JP3586452B2 - ディジタル信号処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ通信やデータ搬送路に用いられる自動等化器の適応ディジタル信号処理装置に関し、特に、ディジタル信号処理装置のシステムを決定するタップ係数の設定動作による消費電力の低減を図ったものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
未知システムの入力信号と出力信号とから、この未知システムのパラメータ、例えば、インパルス応答を逐次的に推定するフィルタはアダプティブフィルタと呼ばれている。このフィルタは、エコーキャンセラや自動等化器等に使用され、未知システムである伝送路におけるインパルス応答を推定し、それに対応するタップ係数に更新する。
【0003】
図3は、このフィルタを用いて未知システムのパラメータを推定する従来のシステム例を示しており、信号x(i)が入力したときの未知システム301の出力信号d(i)と、アダプティブフィルタから成る適応システム302で上記と同じ信号x(i)を処理したときの出力信号y(i)と、の差を加算器303で求め、その出力誤差e(i)によってアダプティブフィルタの係数を逐次修正する。
【0004】
このアダプティブフィルタのフィルタ係数を修正するアルゴリズムは、適応アルゴリズムと呼ばれ、LMS(最小二乗平均)アルゴリズムや学習同定法などがよく用いられている。ここで、簡単にLMSアルゴリズムについて説明する。時刻iにおける入力信号x(i)に対して、アダプティブフィルタの状態ベクトルを、
xN(i)=[x(i),x(i−1),…,x(i−N+1)]T
とする。ここで、Nはアダプティブフィルタのインパルス応答長であり、Tは転置を表す。アダプティブフィルタの係数ベクトルをhN(i)とすると、アダプティブフィルタの出力y(i)は、
y(i)=hN(i)xNT(i)
で与えられる。一方、未知システム301のインパルス応答をwNとすると、出力信号d(i)は、
d(i)=wNxNT(i)
と表され、出力誤差e(i)は、
Figure 0003586452
と表される。LMSアルゴリズムでの係数更新は、
hN(i+1)=hN(i)+α*e(i)*xN(i) (式2)
と表される。ここで、αはステップゲインである。
【0005】
以下に従来の適応ディジタル信号処理装置の動作について説明する。
図2は従来の適応ディジタル信号処理装置のブロック図を示す。図2において、211は後述するクロック制御部で制御されたクロックに同期して入力信号201を取り込む適応システム部、212はクロックに同期して、LMSアルゴリズムにより誤差信号が小さくなるように更新係数を生成する係数更新部、213は装置を動作させるためのクロックを発生するクロック生成部、214はクロック生成部213で発生されたクロックを制御するクロック制御部、215は所望信号203と上記適応システム211の出力信号との誤差を算出する誤差計算部である。
【0006】
次に、以上のように構成された従来の適応ディジタル信号処理装置について、以下その動作を説明する。
図2のクロック生成部213では、適応ディジタル信号処理装置を動作させるためのクロックが生成される。クロック生成部213で生成されたクロックは、クロック制御部214で制御され、適応システム部211と係数更新部212と誤差計算部215にそれぞれ送られる。
適応システム部211では前記クロックに同期して入力信号201を取り込み、クロックに同期して等化される。適応システム部211で等化された信号は適応システム部211の出力信号202として出力される。
【0007】
上記出力信号202と、あらかじめ設定された所望信号203とは誤差計算部215に送られ、誤差信号204が生成される。その後、誤差信号204は係数更新部212に送られる。係数更新部212ではクロックに同期して、LMSアルゴリズムにより上記誤差信号204が小さくなるように更新係数205を生成する。
係数更新部212で生成された更新係数205は、適応システム部211の新たなタップ係数となり、これに基づいてクロックに同期して入力信号201が新たに取り込まれる。
以下、この動作を繰り返すことにより、未知システムのインパルス応答を推定することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の適応ディジタル信号処理装置は以上のように構成されており、タップ係数が十分に最適値に収束しても、係数の更新は無限に継続されてしまうため、係数更新を行うためにクロック生成部は、クロック制御部を通じて係数更新部に絶えずクロックを送り続けなければならず、信号処理装置の消費電力の低減を図ることができないという問題点があった。
本発明は以上のような問題点を解消するためになされたもので、タップ係数の設定動作による消費電力の低減を実現することのできる信号処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1にかかるディジタル信号処理装置は、係数が変動可能なフィルタからなる適応システムを用いて、クロックに同期して未知システムの信号を取り込み、該適応システムからの出力信号が所定の基準信号に収束するように上記フィルタのタップ係数の更新を行うディジタル信号処理装置において、上記クロックを発生するクロック生成手段と、上記適応システムの出力信号と所定の基準信号とを比較して、両者の誤差信号を出力する誤差計算手段と、上記クロックに同期して動作し、上記誤差信号の値に基づいて上記適応システムのフィルタ係数を更新する係数更新手段と、所定の閾値として、第1,第2,第3の順にそれぞれ大きくなるよう、大きさの異なる3つの閾値を有し、上記誤差が上記第1の閾値未満のときには、上記係数更新手段を停止させてフィルタ係数の更新が行なわれないように制御し、上記誤差が上記第1の閾値以上、上記第2の閾値未満の場合に係数更新を動作させず、上記第2の閾値以上、かつ上記第3の閾値未満では通常よりも低い周波数で係数更新を行い、上記誤差が上記第3の閾値以上の場合に、上記誤差が上記第1の閾値未満になるまで上記係数更新手段を動作させるように制御する信号を出力する誤差信号判定手段と、上記誤差信号判定手段により、上記係数更新手段に対して更新が許可されなかった場合に、上記クロック生成手段から発生されたクロックの、上記係数更新手段への供給を停止するクロック制御手段と、を備えたものである。
【0010】
また、この発明の請求項2にかかるディジタル信号処理装置は、係数が変動可能なフィルタからなる適応システムを用いて、クロックに同期して未知システムの信号を取り込み、該適応システムからの出力信号が所定の基準信号に収束するように上記フィルタのタップ係数の更新を行うディジタル信号処理装置において、上記クロックを発生するクロック生成手段と、上記適応システムの出力信号と所定の基準信号とを比較して、両者の誤差信号を出力する誤差計算手段と、上記クロックに同期して動作し、上記誤差信号の値に基づいて上記適応システムのフィルタ係数を更新する係数更新手段と、上記誤差計算手段により算出された誤差が、所定の閾値未満のとき、上記閾値との差分値を順次累積し、該累積値が所定値以上になると上記係数更新手段を停止し、この状態から上記差分値が上記閾値以上になったとき再び上記閾値との差分を順次累積し、上記累積値が所定の値以上になったとき上記係数更新手段を動作させるように制御する信号を出力する誤差信号判定手段と、上記誤差信号判定手段により、上記係数更新手段に対して更新が許可されなかった場合に、上記クロック生成手段から発生されたクロックの、上記係数更新手段への供給を停止するクロック制御手段と、を備えたものである。
【0011】
また、この発明の請求項3にかかるディジタル信号処理装置は、係数が変動可能なフィルタからなる適応システムを用いて、クロックに同期して未知システムの信号を取り込み、該適応システムからの出力信号が所定の基準信号に収束するように上記フィルタのタップ係数の更新を行うディジタル信号処理装置において、上記クロックを発生するクロック生成手段と、上記適応システムの出力信号と所定の基準信号とを比較して、両者の誤差信号を出力する誤差計算手段と、上記クロックに同期して動作し、上記誤差信号の値に基づいて上記適応システムのフィルタ係数を更新する係数更新手段と、上記誤差計算手段により算出された誤差が、所定の閾値未満のとき、上記誤差計算手段に供給するクロックの周波数を通常未満の周波数にして計算間隔を拡げるように制御する誤差信号判定手段と、上記誤差信号判定手段により、上記係数更新手段に対して更新が許可されなかった場合に、上記クロック生成手段から発生されたクロックの、上記係数更新手段への供給を停止するクロック制御手段と、を備えたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における適応ディジタル信号処理装置の構成を示すブロック図である。図1において、111は後述するクロック制御部で制御されたクロックに同期して入力信号101を取り込む適応システム部、112はクロックに同期して、LMSアルゴリズムにより誤差信号が小さくなるように更新係数を生成する係数更新部、113はクロックを発生するクロック生成部、114はクロック生成部113で発生されたクロックを制御するクロック制御部、115は所望信号103と上記適応システム111の出力信号との誤差を算出する誤差計算部、116は上記誤差計算部115から出力された誤差信号104と所定の閾値とを比較し、比較結果に応じて係数更新部112へ係数更新の可否を示す信号を出力する誤差信号判定部である。
【0016】
以下に、適応ディジタル信号処理装置の動作について説明する。
クロック生成部113では、適応ディジタルフィルタを動作させるクロックが生成される。クロック生成部113で生成されたクロックはクロック制御部114で制御され、適応システム部111と係数更新部112と誤差計算部115と誤差信号判定部116とにそれぞれ送られる。
【0017】
適応システム部111では、クロックに同期して信号等化が行われる。適応システム部111で等化後の信号は、出力信号102として適応システム部111から出力される。誤差計算部115では出力信号102と所望信号103との差として、誤差信号104が生成される。そして、この誤差信号104は、誤差信号判定部116に送られる。誤差信号判定部116では、入力された誤差信号104が、あらかじめ設定された閾値d1より大きい時は(図4.t<t1参照)、係数更新部112に係数更新信号1080を出力する。係数更新部112では、LMSアルゴリズムにより、誤差信号104を小さくするように更新係数105を生成する。その後、係数更新部112で生成された更新係数105は、適応システム部111の新たなタップ係数となる。以下、係数更新は誤差信号104が前記閾値dより小さくなるまで繰り返される。
【0018】
そして誤差信号104が、前記閾値d1より小さくなると(図4.t≧t1参照)、誤差信号判定部116は係数更新部112に係数更新停止信号1081を送り、クロック制御部114にクロック制御信号107を出力することで係数更新部112へのクロックの供給を停止する。すると係数更新部112ではタップ係数は更新されず前回のタップ係数が適応システム部111のタップ係数となる。これを、誤差信号104が前記閾値d1より大きくなるまで繰り返される。
【0019】
そして時刻がt>t2となり、誤差信号104が再び前記閾値d1より大きくなれば、誤差信号判定部116は係数更新部112に係数更新信号1080を送り、クロック制御部114にクロック制御信号107を出力し、再び係数更新部112へのクロックを供給する。すると係数更新部112には、係数更新部112にはクロック制御部114からのクロックが伝えられて係数更新部112が動作して係数更新が行われ、更新係数105が適応システム部111の新たなタップ係数となる。以下、これを繰り返す。
【0020】
このように本実施の形態1によれば、誤差計算部115により得られた誤差信号104の大きさを誤差信号判定部116によって所定の閾値と比較し、閾値未満の場合には、クロック制御部114にクロック供給を停止するクロック制御信号107を出力し、係数更新部112に係数更新停止信号1081を出力するようにしたので、タップ係数が収束している期間は係数更新部112へのクロック供給が停止されるようになり、低消費電力化を図ることができる。
【0021】
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2にかかる適応ディジタル信号処理装置について説明する。本実施の形態2の適応ディジタル信号処理装置の構成図については、実施の形態1で示した図1のものとほぼ同じものであるが、図7に示すように、誤差判定部116aは、大・小からなる2つの閾値と誤差信号の大きさとを比較して、係数更新の動作を制御するように構成されている。その他の構成については図1と同じである。
【0022】
以下、本実施の形態2の適応ディジタル信号処理装置について、誤差判定部116aを中心として、その動作を説明する。
誤差信号判定部116aでは、入力された誤差信号104が、あらかじめ設定された閾値d1、d2(d1<d2)のうち、d1より大きい時は(図5.t<t1参照)、係数更新部112に係数更新信号1080を出力する。係数更新部112では、LMSアルゴリズムにより誤差信号104を小さくするように更新係数105を生成する。その後、係数更新部112で生成された更新係数105は、適応システム部111の新たなタップ係数となる。以下、係数更新は誤差信号104が前記閾値d1より小さくなるまで繰り返される。
【0023】
次いで、誤差信号104が、前記閾値d1より小さくなると、誤差信号判定部116aは係数更新部112に係数更新停止信号1081を送り、クロック制御部114にクロック制御信号107を出力し係数更新部112へのクロックの供給を停止する。すると係数更新部112ではタップ係数は更新されず、前回のタップ係数が、適応システム部111のタップ係数となる。これを、誤差信号104が前記閾値d2より大きくなるまで(図5.t1≦t≦t2参照)繰り返される。
【0024】
そして誤差信号104が前記閾値d2より大きくなれば、誤差信号判定部116aは係数更新部112に係数更新信号1080を送り、クロック制御部114にクロック制御信号107を出力し再び係数更新部112へのクロックを供給する。すると係数更新部112にはクロック制御部114からのクロックが伝えられて係数更新部112係数更新が行われ、更新係数105が適応システム部111の新たなタップ係数となる。以下、これを繰り返す。
【0025】
このように本実施の形態2によれば、誤差計算部115により得られた誤差信号104の大きさを誤差信号判定部116aによって所定の閾値と比較し、第1の閾値(d1)未満の場合には、クロック制御部114にクロック供給を停止するクロック制御信号107を出力し、係数更新部112に係数更新停止信号1081を出力するようにしたので、タップ係数が収束している期間は係数更新部112へのクロック供給が停止されるようになり、低消費電力化を図ることができる。また、誤差信号104が、上記第1の閾値(d1)よりも増加し、かつ上記第1の閾値よりも大きな第2の閾値(d2)よりも大きくなった場合に上記クロックの供給を再開するようにしているため、誤差信号104の値が閾値d1前後で短周期に変動するような場合に、クロック供給・停止が頻繁に行われることがなくなり、より低消費電力化を図ることができる。
【0026】
(実施の形態3)
次に本発明の実施の形態3にかかる適応ディジタル信号処理装置について説明する。本実施の形態3の適応ディジタル信号処理装置の構成については、実施の形態1で示した図1のものとほぼ同じものであるが、図8に示すように誤差判定部116bは、3つの閾値と誤差信号の大きさとを比較して係数更新の動作を制御するように構成されている。その他の構成については図1と同じである。
【0027】
以下、本実施の形態3の適応信号処理装置について、誤差判定部116bを中心として、その動作を説明する。
誤差信号判定部116bでは、入力された誤差信号104の値が、あらかじめ設定された閾値d1、d2、d3(d1<d2<d3)のうち、d1より大きい時(図6.t<t1参照)は、係数更新部112に係数更新信号1080を出力する。係数更新部112では、LMSアルゴリズムにより誤差信号104を小さくするように更新係数105を生成する。その後、更新係数105は適応システム部111の新たなタップ係数となる。以下、係数更新は誤差信号104が閾値d1より小さくなるまで繰り返される。
【0028】
次いで、誤差信号104の値が、あらかじめ決められた閾値d1より小さくなると、誤差信号判定部116bは係数更新部112に係数更新停止信号1081を送り、クロック制御部114にクロック制御信号107を出力し係数更新部112へのクロックの供給を停止する。すると係数更新部112ではタップ係数は更新されず前回のタップ係数が、適応システム部111に伝えられる。これを、誤差信号104の値が閾値d2より大きくなるまで(t1≦t≦t2)繰り返される。
【0029】
そして、誤差信号104が閾値d2以上d3未満の値になれば(図6.t2≦t<t3参照)、誤差信号判定部116bは係数更新部112に係数更新信号1080を送り、クロック制御部114に周波数が適応システムを動作させるクロックの2分の1、または4分の1、またはそれ以下の分周クロックを出す制御をするクロック制御信号107を出力し、係数更新部112にはクロック制御部114から前記分周クロックが伝えられて係数更新部112が動作して係数更新が行われ、更新係数105を生成し適応システム部111に伝えられる。
【0030】
さらに、誤差信号104が図6において、閾値d3以上の値になれば、誤差信号判定部116はクロック制御部114にクロック制御信号107を出力し、係数更新部112にはクロック制御部114から元のクロックが伝えられて係数更新部112が動作して係数更新が行われ、更新係数105が適応システム部111の新たなタップ係数となる。以下、これを繰り返す。
【0031】
このように本実施の形態3によれば、誤差計算部115により得られた誤差信号104の大きさを誤差信号判定部116によって所定の閾値と比較し、第1の閾値(d1)未満の場合には、クロック制御部114にクロック供給を停止するクロック制御信号107を出力し、係数更新部112に係数更新停止信号1081を出力するようにしたので、タップ係数が収束している期間は係数更新部112へのクロック供給が停止されるようになり、低消費電力化を図ることができる。また、誤差信号104が、上記第1の閾値(d1)よりも増加し、かつ上記第1の閾値よりも大きな第2の閾値(d2)の間における期間には、通常のクロックの半分、または4分の1、またはそれ以下の分周クロックを係数更新部112に出力し、さらに、第2の閾値(d2)よりも大きな閾値(d3)以上となった場合に、上記クロックの供給を通常のクロックの供給を再開するようにしているため、誤差信号104の値が閾値d1よりも大きくなっても、第3の閾値未満のときは周波数の低いクロックで漸次係数の更新を行うことで、タップ係数の収束効率を向上させることができ、さらなる低消費電力化を図ることができる。
【0032】
(実施の形態4)
次に本発明の実施の形態4にかかる適応ディジタル信号処理装置について説明する。本実施の形態4の適応ディジタル信号処理装置の構成図については、実施の形態1で示した図1のものとほぼ同じものであるが、図9に示すように、誤差判定部116cは、誤差信号104と閾値との差分を累積する機能を備えている点が異なる。その他の構成については図1と同じである。
【0033】
以下、本実施の形態4の適応ディジタル信号処理装置について、誤差判定部116cを中心として、その動作を説明する。
誤差信号判定部116cでは、入力された誤差信号104が、あらかじめ設定された閾値d1より大きい時は(図4.t<t1参照)、係数更新部112に係数更新信号1080を出力する。係数更新部112では、LMSアルゴリズムにより誤差信号104を小さくするように更新係数105を生成する。その後、更新係数105は適応システム部111の新たなタップ係数となる。以下、係数更新は誤差信号104が前記閾値d1より小さくなるまで繰り返される。
【0034】
次いで、誤差信号104が、前記閾値d1以下になると(図4.t≧t1参照)、誤差信号判定部116cでは誤差信号104と前記閾値d1との差分を計算し、順次加算していく。そして、順次加算された前記差分の累積値があらかじめ決められた値を超えると、係数更新部112に係数更新停止信号1081を送り、クロック制御部114にクロック制御信号107を出力し、係数更新部112へのクロックの供給を停止する。ここで上記差分の累積値が所定の値を超えるということは、閾値d1よりも誤差信号が小さい期間が所定の時間存在するということであり、タップ係数が収束している状態を示すものである。すると係数更新部112では係数更新は行われず、適応システム部111のタップ係数も更新されない。このタイミングで誤差信号判定部116cによる誤差信号104と前記閾値d1との差分の累積がリセットされる。
【0035】
その後、再び誤差信号104が前記閾値d1以上になると、新たに誤差信号104と閾値d1との差分を順次加算していく。そして、順次加算された前記差分の累積値があらかじめ決められた上記値以上になるまで繰り返される。そして前記累積があらかじめ決められた値以上になると、すなわち、誤差信号が閾値d1よりも大きな値となっている状態が所定の期間継続したことになるので、誤差信号判定部116cは係数更新部112に係数更新信号1080を送り、クロック制御部114にクロック制御信号107を出力し再び係数更新部112へのクロックを供給する。すると係数更新部112には、クロック制御部114からのクロックが伝えられて係数更新部112が動作して係数更新が行われ、更新係数105が適応システム部111の新たなタップ係数となる。以下、これを繰り返す。
【0036】
このように本実施の形態4によれば、誤差計算部115により得られた誤差信号104の大きさを誤差信号判定部116cによって所定の閾値と比較し、その差分値を順次累積し、該累積値と所定の値と比較し、所定の値よりも大きくなった場合に、クロック制御部114にクロック供給を停止するクロック制御信号107を出力し、係数更新部112に係数更新停止信号1081を出力するようにしたので、タップ係数が収束している期間は係数更新部112へのクロック供給が停止されるようになり、低消費電力化を図ることができる。また、誤差信号104と閾値との差分値を累積して、これを所定の値と比較を行う方式であるため、誤差信号104が閾値をまたいで細かく変動するような場合や、一時的に閾値よりも大きくなった場合でも、いきなり係数更新部112へクロック供給が行われることがなく、タップ係数の収束の効率の向上を図ることができる。
【0037】
(実施の形態5)
次に本発明の実施の形態5にかかる適応ディジタル信号処理装置について説明する。本実施の形態2の適応ディジタル信号処理装置の構成図については、実施の形態1で示した図1のものとほぼ同じものであるが、図10に示すように、誤差判定部116dは、あらかじめ決められた閾値と比較して、その結果により係数更新の周波数を動的に変化させるように制御するよう構成されている点が異なる。その他の構成については図1と同じである。
【0038】
以下、本実施の形態5の適応ディジタル信号処理装置について、誤差判定部116dを中心として、その動作を説明する。
誤差信号判定部116dでは、入力された誤差信号104が、あらかじめ設定された閾値d1より大きい時は(図4.t<t1参照)、係数更新部112に係数更新信号1080を出力する。係数更新部112では、LMSアルゴリズムにより誤差信号104を小さくするように更新係数105を生成する。その後、更新係数105は新たなタップ係数として適応システム部111に伝えられる。以下、係数更新は誤差信号104が前記閾値d1より小さくなるまで繰り返される。
【0039】
そして、誤差信号104が、前記閾値d1より小さくなると(図4.t1≦t≦t2参照)、誤差信号判定部116dはクロック制御部114に元の周波数の2分の1もしくは4分の1もしくはそれ以下の周波数のクロックを係数更新部112に出力するクロック制御信号107を送る。すると係数更新部112では2分の1もしくは4分の1もしくはそれ以下の周波数で係数更新が行われ、適応システム部111のタップ係数となる。これを、誤差信号104が前記閾値d1より大きくなるまで繰り返される。
そして誤差信号104が再び前記閾値d1より大きくなれば、誤差信号判定部116dはクロック制御部114に元の周波数のクロックを係数更新部112に出力する制御信号107を送り、係数更新部112では元の周波数で係数更新が行われる。以下、これを繰り返す。
【0040】
このように本実施の形態5によれば、誤差信号判定部116dに入力された誤差信号104と、あらかじめ設定された閾値d1との比較結果に応じて、クロック制御部114に対して、係数更新部112へ供給するクロックの周波数を通常の周波数からそれ以下の周波数の状態となるように動的に変化させるような制御信号107を送るようにしたので、タップ係数が収束している期間は、係数更新部112へ低い周波数のクロックが供給されるようになり、低消費電力化を図ることができる。
【0041】
(実施の形態6)
次に本発明の実施の形態6にかかる適応ディジタル信号処理装置について説明する。本実施の形態6の適応ディジタル信号処理装置の構成図については、実施の形態1で示した図1のものとほぼ同じものであるが、図11に示すように、誤差判定部116eで誤差信号104とあらかじめ決められた閾値と比較の結果により、誤差計算部115の動作周波数を制御できるように構成されている点が異なる。その他の構成については図1と同じである。
【0042】
以下、本実施の形態6の適応ディジタル信号処理装置について、誤差判定部116eを中心として、その動作を説明する。
誤差信号判定部116eでは、入力された誤差信号104が、あらかじめ設定された閾値d1より大きい時は(図4.t<t1参照)、係数更新部112に係数更新信号1080を出力する。係数更新部112では、LMSアルゴリズムにより誤差信号104を小さくするように更新係数105を生成する。その後、更新係数105は適応システム部111の新たなタップ係数となる。以下、係数更新は誤差信号104が前記閾値d1より小さくなるまで繰り返される。
【0043】
そして、誤差信号104が、前記閾値d1より小さくなると(図4.t1≦t≦t2参照)、誤差信号判定部116eはクロック制御部114にクロック制御信号107を出力する。するとクロック制御部114から元のクロックの2分の1、4分の1もしくはそれ以下の周波数のクロックが誤差計算部115に送られる。その結果、誤差計算部115では元の動作の2分の1、4分の1もしくはそれ以下の周波数で誤差計算をおこない、前記周波数で誤差信号104を生成する。すなち、誤差の計算の時間的な間隔が2分の1、4分の1もしくはそれ以下となる。
【0044】
係数更新部112では、前記周波数で生成された誤差信号104によりタップ係数を更新する。このとき、タップ係数の更新は通常時よりも2分の1、4分の1もしくはそれ以下の頻度となる。そして適応システム部111に伝えられる。これを、誤差信号104が前記閾値d1より大きくなるまで繰り返される。
【0045】
そして誤差信号104が再び閾値d1より大きくなれば、誤差信号判定部116eはクロック制御部114にクロック制御信号107を出力し、誤差計算部115では元の動作周波数で誤差計算を行い、誤差信号104が係数更新部112に伝えられる。以下、これを繰り返す。
【0046】
このように本実施の形態6によれば、誤差信号判定部116eに入力された誤差信号104と、あらかじめ設定された閾値d1との比較結果に応じて、誤差計算部115へ供給されるクロックの周波数が変化させ、タップ係数が収束の傾向にある場合には、誤差の計算間隔を大きくして係数更新部112による係数更新の間隔を大きくすることで、係数更新部112による係数更新処理の頻度が低下し、その分、消費電力の低減を図ることができる。
【0047】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1にかかるディジタル信号処理装置によれば、係数が変動可能なフィルタからなる適応システムを用いて、クロックに同期して未知システムの信号を取り込み、該適応システムからの出力信号が所定の基準信号に収束するように上記フィルタのタップ係数の更新を行うディジタル信号処理装置において、上記クロックを発生するクロック生成手段と、上記適応システムの出力信号と所定の基準信号とを比較して、両者の誤差信号を出力する誤差計算手段と、上記クロックに同期して動作し、上記誤差信号の値に基づいて上記適応システムのフィルタ係数を更新する係数更新手段と、所定の閾値として、第1,第2,第3の順にそれぞれ大きくなるよう、大きさの異なる3つの閾値を有し、上記誤差が上記第1の閾値未満のときには、上記係数更新手段を停止させてフィルタ係数の更新が行なわれないように制御し、上記誤差が上記第1の閾値以上、上記第2の閾値未満の場合に係数更新を動作させず、上記第2の閾値以上、かつ上記第3の閾値未満では通常よりも低い周波数で係数更新を行い、上記誤差が上記第3の閾値以上の場合に、上記誤差が上記第1の閾値未満になるまで上記係数更新手段を動作させるように制御する信号を出力する誤差信号判定手段と、上記誤差信号判定手段により、上記係数更新手段に対して更新が許可されなかった場合に、上記クロック生成手段から発生されたクロックの、上記係数更新手段への供給を停止するクロック制御手段と、を備えたものとしたので、タップ係数が収束している期間は係数更新手段へのクロック供給が停止されるようになり、低消費電力化を図ることができ、また、誤差信号の値が第1の閾値よりも大きくなっても、第3の閾値未満のときは周波数の低いクロックで漸次係数の更新を行うことで、タップ係数の収束効率を向上させることができ、さらなる低消費電力化を図ることができるという効果が得られる。
【0048】
また、この発明の請求項2にかかるディジタル信号処理装置によれば、係数が変動可能なフィルタからなる適応システムを用いて、クロックに同期して未知システムの信号を取り込み、該適応システムからの出力信号が所定の基準信号に収束するように上記フィルタのタップ係数の更新を行うディジタル信号処理装置において、上記クロックを発生するクロック生成手段と、上記適応システムの出力信号と所定の基準信号とを比較して、両者の誤差信号を出力する誤差計算手段と、上記クロックに同期して動作し、上記誤差信号の値に基づいて上記適応システムのフィルタ係数を更新する係数更新手段と、上記誤差計算手段により算出された誤差が、所定の閾値未満のとき、上記閾値との差分値を順次累積し、該累積値が所定値以上になると上記係数更新手段を停止し、この状態から上記差分値が上記閾値以上になったとき再び上記閾値との差分を順次累積し、上記累積値が所定の値以上になったとき上記係数更新手段を動作させるように制御する信号を出力する誤差信号判定手段と、上記誤差信号判定手段により、上記係数更新手段に対して更新が許可されなかった場合に、上記クロック生成手段から発生されたクロックの、上記係数更新手段への供給を停止するクロック制御手段と、を備えたものとしたので、タップ係数が収束している期間は係数更新手段へのクロック供給が停止されるようになり、低消費電力化を図ることができ、また、誤差信号が閾値をまたいで細かく変動するような場合や、一時的に閾値よりも大きくなった場合でも、いきなり係数更新手段へクロック供給が行われることがなく、タップ係数の収束の効率向上を図ることができるという効果が得られる。
【0049】
また、この発明の請求項3にかかるディジタル信号処理装置によれば、係数が変動可能なフィルタからなる適応システムを用いて、クロックに同期して未知システムの信号を取り込み、該適応システムからの出力信号が所定の基準信号に収束するように上記フィルタのタップ係数の更新を行うディジタル信号処理装置において、上記クロックを発生するクロック生成手段と、上記適応システムの出力信号と所定の基準信号とを比較して、両者の誤差信号を出力する誤差計算手段と、上記クロックに同期して動作し、上記誤差信号の値に基づいて上記適応システムのフィルタ係数を更新する係数更新手段と、上記誤差計算手段により算出された誤差が、所定の閾値未満のとき、上記誤差計算手段に供給するクロックの周波数を通常未満の周波数にして計算間隔を拡げるように制御する誤差信号判定手段と、上記誤差信号判定手段により、上記係数更新手段に対して更新が許可されなかった場合に、上記クロック生成手段から発生されたクロックの、上記係数更新手段への供給を停止するクロック制御手段と、を備えたものとしたので、タップ係数が収束している期間は係数更新手段へのクロック供給が停止されるようになり、低消費電力化を図ることができ、また、上記係数更新手段による係数更新処理の頻度が低下し、その分、消費電力の低減を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる適応ディジタル信号処理装置の構成を示すブロック図
【図2】従来の適応ディジタル信号処理装置の構成を示すブロック図
【図3】従来の適応システムの構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態1において、誤差信号の時間推移と閾値を示す図
【図5】本発明の実施の形態2において、誤差信号の時間推移と2つの閾値を示す図
【図6】本発明の実施の形態3において、誤差信号の時間推移と3つの閾値を示す図
【図7】本発明の実施の形態2にかかる適応ディジタル信号処理装置の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態3にかかる適応ディジタル信号処理装置の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態4にかかる適応ディジタル信号処理装置の構成を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態5にかかる適応ディジタル信号処理装置の構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態6にかかる適応ディジタル信号処理装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 入力信号
102 出力信号
103 所望信号
104 誤差信号
105 更新係数
107 クロック制御信号
1080 係数更新信号
1081 係数更新停止信号
111 適応システム部
112 係数更新部
113 クロック生成部
114 クロック制御部
115 誤差計算部
116,116a〜116e 誤差信号判定部
d 閾値
d1 閾値
d2 閾値
d3 閾値
201 入力信号
202 出力信号
203 所望信号
204 誤差信号
205 更新係数
211 適応システム部
212 係数更新部
213 クロック生成部
214 クロック制御部
215 誤差計算部
301 未知システム
302 適応システム
303 加算器

Claims (3)

  1. 係数が変動可能なフィルタからなる適応システムを用いて、クロックに同期して未知システムの信号を取り込み、該適応システムからの出力信号が所定の基準信号に収束するように上記フィルタのタップ係数の更新を行うディジタル信号処理装置において、
    上記クロックを発生するクロック生成手段と、
    上記適応システムの出力信号と所定の基準信号とを比較して、両者の誤差信号を出力する誤差計算手段と、
    上記クロックに同期して動作し、上記誤差信号の値に基づいて上記適応システムのフィルタ係数を更新する係数更新手段と、
    所定の閾値として、第1,第2,第3の順にそれぞれ大きくなるよう、大きさの異なる3つの閾値を有し、上記誤差が上記第1の閾値未満のときには、上記係数更新手段を停止させてフィルタ係数の更新が行なわれないように制御し、上記誤差が上記第1の閾値以上、上記第2の閾値未満の場合に係数更新を動作させず、上記第2の閾値以上、かつ上記第3の閾値未満では通常よりも低い周波数で係数更新を行い、上記誤差が上記第3の閾値以上の場合に、上記誤差が上記第1の閾値未満になるまで上記係数更新手段を動作させるように制御する信号を出力する誤差信号判定手段と、
    上記誤差信号判定手段により、上記係数更新手段に対して更新が許可されなかった場合に、上記クロック生成手段から発生されたクロックの、上記係数更新手段への供給を停止するクロック制御手段と、
    を備えたことを特徴とするディジタル信号処理装置。
  2. 係数が変動可能なフィルタからなる適応システムを用いて、クロックに同期して未知システムの信号を取り込み、該適応システムからの出力信号が所定の基準信号に収束するように上記フィルタのタップ係数の更新を行うディジタル信号処理装置において、
    上記クロックを発生するクロック生成手段と、
    上記適応システムの出力信号と所定の基準信号とを比較して、両者の誤差信号を出力する誤差計算手段と、
    上記クロックに同期して動作し、上記誤差信号の値に基づいて上記適応システムのフィルタ係数を更新する係数更新手段と、
    上記誤差計算手段により算出された誤差が、所定の閾値未満のとき、上記閾値との差分値を順次累積し、該累積値が所定値以上になると上記係数更新手段を停止し、この状態から上記差分値が上記閾値以上になったとき再び上記閾値との差分を順次累積し、上記累積値が所定の値以上になったとき上記係数更新手段を動作させるように制御する信号を出力する誤差信号判定手段と、
    上記誤差信号判定手段により、上記係数更新手段に対して更新が許可されなかった場合に、上記クロック生成手段から発生されたクロックの、上記係数更新手段への供給を停止するクロック制御手段と、
    を備えたことを特徴とするディジタル信号処理装置。
  3. 係数が変動可能なフィルタからなる適応システムを用いて、クロックに同期して未知システムの信号を取り込み、該適応システムからの出力信号が所定の基準信号に収束するように上記フィルタのタップ係数の更新を行うディジタル信号処理装置において、
    上記クロックを発生するクロック生成手段と、
    上記適応システムの出力信号と所定の基準信号とを比較して、両者の誤差信号を出力する誤差計算手段と、
    上記クロックに同期して動作し、上記誤差信号の値に基づいて上記適応システムのフィルタ係数を更新する係数更新手段と、
    上記誤差計算手段により算出された誤差が、所定の閾値未満のとき、上記誤差計算手段に供給するクロックの周波数を通常未満の周波数にして計算間隔を拡げるように制御する 誤差信号判定手段と、
    上記誤差信号判定手段により、上記係数更新手段に対して更新が許可されなかった場合に、上記クロック生成手段から発生されたクロックの、上記係数更新手段への供給を停止するクロック制御手段と、
    を備えたことを特徴とするディジタル信号処理装置。
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