JP3578870B2 - 貨幣入出金機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は貨幣入出金機に係り、特にPOSレジスタ等に接続して使用する硬貨入出金機や紙幣入出金機で貨幣の補充機能を有する貨幣入出金機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、POSレジスタ等に接続して貨幣の入出金処理を行う機械として例えば特開平6−274743号公報に示される紙幣入出金機および硬貨入出金機がある。
【0003】
この紙幣入出金機は、図7に略示断面を示すように、機体201に入金紙幣を投入する入金口202と、出金紙幣および入金リジェクト紙幣を払い出す出金・リジェクト口203と、入金紙幣の金種、真偽等を識別する入金識別部204と、出金紙幣の2枚重なり等を判別する出金判別部205と、入金紙幣のうち釣銭紙幣となり得る千円・五千円紙幣を収納し、かつ釣銭紙幣として繰出し可能な還流スタッカ206、206と、入金紙幣のうち釣銭紙幣とはなり得ない万円紙幣および還流スタッカ206、206から送り出された千円・五千円紙幣のうち2枚重なり紙幣等と判別された出金リジェクト紙幣を収納する収納スタッカ207と、上記各部にわたって紙幣を搬送する搬送手段208と、POSレジスタ209からの指令に基づいて入金または出金処理を行わせる制御部200とを有するものであり、また硬貨の入出金機についても、出金時における判別手段である出金判別部がないだけで他は紙幣入出金機と同様の構成となっている。
【0004】
精算処理の手順としては、POSレジスタ209により購入商品の登録がなされ、購入商品の合計金額が表示部に表示されると、レジ係員がその金額を顧客に伝え、顧客から現金を受取るとその現金が正常なものか否かを確認したうえで顧客から見える箇所に保持させたままPOSレジスタ209に受取金額をキー入力する。
【0005】
これによりPOSレジスタ209が購入商品の合計金額とキー入力された受取金額とから釣銭を算出し、釣銭を要する場合には紙幣入出金機および硬貨入出金機に釣銭投出指令が出され、釣銭の出金が行われる。そしてレジ係員がその釣銭を顧客に手渡した時点でその顧客との精算処理が完了し、顧客はレジから立去る。
【0006】
一方、レジ係員は、顧客から受取って顧客の見える箇所に保持させておいた現金を紙幣と硬貨とに仕分けしてそれぞれの入出金機に投入することにより各入出金機が入金処理を行って終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに上記従来の貨幣入出金機では、例えばレジ係員が正常な紙幣であることを確認して受取ったものであっても、紙幣の汚れや疲労度合い、あるいは取込み時の斜行や重なり等によって識別することができずにリジェクト紙幣として出金・リジェクト口へ返却されるので出金・リジェクト口に返却された紙幣をレジ係員が再度入金口へ投入して入金処理を繰返し行わなければならず、またどうしても入金することができない紙幣等は別の保管庫へ収納して保管しなければならなかった。
【0008】
そのため紙幣の入金中にリジェクト紙幣が発生した場合には入金処理に著しく手間どることになり、次の顧客の精算処理に移ることができず、迅速な精算処理を妨げてレジが混雑する原因となっている。
【0009】
また、入金することができない紙幣を別の保管庫に収納して保管するようにする場合は、その保管庫を別途管理しなければならず、レジ係員の負担が増すという問題があった。
【0010】
そこで入金リジェクト貨幣を返却せずに機内に収納保管するようにしたところ、前述の精算処理時の渋滞やレジ係員の負担増といった問題点が解消されることに想到した。
【0011】
しかし上記の構成を採用すると、業務の開始時や貨幣が不足した場合に貨幣を入金口から補充するとき、2枚重ね繰出しや斜行繰出し、連鎖繰出し等の繰出し不良の要因により補充すべき貨幣が正常貨幣収納部へは補充されずに繰出しのできないリジェクト貨幣収納部に収納保管されてしまい、その結果補充貨幣を活用することができなくなって資金運用が悪くなるという新たな問題点が発生した。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、通常処理時には入金リジェクト貨幣も機内に取り込むようにして、迅速な精算処理を可能とし、補充時にはリジェクト貨幣を返却して再補充操作を行えるようにして有効な資金運用を可能とすることを課題としてなされたもので、その解決手段として本発明では、入金口に投入された貨幣を1枚ずつ繰込んで正常貨幣か否かを判別し、正常と判別された貨幣についてはその金種を識別し、複数の収納部へ分類収納するとともに、少なくとも一つの収納部から貨幣を繰出して正常に繰出された貨幣のみを出金口へ投出するようにした貨幣入出金機において、正常貨幣を収納する複数の正常貨幣収納部と、レジ係員によって確認済みであるにも拘わらず金種を識別できなかった貨幣を収納するリジェクト貨幣収納部と、通常の入出金処理を行う通常モードと前記正常貨幣収納部へ貨幣を補充する補充モードとを切換えるモード切換え手段と、前記通常モード時に機能し前記入金口に投入された貨幣のうちの正常貨幣を前記正常貨幣収納部へ収納し、レジ係員によって確認済みであるにも拘わらず金種を識別できなかった貨幣を前記リジェクト貨幣収納部へ収納するよう制御する入金制御部と、前記補充モード時に機能し前記入金口に投入された貨幣のうちの正常貨幣を前記正常貨幣収納部へ収納し、金種を識別できなかった貨幣を前記出金口へ返却するよう制御する補充制御部と、を具備せしめたことにある。
【0013】
前記通常モード時に機能し正常貨幣収納部から正常に繰出された貨幣を出金口へ投出し、正常に繰出されなかった貨幣を前記リジェクト貨幣収納部へ収納させる出金制御部を有する構成としたことを請求項2とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して説明する。
【0015】
図1(A)は本発明の一実施形態の外観を示すもので、この実施形態では、レジ台1の一側に紙幣入出金機2が、他側の上部位置に硬貨入出金機3が配置され、レジ台1の上面にはPOSレジスタ4が配置されるようになっていて、スーパーマーケット等の販売店のレジ精算所において使用する形態とした場合を示している。
【0016】
上記紙幣入出金機2は、機体2Aに対し前面側に引出し可能とされる処理ユニット2Bを有し、その上部前側に位置して開口する紙幣入金口5と、その直下位置に開口する紙幣出金口6と、テンキータイプの操作部7と、その表示部8と、紙幣入出金機2の前扉9の開閉および後述するモード切換え手段10のキー挿入孔102とが外部に露出して配置されている。
【0017】
上記硬貨入出金機3は、その機体の上部前側に位置して開口する硬貨入金口11、および硬貨出金口12を有しており、またPOSレジスタ4は、周知のように操作キー13群、係員用表示部14、顧客用表示部15、顧客から受取った現金を顧客に見える位置に一時的に置いておく貨幣載置部16、レシート発行口17等を有している。
【0018】
上記紙幣入金口5の直近上部位置には、図1(B)に当該部分を拡大して示すようにモード表示部100が設けられており、例えば「通常モード」時は青、「補充モード」時は赤で表示されるようになっている。またその近傍には金種別ニアエンプティ表示部101が設けられており、機内の紙幣の保有量を目安として示すようになっている。
【0019】
図2は、本発明における紙幣入出金機2の縦断側面視の概要図を示すもので、前記紙幣入金口5に続いて入金紙幣を水平方向に搬送するベルト18およびローラ19,19(上部のローラは逆転ローラ)からなる搬送路20が配設され、ベルト18の上部位置には紙幣の上面を押えて浮き上がりを防止するための自重垂下型の押え板21が後方に向け下り傾斜姿勢にして枢支されている。上記のベルト18およびローラ19,19により繰込み手段を構成している。
【0020】
前記搬送路20の後端に続いて入金紙幣の金種、正損等を識別する入金識別部22を有する識別搬送路23が側面視コ字状を画くようにベルト24,25が掛け廻されて形成されており、この識別搬送路23の末端は処理ユニット2Bの前後方向中ほどの位置まで折返されて延び、垂直方向に変換されたベルト24,25による垂直搬送路26に続いている。
【0021】
この垂直搬送路26の上端位置のベルト27は前記出金口6の近くのプーリー28に巻回されて折返えされ、出金紙幣の投出機構30の一部を構成している。
【0022】
上記投出機構30の直下位置にはリジェクト紙幣収納部であるリジェクトボックス31が、さらにその下方位置には収納スタッカ32が配置され、前記垂直搬送路26を間にして他側(処理ユニット2Bの奥側)には第1,第2の2つの還流スタッカ33,34が上下に位置されている。
【0023】
また垂直搬送路26の途中部には、前記投出機構30へ紙幣を分岐搬送するための分岐手段としての分岐爪35、リジェクトボックス31への分岐爪36、収納スタッカ32への分岐爪37、上部の還流スタッカ33への分岐爪38がそれぞれ設けられ、収納スタッカ32への分岐爪37と上部の還流スタッカ33への分岐爪38との間の垂直搬送路26には出金紙幣の金種等を識別する出金識別部39が配設されている。
【0024】
これら入金口5、出金口6、搬送路20,26を構成するベルト群、リジェクトボックス31、収納スタッカ32、第1,第2還流スタッカ33,34等は、前述の貨幣処理ユニット2Bとして機体2Aの内側に設けられた上下のガイドレール2a,2bにそって機体2Aに対し図3のように引出し可能に構成されている。
【0025】
前記投出機構30は、前記ベルト27の直下位置に受板40が前後方向中央位置において支持アーム41の先端に枢支して設けられ、この支持アーム41の基部はユニット側に枢支されて図示しない駆動手段(例えばソレノイド等)により紙幣投出時に上昇するよう構成されており、この受板40の前後位置に周面の一部が受板40の上面から突出するように軸着されたローラ42,42と前記ベルト27の下面との間に紙幣を挟持したとき該ベルト27の駆動により紙幣が出金口6から投出されるようになっている。この受板40上が出金保留部30Aを構成する。
【0026】
なお図2中符号43は上記受板40上へ送入される紙幣の後端をはたき落して受板40上に紙幣を良好に集積させるための羽根車であり、また44は受板40の端部に受板40の上面との間に所要の間隔をおいて一体に設けられた規制部で、受板40の上昇時(紙幣投出時)に処理ユニット2Bの出金口6に正対する出口を構成し、紙幣の先端が浮き上がることを規制するものである。
【0027】
前記リジェクトボックス31および収納スタッカ32は、上面が開放されたトレイ状の収納カセットとされ、いずれも前扉9を開けることにより処理ユニット2B外に引出せるようになっている。なお収納スタッカ32の開口部には略示するシャッタ29が設けられており、引出し時にはこのシャッタ29が閉じられて金庫となるようになっている。図2中符号32aは収納スタッカ32のロック手段、31aは、リジェクトボックス31へ送入される紙幣の後端をはたき落して良好な集積状態とするための羽根車であり、また46は収納スタッカ32へ放出される紙幣の先端を羽根間に受入れて順次下方へ集積させるための羽根車である。
【0028】
前記還流スタッカ33,34は、図示の例では上部の還流スタッカ33が千円紙幣用、下部の還流スタッカ34が5千円紙幣と、所定枚数(例えば5枚)の両替用としての1万円紙幣が収納されるもので、各還流スタッカ33,34は紙幣を巻込んで収納する構造のものが用いられており、その構造自体は公知に属するのでその構成について簡単に説明する。
【0029】
上下の還流スタッカ33,34は同じ構成を有するので上部のものについて説明すると、機枠47内に正逆回転自在で周面に紙幣が巻付けられる単一の回転ドラム48が軸支され、この回転ドラム48の周縁に2種のテープ49,50が共に巻付けられ、これらテープ49,50の一方のテープ49は機枠47の紙幣出入口51の上部に位置するプーリー52、中間プーリー53,54を経由して巻取軸55に巻付けられ、他方のテープ50は前記紙幣出入口51の下部に位置するプーリー56、中間プーリー57を経由して巻取軸58に巻き付けられている。
【0030】
したがって紙幣を収納するときは、回転ドラム48が正転駆動(図2において矢印イ方向)して紙幣出入口51から送入される紙幣をテープ49,50間に挟み込み、回転ドラム48の周面に順次巻付けて収納し、紙幣を出金するときは、回転ドラム48が逆転駆動(図2において矢印ロ方向)してテープ49,50間に挟持されていた紙幣をプーリー52,56間から紙幣出入口51へ送出するようになっている。
【0031】
なお下部の還流スタッカ34も同一構成であるから、上記の還流スタッカ33と同一符号を付しておく。また図3において47aは上記第1,第2還流スタッカ33,34の側部を開閉するための扉を示し、ロック手段47bによってロックされるようになっている。このロック手段47bを解除するためのキーは、通常現金管理者が所有し、レジ係員は所有していない。
【0032】
上記各部の駆動は、機体内のモータMにより行われ、還流スタッカ33,34の回転ドラム48,48は収納または繰出し時に図示しないクラッチの離接により前記モータMからの回転伝達を受けるようになされている。
【0033】
またリジェクトボックス31についてはそれ専用の鍵59が設けられおり、この鍵59を開けない限り引出し不能とされている。
【0034】
前記投出機構30への入口部、リジェクトボックス31への入口部、収納スタッカ32への入口部、還流スタッカ33,34への出入口部にはそれぞれ紙幣の通過を検知するための検知手段としてのセンサS,S,S,S,S(フォトセンサ)が配設されている。
【0035】
処理ユニット2Bの出金口6の図において右側には前述のモード切換え手段10が設けられている。このモード切換え手段10は、操作者のキー操作により切換えられるもので、オペレーションポジション103、メンテナンスポジション104、管理ポジション105、補充ポジション106があり、キー挿入孔102にキーを挿入して上記各ポジションに切換えるようになっている。
【0036】
上記オペレーションポジション103は、通常の営業時間中に使用するポジションであり、メンテナンスポジション104は、エラー時等に内部のユニットを引出す際のポジションであり、管理ポジション105は、閉店時に紙幣を回収する場合など管理者が操作する際のポジションであり、さらに補充ポジション106は、始業前やエンプティ時等に紙幣を補充する際のポジションである。このモード時には、前記モード表示100が例えば赤色表示に変って補充モード運転中であることが示される。
【0037】
前記各部の動作を制御する制御部60は、図5にその内容の一例を示すように、入金制御部61、補充制御部62、出金制御部63を持ち、還流スタッカ33,34の駆動手段、収納スタッカ32の羽根車46の駆動手段が各センサからの信号入力によって制御される。
【0038】
このほか、処理ユニット2B内の搬送手段20,23,26、分岐手段(分岐爪)35,36,37,38、分岐手段の動作タイミング用の通過検知手段64、記憶手段65、前述のモード切換手段10、リジェクトボックス31への通過検知、入金識別部22、出金識別部39の制御が行われる。
【0039】
そして硬貨での釣銭を要するときは、その釣銭用硬貨の投出指令が硬貨入出金機3へ出力される。
【0040】
次に上記実施の形態の作用について説明する。
【0041】
通常の入金処理および出金処理の場合は、モード切換え手段10をオペレーションポジション103にセットする。これにより制御部60は「通常モード」となり、モード表示部100は「通常モード」を示す青色表示となる。
〔出金の場合〕
POSレジスタ4から釣銭の投出指令があると、千円紙幣を要するときは上部の還流スタッカ33から、5千円紙幣が含まれる場合は下部の還流スタッカ34からそれぞれ出金される。いずれも還流スタッカ33,34から出た紙幣は垂直搬送路26により上方へ送られ、分岐爪35により投出機構30の受板40上の出金保留部30Aへ送り込まれて集積保留される。
【0042】
所定金額の紙幣が集積されると、受板40が上昇し、受板40上の紙幣の上面がベルト27に押しつけられ、このベルト27の矢印方向の回動により出金口6から投出させる。
〔入金の場合〕
図6に示すフローチャートを参照すると、入金時も「通常モード」に設定されており(ステップS1)、入金口5に入金しようとする紙幣を一括投入すれば(ステップS2)、繰込み手段であるベルト18、ローラ19,19により紙幣が1枚ずつ繰込まれ(ステップS3)、入金識別部22により正常か否かが判断され(ステップS4)、正常と判断された紙幣はその金種の識別(ステップS5)によって万円紙幣は一旦下部の還流スタッカ34へ送り込まれたのち繰出され、分岐爪37が切換って収納スタッカ32へ送り込まれ、千円紙幣であれば上部の還流スタッカ33への分岐爪38が切換ってそのスタッカ33へ送り込まれ、5千円紙幣であれば垂直搬送路26の末端から下部の還流スタッカ34へ送り込まれる。各還流スタッカ33,34では、回転ドラム48が正転し、テープ49,50間に紙幣が挟まれて回転ドラム48に巻付けられ、収納される。
【0043】
このとき第1還流スタッカ33が満杯か否かが判断され(ステップS6)、満杯であれば各還流スタッカ33,34へ送り込まれたのち繰出されて収納スタッカ32へ送られる。5千円紙幣についても第2還流スタッカ34が満杯か否かの判断(ステップS7)がなされ、満杯であれば千円紙幣の場合と同様にして収納スタッカ32へ送られる。
【0044】
前記入金識別部22において正常と判断されなかった紙幣であるときは、補充モードか否かの判断(ステップS8)が行われ、補充モードではないのでリジェクトボックス31へ送られる。
【0045】
最後に入金口5の紙幣の存否が判断され(ステップS9)、無ければ終了となり、有の場合はステップS3に戻り、紙幣の繰込みがなされる。
〔補充の場合〕
始業に先立っての紙幣の補充、または機内の出金可能なスタッカ(第1、第2還流スタッカ33,34)がエンプティに近くなったとき処理ユニット2Bの前面上部にある金種別ニアエンプティ表示部100がエンプティ表示され、これらのとき現金管理者はその指示にしたがって不足紙幣の補充を行う。
【0046】
この補充時には、モード切換え手段10のキー挿入孔102にキーを挿入して補充ポジション106にセットする(ステップS1)。これにより制御部60は補充モードとなり、モード表示部100は「補充モード」であることを示す赤色表示に変わる。
【0047】
この補充時には、前記入金時と同様にして入金口5に投入された紙幣が1枚ずつ繰込まれ、正常か否かが識別(ステップS4)されたのち、正常と判断されなかった紙幣であるときは、補充モードか否かの判断(ステップS8)が行われ、補充モードであるので分岐爪35が出金側へ切換って出金口6へ返却される。
【0048】
したがって出金口6に返却された紙幣を係員が確認し、斜行等が原因で正常と判別されなかったと思われるときは再補充操作を行い、損券であるために正常と判別されなかったと思われるときは補充紙幣から外し、別途管理する。
【0049】
補充がすべて完了したのちは、モード切換え手段10をオペレーションポジション103に戻し、「通常モード」として操業する。このときモード表示部100は青の表示に換り、通常モード運転であることが示される。
【0050】
なお閉店時等、機内の紙幣を回収する場合など、現金管理者が操作する場合には、モード切換え手段10を管理モードに切換えることにより還流スタッカ33,34内の紙幣を収納スタッカ32へ収納して回収する。またエラー時等、内部の点検を要するときは、モード切換え手段10をメンテナンスポジション104に切換えることにより処理ユニット2Bを引出して処理ユニット2B内の点検を行う。このときには、処理ユニット2B内の紙幣の収納スタッカ32はシャッタ29で閉鎖され、扉47aはロックされていて内部の紙幣に手を触れることはできない。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、通常モード時には入金識別部において正常と判断された貨幣は出金口へ戻すことなくリジェクト貨幣収納部へ取込むので、レジ精算業務に渋滞を生じることなく迅速な処理ができ、また補充時には正常と判断されなかった貨幣は出金口へ戻されるので、リジェクト貨幣収納部に死蔵されることがなく、資金の運用効率を高めることができる貨幣入出金機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の一実施形態を示す外観斜視図、(B)は同一部の拡大平面図。
【図2】図1における紙幣入出金機の略示断面図。
【図3】同、処理ユニットを引出した状態時の略示断面図。
【図4】モード切換え手段の正面図。
【図5】制御ブロック図。
【図6】フローチャート。
【図7】従来の技術を示す略示断面図。
【符号の説明】
1 レジ台
2 紙幣入出金機
2A 機体
2B 貨幣処理ユニット
3 硬貨入出金機
4 POSレジスタ
5 紙幣入金口
6 紙幣出金口
9 前扉
10 モード切換え手段
22 入金識別部
23 識別搬送路
26 垂直搬送路
30 投出機構
30A 出金保留部
31 リジェクト紙幣収納部としてのリジェクトボックス
32 収納スタッカ
33,34 還流スタッカ
35,36,37,38 分岐爪
39 出金識別部
60 制御部
61 入金制御部
62 補充制御部
63 出金制御部
100 モード表示部
101 ニアエンプティ表示部
102 キー挿入孔

Claims (2)

  1. 入金口に投入された貨幣を1枚ずつ繰込んで正常貨幣か否かを判別し、正常と判別された貨幣についてはその金種を識別し、複数の収納部へ分類収納するとともに、少なくとも一つの収納部から貨幣を繰出して正常に繰出された貨幣のみを出金口へ投出するようにした貨幣入出金機において、
    正常貨幣を収納する複数の正常貨幣収納部と、
    レジ係員によって確認済みであるにも拘わらず金種を識別できなかった貨幣を収納するリジェクト貨幣収納部と、
    通常の入出金処理を行う通常モードと前記正常貨幣収納部へ貨幣を補充する補充モードとを切換えるモード切換え手段と、
    前記通常モード時に機能し前記入金口に投入された貨幣のうちの正常貨幣を前記正常貨幣収納部へ収納し、レジ係員によって確認済みであるにも拘わらず金種を識別できなかった貨幣を前記リジェクト貨幣収納部へ収納するよう制御する入金制御部と、
    前記補充モード時に機能し前記入金口に投入された貨幣のうちの正常貨幣を前記正常貨幣収納部へ収納し、金種を識別できなかった貨幣を前記出金口へ返却するよう制御する補充制御部と
    を具備することを特徴とする貨幣入出金機。
  2. 前記通常モード時に機能し正常貨幣収納部から正常に繰出された貨幣を出金口へ投出し、正常に繰出されなかった貨幣を前記リジェクト貨幣収納部へ収納させる出金制御部を有する請求項1記載の貨幣入出金機。
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