JP3582926B2 - コネクタ付きケーブルの収容構造 - Google Patents

コネクタ付きケーブルの収容構造 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はブックシェルフ実装構造の電子回路パッケージに接続されたコネクタ付きケーブルの収容構造に係わり、詳細にはコネクタ付きケーブルをほう縛したケーブルサポートを移動するようにしたコネクタ付きケーブルの収容構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
コネクタ付きケーブルを接続した電子回路パッケージが複数存在するときには、これらを本棚状に搭載したブックシェルフ実装構造を採用することが多い。このようなブックシェルフ実装構造で、これらのコネクタ付きケーブルの収容には、従来から固定式ケーブルサポートが使用されている。
【0003】
図17および図18は、従来の固定式ケーブルサポートを示したものであり、このうち図17は正面から、図18は側面から見たものである。この図で示したブックシェルフ実装構造11は、図18に示したように電子回路パッケージ12を本棚状に多数配置した構造となっており、それぞれにコネクタ付きケーブル13が取り付けられている。これらのコネクタ付きケーブル13をほう縛したケーブルサポート15は、ブックシェルフ実装構造11の前面に図で水平方向に、かつ電子回路パッケージ12の収容された位置の下部にそれぞれ固定されている。また、ケーブルサポート15に収容するコネクタ付きケーブル13の数が多くなったような場合にも、電子回路パッケージ12を挿抜可能にするために、ブックシェルフ実装構造11の間にはケーブル収納ユニット間スペース16が配置される他、図17に示したように同一ブックシェルフ実装構造11に電子回路パッケージ12が2段に配置されるような場合には、これら上段と下段の電子回路パッケージ11の間に、ケーブル収納パッケージ間スペース17が配置されるといった手法が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来採用されたこのようなコネクタ付きケーブルの収容構造では、ケーブルサポート15に収容されたコネクタ付きケーブル13によって電子回路パッケージ12の挿抜に支障が起こらないように、ケーブル収納パッケージ間スペース17によって電子回路パッケージ12の間の距離を十分にとる必要があったばかりでなく、ブックシェルフ実装構造11同士の距離も同様に十分とる必要があった。すなわち、同一のブックシェルフ実装構造11内に電子回路パッケージ12を2段構成で収容したような場合には、ケーブル収納パッケージ間スペース17の存在によって電子回路パッケージ12間の間隔が大きくなる。この結果として、図示していないバックボードが大きくなって、プリント基板の材料取りが悪くなって原価高となるといった問題があった。また、大きくなったバックボードに実装された電子回路パッケージ12の間の距離が長くなるので、信号の伝送路が長くなり、これによって信号の伝送特性を悪化させるといった問題もあった。
【0005】
更に、ブックシェルフ実装構造11の間にケーブル収納ユニット間スペース16を配置した場合には、信号伝送用のケーブルが長くなることによる前記したと同様の問題が発生する他、所要数のブックシェルフ実装構造11を搭載するために必要とされる架やキャビネットの高さがこの分だけ増加するといった問題もあった。
【0006】
そこで本発明の目的は、電子回路パッケージの正面側にコネクタ付きケーブルを実装する場合であっても、これらパッケージの挿抜を可能とするためにパッケージの存在する領域以外に必要とされた上下方向の空間を不要とすることのできるコネクタ付きケーブルの収容構造を実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、(イ)複数の電子回路パッケージを全体として本棚に並べた複数の本のように水平方向に挿抜自在に搭載した電子回路パッケージの搭載枠と、(ロ)これら複数の電子回路パッケージにそれぞれ接続されるコネクタ付ケーブルを収容し、収容時にはコネクタ付ケーブルの収容された部分を含めて全体として上下方向に所定の収容幅を有するケーブルサポートと、(ハ)このケーブルサポートを、その上限位置では収容幅の下端部がケーブルサポートの収容するコネクタ付ケーブルと接続された電子回路パッケージが水平方向に抜き出される際に通過する空間領域の下端位置よりも上側に位置し、下限位置では収容幅の上端部が空間領域の下端位置よりもよりも下側に位置するような範囲で、搭載枠に対して上下動自在に配置したスライド手段と、(ニ)このスライド手段を上限位置と下限位置の2つの位置を機械的な異なる2つの安定位置にそれぞれ対応させることでロックする2位置ロック手段とをコネクタ付きケーブルの収容構造に具備させる。
【0008】
すなわち、請求項1記載の発明では複数の電子回路パッケージを本棚状に搭載した電子回路パッケージの搭載枠にスライド手段を介してケーブルサポートを取り付け、電子回路パッケージを搭載枠に対して挿抜するときにはこのケーブルサポートを下限位置まで移動させ、それ以外の場合には上限位置まで移動させて、それぞれ機械的な安定位置としてのこれらの2つの位置で選択的にロックさせるようにした。これにより、パッケージの存在する領域以外に必要とされた上下方向の空間を不要とすることができる。
【0009】
また請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明のケーブルサポートは雨樋状の形状をしておりこれにコネクタ付きケーブルをそれぞれの電子回路パッケージと対応する位置でほう縛するほう縛部が配置されていることを特徴としている。ほう縛部の位置がそれぞれの電子回路パッケージに対応しているので、個々のコネクタ付きケーブルをそれぞれの電子回路パッケージに正確かつ容易に対応付けることができる。
【0010】
更に請求項3記載の発明では、請求項1記載の発明のケーブルサポートはU字状に曲げた丸棒を所定の水平面に一定間隔で平行に配置した構造となっており、これにコネクタ付きケーブルをそれぞれの電子回路パッケージと対応する位置でほう縛するほう縛部が配置されているので、個々のコネクタ付きケーブルをそれぞれの電子回路パッケージに正確かつ容易に対応付けることができる。
【0011】
請求項4記載の発明では、請求項1記載の発明のコネクタ付きケーブルの収容構造で、(イ)スライド手段は電子回路パッケージの搭載枠に固定された固定部と、この固定部に対して上下動自在に配置された可動部を備え、(ロ)2位置ロック手段は、可動部が上限位置あるいは下限位置に移動したとき上下方向にその位置をロックする上下方向位置ロック手段と、押しボタンを有しこれを押した状態で上下方向位置ロック手段による上下方向の位置のロックを解除するロック解除手段とを具備することを特徴としている。
【0012】
この請求項4記載の発明では、スライド手段が上下方向に可動な状態となっており、2位置ロック手段はこれを上限位置または下限位置まで移動させた後はケーブルサポートの位置がその点でロックされるようにしている。このロックを解除してスライド手段を再び今までと逆方向に移動させるようにするにはロックボタンを押すことになる。押しボタンが押されるとロックが解除され、スライド手段が再び上下動できるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
【0014】
【実施例】
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0015】
図1は本発明の一実施例におけるコネクタ付きケーブルの収容構造を側面から表わしたものである。この図では図示しない電子回路パッケージを2段配置したブックシェルフ実装に適用した例を示しており、それぞれのユニット搭載枠21には、電子回路パッケージが紙面と平行に積層されるような形で収容されるようになっている。ユニット搭載枠21の前面(この図で右側)には、連結部材22が取り付けられている。この連結部材22には、この図で示されていないスライド構造を介してストッパ保持板24が取り付けられており、更にこれにケーブルサポート25が取り付けられている。前記した電子回路パッケージにそれぞれ接続されたコネクタ付きケーブル27は、このケーブルサポート25に収納されている。
【0016】
なお、この図1でケーブルサポート25はそれぞれの下限位置に配置されている。この状態で仮に下側のユニット搭載枠21の前面から電子回路パッケージを図で右方向に引き出そうとすると、図で上側のケーブルサポート25の下部が障害となって引き出すことができない。
【0017】
図2は、電子回路パッケージを引き出している状態を表わしたものである。このように、上側のケーブルサポート25が図1の位置よりも上側に移動した結果として、電子回路パッケージ28が引き出されている。電子回路パッケージ28をこの図で下側のユニット搭載枠21に挿入することも同様に可能になる。
【0018】
図3は、本実施例のコネクタ付きケーブルの収容構造の要部について一部を切り欠いた状態で表わしたものである。前記したようにユニット搭載枠21の前面には連結部材22が取り付けられており、これにスライド構造31の固定部32が固定されている。スライド構造31はこの固定部32と、この両側部の折り曲げられた部分に沿って上下方向33に移動自在とされた可動部35とから構成されている。この紙面に平行に2枚の平板を所定の間隔で配置したような構造のストッパ保持板24は、可動部35にネジ36によって固定されており、固定部32の長手方向に沿って細長い開口部38を配置している。
【0019】
断面がコの字を時計方向に90度回転させたような雨樋状の溝を備えたケーブルサポート25は、この雨樋状の溝の部分にコネクタ付きケーブル39を収納している。このケーブルサポート25の溝を保持する基部25Aはストッパ保持板24の水平方向(図で紙面に垂直方向)に折り曲げられた曲げ加工部にネジ41によって締結されている。
【0020】
連結部材22には、断面がL字状となったL字状曲げ部42の一端が固定されており、他端のこの紙面に垂直な部分が開口部38の上半分の領域に差し込まれている。ストッパ44はストッパ保持板24によって挟持された形でその両面からネジ46によって固定されている。このストッパ44の上下方向の中央位置には押しボタン47が進退自在に配置されている。この図では、押しボタン47から突出した軸の他端に取り付けられたロック部49の上側にL字状曲げ部42の下部端面42Aが接触しており、上下方向に移動自在のケーブルサポート25がその移動下限位置に位置決めされている。
【0021】
図4〜図7は、ケーブルサポートが上方向に移動する際のL字状曲げ部とストッパの関係を時間の変化と共に表わしたものである。これらの図で一点鎖線51は押しボタン47が下限位置に存在するときのその中心軸の位置を表わしている。また、図6および図7に示した一点鎖線52、53はケーブルサポート25(図3)の上方向の移動に伴って押しボタン47が次第に上昇することを示すために押しボタン47の中心軸の位置をそれぞれ示したものである。
【0022】
図4に示した状態は図3に示したと同様の位置関係を示している。ストッパ44には押しボタン47の基部が挿抜自在な大径の第1の円柱穴とこの押しボタン47の基部よりもかなり小径の第2の円柱穴56が同一中心軸上に設けられており、押しボタン47の基部とロック部49の間の軸には、この基部とほぼ同一の外径を有するコイルバネ57が配置されている。押しボタン47が押されていない図4に示した状態では、ロック部49の上部がL字状曲げ部の下部端面42Aと接触している。L字状曲げ部の下部端面42Aは上下方向に固定されているので、このままではケーブルサポート25(図3)を上に向かって移動させることができない。すなわち、ケーブルサポート25は移動下限位置に固定されている。
【0023】
図5は、押しボタンを押した状態を表わしたものである。押しボタン47を押すと、コイルバネ55が圧縮されてロック部49が後方(図で左方向)に移動する。すると、これよりも小径の軸58がL字状曲げ部42と対応する位置に移動する。L字状曲げ部42の突出している量はわずかなので、この状態で軸58がL字状曲げ部42の側部端面を乗り越えることができる。すなわち、L字状曲げ部の下部端面42Aとの接触から開放され、ケーブルサポート25(図3)を上に向かって移動させることが可能である。
【0024】
図6は、ケーブルサポートを上に向かって移動させている状態を表わしたものである。押しボタン47を押して軸58がL字状曲げ部42の側部端面に一度乗り上がれば、押しボタン47を解除しても軸58はこの側部端面と摺接した状態で上方向に移動することができる。したがって、この状態でケーブルサポート25(図3)を上方向に持ち上げて移動させることができる。
【0025】
図7は、ケーブルサポートが上限位置まで移動した状態を表わしたものである。一点鎖線51で示した移動下限位置から上方向に距離Lだけ移動した一点鎖線53で示した移動上限位置まで押しボタン47が移動すると、コイルバネ57の復元力でロック部49が元の位置に戻り、このロック部49がL字状曲げ部42の上部端面42Bと係止するので、ストッパ44およびケーブルサポート25(図3)は上限位置に位置決めされる。ストッパ44のこれよりも上方向の移動は、図3に示した開口部38にL字状曲げ部の下部端面42Aが当接することによって阻止される。この上限位置に位置決めされた状態で取扱い者が押しボタン47を押せば、前記した動作と逆にケーブルサポート25(図3)を図4に示した移動下限位置まで下降させることができる。
【0026】
本実施例のロック部49は4角柱の形状となっており、ストッパ保持板24の間に挟まれるように配置されている。また、ロック部49を取り付けた円柱状の軸58は第2の円柱穴56よりも僅かに小さな径となっており、かつ図7に示した状態でロック部49の一方の端面はストッパ44の側面と所定の圧力で接触している。したがって、図7に示したようにロック部49がL字状曲げ部42の上部端面42Bと係止した状態でケーブルサポート25(図3)の重さがこれに加わっても、ロック部49に変形が生じたり、これが回転するといった事態は発生しない。
【0027】
ところで、本実施例のスライド構造31は、ケーブルサポート25に加えられるコネクタ付きケーブル37の重さや、ケーブルサポート25が移動するときの捩り力に耐えると共に、捩り力が加わっても上下方向33に正常に移動できる必要がある。本実施例では市販の機械要素部品としての直動式システムを使用しており上下方向33に正常に移動できることが確認されている。
【0028】
第1の変形例
【0029】
以上説明した実施例のコネクタ付きケーブルの収容構造では、押しボタン47を操作してケーブルサポート25(図3)を手で持ち上げるようにしてこれを上方向に移動させることにした。本発明の第1の変形例ではハンドル操作によってケーブルサポート25の上下方向の移動を実現する。
【0030】
図8は、この変形例におけるコネクタ付きケーブルの収容構造を表わしたものである。先の実施例と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この変形例では、ユニット搭載枠21の前面に平行リンクのリンク固定部材61を取り付けている。リンク固定部材61には、ケーブルサポート25を取り付けたリンク可動部材62が取り付けられている。リンク固定部材61とリンク可動部材62の間は、平板リンク63のピン継手で連結して一端とし、他端は操作用ハンドル64のピン継手で連結して平行リンクを構成している。したがって、操作用ハンドル64を矢印66方向に回転させる操作のみで、ケーブルサポート25を下方に移動させることができる。
【0031】
図9および図10は、この第1の変形例におけるケーブルサポートの上下方向の移動の様子を表わしたものである。このうち図9はケーブルサポート25が上限位置に移動した状態であり、図10は操作用ハンドル64を矢印66方向に回転させてケーブルサポート25が下限位置まで下降した状態を表わしている。操作用ハンドル64はユニット搭載枠21(図8)の左右に1つずつ配置されている。したがって、これら一対の操作用ハンドル64の先端を連結棒67(図9、図10)で連結するようにすれば、ケーブルサポート25のより確実な移動動作が可能になる。
【0032】
第2の変形例
【0033】
図11〜図15は、本発明の第2の変形例を表わしたものである。このうち図11はコネクタ付きケーブルの収容構造の要部を側面から表わしており、図12はこれを正面から表わしたものである。また、図13はこのコネクタ付きケーブルの収容構造を上面から表わしている。図11〜図13ではコネクタ付きケーブル27(図8参照)を取り外した状態を表わしている。また、図14および図15はこれらのコネクタ付きケーブル27を取り付けた状態を表わしている。この第2の変形例で先の実施例と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略することにする。
【0034】
この第2の変形例では、ユニット搭載枠21が左右に2個配置されており、またこのユニット搭載枠21が上下に2段分割されている。これに伴って、上下2段に分割され、かつ左右に合計4つのケーブルサポート251R、251L、252R、252Lが配置されている。これらのケーブルサポート251R、251L、252R、252Lには、電子回路パッケージ28の各位置に対応させて、図13で白丸をマトリックス状に配置したようなほう縛部71を設けている。
【0035】
ほう縛部71には図示しないがそれぞれ紐状の部材が付属しており、対応するコネクタ付きケーブル27を結わえ、図13で左方向にこれらを次第に纏めて配置している。このように各電子回路パッケージ28の位置とほう縛部71は予め対応付けられているので、電子回路パッケージ28を挿抜するためにこの図のようにコネクタ付きケーブル27を取り外した状態であっても、これを接続する対象の電子回路パッケージ28を容易に判別することができる。
【0036】
第3の変形例
【0037】
図16は本発明の第3の変形例を表わしたものである。この図16でも先の実施例と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この第3の変形例では、先の実施例および変形例で使用した雨樋状のケーブルサポート25の代わりにU字状に曲げた丸棒を同一平面上に一定間隔で平行に配置してなるケーブルサポート81を、押しボタン47の操作によって上下動自在に配置されたスライド部材82の側面に取り付けた構成となっている。
【0038】
この第3の変形例では、先の実施例および変形例と異なりケーブルサポート81自体が電子回路パッケージ28(図12等参照)の視界を遮ることがない。すなわち、ケーブルサポート81のそれぞれのU字状の2本の腕の部分にはほう縛部が配置されており、この図には示していないコネクタ付きケーブルをこれらの場所で結わえ、これらの腕の部分に載置されるようにして、例えば図で左側の方向にケーブルを延ばすようになっている。したがって、電子回路パッケージの視界を遮るのはコネクタ付きケーブルのみであり、この例の場合には左側ほどケーブルの数が多くなるが、右側の視界は良い。
【0039】
また、この第3の変形例でも電子回路パッケージの2列にU字状に曲げた丸棒が1つ配置されているので、これらの丸棒の各腕が1つの電子回路パッケージに対応している。したがって、この場合にもコネクタ付きケーブルの数が多くても、それぞれの接続先の電子回路パッケージを容易に判別することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、複数の電子回路パッケージを本棚状に搭載した電子回路パッケージの搭載枠にスライド手段を介してケーブルサポートを取り付け、電子回路パッケージを搭載枠に対して挿抜するときにはこのケーブルサポートを下限位置まで移動させるようにした。また、これ以外の場合には上限位置まで移動させる。これにより、パッケージの存在する領域以外に必要とされた上下方向の空間を不要とすることができ、ブックシェルフ実装構造の電子回路パッケージの間隔を最小限にすることができるので、バックボードの材料取りが良くなり、高密度実装が可能になるので、信号伝送ケーブルを短くできるとともに、伝送効率を向上できるという効果がある。
【0041】
また、請求項2および請求項3記載の発明では、電子回路パッケージの位置にそれぞれ対応させてコネクタ付きケーブルをほう縛するほう縛部を配置したので、これらのケーブル単位にケーブル編み出し位置を確定することができ、コネクタ付きケーブルの接続位置の間違いがなくなるという利点がある。
【0042】
更に請求項3記載の発明によれば、ケーブルサポートはU字状に曲げた丸棒を所定の水平面に一定間隔で平行に配置した構造となっているので、ケーブルが少ない位置ではこの丸棒の部分を通して視界が良好になるという利点がある。
【0043】
また請求項4記載の発明では、2位置ロック手段が存在するので、ケーブルサポートを普段の位置と電子回路パッケージを搭載枠に対して挿抜するための位置に簡単に位置合わせを行うことができる。また、押しボタンの操作でロックを解除することができるので操作性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるコネクタ付きケーブルの収容構造で電子回路パッケージを収納した状態を表わした側面図である。
【図2】本実施例で電子回路パッケージを引き出した状態を表わした側面図である。
【図3】本実施例のコネクタ付きケーブルの収容構造の要部について一部を切り欠いた状態で表わした側面図である。
【図4】本実施例でケーブルサポートが移動下限位置に配置されている状態におけるストッパとL字状曲げ部の関係を示す側面図である。
【図5】本実施例でケーブルサポートが移動下限位置に配置されている状態で押しボタンが押されたときの状態を示す側面図である。
【図6】本実施例でケーブルサポートが上に移動している状態でのストッパとL字状曲げ部の関係を示す側面図である。
【図7】本実施例でケーブルサポートが移動上限位置に配置されている状態におけるストッパとL字状曲げ部の関係を示す側面図である。
【図8】本発明の第1の変形例におけるコネクタ付きケーブルの収容構造を表わした側面図である。
【図9】第1の変形例でケーブルサポートが持ち上げられた状態のリンク構造を示す説明図である。
【図10】第1の変形例でケーブルサポートが一番低い位置に下降した状態のリンク構造を示す説明図である。
【図11】本発明の第2の変形例におけるコネクタ付きケーブルの収容構造の要部を示す側面図である。
【図12】第2の変形例におけるコネクタ付きケーブルの収容構造を示す正面図である。
【図13】第2の変形例におけるコネクタ付きケーブルの収容構造を示す平面図である。
【図14】第2の変形例におけるコネクタ付きケーブルが主要された状態でのこのケーブルの収容構造の要部を示す側面図である。
【図15】第2の変形例におけるコネクタ付きケーブルが主要された状態でのこのケーブルの収容構造を示す正面図である。
【図16】本発明の第3の変形例におけるコネクタ付きケーブルが取り外された状態でのコネクタ付きケーブルの収容構造を示す斜視図である。
【図17】従来の固定式ケーブルサポートによるコネクタ付きケーブルの収容構造を表わした正面図である。
【図18】従来の固定式ケーブルサポートによるコネクタ付きケーブルの収容構造を表わした側面図である。
【符号の説明】
21 ユニット搭載枠
22 連結部材
24 ストッパ保持板
25 ケーブルサポート
27 コネクタ付きケーブル
28 電子回路パッケージ
31 スライド構造
32 固定部
35 可動部
42 L字状曲げ部
44 ストッパ
47 押しボタン
57 コイルバネ
58 軸
61 リンク固定部材
62 リンク可動部材
63 平板リンク
64 操作用ハンドル
67 連結棒
71 ほう縛部

Claims (4)

  1. 複数の電子回路パッケージを全体として本棚に並べた複数の本のように水平方向に挿抜自在に搭載した電子回路パッケージの搭載枠と、
    これら複数の電子回路パッケージにそれぞれ接続されるコネクタ付ケーブルを収容し、収容時にはコネクタ付ケーブルの収容された部分を含めて全体として上下方向に所定の収容幅を有するケーブルサポートと、
    このケーブルサポートを、その上限位置では前記収容幅の下端部がケーブルサポートの収容するコネクタ付ケーブルと接続された電子回路パッケージが水平方向に抜き出される際に通過する空間領域の下端位置よりも上側に位置し、下限位置では前記収容幅の上端部が前記空間領域の下端位置よりもよりも下側に位置するような範囲で、前記搭載枠に対して上下動自在に配置したスライド手段と、
    このスライド手段を前記上限位置と下限位置の2つの位置を機械的な異なる2つの安定位置にそれぞれ対応させることでロックする2位置ロック手段
    とを具備することを特徴とするコネクタ付きケーブルの収容構造。
  2. 前記ケーブルサポートは雨樋状の形状をしておりこれにコネクタ付きケーブルをそれぞれの電子回路パッケージと対応する位置でほう縛するほう縛部が配置されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ付きケーブルの収容構造。
  3. 前記ケーブルサポートはU字状に曲げた丸棒を所定の水平面に一定間隔で平行に配置した構造となっており、これにコネクタ付きケーブルをそれぞれの電子回路パッケージと対応する位置でほう縛するほう縛部が配置されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ付きケーブルの収容構造。
  4. スライド手段は前記電子回路パッケージの搭載枠に固定された固定部と、この固定部に対して上下動自在に配置された可動部を備え、前記2位置ロック手段は、前記可動部が前記上限位置あるいは下限位置に移動したとき上下方向にその位置をロックする上下方向位置ロック手段と、押しボタンを有しこれを押した状態で上下方向位置ロック手段による上下方向の位置のロックを解除するロック解除手段とを具備することを特徴とする請求項1記載のコネクタ付きケーブルの収容構造。
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