JP3586056B2 - 患者等の検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は患者等の検出装置に関し、特に振幅性のノイズによる受信機の誤動作を解消する患者等の検出装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図4(a)に示すような携帯型送信機T2と、受信機R2と、表示器H2とで構成された患者等の検出装置が知られている。
受信機R2は、図4(b)に示すようにアンテナ51と、高周波増幅回路52と、AM検波回路53と、波形整形回路54とを有し、アンテナ51は高周波増幅回路52、AM検波回路53を介して波形整形回路54に接続されている。
【0003】
このように構成された患者等の検出装置を病院で使用する場合においては、徘徊患者等に携帯型送信機T2を携帯してもらい、受信機R2は病室出入口等の検出位置に設置される。
携帯型送信機T2から送信される被検出信号f11は、図4のSに示すようなキャリア周波数450KHz、周期0.5sec、パルス幅1msecの信号となっており、たえず間欠発信されている。
【0004】
受信機R2は、携帯型送信機T2から間欠発信された被検出信号f11をアンテナ51で受信し、高周波増幅回路52で増幅する。増幅された携帯型送信機T2からの信号はAM検波回路53で検波され、波形整形回路54で波形整形されたのち出力され(OUT)、表示器H2へ発報出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような患者等の検出装置では、受信機に振幅性ノイズが入力されると、検波出力にノイズが出力され、誤動作するという難点があった。
本発明はこのような難点を解決するために、振幅性のノイズによる受信機の誤動作を解消する患者等の検出装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため、本発明による患者等の検出装置は、徘徊患者等によって携帯された携帯型発信機から周期的に間欠発信される被検出信号を検出する受信機を備えている。
携帯型発信機は、キャリアを発信ベース信号で位相変調して間欠発信される被検出信号を形成する。
【0007】
受信機は、受信した被検出信号に、被検出信号を所定時間遅延させた遅延信号を乗算する第1の乗算器と、第1の乗算器からの出力信号を積分する積分器と、積分器からの積分出力信号に、積分出力信号を所定時間遅延させた遅延信号を乗算して被検出信号の有無を直流レベルの変化として検出する第2の乗算器とを備えている。
【0008】
このように患者等の検出装置では携帯型発信機から位相変調されたキャリアを出力し、受信機側では受信信号とその遅延信号を使用して位相復調し、復調信号の周波数を検出して、送信時間が一定時間以上あるかを判別しているので、振幅性のノイズによる受信機の誤動作を解消することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による患者等の検出装置の好ましい実施の形態例を示す図面を参照して詳述する。
図1、図2に示すような本発明による患者等の検出装置は、徘徊患者等によって携帯された携帯型発信機T1から周期的に間欠発信される被検出信号f2を検出する受信機R1を備えている。
【0010】
携帯型発信機T1は、キャリアf1を発信ベース信号S1で位相変調して間欠発信される被検出信号f2を形成するものである。
図1に示すように携帯型発信機T1は、10.645MHzのキャリアf1を発振する発振回路1a、2.048kHzの発信ベース信号S1を発振する発振回路1bと、EX−OR回路2と、周期0.5sec、パルス幅15.625msecの信号タイミングジェネレータ3と、アナログスイッチ4と、増幅回路5と、発信機アンテナ6とを備え、発振回路1a、1bがEX−OR回路2の入力側に接続され、出力側にはタイミングジェネレータ3に接続されたアナログスイッチ4が接続されている。アナログスイッチ4は、増幅回路5を介して発信機アンテナ6に接続されている。
【0011】
図2に示すように受信機R1は、被検出信号f2を受信する受信機アンテナ11と、受信した信号を増幅する高周波増幅回路12と、受信した信号(f1=10.645MHz)と局部発振回路14からの信号(10.19035MHz)をミキシングしてS1=2.048KHzの位相変調のかかった454.65KHz(=10.645MHz−10.19035MHz)の信号を出力するミキサー13と、ミキサー13の出力から454.65KHz帯域外の雑音成分を除去して受信被検出信号S2を生成するバンドパスフィルタ15と、受信被検出信号S2に、受信被検出信号S2を遅延素子17により所定時間遅延させた遅延信号S3を乗算する第1の乗算器16と、第1の乗算器16からの出力信号を積分する積分器18と、積分器18からの積分出力信号S4に、積分出力信号S4を遅延素子20により所定時間遅延させた遅延信号S5を乗算して被検出信号の有無を直流レベルの変化として検出し直流レベルに変換する第2の乗算器19とを備えている。
【0012】
遅延素子17、20は453.5bitのシフトレジタで構成されており遅延時間はクロック信号ckにより決定される。例えば、クロック信号ckの周波数は3.72MHzで遅延時間は121.9086022μsec(図3)で、発信ベース信号(データ)S1の周期T=1/2048=488.28μsecの1/4に設定される。また、この遅延時間はミキサー13から出力される454.65KHzの周期の整数倍nでもある。即ち、遅延時間121.9086022μsec=n/2x454.65KHzが成立しなければならず、この場合nは約111である。
【0013】
受信機R1は、第2の乗算器19からの出力信号をパルス幅検出して被検出信号のパルス幅t1(図1)を弁別するパルス幅検出回路21と、パルス幅検出された信号を周期検出して間欠発信され受信した被検出信号の周期t2を弁別する周期検出回路22とを備えている。周期検出回路22は表示器23へ接続されている。
【0014】
このように構成された本発明による患者等の検出装置において、徘徊患者等によって携帯された携帯型送信機T1の発振回路1a、1bは、それぞれ10.645MHzのキャリアf1および2.048KHzの発信ベース信号S1(図3)が発振され、これらの信号はEX−OR回路2に入力されることにより、キャリアf1を発信ベース信号(データ)S1で位相変調された信号S2とされる。EX−OR回路2からの信号S2はタイミングジェネレータ3で生成される周期0.5sec、パルス幅15.625msec(図1▲1▼)のタイミングでアナログスイッチ4の出力をON/OFFすることにより、位相変調された信号S2は、図1▲2▼、▲3▼に示すようなキャリアになり、この信号は増幅回路5で増幅して発信機アンテナ6より被検出信号f2として間欠発信される。即ち、図1▲3▼に示すようにキャリアf1が発信ベース信号(データ)S1で位相変調された信号S2とされ、これが図1▲2▼に示すように周期0.5sec、パルス幅15.625msecのタイミングで間欠発信される。
【0015】
受信機R1は病室出入口等に設置してあり、携帯型送信機T1から間欠発信された被検出信号f2を受信機アンテナ11で受信する。受信された携帯型送信機T1からの被検出信号f2を高周波増幅回路12で増幅した後、ミキサー13で受信信号(f1=10.645MHz)と局部発振回路14からの信号(10.19035MHz)をミキシングしてS1=2.048KHzの位相変調のかかった454.65KHz(=10.645MHz−10.19035MHz)の信号を出力する。バンドパスフィルタ15はミキサー13の出力から454.65KHz帯域外の雑音成分を除去して受信した被検出信号f2、即ちS1から受信被検出信号S2を生成する。
【0016】
第1の乗算器16で受信被検出信号S2に、被検出信号S2を遅延素子17により所定時間遅延させた遅延信号S3を乗算する。この信号は、454.65KHzの成分を含むのでこれを積分回路18に入力し第1の乗算器16からの出力信号を積分し信号S4を得る。第2の乗算器19で積分器18からの積分出力信号S4に、積分出力信号S4を遅延素子20により所定時間121.9086022μsec(=T/4、T=1/2048)遅延させた遅延信号S5を乗算して被検出信号の有無を直流レベルの変化として検出する。即ち、信号S4と遅延素子20によって121.9086μsec遅延させた信号S5とを乗算器19に入力すると、図3に示すように位相変調のかかった信号が入力される間(送信パルス幅15.625msec)、直流レベルが0になる信号が得られる。このようにして、送信機T1からの送信信号の送信時間が一定時間以上あるかを判別する。
【0017】
即ち、この信号は送信機T1の送信パルス幅15.625msec、周期0.5sec毎に繰返されて出力されるので、第2の乗算器19からの出力信号をパルス幅検出回路21でパルス幅検出して被検出信号のパルス幅t1(図1)を弁別し、外来ノイズのため短時間出力される信号と区別する。また、周期検出回路22において、パルス幅検出された信号を周期検出して間欠発信され受信した被検出信号の周期t2を弁別する。パルス幅検出回路21、周期検出回路22においてそれぞれパルス幅t1、周期t2が検出されれば、徘徊患者等によって携帯された携帯型発信機T1から周期的に間欠発信される被検出信号f2を受信機R1で検出し表示器23において発報表示される。
【0018】
なお、上記実施例ではシフトレジスタを使用した遅延素子を使用したが、他の遅延素子であってもよく同様の効果を奏する。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明による患者等の検出装置によれば、携帯型発信機から位相変調されたキャリアを出力し、受信機側では受信信号とその遅延信号を使用して位相復調し、復調信号の周波数を検出して、送信時間が一定時間以上あるかを判別しているので、振幅性のノイズに強く誤動作を解消することができる。
【0020】
また、本発明による患者等の検出装置によれば、一定パルス幅、一定周期で送信されているか判別した上で発報する構成としたため、ノイズに一層強く誤動作しにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による患者等の検出装置における携帯型発信機の一実施例を示すブロック図。
【図2】本発明による患者等の検出装置における受信機の一実施例を示すブロック図。
【図3】本発明による患者等の検出装置における各部の信号波形図。
【図4】(a)は従来の患者等の検出装置を示すブロック図、(b)は従来の患者等の検出装置における受信機のブロック図。
【符号の説明】
T1・・・・・・携帯型発信機
R1・・・・・・受信機
16・・・・・・第1の乗算器
18・・・・・・積分器
19・・・・・・第2の乗算器
21・・・・・・パルス幅検出回路
22・・・・・・周期検出回路
f1・・・・・・キャリア
f2・・・・・・被検出信号
S1・・・・・・発信ベース信号
S2・・・・・・受信した被検出信号
S3・・・・・・遅延信号
S4・・・・・・積分出力信号
S5・・・・・・遅延信号
t1・・・・・・パルス幅
t2・・・・・・周期
Claims (2)
- 徘徊患者等によって携帯された携帯型発信機(T1)から周期的に間欠発信される被検出信号(f2)を検出する受信機(R1)を備え、
前記携帯発信機は、キャリア(f1)を発信ベース信号(S1)で位相変調して間欠発信される前記被検出信号を形成し、
前記受信機は、受信した被検出信号(S2)に、前記被検出信号を所定時間遅延させた遅延信号(S3)を乗算する第1の乗算器(16)と、前記第1の乗算器からの出力信号を積分する積分器(18)と、前記積分器からの積分出力信号(S4)に、前記積分出力信号を所定時間遅延させた遅延信号(S5)を乗算して前記被検出信号の有無を直流レベルの変化として検出する第2の乗算器(19)とを備えたことを特徴とする患者等の検出装置。 - 前記受信機は、前記第2の乗算器からの出力信号をパルス幅検出して前記被検出信号のパルス幅(t1)を弁別するパルス幅検出回路(21)と、パルス幅検出された信号を周期検出して前記間欠発信され受信した前記被検出信号の周期(t2)を弁別する周期検出回路(22)とを備えたことを特徴とする請求項1記載の患者等の検出装置。
Priority Applications (1)
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JP35004296A JP3586056B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 患者等の検出装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP35004296A JP3586056B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 患者等の検出装置 |
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JPH10188171A JPH10188171A (ja) | 1998-07-21 |
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JP35004296A Expired - Fee Related JP3586056B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 患者等の検出装置 |
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1996
- 1996-12-27 JP JP35004296A patent/JP3586056B2/ja not_active Expired - Fee Related
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