JPH105207A - X線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置

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JPH105207A
JPH105207A JP8162003A JP16200396A JPH105207A JP H105207 A JPH105207 A JP H105207A JP 8162003 A JP8162003 A JP 8162003A JP 16200396 A JP16200396 A JP 16200396A JP H105207 A JPH105207 A JP H105207A
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computed tomography
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groove
tomography apparatus
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泰男 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はコーンビームが適用される比較的大型
サイズの二次元検出器に対する散乱線の影響を適切に除
去し得るX線コンピュータ断層撮影装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】本発明に係るX線コンピュータ断層撮影装
置の検出器システム10は、コリメータ板11がスライ
ス方向に複数配列されてなるスライス方向コリメータ1
2と、コリメータ板13がチャネル方向に複数配列され
てなるチャネル方向コリメータ14と、複数の検出素子
が二次元方向に配列されてなる検出素子アレイ16と、
から構成されている。チャネル方向及びスライス方向に
関するアライメントは独立して行えるように構成されて
いる。また比較的高精度なアライメントが要求される二
つの構成要素のアライメントを先に行い、しかる後に、
残る構成要素とのアライメントを行うことが可能な構造
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体の断層像を
撮影するためのX線コンピュータ断層撮影装置(X線C
Tと略称する)に関する。
【0002】
【従来の技術】X線CTは被検体にX線を照射しその投
影データに基づく再構成処理を行なうことにより、特定
スライス位置における被検体の断層像を得るものであ
る。図10は、従来から知られているこの種のX線CT
に適用される検出器システムの配置関係を示す図であ
る。同図に示される検出器システム100は、いわゆる
第3世代と呼ばれるX線CTに適用されるものである。
このX線CTにおいては、焦点(X線管球)Fと検出器
システム100とが、回転中心軸Zを挟んで対向して配
置され、両者が一体となって被検体Mの周囲を回転可能
となっている。撮影時においては、X線ビームBが焦点
Fから撮影領域に向けて照射され、検出器システム10
0は、被検体Mを透過後の透過X線を含んだX線ビーム
Bを検出する。この動作が複数の回転角度について繰り
返されることにより、上記投影データが収集される。
【0003】回転中心軸Zは、図10の紙面上では上下
方向となっているが、実際にはほぼ水平な方向に設定さ
れる。これは、一般に被検体Mは人体であることが多
く、撮影時には、被検体Mはほぼ水平な天板上に載置さ
れ、上記回転中心軸Zは、被検体Mの体軸にほぼ等しく
設定されるためである。
【0004】図示していないが上記第3世代CTの他に
も、検出器システムが円周上に配置され、焦点(X線管
球)のみが回転移動しながら投影データを収集する第4
世代CT、同様に円周上の検出器システムを有し、電子
ビームを走査することによりX線焦点を被検体の周囲で
回転させる第5世代CTなどが知られている。
【0005】以上に述べたようなX線CTは、いずれも
比較的薄い扇状のX線ビーム(ファンビーム)を用いて
いる。そしてこのようなX線CTをファンビームシステ
ムと称する。
【0006】また、検出素子列がスライス厚方向に二列
配列されたいわゆるデュアルスライスシステムが実用化
されてきている。このシステムで使用されるX線は、そ
のビーム厚が上記したようなX線CT(すなわちシング
ルスライスシステム)で使用されるX線のビーム厚の二
倍に過ぎず、これもやはりファンビームシステムに含ま
れる。
【0007】検出器システム100が有する検出素子は
シンチレータおよびフォトダイオードから構成されてい
る。被検体Mを透過したX線はシンチレータで光に変換
されるが、一般にシンチレータのX線入射方向に対する
指向性は広く、さまざまな方向から入射するX線に対す
る感度を有している。
【0008】X線CTの再構成の原理は、透過データ
は、焦点から検出器に垂直入射したX線(直接線)のデ
ータだけを考慮しており、被検体で散乱され方向が変化
したX線(散乱線)のデータは最終的なX線CT像の画
質を劣化させる要因となる。
【0009】したがって、指向性の広いシンチレータを
検出素子として用いる検出器システムでは、シンチレー
タに入射するX線を直接線だけに限定し、散乱線を除去
する必要がある。
【0010】散乱線を除去する方法には、物理的に散乱
線を除去する散乱線除去コリメータ(あるいは散乱線除
去グリッド)をシンチレータ全面に配置する方法と、散
乱線だけを測定する別の検出器(散乱線検出器)を用意
し、そのデータを用いて数学的に散乱線を除去する散乱
線補正による方法とが実用化されている。最近では、デ
ータ処理にかかる時間を短縮する必要から、コリメータ
方式が主流となっている。
【0011】図11は、コリメータによる散乱線の除去
を説明するための図である。図11の(a)に示すよう
に、コリメータを備えない場合は、焦点Fから照射され
被検体Mを透過した直接線101および散乱線102
は、両者ともシンチレータ104に入射する。また、図
11の(b)に示すように、コリメータ103を備える
場合は、焦点Fから照射され被検体Mを透過した透過X
線のうち、散乱線102がコリメータ103によって遮
られ、直接線101のみがシンチレータ104に垂直入
射する。
【0012】図12は、コリメータ方式による固体検出
器システムの具体的な構成を示す図である。同図に示す
ように、検出器システム100は、複数のコリメータ板
が配列されてなるコリメータ110と、複数の検出素子
104が配列されてなる検出器120とからなってい
る。
【0013】検出器120の検出原理としては、X線に
より電離されたガス(主にXeガスが使用されている)
の電荷を収集して信号を得るガス検出器と、X線がシン
チレータに入射した時のシンチレータ光を光センサー
(主にフォトダイオードが使用される)によって電気信
号に変換する固体検出器(Solid-State-Detector、「S
SD」と略称する)とが一般的であるが、最近では効率
の良いSSDが主流になりつつあり、ここでもSSDを
用いることを前提として説明する。
【0014】検出器120の前面(焦点F側)に、コリ
メータ110が配置される。また同図においてコリメー
タ110と検出器120とは離間して示されているが、
これは説明及び理解の便宜を図るためであって、実際に
はコリメータ110と検出器120とは近接して配置さ
れる。上記したようなファンビームシステムにおいて
は、ファンビーム形状がチャネル方向に広く、スライス
厚方向に狭いことから、散乱線の入射方向もほぼチャネ
ル方向に限られてくる。このため、検出器システム10
0はチャネル方向の散乱線除去のためのコリメータ11
0のみを備えるものとなっている。
【0015】上述したようなファンビームシステムに
は、被検体の体軸方向(スライス厚)のビーム厚が薄い
ために、スライス厚方向の撮影領域が狭いという問題が
ある。現在ではいわゆるヘリカルスキャンCTが実用化
され、普及しつつある。しかしながらこのヘリカルスキ
ャンCTは、上述したようなX線CTシステムと同様に
ファンビームを用いるものであるため、スライス方向の
解像度がファンビームの厚さに依存するという限界があ
る。したがって、上記撮影領域の問題は根本的には解決
されていない。
【0016】撮影領域を広げるために、ファンビームの
ビーム厚をスライス方向に厚くすることによりコーンビ
ーム形状とすると共に、検出器システムをスライス方向
に拡大し解像度を向上するために検出素子をスライス方
向に複数、配列して二次元検出器を構成することが考え
られている。
【0017】しかしながら、このようなコーンビームを
用いる場合、X線のビーム厚がスライス方向に厚くなる
ため、シンチレータに入射するチャネル方向の散乱線の
みならず、スライス方向の散乱線が無視できなくなる。
このため格別の散乱線対策が必要となる。
【0018】ところで、上述したようなコーンビームを
使用する場合には、次のような問題がある。すなわち、
コーンビームを使用する場合における散乱線検出器によ
る散乱線補正は、散乱線検出器の位置から、推定すべき
コーンビームの中心(スライス厚方向の中心)までの距
離が大きくなり、ファンビームと同様の補正精度が得ら
れないことが予想され、処理時間の問題と併せて実現が
困難であるという問題がある。
【0019】この問題の具体的な解決策としては、上述
したようなコリメータによる散乱線除去(すなわち直接
線以外はシンチレータに入射しないようにする)が考え
られる。しかしながら、現状ではスライス方向寸法が短
いチャネル方向散乱線除去コリメータしか実用化されて
おらず、大型サイズの二次元検出器における二次元方向
の散乱線除去のためのコリメータは未だ現実のものとは
なっていない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コーンビー
ムが適用される比較的大型サイズの二次元検出器に対す
る散乱線の影響を適切に除去し得るX線コンピュータ断
層撮影装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
X線コンピュータ断層撮影装置は、検出素子アレイと、
チャネル方向コリメータと、スライス方向コリメータと
を具備し、これらが独立して位置調整可能な如く設けら
れることを特徴とする。
【0022】本発明の請求項3に係るX線コンピュータ
断層撮影装置は、コリメータ板と、焦点と検出素子アレ
イとの間に配置され、前記焦点から前記検出素子アレイ
に向けて照射されるX線を横切る面上に設けられ、前記
コリメータ板を固定する一対の支持材とからなるコリメ
ータを具備することを特徴とする。
【0023】本発明の請求項4に係るX線コンピュータ
断層撮影装置は、単体で円筒形状をなす又は平面検出素
子ブロックが複数配列されることにより円筒形状をなす
検出素子アレイと、曲面をなす複数のコリメータ板を有
するスライス方向コリメータと、を具備することを特徴
とする。
【0024】本発明の請求項9に係るX線コンピュータ
断層撮影装置は、単体で円筒形状をなす又は平面検出素
子ブロックが複数配列されることにより円筒形状をなす
検出素子アレイと、チャネル方向に配列された複数のコ
リメータブロックからなるコリメータ板を有するスライ
ス方向コリメータと、を具備することを特徴とする。
【0025】本発明の請求項14に係るX線コンピュー
タ断層撮影装置は、単体で円筒形状をなす又は平面検出
素子ブロックが複数配列されることにより円筒形状をな
す検出素子アレイと、システムの回転軸に平行な軸を中
心軸とする円筒面の一部をなす二つの支持材に切られた
一対の溝に挿入されて固定される複数のチャネル方向コ
リメータ板からなるチャネル方向コリメータと、を具備
することを特徴とする。
【0026】本発明の請求項17に係るX線コンピュー
タ断層撮影装置は、平面形状をなしコーンビームが照射
される検出素子アレイと、スライス方向コリメータと、
チャネル方向コリメータとを具備するX線コンピュータ
断層撮影装置において、前記スライス方向コリメータ又
はチャネル方向コリメータの少なくとも片方は、複数の
コリメータ板が前記コーンビームを横切る面上に配列さ
れてなることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
によるX線コンピュータ断層撮影装置の実施形態を説明
する。本実施形態では、単体で円筒形状をなす二次元検
出素子アレイ及び平面検出素子ブロックが複数配列され
ることにより円筒形状をなす二次元検出素子アレイ(こ
れらを総称して「円筒形検出素子アレイ」と称する)、
又は単体で平面形状をなす二次元検出素子アレイ(平面
形検出素子アレイ)と、これらの二次元検出素子アレイ
に組み合わされる種々のコリメータとから構成される検
出器システムについて説明する。
【0028】(第1実施形態)第1実施形態は、各コリ
メータと検出素子との位置調整に関するものである。図
1は、本発明の第1実施形態に係る検出器システム10
を示す図である。検出器システム10は、コリメータ板
11がスライス方向に複数配列されてなるスライス方向
コリメータ12と、コリメータ板13がチャネル方向に
複数配列されてなるチャネル方向コリメータ14と、複
数の検出素子が二次元方向(矢印ChおよびSegで示
される)に配列されてなる検出素子アレイ16と、から
構成されている。図中FはX線管の焦点を示している。
【0029】検出素子アレイ16は、チャネル方向に湾
曲し、スライス方向には直線の円筒形状であり、上記二
つのコリメータも、検出器に合わせて円筒形状になって
いる。あるチャネルの検出素子は、スライス方向に向か
って、回転中心軸と平行に(つまり、この図では垂直
に)並んでおり、また、あるスライスの検出素子は、チ
ャネル方向に向かって、中央断面に平行に(つまり、こ
の図では水平に)並んでいる。
【0030】図2は、検出器システム10の配置関係を
示している。本実施形態の検出器システム10は上述し
たような第3世代CTに適用されるものであって、焦点
Fと検出器システム10とが、回転中心軸Zを挟んで対
向して配置され、両者が一体となって被検体Mの周囲を
回転可能(矢印R方向)となっている。撮影時において
は、コーンビームBが焦点Fから撮影領域に向けて照射
され、検出器システム10は、被検体Mを透過後の透過
X線を検出する。
【0031】このようなコーンビームを用いる場合、上
述したようなファンビームを用いるものと比較して、X
線ビーム厚がスライス方向に大きくなっており、撮影領
域も広がっている。併せて、検出器システム10の検出
面もスライス方向(Z軸方向)に広がっており、二次元
検出素子アレイが構成されている。
【0032】また、検出素子アレイ16と、チャネル方
向コリメータ14と、スライス方向コリメータ12と
は、独立して位置調整可能な如く分離して設けられてい
る。図3は、アライメントのずれによる直接線の影の影
響を示す図である。同図(a)に示すように、コリメー
タ板1と検出素子とのアライメントが合っている場合
は、直接線によるコリメータ板1の影4は、反射板3に
入射する。しかしながら、上記アライメントにずれが生
じると、同図(b)に示すように直接線によるコリメー
タ板1の影4は反射板3とは異なる位置に入射すること
になり、シンチレータ2に対して影を作ってしまう。
【0033】なお、コリメータ板1が、直接線に対して
所定角度を有している場合についても、上記と同様の事
態が起こり得る。また、焦点サイズは物理的にゼロでは
なく、その上、X線管球の熱的状態に依存して焦点位置
が変化することも知られている。したがって、シンチレ
ータ2とコリメータ板1とのアライメントは高精度のも
のが要求される。このような状況にあっては、チャネル
方向及びスライス方向を同時に調整することは困難とな
る。そこで、チャネル方向及びスライス方向を独立して
アライメントできる構造とする。さらに、比較的高精度
なアライメントが要求される二つの構成要素(例えばチ
ャネル方向コリメータと検出素子アレイ)のアライメン
トを先に行い、しかる後に、残る構成要素(例えばスラ
イス方向コリメータ)とのアライメントを行うことが可
能な構造とする。
【0034】かくして、高精度のアライメントを簡単に
行えるようになるので、組立作業の効率を向上すること
ができる。 (第2実施形態)第2実施形態は、第1実施形態にて説
明した各コリメータの支持板の構造に関するものであ
る。
【0035】ファンビームシステムに適用される検出器
システムに設けられるチャネル方向コリメータにおいて
は、上述したようにスライス方向の寸法が短いため、コ
リメータ板をスライス方向の端部で支持する構造とする
ことが可能であり、かかる支持材をX線パスから外れた
位置に配置することが可能であった。しかしながら、二
次元検出素子アレイに用いられる各コリメータにおいて
は、チャネル方向コリメータ板のスライス方向寸法、ス
ライス方向コリメータ板のチャネル方向寸法ともに大き
く、端部のみで支持すると不安定になり好ましくない。
そこで、本実施形態では、X線パスを横切る面上に支持
材を配置し、コリメータ板を支持する構造としている。
【0036】このような構造にすると、支持材を透過し
たX線が検出素子アレイに入射することになる。このた
め支持材にはX線吸収が小さい材料を選択する必要があ
る。強度、重量などを考慮し、支持材には、いわゆるC
FRP(carbon fiber reinforced plastics)等を選択
することが好ましい。
【0037】(第3実施形態)第3実施形態は、円筒形
検出素子アレイに組み合わされるチャネル方向コリメー
タに関するものである。
【0038】図4の(a)は、先に図1において示した
チャネル方向コリメータ14のさらに具体的な構成を示
す図である。チャネル方向に複数配列されるチャネル方
向コリメータ板13は、スライス方向(Z軸方向)に所
定の長さを有する平面状の板であって、対向する一対の
支持板17により、焦点Fを向くように支持されてい
る。
【0039】ここで支持板17は、検出素子アレイと同
様に、焦点位置を中心(正確には、焦点を含み、回転中
心軸に平行な軸を中心軸とする)とする二つの円筒表面
の一部を切り取った形状をなしている。これら二つの円
筒は、コリメータ板13のX線パス方向長さに応じて半
径が異なっている。
【0040】二つの支持板17のうち、半径が小さい方
(焦点側)の支持板には、外側の面(半径の大きな面)
にスライス方向に向かって溝が切られており、もう一方
の半径の大きい方(検出素子アレイ側)の支持板には、
内側の面(半径の小さな面)に同じようにスライス方向
に溝が切られている。それぞれの支持板に切られた一対
の溝に、X線吸収が大きいタングステンあるいはモリブ
デン等の金属で作られたコリメータ板13を挿入し固定
するものとなっている。
【0041】図4の(b)および(c)は、図4の
(a)のA1部を拡大して示す図であって、支持板表面
に対し垂直に溝を切る例および支持板表面に対し斜めに
溝を切る例を示す図である。固定されたコリメータ板1
3は、すべて焦点方向を向いている必要があるため、支
持板17の溝ピッチは、焦点側では小さく、検出素子ア
レイ側では大きくなっている。
【0042】図4の(b)に示すように、支持板17の
表面に対し垂直に溝を切る場合、すなわち、支持板17
の表面に対する垂線C1 ,C2 の方向に溝を切る場合、
個々の溝幅を一定にできる。
【0043】図4の(c)に示すように、支持板17の
表面に対し斜めに溝を切る場合、個々の溝位置ごとで溝
幅を変える必要がある。すなわち、溝幅W2 よりも溝幅
W1の方を広くするという具合に、チャネル中心から離
れるにしたがって溝幅を広くする必要がある。これによ
り、加工手段の都合に応じて溝の向きを同じにできる
(例えば、焦点と回転中心軸を含むチャネル中心の平面
に平行に切る)。
【0044】このような支持板17を、所定の間隔を置
いて、且つ対応する溝位置のアライメントを行なった状
態で固定する。その状態において、コリメータ板13を
支持板17の溝の端からスルスルと挿入し、接着剤など
を使用して所定の位置で固定する。
【0045】(第4実施形態)第4実施形態は、円筒形
検出素子アレイに組み合わされ、単体で曲面形状をなす
スライス方向コリメータに関するものである。
【0046】円筒形状検出素子アレイと組み合わされる
スライス方向コリメータにおいては、個々のコリメータ
板が焦点を向いている必要がある。このためには、個々
のコリメータ板を、図5に示すようにX線焦点を頂点T
とする円錐表面の一部分を切り取って得られる形状11
とすれば良い。すなわち個々のコリメータ板は平面では
なく曲面形状をなすものである。
【0047】図6の(a)は、先に図1において示した
スライス方向コリメータ12のさらに具体的な構成を示
す図である。同図に示すように、スライス方向コリメー
タ12において、上述したチャネル方向コリメータ14
と同じような、同心円状の一対の支持板18を考える。
内側(焦点側)の支持板の外側(検出素子アレイ側)の
面と、外側(検出素子側)の支持板の内側(焦点側)の
面とに、検出素子アレイのスライス方向中心線に対し平
行に溝を切る。
【0048】図6の(b)および(c)は、図6の
(a)のA2部を拡大して示す図であって、支持板表面
に対し斜めに溝を切る例および支持板表面に対し垂直に
溝を切る例を示す図である。固定されたコリメータ板1
1は、すべて焦点方向を向いている必要があるため、支
持板18の溝ピッチは、焦点側では小さく、検出素子ア
レイ側では大きくなっている。
【0049】図6の(b)に示すように、支持板18の
表面に対し斜めに(例えばD1 ,D2 )溝を切る場合、
個々の溝幅を一定にできる。溝幅を一定にする場合は、
焦点を含み回転中心軸に垂直な中央断面(Mid−Pl
ane)から溝位置が離れるにしたがって、溝の深さ方
向と中央断面との角度を大きくして、コリメータ板の角
度に合わせる必要がある。
【0050】図6の(c)に示すように、支持板18の
表面に対し垂直に溝を切る場合、個々の溝位置ごとで溝
幅を変える必要がある。すなわち、溝幅W2 よりも溝幅
W1の方を広くするという具合に、焦点を含み回転中心
軸に垂直な中央断面(Mid−Plane)から溝位置
が離れるにしたがって溝幅を広くし、コリメータ板の角
度を吸収する必要がある。これにより、加工手段の都合
に応じて溝の向きを同じにできる(例えば、中央断面に
平行に切る)。
【0051】チャネル方向コリメータ14と同様に、こ
れらの一対の支持板18を、所定の間隔を置いて、且つ
対応する溝位置のアライメントを行なった状態で固定す
る。その状態において、コリメータ板11を支持板18
の溝の端からスルスルと挿入し、接着剤などを使用して
所定の位置で固定する。
【0052】(第5実施形態)第5実施形態は、円筒検
出素子アレイに組み合わされ、スライス板が近似曲面を
なすスライス方向コリメータに関するものである。
【0053】図7は、本発明の第5実施形態に係る検出
器システム20を示す図である。検出器システム20
は、チャネル方向に配列された複数のコリメータブロッ
ク21からなるコリメータ板を有するスライス方向コリ
メータ22と、スライス方向に配列された複数のコリメ
ータブロック23からなるチャネル方向コリメータ24
と、複数の検出素子25が二次元方向(矢印Chおよび
Segで示される)に配列されてなる検出素子アレイ6
6と、から構成されている。図中FはX線管の焦点を示
している。
【0054】円筒形検出素子アレイ66と組み合わせる
スライス方向コリメータ22の個々のコリメータ板は、
焦点Fの方向を向いている必要がある。このためには、
個々のコリメータ板の形状を、図5に示したような、X
線焦点を頂点Tとする円錐表面の一部分11を切り取っ
て得られる形状とする必要があり、単純には、曲面でな
ければならない。しかしながらここでは、スライス方向
コリメータ22の一のコリメータ板をチャネル方向に複
数に分割し、平面コリメータ板からなるコリメータブロ
ック21を複数、配列して、円錐表面形状に近似させ
る。
【0055】このようなコリメータブロック21に合わ
せて、チャネル方向に分割した平板状の一対の支持板を
考える。内側(焦点側)の支持板の外側(検出素子アレ
イ側)の面と、外側(検出素子アレイ側)の支持板の内
側(焦点側)の面とに、検出素子アレイのスライス方向
中心線に対し平行な溝を切る。溝ピッチは、内側の支持
板では小さく、外側の支持板では大きくしておく。
【0056】支持板に垂直に溝を切る場合は、焦点を含
み回転中心軸に垂直な中央断面(Mid−Plane)
から溝位置離れるにしたがって、溝幅を大きくして、コ
リメータ板の角度を吸収する必要がある。あるいは、溝
幅を一定にする場合は、焦点を含み回転中心軸に垂直な
中央断面(Mid−Plane)から溝位置が離れるに
したがって、溝の深さ方向と中央断面との角度を大きく
して、コリメータ板の角度に合わせる必要がある。
【0057】これら一対の支持板を、所定の間隔を置
き、且つ対応する溝位置のアライメントを行なった状態
で固定する。この状態において、コリメータ板を支持板
の溝の端からスルスルと挿入し、接着剤などを使用して
所定の位置で固定する。このように、複数のコリメータ
ブロック21をチャネル方向に所定の数だけ、アライメ
ントしながら配列して固定することにより、スライス方
向コリメータ一式を構成できる。
【0058】なお、ここでは説明を省略するが、スライ
ス方向コリメータ22と同様に、複数のコリメータブロ
ック23により一枚のコリメータ板を構成することによ
りチャネル方向コリメータ24を得ることができる。
【0059】(第6実施形態)第6実施形態は、平面形
検出素子アレイに組み合わされるコリメータに関するも
のである。図8は、第6実施形態に係る検出器システム
30を示す図である。検出器システム30は、コリメー
タ板31がスライス方向に複数配列されてなるスライス
方向コリメータ32と、コリメータ板33がチャネル方
向に複数配列されてなるチャネル方向コリメータ34
と、複数の検出素子35が二次元方向(矢印Chおよび
Segで示される)に配列されてなる検出素子アレイ3
6と、から構成されている。図中FはX線管の焦点を示
している。
【0060】検出素子アレイ36が平面形の検出素子ア
レイである場合、この平面形検出素子アレイに組み合わ
されるコリメータは同じく平面形となる。このような場
合、チャネル方向コリメータ32およびスライス方向コ
リメータ34はいずれも同じ構造、形状、製作方法で良
い。ここでは、スライス方向コリメータ32を例に挙げ
て説明する。
【0061】図9は、図8において示したスライス方向
コリメータ32のさらに具体的な構成を示す図である。
同図に示すように、スライス方向コリメータ32におい
て、複数のコリメータ板31を支持する一対の支持板3
7は平面形状をなしている。
【0062】二次元検出素子アレイに組み合わされるコ
リメータである以上、支持板37の構造は、これまで述
べたように、X線パスを横切るように配置する必要があ
る。内側(焦点側)の支持板の外側(検出素子側)の面
と、外側(検出素子アレイ側)の支持板の内側(焦点
側)の面とに、検出素子アレイ36のスライス方向中心
線と平行に溝を切る。焦点を向かせるために、溝ピッチ
は、内側の支持板では小さく、外側の支持板では大きく
しておく。
【0063】支持材に垂直に溝を切る場合は、焦点を含
み回転中心軸に垂直な中央断面(Mid−Plane)
から溝位置が離れるにしたがって、溝幅を大きくして、
コリメータ板31の角度を吸収する必要がある。あるい
は、溝幅を一定にする場合は、焦点を含み回転中心軸に
垂直な中央断面(Mid−Plane)から溝位置が離
れるにしたがって、溝の深さ方向と中央断面との角度を
大きくして、コリメータ板31の角度に合わせる必要が
ある。
【0064】これら一対の支持板を所定の間隔を置き、
且つ対応する溝位置のアライメントを行なった状態で固
定する。このような状態においてコリメータ板31を支
持板の溝の端からスルスルと挿入し、接着剤などを使用
して所定の位置で固定する。本発明は、上述した実施形
態に限定されることなく種々変形して実施可能である。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、大型サイズの二次元検
出素子アレイに組み合わせることが可能な高精度の二次
元コリメータを実現することができ、このような二次元
検出器システムによれば広い撮影領域において、散乱線
の影響を除去した高品質な断層像が得られるコーンビー
ムX線CTシステムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る検出器システムを示す図。
【図2】第1実施形態に係る検出器システムの配置関係
を示す図。
【図3】第1実施形態に係るアライメントのずれによる
直接線の影の影響を示す図。
【図4】第3実施形態に係るチャネル方向コリメータの
さらに具体的な構成を示す図。
【図5】第4実施形態に係るX線焦点を頂点Tとする円
錐を示す図。
【図6】第4実施形態に係るスライス方向コリメータの
さらに具体的な構成を示す図。
【図7】第5実施形態に係る検出器システムを示す図。
【図8】第6実施形態に係る検出器システムを示す図。
【図9】第6実施形態に係るスライス方向コリメータの
さらに具体的な構成を示す図。
【図10】従来例に係るX線CTに適用される検出器シ
ステムの配置関係を示す図。
【図11】従来例に係るコリメータによる散乱線の除去
を説明するための図。
【図12】従来例に係るコリメータ方式による固体検出
器システムの具体的な構成を示す図。
【符号の説明】
11,13…コリメータ板 12…スライス方向コリメータ 14…チャネル方向コリメータ 15…検出素子 16…検出素子アレイ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出素子アレイと、チャネル方向コリメ
    ータと、スライス方向コリメータとを具備し、これらが
    独立して位置調整可能な如く設けられることを特徴とす
    るX線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記検出素子アレイ、チャネル方向コリ
    メータ、スライス方向コリメータから構成される検出器
    の三つの要素のうち、比較的高精度な位置合わせを必要
    とする二つの要素の位置合わせを行い、しかる後、残る
    一つの要素との位置調整を行うことが可能な構造を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載のX線コンピュータ
    断層撮影装置。
  3. 【請求項3】 コリメータ板と、 焦点と検出素子アレイとの間に配置され、前記焦点から
    前記検出素子アレイに向けて照射されるX線を横切る面
    上に設けられ、前記コリメータ板を固定する一対の支持
    材とからなるコリメータを具備することを特徴とするX
    線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 【請求項4】 単体で円筒形状をなす又は平面検出素子
    ブロックが複数配列されることにより円筒形状をなす検
    出素子アレイと、 曲面をなす複数のコリメータ板を有するスライス方向コ
    リメータと、 を具備することを特徴とするX線コンピュータ断層撮影
    装置。
  5. 【請求項5】 前記コリメータ板の曲面の形状は、円錐
    表面の一部分を切り欠いて得られる形状であることを特
    徴とする請求項4に記載のX線コンピュータ断層撮影装
    置。
  6. 【請求項6】 前記コリメータ板は、システムの回転軸
    に平行な軸を中心軸とする円筒面の一部をなす二つの支
    持材に切られた一対の溝に挿入されて固定されることを
    特徴とする請求項5に記載のX線コンピュータ断層撮影
    装置。
  7. 【請求項7】 前記支持材に切られた複数の溝の溝幅
    は、一定であって、前記円筒面に対してスライス方向に
    傾いて切られることを特徴とする請求項6に記載のX線
    コンピュータ断層撮影装置。
  8. 【請求項8】 前記支持材に切られた複数の溝は、それ
    ぞれ平行であって、焦点に近い方の支持材の溝間隔が、
    焦点から遠い方の支持材の溝間隔よりも小さいことを特
    徴とする請求項6に記載のX線コンピュータ断層撮影装
    置。
  9. 【請求項9】 単体で円筒形状をなす又は平面検出素子
    ブロックが複数配列されることにより円筒形状をなす検
    出素子アレイと、 チャネル方向に配列された複数のコリメータブロックか
    らなるコリメータ板を有するスライス方向コリメータ
    と、 を具備することを特徴とするX線コンピュータ断層撮影
    装置。
  10. 【請求項10】 任意のスライスに対応する前記コリメ
    ータ板の全チャネルについてのコリメータブロックの集
    合が、X線焦点を頂点とする円錐表面の一部分を切りと
    った形状に近似するように、それぞれのコリメータブロ
    ックの間隔、角度が設定されていることを特徴とする請
    求項9に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  11. 【請求項11】 前記複数のコリメータブロックからな
    るコリメータ板は、対向する二つの支持材に切られた一
    対の溝に挿入されて固定されることを特徴とする請求項
    10に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  12. 【請求項12】 前記支持材に切られた溝の溝幅は、一
    定であって、溝が切られた平面に対してスライス方向に
    傾いていることを特徴とする請求項11に記載のX線コ
    ンピュータ断層撮影装置。
  13. 【請求項13】 前記二つの支持材に切れれた複数の溝
    は、各々が平行であって、焦点に近い方の支持材の溝間
    隔は、焦点から遠い方の支持材の溝間隔よりも小さいこ
    とを特徴とする請求項11に記載のX線コンピュータ断
    層撮影装置。
  14. 【請求項14】 単体で円筒形状をなす又は平面検出素
    子ブロックが複数配列されることにより円筒形状をなす
    検出素子アレイと、 システムの回転軸に平行な軸を中心軸とする円筒面の一
    部をなす二つの支持材に切られた一対の溝に挿入されて
    固定される複数のチャネル方向コリメータ板からなるチ
    ャネル方向コリメータと、 を具備することを特徴とするX線コンピュータ断層撮影
    装置。
  15. 【請求項15】 前記支持材に切られた溝は、前記円筒
    面に垂直であって、その溝幅が一定であることを特徴と
    する請求項14に記載のX線コンピュータ断層撮影装
    置。
  16. 【請求項16】 前記二つの支持材に切られた複数の溝
    は、各々が平行であって、焦点に近い方の支持材の溝間
    隔が、焦点から遠い方の支持材の溝間隔よりも小さいこ
    とを特徴とする請求項14に記載のX線コンピュータ断
    層撮影装置。
  17. 【請求項17】 平面形状をなしコーンビームが照射さ
    れる検出素子アレイと、スライス方向コリメータと、チ
    ャネル方向コリメータとを具備するX線コンピュータ断
    層撮影装置において、 前記スライス方向コリメータ又はチャネル方向コリメー
    タの少なくとも片方は、複数のコリメータ板が前記コー
    ンビームを横切る面上に配列されてなることを特徴とす
    るX線コンピュータ断層撮影装置。
  18. 【請求項18】 前記スライス方向コリメータ又はチャ
    ネル方向コリメータのコリメータ板は、互いに平行な二
    つの支持材に切られた一対の溝に挿入されて固定される
    ことを特徴とする請求項17に記載のX線コンピュータ
    断層撮影装置。
  19. 【請求項19】 前記スライス方向コリメータ又はチャ
    ネル方向コリメータの支持材に切られた溝は、該支持材
    に垂直であることを特徴とする請求項18に記載のX線
    コンピュータ断層撮影装置。
  20. 【請求項20】 前記チャネル方向コリメータは、支持
    材に切られた溝の溝幅が、焦点とシステムの回転軸を含
    む平面(チャネル中心)から溝位置が離れるに従って、
    広くなることを特徴とする請求項19に記載のX線コン
    ピュータ断層撮影装置。
  21. 【請求項21】 前記チャネル方向コリメータは、支持
    材に切られた溝の溝幅が一定であって、溝が切られた平
    面に対してチャネル方向に傾いていることを特徴とする
    請求項18に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  22. 【請求項22】 二つの支持材に切られた複数の溝は、
    各々が平行であって、焦点に近い方の支持材の溝間隔
    が、焦点から遠い方の支持材の溝間隔よりも小さいこと
    を特徴とする請求項18に記載のX線コンピュータ断層
    撮影装置。
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