JP3581634B2 - キラル相を有する架橋性液晶物質からなる混合物、lcフィルムまたはlc顔料、lcフィルムまたはlc顔料の製造方法およびこれらを含有する塗料 - Google Patents

キラル相を有する架橋性液晶物質からなる混合物、lcフィルムまたはlc顔料、lcフィルムまたはlc顔料の製造方法およびこれらを含有する塗料 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱安定の顔料、フィルムおよび効果コーティングならびにこれらを製造するための混合物に関する。
【0002】
【従来の技術】
キラル相を有する液晶(iquid−rystal)構造を有する材料(LC材料)は公知である。LCオルガノシロキサンからなるこのような材料の製造は、たとえばUS−A5211877号に記載されている。キラル相を有する液晶構造を有する配向され、三次元架橋された物質を含有する顔料(LC顔料)、その製造方法および使用は、たとえばDE4240743号(US5362315号に相当)から公知である。
【0003】
たとえば塗料にLC材料を加工する際の問題は、適用温度次第で異なる材料の色である。ラッカー系中に慣例のLC材料(たとえばUS−A5211877号に記載されたLCオルガノシロキサンまたはDE4240743号に開示されたLC顔料から製造)を使用する場合、130℃の加工温度(自動車車体のOME塗装における通常の加工温度)において、80℃(修繕塗装における通常の加工温度)の加工温度におけると異なる色が生じる。
【0004】
LC顔料のこの異なる挙動は、通例ラッカーを製造する際の顔料の膨潤およびこのラッカーを乾燥する際の縮化、つまり顔料に対する溶剤の作用により惹起される。膨潤過程およびその際場合により起きる顔料からの未架橋成分の溶出により顔料の構造が変わる。乾燥した塗膜の加熱は、コレステリック液晶のらせんの顕著な弛緩(Relaxation)を生じる、つまりらせんのピッチが短くなる。それと共に、らせんのピッチに正比例する反射中央波長(Reflexionsmittenwellenlaenge)が変化する。顔料の色は、短波長の方にずれる。視覚により明瞭に認めうる青色部へのずれが起きる。選択した加工温度、つまりこのようなLC顔料を含有するラッカーの焼き付け温度次第で、顔料中でらせんの異なる弛緩が出現する。これから、加工温度次第で不所望の異なる色調が生じる。
【0005】
EP−A0887399号(分類番号09/090025を有するUS出願に相当)はこの問題を、架橋後に最高80℃のガラス遷移温度(Tg)および未架橋で抽出しうる少ない部分を有するLC顔料を生じる架橋性LCオルガノシロキサンを顔料材料として選択することにより解決する。それと共に、Tg以上の各温度においてらせんの完全かつ単一な弛緩が達成され、これによりこれらの温度において常に同じ色が生じる。これらオルガノシロキサンの構造特性は、顔料の基礎になっているLCモノマー中のフレキシブルな構造部品、いわゆるスペーサーを相応に選択することにより達成される。フレキシブルな構造部品で変性されたこれらオルガノシロキサンは、LC顔料として架橋した状態で80℃〜130℃の加工範囲内で実際に正に良好な熱安定性を有するが、それとは独立に加工窓(加工範囲80℃〜130℃)以下で強い膨潤を有する、それというのもスペーサーにより架橋密度が比較的小さいからである。EP−A0887399号(分類番号09/090025を有するUS出願に相当)による混合物からなるLC顔料は、室温においてラッカー中に通常使用される溶剤との強い相互作用を示し、顔料の強い膨潤およびそれと結合した視覚により明瞭に認めうる顔料色の赤色部へのずれを惹起する。その他に、EP−A0887399号に開示されたオルガノシロキサンの変性は、費用のかかる付加的合成工程により明らかな費用増加の原因となる。
【0006】
EP0887398号(分類番号09/100199を有するUS出願に相当)は、公知LC顔料に対し、適当なマトリックスの選択により、異なる加工温度において視覚により認めうる色差異を確認することができない系を得る可能性を呈示する。この系は、使用者がLC顔料に対するそのマトリックスの選択において自由を有しないという欠点を有する。使用者は、ラッカー成分(結合剤および溶剤)の選択において制限を受ける。
【0007】
EP0760836号(US5807497号に相当)は、これまで公知のLC顔料に比べてより高い色光沢、高い架橋密度および通常のラッカーにおけるよりも良好な耐化学薬品性ならびに簡単な製造により優れている、低分子量単官能性または二官能性アクリレートからの液晶性側鎖ポリマーからなる干渉顔料を開示する。これらのLC顔料も、塗装にとり重要な約80℃〜約130℃の加工温度範囲内で、2nmより大きい反射中央波長のずれに現れる極めて不十分な熱安定性を有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、熱安定な顔料、フィルムおよび効果塗料の製造のために適当な、キラル相を有する架橋性液晶物質からなる混合物を提供することである。
【0009】
本発明の意味において、対象(たとえば顔料、フィルムまたは効果塗料)は、それがラッカーまたはプラスチックマトリックス中で80℃〜130℃の温度間隔内で視覚により認めうる色のずれを示さない場合に熱安定である。
【0010】
色の差異は、ラッカー適用者により通例、記述した温度において製造した2つのラッカー試料のDIN5033およびDIN6174による色間隔(Farbabstand)ΔEが2以下である場合に、視覚により認識不可能と受け取られる(L.Dulog、H.Schweiger、Farbe&Lack1997年、30〜44ページ)。この目的を、ブリリアント顔料において目が色差異に対しとくに敏感である緑色範囲内で達成するために、本発明により、ラッカー試料を80℃〜130℃で製造した場合に、反射中央波長が2nm以下だけ異なることが必要である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この課題は、重合性基を含有し、キラル相を有する液晶化合物からなるLC顔料用の混合物において、
4−(4′−アクリルオキシブトキシ)安息香酸、
4−(4−アクリロイルオキシブトキシ)安息香酸−(4−アクリロイルオキシフェニル)エステル、
ヒドロキノン−ビス−[4−(4−アクリロイルブトキシ)−ベンゾエート]および
4−(アクリロイルオキシ)安息香酸−(4−アクリロイルオキシフェニル)エステルの群から選ばれた少なくとも1つの化合物70〜99重量%と、
(2−[4′−(4′−アクリロイルブチルオキシ)ベンゾイル]−5−アニソイルイソソルビド)、
(2−[4−(アクリロイルオキシ)ベンゾイル]−5−(4−メトキシベンゾイル)イソソルビドおよび
ジ−2,5−[4−(アクリロイルオキシ)ベンゾイル]イソソルビドの群から選ばれた少なくとも1つのキラル化合物1〜30重量%との混合物からなり、その際全混合物中の重合性基(そのうち少なくとも90重量%は、少なくとも2個の重合性基を有する化合物に存在する)の濃度が、3.2および15ミリモル/gの間であることを特徴とする重合性基を含有し、キラル相を有する液晶化合物からなるLC顔料用の混合物によって解決される。
【0012】
本発明によるLC顔料用の混合物は、重合性基が結合している物質として、好ましくはキラル相を有する低分子、オリゴマーまたはポリマーの物質またはこれら物質の混合物を含有する。これらのキラル相は、感熱互変ねじれネマチック相、スメクチック相またはディスコティック相であってもよい。サーモトロピック相またはリオトロピック相を有する物質であってもよい。
【0013】
発明によるLC顔料用の混合物は
一般式Y−A−M−A−Y
[式中
およびYは同じかまたは異なり、たとえばアクリレート基またはメタクリレート基、エポキシ基、イソシアネート基、ヒドロキシ基、ビニルエーテル基またはビニルエステル基のような重合性基を意味し、および
およびAは一般式C2n(ここでnは0〜20の整数であり、1個以上のメチレン基は酸素原子によって置換されていてもよい)の同じかまたは異なる基であり、および
は一般式−R−X−R−X−R−X−R−を有し、
ここでR、R、RおよびRは、−O−、−COO−、−CONH−、−CO−、−S−、−C≡C−、−CH=CH−、−N=N−、−N=N(O)−の群から選択された同じかまたは異なる二価の基を意味し、およびR−X−RまたはR−XまたはR−X−R−XはC−C結合であってもよく、およびX、X、Xは、1,4−フェニレン、1,4−シクロヘキシレン、Bおよび/またはBおよび/またはBで置換されたアリーレンまたはO、NおよびSの群からの1〜3個のヘテロ原子を含有する、アリール核中に6〜10個の原子を有するヘテロアリーレン、Bおよび/またはBおよび/またはBで置換された、3〜10個の炭素原子を有するシクロアルキレンの群から選択された同じかまたは異なる基であり、ここでB、BおよびBは、−H、C〜C20アルキル、C〜C20アルコキシ、C〜C20アルキルチオ、C〜C20アルキルカルボニル、C〜C20アルコキシカルボニル、C〜C20アルキルチオカルボニル、−OH、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO、ホルミル、アセチルおよびエーテル酸素、チオエーテル硫黄またはエステル基により中断された、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基、アルコキシ基またはアルキルチオ基の群から選択された同じかまたは異なる置換基であってもよい]の化合物と、
一般式:V−A−W−Z−W−A−V
[式中
およびVは同じかまたは異なっていてもよく、アクリレート基またはメタクリレート基、エポキシ基、ビニルエーテル基またはビニルエステル基、イソシアネート基、C〜C20アルキル基、C〜C20アルコキシ、C〜C20アルキルチオ、C〜C20アルコキシカルボニル、C〜C20アルキルチオカルボニル、−OH、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO、ホルミル、アセチルおよびエーテル酸素、チオエーテル硫黄またはエステル基により中断された、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基、アルコキシ基またはアルキルチオ基を意味し、
およびAは記述した意味を有しおよび
およびWは一般式−R−X−R−X−R
(ここでR、RおよびRは記述した意味を有しおよびRまたはR−XはC−C結合であってもよくおよび
およびXは記述した意味を有しおよび
Zはジアンヒドロヘキシット、ヘキソース、ペントース、ビナフチル誘導体、ビフェニル誘導体、酒石酸誘導体または光学活性グリコールの群からの二価のキラル基を意味する]のキラル化合物との混合物からなり、
その際全混合物中の重合性基(その少なくとも90重量%は少なくとも2個の重合性基を有する化合物に存在する)の濃度は3.2および15ミリモル/gの間である。
【0014】
とくに、本発明によるLC顔料用の混合物は、上記のように定義した一般式Y−A−M−A−Yの化合物70〜99質量%および上記のように定義した一般式V−A−W−Z−W−A−Vの化合物1〜30質量%を含有し、その際全混合物中の重合性基(その少なくとも90%は少なくとも2個の重合性基を有する化合物に存在する)の濃度は、3.2および15ミリモル/gの間である。
【0015】
色調節次第で一般式Y−A−M−A−Yの化合物90〜95質量%および一般式V−A−W−Z−W−A−Vの化合物5〜10質量%を有する混合物がとくに好ましく、その際全混合物中の重合性基(その少なくとも90%は、少なくとも2個の重合性基を有する化合物に存在する)の濃度は3.2および15ミリモル/gの間である。
【0016】
とくに簡単な実施形においては、本発明によるLC顔料用の混合物は、500および1000の間、とくに500〜700の間の平均分子量を有するキラル化合物と組合せた、450〜800、好ましくは460〜625の平均分子量を有する低分子量のネマチック架橋性非置換ヒドロキノンジベンゾエート誘導体および/または200〜400、好ましくは220〜300の平均分子量を有するヒドロキノンモノベンゾエート誘導体であり、その際全混合物の平均分子量は625をこえない。
【0017】
非置換ヒドロキノンジベンゾエート誘導体およびヒドロキノンモノベンゾエート誘導体は有利には150℃の澄明温度(Tc)において有利には80℃の大きい液晶相幅さえ有する。非液晶性質を有する混合物成分も、全混合物の液晶相幅は30℃以下に減少してはならない。混合物自体は、モノトロピック液晶性(monotrop fluessigkristallin)であってもよい。
【0018】
本発明の他の課題は、ラッカー系およびたとえば液状プラスチックのような他のポリマーマトリックス中で、加工の際に通常の80℃〜130℃の温度範囲内で加工し、反射中央波長差2nm以下を有しおよびこの加工温度範囲以下、殊に室温においても公知LC顔料と比べて減少した溶剤との相互作用を示す、キラル相を有する高度架橋の熱安定なLCフィルムおよびキラル相を有するLC顔料を提供することである。減少した相互作用は、とくに減少した膨潤の形およびそれと共に固有色の赤色部の方へのずれの形に現れる。
【0019】
この課題は、架橋された本発明によるLC顔料用の混合物からなるLCフィルムおよびLC顔料により解決される。
【0020】
向上した熱安定性を有する本発明によるLCフィルムおよびLC顔料を製造するためには、高いモル質量を有する公知の低分子量二官能性モノマーは不適当である。このような、たとえばEP0749466号またはEP0760836号に開示された、キラルネマチック混合物に対する低分子量単官能性または二官能性モノマーは、実際に主に2個の重合性単位を有するが、その分子量は重合性単位の数と比べて大きく、従ってたとえば個々の成分の平均分子量650および1分子あたり2個の重合性単位の場合、混合物1グラムあたり重合性単位たんに最大3.08ミリモルが生じるにすぎない。このような混合物の重合後、実際にほぼ完全な架橋が存在するが、体積要素(Volumenelement)あたりのネットの結び目の数、つまり架橋密度は、熱安定性およびそれと平行して現れる色不変性が保証されている程度に架橋ポリマーの溶剤相互作用を阻止するためには低すぎる。
【0021】
本発明によるLC顔料用の混合物が初めて、80℃〜130℃の加工温度範囲内で通常のポリマー結合剤のようなマトリックス中で弛緩中央波長差2nm以下を有する熱安定なLC顔料の製造を可能にする。
【0022】
このようなLCフィルムおよびLC顔料は、本発明による顔料用のLC混合物から、特に既述した明細書に記載されているような先行技術において公知の方法により製造できる。
【0023】
本発明によるLCフィルムの1製造方法は、本発明によるLC顔料用の混合物を液晶状態で平滑な支持体上に塗布および配向し、LC混合物の重合により三次元架橋し、支持体から剥離することを特徴とする。
【0024】
本発明によるLC顔料用の混合物は、とくに3〜15μm、とくに好ましくは3〜6μmの厚さで平滑な表面に塗布される。
【0025】
配向は、たとえばドクターまたはローラーを用いる剪断によって行うことができる。
【0026】
配向されたLC材料の重合は、自体公知の方式で、たとえば市販されている熱開始剤を使用してラジカルによるか、電子線によるかまたは市販されている光開始剤と組合せてUV光を用いるかまたは付加反応または縮合反応によって行うことができる。
【0027】
本発明による混合物のキラル構造状態での架橋は、とくに重合性基、重縮合性基または重付加性基の種類に応じてラジカル重合、イオン重合または金属触媒重合としてまたは重縮合反応としてまたは重付加反応として進行する重合反応を用いて行われる。
【0028】
ラジカル重合の開始は、相応する開始剤を用いて熱によるかまたは市販されている光開始剤の使用下にUV光線によるかまたは電子線のような高エネルギー放射線によって行うことができる。熱によるラジカル重合または電子線硬化による重合の利点は、重合性混合物に、たとえば屋外適用のため、生じる顔料またはフィルムをUV光線に対し安定にするため、 UV吸収剤(UVAs)またはラジカル捕捉剤(HALS)のような光線防遮剤も添加することができ、 UVAによる光開始剤の遮蔽のためにUV硬化の場合がそうであるような重合変換率の損失が生じることもない。それと共に、網状構造密度の減少も起きない。
【0029】
LCフィルムの硬化を過酸化物によるかまたは電子線により行う場合、本発明によるLC顔料用の混合物はとくにUV吸収剤またはラジカル捕捉剤のような市販されている光線防遮剤を0.5〜5質量%の全濃度で含有する。
【0030】
光安定化剤のほかに、本発明による混合物は酸化抑制、重合抑制のための他の通常の添加剤または流動学的性質を改善するための添加剤を含有することができる。さらに、顔料またはカーボンブラックのような吸収性充填剤ならびに蛍光染料ないしは蛍光顔料が含有されていてもよい。
【0031】
さらに、本発明は本発明によるLC顔料の製造方法に関する。
【0032】
このような方法は、本発明によるLCフィルムを小板状粒子に粉砕することを特徴とする。
【0033】
とくに、LCフィルムは5〜100μm、とくに10〜50μmの直径を有する小板状粒子に粉砕される。
【0034】
記述した幾何学的寸法の顔料は好ましい顔料である。顔料は、粒度選択法により分離できる。
【0035】
本発明によるLC顔料またはLCフィルムは、日用品を塗被するための任意の塗料中に混入するのに適当である。
【0036】
殊に、自動車車体用ラッカーに混入するのに適当である。
【0037】
それで、本発明は本発明によるLC顔料またはLCフィルムを含有する塗料、殊にラッカーに関する。
【0038】
さらに、本発明は本発明による塗料で塗被された日用品、ことに自動車ボデーに関する。
【0039】
【実施例】
以下に、本発明を例につきさらに説明する。例6〜10によるLC顔料用の混合物からのLC顔料と、比較例1、2および3によるLC顔料用の混合物からのLC顔料との比較は、本発明によるLC顔料用の混合物により全加工温度範囲80〜130℃内で反射中央波長差2nm以下を有する熱安定のLCフィルムおよびLC顔料が得られることを示す。例11から明らかなように、本発明による顔料は室温においても僅かな溶剤との相互作用を示すにすぎない。
【0040】
例1:
a)DMF2l中の4−ヒドロキシ安息香酸エチルエステル249g(1.5モル)、ヨウ化カリウム3g(0.018モル)および炭酸カリウム248g(1.8モル)からなる溶液に、4−クロロブチルアセテート276.6g(1.8モル)を加え、90℃で11時間撹拌した。反応混合物を氷水5lに加え、析出した沈殿物を吸引濾過し、氷水4lで洗浄した。粗生成物をエタノール3lに溶解し、水酸化カリウム(400g)を加え、3時間還流下に加熱した。反応混合物を氷水6lに加え、濃塩酸で酸性に調節し、沈殿物を濾取した。沈殿物を水で中性に洗浄し、引き続き乾燥した。4−(4′−ヒドロキシブトキシ)−安息香酸282.1g(収率89%)が得られた。
【0041】
b)1,1,1−トリクロロエタン1.1l中の4−(4′−ヒドロキシブトキシ)−安息香酸282g(1.34モル)、新たに蒸留したアクリル酸230ml(3.35モル)、2,6−ジ−tert.−ブチル−4−(ジメチルアミノメチレン)フェノール(Ethanox(R)703)0.3gおよびp−トルエンスルホン酸23.7gからなる溶液を、水分離器で10時間還流下に加熱した。反応混合物を60℃〜70℃に冷却し、石油エーテル2.5l中に撹拌混入し、沈殿物を濾取した。石油エーテルで洗浄した後、沈殿物を室温で真空中で24時間乾燥した。4−(4′−アクリルオキシブトキシ)安息香酸223.7g(収率60%)が得られた。
【0042】
例2:キラル化合物(2−[4′−(4′−アクリロイルブチルオキシ)ベンゾイル]−5−アニソイルイソソルビド)の製造
2−アセチルイソソルビド( EP057847号、例1により製造)902.6g(4.8モル)をキシレン1.7lに溶解し、キシレン200ml中のアニソイルクロリド900g(5.3モル)の溶液を加えた。混合物を5時間還流下に加熱した。完全な変換後、室温に冷却し、その際生成物が沈殿した。結晶ケークを吸引濾過し、石油エーテル600mlで洗浄し、空気中で乾燥した。2−アセチル−5−アニソイルイソソルビド1278.8g(収率83%)が得られた。
【0043】
b)2−アセチル−5−アニソイルイソソルビド639g(1.98モル)をメタノール2.5l中に装入し、25%のアンモニア水溶液269ml(3.96モル)を加えた。溶液を3時間55℃で撹拌した。溶剤および過剰のアンモニアを真空中で蒸発させ、残留物を真空中で乾燥した。5−アニソイルイソソルビドの反応を、さらに精製せずに行った。
【0044】
c)こうして得た5−アニソイルイソソルビド232.35g(0.83モル)、4−(4′アクリロイルブチルオキシ)安息香酸(例1により製造)230.0g(0.87モル)、2,6−ジーtert−ブチル−4(ジメチルアミノメチル)フェノール(Ethanox(R)703、Ethyl Corp.、バトンルージュ、LA70801)30mgおよびジメチルアミノピリジン5.5gを、塩化メチレン1lに溶解し、6℃に冷却した。この温度において、DCC196.7g(0.95モル)を添加し、1時間撹拌し、引き続き室温に加熱した。沈殿したジシクロヘキシル尿素を濾取し、溶剤を真空中で蒸留し、残留物をイソプロパノール1.5lから再結晶した。結晶をもう一度イソプロパノール1lで洗浄した。82℃の融点を有する2−[4′−(4′−アクリロイルブチルオキシ)ベンゾイル]−5−アニソイルイソソルビド357g(収率82%)が得られた。
【0045】
例3:キラル化合物2−[4−(アクリロイルオキシ)ベンゾイル]−5−(4−メトキシベンゾイル)イソソルビドの製造
5−アニソイルイソソルビド(例1bにより製造)13.3g(47.5ミリモル)およびトリエチルアミン10.6g(104.5ミリモル)をトルエン70mlに溶解した。80℃で、トルエン10ml中の4−(アクリロイルオキシ)ベンゾイルクロリド(Lorkowski、H.J.;Reuther、F.Acta Chim.Acad.Sci.Hung.1977年、95巻、423〜34ページにより製造)10g(47.5ミリモル)の溶液を滴加した。混合物を2時間80℃で撹拌し、次いで室温で1N塩酸70mlを加え、有機相を水(2×50ml)および飽和炭酸水素ナトリウム溶液(50ml)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、溶剤を真空中で除去した。得られたシロップ状物をイソプロパノール75mlと共に撹拌した。濾過後、111℃の融点を有する2−[4−(アクリロイルオキシ)ベンゾイル]−5−(4−メトキシベンゾイル)イソソルビドが11.7g(理論量の54%)の収量で得られた。
【0046】
例4:キラル化合物ジ−2,5−[4−(アクリロイルオキシ)ベンゾイル]イソソルビドの製造
イソソルビド20.0g(137ミリモル)およびトリエチルアミン73.2g(723ミリモル)を、トルエン120mlに溶解した。80℃で、トルエン60ml中の4−(アクリロイルオキシ)ベンゾイルクロリド(Lorkowski、H.J.;Reuther、F.Acta Chim.Acad.Sci.Hung.1977年、95巻、423〜34ページにより製造)60.5g(287ミリモル)の溶液を滴加した。混合物を2時間80℃で撹拌し、それから室温で10%塩酸80mlを加え、有機相を水(2×80ml)および10%の炭酸水素ナトリウム溶液(80ml)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、溶剤を真空中で約20質量%のトルエン含量になるまで除去した。得られたシロップ状物に、エタノール220mlおよびシクロヘキサン200mlを加え、撹拌しながら80℃に加熱した。冷却および濾過した後、115℃の融点を有するジ−2,5−[4−(アクリロイルオキシ)ベンゾイル]イソソルビドが45.9g(理論量の68%)の収量で得られた。
【0047】
例5:二官能性成分4−(4−アクリロイルオキシブトキシ)安息香酸−(4−アクリロイルオキシフェニル)エステルの製造
4−(4−アクリロイルオキシブトキシ)安息香酸塩化物84.4g(0.3モル)をトルエンに溶解し、溶液を室温で撹拌しながらアクリル酸−(4−ヒドロキシフェニル)エステル49.2g(0.3モル)、トリエチルアミン40.0g(0.4モル)、トルエン300mlおよび2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール1gからなる混合物に45分内に滴加した。その後、30分間に50℃に加熱し、まだ暖かい生じたアミン塩酸塩を濾別し、濾液に石油エーテル800mlを撹拌混入した。その際、目的物が沈殿した。5℃に冷却した後に濾過し、生成物を40℃で酢酸エチルエステルにとり、水で3回抽出した。有機相を乾燥し、濃縮し、残留物をイソプロパノール200mlから再結晶した。目的物質100g(収率82%)が得られた。溶融範囲は103℃および105℃の間にある。
【0048】
必要なアクリル酸−(4−ヒドロキシフェニル)エステルは、DE4442831号(US5654471号に相当)と同様にナトリウムメチラートでのヒドロキノンビスアクリレートの選択的単分解(Monospaltung)により91%の収率で得ることができる。モノアクリレートは、室温で液状である。上記エステルの酸成分4−(4−アクリロイルオキシブトキシ)安息香酸は、酢酸−(4−クロロブチル)エステルと4−ヒドロキシ安息香酸メチルエステルとの反応、得られるアルキル化メチルエステルの遊離4−(4−ヒドロキシブトキシ)安息香酸へのけん化およびヒドロキシブトキシ基におけるアクリル酸でのエステル化によって得られる。この酸は124℃で溶融し(収率70%)、塩化チオニルとの通常の反応により酸塩化物に変換することができる。
【0049】
例6:3成分からなる緑色の本発明による液晶混合物
ヒドロキノン−ビス−[4−(4−アクリロイルブトキシ)−ベンゾエート](Broer、D.J.;Mol、G.N.;Challa、G.Makromol.Chem.1991年、192巻、59ページにより製造)23.93g、例5による4−(4−アクリロイルオキシブトキシ)安息香酸−(4−アクリロイルオキシフェニル)エステル6.6gおよび例2による(2−[4′−(4′−アクリロイルブチルオキシ)ベンゾイル]−5−アニソイルイソソルビド2.81gを、トリエチルアミン10mgおよび2,6−ジ−tert−ブチル−4−(ジメチルアミノメチレン)−フェノール(Ethanox(R)703、Ethyl Corp.、バトンルージュ、LA70801)0.09gおよび光開始剤イルガキュール(Irgacure(R)819)(Ciba Spezialitaetenchemie GmbH、Lampertsheim)0.33gと一緒に量り入れ、70℃でトルエンに溶解して約25%溶液にした。引き続きセライト(Celite(R)(Manville Corp.社、デンバー、米国)/トンシル(Tonsil(R))(Suedchemie AG、ミュンヒェン)(95/5)の厚さ5cmの層を通して濾過した。高度真空中で溶剤を除去した(残存含量0.1質量%未満)。こうして得られた液晶混合物は、コレステリックから等方性への澄明温度125℃を有する。粘度は90℃で約200mPasである。この混合物の重合性基の濃度は、光開始剤を考慮せずに、3.50ミリモル/gである。これから93℃で例15により製造したLCフィルムは、543nmの反射中央波長を有する。
【0050】
例7:3成分からなる赤色の本発明による液晶混合物
例6と同様に、ヒドロキノン−ビス−[4−(4−アクリロイルブトキシ)−ベンゾエート](Broer、D.J.;Mol、G.N.;Challa、G.Makromol.Chem.1991年、192巻、59ページにより製造)24.09g、例5による4−(4−アクリロイルオキシブトキシ)安息香酸−(4−アクリロイルオキシフェニル)エステル6.6gおよび例2による(2−[4′−(4′−アクリロイルブチルオキシ)ベンゾイル]−5−アニソイルイソソルビド2.32gならびにトリエチルアミン10mgおよび2,6−ジ−tert−ブチル−4−(ジメチルアミノメチレン)−フェノール(Ethanox(R)703、Ethyl Corp.、バトンルージュ、LA70801)0.09gおよび光開始剤イルガキュール(Irgacure(R)819)0.33gから、コレステリックから等方性への澄明温度130℃を有する赤色液晶混合物を製造した。この混合物の粘度は、90℃で約108mPasである。この混合物の重合性基の濃度は、光開始剤を考慮せずに、3.52ミリモル/gである。これから93℃で例15により製造したLCフィルムは、639nmの反射中央波長を有する。
【0051】
例8:3成分からなる緑色の本発明による液晶混合物
例6と同様に、ヒドロキノン−ビス−[4−(4−アクリロイルブトキシ)−ベンゾエート](Broer、D.J.;Mol、G.N.;Challa、G.Makromol.Chem.1991年、192巻、59ページにより得られる)15.84g、4−(アクリロイルオキシ)安息香酸−(4−アクリロイルオキシフェニル)エステル(EP0358074号、例1により得られる)4.4g、および例2による(2−[4′−(4′−アクリロイルブチルオキシ)ベンゾイル]−5−アニソイルイソソルビド)1.76gならびにトリエチルアミン10mgおよび2,6−ジ−tert−ブチル−4−(ジメチルアミノメチレン)−フェノール(Ethanox(R)703、Ethyl Corp.、バトンルージュ、LA70801)0.09gおよび光開始剤イルガキュール(Irgacure(R)819)0.22gから、コレステリックから等方性への澄明温度140℃を有する緑色の液晶混合物を製造した。この混合物の粘度は、90℃で約112mPasである。この混合物の重合性基の濃度は、光開始剤を考慮せずに、3.78ミリモル/gである。これから95℃で例15により製造したLCフィルムは、530nmの反射中央波長を有する。
【0052】
例9:2成分からなる青緑色の本発明による液晶混合物
ヒドロキノン−ビス−[4−(4−アクリロイルブトキシ)−ベンゾエート](Broer、D.J.;Mol、G.N.;Challa、G.Makromol.Chem.1991年、192巻、59ページにより得られる)50.55g、光開始剤イルガキュール(Irgacure(R)819)0.55g、トリエチルアミン17mgおよび2,6−ジ−tert.−ブチル−4−(ジメチルアミノメチレン)−フェノール(Ethanox(R)703、Ethyl Corp.;バトンルージュ、LA70801)0.09gおよび2−[4−(アクリロイルオキシ)ベンゾイル]−5−(4−メトキシベンゾイル)イソソルビドの14.93%トルエン溶液(例3により得られる)29.81gを、量り入れた。KPG撹拌機を用い、混合物を油浴温度150℃で透明な溶液が生じるまで均質化した。真空を慎重にかけることにより、トルエンの少ない部分を留去する。1mbarの真空で、混合物が等方性に溶融するまで(約10分)撹拌した。
【0053】
物質温度が約80〜90℃になるまでただちに冷却した。混合物は、コレステリックから等方性への澄明温度142℃ならびに80℃で約200mPasの粘度を有する。この混合物の重合性基の濃度は、光開始剤を考慮せずに、3.21ミリモル/gである。これから95℃で例15により製造したLCフィルムは、515nmの反射中央波長を有する。
【0054】
例10:2成分からなる青緑色の本発明による液晶混合物
ヒドロキノン−ビス−[4−(4−アクリロイルブトキシ)−ベンゾエート](Broer、D.J.;Mol、G.N.;Challa、G.Makromol.Chem.1991年、192巻、59ページにより得られる)92.3g、2,5−ビス−[4−(アクリロイルオキシ)ベンゾイル]−イソソルビド(例4により得られる)7.7g、光開始剤イルガキュール(Irgacure(R)819)1.00gおよび2,6−ジ−tert−ブチル−4−(ジメチルアミノメチレン)−フェノール(Ethanox(R)703、Ethyl Corp.、バトンルージュ、LA70801)0.20gを量り入れた。KPG撹拌機を用い、混合物を油浴温度150℃で、透明な溶液が生じるまで均質化した。混合物は、146℃の澄明点および100℃で約200mPasの粘度を有する。この混合物の重合性基の濃度は、光開始剤を考慮せずに、3.37ミリモル/gである。これから100℃で例15により製造したLCフィルムは、476nmの反射波長を有する。
【0055】
比較例1:DE4240743号、例4Aによる緑色の液晶混合物
DE4240743号の例4Aにより緑色の液晶混合物を製造した。この液晶混合物は、光開始剤を考慮せずに、重合性基1.67ミリモル/gを含有する。これから90℃で例15により製造したLCフィルムは、516nmの反射中央波長を有する。
【0056】
比較例2:EP0749466号(WO95/24454号)に相当する緑色の液晶混合物
緑色の液晶混合物を、EP0749466号のコレステリック混合物を製造するための一般的方法と同様に、それぞれ11.25質量%の例88からの成分K6、K7、K10およびK11(混合物36)、および例92からの成分K1、K2、K4およびK5(混合物40)ならびに10質量%の例78からのキラル成分K10(混合物26)から、光開始剤イルガキュール(Irgacure(R)907)(Ciba Spezialitaetenchemie GmbH、ランパーツハイム)0.8質量%を添加して製造した。混合物は、コレステリックから等方性への澄明温度92℃を有し、光開始剤を考慮せずに、重合性基3.04ミリモル/gを含有する。これから50℃で例15により製造したLCフィルムは、545nmの反射中央波長を有する。
【0057】
比較例3:EP0760836号に一致する緑色の液晶混合物
緑色の液晶混合物を、EP0760836号のコレステリック混合物を製造するための一般的方法と同様に、ネマチック成分としてジ−[4−(6−アクリロイルオキシ)−ヘキシルオキシ]−安息香酸−1,4−(2−メチル)−フェニルジエステル58質量%およびキラル成分としてコレステリル−3,5−ジ−(4−アクリロイルオキシブトキシ)−ベンゾエート42質量%から製造した。混合物に、光開始剤イルガキュール(Irgacure(R)819)(Ciba Spezialitaetenchemie GmbH、ランパーツハイム)1質量%および安定剤として2,6−ジ−tert−ブチル−4−(ジメチルアミノメチレン)−フェノール(Ethanox(R)703、Ethyl Corp.、バトンルージュ、LA70801)2000ppmを添加した。混合物は、コレステリックから等方性への澄明温度61℃を有する。これは、光開始剤を考慮せずに、重合性基2.79ミリモル/gを含有する。これから42℃で例15により製造したLCフィルムは、522nmの反射中央波長を有する。
【0058】
例11:室温における顔料のトルエンとの相互作用
1cmキュベットの底をキラル構造を有する顔料で被覆し、キュベットをトルエンで満たした。1時間後、キュベット中で顔料を振盪し、その後顔料を再び底に沈下させた。反射マウントを用い、UV/VIS分光計(Perkin−Elmer社のモデルラムダ19)で、膨潤した顔料の反射中央波長を測定し、顔料が製造された相応するLCフィルムの、同じ測定装置で測定した反射中央波長と比較した。
【0059】
【表1】
Figure 0003581634
【0060】
例12:着色LCフィルムの製造
例6〜10および比較例に記載した、架橋性ネマチック成分およびキラル重合性成分からなるモノマー混合物を、US−A5362315号(EP0686674号に相当)に記載された操作方法によりPET支持シート上でドクター塗布によりコレステリック相中でその都度例に記載した温度で配向して厚さ3〜10μmの層にし、 UV光線により約300〜600mJcmー2のUV線量で硬化した。その際、垂直俯瞰でその都度例に記載した色のLCフィルムが得られた。これらのLCフィルムは、垂直から変異する観察角でその都度より短い波長の方にずれた色を示す。
【0061】
例13:LC顔料の製造
光架橋の着色LCフィルムを支持シートから剥離し、その際LC粗塊が得られた。この粗塊を引き続きエアジェットミル(Retsch社)で粉砕した。得られた粉砕物を篩分けし、約30μmの平均粒度を有する篩粒子をさらなる加工に使用した。
【0062】
例14:本発明によるラッカーの製造
例13により得られたLC顔料を、クリヤラッカーと1:9質量部の割合に混合した。クリヤラッカーとしては、ハーバーツ社(Firma Herberts)の2成分の上塗りワニス“スタンドックス(Standox)”(硬化剤はこれに加工直前に初めて添加した)を使用するか、または自動車の修繕塗装にはハーバーツ社の慣例のアクリレート−メラミン樹脂結合剤系を使用した。粘度は希釈剤で、DIN−4−流出カップからの流出時間80秒に調節した。
【0063】
例15:光沢厚紙の熱安定なLC効果塗料
例14による顔料および結合剤からなる混合物を、夜通し放置し、フィルム引抜装置(Filmziehgeraet;Erichsen社、D−58675Hemer)を用い黒色光沢厚紙上に適用し、その際スリットの高さは180μmであり、引抜速度は10mm/secであった。室温で10分の通風時間後、試料を80℃で1時間ないしは130℃で1時間熱処理した。異なる温度で焼付けたエナメルパターンの反射スペクトルを、ミノルタ社(D−22923アーレンスブルグ)の色計測器CM508/dを用いて測定した。比較材料として、比較例1〜3によるLC混合物から顔料を製造し、相応に塗布しならびに評価した(重合性基の濃度3.2ミリモル/g未満)。
【0064】
【表2】
Figure 0003581634

Claims (7)

  1. 重合性基を含有し、キラル相を有する液晶化合物からなるLC顔料用の混合物において、
    4−(4′−アクリルオキシブトキシ)安息香酸、
    4−(4−アクリロイルオキシブトキシ)安息香酸−(4−アクリロイルオキシフェニル)エステル、
    ヒドロキノン−ビス−[4−(4−アクリロイルブトキシ)−ベンゾエート]および
    4−(アクリロイルオキシ)安息香酸−(4−アクリロイルオキシフェニル)エステルの群から選ばれた少なくとも1つの化合物70〜99重量%と、
    (2−[4′−(4′−アクリロイルブチルオキシ)ベンゾイル]−5−アニソイルイソソルビド)、
    (2−[4−(アクリロイルオキシ)ベンゾイル]−5−(4−メトキシベンゾイル)イソソルビドおよび
    ジ−2,5−[4−(アクリロイルオキシ)ベンゾイル]イソソルビドの群から選ばれた少なくとも1つのキラル化合物1〜30重量%との混合物からなり、その際全混合物中の重合性基(そのうち少なくとも90重量%は、少なくとも2個の重合性基を有する化合物に存在する)の濃度が、3.2および15ミリモル/gの間であることを特徴とする重合性基を含有し、キラル相を有する液晶化合物からなるLC顔料用の混合物。
  2. 請求項1記載のLC顔料用の混合物からなるLCフィルム。
  3. 請求項1記載のLC顔料用の混合物からなるLC顔料。
  4. 請求項1記載のLC顔料用の混合物を液晶状態で平滑な支持体に被覆し、配向させ、LC顔料用の混合物の重合により三次元架橋し、支持体から剥離することを特徴とする請求項記載のLCフィルムの製造方法。
  5. 請求項記載のLCフィルムを小板状粒子に粉砕することを特徴とする、請求項記載のLC顔料の製造方法。
  6. 請求項記載のLCフィルムを含有する被覆剤。
  7. 請求項記載のLC顔料を含有する被覆剤。
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