JP3592089B2 - 回転電気機械 - Google Patents
回転電気機械 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3592089B2 JP3592089B2 JP20430198A JP20430198A JP3592089B2 JP 3592089 B2 JP3592089 B2 JP 3592089B2 JP 20430198 A JP20430198 A JP 20430198A JP 20430198 A JP20430198 A JP 20430198A JP 3592089 B2 JP3592089 B2 JP 3592089B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- heat
- shrinkable tube
- electric machine
- main shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転電気機械に係り、特に永久磁石を利用した直流電動機及び発電機、又は水中モータポンプ等の電動機内部にポンプの取扱液が循環する形式の回転電気機械等に好適な回転子の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
直流電動機及び発電機等の回転電気機械においては、固定子スロットに巻線を配置し、固定子内周面に回転磁界を形成する。そして回転子外周面に例えば永久磁石を配置することにより、上述の固定子の生成する回転磁界に同期して回転子が回転する。
【0003】
ところで、水中モータポンプ等には、一般にかご型の回転子を用いた誘導電動機が使用されている。このような誘導電動機においては取扱液(例えば水)がポンプ内のみならず電動機内部を循環することにより電動機内部の冷却及び軸受の潤滑等が行われる。このような誘導電動機においては、固定子の鉄心にスロットを設け、そのスロット内に巻線を配置することにより固定子内周面に回転駆動磁界が形成される。回転子は主軸に固定された電磁鋼板等からなる鉄心と、その鉄心の外周部のスロットに埋設された導体バーと、この導体バーの両端面を相互にリング状に接続するエンドリング等から構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した永久磁石型の回転子を用いた回転電気機械においては、永久磁石は回転子の外周に接着等の手段により取り付けられている。しかしながら、近年永久磁石の磁力が強くなり、固定子に接着した後に着磁された永久磁石は、固定子内に装着するための組立中に、他の部品や工具とぶつかり易くなるため、永久磁石の一部が欠けたりひび割れ等の損傷を起こす場合がある。
【0005】
又、永久磁石が回転子内周面に正確に接着されていないと、運転中に作用する遠心力や回転子の温度上昇により、永久磁石の接着がはがれ、永久磁石が飛散することもおこり得る。又、永久磁石が腐食性ガスの雰囲気下に置かれた場合には、経年的に永久磁石の特性が劣化して、磁力が低下したり、磁石の接着の機械的強度も低下する等の問題があり、同様に回転子から永久磁石が脱離する等の問題を起こすこともある。
【0006】
このような問題に対処するためには、従来、永久磁石の外周にテープを巻き付けたり、非磁性金属薄板のキャンで被覆して密閉する方法が用いられてきた。しかしながら、回転子の周囲に永久磁石の脱離を防止するためにテープを巻き付ける方法では、テープがはがれやすく、又固定子と回転子との間の空隙が小さいために作業自体が困難であるという問題がある。又、金属薄板のキャンで覆う方法は、その作業工程が増加して、材料コストもかかるため製造コストも高価となり、且つ磁束の変化がキャンの部分で生じるので、これにより渦電流が発生し発熱する等の問題点があった。
【0007】
又、水中モータポンプ等に用いられる誘導型の回転子においては、回転子外周部に装着された二次導体が、ポンプの取扱液である水や溶存酸素等と反応して、水素ガス等を発生して腐食し、更に又発生したガスにより取扱液で潤滑している軸受に悪影響を及ぼし、軸受の焼き付き等の問題を起こすこともある。
【0008】
係る問題に対して、回転子の外表面を塗装したり、金属薄板からなるキャンで、被覆して密閉する方法も取られている。しかしながら、いずれも製造コストを高くするか電動機の安定性を損なうものであり、塗装の場合には二次導体の熱膨張によりはがれやすく、又金属キャンの封止による場合には、発生する渦電流により更に温度上昇を引き起こす等の問題があった。
【0009】
本発明は、上述の事情に鑑みて為されたもので、簡便にして且つ確実な手段により回転子を保護し、これにより信頼性が高く且つ低コストで製造可能な回転電気機械を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、回転磁界を生成する巻線を備えた固定子と、該固定子の回転磁界により回転する主軸に配設した回転子とを備えた回転電気機械において、前記回転子の外周をプラスチック製の熱収縮チューブで覆ったことを特徴とするものである。
【0011】
上述した本発明によれば、プラスチック材料の熱収縮チューブを回転子の外周に被覆するので、これにより回転子外周部を機械的に保護すると共に、回転子を取り巻く腐食性ガス或いは水中に溶存する酸素等の腐食性成分から保護することができる。プラスチック製の熱収縮チューブは、金属キャン程度に薄く被覆することで回転子外周を保護することができ、機械的な強度及び化学的な腐食性の雰囲気に対する耐性も充分である。そして、熱収縮チューブは、その材料が比較的低コストで入手が可能で、且つ回転子外周に容易に装着することができるので、従来のテープ巻き或いは金属キャンによる封止に比較して、経済的で簡便且つ確実に被覆を行うことができる。
【0012】
また、本発明は、前記回転子の両端面を更にプラスチック製の熱収縮チューブで覆い、更に主軸外周と接着して密封したことを特徴とするものである。これにより回転子外周面のみならず、回転子の両端面を含めた全体を保護することができる。
【0013】
また、本発明は、前記回転子はその外周に周設した永久磁石を備え、該永久磁石の磁極面が前記熱収縮チューブで被覆されていることを特徴とするものである。このような熱収縮チューブは、回転子外周面に配設された永久磁石を被覆することにより、製造時の永久磁石の損傷を低減し、腐食性雰囲気下で使用しても経年的な変化が少なく、且つ永久磁石の接着力が弱くなっても、回転子からの脱離を防止することが可能となる。
【0014】
また、本発明は、回転磁界を生成する巻線を備えた固定子と、該固定子の回転磁界により回転する主軸に配設した回転子とを備えた回転電気機械において、前記回転子はその外周部に導体を備えた誘導型回転子であり、該回転子の外周面と前記回転子の両端面とが熱収縮チューブで被覆されていることを特徴とするものである。
【0015】
上述した本発明によれば、エンドリング等の導体を含む回転子外周がプラスッチック製の熱収縮チューブで被覆されるので、ポンプ取扱液が内部に流通する形式の電動機においても、回転子外周が直接取扱液と接触しなくなる。これにより回転子外周面に配置された導体又は鉄心がポンプの取扱液である水や溶存酸素等と反応して水素ガス等を発生して腐食するという問題が防止される。又この導体の腐食という問題が起こらないので、ポンプの取扱液で潤滑している軸受に悪影響を及ぼすという問題がない。又、熱収縮チューブは金属薄板のキャンと同程度に薄くても十分な機械的な強度を有するので、剥離等の問題を生ぜず、信頼性が高いものとすることができる。又、金属薄板からなるキャンと異なり、渦電流が生じないので、これにより発熱するという問題が起こらない。
【0016】
また、本発明は、前記回転子の両端面の前記導体を接続するエンドリングの内周と前記主軸外周との間に形成される空間をスペーサを用いて閉塞し、前記熱収縮チューブと該スペーサ、及び該スペーサと主軸とをそれぞれ接着することにより前記回転子を前記熱収縮チューブにより密封したことを特徴とするものである。
【0017】
回転子端部の2次導体を接続するエンドリングと主軸との間には空間ができるので、このポンプの取扱液の圧力が高い場合には、熱収縮チューブが破れる可能性がある。このため、エンドリング内周面と主軸との間の空間にスペーサを配置し、熱収縮チューブをこのスペーサに接着し、又スペーサと主軸外周面との間を接着により密閉することで、ポンプ取扱液の圧力が高くなっても熱収縮チューブが破れるという問題が生じない。
【0018】
また、本発明は、前記熱収縮チューブが透明であり、その内部が透視可能であることを特徴とするものである。これにより例えば製造中に永久磁石が損傷するような場合があっても、これを外部から目視確認することが可能となり、必要な対応策をとることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
【0020】
図1は、本発明に関連する回転子の軸方向に沿った断面構造を示し、図2はそのX−X線に沿った断面構造を示す。主軸1には電磁鋼板からなるロータヨーク2が固着され、更にその外周に永久磁石3が周設されている。即ち、ロータヨーク2は焼ばめ等の手段で主軸1に固着され、そのロータヨ−ク2の外周に接着等の手段で永久磁石3が固着されている。この図示の例では永久磁石3は中空円筒形状で、軸方向に3分割されている。又図示の例では永久磁石3は円周方向に沿って4極に着磁されており、図示しない固定子の4極の回転磁界に同期して回転するように貼着されている。
【0021】
永久磁石3は、通常、ロータヨーク2に接着材を用いて固定された後に着磁される。図示の例のように4極に着磁したとすると、軸方向には同極同士が着磁され、3分割されたそれぞれの永久磁石3間に反発力が働いている。
【0022】
永久磁石3の外周面から回転子の両端面2a,2aにかけて熱収縮チューブ4が収縮固着され、回転子の両端面2a,2aにおいてはロータヨーク2に熱収縮チューブ4が被さるように収縮されて固定されている。この熱収縮チューブ4は、例えばポリビニール系又はポリオレフィン系のプラスチック材により構成されている。熱収縮チューブ4の厚みは、0.15〜0.3mm程度であり、従来の薄板金属を用いたキャンの厚さと同等であり、固定子・回転子間の狭い空隙(0.5〜1.0mm)においても十分に余裕を持って使用することができる。
【0023】
熱収縮チューブとは、例えば放射線架橋ポリオレフィン等の材料を用いた樹脂製のチューブであり、絶縁・防水等の目的に広く使用されている。このチューブは被覆対象物の外径よりも少し大きな内径の原料チューブを用い、これを被覆対象物に被せた後に、ドライヤ等を用いて原料チューブの外周を加熱する。これにより原料チューブが径方向に収縮して、被覆対象物に密着する。原料チューブの内面に予め接着剤が塗布されたものもあり、この場合には加熱により接着剤が溶けて収縮後にチューブを被覆対象物に接着する。
【0024】
この熱収縮チューブ4の材料は市販されており、容易に入手が可能である。そしてプラスチック系の材料から構成されているため、十分な機械的強度と腐食性雰囲気に対する耐性とを備えている。このため回転子が回転中に、例えば永久磁石3をロータヨーク2に固定する接着材がはがれても、上述した反発力により分割されたマグネットピースが回転子から飛び出して破損することを防止することができる。
【0025】
又、電動機等の回転機械を組み立てる際に、回転子を円筒状の固定子内周面に装着する必要があるが、この時永久磁石と固定子鉄心とが強力な磁力の故に吸引して接触することがよくある。この時、永久磁石3の磁極面が熱収縮チューブ4により被覆され保護されていると、吸引力が働きぶつかっても熱収縮チューブにより保護されているため、熱収縮チューブの表面で滑り易く永久磁石に加わる衝撃力が弱められ、永久磁石が損傷し難くなる。又、永久磁石と固定子鉄心とが衝突する際に永久磁石にひび割れ或いは欠け等の損傷が発生する場合もあるが、このような場合にも熱収縮チューブ4の存在により永久磁石の欠けた部分が飛散することを防止することができる。
【0026】
更に熱収縮チューブが透明であると、永久磁石が仮に欠けていても目視により、製造段階でこの不具合を発見することができる。このことは、従来の技術で説明したように例えば金属薄板のキャンで永久磁石を被覆してしまうと、永久磁石が破損しているかどうかを目視で発見できず、後に経年的な特性の変動が生じる場合があるが、このような問題点を事前に製造段階で見つけだすことが可能となる。
【0027】
更に、図示するように永久磁石部分が熱収縮チューブにより密閉されているので、回転子を腐食性のガス雰囲気下で使用しても、永久磁石3又はロータヨーク2の腐食という問題が生じない。これにより永久磁石による回転子の磁気特性が径年的な変化を生ぜず、回転電気機械の信頼性を向上させることができる。
【0028】
図3は、本発明の第1の実施形態の回転子の縦断面構造を示す。この場合は、熱収縮チューブ4を回転子外周を被覆し、更に回転子両端面を被覆し、主軸1の外周1aと接着等の手段により固定したものである。従って、外周面に永久磁石3を貼設した電磁鋼板等からなるロータヨーク2が完全に熱収縮チューブ4に密封され、その周囲に腐食性ガスが存在していても、電磁石3及びロータヨーク2がこの腐食性ガスに接触せず、腐食の問題が生じない。
【0029】
図4は、本発明の第2の実施の形態の回転子の縦断面構造を示し、図5は図4のY−Y線に沿った断面構造を示す。この回転子はかご型の誘導型回転子であり、主軸11の外周に電磁鋼板からなるロータヨーク12が固着され、ロータヨ−ク12の外周にはスロットが配設され、スロット内にアルミ等からなる導体棒16aが埋設されている。導体棒16aはこの例では回転子両端面12a,12aの外側で同様にアルミ材からなるエンドリング16bに接続して固着されている。
【0030】
そして熱収縮チューブ14は、導体棒が埋設されたロータヨーク12の外周面を被覆すると共に、ロータヨーク端面12aから突出するエンドリング16bの外周及び端面を被覆し、更に主軸11の外周面に固着されている。従って、ロータヨーク12及びエンドリング16bを含めた導体部分が完全に熱収縮チューブ14に被覆され密閉されている。
【0031】
このため、この回転子を水中モータポンプ等の取扱液が回転子の周囲に流通する構造に用いる場合においても、ロータヨーク12及び導体部分16bが熱収縮チューブ14により完全に周囲の液体から遮蔽される。従って、従来のようにポンプの取扱液によりロータヨーク12又は導体部分16a,16bに腐食等の生じることがない。
【0032】
上述したように、熱収縮チューブは簡単に被覆することができるので、従来の塗装や薄板金属を用いたキャンによる封止に比べて簡便且つ確実にロータヨーク12及び導体部16a,16b等の腐食等の問題を防止することができる。
【0033】
図6は、図4に示す回転子の変形例を示す図である。導体であるエンドリング部分16bと主軸11との間には図4に示すように空間17が形成される。このため、ポンプの取扱液の圧力が高い場合には、熱収縮チューブ14が破れる場合がある。このため、図6に示すようにエンドリング16bの内周と主軸との間にスペーサ18を接着により固定し、熱収縮チューブ14の端部14aをスペーサ18の外周面に接着する。従って、ポンプの取扱液の圧力が高くなっても、熱収縮チューブ14が破損する等の問題が生じない。
【0034】
これによりロータヨーク12及びエンドリング部分16aを含む2次導体が完全に熱収縮チューブ14内に密閉され、回転子周囲に水や溶存酸素等が存在しても、これと反応して水素ガス等を発生して腐食が進行し、又発生したガスにより取扱液が潤滑している軸受に悪影響を及ぼす等の問題が防止される。
【0035】
尚、上述の説明は、永久磁石型及びかご型の回転子を有する回転電気機械についてのものであるが、他の型式の回転子を有する回転電気機械についても同様に適用できることは勿論である。
【0036】
又、電動機・発電機に限らず、例えばマグネットカップリング装置等にも適用が可能である。マグネットカップリング装置は、例えば同軸状に二重円筒の回転軸を設け外側の回転軸の内周面と内側の回転軸の外周面にそれぞれ永久磁石を周設する。これにより、外側の回転軸が回転すると、内側と外側とのカップリングにより、内側の回転軸がこれに同期して回転する。係る装置においても、内周側の回転軸の永久磁石磁極面の保護に熱収縮チューブを被覆して用いることができる。
【0037】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明によれば、熱収縮チューブを回転子の外周及びその端部まで被覆することにより、従来の塗装、テープ巻き、金属キャンによる封止等の方法よりも、簡単な作業で確実に回転子を密閉し保護することができる。
【0038】
又、熱収縮チューブはプラスッチック材を用いたもので伸縮性も良好であるので、運転中の2次導体の熱膨張により破損することもなく、従来の塗装等による方法と比較してはがれ難く長時間の使用に対して極めて安定性が高い。
【0039】
このように熱収縮チューブを使用することにより、従来の金属キャンを用いた密封封止に対して運転中の磁束の変化による渦電流の発生もなく、又、発熱による温度上昇という問題が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関連する回転子の回転軸に沿った断面を示す図である。
【図2】図1のX−X線に沿った断面を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の回転子の回転軸に沿った断面を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の回転子の回転軸に沿った断面を示す図である。
【図5】図4のY−Y線に沿った断面を示す図である。
【図6】図4に示す実施の形態の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1,11 主軸
2,12 ロータヨーク
2a ロータ端面
3 永久磁石
4,14 熱収縮チューブ
5 接着剤
16 2次導体棒
16a エンドリング
17 空間部
18 スペーサ
Claims (6)
- 回転磁界を生成する巻線を備えた固定子と、該固定子の回転磁界により回転する主軸に配設した回転子とを備えた回転電気機械において、前記回転子の外周と、前記回転子の軸方向両端面とをプラスチック製の熱収縮チューブで覆い、更に該プラスチック製の熱収縮チューブを主軸外周と接着して前記回転子を密封したことを特徴とする回転電気機械。
- 前記回転子はその外周に周設した永久磁石を備え、該永久磁石の磁極面が前記熱収縮チューブで被覆されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電気機械。
- 回転磁界を生成する巻線を備えた固定子と、該固定子の回転磁界により回転する主軸に配設した回転子とを備えた回転電気機械において、前記回転子はその外周部に導体を備えた誘導型回転子であり、該回転子の外周面と、前記回転子の軸方向両端面とをプラスチック製の熱収縮チューブで覆い、更に該プラスチック製の熱収縮チューブを主軸外周と接着して前記回転子を密封したことを特徴とする回転電気機械。
- 前記回転子の両端面の前記導体を接続するエンドリングの内周と前記主軸外周との間に形成される空間をスペーサを用いて閉塞し、前記熱収縮チューブと該スペーサ、及び該スペーサと主軸とをそれぞれ接着することにより前記回転子を前記熱収縮チューブにより密封したことを特徴とする請求項3に記載の回転電気機械。
- 前記熱収縮チューブが透明であり、その内部が透視可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の回転電気機械。
- モータポンプの電動機内部にポンプの取扱液が循環する回転電気機械において、前記電動機の回転子の外周と、前記回転子の軸方向両端面とをプラスチック製の熱収縮チューブで覆い、更に該プラスチック製の熱収縮チューブを主軸外周と接着して前記回転子を密封したことを特徴とする回転電気機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20430198A JP3592089B2 (ja) | 1998-07-03 | 1998-07-03 | 回転電気機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20430198A JP3592089B2 (ja) | 1998-07-03 | 1998-07-03 | 回転電気機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000023400A JP2000023400A (ja) | 2000-01-21 |
JP3592089B2 true JP3592089B2 (ja) | 2004-11-24 |
Family
ID=16488223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20430198A Expired - Lifetime JP3592089B2 (ja) | 1998-07-03 | 1998-07-03 | 回転電気機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3592089B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024085216A1 (ja) * | 2022-10-20 | 2024-04-25 | 株式会社荏原製作所 | 液化ガス用のポンプ装置 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004023901A (ja) * | 2002-06-17 | 2004-01-22 | Minebea Co Ltd | モータの回転子およびその製造方法 |
US7709988B2 (en) * | 2006-04-07 | 2010-05-04 | General Electric Company | Methods and apparatus for using an electrical machine to transport fluids through a pipeline |
JP2008178229A (ja) | 2007-01-19 | 2008-07-31 | Nippon Densan Corp | モータ |
JP5918941B2 (ja) * | 2011-08-04 | 2016-05-18 | アスモ株式会社 | ロータ及びロータの製造方法 |
DE112015006260T5 (de) * | 2015-03-06 | 2017-11-23 | Mitsubishi Electric Corporation | Rotor für eine elektrische Rotationsmaschine und Herstellungsverfahren für einen Rotor einer elektrischen Rotationsmaschine |
KR102485022B1 (ko) | 2015-10-26 | 2023-01-05 | 엘지이노텍 주식회사 | 로터 코어 조립체, 로터 조립체 및 이를 포함하는 모터 |
-
1998
- 1998-07-03 JP JP20430198A patent/JP3592089B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024085216A1 (ja) * | 2022-10-20 | 2024-04-25 | 株式会社荏原製作所 | 液化ガス用のポンプ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000023400A (ja) | 2000-01-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6700273B1 (en) | Gas transfer machine | |
KR100439716B1 (ko) | 파워스티어링 모터 회전자 | |
US7709987B2 (en) | Magneto rotor | |
JP2010239800A (ja) | 回転電機の回転子およびその製造方法 | |
US20100277024A1 (en) | Low-inertia permanent-magnet electrical machine rotor | |
JP3592089B2 (ja) | 回転電気機械 | |
JP2008160973A (ja) | ロータ及び回転電機 | |
US6969937B1 (en) | Multiple, permanent-magnet rotor for a rotating electrical machine, and a method for producing same | |
JP3969418B2 (ja) | 回転電機 | |
WO2009154035A1 (ja) | インシュレータ、電機子及びモータ | |
JPH02223342A (ja) | 永久磁石付き回転子及びその製造方法 | |
JP2003244903A (ja) | 永久磁石形電動機の製造方法及び圧縮機及び冷凍サイクル装置及び永久磁石形電動機の製造装置及び永久磁石の熱減磁抑制具及び圧力アーム及びコイル保護カバー及び回転子の加熱装置 | |
US11973378B2 (en) | Rotor, motor, fan, air conditioner, and manufacturing method of rotor | |
JP5833885B2 (ja) | 回転電機固定子 | |
JP7486629B2 (ja) | 回転子、電動機、送風機、空気調和装置、及び回転子の製造方法 | |
JP2005312250A (ja) | 永久磁石式回転電機の磁石固定方法 | |
JP2004048851A (ja) | 回転電機 | |
JP2000201444A (ja) | 永久磁石形回転電機 | |
JP3927327B2 (ja) | ハロゲンガスを含むガスレーザ装置 | |
US10103598B2 (en) | Wet-operated armature | |
JP2865092B2 (ja) | 交流発電機 | |
JP2865094B2 (ja) | 交流発電機 | |
WO2000036730A1 (en) | Apparatus and method for reducing noise and vibration in an electromotive device | |
JP2011078175A (ja) | 車両用回転電機 | |
WO2021171556A1 (ja) | 電動機、送風機及び空気調和装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040608 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040803 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040824 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040824 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903 Year of fee payment: 5 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903 Year of fee payment: 5 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903 Year of fee payment: 7 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903 Year of fee payment: 7 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120903 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |