JP3584657B2 - 監視システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作装置を備える監視装置と現場機器を接続する複数の制御装置とをネットワークを介し接続し、操作装置の操作により監視装置が制御信号を出力し、この制御信号により制御装置が現場機器に対し制御信号を出力する際の制御信号出力時間を適正ならしめる監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来の監視システムにおいて、本発明に係わる機能の構成を示す。
監視装置1は記憶装置11と中央処理装置12と表示装置13と操作装置14とにより構成する。
制御装置21、・・・・、2Nはそれぞれ現場機器用タイマ211、212、・・・・、現場機器用タイマ2N1、2N2を備える。
【0003】
現場機器31、32、・・・・、現場機器3(n−1)、3nはそれぞれ制御装置21、・・・・、2Nに接続する。
監視装置1と制御装置21、・・・・、2Nとは、ネットワーク4を介し、それぞれ接続する。
現場機器を操作する場合、操作装置14を操作(例えば、スイッチやキー等を押し下げる)し、中央処理装置12は記憶装置11の処理プログラム格納領域111に格納するプログラムにより指令コマンドを、ネットワーク4を介し、制御装置21、・・・・、2Nへ送出する。
【0004】
制御装置はこの指令コマンドを受信し、所定の現場機器用タイマを動作させてこの現場機器用タイマ動作時間の間、現場機器に対し操作信号を出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の監視システムにおいては、現場機器に対する操作信号出力継続時間を規定するタイマを制御装置に備えている。
制御装置に接続する現場機器の数が多い場合、制御装置が標準装備するタイマが不足する、と言う問題があった。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、制御装置に現場機器に対する操作信号出力継続時間を規定するタイマの装備を必要としない監視システムを提供する事にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第一の発明においては、記憶装置、中央処理装置および操作装置を有する監視装置と複数の現場機器に接続される監視装置とをネットワークを介して接続し、記憶装置に制御装置に出力する制御出力信号の信号出力時間を予め記憶した信号出力時間記憶領域を設け、監視装置は、操作装置が操作された場合、中央処理装置の処理プログラムに従って信号出力時間の間、制御出力信号をネットワークを介して制御装置に出力する。
【0008】
第二の発明においては、信号出力時間記憶領域を現場機器毎に設けるとともに、この信号出力時間記憶領域から読み出された信号出力時間が格納される現場機器操作ON時間格納領域を設け、操作装置が操作された場合、この信号出力時間記憶領域から該当する現場機器信号出力時間を読み出して現場機器操作ON時間格納領域に格納し、格納された信号出力時間の間、制御出力信号をネットワークを介て制御装置に出力する。
【0009】
第三の発明においては、信号出力時間記憶領域に記憶される信号出力時間を変更可能とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明による監視システムの一実施例の構成を示す。
監視装置1は、CRT等の表示装置13とキーボード等の操作装置14と表示・操作を処理する中央処理装置12と記憶装置11により構成する。
記憶装置11は、処理プログラム格納領域111と制御信号のON時間を定める機器操作ON時間格納領域112と現場機器毎の制御信号のON時間を記憶する機器毎の信号出力時間記憶領域113を備える。
【0011】
制御装置21、・・・・、2Nは、それぞれ現場機器31、32、・・・・現場機器3(n−1)、3nと接続し、自己に接続する現場機器を操作する。
監視装置1と制御装置21、・・・・、2Nとは、ネットワーク4を介して、それぞれ接続する。
監視装置1は、ネットワーク4を介し、制御装置21、・・・・、2Nと通信し、表示装置13により現場機器31、32、・・・・現場機器3(n−1)、3nの状態を表示し、操作装置14の操作により現場機器31、32、・・・・現場機器3(n−1)、3nを操作する。
【0012】
監視装置1は、操作装置14の操作により現場機器31、32、・・・・現場機器3(n−1)、3nを制御する場合、ネットワーク4を介し、制御装置21、・・・・、2Nに対し出力する制御信号の時間長を現場機器の制御に必要とする時間とする。
図2は、本発明による監視装置1の処理プログラムのフロー図の一例(現場機器31用、又は現場機器32用の操作キーを押す)を示す。
【0013】
中央処理装置12は、現場機器31用操作キー操作であれば、機器毎の信号出力時間記憶領域113の現場機器31信号出力時間1131をREADし、この時間を機器操作ON時間格納領域112にSETする。
中央処理装置12は、ネットワーク4を介し、制御装置21へ現場機器31制御信号を送出し、機器操作ON時間格納領域112に格納する時間WAITし、制御装置21へ現場機器31制御終了信号を送出する。
【0014】
中央処理装置12は、現場機器32用操作キー操作であれば、機器毎の信号出力時間記憶領域113の現場機器32信号出力時間1132をREADし、この時間を機器操作ON時間格納領域112にSETする。
中央処理装置12は、ネットワーク4を介し、制御装置21へ現場機器32制御信号を送出し、機器操作ON時間格納領域112に格納する時間WAITし、制御装置21へ現場機器32制御終了信号を送出する。
【0015】
以上の実施例の説明においては、信号出力時間記憶領域を現場機器毎に設けて現場機器毎に異なる時間を設定できる例を説明したが、現場機器毎に異ならせる必要のない場合には信号出力時間記憶領域は共通とすることができ、その場合には機器操作ON時間格納領域を省略することも可能である。
さらに、信号出力時間記憶領域に記憶される信号出力時間を任意に可変可能とすれば好適である。
【0016】
【発明の効果】
第一の発明によれば、操作装置を備える監視装置と現場機器を接続する複数の制御装置とをネットワークを介し接続し、操作装置の操作により監視装置が制御信号を出力し、この制御信号により制御装置が現場機器に対し制御信号を出力する際の制御信号出力時間を規定するタイマ機能を監視装置に備える。
【0017】
制御装置が備えるタイマ機能が不要となり、従来、制御装置が標準装備するタイマ数より多くの外部機器の接続が可能となり、且つ制御装置のコスト低減が可能となる。
第二の発明によれば、監視装置の記憶装置に、更に機器毎の信号出力時間記憶領域を設定し、現場機器毎に信号出力時間を設定することにより、多種類の現場機器への対応が容易となる。
【0018】
第三の発明によれば、信号出力時間を予め任意の時間を設定することにより、現場機器への対応が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による監視システムの一実施例の構成図
【図2】本発明による処理プログラムの一実施例のフロー図
【図3】従来の監視装置の構成図
【符号の説明】
1 監視装置
4 ネットワーク
11 記憶装置
12 中央処理装置
13 表示装置
14 操作装置
21、・・・・、2N 制御装置
31、32、・・・・、3(n−1)、3n
現場機器
111 処理プログラム格納領域
112 機器操作ON時間格納領域
113 機器毎の信号出力時間記憶領域
1131、1132、・・・・、113n
現場機器毎の信号出力時間

Claims (3)

  1. 記憶装置、中央処理装置および操作装置を有する監視装置と複数の現場機器に接続される監視装置とをネットワークを介して接続し、前記操作装置を操作して制御出力信号をネットワークを介して前記制御装置に出力し、該制御装置より自己に接続された前記現場機器に出力信号を出力するようにした監視システムに於いて、
    前記記憶装置に、前記制御出力信号を前記制御装置に出力する信号出力時間を予め記憶した信号出力時間記憶領域を設け、前記監視装置は、前記操作装置が操作された場合、前記中央処理装置の処理プログラムに従って前記信号出力時間の間、前記制御出力信号をネットワークを介して前記制御装置に出力する、
    ことを特徴とする監視システム。
  2. 請求項1に記載の監視システムにおいて、
    前記監視装置に、前記信号出力時間記憶領域を現場機器毎に設けるとともに、該信号出力時間記憶領域から読み出された信号出力時間が格納される現場機器操作ON時間格納領域を設け、
    前記監視装置は、前記操作装置が操作された場合、前記中央処理装置により前記信号出力時間記憶領域から該当する現場機器信号出力時間を読み出して前記現場機器操作ON時間格納領域に格納し、格納された信号出力時間の間、前記制御出力信号をネットワークを介して前記制御装置に出力する、
    ことを特徴とする監視システム。
  3. 請求項1または2に記載の監視システムにおいて、
    前記信号出力時間記憶領域に記憶される信号出力時間は、変更可能である、
    ことを特徴とする監視システム。
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