JP3583141B2 - コリメータユニットを備えたx線検査装置 - Google Patents

コリメータユニットを備えたx線検査装置 Download PDF

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Description

本発明は、対象物のX線画像を形成するためX線ビームを放出するX線源と、X線画像をピックアップするX線検出器と、X線源とX線検出器の間に設けられ、X線ビームを制限する調整可能なアパーチャを有するダイアフラムとにより構成され、上記ダイアフラムが、X線を通さず、アパーチャと境界を接し、ダイアフラムの中心軸に実質的に垂直な方向に移動可能なブレードからなるX線検査装置に関する。本発明は、更に、対象物のX線画像を形成するためX線ビームを放出するX線源と、X線画像をピックアップするX線検出器と、X線源とX線検出器の間に設けられ、異なるX線吸収性のフィルタ素子からなるX線フィルタとにより構成され、上記フィルタ素子がX線ビームの中と外へ別々に動き得るX線検査装置に関する。
上記のタイプのX線検査装置は、米国特許第4,528,685号明細書により公知である。
従来のX線検査装置は、X線ビームを制限するダイアフラムからなる。ダイアフラムは、略矩形状のアパーチャを調整するため、相互に直交し、かつ、ダイアフラムの中心軸に直交して動き得る2対のブレードからなる。従来のX線検査装置のダイアフラムは、制限されたX線ビームの断面に影響を与える適切な可能性を与えないことが分かった。より詳細に言うと、従来のX線検査装置のダイアフラムは、X線ビームの断面をX線検出器の有効なX線感応面に正確に一致させることが非常に難しい。従って、X線の実質的な部分が、X線画像の処理に使用されず、及び/又は、X線感応面の一部がX線の検出のために使用されない。従来のX線検査装置の場合に、検査されるべき患者はX線画像を形成するため必要な量よりも高いX線線量を照射され、或いは、有効X線感応表面積よりも表面積が小さいX線画像が形成される。
X線画像増倍器において、電子光学的に出口ウィンドウに画像化される入口スクリーンの面の実質的に円形の部分の径を調整することが可能である。この調整、所謂、フォーマット設定は、X線画像増倍器の電子光学系の調整に基づいて行われる。X線画像増倍器/ピックアップ回路がX線検出器として使用されるとき、有効X線感応面を調整することができるが、従来のX線装置は、有効X線感応面の調整に従って制限されたX線ビームの断面の正確な調整を行えない。
本発明の目的は、従来のX線装置よりも、X線検出器の有効X線感応面に正確に一致する断面をなす制限されたX線ビームを形成する高い可能性を与えるダイアフラムからなるX線検査装置を提供することである。
上記の目的は、アパーチャの第1の設定に対しブレードが第1の径をなす実質的に円形のアパーチャの境界を定め、アパーチャの第2の設定に対しブレードが第2の径をなす実質的に円形のアパーチャの境界を定めることを特徴とする本発明のX線検査装置により実現される。
上記の第1の設定に対し、ダイアフラムは第1の径をなす実質的に円形の断面を有する制限されたX線ビームを伝搬する。制限されたX線ビームは、X線検出器の実質的に円形の第1の有効X線感応面に正確に一致するので、有効X線感応面は略完全に利用され、X線がX線画像の形成及び処理に関して失われない。第2の設定の場合に、ダイアフラムは第1の径の実質的に円形の断面を有する制限されたX線ビームを形成する。第2のアパーチャの設定値の場合に、制限されたX線ビームの実質的に全てのX線は、X線検出器の実質的に円形の第2の有効X線感応面に対するX線画像の形成及び処理に利用される。
アパーチャの他の設定値に対し、ブレードは、上記の第1及び第2の径以外の径の実質的に円形のアパーチャの境界を定める。
ドイツ国特許出願公開第20 530 89号明細書により、特に、実質的に円形のアパーチャが径の一つの値だけに調整され得るようX線検査装置にダイアフラムを設けることが公知である。しかし、このダイアフラムでは、制限されたX線ビームの断面をX線感応面の調整に適合させることができない。
本発明によるX線検査装置の好ましい一実施例は、アパーチャの境界を定めることを意図された各ブレードのエッジが、第1の曲率半径を有する第1のエッジ部と、第2の曲率半径を有する第2のエッジ部とからなることを特徴とする。
第1の径の実質的に円形のダイアフラムのアパーチャは、個々のブレードの第1の曲率半径を有する各第1のエッジ部が互いに実質的に直接的に接するようブレードの位置を定めることにより形成される。この第1の位置において、ブレードは、第1の曲率半径の略2倍に達する第1の径の実質的に円形のアパーチャの境界を定める。第2の径の実質的に円形のダイアフラムのアパーチャは、個々のブレードの第2の曲率半径の各第2のエッジ部が第2の位置で互いに実質的に直接的に接することにより形成される。第2の位置において、ブレードは、第2の曲率半径の略2倍の径を有する実質的に円形のアパーチャの境界を定める。ブレードは、一方の位置でアパーチャの境界を定める際に含まれない各ブレードのエッジ部が他の1枚のブレードの一部により覆われるように、互いの上で動かすことができる。非常に小さい量の空間を占めるダイアフラムが実現されるよう、ブレードは、X線ビームの略横方向に延在する平面内で回転により移動可能であることが好ましい。
更に、ブレードは、第3又は他の径の実質的に円形のアパーチャの境界を定めるため、第3の曲率半径の第3のエッジ部と、場合によっては別の曲率半径の別のエッジ部が設けられる。
本発明によるX線検査装置の他の好ましい一実施例は、アパーチャの境界を定めることを意図する各ブレードのエッジが、第1及び第2のエッジ部の間にある第3の実質的に直線状のエッジ部からなることを特徴とする。
個々のブレードのエッジの形状により、アパーチャの円形の形状が、主として第1の径と第2の径の大きい方の近くで、第1及び第2の径の間にある径の値の範囲において、第1及び第2の径に関して正確に近似されるという利点が得られる。
本発明によるX線検査装置の更なる好ましい実施例は、各ブレードが同一の形状及び寸法を有することを特徴とする。
全てのブレードが同一であるため、ダイアフラムの製造及び組立がより簡単化され、従って、価格が低下する。個々のブレードの設計図を作る必要がなく、ダイアフラムの組立の際に適当なブレードを探す必要もない。
本発明によるX線検査装置の更なる好ましい実施例は、ダイアフラムの中心軸に垂直な方向で互いの上を動き得るように、各ブレードがX線ビームの方向に連続的に配置され、各ブレードの位置は、ブレードがX線源から遠い方にあるとき、アパーチャの境界を定めるブレードのエッジがアパーチャの中心から遠い方にあるように調整されることを特徴とする。
X線ビームは発散するので、制限されたX線ビームのより正確に円形をなす断面は、ブレードとX線源の距離が僅かに長くなるのに従って、個々のブレードをダイアフラムのアパーチャの中心から僅かに遠い方に配置することにより得られる。かかる実施例が同一のブレードを用いて構成されるならば、個々のブレードの対応するエッジ部が同一の曲率半径を有するので、僅かな不正確さしか生じないが、一方、X線源から遠い方に置かれるのに従ってX線ビームの僅かに大きい断面を制限する。ブレード間の距離はX線源からの距離よりも非常に短いので、上記の不正確さとは無関係に制限されたX線ビームの十分に正確な円形の断面が得られる。
本発明は、更に、対象物のX線画像を形成するようX線ビームを放出するX線源と、X線画像をピックアップするX線検出器と、X線源とX線検出器の間に設けられ、X線ビームの中及び外に個別に可動である異なるX線吸収性のフィルタ素子からなるX線フィルタとにより構成されるX線検査装置に関する。
従来のX線検査装置は、X線ビーム内に置かれたフィルタ素子の中からの一つのフィルタ素子の選択に基づいてX線ビームのエネルギーを選択する別個のフィルタ素子を備えたX線フィルタにより構成される。個々のフィルタ素子は、ホルダー上で回転可能であるように取付けられ、選択されたフィルタ素子はX線ビーム中で回転させられる。フィルタ素子の組が何かの理由で満足できる動作を行わないならば、フィルタ素子を取り替えることが必要である。例えば、フィルタ素子のエージングのため、又は、X線検査装置がフィルタ素子が適している検査以外の放射線検査のため使用される場合には、フィルタの取替えが望ましい。従来のX線検査装置に新しいフィルタ素子を備え付けるため、X線フィルタの全体を取り替えることが必要であり、これには、複雑な分解と組立の操作が含まれる。
本発明の他の目的は、X線フィルタのフィルタ素子が容易に取り替えられるX線検査装置を提供することである。
上記の本発明の他の目的は、フィルタ素子が取外しできるようにX線フィルタに取付けられることを特徴とする本発明のX線検査装置により実現される。
フィルタ素子の取替えのため、古いフィルタ素子がX線フィルタから取り外され、新しいフィルタ素子がX線フィルタの空いた場所に設けられる。X線フィルタは、フィルタ素子の取替え中にX線検査装置内に置かれたままの状態でも構わない。例えば、X線フィルタは、同様にダイアフラムにより構成されたコリメータユニット内に収容される。フィルタ素子の取替えのため、コリメータユニットの筐体を開けるだけで十分であり、X線フィルタの全体をコリメータユニットから取り外す必要がない。フィルタ素子の取替えには、少数の簡単な分解と組立の操作しか含まれない。従って、フィルタ素子の取替えは時間的がかからない。取外し可能なフィルタからなるX線フィルタは、ダイアフラムと共に、或いは、個別に使用してもよい。
本発明のX線検査装置の他の好ましい一実施例は、X線フィルタがフィルタ素子がクランプされた合成材料製のホルダーからなることを特徴とする。
合成材料製のホルダーは、複雑な形状を有する場合でさえ、低価格であり、容易に製造することが分かった。ホルダーの製造コストは、特に、射出成形処理を用いて大量に製造されたとき、低価格のまま維持される。
本発明のX線検査装置の他の好ましい一実施例は、合成材料製のホルダーが、フィルタ素子をホルダーにクランプするスナップ連結部が設けられていることを特徴とする。
上記のタイプのスナップ連結部は、例えば、バーブ状の突起のある多少弾性的な突出部である。フィルタ素子が差し込まれたとき、突出部は傍らに押され、次いで、突起がフィルタ素子を合成材料製のホルダーにクランプする。フィルタ素子をホルダーから取り除くには、突出部を僅かに端に押すだけで十分であるので、フィルタ素子が解放されるかくして、スナップ連結部は、特殊な道具を必要としない制限された数の複雑ではない操作だけを用いてフィルタ素子の取替えを可能にさせる。ホルダーが射出成形処理により製造される場合に、スナップ連結部は容易に実現することができる。
本発明の上記及び他の面は、以下の実施例を参照して明らかになり、解明される。
添付図面において、
図1は、ダイアフラムとX線フィルタとにより構成された本発明のX線検査装置を概略的に示す図であり、
図2は、ダイアフラムのアパーチャが第1の径に調整された本発明のX線検査装置のダイアフラムの一実施例の平面図であり、
図3は、ダイアフラムのアパーチャが第2の径に調整された本発明のX線検査装置のダイアフラムの一実施例の平面図であり、
第4は本発明のX線検査装置のダイアフラムの一実施例の側面図であり、
図5は、図2及び3に示されたダイアフラムの1枚のブレードの平面詳細図であり、
図6は本発明のX線検査装置のX線フィルタの平面図であり、
図7は、図6に示されたX線フィルタの側面図である。
図1に概略的に示された本発明のX線検査装置は、ダイアフラム8を備えたコリメータユニット4と、X線フィルタ20とからなる。X線源1は、対象物3を照射するためX線ビーム2を放出する。対象物内のX線吸収の空間的な変化のため、対象物、例えば、検査されるべき患者のX線画像は、X線検出器5のX線感応面11,12の上に形成される。X線検出器5は、カメラ7が光学的に結合されたX線画像増倍器6よりなる。X線画像増倍器は、入口スクリーン10と、電子光学系13と、出口ウィンドウ14とにより構成される。入口スクリーンは、入射X線を、電子光学系により出口ウィンドウ14に伝搬される電子ビームに変換する。入射電子は出口ウィンドウ14の蛍光体層上に光学画像をし、この光学画像は、光学カップリング15、例えば、レンズ系を介して画像増倍器に接続されたカメラ7によりピックアップされる。カメラ7は、光学画像から電子画像信号を抽出し、この画像信号は、X線画像の画像情報が表示されるモニター16に供給され、電子画像信号は、更なる処理のため画像処理ユニット17にも供給される。有効X線感応面11,12は、出口ウィンドウ14上に電子光学的に画像化される入口スクリーン10の一部を構成する。入口ウィンドウの別のX線感応面は、電子光学系の調整に基づいて調整される。種々のフォーマット設定値を選択することが可能であり、例えば、入口ウィンドウ10の23cm(9インチ)又は31cm(12インチ)の径の円形部が有効X線感応面として調整される。
X線検査装置は、X線ビームを制限するためX線源の前に設けられたダイアフラム8からなる。ダイアフラム8は、制限されたX線ビームがその中を伝搬させられるアパーチャ31の境界を定め、X線を通さない多数のブレード9からなる。ブレード9はダイアフラム8内で動き得るので、アパーチャ31は、X線ビームの断面が対象物の一部、又は、入口スクリーン10のX線感応面11,12に正確に一致するような態様で調整される。ダイアフラムのアパーチャの正確な設定値を用いて、患者に照射されたX線の中のできるだけ多くの部分がX線画像を形成するため使用されるのに従って、同時に入口スクリーンのX線感応面ができるだけ完全に利用される。ダイアフラム8は、ブレード9の位置を定めることによりアパーチャを設定する制御ユニット18からなる。X線検査装置は、入口スクリーン10のX線感応面を調整するため、電子光学系を制御することによりフォーマット設定値を設定する調整ユニット29を更に有する。X線感応面の設定値に従って、ダイアフラムのアパーチャを設定するため、ダイアフラムの制御ユニット18は電子光学系13の調整ユニット29に接続される。
図2は、ダイアフラムのアパーチャが第1の径に調整された本発明のX線検査装置のダイアフラムの一実施例の平面図である。ダイアフラムは、各々が夫々の軸30に関し回転可能な6枚のブレード9により構成される。ブレードは、X線を通さず、かつ、制限されたX線ビームが通過するアパーチャ31の境界を定める。図には、二つの径の中の小さい方に調整されたアパーチャが示される。以下の説明では、第1の径のアパーチャが第2の径のアパーチャよりも小さい場合を考える。図に示されたアパーチャは、ブレード9の連続的な第1のエッジ部32により境界が定められる。第1のエッジ部32は、第1の径d1の略半分に達する第1の曲率半径R1を有する。図に示されたブレードの位置の場合に、隣接したブレードの連続的な第1のエッジ部は互いに接するので、それらは、第1の径の実質的に円形のアパーチャ31の境界を定める。各軸30に関するブレード9の回転によりブレードの別々の位置が得られ、第2の径の実質的に円形のアパーチャの境界を定めるべく連続的な第2のエッジ部33が互いに正確に接する。
図3は、ダイアフラムのアパーチャが第2の径に調整された本発明のX線検査装置のダイアフラムの一実施例の平面図である。ブレードの第2のエッジ部は、第2の径d2の略半分に達する第2の曲率半径R2を有する。各ブレードは、第1のエッジ部32と第2のエッジ部32の間の実質的に直線状の第3のエッジ部34からなる。直線状のエッジ部は、ブレードの位置が第1の径の円形のアパーチャと、第2の径の円形のアパーチャが形成された場所の間に定められたとき、適度な円形のアパーチャの境界が定められることを保証する。ブレードは、X線源からのX線が通過し得るように孔36が設けられた支持プレート35の上に取付けられる。要望されるならば、孔36はX線透過性材料で覆われてもよい。ブレードは回転により位置を決めることができるので、小さい空間しか占有しない小形ダイアフラム構造が得られる。
図4は、本発明のX線検査装置のダイアフラムの一実施例の側面図である。ブレード9は、支持プレート35上の夫々の軸30に関し回転できるように取付けられる。ダイアフラムには、ブレードの軸回りの回転用の調整環41が設けられる。各ブレード9は、調整環の溝又は隙間43に適合するピン42からなる。調整環41が回されたとき、夫々のピンは、ブレードがその軸30回りに回転させられるように一緒に噛み合う。調整環の回転により、第1の径のアパーチャの境界が定められた第1の位置と、第2の径のアパーチャの境界が定められた第2の位置の間で、ブレードの移動が行われる。調整環の外側の周囲には、アクチュエータにより駆動されたギヤホイールによって係合されたギヤリング44が設けられる。図4に示されているように、X線から離れた方にあるブレードは、X線源の近くにあるブレードよりもアパーチャを僅かに大きくさせるので、ダイアフラムのアパーチャは、X線ビームの拡がりと正確に一致する。この拡がりは、アパーチャにより制限されたX線ビームの2本のエッジの線45により表わされる。
図5は、図2及び3に示されたダイアフラムの1枚のブレードの平面詳細図である。ブレード9は、第1の曲率半径R1を有する第1のエッジ部32と、第2の曲率半径R2を有する第2のエッジ部33と、それらの間にある実質的に直線状の第3のエッジ部34とからなる。ブレードの調整された位置に依存して、エッジ部は、第1又は第2の径の円形のアパーチャの境界を定めるため、ダイアフラム内の他の同じブレードの対応するエッジ部と協働する。ブレードは、ピン42を更に有し、これにより、ブレードが調整ピン41に連結される。ブレードは、軸30上で軸支されるので、調整環の回転により軸30の回りで回転させられる。孔又は溝を夫々のブレードに係合させるため、ピン42が調整環41上に設けられたときに、ダイアフラムの適切な構造が得られることは当業者にとって明らかである。
図6は本発明のX線検査装置のX線フィルタ20の平面図である。個々のフィルタ素子は、合成材料の円形のホルダー24に収容される。望みに従って、フィルタ素子の中の一つをX線ビーム内に配置するため、X線フィルタ20は、X線ビームの中心線に実質的に垂直な平面内で回転し得るようX線検査装置内に設けられる。このため、回転の軸25は、X線ビームの中心線と平行に移動させられる。ホルダーには、フィルタ素子21が適合するプロファイル26が設けられる。フィルタ素子21は、スナップ連結部23によりプロファイル内に保持される。個々のフィルタ素子は、銅、アルミニウム又はガドリニウムのような異なる材料から作られ、異なる厚さ、例えば、数ミリメートル又は約1センチメートルの厚さを有し、従って、フィルタ素子は異なるX線吸収性を有する。図示されたX線フィルタは、4個の異なるフィルタ素子を収容することが可能である。X線フィルタは、小形の構造を得るため、好ましくは、ダイアフラムと共にコリメーターユニット4内に収容されるので、X線フィルタの寸法が無制限に増大されることはない。フィルタ素子は、本発明に従って容易に交換できるので、X線フィルタの選択肢は、図示された4個よりも多い。
図7は、図6に示されたX線フィルタの側面図である。フィルタ素子21は、プロファイル26に適合し、この例では、バーブ状の突起28を有する弾性的な突出部27により形成されたスナップ連結部23によって正しい位置にクランプされる。第1の素子は、突出部を僅かに側面に押すことにより解放されるので、代わりのフィルタ素子をプロファイル26内に配置することができる。次いで、代わりのフィルタ素子がプロファイル内にクランプされるように、突出部が解放される。個々のフィルタ素子を取り替えることができるので、コリメータユニットからX線フィルタの全体を取り除くことが必要ではない。

Claims (8)

  1. 対象物のX線画像を形成するためX線ビームを放出するX線源と
    上記X線画像をピックアップするX線検出器と
    上記X線源と上記X線検出器の間に設けられ、調整可能なアパーチャ、及び、X線を通さず、上記アパーチャの境界を定め、ダイアフラムの中心軸と実質的に垂直な方向に移動可能なブレードを有する、上記X線ビームを制限するダイアフラムとを有する、X線検査装置であって、
    上記アパーチャの第1の設定に対し、上記ブレードは、第1の径の実質的に円形のアパーチャの境界を定め、
    上記アパーチャの第2の設定に対し、上記ブレードは、第2の径の実質的に円形のアパーチャの境界を定め
    上記アパーチャの境界を定めることを意図された各ブレ ードのエッジは、
    第1曲率半径を有する第1のエッジ部と、
    第2曲率半径を有する第2のエッジ部とを有することを 特徴とする、X線検査装置。
  2. 上記アパーチャの境界を定めることを意図する各ブレードの上記エッジは、上記第1のエッジ部と第2のエッジ部の間にある第3の実質的に直線状のエッジ部を有することを特徴とする請求項記載のX線検査装置。
  3. 上記各ブレードは、同一の形状及び寸法を有することを特徴とする請求項記載のX線検査装置。
  4. 各ブレードは、上記ダイアフラムの中心軸に垂直な方向で互いの上を動き得るように、上記X線ビームの方向に連続的に配置され、
    各ブレードの位置は、上記ブレードが上記X線源から遠い方にあるとき、上記アパーチャの境界を定める上記ブレードの上記エッジが上記アパーチャの中心から遠い方にあるように調整されることを特徴とする請求項記載のX線検査装置。
  5. 上記X線検出器はカメラに光学的に結合されたX線画像増倍器を有し
    上記第1及び第2の径の上記アパーチャは、断面が上記X線増倍器の入口面の第1の部分及び第2の部分に夫々正確に対応し、上記X線増倍器のフォーマット設定値に従って上記X線増倍器の出口ウィンドウに電子光学的に画像化される制限されたX線ビームを形成することを特徴とする請求項記載のX線検査装置。
  6. 上記X線源と上記X線検出器の間に設けられ、上記X線ビームの中及び外に個別に動き得る異なるX線吸収性のフィルタ素子を有するX線フィルタを更に有し、
    上記フィルタ素子は取外しできるように上記X線フィルタに取付けられることを特徴とする請求項1記載のX線検査装置。
  7. 上記X線フィルタは、上記フィルタ素子がクランプされた合成材料製のホルダーを有することを特徴とする請求項記載のX線検査装置。
  8. 合成材料製の上記ホルダーは、上記フィルタ素子を上記ホルダーにクランプするスナップ連結部が設けられていることを特徴とする請求項記載のX線検査装置。
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