JP3592185B2 - パルス発生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エンジンの回転速度などを検出するためのパルス発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車においても、各種の電子制御装置が搭載される。これら制御装置においては、制御のパラメータとしてエンジンの回転速度などを検出するためのパルス発生装置が備えられる。パルス発生装置は、回転体と一体に回転する円盤状のパルスプレートと、その外周部に形成の突起(またはスリット)に対向する固定側の電磁ピックアップ(または光電ピックアップ)と、からなり、電磁ピックアップがパルスプレートの突起に反応し、回転体の回転速度に応じたパルス幅の信号を出力する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなパルス発生装置において、円盤状のパルスプレートは、回転体にこれと同軸的に取り付けられる。従来は、パルスプレートの位置決めに専用部品(ノックピン)が用いられ、また固定に専用ボルトが使われるので、組み付けに手間が掛かり、車種に応じてパルスプレートが多様化する場合、部品管理も面倒という不具合があった。また、パルスプレートは、突起(またはスリット)の加工費など原価低減を促進するため、薄肉の金属板からプレス加工により一体成形されるが、回転体がシャフトであり、その雄ネジ部の外周に挟持するような取付状態の場合、薄肉のパルスプレートの内径部がネジ溝に入り込んだりするため、回転体に対する芯出しが難しくなる(芯出しにズレを生じると、突起を検出できない場合もある)ことが考えられる。言い換えれば、パルスプレートの肉厚は、ネジ溝の幅以上に確保しなければならず、突起(またはスリット)の加工費など原価低減を大きく制約する要因となる。
【0004】
この発明は、このような不具合を改善するための有効な対策手段の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明では、ギヤの回転軸と一体に回転する円盤状のパルスプレートと、その外周部に形成の突起またはスリットに対向する固定側の電磁ピックアップまたは光電ピックアップと、を備えるパルス発生装置において、円盤状のパルスプレートは、突起またはスリットを形成する比較的薄肉の板金部品と、その芯出し用の内径部分を形成する所定肉厚の板金部品と、からなり、これらを重ね合わせて一体化すると共に、比較的薄肉の板金部品の内径部に位置決め用の突片を切り起こし加工する一方、この突片をギヤと回転軸とのキー溝に係合した状態でギヤの固定ナットによってパルスプレートを回転軸に共締めしたことを特徴とする。
【0006】
第2の発明では、第1の発明に係る比較的薄肉の板金部品に所定肉厚の板金部品を一体化するべく、これらの重ね合わせ面のうち、比較的薄肉の板金部品に凸部をプレス加工する一方、所定肉厚の板金部品に凸部の嵌合する穴を打ち抜き加工すると共に、穴との嵌合状態において凸部を拡径するようなカシメ部を設けたことを特徴とする。
【0007】
第3の発明では、第1の発明に係る位置決め用の突片において、その根本の曲がりの内側面に線条の凹部を打刻したことを特徴とする。
【0010】
【発明の効果】
第1の発明では、所定肉厚の板金部品が芯出し用の内径部を形成するので、突起またはスリットを備える板金部品については、その肉厚がギヤの固定ナットに螺合するネジ溝の幅以上という制約を受けることがないため、板金部品の薄肉化により突起またはスリットの加工費など原価低減を最大限に促進できるようになる。
【0011】
パルスプレートは比較的薄肉の板金部品に一体成形の突片を備えるため、回転軸へ取る付ける際において、突片をギヤのキー溝に係合することにより位置決めがなされるため、別体の位置決め専用部品(ノックピン)が不要となり、部品点数の削減からも原価低減を促進できる。また、パルスプレートは、ギヤの固定ナットに拠る共締めになるため、これを回転軸に固定する専用部品(ボルト)も不要となり、原価低減をさらに促進できる
【0012】
第2の発明では、凸部の穴への嵌合および凸部のカシメ部により、比較的薄肉の板金部品に所定肉厚の板金部品が一体化されるため、2つの板金部品が別体の場合に較べると、パルスプレートの回転体への組付作業性が向上する。比較的肉厚の板金部品に穴を、比較的薄肉の板金部品に凸部を、それぞれ形成しておき、薄肉側の凸部を厚肉側の穴にカシメるようにしたので、比較的薄肉の板金部品に所定肉厚の板金部品を容易かつ確実に一体化できる
【0013】
第3の発明では、線条の凹部を打刻することにより、突片が直角に切り起こされるようになり、突片の根本内側に曲げRを生じないため、この曲げRに妨げられることなく、パルスプレートを回転体に隙間(曲げRの乗り上げにより生じる)なく、適確な組み付けが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1はエンジンのカムシャフトにおいて、その端部にパルス発生装置を組み付ける適用例を表すものであり、カムシャフト1の端部に小径部2および雄ネジ部3がジャーナル4と同軸上に形成される。小径部2にカムギヤ5(カムシャフト・タイミングギヤ)が嵌合され、これらの相対回転を規制するため、キー溝6にキー7が係合される。雄ネジ部3に円盤状のパルスプレート8が嵌合され、カムギヤ5の固定(締付)用ナット9を雄ネジ部3に螺合することにより、カムギヤ5と一緒に共締めされる。
【0016】
パルスプレート8は、その外周部に複数の突起10(またはスリット)が形成される。そして、図示しない電磁ピックアップ(または光電ピックアップ)が、ギヤケース11において、パルスプレート8の外周部(突起10)に対向する配置状態に固定され、カムシャフト1が回転すると、これと一体に回転するパルスプレート8の突起10に反応し、その回転速度に応じたパルス幅の信号を出力する。12はブロック面、14はスペーサ、15はワッシャ、であり、ギヤケース11の開口部(雄ネジ部3の先端が突出する)にこれを塞ぐキャップ(図示せず)が取り付けられる。
【0017】
図2,図3にも示すように、パルスプレート8は、複数の突起10を形成する比較的薄肉の板金部品20(プレス加工部品)と、その芯出し用の内径部分を形成する所定肉厚の板金部品30(プレス加工部品)と、から形成される。比較的薄肉の板金部品20は、その中心に軸穴21が開口され、穴21の周囲が平坦に広がり、複数の突起10を備える外周部を電磁ピックアップ側へ接近させるよう、平坦な中央側との間に傾斜部22が設けられる。軸穴21の周囲が所定肉厚の板金部品30との重ね合わせ面24に形成され、その回りに軽量化を図るための複数の円形穴23が同心円上で等間隔に開口される。
【0018】
重ね合わせ面24においては、その背面を凹ませることにより1対の凸部25が形成される。また、位置決め用にカムギヤ5のキー溝6に係合する突片27が、軸穴21の形成と同時に背面側へ切り起こし加工される。突片27の根本内側に曲げRが生じるのを抑えるため、図5のように突片27の根本の曲がりの内側面に線条の凹部28が打刻される。所定肉厚の板金部品30はこの場合、少なくともカムシャフト1の雄ネジ部3におけるネジ溝の幅よりも肉厚の円盤に形成され、その中心に板金部品20の軸穴21よりも小径(カムシャフト1の雄ネジ部3の外径と略同一)の軸穴31が開口される。また、板金部品20の凸部25に対応する穴32が開口され、板金部品30は穴32に凸部25を嵌合して板金部品20と同軸上に重ね合わせた状態において、図4のように凸部25の頭を拡径するようにカシメ部29を形成することにより一体化される。
【0019】
このような構成により、所定肉厚の板金部品30が芯出し用の内径部を形成するので、突起10を備える板金部品20については、その肉厚がカムシャフト1の雄ネジ部3におけるネジ溝の幅以上が必要という制約を受けないため、板金部品20の薄肉化により突起10の加工費など原価低減を最大限に促進できる。所定肉厚の板金部品30は、別体でなく、比較的薄肉の板金部品20に一体化されるため、パルスプレート8のカムシャフト1への組付作業性を良好に確保できる。また、薄肉側の凸部25を厚肉側の穴32にカシメるようにしたので、比較的薄肉の板金部品20に所定肉厚の板金部品30を容易かつ確実に一体化できる。
【0020】
パルスプレート8は比較的薄肉の板金部品20に一体成形の突片27を備えるため、カムシャフト1へ取り付ける際において、突片27をカムギヤ5のキー溝6に係合することにより位置決めがなされるため、別体の位置決め専用部品(ノックピン)が不要となり、部品点数の削減からも原価低減を促進できる。また、パルスプレート8は、カムギヤ5の固定ナットに拠る共締めになるため、これをカムシャフト1に固定する専用部品(ボルト)も不要となり、原価低減をさらに促進できる。突片27の曲がりの内側面に線条の凹部28を打刻することにより、突片27が直角に切り起こされるようになり、突片27の根本内側に曲げRを生じないため、この曲げRに妨げられることなく、パルスプレート8をカムギヤ5に隙間(曲げRの乗り上げにより生じる)なく適確に締め付け可能となる。
【0021】
図6,図7は別の実施形態として、パルスプレート8における比較的薄肉の板金部品20を表すものであり、板金部品20の剛性を高めるため、重ね合わせ面24と突起10を備える外周部との間にリブ形状部40が形成され、その内側に軽量化の円形穴23が開口される。他の構成は、図2,図3と同様のため、同じ部位に同じ符号を付け、重複説明は省略する。
【0022】
なお、この発明は、カムシャフト1への適用に限定されるものでなく、回転速度などを検出するパルス発生装置としてあらゆる回転体に広く適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を表すカムシャフトへの組付状態の断面図である。
【図2】同じくパルスプレートの正面図である。
【図3】同じくパルスプレートのD−D断面図である。
【図4】同じく一部拡大断面図である。
【図5】同じく一部拡大断面図である。
【図6】別の実施形態を表す板金部品の正面図である。
【図7】同じくE−E断面図である。
【符号の説明】
1 カムシャフト
3 雄ネジ部
5 カムギヤ
6 キー溝
8 パルスプレート
9 固定用ナット
10 突起
20,30 板金部品
21,31 軸穴
24 重ね合わせ面
25 凸部
27 突片
28 線条の凹部
29 カシメ部
32 嵌合穴

Claims (3)

  1. ギヤの回転軸と一体に回転する円盤状のパルスプレートと、その外周部に形成の突起またはスリットに対向する固定側の電磁ピックアップまたは光電ピックアップと、を備えるパルス発生装置において、円盤状のパルスプレートは、突起またはスリットを形成する比較的薄肉の板金部品と、その芯出し用の内径部分を形成する所定肉厚の板金部品と、からなり、これらを重ね合わせて一体化すると共に、比較的薄肉の板金部品の内径部に位置決め用の突片を切り起こし加工する一方、この突片をギヤと回転軸とのキー溝に係合した状態でギヤの固定ナットによってパルスプレートを回転軸に共締めしたことを特徴とするパルス発生装置。
  2. 比較的薄肉の板金部品に所定肉厚の板金部品を一体化するべく、これらの重ね合わせ面のうち、比較的薄肉の板金部品に凸部をプレス加工する一方、所定肉厚の板金部品に凸部の嵌合する穴を打ち抜き加工すると共に、穴との嵌合状態において凸部を拡径するようなカシメ部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のパルス発生装置。
  3. 位置決め用の突片において、その根本の曲がりの内側面に線条の凹部を打刻したことを特徴とする請求項1に記載のパルス発生装置。
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