JP2000023400A - 回転電気機械 - Google Patents

回転電気機械

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JP2000023400A
JP2000023400A JP10204301A JP20430198A JP2000023400A JP 2000023400 A JP2000023400 A JP 2000023400A JP 10204301 A JP10204301 A JP 10204301A JP 20430198 A JP20430198 A JP 20430198A JP 2000023400 A JP2000023400 A JP 2000023400A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便にして且つ確実な手段により回転子を保
護し、これにより信頼性が高く且つ低コストで製造可能
な回転電気機械を提供する。 【解決手段】 回転磁界を生成する巻線を備えた固定子
と、該固定子の回転磁界により回転する主軸1に配設し
た回転子2,3とを備えた回転電気機械において、回転
子2,3の外周をプラスチック製の熱収縮チューブ4で
覆った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電気機械に係
り、特に永久磁石を利用した直流電動機及び発電機、又
は水中モータポンプ等の電動機内部にポンプの取扱液が
循環する形式の回転電気機械等に好適な回転子の構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】直流電動機及び発電機等の回転電気機械
においては、固定子スロットに巻線を配置し、固定子内
周面に回転磁界を形成する。そして回転子外周面に例え
ば永久磁石を配置することにより、上述の固定子の生成
する回転磁界に同期して回転子が回転する。
【0003】ところで、水中モータポンプ等には、一般
にかご型の回転子を用いた誘導電動機が使用されてい
る。このような誘導電動機においては取扱液(例えば
水)がポンプ内のみならず電動機内部を循環することに
より電動機内部の冷却及び軸受の潤滑等が行われる。こ
のような誘導電動機においては、固定子の鉄心にスロッ
トを設け、そのスロット内に巻線を配置することにより
固定子内周面に回転駆動磁界が形成される。回転子は主
軸に固定された電磁鋼板等からなる鉄心と、その鉄心の
外周部のスロットに埋設された導体バーと、この導体バ
ーの両端面を相互にリング状に接続するエンドリング等
から構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した永久磁石型の
回転子を用いた回転電気機械においては、永久磁石は回
転子の外周に接着等の手段により取り付けられている。
しかしながら、近年永久磁石の磁力が強くなり、固定子
に接着した後に着磁された永久磁石は、固定子内に装着
するための組立中に、他の部品や工具とぶつかり易くな
るため、永久磁石の一部が欠けたりひび割れ等の損傷を
起こす場合がある。
【0005】又、永久磁石が回転子内周面に正確に接着
されていないと、運転中に作用する遠心力や回転子の温
度上昇により、永久磁石の接着がはがれ、永久磁石が飛
散することもおこり得る。又、永久磁石が腐食性ガスの
雰囲気下に置かれた場合には、経年的に永久磁石の特性
が劣化して、磁力が低下したり、磁石の接着の機械的強
度も低下する等の問題があり、同様に回転子から永久磁
石が脱離する等の問題を起こすこともある。
【0006】このような問題に対処するためには、従
来、永久磁石の外周にテープを巻き付けたり、非磁性金
属薄板のキャンで被覆して密閉する方法が用いられてき
た。しかしながら、回転子の周囲に永久磁石の脱離を防
止するためにテープを巻き付ける方法では、テープがは
がれやすく、又固定子と回転子との間の空隙が小さいた
めに作業自体が困難であるという問題がある。又、金属
薄板のキャンで覆う方法は、その作業工程が増加して、
材料コストもかかるため製造コストも高価となり、且つ
磁束の変化がキャンの部分で生じるので、これにより渦
電流が発生し発熱する等の問題点があった。
【0007】又、水中モータポンプ等に用いられる誘導
型の回転子においては、回転子外周部に装着された二次
導体が、ポンプの取扱液である水や溶存酸素等と反応し
て、水素ガス等を発生して腐食し、更に又発生したガス
により取扱液で潤滑している軸受に悪影響を及ぼし、軸
受の焼き付き等の問題を起こすこともある。
【0008】係る問題に対して、回転子の外表面を塗装
したり、金属薄板からなるキャンで、被覆して密閉する
方法も取られている。しかしながら、いずれも製造コス
トを高くするか電動機の安定性を損なうものであり、塗
装の場合には二次導体の熱膨張によりはがれやすく、又
金属キャンの封止による場合には、発生する渦電流によ
り更に温度上昇を引き起こす等の問題があった。
【0009】本発明は、上述の事情に鑑みて為されたも
ので、簡便にして且つ確実な手段により回転子を保護
し、これにより信頼性が高く且つ低コストで製造可能な
回転電気機械を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、回転磁界を生成する巻線を備えた固定子と、該固定
子の回転磁界により回転する主軸に配設した回転子とを
備えた回転電気機械において、前記回転子の外周をプラ
スチック製の熱収縮チューブで覆ったことを特徴とする
ものである。
【0011】上述した本発明によれば、プラスチック材
料の熱収縮チューブを回転子の外周に被覆するので、こ
れにより回転子外周部を機械的に保護すると共に、回転
子を取り巻く腐食性ガス或いは水中に溶存する酸素等の
腐食性成分から保護することができる。プラスチック製
の熱収縮チューブは、金属キャン程度に薄く被覆するこ
とで回転子外周を保護することができ、機械的な強度及
び化学的な腐食性の雰囲気に対する耐性も充分である。
そして、熱収縮チューブは、その材料が比較的低コスト
で入手が可能で、且つ回転子外周に容易に装着すること
ができるので、従来のテープ巻き或いは金属キャンによ
る封止に比較して、経済的で簡便且つ確実に被覆を行う
ことができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、前記回転子の両
端面を更にプラスチック製の熱収縮チューブで覆い、更
に主軸外周と接着して密封したことを特徴とするもので
ある。これにより回転子外周面のみならず、回転子の両
端面を含めた全体を保護することができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、前記回転子はそ
の外周に周設した永久磁石を備え、該永久磁石の磁極面
が前記熱収縮チューブで被覆されていることを特徴とす
る請求項1又は2に記載の回転電気機械である。このよ
うな熱収縮チューブは、回転子外周面に配設された永久
磁石を被覆することにより、製造時の永久磁石の損傷を
低減し、腐食性雰囲気下で使用しても経年的な変化が少
なく、且つ永久磁石の接着力が弱くなっても、回転子か
らの脱離を防止することが可能となる。
【0014】請求項4に記載の発明は、回転磁界を生成
する巻線を備えた固定子と、該固定子の回転磁界により
回転する主軸に配設した回転子とを備えた回転電気機械
において、前記回転子はその外周部に導体を備えた誘導
型回転子であり、該回転子の外周面と前記回転子の両端
面とが熱収縮チューブで被覆されていることを特徴とす
る回転電気機械である。
【0015】上述した本発明によれば、エンドリング等
の導体を含む回転子外周がプラスッチック製の熱収縮チ
ューブで被覆されるので、ポンプ取扱液が内部に流通す
る形式の電動機においても、回転子外周が直接取扱液と
接触しなくなる。これにより回転子外周面に配置された
導体又は鉄心がポンプの取扱液である水や溶存酸素等と
反応して水素ガス等を発生して腐食するという問題が防
止される。又この導体の腐食という問題が起こらないの
で、ポンプの取扱液で潤滑している軸受に悪影響を及ぼ
すという問題がない。又、熱収縮チューブは金属薄板の
キャンと同程度に薄くても十分な機械的な強度を有する
ので、剥離等の問題を生ぜず、信頼性が高いものとする
ことができる。又、金属薄板からなるキャンと異なり、
渦電流が生じないので、これにより発熱するという問題
が起こらない。
【0016】請求項5に記載の発明は、前記回転子の両
端面の前記導体を接続するエンドリングの内周と前記主
軸外周との間に形成される空間をスペーサを用いて閉塞
し、前記熱収縮チューブと該スペーサ、及び該スペーサ
と主軸とをそれぞれ接着することにより前記回転子を前
記熱収縮チューブにより密封したことを特徴とする請求
項4に記載の回転電気機械である。
【0017】回転子端部の2次導体を接続するエンドリ
ングと主軸との間には空間ができるので、このポンプの
取扱液の圧力が高い場合には、熱収縮チューブが破れる
可能性がある。このため、エンドリング内周面と主軸と
の間の空間にスペーサを配置し、熱収縮チューブをこの
スペーサに接着し、又スペーサと主軸外周面との間を接
着により密閉することで、ポンプ取扱液の圧力が高くな
っても熱収縮チューブが破れるという問題が生じない。
【0018】請求項6に記載の発明は、前記熱収縮チュ
ーブが透明であり、その内部が透視可能であることを特
徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の回転電気機
械である。これにより例えば製造中に永久磁石が損傷す
るような場合があっても、これを外部から目視確認する
ことが可能となり、必要な対応策をとることが可能とな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら説明する。
【0020】図1は、本発明の第1の実施の形態の回転
子の軸方向に沿った断面構造を示し、図2はそのX−X
線に沿った断面構造を示す。主軸1には電磁鋼板からな
るロータヨーク2が固着され、更にその外周に永久磁石
3が周設されている。即ち、ロータヨーク2は焼ばめ等
の手段で主軸1に固着され、そのロータヨ−ク2の外周
に接着等の手段で永久磁石3が固着されている。この図
示の例では永久磁石3は中空円筒形状で、軸方向に3分
割されている。又図示の例では永久磁石3は円周方向に
沿って4極に着磁されており、図示しない固定子の4極
の回転磁界に同期して回転するように貼着されている。
【0021】永久磁石3は、通常、ロータヨーク2に接
着材を用いて固定された後に着磁される。図示の例のよ
うに4極に着磁したとすると、軸方向には同極同士が着
磁され、3分割されたそれぞれの永久磁石3間に反発力
が働いている。
【0022】永久磁石3の外周面から回転子の両端面2
a,2aにかけて熱収縮チューブ4が収縮固着され、回
転子の両端面2a,2aにおいてはロータヨーク2に熱
収縮チューブ4が被さるように収縮されて固定されてい
る。この熱収縮チューブ4は、例えばポリビニール系又
はポリオレフィン系のプラスチック材により構成されて
いる。熱収縮チューブ4の厚みは、0.15〜0.3m
m程度であり、従来の薄板金属を用いたキャンの厚さと
同等であり、固定子・回転子間の狭い空隙(0.5〜
1.0mm)においても十分に余裕を持って使用するこ
とができる。
【0023】熱収縮チューブとは、例えば放射線架橋ポ
リオレフィン等の材料を用いた樹脂製のチューブであ
り、絶縁・防水等の目的に広く使用されている。このチ
ューブは被覆対象物の外径よりも少し大きな内径の原料
チューブを用い、これを被覆対象物に被せた後に、ドラ
イヤ等を用いて原料チューブの外周を加熱する。これに
より原料チューブが径方向に収縮して、被覆対象物に密
着する。原料チューブの内面に予め接着剤が塗布された
ものもあり、この場合には加熱により接着剤が溶けて収
縮後にチューブを被覆対象物に接着する。
【0024】この熱収縮チューブ4の材料は市販されて
おり、容易に入手が可能である。そしてプラスチック系
の材料から構成されているため、十分な機械的強度と腐
食性雰囲気に対する耐性とを備えている。このため回転
子が回転中に、例えば永久磁石3をロータヨーク2に固
定する接着材がはがれても、上述した反発力により分割
されたマグネットピースが回転子から飛び出して破損す
ることを防止することができる。
【0025】又、電動機等の回転機械を組み立てる際
に、回転子を円筒状の固定子内周面に装着する必要があ
るが、この時永久磁石と固定子鉄心とが強力な磁力の故
に吸引して接触することがよくある。この時、永久磁石
3の磁極面が熱収縮チューブ4により被覆され保護され
ていると、吸引力が働きぶつかっても熱収縮チューブに
より保護されているため、熱収縮チューブの表面で滑り
易く永久磁石に加わる衝撃力が弱められ、永久磁石が損
傷し難くなる。又、永久磁石と固定子鉄心とが衝突する
際に永久磁石にひび割れ或いは欠け等の損傷が発生する
場合もあるが、このような場合にも熱収縮チューブ4の
存在により永久磁石の欠けた部分が飛散することを防止
することができる。
【0026】更に熱収縮チューブが透明であると、永久
磁石が仮に欠けていても目視により、製造段階でこの不
具合を発見することができる。このことは、従来の技術
で説明したように例えば金属薄板のキャンで永久磁石を
被覆してしまうと、永久磁石が破損しているかどうかを
目視で発見できず、後に経年的な特性の変動が生じる場
合があるが、このような問題点を事前に製造段階で見つ
けだすことが可能となる。
【0027】更に、図示するように永久磁石部分が熱収
縮チューブにより密閉されているので、回転子を腐食性
のガス雰囲気下で使用しても、永久磁石3又はロータヨ
ーク2の腐食という問題が生じない。これにより永久磁
石による回転子の磁気特性が径年的な変化を生ぜず、回
転電気機械の信頼性を向上させることができる。
【0028】図3は、図1に示す回転子の変形例を示
す。この場合は、熱収縮チューブ4を回転子外周を被覆
し、更に回転子両端面を被覆し、主軸1の外周1aと接
着等の手段により固定したものである。従って、外周面
に永久磁石3を貼設した電磁鋼板等からなるロータヨー
ク2が完全に熱収縮チューブ4に密封され、その周囲に
腐食性ガスが存在していても、電磁石3及びロータヨー
ク2がこの腐食性ガスに接触せず、腐食の問題が生じな
い。
【0029】図4は、本発明の第2の実施の形態の回転
子の縦断面構造を示し、図5は図4のY−Y線に沿った
断面構造を示す。この回転子はかご型の誘導型回転子で
あり、主軸11の外周に電磁鋼板からなるロータヨーク
12が固着され、ロータヨ−ク12の外周にはスロット
が配設され、スロット内にアルミ等からなる導体棒16
aが埋設されている。導体棒16aはこの例では回転子
両端面12a,12aの外側で同様にアルミ材からなる
エンドリング16bに接続して固着されている。
【0030】そして熱収縮チューブ14は、導体棒が埋
設されたロータヨーク12の外周面を被覆すると共に、
ロータヨーク端面12aから突出するエンドリング16
bの外周及び端面を被覆し、更に主軸11の外周面に固
着されている。従って、ロータヨーク12及びエンドリ
ング16bを含めた導体部分が完全に熱収縮チューブ1
4に被覆され密閉されている。
【0031】このため、この回転子を水中モータポンプ
等の取扱液が回転子の周囲に流通する構造に用いる場合
においても、ロータヨーク12及び導体部分16bが熱
収縮チューブ14により完全に周囲の液体から遮蔽され
る。従って、従来のようにポンプの取扱液によりロータ
ヨーク12又は導体部分16a,16bに腐食等の生じ
ることがない。
【0032】上述したように、熱収縮チューブは簡単に
被覆することができるので、従来の塗装や薄板金属を用
いたキャンによる封止に比べて簡便且つ確実にロータヨ
ーク12及び導体部16a,16b等の腐食等の問題を
防止することができる。
【0033】図6は、図4に示す回転子の変形例を示す
図である。導体であるエンドリング部分16bと主軸1
1との間には図4に示すように空間17が形成される。
このため、ポンプの取扱液の圧力が高い場合には、熱収
縮チューブ14が破れる場合がある。このため、図6に
示すようにエンドリング16bの内周と主軸との間にス
ペーサ18を接着により固定し、熱収縮チューブ14の
端部14aをスペーサ18の外周面に接着する。従っ
て、ポンプの取扱液の圧力が高くなっても、熱収縮チュ
ーブ14が破損する等の問題が生じない。
【0034】これによりロータヨーク12及びエンドリ
ング部分16aを含む2次導体が完全に熱収縮チューブ
14内に密閉され、回転子周囲に水や溶存酸素等が存在
しても、これと反応して水素ガス等を発生して腐食が進
行し、又発生したガスにより取扱液が潤滑している軸受
に悪影響を及ぼす等の問題が防止される。
【0035】尚、上述の説明は、永久磁石型及びかご型
の回転子を有する回転電気機械についてのものである
が、他の型式の回転子を有する回転電気機械についても
同様に適用できることは勿論である。
【0036】又、電動機・発電機に限らず、例えばマグ
ネットカップリング装置等にも適用が可能である。マグ
ネットカップリング装置は、例えば同軸状に二重円筒の
回転軸を設け外側の回転軸の内周面と内側の回転軸の外
周面にそれぞれ永久磁石を周設する。これにより、外側
の回転軸が回転すると、内側と外側とのカップリングに
より、内側の回転軸がこれに同期して回転する。係る装
置においても、内周側の回転軸の永久磁石磁極面の保護
に熱収縮チューブを被覆して用いることができる。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
熱収縮チューブを回転子の外周及びその端部まで被覆す
ることにより、従来の塗装、テープ巻き、金属キャンに
よる封止等の方法よりも、簡単な作業で確実に回転子を
密閉し保護することができる。
【0038】又、熱収縮チューブはプラスッチック材を
用いたもので伸縮性も良好であるので、運転中の2次導
体の熱膨張により破損することもなく、従来の塗装等に
よる方法と比較してはがれ難く長時間の使用に対して極
めて安定性が高い。
【0039】このように熱収縮チューブを使用すること
により、従来の金属キャンを用いた密封封止に対して運
転中の磁束の変化による渦電流の発生もなく、又、発熱
による温度上昇という問題が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の回転子の回転軸に
沿った断面を示す図である。
【図2】図1のX−X線に沿った断面を示す図である。
【図3】図1に示す実施の形態の変形例を示す図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態の回転子の回転軸に
沿った断面を示す図である。
【図5】図4のY−Y線に沿った断面を示す図である。
【図6】図4に示す実施の形態の変形例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,11 主軸 2,12 ロータヨーク 2a ロータ端面 3 永久磁石 4,14 熱収縮チューブ 5 接着剤 16 2次導体棒 16a エンドリング 17 空間部 18 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 善徳 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目1番1号 株 式会社荏原電産内 Fターム(参考) 5H622 CA01 CA05 CA10 CA13 PP04 PP12 PP18 QA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転磁界を生成する巻線を備えた固定子
    と、該固定子の回転磁界により回転する主軸に配設した
    回転子とを備えた回転電気機械において、前記回転子の
    外周をプラスチック製の熱収縮チューブで覆ったことを
    特徴とする回転電気機械。
  2. 【請求項2】 前記回転子の軸方向両端面を更にプラス
    チック製の熱収縮チューブで覆い、更に主軸外周と接着
    して前記回転子を密封したことを特徴とする請求項1に
    記載の回転電気機械。
  3. 【請求項3】 前記回転子はその外周に周設した永久磁
    石を備え、該永久磁石の磁極面が前記熱収縮チューブで
    被覆されていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の回転電気機械。
  4. 【請求項4】 回転磁界を生成する巻線を備えた固定子
    と、該固定子の回転磁界により回転する主軸に配設した
    回転子とを備えた回転電気機械において、前記回転子は
    その外周部に導体を備えた誘導型回転子であり、該回転
    子の外周面と前記回転子の両端面とが熱収縮チューブで
    被覆されていることを特徴とする回転電気機械。
  5. 【請求項5】 前記回転子の両端面の前記導体を接続す
    るエンドリングの内周と前記主軸外周との間に形成され
    る空間をスペーサを用いて閉塞し、前記熱収縮チューブ
    と該スペーサ、及び該スペーサと主軸とをそれぞれ接着
    することにより前記回転子を前記熱収縮チューブにより
    密封したことを特徴とする請求項4に記載の回転電気機
    械。
  6. 【請求項6】 前記熱収縮チューブが透明であり、その
    内部が透視可能であることを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれかに記載の回転電気機械。
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