JP3581132B2 - 包装箱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗剤等の収容物を収容する包装箱に関するものである。特に、ユーザが包装箱を手に提げて持ち運びするためのハンドルを備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、ダンボールなどの紙材料からなる矩形状の箱である従来の包装箱100を示す。この包装箱100は、その天面に対して垂直方向に立ち上げられたハンドル片101a,bが設けられている。また、前記包装箱100の端壁上端には固定片102a,bが連設されており、前記固定片102a,bは、前記ハンドル片101a,bを起立状態で固定するものである。そして、前記包装箱100を段積みする場合には、図中矢印で示すように、前記ハンドル片101a,bおよび前記固定片102a,bを水平方向へ折り畳み、包装箱100の天面を平坦な状態にする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記包装箱100では、図8に示すように、一旦折り畳んでもダンボール紙が有する弾性力により前記ハンドル片101a,bおよび前記固定片102a,bが、前記包装箱100の天面から浮き上がり、見栄えが悪いうえ、段積みされた上側の包装箱100が傾くという問題があった。
【0004】
そこで、本発明は、ハンドル片を折り畳んだ状態で維持できる包装箱を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、周壁を構成する順次連設された側壁および端壁と、前記側壁の上端に連設された上フラップと、前記側壁および端壁の下端に連設された底フラップとを有する包装箱において、前記上フラップにハンドル片を連設し、前記端壁の上端に固定片を連設し、前記固定片に切目線を施すことにより該固定片と一体の差込み片を形成し、前記側壁の上端に連設された前記上フラップに前記差込み片を係止する係止部を設けたもので、前記係止部は、前記上フラップに施されたH字型の切込みからなり、該切込みにより形成された2つの係止片の間に前記差込み片が差し込まれると該差込み片を係止するものである。
【0006】
前記発明では、ハンドル片を折り畳み、続いて固定片を折り畳んだ状態で、側壁に連設された上フラップに形成された係止部が差込み片を係止するので、固定片を介してハンドル片を包装箱の天面に押し付け、ハンドル片が包装箱の天面から浮き上がることを防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
【0009】
図1は、本発明に係る包装箱1の展開図を示す。前記包装箱1は、ダンボールなどの紙材料からなり、順次連設された側壁11a,bおよび端壁12a,bからなる。前記側壁11a,bおよび端壁12a,bの各下端には底フラップ13a,b,c,dが設けられている。また、前記側壁11a,bの上端には上フラップ14a,bが連設され、前記端壁12a,bの上端には固定片15a,bが連設されている。また、前記側壁11aの前記端壁12aが連設されている一端とは反対側の他端には、糊付片16が連設されている。
【0010】
前記底フラップ13b,dには、それぞれ糊付け片17a,bが設けられており、該糊付け片17a,bは、後述するように隣接する底フラップ13a,cとそれぞれ貼着されるものである。
【0011】
前記上フラップ14a,bには、折目線31a,bを介してハンドル片18a,bが一体に連設されている。さらに、前記上フラップ14bの中央部近傍には、図2に示すように、2つの係止部を構成するH字型の切込み19a,bがそれぞれ形成されている。この切込み19a,bを施すことにより折目線32a,b,c,dを介して前記上フラップ14bと一体の係止片20a,b,c,dが形成されている。
【0012】
前記ハンドル片18aの中央部には、ユーザが指先を入れて前記ハンドル片18aを把持するための把持孔21が形成されている。また、前記ハンドル片18b中央部には、切目線22を施すことにより前記ハンドル片18bと一体に連設された舌片23が形成されている。また、これらのハンドル片18a,bの両端には突片24a,b,c,dがそれぞれ形成されている。
【0013】
前記固定片15a,bは、その中央部に前記突片24a,b,c,dが後述するように嵌合すると、前記ハンドル片18a,bの移動を規制し、前記ハンドル片18a,bを前記包装箱1の天面に対して起立状態で固定するための長孔25a,bがそれぞれ形成されている。また、前記長孔25a、b上端から円弧状の切目線26a,bを施すことにより可動片27a,bが形成されている。この可動片27a,bは、折目線33a,bを介して前記固定片15a,bと一体である。また、前記固定片15a,bの上部には、前記固定片15a,bの縁部から内側に連続する切目線28a,bを施すことにより差込み片29a,bがそれぞれ形成されている。該差込み片29a,bは、固定片15a,bの縁部から内側に形成されているので、前記包装箱1の外観を損なわない。
【0014】
前記展開状態の包装箱1を組み立てるには、端壁12bと糊付片16を重ねて糊着ことにより周壁を形成し、糊付け片17a,bを底フラップ13a,cとそれぞれ重ねて糊着し、一体となった前記底フラップ13a,bと底フラップ13c,dとを水平方向へ折り曲げ、噛み合わせることにより底壁を形成する。
【0015】
図3に示すように組み立てられた包装箱1内に収容物を図中上方から収容した後、上フラップ14a,bを折目線34a,cを折目にして山折りして包装箱1内側上方に配置するとともに、ハンドル片18a,bを折目線31a,bを折目にして谷折りする。
【0016】
そして、図4に示すように、ハンドル片18a,bを重ね合わすとともに、上フラップ14a,bに対して垂直方向に立ち上げる。これにより、上フラップ14a,bは、包装箱1を閉塞して包装箱1の天面を形成する。そして、固定片15a,bをハンドル片18a,bの両端に当接するまで折目線34b,dを折目にして山折りする。このとき、ハンドル片18a,bの突片24b,cおよび24a,dは、長孔25a,bにそれぞれ嵌合する。これにより、ハンドル片18a,bは、包装箱1の天面に対して垂直に起立した状態で固定される。
【0017】
次に、前記構成からなる包装箱1のハンドル片18a,bを折り畳む場合について説明する。
【0018】
まず、ユーザは可動片27a,bを指先などにより折目線33a,bを折目にして山折りし、固定片15a,bの内側に押し込む。続いて、図4中矢印で示すように、ハンドル片18a,bを包装箱1の天面に向かって折り畳む。このとき、ハンドル片18a,bの突片24a,b,c,d上端は、切目線26a,bに沿って摺動し、固定片15a,bが包装箱1の天面に向かって折り畳まれる。しかし、手を離すと折り畳まれたハンドル片18a,bおよび固定片15a,bは、図5に示すように、ダンボール紙が有する弾性力により反発する。
【0019】
そこで、図6に示すように、差込み片29a,bを折目線35a,bを折目にして山折りし、下方に位置するH字型の切込み19a,bにそれぞれ差し込む。このとき、差込み片29aおよび29bは、係止片20a,bおよび係止片20c,dによりそれぞれ挟み付けられることにより係止される。これにより、ハンドル片18a,bは、固定片15a,bを介して包装箱1の天面に押し付けられ、包装箱1の天面から浮き上がらない。
【0020】
ユーザは、包装箱1を手に提げて持ち運びする場合、水平に固定されているハンドル片18a,bを立ち上げる。このとき、固定片15a,bは、ハンドル片18a,bと連動して共に起こされるので、固定片15a,bと一体である差込み片29a,bは、H字型の切込み19b,aから引き抜かれる。このように、差込み片29a,bの係止状態は、容易に解放される。図4に示す状態までハンドル片18a,bを戻した後、舌片23を折目線34a,bを折目にして山折りし、把持孔21内側に指先を挿入してハンドル片18a,bを把持し、包装箱1を持ち運びする。
【0022】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、周壁を構成する順次連設された側壁および端壁と、側壁の上端に連設された上フラップと、各側壁の下端に連設された底フラップとを有する包装箱において、上フラップにハンドル片を連設し、端壁の上端に固定片を連設し、固定片に切目線を施すことにより固定片と一体の差込み片を形成し、側壁の上端に連設された上フラップに差込み片を係止する係止部を設けたことにより、ハンドル片を折り畳み、続いて固定片を折り畳んだ状態で、差込み片を上フラップに形成されたH字型の切込みからなる係止部に差し込むと、係止部が差込み片を係止する。これにより、ハンドル片が包装箱の天面から浮き上がることを防止でき、ハンドル片を折り畳んだ状態で維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る包装箱の展開図。
【図2】図1の包装箱の一部拡大図。
【図3】図1の包装箱を組み立てた状態を示した斜視図。
【図4】図1の包装箱を組み立てた状態を示した斜視図。
【図5】図1の包装箱を組み立てた状態を示した斜視図。
【図6】図1の包装箱を組み立てた状態を示した斜視図。
【図7】従来の包装箱を組み立てた状態を示した斜視図。
【図8】従来の包装箱を組み立てた状態を示した斜視図。
【符号の説明】
1…包装箱
11a,b…側壁
12a,b…端壁
13a,b,c,d…底フラップ
14a,b…上フラップ
15a,b…固定片
18a,b…ハンドル片
19a,b…H字型の切込み(係止部)
20a,b,c,d…係止片
28a,b…切目線
29a,b…差込み片
Claims (1)
- 周壁を構成する順次連設された側壁および端壁と、前記側壁の上端に連設された上フラップと、前記側壁および端壁の下端に連設された底フラップとを有する包装箱において、
前記上フラップにハンドル片を連設し、
前記端壁の上端に固定片を連設し、
前記固定片に切目線を施すことにより該固定片と一体の差込み片を形成し、
前記側壁の上端に連設された前記上フラップに前記差込み片を係止する係止部を設けたもので、
前記係止部は、前記上フラップに施されたH字型の切込みからなり、該切込みにより形成された2つの係止片の間に前記差込み片が差し込まれると該差込み片を係止することを特徴とする包装箱。
Priority Applications (1)
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Publications (2)
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JP2003200921A JP2003200921A (ja) | 2003-07-15 |
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Family Applications (1)
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2002
- 2002-01-10 JP JP2002003268A patent/JP3581132B2/ja not_active Expired - Fee Related
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