JP3196374B2 - リモートコントローラによる仕様設定装置 - Google Patents

リモートコントローラによる仕様設定装置

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JP3196374B2
JP3196374B2 JP31650292A JP31650292A JP3196374B2 JP 3196374 B2 JP3196374 B2 JP 3196374B2 JP 31650292 A JP31650292 A JP 31650292A JP 31650292 A JP31650292 A JP 31650292A JP 3196374 B2 JP3196374 B2 JP 3196374B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば制御機器の仕様
内容を設定するものに関し、特に、リモートコントロー
ラによって設定可能とするリモートコントローラによる
仕様設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の発明としては、例えば本
願出願人が先に出願した特願平4−131909号に記
載された燃焼器の制御装置が存在する。この制御装置で
は、マイコンを内蔵するメインコントローラとディップ
スイッチを内蔵するサブコントローラとを別個に構成す
ると共に、それらを各々端子部間の接続により着脱自在
に構成されている。
【0003】そのため、燃焼器本体が制御装置と共に現
地に設置された後、燃焼器本体がアフターサービスのた
めの手直し、取り替え等の仕様変更が必要な場合は、工
場等で新しく設定したディップスイッチを搭載した新規
な小型のサブコントローラを用意し、それを現地に運送
して既設のサブコントローラと取り替えるだけで、仕様
変更に対応する制御装置側の仕様変更を可能とするもの
である。
【0004】従って、仕様変更を行うサービス員は、仕
様内容を予め熟知しておく必要もなく、簡単にしかも確
実に仕様の変更が行え便利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような便利な仕様
変更可能な装置があるものの、従来のものでは、仕様の
設定、変更のたびにサブコントローラの取り替え動作が
必要であると共に、仕様の設定または変更が必要な装置
の数に対応する数のサブコントローラが必要であり、仕
様変更の度に多数のサブコントローラの用意が必要とな
る問題点を有していた。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、リモートコントローラ(以下、リモ
コンという)によって仕様内容の設定、変更を可能とす
ると共に、仕様設定時のみ切り替える切替スイッチを設
けておき、その切り替え時以外のときにリモコンから信
号が出力しても仕様設定がなさることのない安全性を確
保した仕様設定装置を提供することにある。
【0007】また、仕様設定専用の仕様設定用リモコン
を設けるようにしているので、装置の数に対応した仕様
設定用のリモコンが必要ではなく、仕様設定を行うサー
ビス員に対して設ければよい。更に、仕様設定、変更の
際には、サービス員は一度予め仕様内容を設定しておけ
ば、仕様設定、変更を行う機器に対して信号を送るだけ
で良く、便利なリモコンによる仕様設定装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、制御内容を指示する信号を
受信して被制御対象を制御する制御モードと、自機と他
機の複数の装置から構成されるシステムの各装置の仕様
内容を設定するシステム仕様モードとの少なくとも二つ
のモードを切り替える切替スイッチと、リモートコント
ローラからの信号を受信する受信手段と、機器の仕様内
容を記憶する仕様記憶手段と、前記切替スイッチが制御
モードに設定されてある場合に、前記受信手段が前記リ
モートコントローラから受信した内容に基づいて被制御
対象を制御する手段と、前記切替スイッチがシステム仕
様モードに設定されてある場合に、前記受信手段が前記
リモートコントローラから受信した仕様内容がシステム
を構成するどの装置の仕様であるかを判別する受信内容
判別制御手段と、前記受信内容判別制御手段にて自機の
仕様であると判別した仕様に基づいて前記仕様記憶手段
に仕様内容を書き替える仕様内容書替制御手段と、前記
受信内容判別制御手段にてシステムを構成する他の装置
の仕様であると判別した仕様内容をその対応する装置に
伝送する伝送手段と、を具備したことを特徴とするリモ
ートコントローラによる仕様設定装置。
【0009】請求項2記載の発明は、前記切替スイッチ
において切り替え可能なモードとして更に自機の仕様内
容のみの設定を行う自機仕様モードが設けられ、前記仕
様内容書替制御手段は、前記切替スイッチが前記自機仕
様モードに設定されてある場合に、前記受信手段が前記
リモートコントローラから受信した仕様内容に基づいて
前記仕様記憶手段に仕様内容を書き替えることを特徴と
する
【0010】請求項3記載の発明は、更に、前記受信手
段がリモートコントローラから受信した仕様内容を表示
する表示手段と、受信した仕様内容が適切であるとき
に、指示入力する確認手段とを備え、前記確認手段にて
確認の指示入力があったことを条件に、前記仕様内容書
替制御手段にて前記仕様記憶手段の記憶内容を書き替え
ることを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1に記載の
リモートコントローラが、前記制御モードにおける制御
内容を指示する一般用リモートコントローラと、この一
般用リモートコントローラとは別体に構成された前記シ
ステム仕様モードにおける仕様内容を指示する仕様設定
用のリモートコントローラとからなることを特徴とす
る。また、請求項5記載の発明は、上記請求項2に記載
のリモートコントローラが、前記制御モードにおける制
御内容を指示する一般用リモートコントローラと、この
一般用リモートコントローラとは別体に構成された前記
システム仕様モードおよび前記自機仕様モードの双方の
仕様内容を指示する仕様設定用のリモートコントローラ
とからなることを特徴とする。
【0012】
【作用】まず、本発明では、リモコンによって装置の仕
様の設定が可能であると共に、切替 スイッチを仕様モ
ードに設定したときのみ、リモコンから発信される仕様
信号を受信して仕様内容書替制御手段が仕様内容記憶手
段の仕様内容を書き替える。
【0013】また、切替スイッチをシステム仕様モード
に設定したときには、リモコンから発信された仕様信号
を受信して仕様内容判別制御手段が自機仕様か、あるい
は、システムを構成する他の装置の他機仕様かを判別
し、自機仕様については仕様内容書替制御手段が仕様記
憶手段の仕様内容を書き替える。そして、他機仕様につ
いては伝送手段がその対応する装置に伝送する。
【0014】また、表示手段に表示された設定すべき仕
様内容を確認したことを示す確認入力が確認手段により
されたことを条件に、仕様内容を書き替えるようにし、
また、仕様設定用のリモコンは通常の制御信号を発信す
るリモコンとは別体で構成する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。まず、本発明のリモコンによる仕様設定装置が適
用されるシステム全体について、図1を参照して説明す
る。
【0016】このシステムは、メイン端末1がシステム
の中心をなすものであり、メイン端末1にはフロ端末
2、給湯器3及びテレビインターホン4とが接続してあ
り、必要に応じて各機器とのデータの伝送を可能として
いる。メイン端末1には、表示手段5、操作手段6、切
替スイッチ7等がある。
【0017】表示手段5は、操作手段6の操作によって
テレビを放映したり、訪問客があるときにテレビインタ
ーホン4からの映像を表示したり、給湯器3の制御内容
を表示したり、また、仕様設定時に設定すべき仕様の内
容を表示したりする。操作手段6は、テレビ、ラジオの
チャンネルを指示入力したり、給湯器3の制御内容を指
示したり、伝送データをフロ端末2、給湯器3、また
は、テレビインターホン4のいずれかに切り替えたり、
メイン端末1独自で作動させたりの切り替え等を操作す
るものである。
【0018】切替スイッチ7は、仕様を設定、変更する
際のものであり、仕様を切り替える仕様スイッチとして
は、システム仕様スイッチ8と自機仕様スイッチ9とが
ある。システム仕様スイッチ8は、システム全体を構成
するメイン端末1、フロ端末2、給湯器3、及びテレビ
インターホン4の全ての機器の仕様を一度に設定、変更
するためにシステム仕様モードに切り替えるスイッチで
あり、また、必要に応じてメイン端末1から他の装置の
仕様を個別に設定する場合にも使用する。自機仕様スイ
ッチ9は、メイン端末1自体のみの仕様を設定するため
に、自機仕様モードに切り替えるスイッチである。その
他、メイン端末1には受話器等の諸機能が設けられてい
る。
【0019】フロ端末2は、浴室内に設けられ、浴室内
から給湯器3に制御指示を行い、湯の温度を指示可能と
するものであり、また、その表示画面には給湯器の制御
内容を表示したり、テレビを放映したり、テレビインタ
ーホン4からの映像を表示したりできるようになってい
る。更に、図示はしていないが、フロ端末2の側面に
は、メイン端末1に設けられている自機仕様スイッチ9
と同じものが設けられており、これはフロ端末2のみの
仕様をフロ端末側で設定、変更するときに使用する。
【0020】給湯器3は、メイン端末1またはフロ端末
2の指示に従って、風呂に湯を提供したり、台所に湯を
提供したりするものである。さらに、図示はしていない
が給湯器3には、メイン端末1に設けられている自機仕
様スイッチ9と同じものが設けられており、これは給湯
器3のみの仕様を給湯器3側で設定、変更するときに使
用する。
【0021】テレビインターホン4には、通常玄関に設
けられ、テレビインターホン4とメイン端末1もしくは
フロ端末2との間で表示画面を見ながら通話できるよう
になっている。更に、図示はしていないが、テレビイン
ターホン4にはメイン端末1に設けられている自機仕様
スイッチ9と同じものが設けられており、これはテレビ
インターホン4のみの仕様をテレビインターホン側で設
定、変更するときに使用する。
【0022】次に、リモコンについて説明する。リモコ
ンには一般用リモコン10と仕様設定用リモコン11の
二種類がある。一般用リモコン10は制御モードにおい
て各機器の制御を行うものであり、例えば、メイン端末
1のテレビ、ラジオのチャンネルを変更したり、給湯器
3の制御を指示したりするものであり、通常使用者が使
用するものである。この一般用リモコン10はすでに良
く知られてあるものであり、詳述は省略する。
【0023】仕様設定用リモコンは11、各装置もしく
は、システム全体の仕様を設定するために用いるもので
あり、一般に工場で使用したり、出荷後サービス員が仕
様の変更、再設定するのに使用するリモコンである。図
2が仕様設定用リモコンの外観図である。
【0024】仕様設定リモコン11の上方には表示部1
2があり、設定すべき仕様の内容が表示されており、こ
の表示を見ながら仕様内容が正しいか否かの判別ができ
るようになっている。この表示部の下にはアップ・ダウ
ン釦13があり、この釦を押すことにより、表示内容が
スクロールして見たい仕様内容を表示できるようになっ
ている。その右横には、設定釦14があり、この釦を押
すことにより入力されてある仕様内容に対応する信号を
発信する。
【0025】アップ・ダウン釦13、設定釦14の下側
には装置名釦15があり、AからEの釦で構成されてい
る。本実施例では、A釦がメイン端末1、B釦がフロ端
末2、C釦が給湯器3、D釦がテレビインターホン4に
対応し、E釦は更に増設される装置に準備できるように
設けられている。
【0026】そして、本システム全体の仕様の信号であ
るシステム仕様信号を発信させるときには、設定釦14
のみを押し、一方、システムを構成する各装置について
のみの信号である装置別仕様信号を発信させるときに
は、装置名釦15、AからEを押して、その後で設定釦
の押下を行うようになっている。例えば、給湯器3の仕
様のみのときはC釦と設定釦14を押す。
【0027】リモコン11の下半分は、リモコン11に
仕様内容を設定する設定釦群16があり、これはフタ部
17で覆われており、入力するとき以外は閉められてお
り、不用意に操作されることのないようになっている。
【0028】リモコン11に仕様内容を入力する動作を
図3のフローチャートを用いて説明する。まず、開始釦
が押されたか否かの判別を行い(S1)、押されること
により以後の入力を受け付ける。開始釦の押下の次に装
置名釦15のAからEのいずれかの釦を押し(S2)、
その次にその装置の仕様ナンバーを入力し(S3)、仕
様釦を押す(S4)。そして、その仕様ナンバーの仕様
内容を番号で入力し(S5)、入力釦を押す(S6)。
これにより、その入力された仕様内容が装置名の仕様ナ
ンバーに対応するエリアに記憶される。他の仕様ナンバ
ー、他の装置についても入力が必要であれば、ステップ
S2からS6を繰り返す。入力が終われば終了釦を押し
て終了する(S7)。
【0029】次に、このように設定されたと仕様内容を
図4を参照して説明する。リモコン11内の仕様メモリ
21は、システムを構成する各装置22ごとに、かつ、
各仕様ナンバー23ごとに対応して仕様内容24が記憶
されている。例えば、A装置のNO.1の仕様はテレビ
の1チャンネルであり、その仕様内容はUHFの50C
Hが設定されている。
【0030】次に、仕様設定用リモコン11から発信さ
れる信号について説明する。発信される仕様信号には2
種類あり、各装置ごとの装置別仕様信号とシステム全体
のシステム仕様信号とがある。装置別仕様信号は、リモ
コン11の装置名釦15のAからEのいずれかの釦が押
され、設定釦14が押されたときに発信する信号であ
り、その内容を図5に示す。その内容は、開始信号、装
置番号信号の後に仕様ナンバーと仕様内容が繰り返さ
れ、終了信号によって終了する。
【0031】システム全体のシステム仕様信号は、リモ
コン11の設定釦14のみが押されたときに発信する信
号であり、その内容を図6に示す。その内容は、開始信
号の後に装置番号信号があり、その後に仕様ナンバーと
その仕様内容が繰り返され、その装置の仕様内容が終了
すれば次の装置番号信号があり、同様にその仕様ナンバ
ーと仕様内容とを繰り返す。そして、全ての装置につい
て終了すれば終了信号により終了する。
【0032】次に、仕様設定用リモコン11によって仕
様が設定される装置側をメイン端末1の場合について、
図7を参照して説明する。メイン端末1には、リモコン
10、11の信号を受信する受信手段31があり、受信
手段31は制御部32と接続されており、受信した信号
を制御部32に送る。また、制御部には切替スイッチ
7、情報出力部42、操作手段6、その他の手段44、
及び伝送手段45が接続されている。
【0033】切替スイッチ7には、システム仕様スイッ
チ8と自機仕様スイッチ9とがあり、一般用リモコン1
0の信号を受け付ける制御モードか、または、仕様設定
用リモコン11の信号を受け付ける仕様モードかを切り
替えるものである。システム仕様スイッチ8及び自機仕
様スイッチ9の両方ともオフであれば、一般用リモコン
10の信号のみを受け付ける制御モードであり、仕様設
定用リモコン11の信号は受け付けない。従って、通常
の使用時は両スイッチはオフであるので、誤って仕様設
定用リモコン11から信号が発信されても仕様内容が書
き替えられることはなく、また、他の妨害信号等により
仕様内容が書き替えられる心配もない。一方、システム
仕様スイッチ8または自機仕様スイッチ9のいずれかが
オンであれば、仕様設定用リモコン11の信号を受け付
ける仕様モードとなる。
【0034】情報出力部42は表示手段5、音声手段4
3を有し、仕様設定時には設定される仕様をそれ以外の
ときはテレビの放映等を行う。操作手段6はメイン端末
1の操作を行うものであり、仕様設定の際に内容を確認
したときに入力する確認釦、内容を取り消す取消釦を含
んでいる。
【0035】その他の手段は、受話器等のそれ以外の諸
機能を行うものである。伝送手段45は、システムを構
成するメイン端末1以外の他の装置との間でデータの伝
送を行うものである。
【0036】制御部32自体には、受信制御手段33、
受信内容判別制御手段34、表示・音声制御手段35、
操作制御手段36、仕様内容書替制御手段37、他機仕
様伝送制御手段38、その他の制御手段39を有してい
る。まず、受信制御手段33は受信手段31を制御する
ものであり、受信した信号と制御部32とのやり取りを
制御する。受信内容判別制御手段34は、受信手段31
から受け取った信号が一般用リモコン10からの制御指
示信号か、あるいは、仕様設定用リモコン11からの仕
様信号かを判別したり、受信した信号が適正な信号かを
判別したり、仕様信号の場合には受信した信号がどの装
置の仕様かを判別したりするものである。
【0037】表示・音声制御手段35は、情報出力部4
2を制御するものであり、操作制御手段36は操作手段
6を制御するものである。仕様内容書替制御手段37
は、受信内容判別制御手段34がメイン端末1の仕様で
あると判別した仕様内容に基づいて記憶部40の自機仕
様記憶手段41aの内容を書き替えるものである。他機
仕様伝送制御手段38は、伝送手段45を制御するもの
であり、受信内容判別制御手段34がメイン端末1以外
のフロ端末2、給湯器3あるいはテレビインターホン4
の仕様であると判別した仕様内容について、各々の装置
にその装置の仕様内容を伝送する動作を制御するもので
ある。その他の制御手段39は、その他の手段44を制
御したり、記憶部40とのデータの伝送を制御したり、
一般用リモコン10からの受信信号により装置もしくは
システムを制御したり、また、上述の制御以外の制御を
行うものである。なお、制御モードにおいて被制御対象
を制御するのはこのその他の制御手段39及び必要に応
じて表示・音声制御手段35、操作手段36が行う。
【0038】更に、制御部32は、記憶部40と接続さ
れてある。記憶部40には、自機仕様記憶手段41a、
その他の記憶手段41bを有しており、自機仕様記憶手
段41aはメイン端末1自体の仕様内容を記憶してい
る。その他の記憶手段41bは、リモコン10、11か
ら受信した内容を一時記憶したり、制御動作の手順等を
記憶している。そして、自機仕様記憶手段41aは、電
池等でバックアップされたバックアップメモリで構成さ
れてあり、瞬断や停電時であってもその内容が消去され
ないようになっている。
【0039】次に、仕様設定用リモコン11からの信号
によって、メイン端末1の仕様あるいはシステムの仕様
の設定、変更する場合の動作を図8のフローチャートを
用いて説明する。
【0040】まず、切替スイッチ7のシステム仕様スイ
ッチ8がオンになっているかの判別を行い(S11)、
オフであれば自機仕様スイッチ9がオンになっているか
の判別を行う(S21)。いずれのスイッチもオフであ
れば制御モードであり、ステップS11及びS21を繰
り返し、仕様設定用リモコン11は受け付けずに一般用
リモコン10のみを受け付けている。
【0041】ここで、システム仕様スイッチ8がオンさ
れれば(S11)、システム仕様モードとなり信号の受
信待ち状態となる(S12)。受信手段31が信号を受
信すれば、受信内容判別制御手段34が受信した内容が
仕様信号であるか、適正なフォーマットの信号であるか
を判別する(S13)。仕様信号でも、適正な信号でも
なければ、再度、新たな信号の受信待ちとなる(S1
4)。適正な受信信号であれば(S14),受信内容判
別制御手段34が受信した信号から自機の仕様と他の各
装置に対応した仕様ごとに分けて、一時記憶する(S1
5)。なお、受信した信号が装置別仕様信号の場合に
は、1つの装置の仕様であるので分ける必要がなくその
まま一時記憶しておく。通常、装置別仕様信号は他機の
仕様であり、メイン端末1から他の各装置の仕様を個別
に設定する場合に使用する。
【0042】そして、この受信した仕様内容はメイン端
末1の表示手段5に表示され、受信した仕様内容が確認
されるようになっている(S16)。なお、表示手段5
に一度に表示できないときは、操作手段6の操作により
表示内容がスクロールできるようになっている。
【0043】そして、この状態で操作手段6に設けられ
た取消釦、確認釦の受け付け待ちとなる(S17,S1
8)。取消釦が取消手段に相当し、確認釦が確認手段に
相当している。表示された仕様内容が不適切であれば、
取消釦を押す(S17)。取消釦が押されると、記憶部
40に一時記憶されている受信した仕様の内容を消去し
(S30),ステップS11に戻る。
【0044】表示された仕様の内容が適切であれば確認
釦を押す(S18)。確認釦が押されれば一時記憶され
ている自機仕様に基づいて、仕様内容書替制御手段37
が仕様記憶手段41aの内容を書き替える(S19)。
そして、他機の仕様を受信していれば、その他の装置に
対応する仕様を伝送制御手段38が伝送手段45を通じ
て、各々に伝送する。(S20)。なお、受信した信号
が、図5に示す装置別仕様信号であって他機の仕様のと
きは、確認釦が押されればステップS19を省略し、他
機仕様をその装置に伝送する(S20)。
【0045】このように、システム仕様スイッチ8をオ
ンにした状態で、図5に示す装置別仕様信号を発すれ
ば、メイン端末1を通じて他の装置の仕様のみを設定、
変更することができる。もし、自機仕様のみであれば、
ステップS19のみを実行し、ステップS20は省略す
る。
【0046】以上で仕様の設定が終了し、システム仕様
スイッチ8がオフされたことにより、一般用リモコン1
0の信号の受け付け待ち状態となる。
【0047】一方、システム仕様スイッチ8及び自機仕
様スイッチ9の両方がオフでステップS11及びS21
を繰り返しているときに、自機仕様スイッチ9がオンさ
れれば(S21)、自機仕様モードとなり、仕様信号受
信待ち状態となる(S22)。受信手段31が信号を受
信すれば、受信内容判別制御手段34が受信した内容が
仕様信号であるか否か、適切なフォーマットの信号か否
かの判別を行う(S23)。適正な信号でなければ再度
新たな信号の受信待ちとなる(S24)。適正な信号で
あれば(S24)、受信した自機仕様を記憶部40に一
時記憶する(S25)。なお、ここで受信した信号がシ
ステム仕様信号であれば、メイン端末1に対応する仕様
のみを抽出し、一時記憶する。メイン端末1の装置別仕
様信号であれば、そのまま一時記憶する。それ以外の装
置別仕様信号は受け付けない。
【0048】そして、その仕様内容をメイン端末1の表
示手段5に表示し、受信した仕様内容が確認できるよう
になっている(S26)。この状態で操作手段6に設け
られた取消釦、確認釦の受け付け待ちとなる(S27、
S28)。表示された内容が不適切であれば、取消釦を
押す(S27)。取消釦が押されると記憶部40に一時
記憶されている受信した仕様の内容を消去し(S3
0)、ステップS11に戻る。表示された仕様内容が適
切であれば確認釦を押す(S18)。確認釦が押されれ
ば一時記憶されている自機の仕様に基づいて、仕様内容
書替制御手段37が自機仕様記憶手段41aの内容を書
き替える(S29)。これにより、仕様設定が終了し、
自機仕様スイッチ9がオフされたことにより一般用リモ
コン10の信号の受け付け状態となる。
【0049】以上の動作のように、システム仕様スイッ
チ8をオンにした状態で仕様設定用リモコン11からシ
ステム仕様信号を発すれば、システムを構成する全ての
装置を一度に設定、変更することができる。システム仕
様スイッチ8をオンした状態で仕様設定用リモコン11
から装置別仕様信号を発すれば、メイン端末1からシス
テムを構成する装置の仕様を個別に設定、変更すること
ができる。自機仕様スイッチ9をオンした状態で仕様設
定用リモコン11からシステム仕様信号あるいは装置別
仕様信号を発すれば、メイン端末1の受信内容判別制御
手段34が受信信号から自機の仕様を自動的に抽出して
メイン端末1のみの仕様を個別に設定、変更することが
できる。
【0050】更に、フロ端末2、給湯器3、テレビイン
ターホン4には、自機仕様スイッチ9、受信手段31、
制御部32、記憶部40及び伝送手段45に相当するも
のを有しており、各装置において自機仕様スイッチ9を
オンにして仕様設定用リモコン11から仕様信号を発す
れば、メイン端末1によらずに各装置側でその装置のみ
の仕様を設定、変更できるようになっている。
【0051】なお、上記実施例では、複数の装置からな
るシステムの場合を用いて説明したが、単体の装置に対
して一般用リモコン10、仕様設定用リモコン11を備
えるようにし、仕様設定用リモコン11で装置の仕様を
設定する場合でも適用できるのはもちろんである。
【0052】上記実施例では、図8のフローチャートに
おいてステップS18及びS28で操作手段6に設けら
れた確認釦の押下で確認手段を実現しているが、ステッ
プS18ではシステム仕様スイッチ8をオフすることに
より確認したとして代用し、ステップS28では自機仕
様スイッチ9をオフすることにより確認されたとして代
用するようにして確認手段を構成するようにしてもよ
い。この場合では、わざわざ確認釦を設ける必要もなく
便利である。いずれにしても、確認手段として仕様内容
が確認された旨の入力ができるものであればよい。
【0053】上記実施例では、図8のフローチャートに
おいてステップS17及びS27で操作手段6に設けら
れた取消釦の押下で取消手段を実現しているが、仕様ス
イッチ8、9がオンそれてから所定期間内に、あるい
は、仕様信号を受信してから所定期間内に確認手段によ
る確認の指示入力がないときに、取り消すようにして取
消手段を構成するようにしてもよい。この場合には、わ
ざわざ操作手段6に取消釦を設けずに、しかも、取り消
しの指示入力することなく自動的に取り消し、動作を実
行でき便利である。
【0054】上記実施例の切替スイッチ7では、システ
ム仕様スイッチ8と自機仕様スイッチ9とを別々に設け
ているが、3段階の切替スイッチを設け、1段がOF
F、2段が自機仕様、3段がシステム仕様というように
して一つのスイッチで実現することもできる。また、押
し釦式の切替スイッチとして、何も押されなければオ
フ、1回押されれば自機仕様、2回押されればシステム
仕様、3回押されればオフというように繰り返して、切
り替えても良い。いずれにしても、スイッチは切替えが
実現できるものであれば何でも良い。
【0055】上記実施例では、システム仕様スイッチ
8、自機仕様スイッチ9の両方ともオンの場合について
も考えられるが、このときはどちらかのスイッチを優先
させるとか、仕様信号の受け付けを禁止するとかで対応
できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、切替
スイッチが制御内容を指示する信号を受信して被制御対
象を制御する制御モードと、自機と他機の複数の装置か
ら構成されるシステムの各装置の仕様内容を設定するシ
ステム仕様モードの少なくとも二つのモードを切り替え
可能に構成され、この切替スイッチがシステム仕様モー
ドに設定されてある場合にのみ、リモコンから発信され
るシステム仕様信号を受け付けて、システムを構成する
各装置に対応する仕様を判別・伝送可能としているの
で、システムの一部だけでなく全ての機器の仕様をも一
度に設定、変更することができる。しかも、これら仕様
の設定は、上記切替スイッチがシステム仕様モードに切
り替えられている場合にのみ行われるので、誤ってリモ
コン側から仕様信号が発せられても、また、妨害信号等
の他の信号によっても勝手に仕様内容が変更設定される
ことがない。
【0057】また、さらに上記切替スイッチにおいて切
り替え可能なモードとして更に自機の仕様内容のみの設
定を行う自機仕様モードが設けられ、この切替スイッチ
が自機仕様モードに設定されてある場合には、リモコン
から発信された仕様内容に基づいて自機の仕様内容を書
き替えることから、システムを構成する装置のうちの一
台のみの仕様変更も容易に行うことができる。なお、こ
の場合も切替スイッチが自機仕様モードに切り替えられ
ていなければ、自機仕様の書き替えは行われないので、
リモコンの誤操作や妨害信号等の他の信号によって勝手
に仕様内容が変更設定されることがない。
【0058】更に、複数の装置から構成されるシステム
であっても、装置別仕様信号をリモコンから発すれば、
システムを構成する装置を個別に仕様の設定、変更をす
ることができる。
【0059】また、本発明では装置にリモコンから受信
した仕様内容を表示する表示手段を設け、その表示手段
に表示された内容が確認されたことにより、仕様記憶の
記憶を書き替えるので、誤って仕様が書き替えることな
く、安全であるという効果がある。
【0060】また、本発明では仕様設定用の専門のリモ
コンを別途設けるようにしているので、装置の数に対応
して仕様設定用のリモコンを設ける必要がなく、サービ
ス員等に対して設ければよいという効果がある。また、
本発明では仕様設定の際、設定する項目の数に関わら
ず、リモコンから一括して送信することが可能なためリ
モコン操作が簡便であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるシステムの一例を示す図で
ある。
【図2】仕様設定用リモコンの外観図である。
【図3】仕様設定用リモコンの仕様入力動作を示すフロ
ーチャートである。
【図4】仕様設定用リモコン内の仕様メモリの説明図で
ある。
【図5】装置別仕様信号の説明図である。
【図6】システム仕様信号の説明図である。
【図7】メイン端末の構成を示すブロック図である。
【図8】仕様設定、変更の動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 メイン端末 2 フロ端末 3 給湯器 4 テレビインターホン 5 表示手段 6 操作手段 7 切替スイッチ 8 システム仕様スイッチ 9 自機仕様スイッチ 10 一般用リモコン 11 仕様設定用リモコン 14 設定釦 31 受信手段 32 制御部 33 受信制御手段 34 受信内容判別制御手段 37 仕様内容書替制御手段 38 他機仕様伝送制御手段 40 記憶部 41a 自機仕様記憶手段 45 伝送手段

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御内容を指示する信号を受信して被制
    御対象を制御する制御モードと、自機と他機の複数の装
    置から構成されるシステムの各装置の仕様内容を設定す
    るシステム仕様モードとの少なくとも二つのモードを切
    り替える切替スイッチと、 リモートコントローラからの信号を受信する受信手段
    と、 機器の仕様内容を記憶する仕様記憶手段と、前記切替スイッチ が制御モードに設定されてある場合
    に、前記受信手段が前記リモートコントローラから受信
    した内容に基づいて被制御対象を制御する手段と、 前記切替スイッチがシステム仕様モードに設定されてあ
    る場合に、前記受信手段が前記リモートコントローラか
    ら受信した仕様内容がシステムを構成するどの装置の仕
    様であるかを判別する受信内容判別制御手段と、前記受
    信内容判別制御手段にて自機の仕様であると判別した仕
    様に基づいて前記仕様記憶手段に仕様内容を書き替える
    仕様内容書替制御手段と、前記受信内容判別制御手段に
    てシステムを構成する他の装置の仕様であると判別した
    仕様内容をその対応する装置に伝送する伝送手段と、 を具備したことを特徴とするリモートコントローラによ
    る仕様設定装置。
  2. 【請求項2】 前記切替スイッチにおいて切り替え可能
    なモードとして更に自機の仕様内容のみの設定を行う自
    機仕様モードが設けられ、 前記仕様内容書替制御手段は、前記切替スイッチが前記
    自機仕様モードに設定されてある場合に、前記受信手段
    が前記リモートコントローラから受信した仕様内容に基
    づいて前記仕様記憶手段に仕様内容を書き替えることを
    特徴とする請求項1に記載のリモートコントローラによ
    る仕様設定装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記受信手段がリモートコントロ
    ーラから受信した仕様内容を表示する表示手段と、受信
    した仕様内容が適切であるときに、指示入力する確認手
    段とを備え、前記確認手段にて確認の指示入力があった
    ことを条件に、前記仕様内容書替制御手段にて前記仕様
    記憶手段の記憶内容を書き替えることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載のリモートコントローラによ
    る仕様設定装置。
  4. 【請求項4】 前記リモートコントローラは、前記制御
    モードにおける制御内容を指示する一般用リモートコン
    トローラと、この一般用リモートコントローラとは別体
    に構成された前記システム仕様モードにおける仕様内容
    を指示する仕様設定用のリモートコントローラとからな
    ることを特徴とする請求項1に記載のリモートコントロ
    ーラによる仕様設定装置。
  5. 【請求項5】 前記リモートコントローラは、前記制御
    モードにおける制御内容を指示する一般用リモートコン
    トローラと、この一般用リモートコントローラとは別体
    に構成された前記システム仕様モードおよび前記自機仕
    様モードの双方の仕様内容を指示する仕様設定用のリモ
    ートコントローラとからなることを特徴とする請求項2
    に記載のリモートコントローラによる仕様設定装置。
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