JP5358849B2 - X線コリメータ - Google Patents

X線コリメータ Download PDF

Info

Publication number
JP5358849B2
JP5358849B2 JP2012104302A JP2012104302A JP5358849B2 JP 5358849 B2 JP5358849 B2 JP 5358849B2 JP 2012104302 A JP2012104302 A JP 2012104302A JP 2012104302 A JP2012104302 A JP 2012104302A JP 5358849 B2 JP5358849 B2 JP 5358849B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
members
surrounding
pair
moving
triangular prism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012104302A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013231677A (ja
Inventor
英二 田辺
正顕 伊東
Original Assignee
株式会社アキュセラ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アキュセラ filed Critical 株式会社アキュセラ
Priority to JP2012104302A priority Critical patent/JP5358849B2/ja
Priority to US13/869,033 priority patent/US8731142B2/en
Publication of JP2013231677A publication Critical patent/JP2013231677A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5358849B2 publication Critical patent/JP5358849B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K1/00Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating
    • G21K1/02Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators
    • G21K1/04Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators using variable diaphragms, shutters, choppers
    • G21K1/046Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators using variable diaphragms, shutters, choppers varying the contour of the field, e.g. multileaf collimators
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K1/00Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating
    • G21K1/02Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators
    • G21K1/04Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators using variable diaphragms, shutters, choppers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/10X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy
    • A61N2005/1092Details
    • A61N2005/1095Elements inserted into the radiation path within the system, e.g. filters or wedges

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Radiation-Therapy Devices (AREA)

Description

本発明は、放射されるX線の一部を遮蔽して治療用X線が患部に照射されるときの照射野の形状を制御するためのX線コリメータの改良に関する。
放射線(X線)治療において、照射するX線を患部の形状と略一致するように照射野を制御するため、マルチリーフコリメータというデバイスが使用される。このマルチリーフコリメータは、リーフと称される重金属(タングステン、鉛等)を材質として、平面視が長方形の板状部材を複数組み合わせて構成される。このマルチリーフコリメータを構成する各リーフは、電気的駆動源によって独立して、その長手方向に移動制御され、治療ビームの照射野を患部形状に一致するようにするものである(例えば、特許文献1参照。)。しかし、このマルチリーフコリメータを構成する各リーフは、平面形状が長方形であるため、その開口形状は直線形状の組合せとなり、照射野の形状も直線形状で規定される。そこで、癌のように複雑な3次元形状に対して、その周辺の健全な細胞にダメージを与えることなく放射線治療を施すために、照射野の形成精度を向上すべく余地があった。
そこで、放射線をコリメートするためのアパーチャーの絞り機構が提案されている。例えば、6角形を6等分した三角形状の6つのリーフによって、アイリス絞りを形成する機構が提案されており、これによれば6つの三角形状のリーフによって絞りアパーチャーを最小の円形状開口から最大の6角形状開口まで変化させることができる(例えば、特許文献2参照。)。また、6枚のX線を遮蔽するブレードを組み合わせ、夫々のブレードに対応して設けられた回転軸を回転させることによって、X線を透過させるアパーチャー形状が第1の径を有する円と第2の径を有する円とに形状変更可能な装置も提案されている(例えば、特許文献3参照)。更には、4枚乃至6枚の絞り羽根を備えて、全ての絞り羽根を同時に同一の調整ストロークだけ運動させて、開口(アパーチャー)を絞り羽根の部分領域によって形成させるための機構を備えた装置も提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
特開2010−240085号公報(第3−4頁、第2図) 特表2008−536654号公報(第15−16頁、第3図) 特表平9−512641号公報(第11−12頁、第2図) 特表2008−539833号公報(第10−12頁、第6図等)
しかしながら、上述したアパーチャーの大きさを調整するコリメータであっても、その開口部を円形状に絞ったり多角形状に絞ったりして、患部への照射野を円形状や多角形状に規定するのみであった。そのため、通常、患部は細長い形状で存在するものが多いが、その場合には、複数回に渡ってX線を照射することが必要であった。したがって、患者の負担が増加する等の問題があり、可能な限り少ない回数で放射線治療を終了することが望まれていた。
本発明は、かかる従来の課題を解決するためになされたもので、開口部を長孔状に制御可能として、X線の照射野を細長くすることを可能にするX線コリメータを提供することを目的とする。さらに、X線の照射野の径または幅を1(mm)以下から約30(mm)までダイナミックに変化させることができるX線コリメータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、X線の照射野を制御するX線コリメータであって、
ースとなる下ベース部材(1)と、
対向面が平行となるように前記下ベース部材(1)の上面に垂直に立設される1対の規制部材(2a、2b)と、
平面視略コの字状で前記1対の規制部材の立設方向に所定高さを有し、両コの字が向き合うようにして前記規制部材(2a、2b)の対向面間に挟まれる1対の包囲部材(3a、3b)と、
前記1対の包囲部材(3a、3b)に包囲される柱状の部材であって、各々の平面形状が略正N角形(Nは4、6、8)のN等分の形状となるN個の、前記1対の規制部材の立設方向に、前記包囲部材と接触した状態で立設した柱状部材と、
前記規制部材(2a、2b)の対向面の存在方向と平行に移動され1対の移動部材(6a、6b)と、
少なくとも前記規制部材(2a、2b)の上端面を固定する上ベース部材(7)と、
前記1対の移動部材(6a、6b)を水平移動させるための第1の電気的駆動源(50)と、前記柱状部材を移動させるための第2の電気的駆動源(52)とを備え、
前記第1の電気的駆動源(50)の駆動によって、前記1対の移動部材(6a、6b)が互いに逆方向に同移動量水平移動されることによって、前記柱状部材を包囲する前記1対の包囲部材(3a、3b)が互いに逆方向に同移動量水平移動され、
前記各水平移動は、一対の規制部材(2a、2b)の対向面が互いに対向している方向に直交し、かつ、下ベース部材(1)と上ベース部材(7)とが互いに対向している方向に直交する方向であり、
更に、前記第2の電気的駆動源(52)の駆動によって、1個の柱状部材を、それを包囲する包囲部材(3a)の略コの字の周囲に沿う方向に移動させると、これに連動して残りの「N−1」個の柱状部材が順次各々を包囲する包囲部材(3a、3b)の略コの字の周囲に沿う方向に移動されるように構成されたことを特徴とするようにした。
このX線コリメータにおいて、1対の包囲部材(3a、3b)の各々が、前記規制部材(2a、2b)の対向面に水平方向に設けられたリニアスライドに沿って、水平移動可能な構成としたり、また、N個の柱状部材(一例として4a〜4f)において、隣り合う柱状部材(一例として4aと4b、4bと4c、…、4fと4a)の互い向き合う面の上端部の間にベアリングを介在させる構成とすることによって、一層円滑に開口部に長孔を形成することができる。また、上記X線コリメータにおいて、前記柱状部材(一例として4a〜4f)に、垂直方向において段差部(35)を設けた構成とすれば、不要なX線の漏れが無くなり好ましい。また、上記X線コリメータが、それ自身が回転可能に設置される構成とすれば、作業性が向上するので一層好ましい。
そして、前記略正N角形が略正6角形の場合には、平面形状を合わせると略正6角形の半分となる3個1組の三角柱部材(4a、4b、4c)と一方の包囲部材(3a)とはリニアスライド(20)によって結合され、各三角柱部材(4a、4b、4c)がこの一方の包囲部材(3a)の3面の内側面(内壁面)の各々に対して水平移動可能に構成されると共に、残り3個1組の三角柱部材(4c、4d、4f)と他方の包囲部材(3b)とはリニアスライド(20)によって結合され、各三角柱部材(4c、4d、4f)がこの他方の包囲部材(3b)の3面の内側面(内壁面)の各々に対して水平移動可能に構成すれば、より円滑に開口部に長孔を形成することができる。
なお、この「課題を解決するための手段」や「特許請求の範囲」において、発明特定事項に対して符号を付したのは実施形態との整合性を明確にするためであり、権利範囲の広さを限定的にしたもので無く、本発明の要旨を逸脱しないものである限り、本発明の権利範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明によれば、開口部を長孔状に制御可能として、X線の照射野を長孔状にすることによって、長孔状の患部に対するX線治療を少ない回数で行うことや、従来対応できなかった小さな癌にも対応可能なX線コリメータを実現できるという効果が得られる。
下ベース部材1の斜視図と平面図である。 規制部材2a、2bを立設した斜視図と平面図である。 1対の包囲部材3a、3bを組み込んだ構造の斜視図と平面図である。 三角柱部材4を組み込んだ構造の斜視図と平面図である。 移動部材6a、6bと開閉用移動部材11を組み込んだ構造の斜視図と平面図である。 ガイド部材5とモーターブロック40、42を組み込んだ構造の斜視図と平面図である。 X線コリメータ100の斜視図である。 X線コリメータ100の平面図である。 リニアスライド20とベアリング30の垂直断面を拡大した模式的説明図である。 三角柱部材4に設ける段差35の模式的な説明図である。 ガイド部材5の模式的な正面図である。 タングステンブロック60の斜視図である。 開口用移動部材11の外観とこれを組み込んだ構造の部分的な外観図の模式的な説明図である。 モーター51による駆動機構の外観の説明図である。 モーター50による駆動機構の外観の説明図である。 三角柱部材4の移動方向の模式的な説明図である。 開口部の開き状態の変化の模式的な説明図である。 タングステンブロック60の他の形態の移動状態の模式的説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては、順番にパーツを組み込んで行って本装置(X線コリメータ100)が完成するように説明することで本発明の理解の容易化を図る。なお、このパーツの組立順番は実際の装置の組立順番とは必ずしも一致しない。また、説明の便宜上、各平面図や各斜視図において、「図面左側を装置前方」、「図面右側を装置後方」として説明するが、実際の装置においてはいずれの方向を装置前側や後側とするかは使用態様に依存する。本発明の実施の形態におけるX線コリメータ100は、上方から照射されてくるX線の照射野を開口部によって長孔状に絞ることを可能にする装置である。また、以下の本発明の実施の形態の説明においてはタングステンブロック60の一例として、6個の三角柱部材4a〜4fからなるものについて説明する。この6個の三角柱部材4a〜4fの各々の平面形状は略正6角形を6等分したものとなる。つまり、この6個の三角柱部材4a〜4fの平面形状を合わせると略正6角形となる。
(装置の機構)
図1、図2は下ベース部材1に、1対の規制部材2(2a、2b)を組み込んだ構造の説明図である。図1(a)は下ベース部材1の斜視図、図1(b)はその平面図、図2(a)は図1の構造に1対の規制部材2a、2bを組み込んだ構造の斜視図、図2(b)はその平面図である。下ベース部材1は、当該装置のベースとなる部材である。この下ベース部材1は、平面視略円環状の部材であって、この円環状の内部には、平面形状が略楕円状の中空部が形成されている。この下ベース部材1の円環状部の内縁の一部から装置後方(図面右側)に向けて延出部15が延び出ていて、下ベース部材1と一体となって構成されてアルミニウムで製造されている。この延出部15は、その厚みが下ベース部材1よりも厚くなっている。延出部15は、平面視長方形状の部材において、この長方形の装置前側(図面左側)の一辺が平面視円弧状となっており、この平面視円弧状の部分は下ベース部材1の円環状部の一部の内縁となっている。
そして、下ベース部材1の円環状部には横一列3個の穴17が平面視略楕円状の中空部を挟んで対向して形成されている。つまり、穴17は合計6個形成されている。また、規制部材2a、2bは、互いの対向面が平行となるように下ベース部材1に立設されている。この1対の規制部材2a、2bは、全体的に外観が図面横方向に細長い厚めの板状の部材であって、その平面形状が長方形である。この1対の規制部材2a、2bは、その底面を下ベース部材1の穴17を介してねじ止めされている。
また、1対の規制部材2a、2bの各々の対向面側には、その上端付近と下端付近とに水平方向に延びるリニアスライド20が設けられている。ここで、本装置で多数使用するリニアスライド20について、図9(a)の拡大垂直断面図を参照して簡単に説明しておくことにする。リニアスライド20は、円弧状の突起部を有する部品Bと、この突起部が嵌る溝部を有する部品Aとからなっており、部品Bの突起部の周囲には多数の小球(転動体)が設けられている。そして、部品Aが一方の部材に装着されると共に、部品Bが他方の部材に装着されることによって、図面垂直方向に両部材同士が円滑にスライドできるようになる。なお、部品Bの突起部と部品Aの溝部とは必ずしも図9(a)に示すものでなくても良く、部品Bの突起部と部品Aの溝部とが嵌り合ってスライド可能に構成されていればいかなる形状としても良い。
次に、図3を参照して、図2の構成において1対の包囲部材3(3a、3b)を組み込んだ構造について説明する。図3(a)は斜視図、図3(b)は平面図である。1対の包囲部材3a、3bは、平面視略コの字状で規制部材2a、2bの高さより低い高さを有した部材であり、平面視略コの字状であるため、各々3面の壁面を有している。この3面の壁面において、装置中央側は「内側面(内壁面)」、装置外側は「外側面(外壁面)」となっている。そして、1対の包囲部材3a、3bは、その両コの字が向き合うようにして、規制部材2a、2bの対向面間に挟まれるように配置されている。
また、先に説明したように、規制部材2aには、その上端近傍および下端近傍に水平方向に延びるリニアスライド20が設けられているので、包囲部材3aの3面の外側面の対応する位置にもリニアスライド20が設けられている。同様に、規制部材2bの上端近傍および下端近傍の水平方向に延びるリニアスライド20に対応する包囲部材3bの3面の外側面にもリニアスライド20が設けられている。
かくして、包囲部材3aは、下ベース部材1に立設された規制部材2aに対して、その平面視長方形の長手方向にスライド可能になっていると共に、包囲部材3bは、下ベース部材1に立設された規制部材2bに対して、その平面視長方形の長手方向にスライド可能になっている。つまり、包囲部材3a、3bは、装置の前後方向(図3(b)の左右方向)に水平移動可能になっている(図3(b)の符号a、符号bの矢印参照)。また、包囲部材3aの3面の壁面の内側面の各々の上端部近傍および下端近傍にはリニアスライド20が水平方向に設けられていると共に、包囲部材3bの内側の3面の壁面の内側面の各々の上端部近傍および下端近傍にもリニアスライド20が水平方向に設けられている。
更に、包囲部材3a、3bの装置後方(図面右側)の外壁面にはその垂直方向の中間位置よりも下側に、1対の穴62が垂直方向に形成されている。この1対の穴62は、後に説明する移動部材6a、6bを固定するためのものである。なお、包囲部材3a、3bは、下ベース部材1には固定されておらず、また、包囲部材3a、3bの内側面の下端近傍のリニアスライド20や包囲部材3aの移動部材固定用の穴等は図面には現れていない。
次に、図3の構成において、6個の三角柱部材4(4a〜4f)を組み込んだ構造を図4を参照して説明する。図4(a)は斜視図、図4(b)は平面図である。なお、理解の容易化のため、以下の図面において、包囲部材3bに設けられるリニアスライドを示す「符号20」の図示は可能な限り省略する。先ず、図12を参照して、6個の三角柱部材4a〜4fで構成されるタングステンブロック60について説明する。この6個の三角柱部材4a〜4fは、タングステン(W)等のX線を遮蔽する重金属を材質とする。各三角柱部材4a〜4fは、その外側の縦長の長方形の面に上下一対の水平方向に延びるリニアガイド20が設けられている。
三角柱部材4a、4b、4cの各々に設けられたリニアスライド20と包囲部材3aに設けられたリニアガイド20とが嵌り合って、包囲部材3aと三角柱部材4a、4b、4cの各々とは、互いに水平方向に円滑にスライド可能になっている。同様に、三角柱部材4d、4e、4fの各々に設けられたリニアスライド20と包囲部材3bに設けられたリニアガイド20とが嵌り合って、包囲部材3bと三角柱部材4d、4e、4fの各々とは、互いに水平方向に円滑にスライド可能になっている。三角柱部材4a、4b、4cは3個1組となって、包囲部材3aの水平移動によって水平移動される。同様に、三角柱部材4d、4e、4fは3個1組となって、包囲部材3bの水平移動によって水平移動される。
そして、タングステンブロック60を構成する6個の三角柱状部材4a〜4fの平面形状を合わせると略(実質的に)正6角形となる。換言すれば、各三角形状部材4a〜4fの平面視三角形状は実質的に正6角形を6等分したものとなっている。ここで略(実質的に)6角形と記載したのは、三角柱部材4b、4c、4e、4fの平面視正三角形の一辺の長さよりも、三角柱部材4a、4dの平面視正三角形の一辺の長さの方が若干長いからである。そして、この6個の三角柱部材4a〜4f(タングステンブロック60)は、1対の包囲部材3a、3bに包囲されている。また、6個の三角柱部材4a〜4fにおいて、隣り合う三角柱部材(4aと4b、4bと4c、4cと4d、4dと4e、4eと4f、4fと4a)の側面縦長の長方形状の互いに向き合う面の上端部間には、不図示のベアリングが介在している。
図9(b)に、ベアリングを拡大した垂直断面図を示している。ベアリング30は、部品31と部品32との間の溝部(図面垂直方向に延びる)に複数個の小球33(転動体)が転動可能に挟まって構成されている。このベアリング30の部品31を或る三角柱部材4(例えば4a)の平面視三角形の一辺に設けると共に、部品32をこの或る三角柱部材4と隣り合う三角柱部材4(例えば4b)の平面視三角形の一辺であって、部品31が設けられた辺と向き合う辺に設けられている。つまり、三角柱部材4(4a〜4f)の上端部における、断面視三角形の辺が向き合う箇所には総てベアリング30が設けられているので、隣り合う三角柱部材4同士の動きが円滑となる。このため、1個の三角柱部材4aが移動されると、この移動によって順次、他の三角柱部材4b、4c、4d、4e、4fの移動が行われる。
また、図1に示すように、三角柱部材4a〜4fは、垂直方向において段差部35が設けられている。この段差35は、隣り合う三角柱部材4の向き合う縦長の長方形の面に設けられている。図10は、一例として三角柱部材4eと三角柱部材4dとの向き合う面に設けられた段差35を模式的に図示したものである。三角柱部材4(4a〜4f)は、移動する必要性から「0.1(mm)」程度の隙間が設けられている。そこで、この隙間からX線が漏れるのを防ぐため、水平方向に「Δx」の幅の段差35を設けている。例えば、三角柱部材4の平面視三角形の一辺の長さを「30(mm)」とすれば、「Δx=0.2(mm)」として良好なX線漏えい防止ができることを確認している。
次に、図5を参照して、図4の構成において、移動部材6a、6b、開閉用移動部材11を組み込んだ構造について説明する。図5(a)は斜視図、図5(b)は平面図である。移動部材6a、6bは、各々、規制部材2a、2bの対向面の存在方向と平行に水平移動される部材であって、包囲部材3a、3bのコの字の3面の壁面の内で、装置後側(図面右側)の1面の外側面(外壁面)に、垂直方向に並ぶ2個の孔61と図4等で示した穴62とを介してねじ止めで固定される。なお、移動部材6bのねじ止め部分は図5には現れていない。
この移動部材6aは、側面視略長方形状でその後端部の上方は斜めにカットされた斜めカット部となっていて、斜めカット面CP1が形成されている。この斜めカット面(CP1)に沿って、移動部材6aの内側(両移動部材6a、6bの対向面側)にリニアスライド20が設けられている。また、移動部材6bも、側面視略長方形状でその後端部が斜めにカットされた斜めカット部が形成され、その結果、斜めカット面CP2が形成されている(特に図5(a)参照)。この斜めカット面CP2に沿って、リニアスライド20が設けられている。装置側面から見た場合、移動部材6aの斜めカット面CP1の斜め方向と、移動部材6bの斜めカット面CP2の斜め方向とは交差している。
つまり、図5(a)を参照すれば分かるように、移動部材6aの斜めのカット面CP1の斜め方向(傾斜方向)は、装置手前側側面から見ると「右下がり」であって、かつ、装置後方から見ると手前側に傾斜する方向である(後に説明する図15参照)。一方、移動部材6bの斜めカット面CP2(図5、図15参照)の斜め方向(傾斜方向)は、装置手前側側面から見ると「右上がり」であって、かつ、装置後方から見ると奥側に傾斜する方向である(図15参照)。したがって、両カット面CP1、CP2を装置側面から見るとその斜め方向は互いに交差している。そして、この両斜めカット面CP1、CP2の斜め方向に沿って、その両斜めカット面CP1、CP2の内側には、各々リニアスライド20が設けられている。
また、装置外側に延びる部材であって、先端部が垂直方向上側に凸になっている平面視長方形状の部材である開口用移動部材11の上記先端側と反対側の端部には斜め方向にリニアスライド20が装着されている。そして、このリニアスライド20は、包囲部材3aの装置前側(図面左側)の1つの壁面に設けられた垂直方向に長い開口部63(詳しくは図13(a)参照)を介して、三角柱部材4aの縦長の長方形の面に斜め方向に設けられたリニアスライド20と連結されている。図13(b)は、開口用移動部材11の全体的な側面図、図13(a)は、図5(b)における符号Aで示す矢印方向から見た模式的な説明面である。なお、図13(a)は、開口用移動部材11と三角柱部材4aとの関係が分かるように模式的に記載したもので、装置の一部のみを模式的に記載している。
開口用移動部材11は、水平方向に延在する柱状の部分とこの柱状部分の一方の端部において垂直方向上側に向く部分と、他方の端部において垂直方向下側を向く部分とから成っている。そして、この一方の端部において垂直方向上側を向く部分は、図5に示すように装置外部方向に突出している。そして、図13(a)に示すように、前記他方の端部における垂直方向下側を向く部分は、包囲部材3aの3面の壁面の内の装置前側の壁面に設けられた縦方向に長い開口部63を介して、三角柱部材4aの装置外側を向く縦長の長方形状の面と、斜め右上がり方向に延びるリニアスライド20で結合されている。したがって、開口用移動部材11が垂直上方向(図面上方向)に移動すれば三角柱部材4aは図面(図13(a))左方向に移動し、また、開口用移動部材11が垂直下方向(図13(a)下方向)に移動すれば三角柱部材4aは図面(図13(a))右方向に移動するように構成されている。
図6は、図5の構成においてガイド部材5、モーターブロック40、モーターブロック42等を組み込んだ構造の斜視図である。下ベース部材1から延び出る延出部15には、その延出方向と直交してガイド部材5が立設されている。ガイド部材5を図6の符号B方向から見ると、図11に示すようになる。符号B方向から見ると、ガイド部材5は、全体的に縦長の長方形の部材であるが、その上端部は凹状になっていると共に、左右の端部も垂直方向中間位置やや上側から下端までの縦長部分が、前記全体的な縦長の長方形から欠けたような形状となっている。
そして、その左右側面に沿うようにして、移動部材6a、6bが図面(図11)垂直方向に移動可能になっている。移動部材6aが、ガイド部材5の図面(図11)右側の側面に沿うようにして図面(図11)手前側に移動すると、移動部材6bは、ガイド部材5の図面(図11)左側の側面に沿うようにして図面(図11)奥側に移動する。一方、移動部材6aが、ガイド部材5の図面(図11)右側の側面に沿うようにして図面(図11)奥側に移動すると、移動部材6bは、ガイド部材5の図面(図11)左側の側面に沿うようにして図面(図11)手前側に移動する。
このように、移動部材6aと移動部材6bとは逆向きに水平移動してその水平移動量は同量となるように構成されている。つまり、図6において符号cおよび符号dで示す矢印を参照すると、移動部材6aが符号cの矢印方向に水平移動すると、逆に、移動部材6bは符号dの矢印方向に同量水平移動する。一方、移動部材6aが符号dで示す矢印の方向に水平移動すると、逆に、移動部材6bは符号cで示す矢印の方向に同量水平移動することになる。なお、移動機構については後述する。
図6に戻って更に説明すると、図面右側のモーターブロック40は、その最上面に設けられたモーター載置部41を備えている。そしてモーター載置部41が、前述したガイド部材5の上端部の凹部に嵌った状態でねじ止めされて、モーターブロック40が全体的に固定される。また、図面左側に示すように、その最上部にモーター載置部45を備えるモーターブロック42は、固定用部材43と固定用部材44とで包囲部材3aの3面の壁面の内の1つの壁面である装置前側(図面左側)の壁面にねじ止めによって固定されている。
また、開口用移動部材11の先端部は、上下動部材55に連結されて上下動可能になっている。更に、移動部材6aには、先に説明した斜めカット部の内側に斜め方向に延びるリニアスライド20が設けられている。同様に、移動部材6bの斜めカット部の内側には斜め方向に延びるリニアスライド20が設けられている。なお、前述したように、この移動部材6aに設けられるリニアスライド20の延びる方向である斜め方向と、移動部材6bに設けられるリニアスライド20の延びる方向である斜め方向とは装置側面から見ると交差している。
次に、図6に示す構成において、モーター50、モーター52、上ベース部材7を組み込んで構造を説明する。図7は斜視図、図8は平面図である。モーター載置部41には、垂直方向下側に延びる回転軸51を有するモーター50が載置されていて、このモーター50はモーター載置面41の下側からねじ止めされている。同様に、モーター載置部42には、垂直方向下側に延びる回転軸53を有するモーター52が載置されて、このモーター52はモーター載置部42の下側からねじ止めされている。そして、上ベース部材7の円環状の部分には横一列3個の孔18が略楕円状の中空部を挟んで形成されていて、孔18は合計6個形成されている。
上ベース部材7は、この合計6個のねじ孔18を介して、規制部材2a、2bの上面に形成されている穴を介してねじ止めされている。この上ベース部材7は、平面視略円環状の部材であって、この円環状の内部には、平面形状が略楕円状の中空部が形成されている。この上ベース部材7の円環状部の外縁の一部から装置後方(図面右側)に延び出る延出部16が一体となって構成されていてアルミニウムで製造されている。そして、この延出部16には、図面右側における端部であって、かつ、平面視左右端近傍の箇所に1対の孔19が形成されている。この上ベース部材7は、この孔19を介して、ガイド部材5の上面に設けられた左右一対の穴にねじ止めによって固定されている。
以上のようにして、本発明の実施形態のX線コリメータ100は、対向面が平行となるように下ベース部材1に立設される1対の規制部材2a、2bと、両コの字が向き合うようにして規制部材2a、2bの対向面間に挟まれる1対の包囲部材3a、3bと、この1対の包囲部材3a、3bに包囲される6個の三角柱部材4a〜4fと、平面視長方形でこの長方形の長手方向が規制部材2a、2bの対向面の存在方向と垂直な方向になるように、下ベース部材1の外縁の一部から延びる延出部15に立設されるガイド部材5とを有している。
更に、ガイド部材5の両側面の夫々に沿うようにして、規制部材2a、2bの対向面の存在方向と平行に移動され、包囲部材3a、3bの各々の3面の壁面の内で、ガイド部材5側の外壁面に固定される1対の部材である移動部材6a、6bと、規制部材2a、2bの上面およびガイド部材5の上面を固定する上ベース部材7を有している。
(電気的駆動源と移動機構)
図14は、モーター52(第2の電気的駆動源)を駆動させることによって、開口用移動部材11を上下動させて、その結果、三角柱部材4aを包囲部材3aの3面の壁面の1つ(装置前方側(図面左側)の内壁面:図3(b)の符号TW参照)に沿って移動させる移動機構の模式的な説明図である。図14は、三角柱部材4aの移動機構を説明するために装置の一部のみを抜き出して記載した模式的な図面である。ボールねじを使用して、三角柱部材4aを移動させる移動機構を構築している。
図14に示すように、モーター52の回転軸53は、連結部材70を介して、垂直方向に延在する(ボールねじの)ねじ軸71に連結されている。このねじ軸71には、円柱状のナット73がねじ込まれている。そして、ねじ軸71の下方先端部は、外観視が長方形板状の部材でモーターブロック42にねじ止めによって固定された水平固定部材72の略真ん中に形成された円形状孔の内周面に、ベアリングを介して支持されている。また、ナット73は、水平部材74に固定されており、この水平部材74の左右端には1対の垂直部材75、76が固定されている。
そして、この1対の垂直部材75、76の各々は、垂直方向に延びる1対のリニアスライド20によって、モーターブロック42と結合されている。かくして、ねじ軸71が回転されるとナット73が上下動して、水平部材74と1対の垂直部材75、76で構成される部分も上下動する。なお、図14は、ナット73を垂直方向において最も低い位置にある状態を示している。
そして、モーター52の回転軸53を正転(例えば時計回り)させると、連結部材70を介してねじ軸71が回転されて、ナット73が下方に移動し(符号e矢印参照)、これに伴って水平部材74と1対の垂直部材75、76も下方に移動される。したがって、1対の垂直部材75、76に固定されている上下動部材55も下方に移動する。この結果、上下動部材55に固定された開口用移動部材11が下方に移動するため、三角柱部材4aの縦長の一面に斜めに設けられたリニアスライド20によって、三角柱部材4aは、符号gで示す矢印方向に移動する。一方、モーター52の回転軸53を反転させた場合には、今度は、ナット73が上方に移動して(符号f矢印参照)、結局、三角柱部材4aは符号hの矢印に示す方向に移動する。つまり、モーター52の正転、反転によるナット73の上下動(符号f、eの矢印参照)が、三角柱部材の水平方向の移動(符号g、hの矢印参照)となる。
そして、1つの三角柱部材4aが移動すれば、順次、残りの他の三角柱部材4b〜4fが、包囲部材3a、3bのリニアスライド20で結合されているので、このリニアスラアイド20に沿って水平移動する。図16(a)は、モーター52が回転することによって、各三角柱部材4a〜4fが移動する状態を平面的に示した模式的な説明図である。モーター52の回転軸53の正転によって、各三角柱部材4a〜4fは実線矢印のように水平移動し、反転によって点線矢印のように水平移動する。
次に、図15は、モーター50(第1の電気的駆動源)を駆動させることによって、移動部材6a、6bを水平逆方向(紙面垂直方向)に同量だけ移動させる移動機構の模式的な説明図である。図15は、移動部材6a、6bの移動機構を説明するために装置の一部を抜き出して記載した模式的な図面である。この移動機構も、ボールねじを使用して、移動部材6a、6bを移動させる移動機構を構築している。
図15に示すように、モーター載置部41に載置固定されたモーター50の回転軸51は、連結部材80を介して、垂直方向に延在する(ボールねじの)ねじ軸86に連結されている。このねじ軸86には、円柱状のナット85がねじ込まれている。また、ナット85は、水平部材81に固定されており、この水平部材81の左右端には1対の垂直部材82、83が固定されている。そして、この1対の垂直部材82、83の各々は、垂直方向に延びるリニアスライド20によって、ガイド部材5と連結されている。
かくして、ねじ軸86が回転されるとナット85が上下動して、水平部材81と1対の垂直部材82、83で構成される部分も上下動する。また、垂直部材82は、リニアスライド20を介して移動部材6aに結合されていると共に、垂直部材83も、リニアスライド20を介して移動部材6bに結合されている。なお、上述したように、このリニアスライド20は、移動部材6aの斜めカット面CP1の斜め方向に延びるように設けられ、このリニアガイド20によって垂直部材82と移動部材6aが結合している。同様に、移動部材6bの斜めカット面CP2の斜め方向に延びるように別のリニアスライド20が設けられ、このリニアガイド20によって垂直部材83と移動部材6bが結合している。なお、前述したように、図15を参照すると、移動部材6aの斜めカット面CP1は、図面手前側に傾斜する一方、移動部材6bの斜めカット面CP2は、図面奥側に傾斜している。したがって、装置側面から見ると両斜めカット面CP1、CP2の傾斜方向(斜め方向)は交差している。
そして、モーター50の回転軸51を正転させると、連結部材80を介してねじ軸86が回転されて、ナット85が下方に移動し(符号iの矢印参照)、これに伴って水平部材81と1対の垂直部材82、83で構成される部分も下方に移動される。この結果、垂直部材82と移動部材6aとを連結するリニアスライド20によって、移動部材6aは図面垂直奥側方向に移動すると共に、垂直部材83と移動部材6bとを連結するリニアスライド20によって、移動部材6bは図面垂直手前方向に移動する(移動部材6aは図6の符号cの矢印方向、移動部材6bは図6の符号dの矢印方向に移動)。この2つの移動部材6a、6bの移動量は同量である。
一方、モーター50の回転軸51を反転させた場合には、今度は、ナット85が上方に移動して(符号jの矢印参照)、移動部材6aは図面垂直手前方向に移動すると共に、移動部材6bは図面垂直奥側方向に各々同量水平移動する(移動部材6aは図6の符号dの矢印方向、移動部材6bは図6の符号cの矢印方向に移動)。かくして、移動部材6aと移動部材6bとは互いに反対方向に、ガイド部材5の両側面に沿うようにして、同量水平移動するので1対の包囲部材3a、3bも各々逆方向に同量水平移動される。その結果、包囲部材3aに包囲される3個の三角柱部材4a、4b、4cが一組みとなって水平移動すると共に、包囲部材3bに包囲される3個の三角柱部材4d、4e、4fも一組みとなって水平移動する。
図16(b)は、各三角柱部材4a〜4fのモーター50の回転による移動状態を平面的に示した模式的な説明図である。モーター50の回転軸51の正転によって、各三角柱部材4a〜4c、4d〜4fは、実線矢印のように水平移動し、反転によって点線矢印のように水平移動する。以上のようにして、2個のモーター50、モーター51によって、三角柱部材4a〜4fを図16(a)、図16(b)のように移動させることができる。
(装置自体の回転)
なお、本装置であるX線コリメータ100自体を回転させることも公知の機構で実現できる。一例として、装置上側に水平面を有する板状部材を用意し、この板状部材の下面に円形の回転自在なプレートおよび第3のモーターを設ける。そして、この回転自在のプレートに上ベース部材7を固定し、この第3のモーターと上ベース部材7との間にベルトを掛け渡す構成とすれば、この第3のモーターを回転させることによって、装置自体が回転することになる。この場合、第3のモーターを装置本体から延び出るモーターブロックに固定する構成とすれば本装置自身に固定したモーターで装置自体を回転可能にするため装置取付の作業性上一層好ましい。なお、この構成例は一例であり他の態様によっても装置自体を回転可能にすることができる。要するに、装置自体を回転可能にすることが可能であり、これによって、X線照射時におけるX線コリメータの3次元における位置の微調整が容易に可能になるので利便性に富むことになる。
(作用の説明)
図17は、2つのモーター50(移動部材6a、6bの移動用電気的駆動源)、モーター51(三角柱部材4a移動用電気的駆動源)を駆動して6個の三角柱部材4a〜4bで形成される開口部(AP)がどのように変化するかを示した模式的な平面図である。図17(a)は、両モーター50、モーター51を駆動する前の開口部が完全に閉じた状態である(全閉状態)。この状態から、モーター51とモーター50の双方を徐々に正転させると、開口部(AP)は、正6角形ではない図面横方向に長い6角形となる(図17(b)参照)。つまり、この6角形は横長の長孔状となる。更に、モーター51とモーター50の正転動作を継続すると、図17(c)に示すように、開口部(AP)は図面縦方向にも図面横方向にも長い6角形となるため、長孔は大きなものとなる。
次に、この状態において、今度はモーター50を反転させると、開口部(AP)の6角形は、図面横方向に短くなり、図面縦方向に長くなる(図17(d)参照)。更に、モーター50の反転を継続すると、図17(e)に示すように、今度は図面縦方向に長い6角形となる。つまり、図面縦方向に長い長孔が形成されることになる。このように、本発明の実施形態によれば、正6角形を変形して、図面横方向にも縦方向にも長い長孔を形成させることが可能になる。そして、両モーター50、51ともに反転させて行くと、再度、開口部(AP)が完全に閉じた状態(全閉状態)となる。
このように、本発明は、従来のような単に丸型の開口部を拡大縮小したり、正6角形の開口部形状を正6角形状態に維持しながら拡大縮小したりするものとは異なる。本発明の実施形態によれば、移動部材6a、6bの水平移動用のモーター50と、三角柱部材4aの水平移動用のモーター51の2個のモーターを使用することによって、一般的な患部形状に極めて似ている長孔状の開口を形成して照射野を制御することができる。治療用高エネルギーX線は、コリメータの開口部(AP)の内壁を反射して放射され、またコリメータの開口部の縁端を透過するため、照射野に半影が生じ、癌の周辺の健全な組織までX線が照射される。径または幅が「1(cm)」以下の小さな癌を治療する場合、この半影の影響を軽減するため、X線のビーム径または幅を「1(mm)」程度まで小さくする必要がある。本発明の実施の形態のX線コリメータ100は、三角柱部材4の平面視三角形の一辺の長さを「30(mm)」とすれば、照射野の径または幅を「1(mm)」以下から「約30(mm)」の範囲でダイナミックに制御することができるため、径または幅が「1(cm)」以下の小さな癌を治療するために好適なX線コリメータである。なお、照射野の径または幅の制御範囲は、変更可能であり、上記範囲には限られない。

(材料、寸法)
本装置の材料、寸法について説明しておくことにする。本装置の各パーツは、基本的にアルミニウムで製造できる。但し、柱状部材で構成されるタングステンブロック60はダングステン、ナット73、ナット85、ねじ軸71、ねじ軸86等はステンレス等で製造する。また、本装置の試作品にあっては、その下ベース部材1下端から上ベース部材7上端までは「約120(mm)」、両ベース部材の環状部の直径は「約150(mm)」、装置横方向の長さは「212(mm)」、装置の幅は「156(mm)」であり、極めて小型のX線コリメータを実現することができた。なお、材料や寸法はこれらに限られない。
以上の実施形態の説明においては、タングステンブロック60の平面形状が略6角形を6等分した6個の三角柱部材4a〜4fが、1対の包囲部材3a、3bに包囲されるものについて説明してきたが、本発明においては、タングステンブロック60の平面形状は略正6角形以外でも良い。例えば平面形状が略正8角形を8等分した8個の三角柱部材を、1対の包囲部材が包囲するように構成しても他の構成は同様にして本装置を構成できる。図18(a)は、この場合のタングステンブロック60の動きを説明するための模式的な平面図である。正8角形を8等分した8個の三角柱部材90a〜90hは、モーター50の正転駆動によって図面左右方向に移動する(符号VMの矢印参照)。4面の壁面を有する2個1対の包囲部材(不図示)の各々に囲まれた4個の三角柱部材(90a、90b、90c、90d)を一組みとして図面左右方向の移動が行われると共に、残りの4個の三角柱部材(90e、90f、90g、90h)を他の一組みとして図面左右方向の移動が行われる。また、モーター52の駆動によって、三角柱部材90aが、図示するように、その外側の辺の向きに沿う斜め左下方向に移動されると、残りの三角柱部材90b〜90hが、矢印のように、順次連動して移動される。かくして、モーター50、52の駆動によって、タングステンブロック60の平面形状が略正6角形の時と同様に、開口部が長孔状となる。なお、タングステンブロック60の平面形状が略正8角形の場合には各々の三角柱部材90a〜90hの平面形状は二等辺三角形となる。
同様に、タングステンブロック60の平面形状が略正4角形の場合には、この正4角形を4等分した4個の四角柱部材91a〜91dを利用して開口部に長孔を形成することができる。図18(b)は、この場合のタングステンブロック60の動きを説明するための模式的な平面図である。正4角形を4等分した4個の四角柱部材91a〜91dは、モーター50の正転駆動によって図面左右方向に移動する(符号VMの矢印参照)。1対の包囲部材(不図示)の各々に囲まれた2個の四角柱部材(91a、91b)を一組みとして図面左右方向の移動が行われると共に、残りの2個の四角柱部材(91c、91d)を他の一組みとして図面左右方向の移動が行われる。また、モーター52の駆動によって、四角柱部材91aが、図示するように、その外側の辺の向きに沿う図面下方向に移動されると、残りの四角柱部材91b〜91dが、矢印のように、順次連動して移動される。かくして、モーター50、52の駆動によって、タングステンブロック60の平面形状が略正6角形の場合と同様に、開口部が長孔状となる。なお、四角柱部材91dと四角柱部材91cの向き合う面、及び、四角柱部材91aと四角柱部材91bの向き合う面は、斜め45度方向のリニアスライドで結合されているので、四角柱部材91d、91aの図面下方向の動きに対して、四角柱部材91c、91bの図面上方向の動きが実現可能となる。このようにタングステンブロック60の平面形状は略正6角形だけではなく略正8角形や略正4角形でも良い。
このようにタングステンブロック60の平面形状が略正4、6、8角形の場合(略正N角形:N=4、6、8)にはこれらを各々4等分、6等分、8等分した柱状部材(具体的には三角柱部材、四角柱部材)を用いても同様な作用効果を得ることができる。また、必ずしも偶数角形でなくても(例えば略正3角形、略正5角形、略正7角形等であったとしても)、2個の包囲部材の内面の壁面形状を適宜変更することによって、理論的には同様の作用効果を奏することができる。
以上説明してきたように、本発明の実施の形態のX線コリメータ100は、その開口部を、少なくとも2方向において長孔状にすることができるようになる。その結果、長孔状の患部に対するX線治療を少ない回数で行うことが可能になる等の利点を有する。しかも、開口部以外でのX線の漏れを防止し、装置自体も回転できるので、従来のX線コリメータと比較して、使い勝手を一層向上したX線コリメータを実現できると共に、細い長孔を利用して、従来対応できなかった「1(cm)」以下の小さな癌のX線治療にも対応可能となった。そして、モーター50、52を駆動することによって、ダイナミックにコリメータの開口部の形状・方向を変化させて、複雑な形状の患部に対しても迅速に精度良いX線治療が可能となる。
本発明のX線コリメータは、医療分野において放射線治療を行う放射線治療装置等に広く利用することができる。
1 下ベース部材
2(2a、2b) 規制部材
3(3a、3b) 包囲部材
4(4a、4b、4c、4d、4e、4f)三角柱部材
5 ガイド部材
6(6a、6b) 移動部材
7 上ベース部材
8 固定用部材
11 開閉用移動部材
15 延出部
16 延出部
17 穴
18 孔
19 孔
20 リニアスライド
30 ベアリング
35 段差
40 モーターブロック
41 モーター載置部
42 モーターブロック
43 固定用部材
44 固定用部材
45 モーター載置部
50 モーター
51 回転軸
52 モーター
53 回転軸
55 上下動部材
57 ねじ孔
60 タングステンブロック
61 孔
62 穴
100 X線コリメータ

Claims (7)

  1. X線の照射野を制御するX線コリメータであって、
    ースとなる下ベース部材(1)と、
    対向面が平行となるように前記下ベース部材(1)の上面に垂直に立設される1対の規制部材(2a、2b)と、
    平面視略コの字状で前記1対の規制部材の立設方向に所定高さを有し、両コの字が向き合うようにして前記規制部材(2a、2b)の対向面間に挟まれる1対の包囲部材(3a、3b)と、
    前記1対の包囲部材(3a、3b)に包囲される柱状の部材であって、各々の平面形状が略正N角形(Nは4、6、8)のN等分の形状となるN個の、前記1対の規制部材の立設方向に、前記包囲部材と接触した状態で立設した柱状部材と、
    前記規制部材(2a、2b)の対向面の存在方向と平行に移動され1対の移動部材(6a、6b)と、
    少なくとも前記規制部材(2a、2b)の上端面を固定する上ベース部材(7)と、
    前記1対の移動部材(6a、6b)を水平移動させるための第1の電気的駆動源(50)と、前記柱状部材を移動させるための第2の電気的駆動源(52)とを備え、
    前記第1の電気的駆動源(50)の駆動によって、前記1対の移動部材(6a、6b)が互いに逆方向に同移動量水平移動されることによって、前記柱状部材を包囲する前記1対の包囲部材(3a、3b)が互いに逆方向に同移動量水平移動され、
    前記各水平移動は、一対の規制部材(2a、2b)の対向面が互いに対向している方向に直交し、かつ、下ベース部材(1)と上ベース部材(7)とが互いに対向している方向に直交する方向であり、
    更に、前記第2の電気的駆動源(52)の駆動によって、1個の柱状部材を、それを包囲する包囲部材(3a)の略コの字の周囲に沿う方向に移動させると、これに連動して残りの「N−1」個の柱状部材が順次各々を包囲する包囲部材(3a、3b)の略コの字の周囲に沿う方向に移動されるように構成されたことを特徴とするX線コリメータ。
  2. 請求項1に記載のX線コリメータにおいて、
    前記1対の包囲部材(3a、3b)の各々は、前記規制部材(2a、2b)の対向面に水平方向に設けられたリニアスライドに沿って水平移動可能に構成したことを特徴とするX線コリメータ。
  3. 請求項1および2の内のいずれか一項に記載のX線コリメータにおいて、
    前記N個の柱状部材において、隣り合う柱状部材の互い向き合う面の上端部間にはベアリングが介在されていることを特徴とするX線コリメータ。
  4. 請求項1、2および3の内のいずれか一項に記載のX線コリメータにおいて、
    前記柱状部材は、垂直方向において段差部(35)が設けられていることを特徴とするX線コリメータ。
  5. 請求項1、2、3および4の内のいずれか一項に記載のX線コリメータにおいて、
    前記柱状部材の材質はタングステンであることを特徴とするX線コリメータ。
  6. 請求項1、2、3、4および5の内のいずれか一項に記載のX線コリメータにおいて、
    前記略正N角形は、略正6角形であり、
    前記柱状部材は、
    前記1対の包囲部材(3a、3b)に包囲される三角柱状の部材であって、各々の平面形状が略正6角形の6等分の形状となる6個の三角柱部材(4a〜4f)であり、
    前記第2の電気的駆動源(52)は、前記三角柱部材(4a)を移動させるためのものであり、
    前記第1の電気的駆動源(50)の駆動によって、前記1対の移動部材(6a、6b)が互いに逆方向に同移動量水平移動されることによって、前記三角柱部材(4a〜4f)を包囲する前記1対の包囲部材(3a、3b)が互いに逆方向に同移動量水平移動され、
    前記各水平移動は、一対の規制部材(2a、2b)の対向面が互いに対向している方向に直交し、かつ、下ベース部材(1)と上ベース部材(7)とが互いに対向している方向に直交する方向であり、
    更に、前記第2の電気的駆動源(52)の駆動によって、1個の三角柱部材(4a)を、それを包囲する包囲部材(3a)の略コの字の周囲に沿う方向に移動させると、これに連動して残りの5個の三角柱部材(4b〜4f)が順次各々を包囲する包囲部材(3a、3b)の略コの字の周囲に沿う方向に移動されるように構成されたことを特徴とするX線コリメータ。
  7. 請求項6に記載のX線コリメータにおいて、
    平面形状を合わせると略正6角形の半分となる3個1組の三角柱部材(4a、4b、4c)と一方の包囲部材(3a)とはリニアスライド(20)によって結合され、各三角柱部材(4a、4b、4c)がこの一方の包囲部材(3a)の3面の内側面の各々に対して水平移動可能に構成すると共に、
    残り3個1組の三角柱部材(4c、4d、4f)と他方の包囲部材(3b)とはリニアスライド(20)によって結合され、各三角柱部材(4c、4d、4f)がこの他方の包囲部材(3b)の3面の内側面の各々に対して水平移動可能に構成したことを特徴とするX線コリメータ。
JP2012104302A 2012-05-01 2012-05-01 X線コリメータ Expired - Fee Related JP5358849B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012104302A JP5358849B2 (ja) 2012-05-01 2012-05-01 X線コリメータ
US13/869,033 US8731142B2 (en) 2012-05-01 2013-04-24 X-ray collimator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012104302A JP5358849B2 (ja) 2012-05-01 2012-05-01 X線コリメータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013231677A JP2013231677A (ja) 2013-11-14
JP5358849B2 true JP5358849B2 (ja) 2013-12-04

Family

ID=49512523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012104302A Expired - Fee Related JP5358849B2 (ja) 2012-05-01 2012-05-01 X線コリメータ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8731142B2 (ja)
JP (1) JP5358849B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9999786B2 (en) 2016-07-29 2018-06-19 Accuthera Inc. Radiation emitting apparatus, radiation therapy apparatus, and collimator drive control method

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10149654B2 (en) * 2013-12-11 2018-12-11 Controlrad Systems. Inc. X-ray reduction system
US9991014B1 (en) * 2014-09-23 2018-06-05 Daniel Gelbart Fast positionable X-ray filter
CN104409131B (zh) * 2014-11-24 2017-05-03 西北核技术研究所 面积可调的任意多边形光束产生方法及相应的伽马准直器
KR102340197B1 (ko) * 2015-02-03 2021-12-16 삼성전자주식회사 엑스선 장치 및 엑스선 장치의 동작 방법
FR3067852B1 (fr) * 2017-06-20 2022-01-21 Stmi Soc Des Techniques En Milieu Ionisant Protection biologique de type diaphragme destinee a equiper un fourreau d'une paroi d'enceinte confinee
US11058895B2 (en) * 2017-08-15 2021-07-13 Daegu Gyeongbuk Institute Of Science And Technology Collimator and medical robot including the same
EP3883476B1 (en) * 2018-11-19 2023-06-07 Carestream Health, Inc. Collimator control
CN113663230B (zh) * 2021-07-27 2023-09-26 上海联影医疗科技股份有限公司 准直器及具有该准直器的治疗头

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4450578A (en) * 1982-03-03 1984-05-22 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Variable aperture collimator for high energy radiation
SE9003638D0 (sv) * 1990-11-14 1990-11-14 Siemens Elema Ab Primaerstraaleblaendare foer ett roentgenroer
JPH0747142A (ja) * 1993-08-05 1995-02-21 Mitsubishi Electric Corp 照射野制御装置
US5748703A (en) * 1994-03-22 1998-05-05 Cosman; Eric R. Dynamic collimator for a linear accelerator
DE69605730T2 (de) * 1995-02-27 2000-07-20 Koninklijke Philips Electronics N.V., Eindhoven Eine kollimatoreinheit enthaltende röntgenstrahluntersuchungsvorrichtung
EP1367604A1 (en) * 2002-05-31 2003-12-03 Euratom A micro beam collimator having an iris like capillary for compressing beams
CN1603946A (zh) * 2003-09-29 2005-04-06 Ge医疗系统环球技术有限公司 X射线光阑、x射线辐照器及x射线装置
EP1720173A1 (de) * 2005-05-06 2006-11-08 Deutsches Krebsforschungszentrum Stiftung des öffentlichen Rechts Kollimator zum Begrenzen eines Bündels energiereicher Strahlen
ES2332607T3 (es) * 2006-07-27 2010-02-09 Deutsches Krebsforschungszentrum Stiftung Des Offentlichen Rechts Dispositivo de irradiacion y colimador.
US8093572B2 (en) * 2007-06-29 2012-01-10 Accuray Incorporated Integrated variable-aperture collimator and fixed-aperture collimator
US8824638B2 (en) * 2011-08-17 2014-09-02 General Electric Company Systems and methods for making and using multi-blade collimators

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9999786B2 (en) 2016-07-29 2018-06-19 Accuthera Inc. Radiation emitting apparatus, radiation therapy apparatus, and collimator drive control method

Also Published As

Publication number Publication date
US8731142B2 (en) 2014-05-20
JP2013231677A (ja) 2013-11-14
US20130294583A1 (en) 2013-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5358849B2 (ja) X線コリメータ
ES2372401T3 (es) Colimador y dispositivo de escaneado.
US11931602B2 (en) Radiation therapy systems and methods
US10026517B2 (en) Multileaf collimator assembly with reduced extra-focal leakage
US7826596B2 (en) Radiation therapy apparatus
CN110124213B (zh) 一种多叶光栅及具有该多叶光栅的放射治疗装置
US8565378B2 (en) Method and device for defining a beam of high-energy rays
US20220093285A1 (en) Adaptive focus collimation of x-ray beams
US20220241616A1 (en) Multileaf collimator cone enabling stereotactic radiosurgery
JP4996450B2 (ja) 絞り装置及び絞り装置を用いた放射線治療装置
CN107149727B (zh) 多叶光栅
US10071263B1 (en) Pivoting multileaf collimator and method for large field coverage
JP2002186676A (ja) 絞り装置および該絞り装置を用いた放射線治療装置
KR101057320B1 (ko) 다엽 콜리메이터 및 방사선 치료장치
US20210265071A1 (en) Beam-blocking leaf and multileaf collimator containing same
JP2010179037A (ja) 回転照射型粒子線医療装置
CN216934470U (zh) 聚焦治疗头和医疗设备
JP2018143659A (ja) 荷電粒子線治療装置
US20220280812A1 (en) Srs contoured multi-layer multileaf collimator
CN213249203U (zh) 用于束光器的虹膜结构

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130814

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5358849

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees