JPH10224240A - 患者等の検出装置 - Google Patents

患者等の検出装置

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JPH10224240A
JPH10224240A JP1936497A JP1936497A JPH10224240A JP H10224240 A JPH10224240 A JP H10224240A JP 1936497 A JP1936497 A JP 1936497A JP 1936497 A JP1936497 A JP 1936497A JP H10224240 A JPH10224240 A JP H10224240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
code
circuit
portable transmitter
receiver
Prior art date
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Pending
Application number
JP1936497A
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English (en)
Inventor
Munehito Nagayama
永山宗人
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Aiphone Co Ltd
Original Assignee
Aiphone Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】受信機において多数の携帯型発信機を識別す
る。 【解決手段】徘徊患者等によって携帯された携帯型発信
機T1〜Tnから信号成分が周期的に間欠発信される被検
出信号S3を検出する受信機R1を備え、各携帯発信機
は、被検出信号を形成するためキャリアC1を位相変調
するそれぞれのID符号f1〜fnが割当てられて格納さ
れたIDROM18を備え、受信機は、受信した被検出
信号に、被検出信号を所定時間遅延させた遅延信号S5
を乗算する乗算器8と、乗算器からの出力信号を波形整
形する波形整形回路9と、波形整形回路からそれぞれの
ID符号を識別する識別回路10とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は患者等の検出装置
に関し、特に多数の携帯型発信機を識別することができ
る患者等の検出装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、図3に示すように徘徊患者の
移動を検出するため病院等に設置され、送信される電波
を、それぞれ割り当てられた固有の周波数f11〜f1n
FM変調して送信する複数の携帯型送信機T11〜T
1nと、出入口等に設置され携帯型送信機T11〜T1nから
送信されてきた電波を復調し、復調された出力信号の周
波数を識別し、電波がどの携帯型送信機T11〜T1nから
送信されてきたかを認識する受信機R11とで構成された
患者等の検出装置が知られている。
【0003】携帯型送信機T11〜T1nは、送信機アンテ
ナ31と、送信機増幅回路32と、FM変調器33と、
RF発振器34と、タイミング発振器35と、 携帯型
送信機T11〜T1nによってそれぞれ選択される分周比N
11〜N1nが異なる分周比選択回路37と、分周比選択回
路37で選択された分周比N11〜N1nにより分周する分
周回路36とを有する。
【0004】携帯型送信機T11〜T1nのタイミング発振
器35はRF発振器34に接続され、RF発振器34は
直接FM変調器33に接続され、また分周回路36を介
してFM変調器33に接続されている。分周比選択回路
37は分周回路36と接続され、FM変調器33は送信
機増幅回路32を介して送信機アンテナ31に接続され
ている。
【0005】受信機R11は、受信機アンテナ21と、受
信機増幅回路22と、FM復調器23と、フリーラン周
波数f11〜f1nが予め設定されたPLL回路PLL1
PLLnと、携帯型送信機T11〜T1nにそれぞれ対応
し、対応した携帯型送信機T11〜T1nから送信される電
波のみにより出力するロック出力端子P1〜Pnとを有す
る。
【0006】受信機R11では、受信機アンテナ21は受
信機増幅回路22を介してFM復調器23に接続され、
FM復調器23は複数のPLL回路PLL1〜PLLn
入力側に接続されている。PLL回路PLL1〜PLLn
の出力側は、それぞれロック出力端子P1〜Pnに接続され
ている。この検出装置は、病院等に設置される徘徊患者
の移動検出装置として使用され、複数の携帯型送信機T
11〜T1nをそれぞれ患者に携帯してもらい、受信機R11
は病室出入口等に設置する。このとき、携帯型送信機T
11〜T1nは間欠送信されている。
【0007】例えば携帯型送信機T11から受信機R11
電波が送信される場合、携帯型送信機T11のタイミング
発振器35から図4(a)に示す周期T、幅tの信号が
生成される。分周回路36は、RF発振器34から発振
された信号を分周比選択回路37で選択された分周比N
11により分周する。分周された信号の周波数は携帯型送
信機T11固有の周波数f11となり、FM変調器33はこ
の周波数f11で搬送波をFM変調し、送信機増幅回路3
2で増幅される。増幅された信号は、電波として図4
(b)のに示すような波形で送信機アンテナ31から
受信機R11に送信される。
【0008】ここで、携帯型送信機T11〜T1nによりF
M変調器33でFM変調する周波数f11〜f1nがそれぞ
れ異なるため、携帯型送信機T12から送信される電波で
あれば図2(b)の、携帯型送信機T1nから送信され
る電波であれば図2(b)のに示すような波形が送信
機アンテナ31から受信機R11に送信される。受信機R
11では、携帯型送信機T11から送信された電波を受信機
アンテナ21で受信し、受信機増幅回路22で増幅す
る。増幅された信号はFM復調器23で復調され、図2
(c)のに示すような波形が得られる。
【0009】このとき受信機アンテナ21で受信した電
波が携帯型送信機T12からであれば図2(c)の、携
帯型送信機T1nからであれば図2(c)のに示すよう
な波形がFM復調器23でFM復調することにより得ら
れる。携帯型送信機T11からの電波を復調した出力信号
の周波数f11を識別するために、FM復調器23からの
出力信号はすべてのPLL回路PLL1〜PLLnに入力
される。PLL回路PLL1〜PLLnには、それぞれフ
リーラン周波数f11〜f1nが予め設定されているため、
携帯型送信機T11から送信され、FM復調された信号
は、PLL回路PLL1〜PLLnに入力され、PLL回
路PLL1〜PLLnの中でPLL回路PLL1のみがロ
ック出力端子P1よりロック出力する。
【0010】つまり、ロック出力端子P1〜Pnはそれぞれ
対応した携帯型送信機T11〜T1nから電波が送信された
ときのみロック出力するので、携帯型送信機T12から電
波が送信されたときであればロック出力端子P2、携帯型
送信機T1nから電波が送信されときであればロック出力
端子Pnのみからロック出力され、受信機R11はどの携帯
型送信機T11〜T1nから送信された電波かを認識するこ
とができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような患者等の検
出装置では、携帯型送信機T11〜T1nに割当てられてい
る固有の周波数はPLL回路の周波数分解能によって識
別数が決り、あまり多くの携帯型発信機を識別すること
ができないという難点があった。本発明はこのような難
点を解決するために、多数の携帯型発信機を識別するこ
とができる患者等の検出装置を提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による患者等の検出装置は、徘徊患者等によ
って携帯された携帯型発信機から信号成分が周期的に間
欠発信される被検出信号を検出する受信機を備えてい
る。各携帯発信機は、被検出信号を形成するためキャリ
アを位相変調するそれぞれのID符号が割当てられて格
納されたIDROMを備えている。
【0013】受信機は、受信した被検出信号に、被検出
信号を所定時間遅延させた遅延信号を乗算する乗算器
と、乗算器からの出力信号を波形整形する波形整形回路
と、波形整形回路からそれぞれのID符号を識別する識
別回路とを備えている。この患者等の検出装置におい
て、徘徊患者等によって携帯された携帯型発信機から信
号成分が周期的に間欠発信される被検出信号が発信され
る。
【0014】各携帯発信機は、IDROMに格納され割
当てられたそれぞれのID符号によりキャリアを位相変
調し被検出信号を形成する。受信機は、乗算器により受
信した被検出信号に、被検出信号を所定時間遅延させた
遅延信号を乗算し、波形整形回路で乗算器からの出力信
号を波形整形し、識別回路で波形整形回路からそれぞれ
のID符号を識別し、被検出信号を検出する。
【0015】このようにして本発明による患者等の検出
装置では多数の携帯型発信機を識別することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による患者等の検出
装置の好ましい実施の形態例を示す図面を参照して詳述
する。図1、図2に示すような本発明による患者等の検
出装置は、徘徊患者等によって携帯された複数の携帯型
発信機T1〜Tnから信号成分が周期的に間欠発信される
被検出信号S3を検出する受信機R1を備えている。
【0017】各携帯発信機T1〜Tnは、被検出信号S3
を形成するためキャリアC1を位相変調(PSK)する
それぞれのID符号f1〜fnが割当てられて格納された
IDROM18を備えている。各携帯型発信機T1〜Tn
は、10.645MHzのキャリアC1を発振する発振
回路20と、2048HzのリードクロックS2を発振
する発振回路19とを有する。発振回路19および発振
回路20の入力側には周期0.5sec、パルス幅1
5.625msecのタイミングジェネレータ21の出
力側が接続されている。
【0018】発振回路19の出力側はIDROM18の
入力側に接続され、IDROM18および発振回路20
の出力側はEX−OR回路17の入力側に接続されてい
る。EX−OR回路17はRF増幅回路16を介して被
検出信号S3を発信する発信機アンテナ15に接続され
ている。受信機R1は、被検出信号S3を受信する受信機
アンテナ1と、受信した信号を増幅するRF増幅回路2
と、受信した信号S3(10.645MHz)および局部
発振回路3からの信号(10.19035MHz)をミ
キシングして2048Hzの位相変調のかかった45
4.65KHz(=10.645MHz−10.190
35MHz)の信号S4を出力するミキサー4と、ミキ
サー4の出力から454.65KHz帯域外の雑音成分
を除去して受信被検出信号S40を生成するバンドパスフ
ィルタ5と、受信した被検出信号S40に、被検出信号S
40を遅延素子7により所定時間遅延させた遅延信号S5
を乗算する乗算器8と、乗算器8からの出力信号S6を
波形整形する波形整形回路9と、波形整形回路からの被
検出信号S7におけるそれぞれのID符号f1〜fnを識
別する識別回路10とから構成される。
【0019】遅延素子7は453.5bitのシフトレ
ジタで構成することができ、遅延時間はクロック発生器
6のクロック信号ckにより決定される。例えば、クロ
ック信号ckの周波数は3.72MHzで遅延時間は1
21.9086022μsecで、携帯型発信機T1〜
Tnの発振回路19のリードクロックS2の周期T=1/
2048=488.28μsecの1/4に設定され
る。また、この遅延時間はミキサー4から出力される4
54.65KHzの周期の整数倍nでもある。即ち、遅
延時間121.9086022μsec=n/2x45
4.65KHzが成立しなければならず、この場合nは
約111である。
【0020】波形整形回路9は、例えばLPF(ローパ
スフイルタ)から構成される。識別回路10は、例えば
CPUで構成される。識別回路10は7セグメントLE
D等で構成される表示装置11に接続されている。この
ように構成された本発明による患者等の検出装置におい
て、その動作を徘徊患者等によって携帯された、例えば
携帯型送信機T1について説明する。
【0021】携帯型送信機T1の発振回路20、19
は、それぞれタイミングジェネレータ21により10.
645MHzのキャリアC1および2048KHzのリ
ードクロックS2(図2)が周期0.5sec、パルス
幅15.625msecのタイミングで発振される。リ
ードクロックS2により、IDROM18に格納され携
帯型送信機T1に割当てられたID符号f1を読み出す。
キャリアC1およびIDROM18より読み出されたI
D符号f1'はEX−OR回路17に入力されることによ
り、キャリアC1をID符号f1で位相変調された信号と
される。位相変調された信号は、RF増幅回路16で増
幅して発信機アンテナ15より被検出信号S3として間
欠発信される。即ち、リードクロックS2のタイミング
で読み出されたID符号f1'でキャリアC1が位相変調
された周期0.5sec、パルス幅15.625mse
cの信号である被検出信号S3とされ、これが発信され
る。
【0022】受信機R1は病室出入口等に設置してあ
り、携帯型送信機T1から間欠発信された被検出信号S3
を受信機アンテナ1で受信する。携帯型送信機T1から
の被検出信号S3をRF増幅回路2で増幅した後、ミキ
サー4で受信信号(10.645MHz)と局部発振回
路3からの信号(10.19035MHz)をミキシン
グして2048Hzの位相変調のかかった454.65
KHz(=10.645MHz−10.19035MH
z)の信号S4(図2)を出力する。バンドパスフィル
タ5はミキサー4の出力から454.65KHz帯域外
の雑音成分を除去して受信被検出信号S40を生成する。
【0023】乗算器8で受信被検出信号S40に、被検出
信号S40を遅延素子7により所定時間121.9086
022μsec(=T/4、T=1/2048)遅延さ
せた遅延信号S5を乗算し被検出信号の有無を直流レベ
ルの変化として検出する。即ち、信号S40と遅延素子7
によって121.9086μsec遅延させた信号S5
とを乗算器8に入力すると、位相変調のかかった信号が
入力される間(送信パルス幅15.625msec)、
直流レベルが0になる信号が得られる。このようにし
て、被検出信号S6を出力する。この出力信号は、45
4.65KHzの成分を含むのでこれを波形整形回路9
で波形整形し被検出信号S7を得る。
【0024】波形整形回路9で出力された被検出信号S
7から識別回路10によりID符号f1を識別する。即
ち、この被検出信号S7の波形はID符号f1の最初の1
ビットが無くなったデータとなり、ID符号が反転する
場合は非反転、非反転の場合は反転するデータとなって
いるから、ID符号の最初の1ビットを0または1と決
めておけば、識別回路10により容易にID符号f1の
波形に戻すことができID符号を識別できる。
【0025】このデータを表示装置11に送り、7セグ
メントLED等で表示することにより、どの携帯型発信
機からの電波を受信したかの識別ができる。各携帯発信
機には被検出信号を形成するためキャリアを位相変調す
るそれぞれのID符号が割当てられて格納されたIDR
OMを備えることにより、受信機において多数の携帯型
発信機を識別することができる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よる患者等の検出装置によれば、受信機において多数の
携帯型発信機を識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による患者等の検出装置における携帯型
発信機の一実施例を示すブロック図。
【図2】本発明による患者等の検出装置における各部の
信号波形図。
【図3】従来の患者等の検出装置における携帯型発信機
を示すブロック図。
【図4】従来の患者等の検出装置における各部の信号波
形図。
【符号の説明】
T1〜Tn・・・・・・携帯型発信機 R1・・・・・・受信機 S3・・・・・・被検出信号 C1・・・・・・キャリア f1〜fn・・・・・・ID符号 S5・・・・・・遅延信号 8・・・・・・乗算器 9・・・・・・波形整形回路 10・・・・・・識別回路 18・・・・・・IDROM

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】徘徊患者等によって携帯された携帯型発信
    機(T1〜Tn)から信号成分が周期的に間欠発信される
    被検出信号(S3)を検出する受信機(R1)を備え、 各携帯発信機は、前記被検出信号を形成するためキャリ
    ア(C1)を位相変調するそれぞれのID符号(f1〜f
    n)が割当てられて格納されたIDROM(18)を備
    え、 前記受信機は、受信した前記被検出信号に、前記被検出
    信号を所定時間遅延させた遅延信号(S5)を乗算する
    乗算器(8)と、前記乗算器からの出力信号を波形整形
    する波形整形回路(9)と、前記波形整形回路からそれ
    ぞれのID符号を識別する識別回路(10)とを備えた
    ことを特徴とする患者等の検出装置。
JP1936497A 1997-01-31 1997-01-31 患者等の検出装置 Pending JPH10224240A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040406

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02