JP3588850B2 - 板部材同士の連結装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、板部材同士の連結装置、例えば間仕切パネルや、椅子の背もたれ等を構成する2枚の板部材同士を所要の間隔を保って互いに連結する連結装置、特に、椅子の背もたれ等のクッション体を前面に装着した中シェルに、中シェルの背面を覆う外シェルを取り付ける装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の椅子の背もたれには、クッション体を前面に装備した中シェルと、この中シェルの背面を後方から覆うように取り付けられる外シェルとからなり、中シェルと外シェルを、ともに合成樹脂等の硬質弾性材により成型したものがある。
【0003】
例えば、実公昭61−32531号公報には、中シェルの背面の複数箇所に係
止片を設け、この係止片を外シェルの補強リブ条に形成した取付孔に嵌合させて、
中シェルに外シェルを取付ける装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来技術では、中シェルの背面に外シェルを係止する時に、中シェルと外シェルとを接近させると、係止片に対する取付孔の位置が確認しずらくなり、全ての取付孔の全ての係止片を同時に嵌合させることは難しかった。
また、係止片と取付孔の位置がずれた状態で両者を嵌合させようとすると、係止片が破損する場合があった。
【0005】
本発明は、上述の問題を解決するため、1対の板部材を互いに対向するように連結する際に、両板部材が互いに接近して、係止部材同士の位置が確認しずらくなっても、また、多少左右に両者の位置がずれても、各係止部材が破損することなく、両者を迅速かつ確実に嵌合させることができるようにした板部材同士の連結装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
1対の板部材を所要の間隔を保って互いに連結する板部材同士の連結装置であって、両板部材の対向面のいずれか一方に、短片と長片とをほぼL字状に連設した鉤状片の短片を突設し、鉤状片の長片は、前記対向面とほぼ平行とするとともに、先端に向かって漸次細くし、かつ他方の対向面における前記鉤状片と対向する部分に、先端同士を連結片により連結した左右1対の支持片を立設し、両支持片の外側に、前記連結片と両支持片とにより形成される空間部への鉤状片の長片の挿入を案内するとともに、先端面が対向する板部材の内面に当接するようにした案内片を連設してなり、さらに前記案内片における鉤状片の長片の挿入側の縁部を、前記長片の挿入方向に向かって隆起量が漸増するような傾斜面とする。
【0007】
【作用】
本発明によれば、鉤状片は、その幅よりも間隔の広い1対の案内片により案内され、連結片と両支持片とにより形成される空間部へ確実に導入され、両板部材は、迅速かつ確実に連結される。
また、案内片の先端面が、対向する板部材の内面に当接することにより、両板部材の間隔は一定に保たれる。
【0008】
【実施例】
図1には、本発明の連結装置を、所要の間隔を保って対向する1対の板部材間に形成した実施例を示す。
このような連結装置を両板部材の複数箇所に配設して、両板部材を連結するのであるが、図1ではそのひとつのみを示している。以下の説明においては、本発明を、椅子の背もたれを構成する中シェル(1)と外シェル(2)とを1対の板部材として実施するものとして述べるが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば間仕切パネルにおける1対のパネルを、所要の間隔を保って連結する連結装置としても、そのまま適用できることはもちろんである。
【0009】
中シェル(1)は、合成樹脂のような硬質の弾性材の成型製品であって、図示はしていないが、その前面には、クッション材が張られている。この中シェル(1)の背面の複数箇所に、逆L字状の鉤状片(3)が一体的に形成されている。この鉤状片(3)は、中シェル(1)に突設した短片(4)の先端に、中シェル(1)とほぼ平行に下方に延び、先端部に先細り状の傾斜部(6)を有する長片(5)を連設したものとしてある。傾斜部(6)は、幅方向において先端に向かうに従ってすぼまるばかりでなく、その厚さ方向にも同様な傾斜を有するものとするのがよい。
【0010】
中シェル(1)の背面を覆う外シェル(2)の前面には、中シェル(1)の鉤状片(3)に対応する複数位置に、嵌合部(7)が形成されている。すなわち中シェル(1)と同様な材料の成型品である外シェル(2)には、鉤状片(3)の長片(5)の幅に見
合う間隔を隔てて対向する1対の支持片(8)(8)が、前面から突設されている。
【0011】
図示の例では、これら支持片(8)(8)は、上縁がほぼ水平をなし、かつ下縁が後下方に向かって傾斜するほぼ三角形状をなしている。両支持片(8)(8)の前端には、左右方向を向く連結片(9)が架設されており、この連結片(9)と外シェル(2)の前面との間に、前述の鉤状片(3)の長片(5)を収容する空間部(10)が形成されている。両支持片(8)の上部の外側には、上方に延びる板状の案内片(11)が連設されている。この対向する1対の案内片(11)(11)の間隔は、鉤状片(3)の幅よりも広くなっている。この案内片(11)の先端面(図示の例では前端面)(12)は、中シェル(1)の背面に当接するようになっており、その先端面(12)の上方には、後上向き傾斜する傾斜面(13)が形成されている。すなわち、この傾斜面(13)は、鉤状片(3)の長片(5)の挿入側において、長片(5)の挿入方向(下方)に向かって隆起量が漸増する傾斜面となっている。
【0012】
中シェル(1)と外シェル(2)との連結に当たっては、まず中シェル(1)の背面の鉤状片(3)を、外シェル(2)の嵌合部(7)にほぼ一致させ、中シェル(1)を矢印に示す取付方向に向けて移動させる。
【0013】
この時、中シェル(1)と外シェル(2)を接近させると、鉤状片(3)に対する嵌合部(7)の位置が確認しずらくなり、両者の位置が多少左右にずれる場合があるが、そのような場合でも、鉤状片(3)が先細の傾斜部(6)を有しているとともに、案内片(11)(11)間の間隔が広いので、鉤状片(3)は、案内片(11)(11)により案内されて、嵌合部(7)に確実に導入される。
【0014】
この際、案内片(11)の上縁は傾斜面(13)となっているので、鉤状片(3)が案内片(11)の端面に当たって進入を阻止されるということはなく、万一鉤状片(3)の挿入時の位置が大幅に狂った場合は、鉤状片(3)が傾斜面(13)に摺接して、中シェル(1)が前方に押し出されるので、位置関係が大幅に狂ったことを即座に知ることができる。
さらに、傾斜部(6)を厚さ方向にも傾斜させたことにより、鉤状片(3)が連結
片(9)の角部に引っ掛かることなく、円滑に進入することができる。
【0015】
嵌合部(7)の支持片(8)(8)間に進入した鉤状片(3)は、その長片(5)の両側部が支持片(8)(8)の内壁面に当接して、左右方向のがたつきが阻止される。
【0016】
鉤状片(3)と嵌合部(7)との係合は中シェル(1)の背面側で行われるので、中シェル(1)前面のクッション体を傷めたり、また、張りの形状が悪化したり、着座者に係合部が当たって座り心地を悪くするなどのおそれがない。さらに、前後方向の厚みが薄い範囲で係合が可能なため、椅子を上下に積み重ねるて収納する椅子についても、背もたれ等の厚みを大きくする必要がないので、収納効率がよい椅子が得られる。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、両板部材を接近させる時、鉤状片に対する嵌合部の位置が多少ずれても、傾斜部の存在及び間隔の広い案内片の存在により、鉤状片は容易にかつ確実に嵌合部内に案内される。また、最終的には、鉤状片は、支持片間に収まるので、両板部材は、左右のがたつつきなく取り付けられる。さらに、鉤状片と連結片とが係合し、かつ案内片の先端面が対向する板部材の内面に当接することにより、両板部材は、前後方向の移動が確実に阻止されて取り付けられる。その上、両案内片が両支持片のそれぞれと連設されているので、強度が増し、両板部材間に左右方向の負荷が加わった場合でも、嵌合部が破損することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、椅子の背もたれにおける鉤状片を備えた中シェルと、嵌合部を備えた外シェルとの要部を分解して示す斜視図である。
【符号の説明】
(1) 中シェル(板部材)
(2) 外シェル(板部材)
(3) 鉤状片
(4) 短片
(5) 長片
(6) 傾斜部
(7) 嵌合部
(8) 支持片
(9) 連結片
(10) 空間部
(11) 案内片
(12) 先端面
(13) 傾斜面
Claims (1)
- 1対の板部材を所要の間隔を保って互いに連結する板部材同士の連結装置であって、両板部材の対向面のいずれか一方に、短片と長片とをほぼL字状に連設した鉤状片の短片を突設し、鉤状片の長片は、前記対向面とほぼ平行とするとともに、先端に向かって漸次細くし、かつ他方の対向面における前記鉤状片と対向する部分に、先端同士を連結片により連結した左右1対の支持片を立設し、両支持片の外側に、前記連結片と両支持片とにより形成される空間部への鉤状片の長片の挿入を案内するとともに、先端面が対向する板部材の内面に当接するようにした案内片を連設してなり、さらに前記案内片における鉤状片の長片の挿入側の縁部を、前記長片の挿入方向に向かって隆起量が漸増するような傾斜面としたことを特徴とする板部材同士の連結装置。
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Publications (2)
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JPH08254205A JPH08254205A (ja) | 1996-10-01 |
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JP05844395A Expired - Fee Related JP3588850B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 板部材同士の連結装置 |
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1995
- 1995-03-17 JP JP05844395A patent/JP3588850B2/ja not_active Expired - Fee Related
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