JP3588845B2 - 板部材同士の連結装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、板部材同士の連結装置、例えば間仕切パネル、椅子の背もたれ等を
構成する板部材同士の連結装置、ことに椅子の背もたれ等のクッション体を前面
に装着した中シェルに、中シェルの背面を覆う外シェルを取り付ける装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の椅子の背もたれには、クッション体を前面に装着した中シェルと、この中シェルの背面を後方から覆うように取り付けられる外シェルとからなり、中シェルと外シェルを、ともに合成樹脂等の硬質弾性材により成型したものがある。
【0003】
例えば、特公昭55−22088号公報には、外シェルの前面の複数箇所に、軸部の先端に拡大した鉤部を有する係合突起が突設され、中シェルの係合突起に対応する位置に穿設された嵌合孔に、この係合突起を強制的に嵌合して、中シェルの背面に外シェルを係止するようにした発明が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来技術では、中シェルの背面に外シェルを係止した時に、中シェルの表面側に係合突起の鉤部が突出するために、人が背もたれに寄り掛かった場合に、係合突起の先端が押されて外シェルが外れたり、係合突起自体が負荷によって破損して外シェルが外れたり、長期間使用すると、クッション体が係合突起と擦れてクッション体が劣化したり、クッション体が薄い場合には、係合突起が背中に当って不快感を与えたりすることがあり、さらに、係合突起の突出が張りの外見に影響を与えるといった問題がある。
【0005】
本発明は、上述の問題を解決するため、1対の板部材を、所要の間隔を保って、簡単かつ確実に連結できるとともに、連結後にも係合突起等が両板部材の外側面に突出しないようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 硬質弾性材よりなる1対の板部材を、所要の間隔を保って互いに連結する板部材同士の連結装置であって、一方の板部材に、他方の板部材に向かって突出し、かつ先端が他方の対向面に当接するとともに、先端部に両側方に向かって張り出す頭部を有する係合突起を突設し、他方の板部材に、一方の板部材に向かって突出し、先端に設けた鉤部が、前記係合突起の頭部の張り出し部分の後縁に係合しうるようにした1対の弾性撓曲可能な係合片を設け、前記係合突起の頭部の両側部と係合片の鉤部の先端との少なくともいずれか一方に、両鉤部間への頭部の進入を案内する傾斜面を設け、さらに、前記一方の板部材における係合突部より上下方向に離れた部分に、他方の板部材に向かって突出する抜け止め部を設け、かつ他方の板部材の対応する部分に、前記抜け止め部の上下いずれかの面と当接しうる凸条を設ける。
【0007】
( ) 上記( )項において、抜け止め部を、左右方向を向く水平片と、水平部の両端より垂下し、かつ凸条の両端に当節して、凸条を挟持する垂下片とを有するものとする。
【0008】
( ) 上記(1)または ( )項において、各係合片を、板部材に互いに対向する1対のほぼコ字状の切り込みを設けることにより、板部材より削出した削出部と、この削出部の先端より他の板部材に向かって延出する突出部と、この突出部の先端に連設され、互いに対向する方向を向く鉤部とを有するものとする。
【0009】
【作用】
一方の板部材の係合突起を、他方の板部材の1対の係合片に一致させ、後方より一方の板部材を押圧する。すると、係合突起の頭部は、係合片の両鉤部と当接して、これらを外側に押し広げて乗り越える。その結果、係合突起の頭部は、1対の係合片の鉤部の内側に落ちつき、一方の板部材は、他方の板部材にがたつきなしに取り付けられる。
【0010】
【実施例】
は、本発明の連結装置を、所要の間隔を保って互いに対向する1対の板部材間に形成した実施例を示す。
このような連結装置を両板部材の複数箇所に配設して、両板部材を連結するのであるが、図1では、そのひとつのみを示している。以下の説明においては、本発明を椅子の背もたれを構成する中シェルと外シェル1対の板部材として実施するものとして述べるが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば間仕切パネルにおける1対のパネルを、所要の間隔を保って連結する連結装置としてもそのまま適用できることはもちろんである。
【0011】
中シェル(1)は、合成樹脂のような硬質弾性材の成型製品であって、図示はしていないが、その前面には、クッション体が張られている。外シェル(2)も、同様硬質弾性材の成型製品であって、所要の間隔を保って中シェル(1)の背面を覆うように取り付けられるものである。
【0012】
図1の右方に示すように、外シェル(2)の前面の複数箇所に、前方に向かって突出する係合突起(3)が一体的に形成されている。この係合突起(3)は、外シェル(2)に突設された2の足片(4)を有し、これらの足片(4)(4)の先端には、両側方に張り出す板状の頭部(5)が形成されている。頭部(5)の前面両側部は斜截され、傾斜面(5a)(5a)が形成されている。
【0013】
図1において、頭部(5)の下方には、控え壁(6)が続いており、これにより頭部(5)を補強するとともに、さらに下方の抜け止め部(7)結されている。抜け止め部(7)は、水平片(7a)とこの水平片(7a)の両端から下方に直角に延びる垂下片(7b)とからなっている。
【0014】
シェル(1)の背面における上述の係合突起(3)対応する位置には、互いに対向する1対の係合片(8)(8)が一体的に形成されている。
この1対の係合片(8)(8)は、中シェル(1)に互いに対向する1対のコ字状又はE字状(実施例ではほぼE字状)の切り込み(9)を形成することにより、中シェル(1)より削出した削出部(10)と、各削出部(10)の先端より後方に延出する突出部(11)と、この突出部(11)の先端に連設され、互いに対向する方向を向く鉤部(12)とを有している。
【0015】
両係合片(8)(8)の互いに対向する鉤部(12)(12)の内端間の間隔は、前述の係合突起(3)の両足片(4)( )の外面同士の距離とほぼ一致し、また両突出部(11)(11)の内面間の間隔は、係合突起(3)の頭部(5)の横幅とほぼ一致ている。
【0016】
また、中シェル(1)の後面と各鉤部(12)の前面との間隔は、係合突起(3)の等部(5)の前後方向の厚さとほぼ一致させておくのがよい。
【0017】
各鉤部(12)の内端部後面にも、頭部(5)の傾斜面(5a)と同様の傾斜面(12a)が形成されている。なお、傾斜面(5a)(12a)のうち、いずれか一方を省略しても良い。
(9a)は、切り込み(9)連続し、各突出部(11)の前端より後端近傍まで延る切り込みで、これらの切り込み(9)(9a)は、中シェル(1)成形時の型抜き孔ともなっている。
【0018】
前記係合片(8)(8)の下方における前述の外シェル(2)の抜け止め部(7)の水平片(7a)の下面に当接する位置に、水平凸条(13)が設けられている。この凸条(13)の長さは、水平片(7a)の両端に連設された垂下片(7b)の内面に当接しうる長さとしてある。
【0019】
中シェル(1)に外シェル(2)を連結するに当たっては、まず外シェル(2)の係合突起(3)を、中シェル(1)の1対の係合片(8)(8)と整合させ、係合突起(3)の頭部(5)が中シェル(1)の後面に当接するまで、外シェル(2)を前方に押圧する。
【0020】
すると、両傾斜面(5a)(12a)が摺接し合って、係合突起(3)の頭部(5)が両鉤部(12)(12)を押し広げ、さらに乗り越える。この時、両係合片(8)(8)は、削出部(10)と突出部(11)とがともに弾性変形するため、係合突起(3)の頭部(5)及び両鉤部(12)(12)に無理な負荷がかかることがない。
【0021】
その結果、係合突起(3)は、その頭部(5)と両足片(4)とが、1対の係合片(8)(8)の両突出部(11)(11)の内面と両鉤部(12)(12)の内端とによりそれぞれ挟持され、また、頭部(5)が中シェル(1)の後面と鉤部(12)とにより前後から挾まれることにより、外シェル(2)は、左右及び前後にがたつくことなく中シェル(1)に取り付けられる。この際、凸条(13)は、抜け止め部(7)に係止されるので、これによっても外シェル(2)の左右及び下方へのがたつきは阻止される。
このような連結装置を、両シェル(1)(2)間に上下対称に複数個配設することにより、外シェル(2)の上下方向のがたつきも確実に阻止される。
【0022】
【発明の効果】
求項記載の発明によれば、一方の板部材の背面に、他方の板部材を係止した時、係合突起の先端の頭部が、他方の板部材の背面側に収まり、前面側に突出しないので、人が寄り掛かるなどして外力が作用しても係合突起先端が押されたり、係合突起自体が負荷により破損して他方の板部材が外れたりすることがない。
また、椅子の背もたれのように一方の板部材の前面にクッション体がある場合、このクッション体と係合突起とが接触しないため、長期間使用してもクッション体が劣化することがなく、クッション体が薄い場合でも係合突起が背中に当たり不快感を与えたり、係合突起先端の突出がクッション体の張りの外観に影響を与えることがない。
さらに、両板部材の前後方向及び左右方向だけでなく、上下方向のがたつきも防止される。
【0023】
請求項記載によれば、さらに、左右方向のがたつきや、両板部材の相互間のねじれ等が、より効果的に防止される。
【0024】
請求項記載の発明によれば、係合突起を1対の係合片に一致させて後方より押圧して、係合突起の頭部が両鉤部を押し広げて乗り越える際、係合片の突出部だけでなく、板部材より削出した削出部も弾性変形するため、変形時に各部に無理な応力がかかることがなく、突出部の折損等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
(1)中シェル(板部材)
(2)外シェル(板部材)
(3)係合突起
(4)足片
(5)頭部
(5a)傾斜面
(6)控え壁
(7)抜け止め部
(7a)水平片
(7b)垂下片
(8)係合片
(9)(9a)切り込み
(10)削出部
(11)突出部
(12)鉤部
(13)凸条

Claims (3)

  1. 硬質弾性材よりなる1対の板部材を、所要の間隔を保って互いに連結する板部材同士の連結装置であって、
    一方の板部材に、他方の板部材に向かって突出し、かつ先端が他方の対向面に当接するとともに、先端部に両側方に向かって張り出す頭部を有する係合突起を突設し、他方の板部材に、一方の板部材に向かって突出し、先端に設けた鉤部が、前記係合突起の頭部の張り出し部分の後縁に係合しうるようにした1対の弾性撓曲可能な係合片を設け、前記係合突起の頭部の両側部と係合片の鉤部の先端との少なくともいずれか一方に、両鉤部間への頭部の進入を案内する傾斜面を設け、さらに、前記一方の板部材における係合突部より上下方向に離れた部分に、他方の板部材に向かって突出する抜け止め部を設け、かつ他方の板部材の対応する部分に、前記抜け止め部の上下いずれかの面と当接しうる凸条を設けたことを特徴とする板部材同士の連結装置。
  2. 各係合片を、板部材に互いに対向する1対のほぼコ字状の切り込みを設けることにより、板部材より削出した削出部と、この削出部の先端より他の板部材に向かって延出する突出部と、この突出部の先端に連設され、互いに対向する方向を向く鉤部とを有するものとした請求項1記載の板部材同士の連結装置。
  3. 抜け止め部を、左右方向を向く水平片と、水平部の両端より垂下し、かつ凸条の両端に当節して、凸条を挟持する垂下片とを有する請求項1または2記載の板部材同士の連結装置。
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