JP3593488B2 - ガスタービン - Google Patents
ガスタービン Download PDFInfo
- Publication number
- JP3593488B2 JP3593488B2 JP2000054379A JP2000054379A JP3593488B2 JP 3593488 B2 JP3593488 B2 JP 3593488B2 JP 2000054379 A JP2000054379 A JP 2000054379A JP 2000054379 A JP2000054379 A JP 2000054379A JP 3593488 B2 JP3593488 B2 JP 3593488B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- compressor
- driven
- turbine
- gas turbine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02C—GAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
- F02C7/00—Features, components parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart form groups F02C1/00 - F02C6/00; Air intakes for jet-propulsion plants
- F02C7/12—Cooling of plants
- F02C7/16—Cooling of plants characterised by cooling medium
- F02C7/18—Cooling of plants characterised by cooling medium the medium being gaseous, e.g. air
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02C—GAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
- F02C3/00—Gas-turbine plants characterised by the use of combustion products as the working fluid
- F02C3/04—Gas-turbine plants characterised by the use of combustion products as the working fluid having a turbine driving a compressor
- F02C3/10—Gas-turbine plants characterised by the use of combustion products as the working fluid having a turbine driving a compressor with another turbine driving an output shaft but not driving the compressor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02C—GAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
- F02C7/00—Features, components parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart form groups F02C1/00 - F02C6/00; Air intakes for jet-propulsion plants
- F02C7/12—Cooling of plants
- F02C7/14—Cooling of plants of fluids in the plant, e.g. lubricant or fuel
- F02C7/141—Cooling of plants of fluids in the plant, e.g. lubricant or fuel of working fluid
- F02C7/143—Cooling of plants of fluids in the plant, e.g. lubricant or fuel of working fluid before or between the compressor stages
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02C—GAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
- F02C7/00—Features, components parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart form groups F02C1/00 - F02C6/00; Air intakes for jet-propulsion plants
- F02C7/12—Cooling of plants
- F02C7/16—Cooling of plants characterised by cooling medium
- F02C7/18—Cooling of plants characterised by cooling medium the medium being gaseous, e.g. air
- F02C7/185—Cooling means for reducing the temperature of the cooling air or gas
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02C—GAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
- F02C7/00—Features, components parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart form groups F02C1/00 - F02C6/00; Air intakes for jet-propulsion plants
- F02C7/22—Fuel supply systems
- F02C7/236—Fuel delivery systems comprising two or more pumps
- F02C7/2365—Fuel delivery systems comprising two or more pumps comprising an air supply system for the atomisation of fuel
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はガスタービンに係わり、特に冷却空気系統及び噴霧空気系統の空気に、ガスタービン圧縮機にて圧縮された高圧空気の一部が用いられるように形成されているガスタービンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の電力需要の増大、地球温暖化対策としてガスタービン発電設備の大容量化および高効率化が求められている。特に圧縮機により圧縮された空気を燃焼器へと導き燃料を供給して燃焼させ、その燃焼ガスによりガスタービンを駆動するガスタービン発電設備においては、燃焼温度をより高温化することにより大容量・高効率が実現できる。
【0003】
しかしながら、熱回収型のガスタービン,すなわち、より高温の燃焼ガスの持つエネルギーを回収するガスタービンは、冷却無しでは高温に曝される部品に損傷を招き重大な事故へと発展する可能性がある。このため、燃焼ガス温度の高いガスタービン発電設備においては、圧縮空気や蒸気を冷却媒体としてガスタービン高温部の冷却を行なっている。
【0004】
一方、燃料として軽油等の油を使用する際には、燃焼器内へ燃料を噴霧するための噴霧空気が必要となる。従来における噴霧空気系統は、圧縮機吐出空気の一部を用い熱交換器にて温度調整を行った後に、圧縮機にて昇圧し燃焼用空気よりも高圧の空気とし、燃料ノズルの目詰まりを防止する為にフィルターを通して清浄な空気とした後に燃焼器へと空気を供給し燃料の噴霧に使用するようにしている。
【0005】
また、従来の冷却空気系統は、圧縮機抽気を直接または温度調整のために熱交換器を通した後にタービン高温部へと供給している。ここで、タービン効率を向上するために圧縮機吐出空気の一部をタービン翼冷却に用いた後に燃焼器へと回収するガスタービンにおいては、冷却空気を適切な温度にする為の熱交換器と冷却空気をより清浄にする為のフィルター、ミストセパレータが設置される。
【0006】
圧縮機から吐出された空気を熱交換器にて冷却し、タービン高温部を冷却するとともに燃料噴霧空気として利用する系統構成については、例えば特開平4−214931号公報などに開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように形成されているガスタービン,すなわち燃料油噴霧空気系統と冷却空気系統とを共有し、冷却空気供給の信頼性の面よりブースト圧縮機をタービン軸駆動とした場合のガスタービンにおいては、起動時にはタービン回転数が低いことから、ブースト圧縮機の吐出圧力が不足することになり、このため、起動時にはこれらを補うための空気系統が必要となる。
【0008】
本発明はこれに鑑みなされたもので、その目的とするところは、起動時であっても、燃料油噴霧空気系統及び冷却空気系統に高圧空気を充分供給することができるガスタービンを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、ガスタービン高温部冷却用の空気を供給する冷却空気系統と、燃焼器内へ燃料を噴霧するための空気を供給する噴霧空気系統とを備え、前記冷却空気系統及び噴霧空気系統の空気に、ガスタービン圧縮機にて圧縮された高圧空気の一部が用いられるように形成されているガスタービンにおいて、前記ガスタービン圧縮機の圧縮空気出口側の下流に、熱交換器及びブースト圧縮機を配設するとともに、このブースト圧縮機をタービン軸駆動の圧縮機とタービン軸以外の駆動源により駆動される圧縮機との並列結合で構成し、かつこのブースト圧縮機からの昇圧空気を前記冷却空気系統用及び噴霧空気系統用の空気に用いるようにし所期の目的を達成するようにしたものである。
【0010】
また本発明は、ガスタービン高温部冷却用の空気を供給する冷却空気系統と、燃焼器内へ燃料を噴霧するための空気を供給する噴霧空気系統とを備え、前記冷却空気系統及び噴霧空気系統の空気に、ガスタービン圧縮機にて圧縮された高圧空気の一部が用いられるように形成されているガスタービンにおいて、前記ガスタービン圧縮機の圧縮空気出口側の下流に、熱交換器及びブースト圧縮機を配設するとともに、このブースト圧縮機を、タービン軸駆動の圧縮機とタービン軸以外の駆動源により駆動され、かつガスタービンの起動時に作動する圧縮機との並列結合で構成し、かつこのブースト圧縮機からの昇圧空気を前記冷却空気系統用及び噴霧空気系統用の空気に用いるようにしたものである。
【0011】
また、この場合、前記タービン軸駆動の圧縮機とタービン軸以外の駆動源により駆動される圧縮機との間に、前記噴霧空気系統への切換を行う切替手段を設けるようにしたものである。また、前記タービン軸駆動の圧縮機とタービン軸以外の駆動源により駆動される圧縮機の高圧空気出力側に、逆止弁を設置するようにしたものである。また、前記ブースト圧縮機の高圧空気出力側の噴霧空気系統に、噴霧空気を冷却する熱交換器を設置するようにしたものである。また、前記ブースト圧縮機の高圧空気出力側に、出口圧力を調整する圧力調整手段を設けるようにしたものである。また、前記タービン軸以外の駆動源により駆動される圧縮機が、電動機駆動の圧縮機あるいは内燃機関駆動の圧縮機としたものである。
【0012】
すなわちこのように形成されたガスタービンであると、ガスタービン圧縮機の圧縮空気出口側の下流に、熱交換器及びブースト圧縮機が配設され、かつ、このブースト圧縮機がタービン軸駆動の圧縮機とタービン軸以外の駆動源により駆動される圧縮機との並列結合で構成され、かつこのブースト圧縮機からの昇圧空気が前記冷却空気系統用及び噴霧空気系統用の空気に用いられるように形成されていることから、起動時にはタービン軸以外の駆動源によるブースト圧縮機が作動されて燃料油噴霧空気及び冷却空気が供給され、したがって起動時であっても、燃料油の噴霧系および冷却系に適切な高圧空気を供給することが可能となるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図示した実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。図1には、そのガスタービンの系統が示されている。1が圧縮機であり、2が燃焼器、3がタービン、7がタービン軸駆動のブースト圧縮機、10が電動機(あるいは内燃機関),すなわちタービン軸以外の駆動源により駆動されるブースト圧縮機(以下電動機駆動の場合を例として説明する)、9aが高温部冷却空気系統、11aが燃料油噴霧空気系統である。
【0014】
ガスタービン圧縮機1の出口より分岐した一方側の圧縮空気A1は、熱交換器4にて適切な温度まで冷却され、次いでミストセパレータ5へと導かれ、ここで空気中のミストは分離される。その後、圧縮空気はミストセパレータ5からフィルタ6へと導かれ、圧縮空気中に含まれているダスト等の異物が除去される。その後、圧縮空気はブースト圧縮機7により昇圧され、燃料油噴霧空気・冷却用空気として最適な圧力に昇圧される。
【0015】
タービン軸駆動のブースト圧縮機7の下流にもフィルター8が設置され、燃焼器2、タービン3へ供給される空気が最終的に清浄化される。燃料油噴霧空気および冷却空気として適切な温度・圧力に調整された圧縮空気は、その一方は系統11aを介して燃焼器2へと供給され、燃料油系統から供給される燃料油の噴霧空気として供給される。また、分岐された他方の圧縮空気は、冷却空気系統9aを介してタービン高温部へ冷却空気として供給される。
【0016】
この場合、特にタービン軸駆動のブースト圧縮機7の部分に、このブースト圧縮機7と並列に、電動機により駆動され、かつタービン起動時に作動されるブースト圧縮機10が設けられている。このブースト圧縮機10により、タービンの起動時であっても充分な圧力の燃料油噴霧空気及び高温部冷却空気を供給することができるのである。
【0017】
すなわち,タービン軸が回転している限りブースト圧縮機を駆動するタービン軸駆動のブースト圧縮機7を使用することで冷却空気供給の信頼性を向上させる場合、タービン起動時にはタービン軸の回転数が低いためブースト圧縮機7の吐出圧力が不足し、燃料油噴霧空気として使用できなかったわけであるが、前述した構成であると、タービン起動時には電動機駆動のブースト圧縮機10を有する起動用噴霧空気系統11が使用され、これによりタービン軸駆動による高い信頼性を有する冷却空気供給系統を得ながら起動時にも燃料油噴霧空気を得ることができる。
【0018】
この場合、勿論、タービンが起動し所定の回転に上昇した後には、電動機駆動のブースト圧縮機10は停止され、不要な動力は削減される。
【0019】
図2は、本発明の第2の実施例を示すもので、この場合には、各ブースト圧縮機7,10の部分に、使用するタービン軸駆動、電動機駆動の各ブースト圧縮機7,10を切り換る弁21,22が設置される。これにより、起動時にはタービン軸駆動のブースト圧縮機7出口の圧力を監視し、吐出圧力が充分高くなった時に起動用の電動機駆動のブースト圧縮機10からタービン軸駆動のブースト圧縮機7へと系統切替を行うことができる。
【0020】
また、起動用噴霧空気系統11の空気出口側部には、バイパス系統15が設けられる。なお、このバイパス系統15には、電動機駆動のブースト圧縮機10が停止した際にバイパス系統を逆流する空気によりブースト圧縮機10の破損を防止する為の逆止弁17とバイパス系統15の圧力を減圧するためのオリフィス16が設置される。
【0021】
また、図3には第3の実施例が示されている。タービン軸駆動、電動機駆動の各ブースト圧縮機の出口側に逆止弁12,13が設置される。これにより、タービン起動時には電動機駆動のブースト圧縮機10から燃料油噴霧空気を燃焼器2へと供給していたのが、タービン回転数の上昇とともにタービン軸駆動のブースト圧縮機7の吐出圧力が上昇し、電動機駆動のブースト圧縮機10の圧力よりも高くなることで、タービン軸駆動のブースト圧縮機と電動機駆動のブースト圧縮機の吐出圧力のバランスによりタービン軸駆動のブースト圧縮機7へと燃焼器2への噴霧空気の供給系統が切替る。よって、系統を切り換える為の制御装置を設置する必要が無く、信頼性が高くシンプルな噴霧空気系統とすることができる。
【0022】
第4の実施例として図4に示されているように燃焼器2へ空気を供給する噴霧空気系統11aに熱交換器18を設置する。これにより、タービン高温部の冷却に要求される冷却空気温度と燃料油噴霧空気として要求される温度に差があったとしても燃料油噴霧空気の温度を下げ適切な温度に調整することで燃料油が高温の空気にさらされることによる炭化を防ぐことが可能となる。
【0023】
第5の実施例として図5に示されているようにタービン軸駆動のブースト圧縮機7の入口圧力を調整する圧力調整弁19と燃料油噴霧空気圧力を調整する圧力調整弁20を設置する。ここで、それぞれの圧力調整弁19,20には弁全閉時の締切運転に対する圧縮機保護のためのバイパスオリフィスを並列に設置する。これにより、冷却空気、噴霧空気のそれぞれの系統圧力を監視および圧力調整弁を制御することで要求される適切な圧力に調整することが可能となる。
【0024】
タービン起動時には電動機駆動のブースト圧縮機10により燃料油噴霧空気を燃焼器2へと供給する。この場合、逆止弁12はタービン軸駆動ブースト圧縮機7の吐出圧力よりも電動機駆動のブースト圧縮機10の吐出圧力が大きいため全閉となり、タービン軸駆動のブースト圧縮機7の吐出空気は全量タービン高温部へ冷却空気として供給される。燃焼器2へ供給される燃料油噴霧空気の圧力は圧力調整弁20により適切な圧力に調整される。圧力調整弁20を絞ることにより生じる電動機駆動のブースト圧縮機10からの余剰空気はバイパス系統15を通してオリフィス16で減圧し熱交換器4の入口に戻す。
【0025】
タービン3の昇速とともにタービン軸駆動のブースト圧縮機7の吐出圧力が高くなると圧力のバランスにより逆止弁13が全閉となり電動機駆動のブースト圧縮機の吐出空気は全量バイパス系統15へ供給される。これにより、燃料油噴霧空気はタービン軸駆動のブースト圧縮機7の吐出空気へと切替る。燃料油噴霧空気系統が切替った後に電動機駆動のブースト圧縮機10は停止させ、不要な動力を削減する。
【0026】
タービン高温部の冷却空気は冷却空気供給に要求される空気温度はタービン高温部品に生じる熱応力等を考慮すると燃料油噴霧空気として最適な温度よりも高温であることが考えられる。このため、タービン軸駆動のブースト圧縮機7の吐出空気は熱交換器18へ供給され、適切な温度に下げることで燃料油の炭化を防ぐ。
【0027】
また、燃焼器2へと供給する燃料油噴霧空気の流量を調整する為に圧力調整弁20を介して燃焼器2へと供給される。ここで、冷却空気系統の信頼性の面から圧力調整弁20は通常全閉運用とし、オリフィスを介して必要圧力に調整し燃焼器2へと供給するとともに故障時全閉となる弁を使用することが望ましい。
【0028】
この実施例によれば、タービン起動時において起動用の噴霧空気系統から通常の噴霧空気系統への切替が容易に行うことができる。
【0029】
以上説明してきたようにこのように形成されたガスタービンであると、タービン軸駆動のブースト圧縮機を使用してタービン高温部冷却空気と燃料油噴霧空気を供給する場合、起動時には電動機駆動のブースト圧縮機が駆動されて燃料油噴霧空気が供給され、したがって起動時であっても、燃料油の噴霧に適切な高圧空気を供給することができるのである。
【0030】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、ガスタービンの起動時であっても、燃料油噴霧空気系統及び冷却空気系統に高圧空気を充分供給することが可能なこの種のガスタービンを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスタービンの一実施例を示す概略系統図である。
【図2】本発明のガスタービンの他の実施例を示す概略系統図である。
【図3】本発明のガスタービンの他の実施例を示す概略系統図である。
【図4】本発明のガスタービンの他の実施例を示す概略系統図である。
【図5】本発明のガスタービンの他の実施例を示す概略系統図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…燃焼器、3…タービン、4…熱交換器、5…ミストセパレータ、6…フィルター、7…タービン軸駆動のブースト圧縮機、8…フィルター、9…冷却空気導入配管、9a…冷却空気系統、10…電動機駆動のブースト圧縮機、11…噴霧空気供給配管、11a…噴霧空気系統、12…逆止弁、13…逆止弁、14…逆止弁、15…オフィス、16…バイパス配管、17…圧力調整弁、18…熱交換器、19…圧力調整弁、20…切替弁、21…切替弁。
【発明の属する技術分野】
本発明はガスタービンに係わり、特に冷却空気系統及び噴霧空気系統の空気に、ガスタービン圧縮機にて圧縮された高圧空気の一部が用いられるように形成されているガスタービンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の電力需要の増大、地球温暖化対策としてガスタービン発電設備の大容量化および高効率化が求められている。特に圧縮機により圧縮された空気を燃焼器へと導き燃料を供給して燃焼させ、その燃焼ガスによりガスタービンを駆動するガスタービン発電設備においては、燃焼温度をより高温化することにより大容量・高効率が実現できる。
【0003】
しかしながら、熱回収型のガスタービン,すなわち、より高温の燃焼ガスの持つエネルギーを回収するガスタービンは、冷却無しでは高温に曝される部品に損傷を招き重大な事故へと発展する可能性がある。このため、燃焼ガス温度の高いガスタービン発電設備においては、圧縮空気や蒸気を冷却媒体としてガスタービン高温部の冷却を行なっている。
【0004】
一方、燃料として軽油等の油を使用する際には、燃焼器内へ燃料を噴霧するための噴霧空気が必要となる。従来における噴霧空気系統は、圧縮機吐出空気の一部を用い熱交換器にて温度調整を行った後に、圧縮機にて昇圧し燃焼用空気よりも高圧の空気とし、燃料ノズルの目詰まりを防止する為にフィルターを通して清浄な空気とした後に燃焼器へと空気を供給し燃料の噴霧に使用するようにしている。
【0005】
また、従来の冷却空気系統は、圧縮機抽気を直接または温度調整のために熱交換器を通した後にタービン高温部へと供給している。ここで、タービン効率を向上するために圧縮機吐出空気の一部をタービン翼冷却に用いた後に燃焼器へと回収するガスタービンにおいては、冷却空気を適切な温度にする為の熱交換器と冷却空気をより清浄にする為のフィルター、ミストセパレータが設置される。
【0006】
圧縮機から吐出された空気を熱交換器にて冷却し、タービン高温部を冷却するとともに燃料噴霧空気として利用する系統構成については、例えば特開平4−214931号公報などに開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように形成されているガスタービン,すなわち燃料油噴霧空気系統と冷却空気系統とを共有し、冷却空気供給の信頼性の面よりブースト圧縮機をタービン軸駆動とした場合のガスタービンにおいては、起動時にはタービン回転数が低いことから、ブースト圧縮機の吐出圧力が不足することになり、このため、起動時にはこれらを補うための空気系統が必要となる。
【0008】
本発明はこれに鑑みなされたもので、その目的とするところは、起動時であっても、燃料油噴霧空気系統及び冷却空気系統に高圧空気を充分供給することができるガスタービンを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、ガスタービン高温部冷却用の空気を供給する冷却空気系統と、燃焼器内へ燃料を噴霧するための空気を供給する噴霧空気系統とを備え、前記冷却空気系統及び噴霧空気系統の空気に、ガスタービン圧縮機にて圧縮された高圧空気の一部が用いられるように形成されているガスタービンにおいて、前記ガスタービン圧縮機の圧縮空気出口側の下流に、熱交換器及びブースト圧縮機を配設するとともに、このブースト圧縮機をタービン軸駆動の圧縮機とタービン軸以外の駆動源により駆動される圧縮機との並列結合で構成し、かつこのブースト圧縮機からの昇圧空気を前記冷却空気系統用及び噴霧空気系統用の空気に用いるようにし所期の目的を達成するようにしたものである。
【0010】
また本発明は、ガスタービン高温部冷却用の空気を供給する冷却空気系統と、燃焼器内へ燃料を噴霧するための空気を供給する噴霧空気系統とを備え、前記冷却空気系統及び噴霧空気系統の空気に、ガスタービン圧縮機にて圧縮された高圧空気の一部が用いられるように形成されているガスタービンにおいて、前記ガスタービン圧縮機の圧縮空気出口側の下流に、熱交換器及びブースト圧縮機を配設するとともに、このブースト圧縮機を、タービン軸駆動の圧縮機とタービン軸以外の駆動源により駆動され、かつガスタービンの起動時に作動する圧縮機との並列結合で構成し、かつこのブースト圧縮機からの昇圧空気を前記冷却空気系統用及び噴霧空気系統用の空気に用いるようにしたものである。
【0011】
また、この場合、前記タービン軸駆動の圧縮機とタービン軸以外の駆動源により駆動される圧縮機との間に、前記噴霧空気系統への切換を行う切替手段を設けるようにしたものである。また、前記タービン軸駆動の圧縮機とタービン軸以外の駆動源により駆動される圧縮機の高圧空気出力側に、逆止弁を設置するようにしたものである。また、前記ブースト圧縮機の高圧空気出力側の噴霧空気系統に、噴霧空気を冷却する熱交換器を設置するようにしたものである。また、前記ブースト圧縮機の高圧空気出力側に、出口圧力を調整する圧力調整手段を設けるようにしたものである。また、前記タービン軸以外の駆動源により駆動される圧縮機が、電動機駆動の圧縮機あるいは内燃機関駆動の圧縮機としたものである。
【0012】
すなわちこのように形成されたガスタービンであると、ガスタービン圧縮機の圧縮空気出口側の下流に、熱交換器及びブースト圧縮機が配設され、かつ、このブースト圧縮機がタービン軸駆動の圧縮機とタービン軸以外の駆動源により駆動される圧縮機との並列結合で構成され、かつこのブースト圧縮機からの昇圧空気が前記冷却空気系統用及び噴霧空気系統用の空気に用いられるように形成されていることから、起動時にはタービン軸以外の駆動源によるブースト圧縮機が作動されて燃料油噴霧空気及び冷却空気が供給され、したがって起動時であっても、燃料油の噴霧系および冷却系に適切な高圧空気を供給することが可能となるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図示した実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。図1には、そのガスタービンの系統が示されている。1が圧縮機であり、2が燃焼器、3がタービン、7がタービン軸駆動のブースト圧縮機、10が電動機(あるいは内燃機関),すなわちタービン軸以外の駆動源により駆動されるブースト圧縮機(以下電動機駆動の場合を例として説明する)、9aが高温部冷却空気系統、11aが燃料油噴霧空気系統である。
【0014】
ガスタービン圧縮機1の出口より分岐した一方側の圧縮空気A1は、熱交換器4にて適切な温度まで冷却され、次いでミストセパレータ5へと導かれ、ここで空気中のミストは分離される。その後、圧縮空気はミストセパレータ5からフィルタ6へと導かれ、圧縮空気中に含まれているダスト等の異物が除去される。その後、圧縮空気はブースト圧縮機7により昇圧され、燃料油噴霧空気・冷却用空気として最適な圧力に昇圧される。
【0015】
タービン軸駆動のブースト圧縮機7の下流にもフィルター8が設置され、燃焼器2、タービン3へ供給される空気が最終的に清浄化される。燃料油噴霧空気および冷却空気として適切な温度・圧力に調整された圧縮空気は、その一方は系統11aを介して燃焼器2へと供給され、燃料油系統から供給される燃料油の噴霧空気として供給される。また、分岐された他方の圧縮空気は、冷却空気系統9aを介してタービン高温部へ冷却空気として供給される。
【0016】
この場合、特にタービン軸駆動のブースト圧縮機7の部分に、このブースト圧縮機7と並列に、電動機により駆動され、かつタービン起動時に作動されるブースト圧縮機10が設けられている。このブースト圧縮機10により、タービンの起動時であっても充分な圧力の燃料油噴霧空気及び高温部冷却空気を供給することができるのである。
【0017】
すなわち,タービン軸が回転している限りブースト圧縮機を駆動するタービン軸駆動のブースト圧縮機7を使用することで冷却空気供給の信頼性を向上させる場合、タービン起動時にはタービン軸の回転数が低いためブースト圧縮機7の吐出圧力が不足し、燃料油噴霧空気として使用できなかったわけであるが、前述した構成であると、タービン起動時には電動機駆動のブースト圧縮機10を有する起動用噴霧空気系統11が使用され、これによりタービン軸駆動による高い信頼性を有する冷却空気供給系統を得ながら起動時にも燃料油噴霧空気を得ることができる。
【0018】
この場合、勿論、タービンが起動し所定の回転に上昇した後には、電動機駆動のブースト圧縮機10は停止され、不要な動力は削減される。
【0019】
図2は、本発明の第2の実施例を示すもので、この場合には、各ブースト圧縮機7,10の部分に、使用するタービン軸駆動、電動機駆動の各ブースト圧縮機7,10を切り換る弁21,22が設置される。これにより、起動時にはタービン軸駆動のブースト圧縮機7出口の圧力を監視し、吐出圧力が充分高くなった時に起動用の電動機駆動のブースト圧縮機10からタービン軸駆動のブースト圧縮機7へと系統切替を行うことができる。
【0020】
また、起動用噴霧空気系統11の空気出口側部には、バイパス系統15が設けられる。なお、このバイパス系統15には、電動機駆動のブースト圧縮機10が停止した際にバイパス系統を逆流する空気によりブースト圧縮機10の破損を防止する為の逆止弁17とバイパス系統15の圧力を減圧するためのオリフィス16が設置される。
【0021】
また、図3には第3の実施例が示されている。タービン軸駆動、電動機駆動の各ブースト圧縮機の出口側に逆止弁12,13が設置される。これにより、タービン起動時には電動機駆動のブースト圧縮機10から燃料油噴霧空気を燃焼器2へと供給していたのが、タービン回転数の上昇とともにタービン軸駆動のブースト圧縮機7の吐出圧力が上昇し、電動機駆動のブースト圧縮機10の圧力よりも高くなることで、タービン軸駆動のブースト圧縮機と電動機駆動のブースト圧縮機の吐出圧力のバランスによりタービン軸駆動のブースト圧縮機7へと燃焼器2への噴霧空気の供給系統が切替る。よって、系統を切り換える為の制御装置を設置する必要が無く、信頼性が高くシンプルな噴霧空気系統とすることができる。
【0022】
第4の実施例として図4に示されているように燃焼器2へ空気を供給する噴霧空気系統11aに熱交換器18を設置する。これにより、タービン高温部の冷却に要求される冷却空気温度と燃料油噴霧空気として要求される温度に差があったとしても燃料油噴霧空気の温度を下げ適切な温度に調整することで燃料油が高温の空気にさらされることによる炭化を防ぐことが可能となる。
【0023】
第5の実施例として図5に示されているようにタービン軸駆動のブースト圧縮機7の入口圧力を調整する圧力調整弁19と燃料油噴霧空気圧力を調整する圧力調整弁20を設置する。ここで、それぞれの圧力調整弁19,20には弁全閉時の締切運転に対する圧縮機保護のためのバイパスオリフィスを並列に設置する。これにより、冷却空気、噴霧空気のそれぞれの系統圧力を監視および圧力調整弁を制御することで要求される適切な圧力に調整することが可能となる。
【0024】
タービン起動時には電動機駆動のブースト圧縮機10により燃料油噴霧空気を燃焼器2へと供給する。この場合、逆止弁12はタービン軸駆動ブースト圧縮機7の吐出圧力よりも電動機駆動のブースト圧縮機10の吐出圧力が大きいため全閉となり、タービン軸駆動のブースト圧縮機7の吐出空気は全量タービン高温部へ冷却空気として供給される。燃焼器2へ供給される燃料油噴霧空気の圧力は圧力調整弁20により適切な圧力に調整される。圧力調整弁20を絞ることにより生じる電動機駆動のブースト圧縮機10からの余剰空気はバイパス系統15を通してオリフィス16で減圧し熱交換器4の入口に戻す。
【0025】
タービン3の昇速とともにタービン軸駆動のブースト圧縮機7の吐出圧力が高くなると圧力のバランスにより逆止弁13が全閉となり電動機駆動のブースト圧縮機の吐出空気は全量バイパス系統15へ供給される。これにより、燃料油噴霧空気はタービン軸駆動のブースト圧縮機7の吐出空気へと切替る。燃料油噴霧空気系統が切替った後に電動機駆動のブースト圧縮機10は停止させ、不要な動力を削減する。
【0026】
タービン高温部の冷却空気は冷却空気供給に要求される空気温度はタービン高温部品に生じる熱応力等を考慮すると燃料油噴霧空気として最適な温度よりも高温であることが考えられる。このため、タービン軸駆動のブースト圧縮機7の吐出空気は熱交換器18へ供給され、適切な温度に下げることで燃料油の炭化を防ぐ。
【0027】
また、燃焼器2へと供給する燃料油噴霧空気の流量を調整する為に圧力調整弁20を介して燃焼器2へと供給される。ここで、冷却空気系統の信頼性の面から圧力調整弁20は通常全閉運用とし、オリフィスを介して必要圧力に調整し燃焼器2へと供給するとともに故障時全閉となる弁を使用することが望ましい。
【0028】
この実施例によれば、タービン起動時において起動用の噴霧空気系統から通常の噴霧空気系統への切替が容易に行うことができる。
【0029】
以上説明してきたようにこのように形成されたガスタービンであると、タービン軸駆動のブースト圧縮機を使用してタービン高温部冷却空気と燃料油噴霧空気を供給する場合、起動時には電動機駆動のブースト圧縮機が駆動されて燃料油噴霧空気が供給され、したがって起動時であっても、燃料油の噴霧に適切な高圧空気を供給することができるのである。
【0030】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、ガスタービンの起動時であっても、燃料油噴霧空気系統及び冷却空気系統に高圧空気を充分供給することが可能なこの種のガスタービンを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスタービンの一実施例を示す概略系統図である。
【図2】本発明のガスタービンの他の実施例を示す概略系統図である。
【図3】本発明のガスタービンの他の実施例を示す概略系統図である。
【図4】本発明のガスタービンの他の実施例を示す概略系統図である。
【図5】本発明のガスタービンの他の実施例を示す概略系統図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…燃焼器、3…タービン、4…熱交換器、5…ミストセパレータ、6…フィルター、7…タービン軸駆動のブースト圧縮機、8…フィルター、9…冷却空気導入配管、9a…冷却空気系統、10…電動機駆動のブースト圧縮機、11…噴霧空気供給配管、11a…噴霧空気系統、12…逆止弁、13…逆止弁、14…逆止弁、15…オフィス、16…バイパス配管、17…圧力調整弁、18…熱交換器、19…圧力調整弁、20…切替弁、21…切替弁。
Claims (8)
- ガスタービン高温部冷却用の空気を供給する冷却空気系統と、燃焼器内へ燃料を噴霧するための空気を供給する噴霧空気系統とを備え、前記冷却空気系統及び噴霧空気系統の空気に、ガスタービン圧縮機にて圧縮された高圧空気の一部が用いられるように形成されているガスタービンにおいて、
前記ガスタービン圧縮機の圧縮空気出口側の下流に、熱交換器及びブースト圧縮機を配設するとともに、該ブースト圧縮機をタービン軸駆動の圧縮機とタービン軸以外の駆動源により駆動される圧縮機との並列結合で構成し、かつこのブースト圧縮機からの昇圧空気を前記冷却空気系統用及び噴霧空気系統用の空気に用いるようにしたことを特徴とするガスタービン。 - ガスタービン高温部冷却用の空気を供給する冷却空気系統と、燃焼器内へ燃料を噴霧するための空気を供給する噴霧空気系統とを備え、前記冷却空気系統及び噴霧空気系統の空気に、ガスタービン圧縮機にて圧縮された高圧空気の一部が用いられるように形成されているガスタービンにおいて、
前記ガスタービン圧縮機の圧縮空気出口側の下流に、熱交換器及びブースト圧縮機を配設するとともに、該ブースト圧縮機を、タービン軸駆動の圧縮機とタービン軸以外の駆動源により駆動され、かつガスタービンの起動時に作動する圧縮機との並列結合で構成し、かつこのブースト圧縮機からの昇圧空気を前記冷却空気系統用及び噴霧空気系統用の空気に用いるようにしたことを特徴とするガスタービン。 - 前記タービン軸駆動の圧縮機とタービン軸以外の駆動源により駆動される圧縮機との間に、前記噴霧空気系統への切換を行う切替手段を設けたものである請求項1または2記載のガスタービン。
- 前記タービン軸駆動の圧縮機とタービン軸以外の駆動源により駆動される圧縮機の高圧空気出力側に、逆止弁を設置したものである請求項1,2または3記載のガスタービン。
- 前記ブースト圧縮機の高圧空気出力側の噴霧空気系統に、噴霧空気を冷却する熱交換器を設置したものである請求項1,2,3または4記載のガスタービン。
- 前記ブースト圧縮機の高圧空気出力側に、出口圧力を調整する圧力調整手段を設けたものである請求項1乃至5いずれかに記載のガスタービン。
- 前記タービン軸以外の駆動源により駆動される圧縮機が、電動機駆動の圧縮機もしくは内燃機関駆動の圧縮機である請求項1乃至6いずれかに記載のガスタービン。
- 前記タービン軸以外の駆動源により駆動される圧縮機を電動機駆動の圧縮機とし、各圧縮機の出口に夫々逆止弁を設けるとともに、前記噴霧空気系統に、噴霧空気を冷却する熱交換器を設置し、かつ各圧縮機の高圧空気出力側に、吐出圧力を調整する調節弁を設置したものである請求項1または2記載のガスタービン。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000054379A JP3593488B2 (ja) | 2000-02-25 | 2000-02-25 | ガスタービン |
US09/643,751 US6393826B1 (en) | 2000-02-25 | 2000-08-23 | Gas turbine |
EP00118535A EP1128039B1 (en) | 2000-02-25 | 2000-08-25 | Gas turbine |
DE60031946T DE60031946D1 (de) | 2000-02-25 | 2000-08-25 | Gasturbine |
CNB001261827A CN1188588C (zh) | 2000-02-25 | 2000-08-31 | 燃气透平 |
US10/107,400 US6530229B2 (en) | 2000-02-25 | 2002-03-28 | Gas turbine having a cooling air system and a spray air system |
US10/347,797 US6769259B2 (en) | 2000-02-25 | 2003-01-22 | Gas turbine having a cooling air system and a spray air system |
US10/768,159 US6986256B2 (en) | 2000-02-25 | 2004-02-02 | Gas turbine having a cooling air system and a spray air system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000054379A JP3593488B2 (ja) | 2000-02-25 | 2000-02-25 | ガスタービン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001234756A JP2001234756A (ja) | 2001-08-31 |
JP3593488B2 true JP3593488B2 (ja) | 2004-11-24 |
Family
ID=18575644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000054379A Expired - Fee Related JP3593488B2 (ja) | 2000-02-25 | 2000-02-25 | ガスタービン |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (4) | US6393826B1 (ja) |
EP (1) | EP1128039B1 (ja) |
JP (1) | JP3593488B2 (ja) |
CN (1) | CN1188588C (ja) |
DE (1) | DE60031946D1 (ja) |
Families Citing this family (48)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6792762B1 (en) * | 1999-11-10 | 2004-09-21 | Hitachi, Ltd. | Gas turbine equipment and gas turbine cooling method |
JP3593488B2 (ja) | 2000-02-25 | 2004-11-24 | 株式会社日立製作所 | ガスタービン |
US6644012B2 (en) * | 2001-11-02 | 2003-11-11 | Alston (Switzerland) Ltd | Gas turbine set |
US6640550B2 (en) * | 2001-11-02 | 2003-11-04 | Alstom (Switzerland) Ltd | Gas turbo-group with cooling air system |
EP1389668A1 (de) * | 2002-08-16 | 2004-02-18 | Siemens Aktiengesellschaft | Gasturbine |
US6978621B2 (en) * | 2002-12-31 | 2005-12-27 | General Electric Company | Turbo recuperator device |
US20040226299A1 (en) * | 2003-05-12 | 2004-11-18 | Drnevich Raymond Francis | Method of reducing NOX emissions of a gas turbine |
ES2292886T3 (es) | 2003-08-13 | 2008-03-16 | Siemens Aktiengesellschaft | Planta de turbina a gas. |
US6901761B1 (en) * | 2004-02-24 | 2005-06-07 | General Electric Company | System and method for regulating pressure of pilot air to combustor of gas turbine |
US7225624B2 (en) * | 2004-06-08 | 2007-06-05 | Allison Advanced Development Company | Method and apparatus for increasing the pressure of cooling fluid within a gas turbine engine |
EP1614879A1 (de) * | 2004-07-05 | 2006-01-11 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur Kühlung einer Gasturbine und Kühlluftsystem |
EP1614878A1 (de) * | 2004-07-05 | 2006-01-11 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren und Vorrichtung zur Filterung eines Luftgemisches in einer Gasturbine |
US7096674B2 (en) * | 2004-09-15 | 2006-08-29 | General Electric Company | High thrust gas turbine engine with improved core system |
US7093446B2 (en) * | 2004-09-15 | 2006-08-22 | General Electric Company | Gas turbine engine having improved core system |
US20060130454A1 (en) * | 2004-12-22 | 2006-06-22 | Caterpillar Inc. | Cooling system using gas turbine engine air stream |
TWM273399U (en) * | 2005-01-28 | 2005-08-21 | Shu-Guang Jan | Bubbling generation device |
EP1832713A1 (de) * | 2006-03-06 | 2007-09-12 | Siemens Aktiengesellschaft | Gasturbine |
GB2449095B (en) * | 2007-05-10 | 2009-05-27 | Rolls Royce Plc | Re-Pressurisation device |
US20090051167A1 (en) * | 2007-08-22 | 2009-02-26 | General Electric Company | Combustion turbine cooling media supply method |
US8277170B2 (en) * | 2008-05-16 | 2012-10-02 | General Electric Company | Cooling circuit for use in turbine bucket cooling |
US20090293496A1 (en) * | 2008-06-02 | 2009-12-03 | Norris James W | Gas turbine engines generating electricity by cooling cooling air |
JP5297114B2 (ja) * | 2008-08-06 | 2013-09-25 | 三菱重工業株式会社 | ガスタービン |
EP2708720B1 (en) * | 2008-10-08 | 2018-02-21 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Gas turbine and operating method thereof |
US8572985B2 (en) * | 2009-06-26 | 2013-11-05 | Pratt & Whitney Canada Corp. | Air filtration system for gas turbine engine pneumatic system |
JP2011140880A (ja) * | 2010-01-05 | 2011-07-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ガスタービン |
US8141336B1 (en) * | 2010-09-08 | 2012-03-27 | General Electric Company | Combined cycle power augmentation by efficient utilization of atomizing air energy |
US8752391B2 (en) * | 2010-11-08 | 2014-06-17 | General Electric Company | Integrated turbomachine oxygen plant |
CH705512A1 (de) * | 2011-09-12 | 2013-03-15 | Alstom Technology Ltd | Gasturbine. |
JP2015511684A (ja) | 2012-03-30 | 2015-04-20 | アルストム テクノロジー リミテッドALSTOM Technology Ltd | 制御可能な冷却空気系統を備えたガスタービン |
US10480418B2 (en) | 2012-10-26 | 2019-11-19 | Powerphase Llc | Gas turbine energy supplementing systems and heating systems, and methods of making and using the same |
WO2014066276A2 (en) | 2012-10-26 | 2014-05-01 | Kraft Robert J | Gas turbine energy supplementing systems and heating systems, and methods of making and using the same |
US9500129B2 (en) | 2012-10-29 | 2016-11-22 | Honeywell International Inc. | Turboshaft engines having improved inlet particle scavenge systems and methods for the manufacture thereof |
US9599070B2 (en) * | 2012-11-02 | 2017-03-21 | General Electric Company | System and method for oxidant compression in a stoichiometric exhaust gas recirculation gas turbine system |
CN104234834A (zh) * | 2013-08-07 | 2014-12-24 | 摩尔动力(北京)技术股份有限公司 | 透平发动机 |
JP6203652B2 (ja) * | 2014-01-31 | 2017-09-27 | 三菱重工業株式会社 | 冷却装置の制御装置、冷却装置、ガスタービン、冷却装置の制御方法、及びガスタービンの制御方法 |
CN104832287B (zh) * | 2014-03-25 | 2016-10-05 | 摩尔动力(北京)技术股份有限公司 | 速容透平发动机 |
US10612465B2 (en) | 2015-11-13 | 2020-04-07 | General Electric Company | Particle separators for turbomachines and method of operating the same |
US20170145918A1 (en) * | 2015-11-20 | 2017-05-25 | Us Well Services Llc | System for gas compression on electric hydraulic fracturing fleets |
US10125687B2 (en) | 2016-02-29 | 2018-11-13 | General Electric Company | System and method for cooling a turbine engine assembly |
CN105588712B (zh) * | 2016-03-17 | 2018-02-09 | 上海发电设备成套设计研究院 | 采用燃机压气机抽气的透平叶片冷却效果试验装置及方法 |
EP3273006B1 (en) | 2016-07-21 | 2019-07-03 | United Technologies Corporation | Alternating starter use during multi-engine motoring |
US10618666B2 (en) | 2016-07-21 | 2020-04-14 | United Technologies Corporation | Pre-start motoring synchronization for multiple engines |
EP3273016B1 (en) | 2016-07-21 | 2020-04-01 | United Technologies Corporation | Multi-engine coordination during gas turbine engine motoring |
US10823079B2 (en) * | 2016-11-29 | 2020-11-03 | Raytheon Technologies Corporation | Metered orifice for motoring of a gas turbine engine |
CN107120189B (zh) * | 2017-06-27 | 2018-12-21 | 哈尔滨工程大学 | 一种基于旋转爆轰燃烧的简单循环燃气轮机 |
NL2021484B1 (nl) * | 2018-08-20 | 2020-04-23 | Micro Turbine Tech B V | Fuel/air supply device |
US11913380B2 (en) | 2020-01-07 | 2024-02-27 | Yantai Jereh Petroleum Equipment & Technologies Co., Ltd. | Gas source system for supplying combustion gas to a turbine engine by fracturing manifold equipment |
WO2023082481A1 (zh) * | 2021-11-09 | 2023-05-19 | 烟台杰瑞石油装备技术有限公司 | 燃气供给系统和方法、装载有涡轮发动机的装备和压裂系统 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3901026A (en) * | 1973-11-05 | 1975-08-26 | Gen Motors Corp | Gas turbine with auxiliary gasifier engine |
US3971210A (en) * | 1975-01-22 | 1976-07-27 | Dresser Industries, Inc. | Start-up compressed air system for gas turbine engines |
US4158449A (en) * | 1976-12-07 | 1979-06-19 | Pall Corporation | Inlet air cleaner assembly for turbine engines |
JPS55117039A (en) * | 1979-01-22 | 1980-09-09 | Garrett Corp | Fuel atomizing mechanism for gas turbine |
US4375745A (en) * | 1979-01-22 | 1983-03-08 | The Garrett Corporation | Air blast fuel nozzle system |
JPS5915635A (ja) * | 1982-07-15 | 1984-01-26 | Hitachi Ltd | 噴霧空気系統を有するガスタ−ビン |
JPH0643811B2 (ja) * | 1985-07-29 | 1994-06-08 | 株式会社日立製作所 | ガスタービンのホットパーツ冷却方法 |
US5185997A (en) * | 1990-01-30 | 1993-02-16 | Hitachi, Ltd. | Gas turbine system |
JPH04214931A (ja) | 1990-01-30 | 1992-08-05 | Hitachi Ltd | ガスタービン設備 |
US5054996A (en) * | 1990-07-27 | 1991-10-08 | General Electric Company | Thermal linear actuator for rotor air flow control in a gas turbine |
US5063963A (en) * | 1990-08-09 | 1991-11-12 | General Electric Company | Engine bleed air supply system |
DE4210544A1 (de) * | 1992-03-31 | 1993-10-07 | Asea Brown Boveri | Gasturbinenanlage |
US5724806A (en) * | 1995-09-11 | 1998-03-10 | General Electric Company | Extracted, cooled, compressed/intercooled, cooling/combustion air for a gas turbine engine |
US5782076A (en) * | 1996-05-17 | 1998-07-21 | Westinghouse Electric Corporation | Closed loop air cooling system for combustion turbines |
US5992139A (en) * | 1997-11-03 | 1999-11-30 | Northern Research & Engineering Corp. | Turbine engine with turbocompressor for supplying atomizing fluid to turbine engine fuel system |
US6145294A (en) * | 1998-04-09 | 2000-11-14 | General Electric Co. | Liquid fuel and water injection purge system for a gas turbine |
GB2346177B (en) * | 1999-02-01 | 2003-03-19 | Alstom Gas Turbines Ltd | Gas turbine engine |
JP3593488B2 (ja) * | 2000-02-25 | 2004-11-24 | 株式会社日立製作所 | ガスタービン |
-
2000
- 2000-02-25 JP JP2000054379A patent/JP3593488B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2000-08-23 US US09/643,751 patent/US6393826B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-08-25 DE DE60031946T patent/DE60031946D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-08-25 EP EP00118535A patent/EP1128039B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-08-31 CN CNB001261827A patent/CN1188588C/zh not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-03-28 US US10/107,400 patent/US6530229B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-01-22 US US10/347,797 patent/US6769259B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2004
- 2004-02-02 US US10/768,159 patent/US6986256B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1310292A (zh) | 2001-08-29 |
US20020095940A1 (en) | 2002-07-25 |
CN1188588C (zh) | 2005-02-09 |
US6986256B2 (en) | 2006-01-17 |
EP1128039B1 (en) | 2006-11-22 |
US6393826B1 (en) | 2002-05-28 |
US6769259B2 (en) | 2004-08-03 |
JP2001234756A (ja) | 2001-08-31 |
US20030101727A1 (en) | 2003-06-05 |
EP1128039A2 (en) | 2001-08-29 |
US6530229B2 (en) | 2003-03-11 |
US20040231334A1 (en) | 2004-11-25 |
DE60031946D1 (de) | 2007-01-04 |
EP1128039A3 (en) | 2004-02-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3593488B2 (ja) | ガスタービン | |
JP3849473B2 (ja) | ガスタービンの高温部冷却方法 | |
JP3975748B2 (ja) | ガスタービン設備及びガスタービン冷却方法 | |
KR101760477B1 (ko) | 가스 터빈 에너지 보조 시스템 및 가열 시스템, 그리고 그 제작 및 이용 방법 | |
EP2708720B1 (en) | Gas turbine and operating method thereof | |
JP3677289B2 (ja) | 強化されたタービンエンジンオイルの冷却方法 | |
US8875483B2 (en) | Gas turbine generator set | |
JPH0799089B2 (ja) | ターボコンプレッサ用冷却装置 | |
JP2001303971A (ja) | 燃焼タービン冷却媒体供給装置及び関連する方法 | |
EP3591193B1 (en) | Failure mitigation and failure detection of intercooled cooling air systems of gas turbine engines | |
JP3431435B2 (ja) | コンバインド発電プラントおよびクローズド空気冷却ガスタービンシステム | |
US8327615B2 (en) | Combined cycle powered generating plant having reduced start-up time | |
EP1378633A2 (en) | Methods and apparatus for operating gas turbine engines | |
JP4373420B2 (ja) | コンバインド発電プラントおよびクローズド空気冷却ガスタービンシステム | |
JP4691950B2 (ja) | ガスタービン及びその冷媒供給方法 | |
JP4104992B2 (ja) | ガスタービン発電システム | |
JP4395275B2 (ja) | コンバインドプラントの運転方法 | |
JP2001140659A (ja) | ガスタービン | |
JP3872407B2 (ja) | コンバインド発電プラントおよびクローズド空気冷却ガスタービンシステム | |
JP3842653B2 (ja) | ガスタービン及びその運転方法 | |
JP2004169584A (ja) | ガスタービン設備及びタービン高温部の冷却方法 | |
JP4473464B2 (ja) | コンバインドサイクル発電プラントの運転方法 | |
JP2005105907A (ja) | ガスタービン設備とその制御方法 | |
JPH02153232A (ja) | ガスタービンケーシングの加熱装置 | |
JP4287962B2 (ja) | 発電複合プラント |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040824 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040830 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |