JP2012182694A - 波形等化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】変化の乏しい反射波に対して係数更新周期を削減して、消費電力を抑制した波形等化装置を実現すること。
【解決手段】入力信号に対して1つもしくは複数の異なるフィルタを持ったフィルタ部100と、フィルタ部100からの出力に対して期待された値と比較して誤差を検出する誤差検出部200と、フィルタ部100のフィルタタップ係数値を誤差信号から生成する係数更新部400と、係数更新部400のフィルタタップ係数値をしきい値と比較し、しきい値より小さい場合に係数更新部400に送る誤差信号を停止する期間を更新周期として制御する誤差制御部300とを備え、誤差制御部300のしきい値比較器を複数設けて、複数のフィルタ別に係数更新を停止することにより、更新する必要のないフィルタタップ係数値の演算を停止することが可能になるので、演算の際の消費電力を抑制することとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィルタタップ係数値としきい値とを比較して、しきい値より小さなフィルタタップ係数値の更新頻度を削減することで、フィルタタップ係数更新の際の演算量を削減して消費電力を抑制した、波形等化技術に関するものである。
従来、放送信号システムにおいて、送信機から送信された信号を受信する受信機では、伝送路などで発生する反射波や、散乱された複数の反射波を抑制するために波形等化器を用いている。様々な環境下で発生する遅延量の異なる反射波や、時間変動する反射波にも対応するため、波形等化器のフィルタタップ係数は適応処理するように工夫されている。
一般的に、適応処理するフィルタタップ係数は、フィルタ出力と期待すべき値との差分である誤差から算出され、誤差の値を小さくするように自動的に決定されている。
誤差検出からフィルタタップ係数を決定する係数更新アルゴリズムは、反射波を抑制する波形等化の収束時間と精度に大きく影響する。また、フィルタタップ数は適応等化範囲を決定するものであり、フィルタタップ係数の更新周期は時間変動する反射波の除去レベルを決定するものであり、波形等化性能に大きく影響する。
そこで従来の係数更新アルゴリズムでは、係数更新の演算量削減と反射波の抑制量向上の両立を図るため、しきい値を用いて、2種類の係数を切り替えることで、抑制量を維持しつつ演算量を削減している(例えば、特許文献1参照)。図3は、前記特許文献1に記載された従来の波形等化装置を示すものである。
図3において、フィルタ部1100は入力信号とフィルタタップ係数値とを乗算している。誤差検出部1200はフィルタ部1100の出力と期待すべき値との比較結果を算出することで、誤差を検出している。遅延器1420は入力信号からフィルタタップ係数を生成するタイミングを調整している。係数生成器A1411と係数生成器B1412とは、誤差検出された誤差信号と、遅延器1420を通った入力信号とからフィルタタップ係数値を算出している。誤差制御部1300は、あらかじめ用意されたしきい値と誤差信号とを比較し、係数生成器A1411と係数生成器B1412とを制御して、フィルタタップ係数値を決定している。
特開2000−91965号公報
しかしながら、前記従来の構成では、変動の少ない反射波に対しても、適応フィルタ係数の収束後でもサンプリング毎の係数更新周期は変わらず、変化の乏しい係数値の演算を全タップのフィルタ数で行っており、演算量も大きく、また、消費電力を無駄に消費しているという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、フィルタタップ係数値に対してしきい値を用いて比較して、しきい値より小さなフィルタ係数値の係数更新周期を削減することで、係数更新の際の演算量を削減して消費電力を抑制することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の波形等化装置は、放送に用いられる入力信号の伝送歪みを低減する波形等化装置であって、1つもしくは複数の異なるフィルタ係数値を持ったフィルタを用いて前記入力信号に対してフィルタ処理するフィルタ部と、前記フィルタ部からの出力と、前記入力信号に対してフィルタ処理した結果として期待される期待値とを比較して誤差を検出し、誤差信号として出力する誤差検出部と、前記フィルタ部の前記フィルタ係数値を、前記誤差信号と前記入力信号とから生成する係数更新部と、 前記係数更新部により生成した前記フィルタ係数値と所定のしきい値とを比較し、前記所定のしきい値よりも前記係数更新部により生成した前記フィルタ係数値の方が小さい場合には、前記係数更新部に送る前記誤差信号を停止する期間を制御することで前記フィルタ係数値の更新周期を制御する誤差制御部とを有する。このような構成により、伝送路において反射波を含んだ入力信号を性能劣化なく演算量を削減して、消費電力の観点で効率よく補正することを行う。
本構成によって、補正しなくても十分に受信可能になる反射を含んだ入力信号に対して、補正の際に演算されるフィルタタップ係数値が予め決められたしきい値よりも小さい場合に、波形等化装置が無駄な演算処理を行わないように係数更新を停止することを特徴とする。
本発明の波形等化装置によれば、強電界の反射波が存在する環境下である受信可能限度になるような環境下と、弱電界の反射波しか存在しない環境下である容易に受信可能な環境下など、それぞれの環境に適した波形等化機能を動作させることで、容易に受信可能な環境下における波形等化装置の冗長な演算量を削減でき、消費電力を抑制することができる。
本発明の実施の形態1、2における波形等化装置の基本構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における波形等化装置の構成を示すブロック図 従来の波形等化装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2における波形等化装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における係数更新制御を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における係数更新制御を示すフローチャート
以下本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1と実施の形態2における波形等化装置の基本構成を示すブロック図である。
フィルタ部100は、放送波などに用いられる入力信号に対してフィルタタップ係数値を乗算し、各フィルタタップの出力結果を加算したものを、波形等化装置の最終信号を出力している。
誤差検出部200はフィルタ部100の出力と、期待すべき値との比較結果を算出した後に誤差を検出して、誤差信号を出力している。
係数更新部400は誤差信号と入力信号とからフィルタタップ係数を生成し、フィルタタップ係数値を、フィルタ部100に出力している。
誤差制御部300は、誤差信号と、フィルタタップ係数値から係数更新周期を調整している。
このような構成によって、補正しなくても十分に受信可能になる反射を含んだ入力信号に対して、補正の際に演算されるフィルタタップ係数値が予め決められたしきい値よりも小さい場合に、波形等化装置が無駄な演算処理を行わないように係数更新を停止することを特徴とする。
また、前記フィルタ係数値と所定のしきい値との比較の際に、複数の前記フィルタ係数値を合計した値と、前記所定のしきい値とを比較するように構成しても構わない。
このような構成によって、多数のフィルタの係数値としきい値との比較処理を軽減することができ、波形等化装置の演算量を削減可能となる。
また、前記誤差制御部において、前記フィルタ係数値と前記所定のしきい値との比較を停止する期間を示す情報を前記誤差信号に含めて出力するように構成しても構わない。
このような構成によって、制御対象となるフィルタに対して直接的に動作を停止せずに、間接的な演算方法で係数更新を停止することにより、複数のフィルタタップ係数値を容易に制御可能とすることが可能となる。
また、前記誤差制御部において、複数の異なるフィルタ係数値に対して、それぞれ所定のしきい値を複数設け、前記フィルタ部のフィルタ別のアルゴリズムやフィルタタップ位置に応じて、複数の前記所定のしきい値からしきい値を選択可能とするように構成しても構わない。
このような構成によって、適応等化範囲となるフィルタ毎に係数更新アルゴリズムを適用することができ、想定される複数の受信環境に適したしきい値に設定可能とすることを特徴とする。
また、前記誤差制御部において、前記フィルタ係数値と前記所定のしきい値とを比較した結果、前記係数更新部に対して前記フィルタ計数値の更新の周期を一定の期間とするように構成しても構わない。
このような構成によって、係数更新の停止が短期間でしかない場合、強制的に停止期間を長くすることができ、しきい値との冗長な比較処理に要する演算量を削減可能とすることを特徴とする。
また、前記誤差制御部は、前記フィルタ部のフィルタタップ係数値を保持し、次動作のフィルタタップ係数値との差分値を算出し、算出した差分値と予め決められたしきい値とを比較して、差分値がしきい値よりも小さい値の時にフィルタタップ係数の更新を停止することを行うように構成しても構わない。
このような構成によって、強電力なゴースト信号であるもののほぼ静的な反射波である場合や、補正不可能な入力信号のためオーバーフローなどによりフィルタタップ係数値の変動が止まった場合に、フィルタ係数値の大小に関わらず係数更新を停止して不要な処理を抑制することができる。
また、本発明の波形等化装置は、前記入力信号の急激な変動が発生した場合には、前記フィルタ係数の係数更新の休止時においても、前記フィルタ係数の更新を行うように構成しても構わない。
このような構成によって、係数更新停止期間に入力信号の急激な変動が生じた場合に、誤差信号からその変動を察知し、急激に変動する入力信号にも対応できるように係数更新を再開することができる。
(実施の形態1)
図2は、実施の形態1における波形等化装置の構成を示すブロック図である。図2において、図1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
フィルタ部100は、入力信号をフィルタタップ係数値で重みづけした5つのフィルタタップであるFIRフィルタ111〜115と、各フィルタタップの出力を積算して波形等化装置の出力信号とする加算器120により構成されている。
なおFIRフィルタとは、Finite Impulse Responseフィルタのことであり、ディジタルフィルタの種類の一つである。実施の形態1、2では、適応処理を行うディジタルフィルタの一例としてFIRフィルタを用いており、フィルタタップ係数値を保持する機能と、保持したフィルタタップ係数値と入力信号とを乗算して出力する機能と、入力信号を後段のフィルタに出力する機能とを有している。
誤差検出部200は、期待値検出器210と、期待値比較器220とから構成されている。
期待値検出器210は、加算器120の出力信号から予測される期待値信号を導出する。
期待値比較器220は、波形等化装置の出力信号と期待値信号との差分を誤差信号として出力する。
係数更新部400は、係数生成器A411、係数生成器B412、係数生成器C413、乗算器431〜435、遅延器421〜425とから構成されている。
係数更新部400は、入力信号と誤差信号とからフィルタタップ係数値を導出する。
乗算器431〜435は、各フィルタタップのフィルタタップ係数値の更新差分値を出力する。
遅延器421〜425は、各フィルタタップに対する係数生成器の出力と入力信号との乗算タイミングを調整する。
誤差制御部300は、係数比較器A311、係数比較器B312、係数比較器C313、更新制御器320、加算器331、加算器332とから構成されている。
係数比較器A311、係数比較器B312、係数比較器C313は、フィルタ部100の各フィルタタップのフィルタタップ係数値またはフィルタタップ計数値の和と、予め決められたしきい値との間で大小比較した結果を出力する比較器である。
更新制御器320は、係数比較器A311、係数比較器B312、係数比較器C313による比較結果に基づき係数生成器A411、係数生成器B412、係数生成器C413の更新周期をそれぞれ制御する。
加算器331、加算器332は、フィルタ部100のフィルタタップ係数値の和を出力する。
ここで係数更新制御の動作について概略を説明する。図5は波形等化装置の係数更新制御フローを示す図である。
波形等化装置に入力された信号である入力信号は、フィルタ部100の処理により出力される(S101)。
波形等化装置の出力信号は、誤差検出部200の処理により誤差検出値が出力される(S102)。
誤差制御部300において、フィルタタップ係数値と比較するしきい値が設定され(S103)、フィルタ部100のフィルタタップ係数値としきい値とを比較する(S104)。
比較結果より、フィルタタップ係数値がしきい値よりも大きい場合、S102において検出した誤差検出値は誤差であるものとして判断する(S105)。フィルタタップ係数値がしきい値以下の場合、係数更新を停止するために誤差をゼロとする(S106)。
係数更新部400では、S105とS106の結果から、フィルタタップ係数の更新値を生成する(S107)。
フィルタタップ係数の更新値は、フィルタ部100における入力信号と乗算され(S108)、フィルタ部100のフィルタタップ係数値が更新される。
つぎに、フィルタ部100の内部動作の詳細について説明する。
FIRフィルタのフィルタタップ係数値の初期状態は、センタータップフィルタと呼ばれるFIRフィルタ113のみ1の値をもっており、その他のFIRフィルタ111、FIRフィルタ112、FIRフィルタ114、FIRフィルタ115はゼロをもっている。
波形等化装置の入力信号は初段のフィルタであるFIRフィルタ111にそのまま入力されるが、初期値のフィルタタップ係数値がゼロのためFIRフィルタ111とフィルタタップ係数値の乗算結果はゼロであり、その出力を加算器120へ出力する。
ディジタル処理の次回の動作では、FIRフィルタ111において、前回の動作時の入力信号がFIRフィルタ111から出力されそのままFIRフィルタ112の入力信号となる。また、新たに波形等化装置の入力信号が入力され、FIRフィルタ111の入力となる。
同様にして、FIRフィルタ112において、入力信号とフィルタタップ係数値を乗算した値を加算器120へ出力し、次回の動作で入力信号をFIRフィルタ113へ出力する。
この一連の動作をFIRフィルタ113、FIRフィルタ114、FIRフィルタ115を通しても同様に行う。ただし、FIRフィルタ115は最後尾のフィルタのため、次回のディジタル処理の動作で入力信号を後段のフィルタに送る出力が不要である。
フィルタタップ係数値が変化しない初期動作では、FIRフィルタ113のフィルタタップ係数の値のみ1であるため、FIR加算器120の出力はFIRフィルタ113の出力そのものである。
波形等化装置の入力信号はFIRフィルタ111とFIRフィルタ112とFIRフィルタ113の動作分を遅延して、波形等化装置の出力信号となる。
フィルタ部100のフィルタタップ係数値を変化させることで、入力信号を自在に変化させて、波形等化装置の出力信号とすることが可能である。つまりフィルタタップ係数値を適切な値にすることで、波形等化装置の入力信号をフィルタ部100において補正して出力することができる。フィルタタップ係数値は、係数更新部400で出力されるフィルタタップ係数値の更新差分値で変更でき、係数更新部400は誤差制御部300からの制御信号により誤差信号からフィルタタップ係数値を生成する。誤差信号は、誤差検出部200にて生成されるが、誤差検出部200の入力信号は波形等化装置の出力信号そのものである。
つぎに、誤差検出部200の内部動作の詳細について説明する。期待値検出器210は、波形等化装置の入力信号の正確な値を推測する機能を有していて、期待値比較器220は、波形等化装置の出力とその期待値を比較する機能を有している。
伝送路などの反射による反射波の発生により、本来の正確な信号とは異なった波形等化装置の入力信号の値は、フィルタ部100で補正された後、期待値検出器210で予め用意されている値と比較される。そして、期待値検出器210で、正確な信号の値と最も期待される値とが導き出される。そして、期待値比較器220では、期待値検出器210にて導出された期待値と、波形等化装置の出力信号の値とを比較し、その差分値を誤差値として出力する。
たとえば、本来の正確な信号パターンを“0|0|0|0”、“1|1|1|1”、“1|0|1|0”、“0|1|0|1”の4つのうちのどれかであるとした場合、“0.8|0.2|0.9|0.1|”というような信号が期待値検出器210で入力されると、期待値パターン“1|0|1|0”として出力される。期待値比較器220は、期待値検出器210で出力された期待値パターン“1|0|1|0”と波形等化装置の出力信号のパターン“0.8|0.2|0.9|0.1|”とを比較してその差分“−0.2|+0.2|−0.1|+0.1|”を誤差値パターンとして出力する。
つぎに、係数更新部400の内部動作の詳細について説明する。係数生成器A411、係数生成器B412、係数生成器C413は、係数更新部400に入力された誤差信号にステップゲインを乗算して出力するものであり、誤差制御部300の制御信号によりステップゲインの値の大きさや乗算出力の値自体を変更することが可能である。
遅延器421〜425は、それぞれFIRフィルタ111〜115のフィルタタップ係数値を更新するために、ディジタル処理の入力信号を遅延させるために必要である。
同様に乗算器431〜435は、係数生成器A411、係数生成器B412、係数生成器C413の出力と乗算して、それぞれFIRフィルタ111〜115の係数更新差分値を出力するために必要である。係数更新方法をLMSアルゴリズムで行った場合、ディジタル処理で更新される係数値Cn+1を(数1)に示す。
Figure 2012182694
nは現在の係数値であり、μはステップゲインであり、Eは誤差信号であり、Xnは現在の入力信号である。
ステップゲインを大きく、または小さくすることにより、誤差信号の値による係数更新量を制御することが可能である。また(数1)から分かるように、係数生成器の動作自体を止めることにより係数更新周期を制御することが可能だが、ステップゲインをゼロとすることで係数更新値を一定値にすることになり(Cn+1=Cn)、係数生成器の動作自体を止めることなく係数更新周期を制御することが可能である。
ここで、LMSアルゴリズムとは、Least Mean Squareアルゴリズムであり、誤差信号の値とステップゲインと入力信号とを乗算して誤差信号の値を小さくしながら係数更新を行うものである。
一般的にステップゲインを大きくすることにより、誤差信号の値を小さくする波形等化装置の収束時間を短くすることができる。つまり、大きく変化する反射波を含んだ信号に追従して、誤差を補正することが可能である。一方、変化の乏しい反射波を含んだ信号にも大きく反応してしまうため、誤差信号の値が小さくなるとステップゲインを小さくしたり、係数更新周期を小さくしたりする工夫が必要である。
入力信号に含まれる遅延の大きい反射波や遅延の小さい反射波など、入力信号の反射環境を想定した係数更新を行うことで、異なった遅延量をもつ複数の反射波に対応する波形等化装置の実現が可能である。そこで、係数生成器A411、係数生成器B412、係数生成器C413のように複数の係数生成器により、係数更新を行うことで波形等化装置の性能向上を可能としている。
たとえば、入力信号の伝送路において、変動する反射波の遅延量はとても小さく、遅延量の大きい反射波はほとんど変動しないという環境を想定する。センタータップフィルタであるFIRフィルタ113に対する係数更新を係数生成器B412で行う。また、前段のFIRフィルタ111とFIRフィルタ112の係数更新は係数生成器A411で行う。さらに、後段のFIRフィルタ114とFIRフィルタ115の係数更新は係数生成器C413で行う。
このため、変動する反射波は、遅延量が小さくなりセンタータップであるFIRフィルタ113でほぼ補正され、係数生成器B412は反射の変動に追従できるように係数更新を行う。一方、ほとんど変動しない反射波は、遅延量が大きいため、FIRフィルタ114、あるいはFIRフィルタ115で補正され、係数生成器C413は、係数更新を抑制する。
さらに反射波は主波よりも必ず遅延する環境であれば、センタータップフィルタより前段のFIRフィルタ111、FIRフィルタ112での補正は不要であり、係数生成器A411は、係数更新しないように動作する。
このように、入力信号に含まれる特定の遅延量の反射波に対する係数更新を行うことで、補正のためのフィルタタップ係数値をピンポイントに変化させることができるため、補正による誤差信号を小さくするために要する収束時間を短くでき、波形等化装置の性能を向上させることになる。
つぎに、誤差制御部300の内部動作の詳細について説明する。
係数比較器A311は、係数生成器A411の係数更新に関与しており、係数更新の判断指標としてFIRフィルタ111とFIRフィルタ112のフィルタタップ係数値を読み込んでいる。
係数比較器B312は、係数生成器B412の係数更新に関与しFIRフィルタ113のフィルタタップ係数値を読み込んでおり、係数比較器C313は、係数生成器C413の係数更新に関与しFIRフィルタ114とFIRフィルタ115のフィルタタップ係数値を読み込んでいる。
係数比較器A311、係数比較器B312、係数比較器C313は、それぞれ異なったしきい値をとることができ、読み込んだそれぞれのフィルタタップ係数値をしきい値と比較できるようになっている。比較処理では、フィルタタップ係数値がしきい値を超えた値であれば1を出力し、フィルタタップ係数値がしきい値以下の値であれば0を出力する。そのため、更新制御器320は、係数比較器A311の比較結果、係数比較器B312の比較結果、係数比較器C313の比較結果をもとに、それぞれ係数生成器A411、係数生成器B412、係数生成器C413の係数更新の制御信号を出力することができる。
また、係数比較器A311は、FIRフィルタ111とFIRフィルタ112のフィルタタップ係数値を加算器331で加算した結果の係数値Aを読み込む。こうすることにより、それぞれのFIRフィルタのフィルタタップ係数値を比較することと比べて係数比較処理量を半減できる。同様に係数比較器C313も、FIRフィルタ114とFIRフィルタ115のフィルタタップ係数値を加算器332で加算した結果の係数値Cを読み込んでいる。
特にFIRフィルタ数が多い場合、遅延量の異なる多くの反射波を抑制することが可能だが、係数比較器はFIRフィルタ数の数だけ増やす必要が生じる。係数比較器の増加は、フィルタタップ係数値の比較処理の増加になり、計算量が膨大になる。
そこで、上述したように隣同士あるいは比較的近い段数目のフィルタにおいては、フィルタタップ係数値の平均と比較することにより、比較処理による計算量の膨大を抑制することが可能である。
たとえば、係数比較器A311のしきい値Aを0.3、係数比較器B312のしきい値Bを0.1、係数比較器C313のしきい値Cを0.4とし、FIRフィルタ111のフィルタタップ係数値が“0.2|0.0|0.1|0.0”、FIRフィルタ112のフィルタタップ係数値が“0.2|0.3|0.2|0.1”、FIRフィルタ113のフィルタタップ係数値が“0.9|0.7|0.8|0.6”、FIRフィルタ114のフィルタタップ係数値が“0.2|0.3|0.2|0.5”、FIRフィルタ115のフィルタタップ係数値が“0.0|0.2|0.2|0.3”と順に変化したときを想定する。
加算器331は、FIRフィルタ111とFIRフィルタ112のフィルタタップ係数値の和(係数A)として、“0.4|0.3|0.3|0.1”を順に出力する。加算器332は、FIRフィルタ114とFIRフィルタ115のフィルタタップ係数値の和(係数C)として、“0.2|0.5|0.4|0.8”を順に出力する。係数Bは、FIRフィルタ113のそのままのフィルタタップ係数値であり、“0.9|0.7|0.8|0.6”の順になる。
係数比較器Aは、係数Aとしきい値Aと比較して、“1|0|0|0”を順に出力する。係数比較器Bは、係数Bとしきい値Bと比較して、“1|1|1|1”を順に出力する。係数比較器Cは、係数Cとしきい値Cと比較して、“0|1|0|1”を順に出力する。
更新制御器320は、係数比較器Aの出力が0の場合に係数生成器Aの出力を0として出力させるため、FIRフィルタ111とFIRフィルタ112のフィルタタップ係数値は、4回の内1回の係数更新の動作となる。同様に、係数生成器Cの出力で係数更新されるFIRフィルタ114とFIRフィルタ115のフィルタタップ係数値は、4回の内2回の係数更新の動作となる。係数生成器Bの出力で係数更新されるFIRフィルタ113のフィルタタップ係数値は、常時の係数更新の動作となる。
かかる構成によれば、誤差制御部300でフィルタ部100のフィルタタップ係数値を3つの係数比較器でしきい値と比較して、しきい値以下の場合に係数更新部400に係数更新を停止するように制御信号を送信することにより、係数更新部400の係数更新値をゼロとすることで係数更新を停止することになり、フィルタタップ係数更新による演算量を削減することができる。このように、誤差信号が0の期間については、係数更新を停止するように指示することとしている。なお、係数更新を停止する期間の指示として、誤差信号を1となるように定義しても構わない。
なお、本実施の形態1において、フィルタ部100のフィルタタップとしてFIRフィルタを設けたが、IIR(Infinite Impulse Response)フィルタなど、他のフィルタとしても良い。この場合、フィルタタップ係数値の収束時間や係数値の変動量が異なってくる。
また、本実施の形態1において、フィルタ部100のFIRフィルタを5つ、誤差制御部300の係数比較器を3つと加算器を2つ、係数更新部400の係数生成器を3つと遅延器を5つと乗算器を5つとして示したが、特に数を限定するものではない。数を増やした場合は、一般的にはディジタル処理の精度が向上するため、波形等化性能が向上すると考えられる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における波形等化装置の構成を示すブロック図である。図4において、図1および図2と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図4において、誤差制御部301は、遅延器340と、係数変動検出器350と、係数比較器310と、更新制御器320と、カウンター360とにより構成されている。
遅延器340は、フィルタ部100のフィルタタップ係数値を前の値と比較するためにタイミングを調整する。
係数変動検出器350は、フィルタ部100のフィルタタップ係数値と、遅延器340が出力したフィルタタップ係数値とを比較して差分を出力することで係数変動値を検出する。
係数比較器310は、係数変動検出器350で検出した係数変動値と、予め決められたしきい値とを大小比較した結果を出力する。
更新制御器320は、係数比較器310による比較結果と、誤差検出部200からの誤差信号に基づき係数更新部400の更新周期を制御するための制御信号を出力する。
カウンター360は、更新制御器320から係数更新部400への制御信号を検知し、制御回数をカウントすることで係数更新周期を変更し、係数比較器310と係数変動検出器350の動作を停止させる。
ここで係数更新制御動作について概略を説明する。図6は波形等化装置の係数更新制御フローを示す図である。図6において、カウンターの比較回数は8(S207)を例に説明している。
波形等化装置に入力された信号は、フィルタ部100により処理され、出力信号として出力される(S201)。
波形等化装置の出力信号は、誤差検出部200の処理により誤差検出値(E)が出力される(S202)。
出力された誤差検出値(E)が0.5以上かどうかを比較する(S203)。
比較結果が0.5未満の場合に、誤差制御部301において、現在のフィルタタップ係数値と、前回のフィルタタップ係数値との差分から係数変化量を算出する(S204)。
算出した係数変化量と比較するためのしきい値を設定し(S205)、係数更新部400への制御信号の制御回数(N)を設定する(S206)。
設定した制御回数が8回以上かどうかを確認し(S207)、制御回数が8回以上の場合に係数変化量としきい値とを比較する(S209)。
S207において制御回数が8回未満の場合、係数変動検出器350と係数比較器310の動作を停止する(S208)。
つぎにS209の比較結果より、係数変化量がしきい値より大きい場合、S202の誤差検出値(E)を誤差として判断し(S211)、係数変化量がしきい値以下の場合、制御回数の値をゼロ(N=0)とする(S210)。
S208とS210をたどった場合、係数更新を停止するために誤差(E)をゼロとする(S212)。
また、S203において誤差検出値(E)が0.5以上の場合は、S211に進み、S202の誤差検出値(E)を誤差として判断する。誤差検出値(E)と比較対象となる値は、0.5以外に定めても構わない。
S211、または、S212の処理回数を制御回数としてカウント(N=N+1)する(S213)。
係数更新部400では、S211、または、S212の結果から、フィルタタップ係数の更新値を生成する(S214)。
フィルタタップ係数の更新値は、フィルタ部の入力信号と乗算され(S215)、フィルタ部100のフィルタタップ係数値が更新される。
つぎに、誤差制御部301の内部動作の詳細について説明する。
係数変動検出器350は、フィルタ部100から更新前後のフィルタタップ係数値を読み込んでいる。そのため、係数変動検出器350は、フィルタタップ係数値を遅延器340で更新一回の処理分を遅延させて、更新前後のフィルタタップ係数値の変化量を算出している。
係数比較器310は、係数変化量をしきい値と比較し、係数変化量がしきい値を超えた値であれば1を出力し、係数変化量がしきい値以下の値であれば0を出力する。
更新制御器320は、係数比較器310の比較結果をもとに、カウンター360に係数更新の制御信号を出力する。ただし、更新制御器320は、同時に誤差検出部200から誤差信号を読み込んでおり、誤差検出部200からの誤差信号の値が0.5以上の場合は、係数更新を強制的に動作させるための制御信号をカウンター360に出力する。
カウンター360は、更新制御器320の制御信号の回数をカウントしており、回数が8回以上の場合に更新制御器320の制御信号を係数更新部400へ出力し、回数が8回未満の場合に、係数更新を停止するための制御信号を係数更新部400へ出力する。このとき、カウンター360のカウントの回数が8回未満の場合でも、更新制御器320から係数更新を強制動作させる制御信号が出力されていれば、カウントの回数が8回以上と同様に係数更新を動作させるための制御信号を係数更新部400へ出力する。
たとえば、係数比較器310のしきい値を0.1とし、フィルタタップ係数値が“0.9|0.7|0.4|0.3|0.2”と変化したときを想定する。係数変動検出器350は、係数変化量として“0.2|0.3|0.1|0.1”を出力する。係数比較器310は、しきい値との比較結果より、“1|1|0|0”を出力する。
同時に更新制御器320は、誤差検出部200からの誤差信号を読み込んでおり、誤差信号が“0.3|0.3|0.1|0.5”と変化していたものとする。このとき、誤差信号が0.5以上であるので、カウンター360の値に関わらず強制的に係数を更新する。その結果、最後の4つ目の値がカウンター360のカウント回数に関わらず強制的に1となるため、“1|1|0|1”をカウンター360へ出力する。
始めの値の動作でカウンター360の回数が7回だったとすると、始めの値はゼロとみなされ、カウンター360は“0|1|0|1”を係数更新部400へ出力する。係数更新部400では、カウンター360からの制御値が0の場合に係数更新値をゼロとするため、4回の内2回の係数更新周期として動作することになる。
かかる構成によれば、誤差制御部301でフィルタ部100のフィルタタップ係数値の変化量をしきい値と比較してしきい値以下の場合と、誤差検出部200の誤差信号の値が小さい場合に、係数更新部400に係数更新を停止するように制御信号を送信し、さらにその制御信号の回数をカウントして回数が小さい場合にも係数更新を停止するように制御信号を送信することにより、係数更新部400の係数更新値をゼロとすることで係数更新を停止することになり、フィルタタップ係数更新による演算量を削減することができる。さらに、たとえ係数更新が停止状態であったとしても、誤差検出部200より検出された誤差が大きくなる場合や、入力信号が急激に変化する場合にも、強制的にフィルタタップ係数値を更新することができる。
なお、本実施の形態2において、誤差制御部301の変化量を算出する手段として遅延器340を設けたが、値を一定期間保存もしくは平均化できるメモリーとしても良い。この場合、フィルタタップ係数値の変化量を算出するタイミングやフィルタタップ係数値の変化量を抑制し、係数比較器310の比較演算がしやすくなる利点がある。
なお、本実施の形態2において、カウンター360のカウンター設定値を8回、更新制御器320の誤差信号の更新有効値を0.2以上として示したが、特に数を限定するものではない。数を減らした場合は、係数更新周期がより長くなりやすいため、係数更新での演算量を削減による消費電力を抑制するものの、波形等化性能は低下する。数を増やした場合は、係数更新周期がより短くなりやすく、波形等化性能の劣化を抑制するものの、係数更新での演算量削減による消費電力が抑制しにくくなる。
なお、本実施の形態1、2において、係数比較器に用いるしきい値として、複数の組を保存し、これらを選択して用いるように構成することもできる。このようにすることで、フィルタ部100のフィルタアルゴリズムや各フィルタタップの係数値等のフィルタ構成に応じた、誤差制御部300、301を構成することができる。
本発明にかかる波形等化装置は、反射波の大小でフィルタ係数値の係数更新周期を変更することが可能になるので、反射の少ない環境下におけるフィルタ係数値の更新の際の演算量を削減することにより、消費電力を抑制した波形等化技術等として有用である。
100 フィルタ部
111 FIRフィルタ
112 FIRフィルタ
113 FIRフィルタ
114 FIRフィルタ
115 FIRフィルタ
120 加算器
200 誤差検出部
210 期待値検出器
220 期待値比較器
300 誤差制御部
301 誤差制御部
310 係数比較器
311 係数比較器A
312 係数比較器B
313 係数比較器C
320 更新制御器
331 加算器
332 加算器
340 遅延器
350 係数変動検出器
360 カウンター
400 係数更新部
411 係数生成器A
412 係数生成器B
413 係数生成器C
421 遅延器
422 遅延器
423 遅延器
424 遅延器
425 遅延器
431 乗算器
432 乗算器
433 乗算器
434 乗算器
435 乗算器

Claims (7)

  1. 放送に用いられる入力信号の伝送歪みを低減する波形等化装置であって、
    1つもしくは複数の異なるフィルタ係数値を持ったフィルタを用いて前記入力信号に対してフィルタ処理するフィルタ部と、
    前記フィルタ部からの出力と、前記入力信号に対してフィルタ処理した結果として期待される期待値とを比較して誤差を検出し、誤差信号として出力する誤差検出部と、
    前記フィルタ部の前記フィルタ係数値を、前記誤差信号と前記入力信号とから生成する係数更新部と、
    前記係数更新部により生成した前記フィルタ係数値と所定のしきい値とを比較し、前記所定のしきい値よりも前記係数更新部により生成した前記フィルタ係数値の方が小さい場合には、前記係数更新部に送る前記誤差信号を停止する期間を制御することで前記フィルタ係数値の更新周期を制御する誤差制御部とを備えたことを特徴とする波形等化装置。
  2. 前記誤差制御部は、前記フィルタ係数値と所定のしきい値との比較の際に、複数の前記フィルタ係数値を合計した値と、前記所定のしきい値とを比較することを特徴とする請求項1に記載の波形等化装置。
  3. 前記誤差制御部は、前記フィルタ係数値と前記所定のしきい値との比較を停止する期間を示す情報を前記誤差信号に含めて出力することを特徴とする請求項2に記載の波形等化装置。
  4. 前記誤差制御部は、複数の異なるフィルタ係数値に対して、それぞれ所定のしきい値を複数設け、前記フィルタ部のフィルタ別のアルゴリズムやフィルタタップ位置に応じて、複数の前記所定のしきい値からしきい値を選択可能とした、請求項1に記載の波形等化装置。
  5. 前記誤差制御部は、前記フィルタ係数値と前記所定のしきい値とを比較した結果、前記係数更新部に対して前記フィルタ係数値の更新の周期を一定の期間としたことを特徴とする請求項1に記載の波形等化装置。
  6. 前記誤差制御部は、さらに、前記フィルタ係数値の変動に対してしきい値を設けて比較し、前記フィルタ係数値の変動が小さいときには、前記フィルタ係数値の更新を行わないようにすることを特徴とする、請求項1に記載の波形等化装置。
  7. 前記誤差制御部は、前記入力信号の急激な変動が発生した場合には、前記フィルタ係数の係数更新の休止時においても、前記フィルタ係数の更新を行うことを特徴とした請求項6に記載の波形等化装置。
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