JP3593426B2 - 電気融着式分岐管継手の製法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、略半円弧状に湾曲したサドルの裏面に電熱線が所定間隔で渦巻状に埋設された電気融着式分岐管継手を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガス管、給湯配管等の合成樹脂製本管から枝管を取り出す場合、図7に半断面図で示した如く、略半円弧状に湾曲したサドル71の上面から枝管72が一体的に突出し、またサドル71の湾曲した裏面に電熱線2が所定間隔で渦巻状に埋設された電気融着式分岐管継手7が使用されている。従来、この電気融着式分岐管継手は、合成樹脂シートの片面に電熱線2が渦巻状に巻回された電熱マットを折り曲げて下金型にセットしたのち、該下金型と上金型との間に形成したキャビテイ内に溶融樹脂を射出して成形していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この分岐管継手7のサドル71を本管Pの外周面に押し付けて融着接合するとき、電熱線2が発熱するとサドル71が軟化して外周側に反り返り、サドル71の湾曲面と本管Pの外周面との間に隙間Aが発生することがあった。この現象は、射出成形の際に下金型の凸状湾曲面に沿うように湾曲させた電熱線2のバネ復元性によってサドル71が外周側に反り返るものと考えられるが、図8に示した如く、サドル71の湾曲面の外周縁と本管Pの外周面との間に隙間Aが発生すると、本管Pの外周面が十分に溶融されないため、強固な融着接合が得られなかった。
【0004】
本発明はかかる課題を解決したものであって、電熱線が発熱してサドルの湾曲面が溶融したとき、サドルの湾曲面と本管の外周面とが緊密に密着して強固な融着接合が得られる電気融着式分岐管継手の製法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、略半円弧状の凸状湾曲面を有する下金型と、上金型との間に形成したキャビテイ内に溶融樹脂を射出してサドルの湾曲面に電熱線が埋設された電気融着式分岐管継手を製造するにあたり、前記下金型の凸状湾曲面を基準値よりも1〜3%小さい曲率半径に形成し、該凸状湾曲面に沿って合成樹脂シートの片面に電熱線が渦巻状に巻回された電熱マットをセットしたのち、該下金型と上金型との間に形成したキャビテイ内に溶融樹脂を射出する。次いで、金型を型開きして取り出した分岐管継手が軟化状態にある間に、サドルの湾曲側の両端を押圧してサドルの湾曲面の曲率半径を基準値よりも3〜5%小さい曲率半径に形成したまま硬化させることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施形態】
以下、本発明の実施例を図面にて詳細に説明する。
図1は本発明で使用する電熱マットの平面図、図2は図1のXーX線断面図、図3は電熱マットを金型内にセットした状態の断面図、図4は図3のYーY線断面図、図5は金型を型開きして取り出した分岐管継手の断面図、図6は分岐管継手のサドルの湾曲側の両端を押圧してサドルの湾曲面を基準値よりも若干小さい曲率半径に成形する工程の断面図である。図中1はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の合成樹脂からなる肉薄シート、2は電熱線、3は端子ピンであって、1aは電熱マットである。
【0007】
合成樹脂シート1はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の肉薄シートからなるものであって、そのほぼ中央部には貫通孔11が設けられており、該貫通孔11を中心にしてシート1の表面に渦巻状の溝12が設けられている。渦巻状の溝12にはニクロム線等の電熱線2が嵌合しており、該溝12の内周端及び外周端から引き出した電熱線2の両端部に端子ピン3が接続している。
【0008】
前記渦巻状の溝12のピッチは電熱線2の線径等に応じて適宜設定することができる。例えば、線径が0.3〜1.5mmの電熱線2を使用する場合には、溝12のピッチを0.6〜5.0mmの範囲で適宜設定し、溝12の幅及び深さを電熱線2の線径とほぼ同一乃至はこれより若干大き目に形成するとよい。
【0009】
この電熱マット1aを用いて各種サイズの電気融着式分岐管継手を射出成形するとき、まず電熱マット1aを略半円弧状の凸状湾曲面を有する下金型4に載置すると共に、該下金型4の湾曲面に沿わせて電熱マット1aが位置ずれしないようにセットする。このとき、下金型4の湾曲面は、電気融着式分岐管継手が接続される本管Pの曲率半径Rを基準値とするとき、この曲率半径Rよりも若干小さい曲率半径Rーαに形成されている。尚、数値αは本管Pの曲率半径Rに応じて適宜設定することができるが、実験によればαを基準値Rの1〜3%に設定すると、良好な結果が得られることが判明した。
【0010】
そこで、下金型4を上金型5で覆うと共に、電熱線2の両端部に接続した端子ピン3に端子保持プラグ51を装着し、それぞれの端子保持プラグ51,51を上金型5に設けた保持孔52に嵌挿する。図4に示した如く、上金型5は割型5a,5bからなる半割構造となっており、該割型5a、5bの型合わせ面に設けられた保持孔52に端子保持プラグ51を挟み込んで端子ピン3を固定する。
【0011】
この様にして下金型4と上金型5との間に電熱マット1aをセットすると共に、コア金型6を垂下させて型閉めする。そこで、ゲート53からキャビテイ内にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の溶融樹脂を射出する。すると、キャビテイ内に充満した溶融樹脂が下金型4上に載置されている電熱マット1aの上面と一体的に融着接合する。
【0012】
そこで、上下金型4,5とコア金型6を型開きして成形品を取り出すと共に、端子ピン3から端子保持プラグ51を引き抜く。すると、図5に示した如く、略半円弧状に湾曲したサドル71の上面から分岐管72が一体的に突出し、サドル71の湾曲した裏面に電熱線2が埋設された電気融着式分岐管継手7が得られる。分岐管継手を金型から取り出すと、サドル71は外周側に反り返って拡径し、サドル71の湾曲面の曲率半径は本管Pの曲率半径Rよりも若干大きいR+βとなる。尚、βの値はサドル71の肉厚や樹脂材料によって多少相違するものの、通常は本管Pの曲率半径Rの3〜5%程度となる。
【0013】
次に、前記分岐管継手7を押圧装置8にセットし、図6に示した如く分岐管継手7のサドル71が軟化状態にある間にサドル71の湾曲側の両端を押圧して、サドル71の湾曲面を基準値Rよりも若干小さい曲率半径Rーγに縮径しながら冷却する。数値γはサドル71の肉厚や本管Pの曲率半径Rに応じて適宜設定することができるが、一般にはγを本管Pの曲率半径Rの3〜5%に設定して硬化させるとよい。
【0014】
この様にして得られた電気融着式分岐管継手7を合成樹脂製本管Pに接続する際、サドル71の湾曲面を本管Pの外周面に押し付ける。このとき、サドル71の湾曲面は本管Pの曲率半径Rよりも若干小さいため、サドル71の湾曲面は本管Pの外周面に緊密に密着せず、サドル71の湾曲面の中央と本管Pの外周面との間に若干の隙間が発生する。そこで、電熱線2に通電して発熱させると、サドル71は軟化して外周側に反り返り、拡径しょうとする。ところが、分岐管継手7のサドル71には射出成形時の形状が記憶されているため、サドル71の湾曲面は本管の曲率半径Rとほぼ等しい曲率半径に復元して収縮する。この結果、サドル71の湾曲面と本管Pの外周面とが緊密に密着したまま溶融し、両者が強固に融着接合する。
【0015】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明は分岐管継手を射出成形する際に、サドルの湾曲面の曲率半径を本管の曲率半径よりも小さくして復元性を付与したので、この分岐管継手を本管に融着接合するとき、電熱線が発熱してサドルが軟化したとき外周側に反り返って拡径しょうとする力が射出成形時の復元性によって相殺される。この結果、サドルの湾曲面と本管の外周面とが緊密に密着し、両者の接合面が均一に溶融して強固な融着接合が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明で使用する電熱マットの平面図である。
【図2】図2は図1のXーX線断面図である。
【図3】図3は電熱マットを金型内にセットした状態の断面図である。
【図4】図4は図3のYーY線断面図である。
【図5】図5は金型を型開きして取り出した分岐管継手の断面図である。
【図6】図6は分岐管継手のサドルの湾曲側の両端を押圧してサドルの湾曲面を基準値よりも若干小さい曲率半径に成形する工程の断面図である。
【図7】図7は従来の電気融着式分岐管継手を本管に接続する状態を示す半断面図である。
【図8】図8は図7に示したは接続状態の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1a 電熱マット
1 合成樹脂シート
2 電熱線
3 端子ピン
4 下金型
5 上金型
6 コア金型
7 電気融着式分岐管継手
【発明の属する技術分野】
本発明は、略半円弧状に湾曲したサドルの裏面に電熱線が所定間隔で渦巻状に埋設された電気融着式分岐管継手を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガス管、給湯配管等の合成樹脂製本管から枝管を取り出す場合、図7に半断面図で示した如く、略半円弧状に湾曲したサドル71の上面から枝管72が一体的に突出し、またサドル71の湾曲した裏面に電熱線2が所定間隔で渦巻状に埋設された電気融着式分岐管継手7が使用されている。従来、この電気融着式分岐管継手は、合成樹脂シートの片面に電熱線2が渦巻状に巻回された電熱マットを折り曲げて下金型にセットしたのち、該下金型と上金型との間に形成したキャビテイ内に溶融樹脂を射出して成形していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この分岐管継手7のサドル71を本管Pの外周面に押し付けて融着接合するとき、電熱線2が発熱するとサドル71が軟化して外周側に反り返り、サドル71の湾曲面と本管Pの外周面との間に隙間Aが発生することがあった。この現象は、射出成形の際に下金型の凸状湾曲面に沿うように湾曲させた電熱線2のバネ復元性によってサドル71が外周側に反り返るものと考えられるが、図8に示した如く、サドル71の湾曲面の外周縁と本管Pの外周面との間に隙間Aが発生すると、本管Pの外周面が十分に溶融されないため、強固な融着接合が得られなかった。
【0004】
本発明はかかる課題を解決したものであって、電熱線が発熱してサドルの湾曲面が溶融したとき、サドルの湾曲面と本管の外周面とが緊密に密着して強固な融着接合が得られる電気融着式分岐管継手の製法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、略半円弧状の凸状湾曲面を有する下金型と、上金型との間に形成したキャビテイ内に溶融樹脂を射出してサドルの湾曲面に電熱線が埋設された電気融着式分岐管継手を製造するにあたり、前記下金型の凸状湾曲面を基準値よりも1〜3%小さい曲率半径に形成し、該凸状湾曲面に沿って合成樹脂シートの片面に電熱線が渦巻状に巻回された電熱マットをセットしたのち、該下金型と上金型との間に形成したキャビテイ内に溶融樹脂を射出する。次いで、金型を型開きして取り出した分岐管継手が軟化状態にある間に、サドルの湾曲側の両端を押圧してサドルの湾曲面の曲率半径を基準値よりも3〜5%小さい曲率半径に形成したまま硬化させることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施形態】
以下、本発明の実施例を図面にて詳細に説明する。
図1は本発明で使用する電熱マットの平面図、図2は図1のXーX線断面図、図3は電熱マットを金型内にセットした状態の断面図、図4は図3のYーY線断面図、図5は金型を型開きして取り出した分岐管継手の断面図、図6は分岐管継手のサドルの湾曲側の両端を押圧してサドルの湾曲面を基準値よりも若干小さい曲率半径に成形する工程の断面図である。図中1はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の合成樹脂からなる肉薄シート、2は電熱線、3は端子ピンであって、1aは電熱マットである。
【0007】
合成樹脂シート1はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の肉薄シートからなるものであって、そのほぼ中央部には貫通孔11が設けられており、該貫通孔11を中心にしてシート1の表面に渦巻状の溝12が設けられている。渦巻状の溝12にはニクロム線等の電熱線2が嵌合しており、該溝12の内周端及び外周端から引き出した電熱線2の両端部に端子ピン3が接続している。
【0008】
前記渦巻状の溝12のピッチは電熱線2の線径等に応じて適宜設定することができる。例えば、線径が0.3〜1.5mmの電熱線2を使用する場合には、溝12のピッチを0.6〜5.0mmの範囲で適宜設定し、溝12の幅及び深さを電熱線2の線径とほぼ同一乃至はこれより若干大き目に形成するとよい。
【0009】
この電熱マット1aを用いて各種サイズの電気融着式分岐管継手を射出成形するとき、まず電熱マット1aを略半円弧状の凸状湾曲面を有する下金型4に載置すると共に、該下金型4の湾曲面に沿わせて電熱マット1aが位置ずれしないようにセットする。このとき、下金型4の湾曲面は、電気融着式分岐管継手が接続される本管Pの曲率半径Rを基準値とするとき、この曲率半径Rよりも若干小さい曲率半径Rーαに形成されている。尚、数値αは本管Pの曲率半径Rに応じて適宜設定することができるが、実験によればαを基準値Rの1〜3%に設定すると、良好な結果が得られることが判明した。
【0010】
そこで、下金型4を上金型5で覆うと共に、電熱線2の両端部に接続した端子ピン3に端子保持プラグ51を装着し、それぞれの端子保持プラグ51,51を上金型5に設けた保持孔52に嵌挿する。図4に示した如く、上金型5は割型5a,5bからなる半割構造となっており、該割型5a、5bの型合わせ面に設けられた保持孔52に端子保持プラグ51を挟み込んで端子ピン3を固定する。
【0011】
この様にして下金型4と上金型5との間に電熱マット1aをセットすると共に、コア金型6を垂下させて型閉めする。そこで、ゲート53からキャビテイ内にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の溶融樹脂を射出する。すると、キャビテイ内に充満した溶融樹脂が下金型4上に載置されている電熱マット1aの上面と一体的に融着接合する。
【0012】
そこで、上下金型4,5とコア金型6を型開きして成形品を取り出すと共に、端子ピン3から端子保持プラグ51を引き抜く。すると、図5に示した如く、略半円弧状に湾曲したサドル71の上面から分岐管72が一体的に突出し、サドル71の湾曲した裏面に電熱線2が埋設された電気融着式分岐管継手7が得られる。分岐管継手を金型から取り出すと、サドル71は外周側に反り返って拡径し、サドル71の湾曲面の曲率半径は本管Pの曲率半径Rよりも若干大きいR+βとなる。尚、βの値はサドル71の肉厚や樹脂材料によって多少相違するものの、通常は本管Pの曲率半径Rの3〜5%程度となる。
【0013】
次に、前記分岐管継手7を押圧装置8にセットし、図6に示した如く分岐管継手7のサドル71が軟化状態にある間にサドル71の湾曲側の両端を押圧して、サドル71の湾曲面を基準値Rよりも若干小さい曲率半径Rーγに縮径しながら冷却する。数値γはサドル71の肉厚や本管Pの曲率半径Rに応じて適宜設定することができるが、一般にはγを本管Pの曲率半径Rの3〜5%に設定して硬化させるとよい。
【0014】
この様にして得られた電気融着式分岐管継手7を合成樹脂製本管Pに接続する際、サドル71の湾曲面を本管Pの外周面に押し付ける。このとき、サドル71の湾曲面は本管Pの曲率半径Rよりも若干小さいため、サドル71の湾曲面は本管Pの外周面に緊密に密着せず、サドル71の湾曲面の中央と本管Pの外周面との間に若干の隙間が発生する。そこで、電熱線2に通電して発熱させると、サドル71は軟化して外周側に反り返り、拡径しょうとする。ところが、分岐管継手7のサドル71には射出成形時の形状が記憶されているため、サドル71の湾曲面は本管の曲率半径Rとほぼ等しい曲率半径に復元して収縮する。この結果、サドル71の湾曲面と本管Pの外周面とが緊密に密着したまま溶融し、両者が強固に融着接合する。
【0015】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明は分岐管継手を射出成形する際に、サドルの湾曲面の曲率半径を本管の曲率半径よりも小さくして復元性を付与したので、この分岐管継手を本管に融着接合するとき、電熱線が発熱してサドルが軟化したとき外周側に反り返って拡径しょうとする力が射出成形時の復元性によって相殺される。この結果、サドルの湾曲面と本管の外周面とが緊密に密着し、両者の接合面が均一に溶融して強固な融着接合が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明で使用する電熱マットの平面図である。
【図2】図2は図1のXーX線断面図である。
【図3】図3は電熱マットを金型内にセットした状態の断面図である。
【図4】図4は図3のYーY線断面図である。
【図5】図5は金型を型開きして取り出した分岐管継手の断面図である。
【図6】図6は分岐管継手のサドルの湾曲側の両端を押圧してサドルの湾曲面を基準値よりも若干小さい曲率半径に成形する工程の断面図である。
【図7】図7は従来の電気融着式分岐管継手を本管に接続する状態を示す半断面図である。
【図8】図8は図7に示したは接続状態の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1a 電熱マット
1 合成樹脂シート
2 電熱線
3 端子ピン
4 下金型
5 上金型
6 コア金型
7 電気融着式分岐管継手
Claims (1)
- 略半円弧状の凸状湾曲面を有する下金型(4)と、上金型(5)との間に形成したキャビテイ内に溶融樹脂を射出してサドル(71)の湾曲面に電熱線(2)が埋設された電気融着式分岐管継手を製造するにあたり、
前記下金型(4)の凸状湾曲面を基準値よりも1〜3%小さい曲率半径に形成し、該凸状湾曲面に沿って合成樹脂シート(1)の片面に電熱線(2)が渦巻状に巻回された電熱マット(1a)をセットしたのち、該下金型(4)と上金型(5)との間に形成したキャビテイ内に溶融樹脂を射出し、
次いで、金型を型開きして取り出した分岐管継手(7)が軟化状態にある間に、サドル(71)の湾曲側の両端を押圧してサドル(71)の湾曲面の曲率半径を基準値よりも3〜5%小さい曲率半径に形成したまま硬化させることを特徴とする電気融着式分岐管継手の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24438696A JP3593426B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 電気融着式分岐管継手の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24438696A JP3593426B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 電気融着式分岐管継手の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1089581A JPH1089581A (ja) | 1998-04-10 |
JP3593426B2 true JP3593426B2 (ja) | 2004-11-24 |
Family
ID=17117914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24438696A Expired - Fee Related JP3593426B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 電気融着式分岐管継手の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3593426B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6009031B2 (ja) * | 2015-04-30 | 2016-10-19 | 株式会社クボタケミックス | 融着インナーの製造方法および分岐サドル継手の製造方法 |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP24438696A patent/JP3593426B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1089581A (ja) | 1998-04-10 |
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Legal Events
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