JP3580368B2 - ディスク装置 - Google Patents

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    • G11B17/226Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records the magazine consisting of a single rotatable tray carrying the disks

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク装置、特にロータリーディスクチェンジャー機構を搭載したディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のディスク装置では、装置本体に出入れされるスライドトレイに、周方向複数箇所にディスク載置部を有するロータリートレイが搭載されている。また、ロータリートレイのディスク載置部に載置されているディスクは、ロータリートレイの回転停止時にディスク走査箇所でチャッキング機構の作用によりチャッキングされる。そして、スライドトレイを出入れする動作、ロータリートレイを回転させて所定のディスク載置部に載置されているディスクをディスク走査箇所まで移動させる動作、ディスク走査箇所でのチャッキング動作のオンオフなどがモータの動力を利用して行うようになっている。
【0003】
従来のこの種のディスク装置では、ロータリートレイの回転動作とチャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフとを1つのモータで行わせるようになっていたけれども、ロータリートレイの回転動作、チャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフ、スライドトレイの出入れ動作の3つの動作を1つのモータで行うことができるようにはなっていなかった。
【0004】
一方、特開平10−49959号公報(先行例)には、ロータリートレイの回転動作、チャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフ、スライドトレイの出入れ動作の3つの動作を1つのモータで行わせることのできるディスクプレーヤについての記述がある。
【0005】
この先行例のディスクプレーヤでは、1つのモータの動力が径大な内歯歯車とその内歯歯車に噛み合ったまま自転しながら公転する遊星歯車とを備えた遊星歯車機構に伝達され、その遊星歯車機構の遊星歯車の公転運動をロータリートレイに設けられたゼネバ歯車に伝えてロータリートレイを間欠回転させるようになっていると共に、遊星歯車の公転運動によって回転されるカム板と弾性部材との共働によってチャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフを制御するようになっている。また、上記遊星歯車機構の遊星歯車を定位置にロックしてその公転運動が行われないようにすることによって、その遊星歯車の自転をスライドトレイ出入れ用のラックの直線運動に変換し、それによってスライドトレイを出入れするようになっている。さらに、チャッキング機構がチャッキングオフ状態からチャッキングオン状態に切り換わるときには、チャッキング機構に設けられているカム突起が上記カム板から外れ、それに伴って、上記弾性部材の弾発力によってチャッキング機構のターンテーブルがロータリートレイに載置されているディスクをその載置箇所からはね上げることにより、チャッキングオン状態に切り換えられるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のディスク装置では、ロータリートレイの回転動作とチャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフとを行わせるためのモータと、スライドトレイの出入れ動作を行わせるためのモータとが別々に必要になり、それだけ価格が高くついていた。
これに対し、上掲の先行例によると、ロータリートレイの回転動作、チャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフ、スライドトレイの出入れ動作の3つの動作を1つのモータで行わせることのできるので、モータの必要数が従来の上記ディスク装置よりも少なくて済み、それだけモータに要するコストを安く抑えることが可能である。
【0007】
ところが、先行例のものでは、内歯歯車を備えた遊星歯車機構を用いていること、並びに、チャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフをカム板と弾性部材との共働によって行っていることなどのために、次に説明するような問題がある。
【0008】
すなわち、遊星歯車機構では内歯歯車と遊星歯車とが組み合わされ、内歯歯車の内歯に噛み合った遊星歯車に回転が伝達されることによりその遊星歯車が自転したり公転したりするようになっているため、内歯歯車と遊星歯車とのギヤ比を小さく抑えることに制約があり、ギア比選択の自由度が著しく狭められる。
【0009】
また、チャッキング動作のオンオフをカム板と弾性部材との共働によって行っているため、チャッキング機構がチャッキングオフ状態からチャッキングオン状態に切り換わるときに、上述のように弾性部材の弾発力によってチャッキング機構のターンテーブルがロータリートレイに載置されているディスクをその載置箇所からはね上げるという動作が行われる。そのため、チャッキングオン動作によってディスクがチャッキング機構によってチャッキング(クランプ)されるときに衝撃が発生し、その衝撃によってディスクがロータリートレイと干渉したりするという不都合が起こり得る。また、弾性部材の弾性力にはばらつきが伴うので、その弾性部材の弾性力でディスクがチャッキングされて記録又は再生が行われる場合に、回転中のディスクが振動してロータリートレイと干渉するという事態が起こることもあり、そのような事態が起こると、記録再生の安定性が損なわれてしまうという問題がある。
【0010】
本発明は以上の状況の下でなされたものであり、ロータリートレイの回転動作、チャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフ、スライドトレイの出入れ動作の3つの動作を1つのモータで行わせることを基本とし、上掲の先行例に見られるような内歯歯車を備えた遊星歯車機構を用いず、しかも、チャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフに弾性部材の弾性力を利用しないことによって、上述したレイアウトなどに関する問題や記録再生の安定性に関する問題を解決することのできるディスク装置を提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、スライドトレイの出入れ(オープン/クローズ)、ロータリートレイの間欠回転、チャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフを、適切なタイミングを保って連続して行わせることのできるディスク装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るディスク装置は、装置本体に出入れされるスライドトレイと、このスライドトレイに搭載されて周方向複数箇所にディスク載置部が具備されたロータリトレイと、上記スライドトレイに取り付けられかつディスク走査箇所で上記ディスク載置部に載置されているディスクをチャッキングするチャッキング機構とを有し、上記ロータリートレイの間欠回転と、上記スライドトレイの出入れ動作と、上記ロータリートレイの回転停止時の上記チャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフとが、1つのモータの動力を利用して行われるようになっている。
【0013】
そして、上記スライドトレイに取り付けられた原動ギヤの回転により上記ロータリートレイの間欠回転と上記チャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフとを行わせる動作部と、上記装置本体に設けられて上記スライドトレイの出入れ方向に延びる出入れ用ラックと、上記モータによって回転駆動されかつそのモータの回転方向の切換わりによって上記原動ギヤと上記出入れ用ラックとに択一的に噛み合わされるアイドラギヤと、を備える。
【0014】
この発明によると、アイドラギヤはモータによって回転駆動され、しかも、そのモータの回転方向を切り換えると、アイドラギヤが原動ギヤと出入れ用ラックとに択一的に噛み合わされる。そして、アイドラギヤが原動ギヤに噛み合うと、そのアイドラギヤの回転が原動ギヤに伝わり、原動ギヤの回転によってロータリートレイの間欠回転と上記チャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフとが行われる。また、アイドラギヤが出入れ用ラックに噛み合うと、アイドラギヤの回転運動が出入れ用ラックの直線運動に変換され、その出入れ用ラックがスライドトレイを伴って出入れされる。したがって、1つのモータだけで、ロータリートレイの回転動作、チャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフ、スライドトレイの出入れ動作の3つの動作が可能になる。
【0015】
本発明では、上記モータとこのモータによって回転駆動される中心ギヤとが上記スライドトレイに設置され、上記アイドラギヤは、上記中心ギヤの支軸に相対回転自在に連結された連結部材に回転自在に取り付けられてその中心ギヤに常時かみ合っている、という構成を採用し、併せて、上記スライドトレイの出入れ時に上記アイドラギヤと上記出入れ用ラックの噛合い状態を維持するアイドラギヤ姿勢保持手段が上記装置本体に設けられている。そして、上記アイドラギヤ姿勢保持手段を、上記ラックと平行に上記装置本体に設けられたガイド部と、上記連結部材に設けられかつ上記ガイド部にスライド自在に係合して上記支軸を中心とする上記連結部材の揺動を阻止する係止体とによって構成している。
【0016】
これによれば、アイドラギヤが出入れ用ラックに噛み合わされてスライドトレイを出入れさせるときの動作安定性が向上する。また、この発明のように、中心ギヤとアイドラギヤとを組み合わせることによって、モータの動力を原動ギヤと出入れ用ラックとに択一的に伝達することができるようにしておくと、中心ギヤとアイドラギヤとのギヤ比を任意に定めることができるようになってギヤ比選択の自由度が高まる。
【0017】
本発明では、上記チャッキング機構が、カム部材の往復移動を通じてチャッキングオン状態とチャッキングオフ状態とに切り換えられるようになっており、上記動作部が、上記原動ギヤに設けられてその原動ギヤの回転を通じて上記カム部材を往復移動させるカム機構を含んでいる、という構成を採用することができる。これによれば、チャッキング機構によるチャッキングオン状態とチャッキングオフ状態とが、カム部材の往復移動を通じて切り換えられるので、チャッキングオン時に衝撃が発生するという事態が起こらない。また、チャッキングオン状態でのディスク回転時(記録再生時)にディスクが振動してロータリートレイと干渉するという事態も起こらない。
【0018】
本発明では、上記動作部が、上記原動ギヤの連続回転をロータリートレイの間欠回転に変換するギヤ機構を含んでいることが望ましく、そのようなギヤ機構は、上記原動ギヤ側に設けられた係合ピンとこの係合ピンが係脱される溝部を備えたゼネバギヤとによって形成することができる。ギヤ機構が上記係合ピンとゼネバギヤを用いたものであると、ロータリートレイが回転開始から停止に至るまでに、その角速度が徐々に上昇した後、徐々に減少するので、ロータリートレイを高速回転させても、回転開始時や回転停止時に衝撃が発生せず、また、ロータリートレイのディスク載置部からディスクが振り飛ばされるという事態が起こらない。
【0019】
本発明に係るディスク装置では次の具体的構成を採用することが可能である。すなわち、装置本体に出入れされるスライドトレイと、このスライドトレイに搭載されて周方向複数箇所にディスク載置部が具備されたロータリトレイと、上記スライドトレイに取り付けられかつディスク走査箇所で上記ディスク載置部に載置されているディスクをチャッキングするチャッキング機構とを有し、上記ロータリートレイの間欠回転と、上記スライドトレイの出入れ動作と、上記ロータリートレイの回転停止時の上記チャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフとが、1つのモータの動力を利用して行われるようになっているディスク装置において、上記スライドトレイに原動ギヤが取り付けられ、この原動ギヤ側に設けられた係合ピンとこの係合ピンが係脱される溝部を備えたゼネバギヤとでなるギヤ機構の上記ゼネバギヤが上記ロータリートレイに設けられて上記原動ギヤの連続回転がロータリートレイの間欠回転に変換されるようになっていると共に、上記原動ギヤに、カム部材に設けられた係合ピンを案内してそのカム部材を往復移動させることにより上記チャッキング機構をチャッキングオン状態とチャッキングオフ状態とに切り換える無端状のカム溝が具備され、上記装置本体に上記スライドトレイの出入れ方向に延びる出入れ用ラックとこのラックに平行なガイド溝とが設けられ、上記スライドトレイに設置された上記モータによって回転駆動される平歯車でなる中心ギヤが上記スライドトレイの上記原動ギヤと上記ラックとの間の箇所で上記スライドトレイに取り付けられ、その中心ギヤの支軸に相対回転自在に連結された連結部材に、その中心ギヤに常時噛み合ってその中心ギヤの回転方向の切り換わりによって上記原動ギヤと上記出入れ用ラックとに択一的に噛み合わされる平歯車でなるアイドラギヤと、上記スライドトレイの出入れ時に上記ガイド溝と摺動して上記アイドラギヤと上記出入れ用ラックの噛合い状態を維持する係止体とが設けられている、という構成を採用することができる。この構成を採用したことにより発揮される作用は、以下に説明する実施形態によって明らかにする。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るディスク装置の実施形態の要部の説明図である。図1において、10は略矩形に形成されたスライドトレイであり、このスライドトレイ10が図示していない装置本体に出入れ自在に取り付けられていて、スライドトレイ10が装置本体から前方に引き出された状態がオープン状態、スライドトレイ10が装置本体の内部に引き入れられた状態がクローズ状態である。図1にはオープン状態のスライドトレイ10が示されている。このスライドトレイ10の上には、円板状のロータリートレイ12が回転可能に搭載されている。ロータリートレイ12は、周方向等角度おきの複数箇所(図例では5箇所)に円形のディスク載置部13を有し、それぞれのディスク載置部13に開口(不図示)が備わっている。
【0021】
図1に示したように、スライドトレイ10には、ターンテーブル21と光ピックアップユニット22とを備えたチャッキング機構20が取り付けられている。このチャッキング機構20は可動枠23を有し、その可動枠23の左右方向一端部に設けた支持部24がスライドトレイ10に支えられていて、その左右方向他端部25が支持部24を支点にして上下に変位することができるようになっている。また、他端部25から突出された突起26が、スライドトレイ10に前後に往復移動可能に取り付けられたカム部材27のカム溝に嵌合されている。図7はカム部材27を例示したもので、同図のカム部材27のカム溝28は、1つの高位部28aとその高位部28aの片側の低位部28bとを有し、突起26が高位部28aに嵌合しているときには、図1に示した可動枠23がターンテーブル21を伴って上方に傾動しており、突起26が低位部28bに嵌合しているときには、その可動枠23がターンテーブル21を伴って下方に傾動している。
【0022】
ロータリートレイ12の中心にゼネバギヤ31が固着され、このゼネバギヤ31の相手方部材である係合ピン33が、スライドトレイ10に回転自在に取り付けられた円板34の偏心した1箇所に設けられている。35はゼネバギヤ31に具備された放射方向に延びる溝であり、係合ピン33が円板34の中心回りで正転又は逆転すると、係合ピン33が溝35に嵌まってゼネバギヤ31を回転させた後、その溝35から抜け出る。また、円板34には、ゼネバギヤ31を位置決めして係合ピン33を溝35に案内するための凸面36が備わっている。これらのゼネバギヤ31や係合ピン33は、後述する原動ギヤ41の連続回転をロータリートレイ12の間欠回転に変換するギヤ機構30を形成している。
【0023】
スライドトレイ10には、上記円板34と同軸に原動ギヤ41が取り付けられていて、この原動ギヤ41の裏面側に無端状のカム溝42が設けられている。このカム溝42には、上記カム部材27の端部に設けられた係止ピン29が摺動自在に係止されていて、原動ギヤ41が回転すると、カム溝42に係止されている係止ピン29を介して、上記カム部材27がカム溝42に形状に見合って前後に往復移動される。図6にカム溝42の形状を説明的に示してある。同図で判るように、カム溝42は、原動ギヤ41の周方向に3区画されていて、第1区画42aが原動ギヤ41の回転中心軸Pの近接箇所にその回転中心軸Pと同心に形成され、第2及び第3の区画42b,42cが上記第1区画42aの両側に連続して互いに対称に形成されている。そして、第2区画42b及び第3区画42cは、それらのつながり点42dで上記回転中心軸Pから最も遠ざかり、そのつながり点42dから第1区画42aに近い位置ほど回転中心軸Pに近づく形状になっている。なお、図6に示した各区画の拡がり角度θ1,θ2,θ3において、θ2とθ3とは同一角度になっている。
【0024】
図1において、50は出入れ用ラックである。この出入れ用ラック50は、図示していない装置本体に設けられて、上記スライドトレイ10の出入れ方向Xにまっすぐに延びている。また、装置本体には、この出入れ用ラック50に平行に溝状のガイド部51が備わっている。このガイド部51の前端部と後端部とには、それぞれ内向きに湾曲した円弧状の補助溝52,53が連設されている。
【0025】
図1のように、原動ギヤ41と出入れ用ラック50との間の箇所において、上記スライドトレイ10に、平歯車でなる中心ギヤ61とプーリ62とが同心状に取り付けられ、プーリ62に、スライドトレイ10に設置された1つのモータMの回転がベルト63によって伝達されるようになっている。そして、中心ギヤ61の支軸64に相対回転自在に連結されたアーム状の連結部材65の長手方向中間部に平歯車でなるアイドラギヤ66が回転自在に取り付けられ、そのアイドラギヤ66が中心ギヤ61に常時噛み合っている。また、連結部材65の先端部に突起でなる係止体67が設けられ、この係止体67が、上記したガイド部51又は補助溝52,53にスライド自在に常時係合している。しかも、上記した出入れ用ラック50と中心ギヤ61との対向間隔は、それら両者にアイドラギヤ66が同時に噛み合うことのできる広さに定められている。
【0026】
以上のように構成されていると、モータMの正転又は逆転がベルト63を介してプーリ62に伝達され、そのプーリ62と共に中心ギヤ61が正転又は逆転する。そして、中心ギヤ61が正転又は逆転すると、アイドラギヤ66が中心ギヤ61に噛み合ったまま自転しながらその周囲を時計方向又は反時計方向に公転する。ここで、中心ギヤ61とアイドラギヤ66との組み合わせによって形成される噛合い構造は一種の遊星歯車機構であるとも云えるけれども、この実施形態で採用されているものは、中心ギヤ61が外歯を備えた太陽歯車に相当し、アイドラギヤ66が太陽歯車の外歯に噛み合ったまま自転しながら公転する遊星歯車に相当するものであるので、中心ギヤ61とアイドラギヤ66とのギヤ比を自由に定めることが可能である。また、中心ギヤ61とアイドラギヤ66との組み合わせは一種の首降り機構であり、中心ギヤの回転方向の切り換わりによってアイドラギヤ66の自転方向と公転方向とが切り換わる。そのため、モータMによって中心ギヤの回転方向が時計方向又は反時計方向に切り換わると、それに伴ってアイドラギヤ66が、原動ギヤ41と出入れ用ラック50とに択一的に噛み合わされる。
【0027】
この実施形態において、出入れ用ラック50と平行に設けられている上記ガイド部51と、上記連結部材65の先端に設けられた係止体67とによって、アイドラギヤ66が出入れ用ラック50に噛み合った状態を維持するためのアイドラギヤ姿勢保持手段A(図3参照)が形成されている。また、原動ギヤ41に設けられているカム溝42とそのカム溝42に摺動自在に係合している係止ピン29とが、原動ギヤ41の回転を通じてカム部材27を往復移動させるカム機構Bを構成している。さらに、上記したギヤ機構30はその機能によってロータリートレイ12を間欠回転させることができ、また、上記カム機構Bによってチャッキング機構20によるチャッキング動作のオンオフが行われる。そして、原動ギヤ41の回転によりロータリートレイ12の間欠回転とチャッキング機構20によるチャッキング動作のオンオフとを行わせる機能が、上記したギヤ機構30とカム機構Bとによって形成されている動作部70によって発揮される。
【0028】
次に作用を説明する。
【0029】
図1のようにスライドトレイ10が装置本体の前方に引き出されたオープン状態にあり、かつ、アイドラギヤ66が原動ギヤ41に噛み合っている状態を初期状態とする。
【0030】
図2にはこの初期状態での要部を拡大して示してあり、この初期状態からスライドトレイ10を装置本体の内部に引き込んでクローズ状態にする動作を説明する。
【0031】
モータMが反時計方向に逆転すると、そのモータMの逆転がベルト63及びプーリ62を経て中心ギヤ61に伝達され、中心ギヤ61が図3の矢印aのように逆転する。これにより、アイドラギヤ66が中心ギヤ61に噛み合ったまま正転方向に自転しながら中心ギヤ61の周りを反時計方向(矢印b)に公転し、同図のように出入れ用ラック50の一端部(前端部)に噛み合う。これと同時に、連結部材65の先端の係止体67が補助溝52を通過した後、ガイド部51に嵌まり、アイドラギヤ66が出入れ用ラック50に噛み合った状態を維持するようになる。したがって、中心ギヤ61の逆転が続行されると、図4のようにアイドラギヤ66が出入れ用ラック50に噛み合ったまま出入れ用ラック50に対して矢印cのように後方へ移動するので、スライドトレイ10も後方へ移動して装置本体の内部に引き込まれてクローズ状態になる。
【0032】
そして、アイドラギヤ66が出入れ用ラック50の他端部(後端部)を通過するのに合わせて、係止体67がガイド部50から補助溝53に移動して図5のようにアイドラギヤ66が原動ギヤ41に噛み合う。
【0033】
スライドトレイ10を図5のクローズ状態から装置本体の前方へ引き出してオープン状態にする場合にはモータMを正転させる。これにより、中心ギヤ61が正転するので、アイドラギヤ66が中心ギヤ61に噛み合ったまま逆転方向に自転しながら時計方向に公転し、出入れ用ラック50の他端部に噛み合い、その後、アイドラギヤ66が出入れ用ラック50に噛み合ったまま出入れ用ラック50に対して前方へ移動するので、スライドトレイ10も前方へ移動して装置本体の前方に引き出され、図2に示した初期状態に復帰する。このときにも、連結部材65の先端の係止体67が補助溝53を通過した後、ガイド部51に嵌まり、アイドラギヤ66が出入れ用ラック50に噛み合った状態を維持する。
【0034】
次に、ロータリートレイ12の回転動作とチャッキング機構20によるチャッキング動作のオンオフとを説明する。
【0035】
図8〜図12は、スライドトレイ10がオープンされている状態で、ロータリートレイ12の回転動作とチャッキング機構20によるチャッキング動作のオンオフを行わせるためのカム機構Bやギヤ機構30の動作、すなわち動作部70の動作を順に示している。
【0036】
図8に示した原動ギヤ41の状態は、図2で説明したアイドラギヤ66が噛み合っている原動ギヤ41の状態と同じ状態を示している。したがって、図8の状態から図2で説明したようにモータMが時計方向に正転すると、中心ギヤ61が正転し、アイドラギヤ66が原動ギヤ41に噛み合ったまま反時計方向に自転する。しかも、このときには、アイドラギヤ66を中心ギヤ61の周りで時計方向に公転させようとする力が働いているので、アイドラギヤ66が原動ギヤ41に噛み合った状態を保つ。したがって、原動ギヤ41は図8の矢印hのように時計方向の正転を開始する。また、原動ギヤ41が矢印hのように正転を開始する時点では、図8のようにカム機構Bのカム溝42のつながり点42d(図6参照)に係止ピン29が係合してその係止ピン29が原動ギヤ41の回転中心軸Pから最も遠ざかっている。そのため、カム部材27が後退限に位置し、図7で説明したカム溝28の低位部28bに突起26が係合してチャッキング機構20がチャッキングオフ状態になっている。さらに、円板34の係合ピン33は、ゼネバギヤ31から最も離れた箇所に位置している。
【0037】
図8の状態から矢印hのように原動ギヤ41が正転すると、円板34やカム溝42が原動ギヤ41と共に回転中心軸Pの周りで正転する。そして、その後に、図9のように係合ピン33がゼネバギヤ31の溝35の手前に達した時点で、係止ピン29がそのカム溝42の第2区画42b(図6参照)を移動して第1区画42aの手前位置に達する。続いて図10の矢印hのように原動ギヤ41の正転が続行されると、同図のように係合ピン33がゼネバギヤ31の溝35に進入し、同時に、係止ピン29がカム溝42の第2区画42bから第1区画42aに移行する。この状態では、係止ピン29が原動ギヤ41の回転中心軸Pに最も近づいているので、カム部材27が前進限まで往動しており、図7で説明したカム溝28の高位部28aに突起26が係合してチャッキング機構20がチャッキングオン状態に切り換わる。なお、ディスク載置部13には、ターンテーブル21の通過を許容し、かつ、光ピックアップユニット22によるディスク面の走査を可能にする開口が備わっている。
【0038】
図10の状態からさらに原動ギヤ41が正転されると、図11のように係合ピン33がゼネバギヤ31を反時計方向(矢印i)に所定角度だけ回転させ、同時に、係止ピン29がカム溝42の第1区画42aから第3区画42cに移行する。図9の状態から図10の状態を経て図11の状態に至るまでの動作中は、係止ピン29と回転中心軸Pとの距離が変化しないので、カム部材27は前進限で停止している。また、ロータリートレイ12が所定角度だけ反時計方向に回転して、別のディスク載置部13がチャッキング機構20に対峙する。
【0039】
この後、原動ギヤ41が正転されると、図12の状態を経て図8の状態に戻る。そのため、カム機構Bのカム溝42のつながり点42d(図6参照)に係止ピン29が係合してその係止ピン29が原動ギヤ41の回転中心軸Pから最も遠ざかる。これにより、カム部材27が後退限まで復動し、図7で説明したカム溝28の低位部28bに突起26が係合してチャッキング機構20がチャッキングオフ状態になる。さらに、円板34の係合ピン33は、ゼネバギヤ31から最も離れた箇所に位置する。
【0040】
さらに原動ギヤ41の正転が続行されることによって、図8〜図12の一連の動作が繰り返される。
【0041】
スライドトレイ10がクローズされている状態で、ロータリートレイ12の回転動作とチャッキング機構20によるチャッキング動作のオンオフを行わせるためのカム機構Bやギヤ機構30の動作、すなわち動作部70の動作を次に説明する。
【0042】
スライドトレイ10がクローズされた状態では、動作部70での原動ギヤ41とアイドラギヤ66との噛合い状態は図5で説明したものと同様になっている。そして、図5の状態から、モータMの反時計方向の逆転によって中心ギヤ61が逆転し、アイドラギヤ66が中心ギヤ61に噛み合ったまま時計方向に自転する。このときには、アイドラギヤ66を中心ギヤ61の周りで反時計方向に公転させようとする力が働いているので、アイドラギヤ66が原動ギヤ41に噛み合った状態を保つ。したがって、原動ギヤ41がアイドラギヤ66によって反時計方向に逆転される。また、原動ギヤ41が反時計方向に逆転を開始する時点では、カム機構Bのカム溝42のつながり点42d(図6参照)に係止ピン29が係合してその係止ピン29が原動ギヤ41の回転中心軸Pから最も遠ざかっている。そのため、カム部材27が後退限に位置し、図7で説明したカム溝28の低位部28bに突起26が係合してチャッキング機構20がチャッキングオフ状態になっている。さらに、円板34の係合ピン33は、ゼネバギヤ31から最も離れた箇所に位置している。この状態は図8の状態と同様の状態である。
【0043】
図8の状態から破線矢印Jのように原動ギヤ41が逆転すると、円板34やカム溝42が原動ギヤ41と共に回転中心軸Pの周りで逆転する。そして、その後に、図12の状態を経て図11のように係合ピン33がゼネバギヤ31の溝35の手前に達した時点で、係止ピン29がそのカム溝42の第3区画42c(図6参照)を移動して第1区画42aの手前位置に達する。続いて原動ギヤ41の逆転が続行されると、係合ピン33がゼネバギヤ31の溝35に進入し、同時に、係止ピン29がカム溝42の第3区画42cから第1区画42aに移行する。この状態では、係止ピン29が原動ギヤ41の回転中心軸Pに最も近づいているので、カム部材27が前進限まで往動しており、図7で説明したカム溝28の高位部28aに突起26が係合してチャッキング機構20がチャッキングオン状態に切り換わる。したがって、図8の状態から図12及び図11の状態を経て図10の状態に至るまでの一連の動作によって、停止中のロータリートレイ12のディスク載置部13に載置されてチャッキング機構20に対峙しているディスク(不図示)が、そのチャッキング機構20によってチャッキングされてディスク載置部13からターンテーブル21に乗り移る。光ピックアップユニット22によるディスクの走査(記録再生)はこの状態で行われる。
【0044】
図10の状態からさらに原動ギヤ41が逆転されると、図9のように係合ピン33がゼネバギヤ31を破線矢印kのように反時計方向に所定角度だけ回転させた後、その溝35から離脱し、同時に、係止ピン29がカム溝42の第1区画42aから第2区画42bに移行する。図11の状態から図10の状態を経て図9の状態に至るまでの動作中は、係止ピン29と回転中心軸Pとの距離が変化しないので、カム部材27は前進限で停止しており、また、ロータリートレイ12が所定角度だけ反時計方向に回転して、別のディスク載置部13がチャッキング機構20に対峙する。
【0045】
この後、原動ギヤ41が逆転されると図8の初期状態に戻る。そのため、カム機構Bのカム溝42のつながり点42d(図6参照)に係止ピン29が係合してその係止ピン29が原動ギヤ41の回転中心軸Pから最も遠ざかる。これにより、カム部材27が後退限まで復動し、図7で説明したカム溝28の低位部28bに突起26が係合してチャッキング機構20がチャッキングオフ状態になる。さらに、円板34の係合ピン33は、ゼネバギヤ31から最も離れた箇所に位置する。
【0046】
さらに原動ギヤ41が逆転することによって、図8から図12、図11、図10、図9をこの順に経る一連の動作が繰り返される。
スライドトレイ10がクローズした状態での上記した一連の動作は、光ピックアップユニット22によって走査するディスクを自動交換する上で必要である。
【0047】
ところで、この実施形態では、ロータリートレイ12を間欠回転させるのにゼネバギヤ31と係合ピン33との組み合わせでなるギヤ機構30を採用しているので、ロータリートレイ12はゆっくりと回転を開始した後、回転速度を速め、その後に減速しながら回転を停止する。このことを図13〜図15を参照して説明する。図13は円板34が時計方向に正転して係合ピン33がゼネバギヤ31の溝35に進入した直後の状態を示している。この状態から円板34が時計方向に正転すると、係合ピン33がゼネバギヤ31の中心31aに近づきながらゼネバギヤ31を反時計方向に逆転させるので、その間のゼネバギヤ31の角速度が次第に速くなる。そして、図14のように係合ピン33が中心31aに最も近づいた時点では、係合ピン33とゼネバギヤ31の中心31aとの距離が最も短くなるので、この時点でのゼネバギヤ31の角速度が最も速くなる。この後、係合ピン33は中心31aから遠ざかりながらゼネバギヤ31を反時計方向に逆転させるので、その間のゼネバギヤ31の角速度が次第に遅くなる。円板34の逆転によってゼネバギヤ31が時計方向に正転される場合も同様である。
【0048】
このため、ロータリートレイ12が所定角度だけ回転させるのに要する時間を短くしてディスクチェンジの高速化を図っても、ロータリートレイ12の回転開始時や回転停止時に、ディスク載置部13に載置されているディスクが飛び出したりするという事態を抑制することが可能になる。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、ロータリートレイの回転動作、チャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフ、スライドトレイの出入れ(オープン/クローズ)の3つの動作を1つのモータで行わせることができるので、冒頭で説明した従来例に比べてコストダウンを図りやすい。また、所謂首振り機構を利用することによって、モータの動力をスライドトレイのオープンクローズに利用したり、ロータリートレイの回転及びチャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフに利用したりしているので、先行例のものに比べて構造が簡単になり、そのことがいっそうコストダウンを図ることに役立つ。さらに、チャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフのために先行例に見られる弾性部材を用いず、カム部材の往復動作によってチャッキング動作のオンオフを行うようになっているため、チャッキング動作のオンオフ時に衝撃が発生しにくくなって、それだけ記録再生の安定性が向上する。さらに本発明では、実施例のように構成することによって、スライドトレイの出入れ(オープン/クローズ)、ロータリートレイの間欠回転、チャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフを、適切なタイミングを保って連続して行わせることのできるようになるので、使い勝手のよいディスク装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク装置の実施形態の要部の説明図である。
【図2】アイドラギヤが原動ギヤに噛み合っている初期状態での動作説明図である。
【図3】アイドラギヤが出入れ用ラックに噛み合っている状態での動作説明図である。
【図4】アイドラギヤが出入れ用ラックに噛み合っている状態での他の動作説明図である。
【図5】スライドトレイがクローズされているときにアイドラギヤが原動ギヤに噛み合っている状態での動作説明図である。
【図6】カム溝の形状を示した説明図である。
【図7】カム部材27を例示した説明図である。
【図8】動作部の動作説明図である。
【図9】動作部の他の動作説明図である。
【図10】動作部のさらに他の動作説明図である。
【図11】動作部のさらに他の動作説明図である。
【図12】動作部のさらに他の動作説明図である。
【図13】ギヤ機構の動作説明図である。
【図14】ギヤ機構の他の動作説明図である。
【図15】ギヤ機構のさらに他の動作説明図である。
【符号の説明】
A アイドラギヤ姿勢保持手段
B カム機構
M モータ
10 スライドトレイ
12 ロータリトレイ
13 ディスク載置部
20 チャッキング機構
28 カム溝
29 係止ピン
30 ギヤ機構
31 ゼネバギヤ
33 係合ピン
35 溝部
41 原動ギヤ
50 出入れ用ラック
51 ガイド溝(ガイド部)
61 中心ギヤ
64 支軸
65 連結部材
66 アイドラギヤ
67 係止体
70 動作部

Claims (5)

  1. 装置本体に出入れされるスライドトレイと、このスライドトレイに搭載されて周方向複数箇所にディスク載置部が具備されたロータリトレイと、上記スライドトレイに取り付けられかつディスク走査箇所で上記ディスク載置部に載置されているディスクをチャッキングするチャッキング機構とを有し、上記ロータリートレイの間欠回転と、上記スライドトレイの出入れ動作と、上記ロータリートレイの回転停止時の上記チャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフとが、1つのモータの動力を利用して行われるようになっているディスク装置において、
    上記スライドトレイに原動ギヤが取り付けられ、この原動ギヤ側に設けられた係合ピンとこの係合ピンが係脱される溝部を備えたゼネバギヤとでなるギヤ機構の上記ゼネバギヤが上記ロータリートレイに設けられて上記原動ギヤの連続回転がロータリートレイの間欠回転に変換されるようになっていると共に、
    上記原動ギヤに、カム部材に設けられた係止ピンを案内してそのカム部材を往復移動させることにより上記チャッキング機構をチャッキングオン状態とチャッキングオフ状態とに切り換える無端状のカム溝が具備され、
    上記装置本体に上記スライドトレイの出入れ方向に延びる出入れ用ラックとこのラックに平行なガイド溝とが設けられ、上記スライドトレイに設置された上記モータによって回転駆動される平歯車でなる中心ギヤが上記スライドトレイの上記原動ギヤと上記ラックとの間の箇所で上記スライドトレイに取り付けられ、その中心ギヤの支軸に相対回転自在に連結された連結部材に、その中心ギヤに常時噛み合ってその中心ギヤの回転方向の切り換わりによって上記原動ギヤと上記出入れ用ラックとに択一的に噛み合わされる平歯車でなるアイドラギヤと、上記スライドトレイの出入れ時に上記ガイド溝と摺動して上記アイドラギヤと上記出入れ用ラックの噛合い状態を維持する係止体とが設けられていることを特徴とするディスク装置。
  2. 装置本体に出入れされるスライドトレイと、このスライドトレイに搭載されて周方向複数箇所にディスク載置部が具備されたロータリトレイと、上記スライドトレイに取り付けられかつディスク走査箇所で上記ディスク載置部に載置されているディスクをチャッキングするチャッキング機構とを有し、上記ロータリートレイの間欠回転と、上記スライドトレイの出入れ動作と、上記ロータリートレイの回転停止時の上記チャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフとが、1つのモータの動力を利用して行われるようになっているディスク装置において、
    上記スライドトレイに取り付けられた原動ギヤの回転により上記ロータリートレイの間欠回転と上記チャッキング機構によるチャッキング動作のオンオフとを行わせる動作部と、上記装置本体に設けられて上記スライドトレイの出入れ方向に延びる出入れ用ラックと、上記モータによって回転駆動されかつそのモータの回転方向の切換わりによって上記原動ギヤと上記出入れ用ラックとに択一的に噛み合わされるアイドラギヤと、を備え
    上記モータとこのモータによって回転駆動される中心ギヤとが上記スライドトレイに設置され、上記アイドラギヤは、上記中心ギヤの支軸に相対回転自在に連結された連結部材に回転自在に取り付けられてその中心ギヤに常時かみ合っていると共に、上記スライドトレイの出入れ時に上記アイドラギヤと上記出入れ用ラックの噛合い状態を維持するアイドラギヤ姿勢保持手段が上記装置本体に設けられ、
    上記アイドラギヤ姿勢保持手段が、上記ラックと平行に上記装置本体に設けられたガイド部と、上記連結部材に設けられかつ上記ガイド部にスライド自在に係合して上記支軸を中心とする上記連結部材の揺動を阻止する係止体とでなることを特徴とするディスク装置。
  3. 上記チャッキング機構が、カム部材の往復移動を通じてチャッキングオン状態とチャッキングオフ状態とに切り換えられるようになっており、上記動作部が、上記原動ギヤに設けられてその原動ギヤの回転を通じて上記カム部材を往復移動させるカム機構を含んでいる請求項2に記載したディスク装置。
  4. 上記動作部が、上記原動ギヤの連続回転をロータリートレイの間欠回転に変換するギヤ機構を含んでいる請求項2又は請求項3のいずれか1項に記載したディスク装置。
  5. 上記ギヤ機構が、上記原動ギヤ側に設けられた係合ピンとこの係合ピンが係脱される溝部を備えたゼネバギヤとでなる請求項4に記載したディスク装置。
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