第一及び第二の直交信号に変換する直交検波器と、前記第一及び第二の直交信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換器と、前記アナログ−デジタル変換器から出力された第一及び第二の直交信号の相互に異なる時間におけるそれぞれの振幅を比較し、比較結果をローパスフィルタに入力して制御信号を作り、その制御信号により、比較前の第一及び第二の直交信号のうちのいずれか一つの振幅を制御することによって、第一及び第二の直交信号の振幅に誤差がある場合にはその誤差を補正する自動振幅制御回路と、前記自動振幅制御回路から出力された第一及び第二の直交信号の位相に対して回転操作を加える位相回転器と、を備える復調器を提供する。
【0039】
また、本発明は、入力された変調波の中間周波数信号を第一及び第二の直交信号に変換する直交検波器と、前記第一及び第二の直交信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換器と、請求項2乃至4のいずれか一項に記載された自動振幅制御回路と、前記自動振幅制御回路から出力された第一及び第二の直交信号の位相に対して回転操作を加える位相回転器とを備え、前記自動振幅制御回路の前記乗算器は、前記ローパスフィルターから出力された信号と前記アナログ−デジタル変換器から出力された第一の直交信号とを乗算するものであり、前記自動振幅制御回路の前記第二の絶対値回路は、前記アナログ−デジタル変換器から出力された第二の直交信号の振幅を求めるものであり、前記自動振幅制御回路は、前記乗算器による乗算後の第一の直交信号と、前記アナログ−デジタル変換器から出力された第二の直交信号と、を前記位相回転器に出力するものである復調器を提供する。
【0040】
また、本発明は、直交変調方式を用いるデジタル無線通信システムの復調器における信号の自動振幅制御方法において、直交検波器から出力された二つの直交信号の何れか一方を遅延させる過程と、前記遅延の後における二つの直交信号の振幅を比較する過程と、比較結果をローパスフィルタに入力して制御信号を作る過程と、前記制御信号により、比較前の二つの直交信号のうちのいずれか一つの振幅を制御することによって、二つの直交信号の振幅に誤差がある場合にはその誤差を補正する過程と、を備える自動振幅制御方法を提供する。
【0041】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係る自動振幅制御回路60の構造を示すブロック図である。図2は、本実施形態に係る自動振幅制御回路60を組み込んだ復調器70の構造を示すブロック図である。この復調器70はQAM方式の復調器である。
【0042】
復調器70は、入力された変調波の中間周波数(IF)信号を二つの直交信号Ich、Qchに変換する直交検波器71と、直交検波器71に一定周期の信号を送信する発振器72と、直交検波器71の出力から高周波成分を除去し、必要な直交成分信号のみを取り出すローパスフィルター73、74と、ローパスフィルター73、74から出力された直交信号Ich、Qchをアナログ−デジタル変換器が受信可能な振幅まで増幅する増幅器75、76と、二つの直交信号Ich、Qchをアナログ信号からデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換器77、78と、アナログ−デジタル変換器77、78から出力された二つの直交信号Ich、Qchの何れか一方の振幅を調節する自動利得制御器からなる自動振幅制御回路60と、自動振幅制御回路60から出力された二つの直交信号Ich、Qchの位相に対して回転操作を加える位相回転器80と、位相回転器80から出力された二つの直交信号Ich、Qchの振幅を所定の振幅に調整する自動利得制御器からなる振幅調整器81、82と、からなっている。
【0043】
直交検波器71は入力されたQAM変調波の中間周波数信号IFを、発振器72からの入力信号に基づいて、2つの直交成分(ベースバンド)信号Ich、Qchに変換する機能を有している。
【0044】
なお、本実施形態においては、準同期検波方式を想定しているため、同期検波方式とは異なり、発振器72は他からの制御を受けることなく、中間周波数信号IFの搬送波周波数に近い周波数で発振しているだけであり、中間周波数信号IFの搬送波に同期しているわけではない。
【0045】
ローパスフィルタ73、74は、求める直交成分信号Ich、Qchの他にさまざまな高調波成分その他のノイズを含む直交検波器71の出力の中から、必要な直交成分信号Ich、Qchのみを取り出す機能を有している。
【0046】
増幅器75、76は、ローパスフィルタ73、74から出力された直交信号Ich、Qchをアナログ−デジタル変換器77、78が受信可能な振幅まで増幅する機能を有している。二つの直交信号Ich、Qchがそれぞれ入力される増幅器75、76は同一の利得を有しているが、アナログ方式で信号を処理するため、素子のばらつきにより、実際の利得は2つの増幅器75、76の間で若干異なるのが普通である。
【0047】
アナログ−デジタル変換器77、78は、以降の処理をデジタルで行うために、入力アナログ信号をデジタル信号に変換する機能を有している。
【0048】
位相回転器80は、I−Q平面上において、二つの直交信号Ich及びQchによって示される点に対して、原点を中心として回転操作を加えるものである。回転操作は次の式で表される。
【0049】
Iout = Iin × cosθ − Qin × sinθ (1)
Qout = Iin × sinθ + Qin × cosθ (2)
ここでIin、Qinは位相回転器80のIch、Qch入力を表しており、Iout,Qoutは位相回転器80からのIch、Qch出力を表している。
【0050】
θとしては、直交検波器71における発振器72と中間周波数信号IFの搬送波周波数との周波数ずれ及び位相ずれを相殺する値が選択されている。このため、位相回転器80の出力としては、搬送波が同期した復調データが出力される。
【0051】
振幅調整期81、82は、入力信号の振幅を出力信号に求められる振幅に自動的に調節して出力する。
【0052】
自動振幅制御器60は、入力される直交信号Ich、Qchのそれぞれの振幅を比較し、2つの振幅に誤差がある場合には、それを補正するようにIchの入力信号と制御値を乗算し、補正する機能を有している。
【0053】
具体的には、自動振幅制御回路60は、図1に示すように、乗算器13と、ローパスフィルター14と、比較器15と、第一及び第二の絶対値回路16、18と、遅延回路17と、からなっている。
【0054】
乗算器13はローパスフィルター14から出力された補正信号とIch入力信号とを乗算することにより、直交信号Ichの振幅を補正する。
【0055】
第一の絶対値回路16は、乗算器13から出力された直交信号Ichの絶対値すなわち振幅を求め、第二の絶対値回路18は直交信号Qchの絶対値すなわち振幅を求める。
【0056】
遅延回路17は、第二の絶対値回路18で求められた直交信号Qchの振幅を表す信号を1シンボル分だけ遅らせる回路である。遅延回路17は、例えば、フリップ・フロップで構成することができる。
【0057】
比較器15は第一の絶対値回路16から出力される直交信号Ichの振幅と、遅延回路17から出力される直交信号Qchの振幅とを比較し、その大小を示す比較結果を出力する。本実施形態においては、比較器15は、直交信号Ichの振幅が直交信号Qchの振幅よりも大きい場合には「0」を、直交信号Qchの振幅が直交信号Ichの振幅よりも大きい場合には「1」をそれぞれ出力するものとする。
【0058】
ローパスフィルター14は、比較器15から出力された信号から高周波成分を取り除き、直交信号Ichの振幅を補正するための補正信号を乗算器13に対して出力する。
【0059】
本実施形態においては、ローパスフィルター14はアップダウンカウンタから構成されており、比較器15の出力が「1」である場合には、カウンタをアップさせ、比較器15の出力が「0」である場合には、カウンタをダウンさせる。
【0060】
次いで、図2に示した復調器70の動作を以下に説明する。
【0061】
直交検波器71は入力された中間周波数信号IFから2つの直交信号Ich、Qchを抽出し、それぞれローパスフィルタ73、74に送信する。
【0062】
ローパスフィルタ73、74が2つの直交信号Ich、Qchから高周波成分その他のノイズを除去した後、増幅器75、76が2つの直交信号Ich、Qchを増幅する。増幅された二つの直交信号Ich、Qchはアナログ−デジタル変換器77、78においてデジタル信号に変換される。
【0063】
2つの直交信号Ich、Qchがアナログ−デジタル変換器77、78においてデジタル信号に変換されるまでの間、まったく同じ特性の回路を通過することが理想的である。しかしながら、直交検波器71、ローパスフィルタ73、74、増幅器75、76、アナログ−デジタル変換器77、78の入力部はアナログ回路で構成されており、現実には素子のばらつきや温度差によって生じる利得のばらつきが避けられず、二つの直交信号Ich及びQchのアナログ回路における利得が同じことはあり得ない。
【0064】
従って、アナログ−デジタル変換器77、78によりデジタル信号に変換される時点において、二つの直交信号Ich、Qchの振幅は同じではなくなっており、アナログ回路の利得の差に起因する振幅の差が生じている。
【0065】
自動振幅制御回路60に入力された二つの直交信号Ich、Qchのうち、一方の直交信号Ichのみが、補正信号であるローパスフィルター14の出力信号と乗算され、他方の直交信号Qchとの振幅誤差を解消する補正を行っている。
【0066】
以下、補正動作の具体例を説明する。
【0067】
ここでは、ローパスフィルター14の出力が初期値1.0であると想定する。ローパスフィルター14の出力が1.0であるため、自動振幅制御回路60に入力された直交信号Ichは、直交信号Qchと同様に、そのまま第一の絶対値回路16に入力される。
【0068】
第一及び第二の絶対値回路16、18においては、二つの直交信号Ich、Qchそれぞれの絶対値、すなわち、振幅が求められる。
【0069】
直交信号Qchが入力される第二の絶対値回路18の出力側には遅延回路17が接続されており、直交信号Qchの振幅を表す信号は遅延回路17により1シンボル分遅延される。
【0070】
直交信号Ichが入力された第一の絶対値回路16の出力信号と遅延回路17の出力信号はともに比較器15に入力され、比較器15において、二つの直交信号Ich、Qchの振幅の比較が行われる。その比較結果はローパスフィルター14に出力される。
【0071】
比較器15は、直交信号Ichの振幅が直交信号Qchの振幅よりも大きいと判断した場合には、直交信号Ichの信号の振幅を抑えるために、判定信号として、ローパスフィルター14の出力を減少させる方向にローパスフィルター14を動作させる信号「0」を出力する。
【0072】
逆に、比較器15は、直交信号Ichの振幅が直交信号Qchの振幅よりも小さいと判定した場合には、直交信号Ichの振幅を増加させるために、判定信号として、ローパスフィルター14の出力を増加させる方向にローパスフィルター14を動作させる信号「1」を出力する。
【0073】
比較器15から出力された信号「0」または「1」は、以上のようにして、ローパスフィルター14に入力される。
【0074】
直交信号Ichの振幅が直交信号Qchの振幅よりも小さいと判定された場合には、比較器15から判定信号「1」が出力されているため、ローパスフィルター14を構成するアップダウンカウンタは1つカウントアップする。
【0075】
直交信号Ichのアナログ部の利得が直交信号Qchの利得よりも低く、直交信号Ichの振幅が直交信号Qchの振幅よりも小さい場合には、ローパスフィルター14への入力としては、直交信号Ichの振幅が直交信号Qchの振幅よりも小さいとことを示す判定信号「1」の割合が多くなり、カウンタは徐々にカウントアップする。この結果、ローパスフィルター14の出力は大きくなる。ローパスフィルター14の出力が制御信号を構成しており、この制御信号と、入力された直交信号Ichとを掛け合わせることにより、直交信号Ichの振幅が補正される。
【0076】
この動作は、補正された直交信号Ichの振幅と直交信号Qchの振幅とが相互に等しくなるまで続けられ、最終的には、振幅制御回路60から出力される二つの直交信号Ich、Qchの振幅が同じになるように制御される。
【0077】
次いで、本実施形態に係る自動振幅制御回路60によって、正しく制御がかかることを示すために、QPSK方式について図3のような場面を考える。
【0078】
一方の直交信号Ichの利得をA、他方の直交信号Qchの利得をBとし、点1の座標を(I,Q)=(Acosθ,Bsinθ)とすると、その他の点の座標は次のように表される。
【0079】
点1:(I,Q)=(Acosθ,Bsinθ) (3)点2:(I,Q)=(Acos(θ+π/2),Bsin(θ+π/2)) (4)
点3:(I,Q)=(Acos(θ+π),Bsin(θ+π)) (5)
点4:(I,Q)=(Acos(θ+3π/2),Bsin(θ+3π/2)) (6)
式(3)は図3の点1、式(4)は点2、式(5)は点3、式(6)は点4の座標をそれぞれ表す。
【0080】
現在の点を点1とすると、第一の絶対値回路16で求められる直交信号Ichの絶対値Iabsは、
Iabs=A|cosθ| (7)
と表される。
【0081】
また、一つ前の信号点は式(3)から(6)によって示される全ての信号点をとる可能性があるため、遅延回路17を出た直交信号Qchの絶対値Qabsは次の4種類がありうる。
Figure 0003594019
図4に示すように、式(8)と式(10)、式(9)と式(11)はそれぞれ同じ点に投影されることになる。従って、現在の信号点のIchと一つ前の信号点のQchの絶対値の差は次の2種類に分けられる。
【0082】
Iabs−Qabs=A|cosθ|−B|cosθ| (12)
または
Iabs−Qabs=A|cosθ|−B|sinθ| (13)
ここで、式(12)は2点が異なる点に投影される場合の式であり、式(13)は2点が同じ点に投影される場合の式である。
【0083】
信号点はランダムに送信されるため、上記の2式(12)、(13)の場合が起こる確率は均等になる。
【0084】
式(12)は、図5に示すように、2点が異なる点1、点2に投影されたときの点2のIchと点1のQchの振幅を比較している。この式(12)は
A|cosθ|−B|cosθ|=(A−B)|cosθ|
と書き換えることができるので、0≦θ<π/2の範囲においては常にIchとQchの振幅の差を求めることができる。
【0085】
また、θ=π/2の場合には、θ=0と等価になる。
【0086】
一方、式(13)については、現在の点と一つ前の点のそれぞれの絶対値が同じ点に投影されたときの式である。この場合は次のように考える。
【0087】
ここで、直交信号Ichの利得が直交信号Qchの利得よりも大きく、A>Bであると仮定すると、図6に示したように、θ=π/4で表される点から少しずれたところにIchとQchの振幅が同じになる点Mが存在する。この点Mにおいては、Iabs−Qabs=0となる。
【0088】
この点Mを境として、反時計回りの領域では常に(Iabs−Qabs)は負になり、時計回りの領域では常に(Iabs−Qabs)は正になる。仮に、点Mに受信信号点が入力された場合、I−Q平面上においては、点Mに投影される点とはθがπ/2ずれたところにある点Nが存在する。
【0089】
点Mと点Nはθ=π/4で表される点Lを挟んで存在し、A=Bのときに点Mと点Nとは点Lで重なる。
【0090】
ここで、ある時点の受信点の絶対値を取った点が、点Mと点Nの間に位置する場合、もう1つの信号点も必ず点Mと点Nの間に入る。
【0091】
従って、この場合、常にIchがQchより大きいという判断がなされる。AとBの差が少なくなると、点Mと点Nで挟まれる領域は小さくなり、A=Bとなった時点で点Mと点Nで挟まれる領域は消滅するため、この部分が制御に悪影響を与えることはない。
【0092】
また、仮に、ある時点の受信信号の絶対値が点Mより反時計回りの方向にあった場合、もう1つの点は必ず点Nより時計回りの方向にあるため、受信信号がランダムであるならば、それぞれの領域に入る点は均等になり、Ichの方がQchより大きいという情報とIchの方がQchより小さいという情報が半々で出力され、最終的には、下流側のローパスフィルター14において相殺され、制御には影響を与えないことになる。
【0093】
よって、時間の異なる2点が同じ点に投影されるときには、θがπ/2近辺にあるとき以外は制御に対して影響を与えず、また、θがπ/2に近いときには、制御に有効な比較結果を出力することができる。
【0094】
A<Bのときも同様に説明でき、θがπ/2近辺にあるとき以外は制御に対して影響を与えず、また、θがπ/2に近い時には、制御に有効な比較結果を出力することができる。
【0095】
以上より、式(12)は常に有効な制御情報を出し、また、式(13)は所定の条件のとき有効な情報を出力するが、その他の条件下においては、制御に対して影響を与えないため、総合的には、(Iabs−Qabs)はθがどのような位置に存在する場合であっても、本実施形態に係る自動振幅制御回路60によって、正しく振幅誤差を制御することができる。
【0096】
以上のように、本実施形態に係る自動振幅制御回路60によれば、次の効果を得ることができる。
【0097】
第一の効果は、入力IF信号の搬送波周波数と発振器72の周波数が同じときにも正しく制御されることである。
【0098】
その理由は、異なる時刻における二つの直交信号IchとQchのデータを制御に使用するようにしたからである。
【0099】
第二の効果は、集積化及び小型化が可能なことである。
【0100】
その理由は、回路構成が比較的簡単で、すべてデジタル処理で行っているからである。
【0101】
なお、図2に示した復調器70においては、遅延回路17によって直交信号Qchのデータを1シンボル分遅延させたが、同じ時刻におけるIch及びQchのデータを使わないことに意味があるため、Qchの信号をNシンボル分遅延させることも可能である(Nは2以上の正の整数)。
【0102】
あるいは、直交信号Qchに代えて、直交信号Ichのデータを1シンボル分あるいはNシンボル分遅延させることも可能である。
【0103】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る自動振幅制御回路及び自動振幅制御方法によれば、自動利得制御ブロック内で制御が完結するものでありながら、いかなる位相条件の下で信号が入力されても、正しく振幅ずれを補正することが可能である。
【0104】
その理由は次のとおりである。一般的に、QAM変調方式などの直交変調方式においては、前後の信号の相関がないように送信される。このため、この性質を利用して、2つの直交信号について、互いに異なる時間における振幅を比較することにより、正しく振幅を比較することが可能になる。
【0105】
このため、入力IF信号の搬送波周波数と発振器の周波数との関係がいかなる状態であっても、アナログ回路部分で生じる2つの直交信号間の振幅誤差を自動的に検出し、補正することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動振幅制御回路のブロック図である。
【図2】図1に示した自動振幅制御回路を応用した復調器のブロック図である。
【図3】図1に示した自動振幅制御回路による制御を説明するためのI−Q平面図である。
【図4】図1に示した自動振幅制御回路による制御を説明するためのI−Q平面図である。
【図5】図1に示した自動振幅制御回路による制御を説明するためのI−Q平面図である。
【図6】図1に示した自動振幅制御回路による制御を説明するためのI−Q平面図である。
【図7】従来の復調器の構成を示すブロック図である。
【図8】アナログ回路に利得差がある場合の復調結果を示すI−Q平面図である。
【図9】従来の自動振幅制御回路の構造を示すブロック図である。
【図10】図9に示した自動振幅制御回路による制御を説明するためのI−Q平面図である。
【図11】図9に示した自動振幅制御回路による制御を説明するためのI−Q平面図である。
【図12】図9に示した自動振幅制御回路による制御を説明するためのI−Q平面図である。
【図13】従来の他の自動振幅制御回路の構造を示すブロック図である。
【図14】従来の復調器の構造を示すブロック図である。
【符号の説明】
60 本発明の一実施形態に係る自動振幅制御回路
13 乗算器
14 ローパスフィルター
15 比較器
16 第一の絶対値回路
17 遅延回路
18 第二の絶対値回路
70 復調器
71 直交検波器
72 発振器
73、74 ローパスフィルター
75、76 増幅器
77、78 アナログ−デジタル変換器
80 位相回転器
81、82 振幅制御器

Claims (7)

  1. 直交変調方式を用いるデジタル無線通信システムの復調器に備えられる自動振幅制御回路であって、
    直交検波器から出力された二つの直交信号の相互に異なる時間におけるそれぞれの振幅を比較し、比較結果をローパスフィルタに入力して制御信号を作り、その制御信号により、比較前の二つの直交信号のうちのいずれか一つの振幅を制御することによって、二つの直交信号の振幅に誤差がある場合にはその誤差を補正する自動振幅制御回路。
  2. 乗算器と、
    ローパスフィルターと、
    比較器と、
    第一及び第二の絶対値回路と、
    遅延回路と、
    からなり、
    前記乗算器は、前記ローパスフィルターから出力された信号と第一の直交信号とを乗算するものであり、
    前記第一の絶対値回路は、前記乗算器から出力された第一の直交信号の振幅を求め、前記第二の絶対値回路は第二の直交信号の振幅を求めるものであり、
    前記遅延回路は、前記第一の絶対値回路からの出力信号または前記第二の絶対値回路からの出力信号を少なくとも1シンボル分送らせるものであり、
    前記比較器は、前記遅延回路により前記出力信号が遅延された後において、前記第一の直交信号の振幅と前記第二の直交信号の振幅とを比較するものであり、
    前記ローパスフィルターは、前記比較器からの出力信号から高周波成分を取り除くものである自動振幅制御回路。
  3. 前記遅延回路はフリップ・フロップ回路からなるものであることを特徴とする請求項2に記載の自動振幅制御回路。
  4. 前記ローパスフィルターはアップダウンカウンタを備えており、前記アップダウンカウンタは前記比較器からの出力に応じてカウントをアップまたはダウンさせるものであることを特徴とする請求項2に記載の自動振幅制御回路。
  5. 直交変調方式を用いるデジタル無線通信システムの復調器であって、
    入力された変調波の中間周波数信号を第一及び第二の直交信号に変換する直交検波器と、
    前記第一及び第二の直交信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換器と、
    前記アナログ−デジタル変換器から出力された第一及び第二の直交信号の相互に異なる時間におけるそれぞれの振幅を比較し、比較結果をローパスフィルタに入力して制御信号を作り、その制御信号により、比較前の第一及び第二の直交信号のうちのいずれか一つの振幅を制御することによって、第一及び第二の直交信号の振幅に誤差がある場合にはその誤差を補正する自動振幅制御回路と、
    前記自動振幅制御回路から出力された第一及び第二の直交信号の位相に対して回転操作を加える位相回転器と
    備える復調器。
  6. 入力された変調波の中間周波数信号を第一及び第二の直交信号に変換する直交検波器と、
    前記第一及び第二の直交信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換器と、
    請求項2乃至4のいずれか一項に記載された自動振幅制御回路と、
    前記自動振幅制御回路から出力された第一及び第二の直交信号の位相に対して回転操作を加える位相回転器と
    を備え
    前記自動振幅制御回路の前記乗算器は、前記ローパスフィルターから出力された信号と前記アナログ−デジタル変換器から出力された第一の直交信号とを乗算するものであり、
    前記自動振幅制御回路の前記第二の絶対値回路は、前記アナログ−デジタル変換器から出力された第二の直交信号の振幅を求めるものであり、
    前記自動振幅制御回路は、前記乗算器による乗算後の第一の直交信号と、前記アナログ−デジタル変換器から出力された第二の直交信号と、を前記位相回転器に出力するものである復調器。
  7. 直交変調方式を用いるデジタル無線通信システムの復調器における信号の自動振幅制御方法において、
    直交検波器から出力された二つの直交信号の何れか一方を遅延させる過程と、
    前記遅延の後における二つの直交信号の振幅を比較する過程と、
    比較結果をローパスフィルタに入力して制御信号を作る過程と、
    前記制御信号により、比較前の二つの直交信号のうちのいずれか一つの振幅を制御することによって、二つの直交信号の振幅に誤差がある場合にはその誤差を補正する過程と、
    を備える自動振幅制御方法。
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