JP3586849B2 - インナーベルトを備えた運動靴 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、運動量の激しいスポーツに着用するのに好適なインナーベルトを備えた運動靴に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バレーボールやバスケットボールのように激しい運動を伴うスポーツ用の運動靴においては、足と靴との密着具合が悪くてフィットしなかったり、土踏まず部(以下、不踏部と称す)に隙間があって靴内に足の遊びが生じると、運動中に足が滑動して充分な運動ができなくなる問題がある。
【0003】
そこで、足と靴との密着を良くするためのインナーベルト付き運動靴が提案されている(実公平2−3291号公報参照)。
この運動靴は、中央部が広幅で両側部が帯状のベルトにしたインナーベルトを備えており、このインナーベルトの広幅部を靴の中敷と中底の間に挿入して、帯状のベルト部を靴甲被に設けたベルト挿通穴に挿入露出して帯状のベルト部を着脱締緩するようになっている。
この運動靴は、インナーベルトによって中敷と靴甲被とを締緩するから、足と靴との密着性が向上して不踏部に遊びがなくなり、一体感で履用できるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の運動靴は、インナーベルトの広幅部が靴の中敷と中底の間に挿入されているだけなので、帯状のベルト部で中敷と靴甲被とを締緩したときは、足の不踏部をインナーベルトが上方に向けて締め付けている状態となる。
このため、激しい運動中には、中敷と足裏との間に隙間が生じて不踏部を固定できず、充分な一体感を保ち続けることができないために運動能力が低下する問題が残されていた。
また、上記インナーベルト付き運動靴は、ベルト部を靴甲被に周回して中敷と靴甲被とを締緩するのであるが、この靴甲被は一般に硬い材料で形成しているので、不踏部に対する締め付け力が充分に作用せず、前述のように足と靴との一体感を保つうえで難点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本願の請求項1記載の発明は、激しい運動中であっても、中敷きと足裏とを常に固定状態に保つことにより、運動能力が低下することなく、意のままにスムーズで軽快な運動を行うことができると共に、インナーベルトの締め付け力調整が簡単で、係合時に 外れることなく確実に保持されるインナーベルトを備えた運動靴を提供することを目的としている。
また、本願の請求項2項記載の発明は、インナーベルトによる足の締め付け力調整を行い易くなるうえ、運動中にインナーベルトがスムーズに作用して足に無理な負担をかけないインナーベルトを備えた運動靴を提供することを目的としている。
【0006】
また、本願の請求項3項記載の発明は、インナーベルトと中敷とにより足の不踏部を包むように締め付けてフィットさせるインナーベルトを備えた運動靴を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願の請求項1記載の発明は、帯状で可撓性を有するインナーベルトの一端を一方の靴甲被の不踏部下辺に縫着し、他端を舌片の上部を周回して他方の靴甲被まで周回して該他方の甲被に開設した貫通孔に挿通して外方に引き出し、この引き出された他端側に係合部を設けるとともに、この係合部を着脱自在に係合させる被係合部を前記一方の靴甲被または他方の靴甲被の外側に設け、前記係合部がベルベットファスナーで、被係合部がファスナーとされてなることを特徴としている。
【0008】
また、本願の請求項2項の発明は、請求項1記載の発明の構成において、前記貫通孔に合成樹脂材からなる環状部材を装着してなることを特徴としている。
【0009】
また、本願の請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、前記甲被に開設した貫通孔が中敷の上面近傍に位置することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図示例と共に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わるインナーベルトを備えた運動靴を示す側面図、図2は、インナーベルトの装着状態を示す運動靴を示す側面図である。
【0011】
この運動靴1は、バレーボールシューズやバスケットボールシューズ等のスポーツシューズに2本のインナーベルト11,12を備えたもので、このインナーベルト11,12によって足と靴1とをフィットさせる構成となっている。
この運動靴1は、靴底2に一体化される靴甲被3の前部上面に、U字状の開口部4を設けており、この開口部4の周縁に靴紐6を挿通するための鳩目5を多数配設している。7は、開口部4の前側から外側に延出する舌片である。
前記靴甲被3は、他方側3Bの不踏部8に近接して前後の2箇所に間隔をあけて貫通孔が開設されている。そして、この各貫通孔には、前記インナーベルトを挿入可能な大きさの長孔を有する環状で、プラスチック製のベルト通し環9,10がそれぞれ嵌着されている。
【0012】
前記インナーベルト11,12は可撓性に富む帯状部材により形成され、一方の靴甲被3Aの不踏部下片8aから前記舌片7の上部を周回して他方の靴甲被3Aのベルト通し環9,10をそれぞれ通し、前記鳩目5側にまで達する長さを有している。各インナーベルト11,12は基端11a,12a側が不踏部下辺8aの前後に縫着されるようになっており、図2に示す如く各先端11b,12b側には係合部としてベルベットファスナー11c,12cを設けている。
これらインナーベルト11,12は、靴甲被3の上部に露出する部分で容易に締めたり緩めたりの調整ができるように、前記帯状部材により形成された短い補助ベルト13,14を備えている。この各補助ベルト13,14は、基端13a,14a側に靴紐6を通すための小孔13a,14aを穿設してあり、先端側には前記インナーベルト11,12の ベルベットファスナー11c,12cに略等しい長さのベルベットファスナー13b,14bを設けている
【0013】
ところで、上記インナーベルト11,12は、図3に前部側11を示すように、各基端11a,12aを一方の靴甲被3Aの不踏部下辺8aにおける底部15と中敷16との間に、長手方向に所要の間隔をあけて縫着する。そして、両インナーベルト11,12を一方の靴甲被3Aの内側に沿わせるようにしてから前記舌片7の上部を周回させ、他方の靴甲被3Bの内側に沿うようにしてベルト通し環9,10に挿通し外側へ引き出す。
この際、先端11a,12a側のベルベットファスナー11c,12cが表向きになるように折り返しておく。また、各補助ベルト13,14は、図1に示した如く靴紐6を鳩目5に通すときに各小孔13a,14aにも通すことにより補助ベルト13、14の基端側を保持し、先端のベルベットファスナー13b,14bがベルベットファスナー11c,12cと対面するようにしておく。
これにより、インナーベルト11,12のベルベットファスナー11c,12cを補助ベルト13,14のベルベットファスナー13b,14bに着脱自在に係合して、使用者が任意に締め付け調節できるようになる。
【0014】
しかして、このインナーベルト11,12を備えた運動靴1を着用するときは、靴内に足を挿入してから、インナーベルト11,12の基端11a,12a側と補助ベルト13,14の先端側とを合わせてベルベットファスナー11cと13bおよび12cと14b相互を止着する。この際、使用者がインナーベルト11,12および補助ベルト13,14を引っ張ったり、緩めたりすることで締め付け調節する際、貫通孔にはベルト通し環9,10が嵌着されているので、インナーベルト11,12の滑りがよく調節が容易に行える。
【0015】
このようにして、2本のインナーベルト11,12を締め付けると、これらインナーベルト11,12が足の内側から舌片7を介して足の甲皮側を周回し、かつ足の外側に到ることにより、足を包む状態となる。よって、足の上部側から下部側に向けて押圧力が作用し、足の不踏部が靴1の中敷16側に押し付けられ、この中敷16と足とが密着する。このため、両者1,16間に間隙や遊びが生じなくなって、靴1に足がフィットする。
特に、2本のインナーベルト11,12が靴甲被3の上面でなく舌片7の上面から周回していることから、柔軟性に優れ足が柔軟に締め付けられる。
これらにより、ランニング時は勿論、バレーボールやバスケットボールのように激しい運動中であっても、中敷16と足裏とが固定状態に保たれ、常に、フィット感を保ち続けることができる。従って、運動能力が低下することなく、意のままにスムーズで軽快な運動を行うことができる
【0016】
図4は、インナーベルトを備えた運動靴の他の実施態様を示す断面図である。
この運動靴は上記インナーベルトを備えた運動靴と基本的な構成が同一でありインナーベルトの係合構造のみ異なるので、同一部分には同一符号を付して説明する。
この運動靴のインナーベルト17は、靴甲被3のベルト通し環9を通して外方に引き出した先端17bが開口部4を周回して一方の靴甲被3Aの上部側に達する長さにしている。そして、この先端17b側にベルベットファスナー17cを設けるとともに、前記一方の靴甲被3Aの上部側には、ベルベットファスナー17cを着脱自在に係合するための面ファスナー18を装着している。
【0017】
このインナーベルト17を備えた運動靴1は、一方の靴甲被3Aの不踏部下辺8aから前記舌片7の上部を周回して他方の靴甲被3Bのベルト通し環9で折り返され、さらに、靴甲被3の上方を周回して一方の靴甲被3Aの上部に達するので、二重に足を包む状態となる。
特に、インナーベルト17の先端17bが靴紐6でなく、面ファスナー18により靴甲被3に固定されるので、運動中に緩みが生じることなく、より確実に靴1と足とを密着させることができる。
【0018】
なお、上記各実施の態様においては、係合部をベルベットファスナーとする一方、被係合部を同じベルベットファスナーあるいは面ファスナーとしたが、着脱自在に係合できるものであれば、ホックやスナップといった他の係合具を用いてもよいのは勿論である。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本願の請求項1記載の発明は、インナーベルトが舌片を介して足の甲側を周回し、足を包む状態となって中敷と足との間に間隙や遊びが生じなくなり、靴に足がフィットする。よって、激しい運動中であっても、中敷と足裏とが常に固定状態に保てるから、運動能力が低下することなく、意のままにスムーズで軽快な運動を行うことができる効果がある。また、係合部をベルベットファスナーとし、被係合部を面ファスナーとしていることから、インナーベルトの締め付け力調整が簡単で、係合時にはインナーベルトが外れることなく確実に保持される効果がある
【0020】
また、本願の請求項2項記載の発明は、貫通孔に合成樹脂材からなる環状部材を装着してあるので、インナーベルトの滑りがよく、締め付け力調整を行い易くなるうえ、運動中にインナーベルトがスムーズに作用するので、足に無理な負担をかけないといった効果がある。
【0021】
また、本願の請求項3項記載の発明は、甲被に開設した貫通孔が中敷の上面近傍に位置するので、インナーベルトと中敷とにより足の不踏部を包むように締め付けてフィットさせる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るインナーベルトを備えた運動靴を示す側面図である。
【図2】インナーベルトの装着状態を示す側面図である。
【図3】インナーベルトを備えた運動靴を示す断面図である。
【図4】他の実施の形態に係るインナーベルトを備えた運動靴を示す断面図である。
【符号の説明】
3A 一方の靴甲被
3B 他方の靴甲被
7 舌片
8a 不踏部下片
11,12 インナーベルト
11a,12a 一端
11b,12b 他端
11c,12c 係合部
13b,14b 被係合部

Claims (3)

  1. 帯状で可撓性を有するインナーベルトの一端を一方の靴甲被の不踏部下辺に縫着し、他端を舌片の上部を周回して他方の靴甲被まで周回して該他方の甲被に開設した貫通孔に挿通して外方に引き出し、この引き出された他端側に係合部を設けるとともに、この係合部を着脱自在に係合させる被係合部を前記一方の靴甲被または他方の靴甲被の外側に設け、前記係合部がベルベットファスナーで、被係合部がファスナーとされてなるインナーベルトを備えた運動靴。
  2. 前記貫通孔に合成樹脂材からなる環状部材を装着してなる請求項1記載のインナーベルトを備えた運動靴。
  3. 前記甲被に開設した貫通孔が中敷の上面近傍に位置する請求項1記載のインナーベルトを備えた運動靴。
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