JP3579465B2 - 防振マウント - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、振動入力に対し、板ばねに支持されたマスを相対変位させることによって振動抑制効果を得る防振マウントに係り、特に、ブッシュタイプに応用した防振マウントに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、板ばねに支持されたマスを相対変位させることによって振動抑制効果を得る防振マウントとして、板ばねの長手方向中央位置上面に結合したゴム弾性支持体を振動発生源側に接続し、上記板ばねの長手方向両側位置下面にそれぞれ結合した2つのゴム弾性支持体を共通のベース板で固定して支持台としこの支持台を振動受部側に接続するものが知られている(例えば、特公平2−23739号公報参照)。そして、上記板ばねを振動受部側の一対のゴム弾性支持体の各支持位置よりも外側方にそれぞれ突出しその各突出端である各自由端にマスを固定し、上記振動発生源側のゴム弾性支持体から振動発生源と振動受部とを結ぶ主振動入力方向への振動入力を受けて上記板ばねが曲げられ、これにより、上記各マスが上記主振動入力方向とは逆方向に相対変位するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の防振マウントにおいては、振動発生源からの静荷重や動荷重がゴム弾性支持体を介して板ばねの中央位置に直接作用し、この静荷重や動荷重をベース板側の2つのゴム弾性支持体間の板ばねの曲げ剛性により受ける構造となっているため、本来、比較的軽度の静荷重や動荷重を対象とするものであり、これを例えば自動車のエンジンマウント等の比較的重度の静荷重や動荷重を対象とする防振用途に適用すると所定の性能を得ることができなくなるという不都合がある。すなわち、上記の比較的重度の静荷重等に対抗するために板ばねの曲げ剛性を大きくするとマスの振動抑制効果の悪化を招く一方、逆に上記板ばねの曲げ剛性を小さくすると上記の静荷重等に対抗することができず板ばねのへたり等を招くことになる。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、比較的重度の静荷重や動荷重に対抗しつつ、かつ、板ばね及びマスによる振動抑制効果を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、筒軸を振動入力方向に直交する方向に向けて配置され振動発生源または振動受部の一方の側に接続される内筒体と、この内筒体の外周囲を囲むよう配置され上記振動発生源または振動受部の他方の側に接続される外筒体と、この外筒体と上記内筒体とを互いに連結するゴム弾性体とを備えたものを前提とする。このものにおいて、上記ゴム弾性体の上記内筒体と外筒体との間の振動入力方向中間位置を上記筒軸に平行に延びるよう形成された貫通孔と、この貫通孔を貫通して上記貫通孔の両外側方に突出するように配置された板ばねとを設ける。そして、上記貫通孔を、上記板ばねの振動入力方向への振動を許容し得るよう上記板ばねの断面形状よりも大きい断面形状を有するものとし、かつ、上記貫通孔を構成する振動入力方向の相対向面の内、振動入力方向一側の相対向面に筒軸方向中間位置に振動入力方向に突出して上記板ばねを押圧する凸部を形成する一方、振動入力方向他側の相対向面に上記板ばねと当接する当接面を上記貫通孔のほぼ全長にわたり形成する。加えて、上記板ばねを、その両端部を上記貫通孔から筒軸方向にそれぞれ突出して自由端を形成し、その両突出端である各自由端によりマスを構成するものである。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、内筒体及び外筒体の内、当接面が形成されている側に位置する筒体の周面の凸部と対応する位置に凹部を形成し、これにより、上記当接面と凹部との間のゴム弾性体部の振動入力方向の厚みが他よりも分厚くなるようにする構成とするものである。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、当接面が形成されている側のゴム弾性体部に、凸部と対応する筒軸方向範囲に上記凸部の突出方向に凹となる凹部を形成する。そして、この凹部を挟む筒軸方向両側位置に板ばねと当接する一対の当接部を形成する構成とするものである。
【0008】
請求項4記載の発明は、筒軸を振動入力方向に直交する方向に向けて配置され振動発生源または振動受部の一方の側に接続される内筒体と、この内筒体の外周囲を囲むよう配置され上記振動発生源または振動受部の他方の側に接続される外筒体と、この外筒体と上記内筒体とを互いに連結するゴム弾性体とを備えたものを前提とする。このものにおいて、上記振動入力方向に相対向する内筒体と外筒体との間を上記筒軸に平行に貫通する貫通空所と、この貫通空所を貫通して上記貫通空所の両外側方に突出するように配置された板ばねとを設ける。そして、上記板ばねを振動入力方向両側から挟む内筒体側に筒軸方向中間位置で板ばね側に突出して当接する凸部を形成する一方、外筒体側に上記凸部の筒軸方向両側範囲に拡がり上記板ばねに当接して支持するように板ばね側に突出するゴム弾性支持体を形成して、このゴム弾性支持体の内部であって上記凸部の振動入力方向に対して前方側に相当する部位に振動荷重を受けて変形する流体室を形成する。加えて、上記板ばねを、その両端部を上記貫通空所から筒軸方向にそれぞれ突出させて自由端を形成し、その両突出端である各自由端によりマスを構成するものである。
【0009】
請求項5記載の発明は、筒軸を振動入力方向に直交する方向に向けて配置され振動発生源または振動受部の一方の側に接続される内筒体と、この内筒体の外周囲を囲むよう配置され上記振動発生源または振動受部の他方の側に接続される外筒体と、この外筒体と上記内筒体とを互いに連結するゴム弾性体とを備えたものを前提とする。このものにおいて、上記振動入力方向に相対向する内筒体と外筒体との間のゴム弾性体を上記筒軸に平行に貫通する貫通空所と、この貫通空所を筒軸方向に貫通して上記貫通空所の両外側方に突出するように配置されると共に、その中央部が内筒体側へ凸になるように側面視で略ハット形に屈曲形成された板ばねと、この板ばねの上記貫通空所から突出する両突出片部を支持する一対のゴム弾性支持体と、上記外筒体に取付けられ筒軸方向両外側方に突出して上記一対のゴム弾性支持体を支持する一対のブラケットとを設ける。そして、上記板ばねを、その中央部が貫通空所内において内外筒体間の振動入力方向への相対変位により内筒体側もしくは外筒体側から振動荷重を受けるように位置付けるとともに、その両端部を上記各ゴム弾性支持体による支持位置からさらに突出させて自由端を形成し、その両突出端である各自由端自体の質量によりマスを構成するものである。
【0010】
また、請求項6記載の発明は、請求項1、請求項4、または、請求項5のいずれかに記載の発明において、板ばねの突出端に、追加マスを固定する構成とするものである。
【0011】
【作用】
上記の構成により、請求項1記載の発明では、内筒体もしくは外筒体から振動入力方向に振動が入力すると、内外筒体間のゴム弾性体が圧縮され貫通孔内の板ばねの中間位置に対して凸部が強く押し付けられて板ばねの中間位置が当接面側のゴム弾性体部側に撓ませられる一方、上記凸部の形成位置以外の筒軸方向の両側部の当接面は上記圧縮の影響を殆ど受けずに上記板ばねの中間位置以外の両側部を相対変位させることなく元の位置を保つため、上記板ばねがその中間位置で曲げられることになる。そして、上記凸部により板ばねの中間位置が撓ませられて曲げられたり、これが逆に復元したりすることにより、上記板ばねのマスを構成する両突出端が振動入力方向に振動し、上記入力振動に対する振動抑制作用が発揮される。また、内筒体側もしくは外筒体側から作用する静荷重や動荷重が内外筒体間の中実のゴム弾性体により支持されるため、比較的重度の静荷重や動荷重に対して上記ゴム弾性体により対抗しつつ、板ばね及びマスによる振動抑制作用を得ることが可能となる。
【0012】
請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の発明による作用に加えて、板ばねの中間位置を押圧する凸部と相対向する側のゴム弾性体部の振動入力方向厚みが筒体の周面に形成された凹部の深さに相当する分だけ分厚くなり、振動入力に伴い凸部の押付けによる上記ゴム弾性体部の凹み量がそれだけ大きくなる。これに対応して、上記凸部の押付けによる板ばねの中間位置の曲げ撓み度合いが大きくなって、マスを構成する板ばねの各突出端の振動促進、確実化が図られる。
【0013】
請求項3記載の発明では、上記請求項1記載の発明による作用に加えて、内筒体もしくは外筒体からの振動入力によるゴム弾性体の圧縮により、凸部が板ばねの中間位置を凹部側に相対変位させ、一対の当接部が上記板ばねの両側位置を中間位置とは逆側の振動入力方向に相対変位させることになり、板ばねの中間位置と両側位置とが振動入力方向両側から互いに逆向きの作用荷重を受ける。このため、板ばねが確実に曲げ負荷を受けてマスを構成する各突出端の振動促進が図られ、振動抑制作用の確実化が図られる。
【0014】
請求項4記載の発明では、内外筒体間に振動が入力すると、その振動荷重によりゴム弾性体が変形して内筒体が外筒体に対して振動入力方向に相対変位し、その内筒体側に形成された凸部が板ばねの中間位置を押すことになる。この際、上記板ばねは外筒体側に形成されて上記中間位置を挟んで筒軸方向両側範囲に拡がるゴム弾性支持体により支持されている上、そのゴム弾性支持体の上記凸部により押される部位には振動荷重を受けて変形する流体室が形成されているため、上記凸部による押付けにより上記流体室が変形する結果、板ばねの両側位置が支持された状態で中間位置が押し曲げられる。これにより、板ばねの各突出端が振動入力方向に相対変位して振動し、入力振動に対する振動抑制作用を発揮する。そして、本請求項記載の発明の場合も、内筒体側もしくは外筒体側から作用する静荷重や動荷重が内外筒体間のゴム弾性体により支持されるため、請求項1記載の発明と同様に、比較的重度の静荷重や動荷重に対して上記ゴム弾性体により対抗しつつ、板ばね及びマスによる振動抑制作用を得ることが可能となる。
【0015】
請求項5記載の発明では、内外筒体間に振動が入力すると、内外筒体間が振動入力方向に相対移動し、その中央部が内筒体側へ凸になるように側面視で略ハット形に屈曲形成され、一対のゴム弾性支持体により突出片部を支持された貫通空所内の板ばねの中央部に内筒体側もしく外筒体側のゴム弾性体が当りその板ばねに曲げ負荷が作用する。これにより、上記各ゴム弾性支持体の支持位置より外側の各突出端が入力振動と逆向きに相対変位して振動し、その入力振動に対する振動抑制作用が発揮される。従って、請求項1記載の発明と同様に、比較的重度の静荷重や動荷重に対して上記ゴム弾性体により対抗しつつ、板ばね及びマスによる振動抑制作用を得ることが可能となる。
【0016】
また、請求項6記載の発明では、請求項1、請求項4、または、請求項5記載の発明による作用に加えて、板ばねの突出端に追加マスが固定されているため、この追加マスの質量調整により振動抑制効果の発揮される周波数域を防振用途に応じて変更設定することが容易に可能となる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1参考例
図1〜図3は、本発明の第1参考例に係る防振マウントを示すものである。同図において、1は筒軸Xを振動入力方向(各図面の上下方向;以下、便宜上、上下方向ともいう)に直交する方向(図1の右斜め下り方向、図2の紙面に直交する方向、図3の左右方向)に向けて配置された内筒体、2はこの内筒体1の外周囲を囲むように配置された外筒体、3は内筒体1の外周面と外筒体2の内周面とを互いに連結するゴム弾性体、4は上記振動入力方向に直交する方向であって上記筒軸Xにも直交する方向(図1の左斜め下り方向、図2の左右方向、図3の紙面に直交する方向;以下、便宜上、左右方向ともいう)に向けて配置された板ばね、5,5はこの板ばね4を支持する一対のゴム弾性支持体である。
【0018】
上記内筒体1は内部に挿通された図示省略のボルトによって振動発生源側の例えばエンジン側に接続され、また、上記外筒体2は図示省略のブラケットを介して振動受部側の例えば車体に接続されるようになっている。
【0019】
上記ゴム弾性体3は、内筒体1から側面視でハの字状に左右斜め下方に延びて外筒体2の内周面に連結されており、上記内筒体1から相対的に下方に作用する静荷重に対抗しつつ上下方向に入力する振動荷重に対し防振作用を果たす主ばねを構成している。
【0020】
上記内筒体1の端部は、その一端側が外筒体2よりも所定寸法さらに突出して突出端部1aを形成しており、また、上記外筒体2の端部には、上記突出端部1aの下方の所定周範囲の端縁部分が上記突出端部1aと同側に突出して突出端縁部2aを形成している。
【0021】
上記板ばね4は下向きに凸となるようにわずかに湾曲され上記突出端部1aの下側位置を横切って左右方向両側に延びるように位置付けられており、この板ばね4の中央部4a上面と上記突出端部1aとがゴム弾性部材6を介して互いに加硫接着されている。また、上記中央部4aを挟んで左右方向両側部位の板ばね4の下面には上記各ゴム弾性支持体5の上端が連結され、この各ゴム弾性支持体5の下端が上記突出端縁部2aの左右両側部位に連結されて、この一対のゴム弾性支持体5,5によって上記板ばね4の両側部位を弾性支持するようになっている。そして、この板ばね4の両端は上記各ゴム弾性支持体5による支持位置よりもさらに左右両外側に突出されて自由端とされこの両突出端4b,4bにそれぞれマス7が固定されている。
【0022】
このような構成の第1参考例をエンジンマウントとして用いる場合、上記のごとく、内筒体1をエンジン側に、外筒体2を車体側にそれぞれ接続する。
【0023】
そして、上記内筒体1から上下方向に振動が入力すると、その振動荷重に応じてゴム弾性体3が弾性変形し、このゴム弾性体3に基づいて防振が行われる。これと同時に、上記の弾性変形に伴い内筒体1が上下方向に相対変位するため、その突出端部1aと連結された板ばね4の中央部4aも上下方向に相対変位することになり、この板ばね4が一対のゴム弾性支持体5,5の連結された両側位置を支持点として曲げられることになる。これと共に、上記中央部4aに作用する曲げ負荷に応じて両側の各ゴム弾性支持体5も弾性変形し、上記板ばね4の両突出端4b,4bの各マス7が上記入力振動の向きと逆向きに相対変位して振動することになり、この結果、上記の入力振動に対する振動抑制効果を得ることができる。
【0024】
従って、本第1参考例によれば、内筒体1側もしくは外筒体2側から作用する比較的重度の静荷重や動荷重に対してはゴム弾性体3により対抗しつつ、板ばね4びマス7により入力振動に対する振動抑制効果を得ることができる。
第1参考例に係る他の態様例>
図4及び図5は上記の第1参考例に係る他の態様例を示すものであり、内筒体1′を囲むように配置した中間筒体8をさらに外筒体2′によって囲んで多重筒と成したものである。
【0025】
本態様例では、上記内筒体1′と中間筒体8とが側面視でハの字状に延びるゴム弾性体3′によって互いに連結され、上記中間筒体8と外筒体2′とが両者8,2′間に密実に充填された他のゴム弾性体9によって互いに連結されている。
【0026】
上記内筒体1′の両端がそれぞれ突出されて突出端部1a′,1a′とされるとともに、上記中間筒体8の両端の下縁が所定周範囲にわたり突出されて突出端縁部8a,8aが形成されている。そして、上記両突出端部1a′,1a′にそれぞれ板ばね4′の中央部4a′がゴム弾性部材6′によって連結され、この各板ばね4′の両側位置を支持するための一対のゴム弾性支持体5′,5′が上記各突出端縁部8aに連結されている。なお、同図中7′は上記各板ばね4′の両突出端4b′にそれぞれ固定されたマスである。
【0027】
この態様例の場合、第1参考例の場合と同様に、内筒体1′から入力する上下方向振動に応じてゴム弾性体3′が弾性変形し、このゴム弾性体3′に基づいて防振が行われるとともに、内筒体1′の上下方向への相対変位により各突出端部1a′と共に各板ばね4′の中央部4a′も上下方向に相対変位して各板ばね4′が一対のゴム弾性支持体5′,5′間で曲げられる。その結果、上記各板ばね4′の両突出端4b′,4b′の各マス7′が上記入力振動の向きと逆向きに相対変位して振動し、上記の入力振動に対する振動抑制効果を得ることができる。従って、本態様例によれば、内筒体1′と外筒体2′との間に中間筒体8及びゴム弾性体9を介装して防振マウント自体の剛性を高めたものにおいても、中間筒体8の端縁を部分的に突出させた突出端縁部8aと内筒体1′の突出端部1a′との間に板ばね4′を介装することにより、その板ばね4′及びマス7′による振動抑制効果を得ることができるものである。
第1実施例
図6及び図7は本発明の第1実施例に係る防振マウントを示しており、本第1実施例請求項1記載の発明に係るものである。同図において、11は筒軸Xを振動入力方向(各図面の上下方向;以下、便宜上、上下方向ともいう)に直交する方向(図6の左斜め下り方向、図7の左右方向)に向けて配置された内筒体、12はこの内筒体11の外周囲を囲むように配置された外筒体、13は内筒体11の外周面と外筒体12の内周面との間に中実に介装されて両者11,12を互いに連結する厚肉円筒状のゴム弾性体、14はこのゴム弾性体13を上記筒軸Xに平行に貫通するように配設された板ばね、15,15はこの板ばね14の両突出端14b,14bに固定されたマスである。
【0028】
上記ゴム弾性体13には、貫通孔16が筒軸Xに平行に貫通するように形成されており、この貫通孔16内に上記板ばね14が貫通して両側にそれぞれ所定寸法突出するように配置されている。上記貫通孔16は内筒体11の上側部位であって内筒体11と外筒体12との間の上下方向中間位置にほぼ矩形の断面形状をもって延びるように形成されており、上下方向の相対向面16a,16bの上下間隔が上記板ばね14の中央部14aを支点として両突出端14b,14bの上下方向への振動を許容し得る程度に設定されている。そして、下側相対向面16bの筒軸X方向中央位置には上方に突出する凸部16cが形成され、この凸部16cにより上記板ばね14の中央部14aが押し上げられてその板ばね14の上面14cが上側相対向面16aに当接した状態で保持されるようになっている。つまり、上記板ばね14は上記凸部16cと上側相対向面16aとにより両者16c,16a間に挟み込まれた状態になっている。
【0029】
なお、上記板ばね14は、マス15を固定する前にその一方の突出端14bから貫通孔16に圧入し、貫通後に上記一方の突出端14bにマス15を固定するようにすればよい。
【0030】
そして、このような第1実施例をエンジンマウントとして用いる場合には、第1参考例と同様に、内筒体11がエンジン側に、外筒体12が車体側にそれぞれ接続される。
【0031】
この場合において、上記内筒体11側から上下方向に振動が入力すると、その振動荷重に応じてゴム弾性体13が弾性変形して内筒体11が上下方向に相対変位し、このゴム弾性体13に基づいて防振が行われる。この際、上記内筒体11の上方への相対変位によるゴム弾性体13の弾性変形に伴い貫通孔16の上下間隔が狭くなり凸部16cが板ばね14の中央部14aを上側相対向面16a側に押圧するため、その中央部14aが上側相対向面16aを形成する外筒体12側のゴム弾性体部13a側にめり込むことになる。一方、このゴム弾性体部13aの上側相対向面16aの筒軸X方向両側部位は上記弾性変形の影響を殆ど受けず、上記板ばね14の上面14cは相対変位することなくほぼ同一位置に保持されている。このため、上記板ばね14は上記中央部14aで曲げを受け、両突出端14b,14bの各マス15は下方に相対変位し、逆に上記内筒体11の下方変位に伴い上記板ばね14が復元して上記各マス15が上方に相対変位して、入力振動と逆向きに振動することになる。この結果、上記の入力振動に対する振動抑制効果を得ることができる。
【0032】
従って、本第1実施例は、第1参考例と同様に、内筒体11側もしくは外筒体12側から作用する比較的重度の静荷重や動荷重に対してはゴム弾性体13により対抗しつつ、板ばね14びマス15により入力振動に対する振動抑制効果を得ることができるものであり、特に、中実のゴム弾性体13を用いたものであるため、重荷重の防振用途に好適である。
第2実施例
図8は本発明の第2実施例に係る防振マウントを示しており、本第2実施例請求項2記載の発明に係るものである。
【0033】
第2実施例は上記の第1実施例とほぼ同様の構成を有しており、図8において、21は筒軸Xを振動入力方向(同図の上下方向)に直交する方向(同図の左右方向)に向けて配置された内筒体、22はこの内筒体21の外周囲を囲むように配置された外筒体、23は内筒体21の外周面と外筒体22の内周面との間に中実に介装されて両者21,22を互いに連結する厚肉円筒状のゴム弾性体である。また、24はこのゴム弾性体23の第1実施例と同様位置に形成された貫通孔であり、この貫通孔24には板ばね25が貫通して両側にそれぞれ所定寸法突出するように配置され、その突出端25b,25bにはそれぞれマス26が固定されている。
【0034】
上記貫通孔24を構成する上下の相対向面24a,24bの内、下側の相対向面24bは上記板ばね25の下面が当接するよう平面形状に形成される一方、上側の相対向面24aの筒軸X方向中央部の所定範囲には下向きに突出して板ばね25の中央部25aに当接する凸部24cが形成され、この凸部24cの先端と上記下側の相対向面24bとによって上記板ばね25が挟み込まれて保持されるようになっている。また、上記内筒体21の筒軸X方向中央部の外周面には、上記凸部24cの形成範囲と対応する範囲に凹部21aがスエージング加工等の手段により形成されており、板ばね25を挟んで上記凸部24cの突出方向前方側のゴム弾性体23である内筒体21側のゴム弾性体部23aの厚みが上記凹部21aの深さ分だけ他部よりも分厚くされている。なお、図8中、24d,24dは上側相対向面24aの筒軸X方向両側端部に形成されたテーパ部であり、この各テーパ部24dにより板ばね25の各突出端25b側の上下方向振動がよりフリーな状態で行い得るようになっている。
【0035】
第2実施例をエンジンマウントとして用いる場合には、第1参考例と同様に、内筒体21がエンジン側に、外筒体22が車体側にそれぞれ接続される。そして、上記内筒体21側から上下方向に振動が入力すると、その振動荷重に応じてゴム弾性体23が弾性変形して内筒体21が上下方向に相対変位し、このゴム弾性体23に基づいて防振が行われる。
【0036】
そして、上記内筒体21の上方への相対変位により板ばね25が相対的に上方に押し上げられる一方、その板ばね25の中央部25aが凸部24cにより相対的に下方に強く押されるため、上記中央部25aが下向きに、両突出端25b,25b側が上向きに曲げを受け両マス26,26が上方に相対変位する。そして、逆に上記内筒体21の下方への相対変位により上記板ばね25が復元して上記両マス26,26が逆方向に相対変位し、これらが繰り返されて両マス26,26が上下方向に振動する。この際、上記中央部25aが押される側のゴム弾性体部23aが内筒体21の凹部21aの深さに相当する分だけ分厚くなっているため、上記中央部25aの内筒体21側への凹み量がそれだけ大きくなり、これに対応して、上記凸部24cの押付けによる上記中央部25aの曲げ撓み度合いが大きくなって、両マス26,26の振動の促進並びに確実化を図ることができる。
【0037】
従って、本第2実施例は、第1参考例と同様に、内筒体21側もしくは外筒体22側から作用する比較的重度の静荷重や動荷重に対してはゴム弾性体23により対抗しつつ、板ばね25びマス26により入力振動に対する振動抑制効果を得ることができるものであり、特に、第1実施例と同様の中実のゴム弾性体23を用いつつも、第1実施例よりも上記マス26の振動を促進して振動抑制作用の確実化を図ることができるものである。
第3実施例
図9及び図10は本発明の第3実施例を示しており、本第3実施例請求項3記載の発明に係るものである。
【0038】
同図において、31は筒軸Xを振動入力方向(各図の上下方向)に直交する方向(図9の左右方向、図10の紙面に直交する方向)に向けて配置された内筒体、32はこの内筒体31の外周囲を囲むように配置された外筒体、33は内筒体31の外周面に沿って環状に加硫接着された内筒体側ゴム弾性体、34は外筒体32の内周面に沿って環状に加硫接着された外筒体側ゴム弾性体、35は両ゴム弾性体33,34間に筒軸X方向に配置されて両側にそれぞれ所定寸法突出する板ばね、36,36はその板ばね35の両突出端35b,35bにそれぞれ固定されたマスである。
【0039】
上記内筒体側ゴム弾性体33には、その筒軸X方向両側位置に外周方向に突出して横断面形状が六角形(図10参照)の一対の膨出部33a,33aが形成され、この両膨出部33a,33a間の筒軸X方向中央位置の周囲に凹溝33bが形成され、また、上記内筒体31の左右両側位置に筒軸X方向にわたり左右両側方に突出する一対の翼部33c,33cが形成されている。そして、上記一対の膨出部33a,33aによって請求項3に記載の「一対の当接部」が構成され、上記凹溝33bによって「凹部」が構成されている。
【0040】
また、上記外筒体側ゴム弾性体34は、筒軸Xに沿って上記両膨出部33a,33aの横断面形状に対応する空洞34aが形成されるとともに、左右両側位置に上記各翼部33cが内嵌し得る一対の嵌合溝34b,34bが形成されている。また、上記空洞34aを構成する内周面の内の下向き面が上側の「相対向面」とされ、この下向き面がその筒軸X方向中央位置で下向きに凸となる曲面とされ、これにより、凸部34cが形成されている。そして、上記各膨出部33aが上記空洞部34aに、上記各翼部33cが上記各嵌合溝34bにそれぞれ内嵌されるとともに、この内嵌の際に板ばね35が上記凸部34cと内筒体側ゴム弾性体33との間に挟み込まれ、この板ばね35の中央部35a上面が上記凸部34cに、その板ばね35の両側位置が上記各膨出部33aの上向き面(下側の「相対向面」)にそれぞれ当接した状態となっている。
【0041】
なお、本第3実施例をエンジンマウントとして用いる場合も、他の実施例と同様に、内筒体31をエンジン側に、外筒体32を車体側にそれぞれ接続すればよい。
【0042】
この第3実施例の場合、内筒体31もしくは外筒体32から上下方向に振動が入力すると、内筒体側ゴム弾性体33の両膨出部33a,33a及び外筒体側ゴム弾性体34が変形して内筒体31が上下方向に相対変位する。この内筒体31の上方への相対変位に伴い、凸部34cが板ばね35の中央部35aを下向きに押し付けて下方の凹溝33b側に相対変位させ、一対の膨出部33a,33aが上記板ばね35の両側位置を上向きに押し付けて上方に相対変位させることになり、板ばね35が確実に曲げられる。このため、板ばね35の両突出端35b,35bが上下方向に相対変位して各マス36が上下方向に振動し、上記入力振動に対して振動抑制効果を発揮する。
【0043】
従って、本第3実施例も、第1参考例と同様に、内筒体31側もしくは外筒体32側から作用する比較的重度の静荷重や動荷重に対しては両側のゴム弾性体33,34により対抗しつつ、板ばね35及びマス36により入力振動に対する振動抑制効果を得ることができるものであり、特に、振動入力により板ばね35の中央部35aとその両側位置とが互いに逆方向の作用荷重を受けて上記板ばね35が確実に曲げられるため、各マス36の振動の促進を図ることができ、振動抑制効果を確実に得ることができる。
第4実施例
図11及び図12は本発明の第4実施例を示しており、本第4実施例請求項4記載の発明に係るものである。
【0044】
同図において、41は筒軸Xを振動入力方向(各図の上下方向)に直交する方向(図11の左右方向、図12の紙面に直交する方向)に向けて配置された内筒体、42はこの内筒体41の外周囲を囲むように配置された外筒体、43は内筒体41の外周面と外筒体42の内周面とを互いに連結するゴム弾性体、44は上記内筒体41及び外筒体42の両者間であって内筒体41の下方位置に筒軸Xに平行に配置されて両側にそれぞれ所定寸法突出する板ばね、45,45はその板ばね44の両突出端44b,44bにそれぞれ固定されたマスである。
【0045】
上記内筒体41の筒軸X方向中央位置の外周面には上下方向に突出する凸部としてのストッパー部材46が固定されており、上記ゴム弾性体43はこのストッパー部材46を含み上記内筒体41から左右両側にハの字状に延び外筒体42の内周面側位置に配設された補強筒体47を介して外筒体42の内周面に連結されている。そして、上記ゴム弾性体43は、本防振マウントをエンジンマウントとして用いる場合に、そのエンジン側自重の内筒体41への載荷により弾性変形して上記ストッパー部材46の下端が後述の板ばね44の中央部44aに当接するように、その弾性係数が設定されている。
【0046】
上記内筒体41と外筒体42との間には、上記ゴム弾性体43によって上下に区画された上側貫通空所48aと下側貫通空所48bとが形成され、この下側貫通空所48b内の外筒体42には筒軸X方向に拡がり上方に突出するゴム弾性支持体49が加硫接着されて、このゴム弾性支持体49の上面に板ばね44が密着した状態で保持されている。そして、このゴム弾性支持体49内には空気等の流体(必要に応じて液体)が充填された流体室50が補強筒体47の窓部47aを貫通して外筒体42の内周面との間に画成されており、この流体室50を画成する左右方向の両側壁49a,49aと上壁49bとが薄肉とされて荷重が作用した際に撓んで上記流体室50を変形するようにされている一方、筒軸X方向両側壁49c,49cが厚肉とされて上記板ばね44の両側位置を上下方向に弾性支持するようになっている。
【0047】
なお、本第4実施例をエンジンマウントとして用いる場合も、他の実施例と同様に、内筒体41をエンジン側に、外筒体42を車体側にそれぞれ接続すればよい。そして、このエンジン側自重が上記内筒体41に載荷されることにより、ゴム弾性体43が弾性変形してストッパー部材46の下端が板ばね44の中央部44a上面に当接した状態になる。
【0048】
この第4実施例の場合、内筒体41もしくは外筒体42から上下方向に振動が入力すると、ゴム弾性体43が弾性変形して内筒体41が上下方向に相対変位し、ストッパー部材46の下端部が板ばね44の中央部44aを下方のゴム弾性支持体49側に押し付けることになる。この押付けによる流体室50の内圧を受けて両側壁49a,49aが膨み出すとともに上壁49bが下方に撓み、上記板ばね44の中央部44aを下方に相対変位させる一方、その板ばね44の両側位置が両側壁49c,49cに支持されてその相対位置が保たれる。このため、上記板ばね44がその両側位置で支持された状態で中央部44a位置が押し曲げられて両側の各マス45が上下方向に入力振動とは逆向きに相対変位して振動することになり、これにより、上記入力振動に対する振動抑制作用が発揮される。
【0049】
従って、本第4実施例の場合も、第1参考例と同様に、内筒体41側もしくは外筒体42側から作用する比較的重度の静荷重や動荷重に対しては両側のゴム弾性体43により対抗しつつ、板ばね44及びマス45により入力振動に対する振動抑制効果を得ることができるものであり、特に、流体室50内の流体と、これを封入しているゴム弾性支持体49の両側壁49a,49a及び上壁49bとによって上記板ばね44を弾性支持しているため、板ばね44の振動をより滑らかにすることができる。
第5実施例
図13及び図14は本発明の第5実施例を示しており、本第5実施例請求項5記載の発明に係るものである。
【0050】
同図において、51は筒軸Xを振動入力方向(各図の上下方向)に直交する方向(図13の紙面に直交する方向、図14の左右方向)に向けて配置された内筒体、52はこの内筒体51の外周囲を囲むように配置された外筒体、53は内筒体51の外周面と外筒体52の内周面とを互いに連結するゴム弾性体、54は上記内筒体51及び外筒体52の両者間であって内筒体51の下方位置に筒軸Xに平行に配置されて両側にそれぞれ所定寸法突出する板ばね、55,55はその板ばね54の両突出片部54b,54bに連結されてそれらを外筒体42側に対して弾性支持する一対のゴム弾性支持体、56,56は上記両突出片部54b,54bの各突出端54c位置に固定された一対のマスである。
【0051】
上記外筒体52の下部には振動受部側もしくは振動発生源側に連結するためのメインブラケット57が取付けられており、このメインブラケット57には上記筒軸X方向両側位置から両外側に突出する一対のアーム状のブラケット58,58が取付けられている。そして、この各ブラケット58により上記各ゴム弾性支持体55の下端が支持されている。
【0052】
上記ゴム弾性体53は、上記内筒体51の外周面を覆いこの内筒体51から左右両側にハの字状に延び外筒体52の内周面に連結された主弾性体部53aと、上記内筒体51の上下方向に厚肉とされて所定量突出する凸部53b,53bと、上記各凸部53bと上下方向に相対向する外筒体52の上下部位置に形成された緩衝部53c,53cとから構成されている。上記主弾性体部53aは、本防振マウントをエンジンマウントとして用いる場合に、そのエンジン側自重の内筒体51への載荷により弾性変形して上記下側凸部53bが後述の板ばね54の中央部54aに当接するように、その弾性係数が設定されている。そして、上記主弾性体部53aによって内筒体51と外筒体52との間が区画されており、上側貫通空所59aが上側凸部53bと上側緩衝部53bとの間に、下側貫通空所59bが下側凸部53bと下側緩衝部53bとの間にそれぞれ筒軸X方向に貫通するように形成されている。
【0053】
上記板ばね54は、その中央部54aが上方に凸になるように側面視で略ハット形に屈曲形成されたものである。そして、上記中央部54aが上記下側貫通空所59bの下側凸部53bと下側緩衝部53cとの中間位置を筒軸X方向に横切るように配置され、上記両突出片部54b,54bの下面が下側貫通空所59bの両外側位置で一対のゴム弾性支持体55,55の上端と連結されて弾性支持されている。
【0054】
なお、本第5実施例をエンジンマウントとして用いる場合も、他の実施例と同様に、内筒体51をエンジン側に、外筒体52をブラケット57を介して車体側にそれぞれ接続すればよい。これにより、上記内筒体51にエンジン自重等の静荷重が作用し、これにより、その分、ゴム弾性体53が弾性変形して内筒体51が下方に相対変位し下側凸部53bが板ばね54の中央部54aの上面に当接した状態になる。
【0055】
そして、この第5実施例の場合、上記内筒体51もしくは外筒体52側から上下方向に振動が入力すると、ゴム弾性体53が弾性変形して内筒体51が上下方向に相対変位し、下側凸部53bが板ばね54の中央部54aを下向きに押圧して下方に相対変位させることになる。これに伴い板ばね54の中央部54aが筒軸X方向両側に押し開かれるように曲り、この中央部54aからの作用荷重に応じて両側の弾性支持体55,55が弾性変形し各突出端54cを上方に相対変位させて各マス56を上下方向に上記入力振動と逆向きに振動させることになる。これにより、上記入力振動に対する振動抑制作用が発揮される。
【0056】
従って、本第5実施例の場合も、第1参考例と同様に、内筒体51側もしくは外筒体52側から作用する比較的重度の静荷重や動荷重に対しては両側のゴム弾性体53により対抗しつつ、板ばね54及びマス56により入力振動に対する振動抑制効果を得ることができるものである。
第2参考例
図15及び図16は本発明の第2参考例示すものである
【0057】
同図において、61は筒軸Xを振動入力方向(各図の上下方向)に直交する方向(図15の紙面に直交する方向、図16の左右方向)に向けて配置された内筒体、62はこの内筒体61の外周囲を囲むように配置された外筒体、63は内筒体61の外周面と外筒体62の内周面とを互いに連結するゴム弾性体、64は上記外筒体52の筒軸X方向端部の外側位置において上記振動入力方向に直交する方向であって上記筒軸Xにも直交する方向(図15の左右方向、図16の紙面に直交する方向;以下、便宜上、左右方向ともいう)に向けて配置された板ばねである。
【0058】
上記内筒体61の端部は、上記板ばね64の配置された側が外筒体62よりも所定寸法さらに突出して突出端部61aを形成しており、この突出端部61aの下方位置を横切るように上記板ばね64が配置されている。また、上記外筒体62の下部には振動受部側もしくは振動発生源側に連結するためのメインブラケット65が取付けられており、このメインブラケット65には外筒体62を挟んで左右方向両側に突出する一対のアーム状のブラケット66,67が取付けられている。そして、この一側のブラケット66の先端部に上記板ばね64の一端64aが固定され、上記ブラケット66によってその一端64aを外筒体62側に対して相対的に位置固定する「固定部材」が構成されている。また、他側のブラケット67の先端部にゴム弾性支持体65が立設され、このゴム弾性支持体68の上端に上記板ばね64の中間部64bが支持され、上記ブラケット67によって板ばね64の他端側位置を弾性支持する「支持部材」が構成されている。そして、上記板ばね64は上記中間部64bからさらに突出されて自由端を構成し、この突出端64c位置にマス69が固定されている。
【0059】
上記ゴム弾性体63は、内筒体61から側面視でハの字状に左右斜め下方に延びて外筒体62の内周面に連結されており、上記内筒体61から相対的に下方に作用する静荷重に対抗しつつ上下方向に入力する振動荷重に対し防振作用を果たす主ばねを構成している。そして、本防振マウントをエンジンマウントとして用いる場合に、上記ゴム弾性体63は、エンジン側自重の内筒体61への載荷により弾性変形して上記突出端部61bが上記板ばね64の一端64aと中間部64bとの間の中央位置に当接するように、その弾性係数が設定されている。なお、図中、63a,63aはハの字状に延びる主ばね部、63bは内筒体61から上方に突出するストッパー部、63cは上記内筒体61の下方位置の外筒体62に設けられた緩衝部であり、これら63a,63b,63cは上記ゴム弾性体63として一体に加硫成形されている。
【0060】
第2参考例をエンジンマウントとして用いる場合も、他の実施例と同様に、内筒体61をエンジン側に、外筒体62をブラケット65を介して車体側にそれぞれ接続すればよい。これにより、上記内筒体61にエンジン自重等の静荷重が作用し、これにより、その分、ゴム弾性体63が弾性変形して内筒体61が下方に相対変位し内筒体61の突出端部61aが板ばね64の上面に当接した状態になる。
【0061】
そして、この第2参考例の場合、上記内筒体61もしくは外筒体62側から上下方向に振動が入力すると、ゴム弾性体63が弾性変形して内筒体61が上下方向に相対変位し、その突出端部61aが板ばね64の一端64aと中間部64bとの間の中間位置を下向きに押圧して上記板ばね64を曲げることになる。これに伴いゴム弾性支持体68が弾性変形し突出端64cを上方に相対変位させてマス69を上下方向に上記入力振動と逆向きに振動させることになる。これにより、上記入力振動に対する振動抑制作用が発揮される。
【0062】
従って、本第2参考例の場合も、第1参考例と同様に、内筒体61側もしくは外筒体62側から作用する比較的重度の静荷重や動荷重に対しては両側のゴム弾性体63により対抗しつつ、板ばね64及びマス69により入力振動に対する振動抑制効果を得ることができるものである。
<他の態様例>
なお、本発明は上記第1〜第5実施例、第1参考例及び第2参考例に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含するものである。すなわち、上記第1〜第5実施例、第1参考例及び第2参考例では、板ばね4,4′,14,25,35,44,54,64の各突出端4b,4b′,14b,25b,35b,44b,54c,64cにマス7,7′,15,26,36,45,56,69を固定しているが、これに限らず、上記マス7,…等を省略し、上記各突出端4b,…等の板ばね部分自体の質量で板ばねの自由端に設けるマスを構成するようにしてもよい。従って、上記各実施例におけるマス7,…等は、上記各突出端自体で構成される質量に対し追加する質量(追加マス)としての性格を有し、その追加マスを設けることによりその質量の調整を、上記の板ばね部分のみで質量の調整をする場合よりも容易に行うことができる。
【0063】
上記第1〜第5実施例、第1参考例及び第2参考例では、内筒体1,1′,11,21,31,41,51,61を振動発生源側(例えばエンジン側)に、外筒体2,2′,12,22,32,42,52,62を振動受部側(例えば車体側)にそれぞれ接続しているが、これに限らず、例えば上下を逆にして外筒体2,…等を振動発生源側に、内筒体1,…等を振動受部側にそれぞれ接続してもよい。
【0064】
上記第1〜第5実施例、第1参考例及び第2参考例における板ばね4,…等を金属ばね鋼やステンレス鋼等によって形成するほか、例えばガラス繊維等を配合したプラスチックス等の複合材料によって形成してもよい。特に上記の板ばね4,…等をステンレス鋼によって形成することにより、耐熱性に優れた防振マウントとすることができ、エンジンマウントとして好適に用いることができる。
【0065】
第1参考例において、内筒体1,1′と外筒体2もしくは中間筒体8とを互いに連結するゴム弾性体3,3′を、両筒体間に充填された中実のものにより構成してもよい。
【0066】
第1実施例において、凸部16cを下側相対向面16bに形成しているが、逆に、同様構成の凸部を上側相対向面16aに形成し、下側相対向面16bに板ばね14を当接させるようにしてもよい。
【0067】
第2実施例において、凸部24cを上側相対向面24aに形成し凹部21aを内筒体21側に形成しているが、逆に、同様構成の凸部を下側相対向面24b側に形成し同様構成の凹部を外筒体22の内周面に形成するようにしてもよい。
【0068】
また、第3実施例において、凸部34cを外筒体側ゴム弾性体34に、一対の膨出部(当接部)33a,33aを内筒体側ゴム弾性体33にそれぞれ形成しているが、逆に、同様構成の凸部を内筒体側ゴム弾性体に、同様構成の一対の当接部を外筒体側ゴム弾性体にそれぞれ形成するようにしてもよい。
【0069】
さらに、上記第3実施例では、内筒体側と外筒体側との2つのゴム弾性体33,34とに分けているが、これに限らず、第1もしくは第2実施例のごとく中実の1つのゴム弾性体とし、このゴム弾性体に形成した貫通孔内に、上記の凸部34c、凹部33b、及び、一対の当接部33a,33aと同様構成のものを形成するようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明における防振マウントによれば、内筒体と外筒体とを互いに連結するゴム弾性体に設けた筒軸方向の貫通孔に板ばねを貫通配置させ、この板ばねの中央位置を上記貫通孔の相対向面の一方に設けた凸部により振動入力方向両側から挟み込むようにしているため、振動入力に伴い上記凸部が板ばねの中央位置をゴム弾性体側に撓ませる一方、その板ばねの両側位置が当接面に当接して元の位置を保ち、板ばねをその中央位置で曲げてマスを構成する両突出端を振動入力方向に振動させることができる。これにより、内筒体側もしくは外筒体側から作用する比較的重度の静荷重や動荷重を内外筒体間のゴム弾性体により対抗しつつ、上記の板ばね及びマスによる振動抑制効果を得ることができる。特に、中実のゴム弾性体を用いたものであるため、重荷重の防振用途に好適である。
【0071】
請求項2記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明による効果に加えて、板ばねの中間位置を押圧する凸部と相対向する側のゴム弾性体部の厚みを、筒体の周面に形成した凹部の深さに相当する分だけ分厚くなるようにしているため、振動入力に伴う凸部の押付けによる上記ゴム弾性体部の凹み量をそれだけ大きくすることができ、板ばねの中間位置の曲げ撓み度合いを大きくすることができる。これにより、マスを構成する板ばねの各突出端の振動の促進、確実化を図ることができる。
【0072】
請求項3記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明による効果に加えて、当接面が形成されている側のゴム弾性体部に凸部と相対向する凹部を形成し、この凹部を挟む筒軸方向両側位置に板ばねと当接する一対の当接部を形成しているため、振動入力に伴い凸部が板ばねの中間位置を凹部側に相対変位させる一方、一対の当接部が上記板ばねの両側位置を中間位置とは逆側の振動入力方向に相対変位させることができる。これにより、板ばねに曲げ負荷を確実に与えてマスを構成する各突出端の振動の促進、確実化を図ることができる。
【0073】
請求項4記載の発明によれば、内外筒体間の筒軸に平行な貫通空所を貫通するよう板ばねを配置し、この板ばねを内部に流体室が形成された外筒体側のゴム弾性支持体により支持する一方、内筒体側に形成した凸部を板ばねの中間位置に当接させているため、振動入力に伴い凸部が板ばねの中央位置を押圧しこの押圧により上記流体室が変形する結果、板ばねの両側位置が支持された状態で中間位置を押し曲げることができ、板ばねのマスを構成する各突出端を振動入力方向に相対変位させて振動させることができる。これにより、請求項1記載の発明と同様に、比較的重度の静荷重や動荷重に対して内外筒体間のゴム弾性体により対抗しつつ、上記の板ばね及びマスにより振動抑制効果を得ることができる。
【0074】
請求項5記載の発明によれば、内外筒体間の貫通空所に貫通配置すると共に、その中央部が内筒体側へ凸になるように側面視で略ハット形に屈曲形成された板ばねの両突出片部をそれぞれゴム弾性支持体を介してブラケットにより外筒体側に支持させ、その板ばねを貫通空所内において内外筒体間の振動入力方向への相対変位により内筒体側もしくは外筒体側から振動荷重を受けるように位置付けているため、振動入力に伴い板ばねが上記一対のゴム弾性支持体による両支持位置間で曲げ負荷を受け、上記各ゴム弾性支持体の支持位置より外側のマスを構成する各突出端を入力振動と逆向きに相対変位させて振動させることができる。これにより、請求項1記載の発明と同様に、比較的重度の静荷重や動荷重に対して内外筒体間のゴム弾性体により対抗しつつ、上記の板ばね及びマスにより振動抑制効果を得ることができる。
【0075】
また、請求項6記載の発明によれば、請求項1、請求項4、または、請求項5記載の発明による効果に加えて、板ばねの突出端に追加マスを固定しているため、この追加マスの質量調整により振動抑制効果の発揮される周波数域を防振用途に応じて容易に変更設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1参考例を示す部分斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2のA−A線における断面図である。
【図4】第1参考例の他の態様例の図2相当図である。
【図5】図4のB−B線における断面図である。
【図6】第1実施例の斜視図である。
【図7】図6のものの縦断面図である。
【図8】第2実施例の図7相当図である。
【図9】第3実施例の縦断面図である。
【図10】図9のC−C線における断面図である。
【図11】第4実施例の縦断面図である。
【図12】図11のD−D線における断面図である。
【図13】第5実施例の正面図である。
【図14】図13のE−E線における断面図である。
【図15】第2参考例の正面図である。
【図16】図15のF−F線における断面図である。
【符号の説明】
1,1′,11,21,31,41,51,61 内筒体
1a,1a′,61a 突出端部(内筒体の端部)
2,2′,12,22,32,42,52,62 外筒体
2a,8a 突出端縁部(外筒体の端部)
3,3′,13,23,43,53,63 ゴム弾性体
4,4′,14,25,35,44,54,64 板ばね
4b,4b′,14b,25b 板ばねの突出端(マス)
35b,44b,54c,64c 板ばねの突出端(マス)
5,5′,55,68 ゴム弾性支持体
7,7′,15,26,36,45,56,69 マス(追加マス)
8 中間筒体(外筒体)
16,24 貫通孔
16a,16b,24a,24b 相対向面
16c,24c,34c 凸部
21a 凹部
23a 内筒体側ゴム弾性体部(ゴム弾性体部)
33 内筒体側ゴム弾性体(ゴム弾性体)
33a 膨出部(当接部)
33b 凹溝(凹部)
34 外筒体側ゴム弾性体(ゴム弾性体)
46 ストッパー部材(凸部)
48b,59b 下側貫通空所(貫通空所)
49 ゴム弾性支持体
50 流体室
58 ブラケット
66 ブラケット(固定部材)
67 ブラケット(支持部材)
X 筒軸

Claims (6)

  1. 筒軸を振動入力方向に直交する方向に向けて配置され振動発生源または振動受部の一方の側に接続される内筒体と、この内筒体の外周囲を囲むよう配置され上記振動発生源または振動受部の他方の側に接続される外筒体と、この内筒体の外周面と外筒体の内周面との間に中実に介装されて両者を互いに連結する厚肉円筒状のゴム弾性体とを備えた防振マウントにおいて、
    上記ゴム弾性体の上記内筒体と外筒体との間の振動入力方向中間位置を上記筒軸に平行に延びるよう形成された貫通孔と、この貫通孔を貫通して上記貫通孔の両外側方に突出するように配置された板ばねとを備えており、
    上記貫通孔は、上記板ばねの振動入力方向への振動を許容し得るよう上記板ばねの断面形状よりも大きい断面形状を有し、かつ、上記貫通孔を構成する振動入力方向の相対向面の内、振動入力方向一側の相対向面には筒軸方向中間位置に振動入力方向に突出して上記板ばねを押圧する凸部が形成される一方、振動入力方向他側の相対向面には上記板ばねと当接する当接面が上記貫通孔のほぼ全長にわたり形成されており、
    上記板ばねは、その両端部が上記貫通孔から筒軸方向にそれぞれ突出されて自由端を構成し、その両突出端である各自由端によりマスが構成されていることを特徴とする防振マウント。
  2. 請求項1において、
    内筒体及び外筒体の内、当接面が形成されている側に位置する筒体の周面には凸部と対応する位置に凹部が形成されて、上記当接面と凹部との間のゴム弾性体部の振動入力方向の厚みが他よりも分厚くなるように構成されていることを特徴とする防振マウント。
  3. 請求項1において、
    当接面が形成されている側のゴム弾性体部には、凸部と対応する筒軸方向範囲に上記凸部の突出方向に凹となる凹部が形成されて、この凹部を挟む筒軸方向両側位置に板ばねと当接する一対の当接部が形成されていることを特徴とする防振マウント。
  4. 筒軸を振動入力方向に直交する方向に向けて配置され振動発生源または振動受部の一方の側に接続される内筒体と、この内筒体の外周囲を囲むよう配置され上記振動発生源または振動受部の他方の側に接続される外筒体と、この外筒体と上記内筒体とを互いに連結するゴム弾性体とを備えた防振マウントにおいて、
    上記振動入力方向に相対向する内筒体と外筒体との間を上記筒軸に平行に貫通する貫通空所と、この貫通空所を貫通して上記貫通空所の両外側方に突出するように配置された板ばねとを備えており、
    上記板ばねを振動入力方向両側から挟む内筒体側には筒軸方向中間位置で板ばね側に突出して当接する凸部が形成される一方、外筒体側には上記凸部の筒軸方向両側範囲に拡がり上記板ばねに当接して支持するように板ばね側に突出するゴム弾性支持体が形成され、このゴム弾性支持体の内部であって上記凸部の振動入力方向に対して前方側に相当する部位には振動荷重を受けて変形する流体室が形成されており、
    上記板ばねは、その両端部が上記貫通空所から筒軸方向にそれぞれ突出されて自由端を構成し、その両突出端である各自由端によりマスが構成されていることを特徴とする防振マウント。
  5. 筒軸を振動入力方向に直交する方向に向けて配置され振動発生源または振動受部の一方の側に接続される内筒体と、この内筒体の外周囲を囲むよう配置され上記振動発生源または振動受部の他方の側に接続される外筒体と、この外筒体と上記内筒体とを互いに連結するゴム弾性体とを備えた防振マウントにおいて、
    上記振動入力方向に相対向する内筒体と外筒体との間のゴム弾性体を上記筒軸に平行に貫通する貫通空所と、この貫通空所を筒軸方向に貫通して上記貫通空所の両外側方に突出するように配置されると共に、その中央部が内筒体側へ凸になるように側面視で略ハット形に屈曲形成された板ばねと、この板ばねの上記貫通空所から突出する両突出片部を支持する一対のゴム弾性支持体と、上記外筒体に取付けられ筒軸方向両外側方に突出して上記一対のゴム弾性支持体を支持する一対のブラケットとを備えており、
    上記板ばねは、その中央部が貫通空所内において内外筒体間の振動入力方向への相対変位により内筒体側もしくは外筒体側から振動荷重を受けるように位置付けられるとともに、その両端部が上記各ゴム弾性支持体による支持位置からさらに突出されて自由端を構成し、その両突出端である各自由端自体の質量によりマスが構成されていることを特徴とする防振マウント。
  6. 請求項1、請求項4、または、請求項5のいずれかにおいて、
    板ばねの突出端には、追加マスが固定されていることを特徴とする防振マウント。
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