JP3578336B2 - カウンタバランス型フォークリフト - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カウンタバランス型フォークリフトに係り、より詳しくは電装品を収納するための収納室が設けられたカウンタウエイトの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は従来のカウンタバランス型フォークリフトを示す側面図である。
このカウンタバランス型フォークリフトは、車体1の前方に荷物を載せるフォーク2を昇降させるリフトシリンダ3やフォーク2を傾斜させるためのチルトシリンダ4などが設けられている。そして、リフトシリンダ3やチルトシリンダ4は、車体1のバッテリ収納部6に収納されたバッテリを駆動源として、図示しない油圧モータや油圧ポンプを有する油圧装置7によって制御されるようになっている。
【0003】
一方、車体1の後部には、鋳鉄などの重量物で構成されたカウンタウエイト8が配置されている。そして、このカウンタウエイト8には、車体1の後方側に向けて開口した収納室9が形成されており、この収納室9内には電装品として車体1の各部を制御するコントロールユニット11が収納されている。また、このカウンタウエイト8には、収納室9の開口部分10を覆うカバー12が取り付けられている。
【0004】
このように、図10に示した従来のカウンタバランス型フォークリフトでは、カバー12を取り外した状態では、収納室9は後端側にしか開口していないため、コントロールユニット11を着脱する際や、メンテナンスを行なう際には、作業者Pは中腰状態で作業を行なわなければならなかった。このため、作業がやりにくく、非効率的で時間がかかるとともに、腰などを痛めたりするおそれがあった。
【0005】
そこで、本出願人は、図11に示すように、カウンタウエイト8の収納室9の開口部分10が、カウンタウエイト8の頂部から後端部まで連続して形成されている構成のものを提案している。
【0006】
この構成によれば、作業者Pは、カウンタウエイト8の上方ないし斜め上から見下ろす姿勢でコントロールユニット11に対する着脱やメンテナンス等の作業を行なうことができる。このため、作業者Pは中腰状態にならずに直立した姿勢のままでよいので、作業がやり易くなり、腰などを痛めるおそれもないなどの利点が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本発明者らは、図11に示した構成のものについてさらに検討を加えたところ、次の課題があることを見出した。
【0008】
(1) 電装品装着用の収納室9の開口部分10をカウンタウエイト8の頂部から後端部まで連続して形成すれば、収納室9の開口面積が大きくなるので、コントロールユニット11の着脱やメンテナンス作業が容易になるものの、カウンタウエイト8の重量がその分少なくなる。このため、フォーク2上に載置された荷物との重量バランスをとるというカウンタウエイト8本来の役目を十分に果たすことが難しくなる。
【0009】
(2) カウンタウエイト8の頂部は薄肉のカバー12で覆われているだけなので、重量物が落下したような場合には、カバー12が破れて収納室9内に装備されいてるコントロールユニット11が容易に損傷するおそれがある。
【0010】
(3) 収納室9の開口部分10は、カバー12で覆われているが、カウンタウエイト8とカバー12との間には隙間が生じるので、この隙間を通って収納室9内に雨水が侵入し、その結果、コントロールユニット11が漏電して破損するおそれがある。
【0011】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、コントロールユニットの着脱やメンテナンスなどの作業を容易に行なうことができるのは勿論のこと、フォーク上に載置された荷物との重量バランスをとるというカウンタウエイト本来の役目を果たすことができ、しかも、コントロールユニットの損傷を防止し、さらに、雨水の収納室内への侵入を防止し得るカウンタバランス型フォークリフトを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、車体の後部に設けられたカウンタウエイトに電装品の装着用の収納室が形成されているカウンタバランス型フォークリフトにおいて、次の構成を採用している。
【0013】
すなわち、請求項1記載の発明では、車体の後部に設けられたカウンタウエイトに電装品の装着用の収納室が形成されているカウンタバランス型フォークリフトにおいて、前記カウンタウエイトには、その上部から車体後方に向けて突出した張出部が形成されるとともに、この張出部の上部および前記収納室の開口部分を覆うカバー部材が取り付けられ、前記張出部には前記電装品から発生する熱気を排出する排気口が形成され、前記カバー部材は前記排気口に対応する部分に開口部が形成されていることを特徴としている。
【0014】
これによれば、今までと同様にカウシタウエイトの上方ないし斜め上方から見下ろす姿勢でコントロールユニットに対する着脱やメンテナンス作業を行なうことができるので、作業がやり易く、無理な姿勢により腰などを痛めることもない。また、カウンタウエイトは、その張出部の重量を確保できるため、カウンタウエイト本来の役目を十分に果たすことが可能になる。しかも、張出部によってコントロールユニットの上部が一部覆われることになるので、重量物が落下したような場合でもコントロールユニットの損傷が防止される。
【0015】
またこれによれば、コントロールユニットで発生した熱気は排気口およびカバー部材の開口部を通って外部へ放出されるので、コントロールユニットの温度上昇を効果的に抑制することができ、熱によるユニット構成部品への悪影響を回避することができる。しかも、コントロールユニットの上部は張出部で覆われ、かつ、排気口はカバー部材で覆われているから、収納室内部への雨水等の侵入を防止でき、コントロールユニットの漏電等の不具合発生を無くすことができる。
【0016】
請求項2記載の発明では、請求項1に記載の構成において、前記カウンタウエイトの排気口および前記開口部分の各周囲に沿ってそれぞれ排水溝が互いに連通して形成され、前記排気口の周囲の排水溝から流出する排水が開口部分の排水溝を経て流出するようにしていることを特徴としている。
【0017】
これによれば、カウンタウエイトとカバー部材との隙間から雨水が侵入しても、カウンタウエイトの形成された排水溝に沿って速やかに排水されるため、収納室内に雨水が侵入することが防止され、一層防水効果を高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態につき、図1ないし図9を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるカウンタバランス型フォークリフトの概略側面図であり、図10および図11に示した従来技術に対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
【0019】
図1において、1は車体、2は荷物を載せるフォーク、3はフォーク2を昇降させるためのリフトシリンダ、4はフォーク2を傾斜させるためのチルトシリシダ、6はバッテリを収納するバッテリ収納部、7はリフトシリンダ3やチルトシリンダ4を駆動する油圧装置である。また、8は車体1の後部に固定されたカウンタウエイト、11は電装品としてのコントロールユニットである。
【0020】
次に、この実施の形態におけるカウンタウエイト8の具体的な構成、およびこのカウンタウエイト8へのコントロールユニット11の取付構造について、図2ないし図6を参照してさらに詳しく説明する。
【0021】
図2はこの実施の形態におけるカウンタウエイトに対してコントロールユニットを取り付けた場合の分解斜視図、図3はカウンタウエイトを車体後方から見た正面図、図4は図3のA−A線に沿う断面図、図5はカウンタウエイトの平面図、図6はカウンタウエイトを一部破断して示す平面図である。
【0022】
この実施の形態において、カウンタウエイト8は、鋳鉄などの重量物で構成されおり、その上部には車体1の後方に向けて後端部の途中まで突出した張出部14が一体形成され、また、この張出部14から後端部にかけて連続する開口部10を有する収納室9が設けられ、この収納室9内に車体1の各部を制御するコントロールユニット11が収納されている。
【0023】
また、カウンタウエイト8の下部には、車体1の前方側から収納室9内に至る吸気口15が形成され、また、カウンタウエイト8の張出部14の中央には、コントロールユニット11から発生する熱気を外部に排出するための平面視で略長方形の排気口16が形成されている。そして、排気口16とコントロールユニット11に設けられている冷却ファン17との間が排気ダクト18で連結されている。また、このカウンタウエイト8には、リアカバー20とフード21とからなるカバー部材22が取り付けられている。
【0024】
さらに、カウンタウエイト8には、リアカバー20を取り付ける際にリアカバー20がカウンタウエイト8の張出部14および後面と同一平面を形成するように、開口部分10および排気口16の周辺にはリアカバー20の厚みを考慮した段差部分24が形成されている。しかも、その段差部分24には上記の排気口16および開口部分10の各周囲に沿う排水溝25,26が互いに連通して形成されており、これによって、排気口16の周りの排水溝25から流出する排水が開口部分10の周りの排水溝26を経て外部に流出するように構成されている。
【0025】
さらに、排気口16の周りの排水溝25は、左右の二箇所が局部的に深溝25aとして形成されており、それらの深溝25aにはカウンタウエイト8の吊り上げ用の図示しないフックを掛止するためのピン27が架設されている。
【0026】
一方、カウンタウエイト8のバッテリ収納部6に隣接する前面部には、コントロールユニット11を収納室9内に精度良く位置決め固定するためのブラケット29が取り付けられている。このブラケット29は、H字形をしたベース30と、このベース30の左右からカウンタウエイト8に向けて並列して突設された長足ボルト31とからなり、ベース30の左右の2箇所にはカウンタウエイト8への取り付け用のネジ穴32にが、上下左右の4箇所にはコントロールユニット8の取り付け用のネジ穴33がそれぞれ形成されている。
【0027】
また、カウンタウエイト8の収納室9のバッテリ収納部6側と対面する箇所には、コントロールユニット11が接合される接合面35が設けられている。この接合面35は、コントロールユニット11との接触面積を増加させて熱伝導作用を高めるために、車体後方側に向けて僅かに円弧状に膨出するように形成されている。さらに、カウンタウエイト8の接合面35の周縁部は特に図示していないが、逃げ溝が形成されてコントロールユニット11との密着性を高めるようにしている。
【0028】
そして、カウンタウエイト8には、その接合面35の箇所にブラケット29を固定するネジ36の挿通孔37が左右の2箇所に、ブラケット29の長足ボルト31の挿通孔38が左右の2箇所に、コントロールユニット11の後述する固定板43を取り付けるネジ39の挿通孔40が上下左右の4箇所にそれぞれ形成されている。
【0029】
コントロールユニット11は、本体部分の周囲よりも幅広の正方形状の固定板43を有しており、この固定板43の周辺部にはブラケット29の長足ボルト31の挿通穴44が左右に形成され、また、4隅にはカウンタウエイト8を挟んでコントロールユニット11をブラケット29のベース30に固定するためのネジ39の挿通穴45が形成されている。
【0030】
そして、カウンタウエイト8の挿通孔37にネジ36が挿通されてブラケット29のネジ穴32に螺合されることで、ブラケット29のベース30がカウンタウエイト8に固定されている。また、ブラケット29の長足ボルト31は、カウンタウエイト8の挿通孔38および固定板43の挿通穴44に共に挿通されることで収納室9内に突出している。さらに、固定板43の挿通穴45およびカウンタウエイト8の挿通孔40にネジ39が挿通されてブラケット29のベース30のネジ穴33に螺合されることで、固定板43がカウンタウエイト8の接合面35に密接した状態でコントロールユニット11がカウンタウエイト8に固定されている。
【0031】
ブラケット29の左右の長足ボルト31の収納室9内への突入部分には、これに直交して横長状の板金からなる横桟47が架け渡されている。この横桟47は、コントロールユニット11の脱落防止用およびリアカバー20の取付用としての機能を果たすもので、この横桟47の両端には長足ボルト31の端部に係合する逆U字状の切欠部48が設けら、さらに、各切欠部48の外側には、リアカバー20を取り付けるためのネジ穴49が設けられている。そして、長足ボルト31の先端のボルト部分にナット50が螺合されることで、横桟47が長足ボルト31に一体に固定されている。
【0032】
前述の排気ダクト18は、その胴部の途中にフランジ部19が設けられ、そのフランジ部19がカウンタウエイト8の排気口16の周縁部に係止されており、これによって排気ダクト18の下側開口がコントロールユニット11の冷却ファン17に臨んでいる。また、フランジ部19よりも上部はカウンタウエイト8の上面よりも上方に突出し、その突出した部分にある上側開口がフード21内に臨んでいる。
【0033】
カバー部材22は、カウンタウエイト8の開口部分10を覆う鋼板製のリアカバー20と、排気口16の上方を覆う樹脂製のフード21とからなる。
【0034】
リアカバー20は、図7に示すように、カウンタウエイト8の張出部14の上方から収納室9の開口部分10の全体を覆うように側面視略逆L字形に形成されており、その上部中央のカウンタウエイト8の排気口16に対応した位置には略長方形の開口部52が形成され、この開口部52の周縁部の内、後方側の一辺部は雨水の侵入を防ぐために上方に若干折り曲げられている。また、この開口部52の左右位置には、フード21の取付穴57が設けられている。さらに、リアカバー20の外周縁部は、収納室9内へ雨水等が浸入するのを防止するために若干内側に屈曲され、また、各排水溝25,26の内側の堰に当接する内面側の部分にはパッキン53が固着されている。さらにまた、リアカバー20の後部の左右には横桟47のネジ穴49に螺合するネジ54の挿入孔55が形成されるとともに、その挿入孔55に臨んでL字形のブラケット56が取り付けられている。なお、雨水の侵入を防止すため、挿通孔55には図示しないキャップなどが嵌着される。
【0035】
一方、フード21は、リアカバー20の開口部52を覆うガルウィング形をしたもので、リアカバー20の開口部52から車体後方に向けて連通する排気通路の後端部分に排気口60が形成され、さらに左右の箇所にはネジ穴部61が設けられている。そして、リアカバー20の取付穴57を通してフード21のネジ穴部61にネジ(図示せず)を螺合することでリアカバー20とフード21とが一体に固定されている。なお、この実施の形態のように、リアカバー20とフード21とを別体とする代わりに、両者20,21を予め一体形成することも可能である。
【0036】
上記構成において、車体1の組み立て時には、次の手順によってコントロールユニット11やカバー部材22の取り付けを行う。
【0037】
まず、ブラケット29をカウンタウエイト8に固定する。これには、ブラケット29の長足ボルト31をバッテリ収納部6側からカウンタウエイト8の挿通孔38に挿通して収納室9内に突出させる。
【0038】
次に、カウンタウエイト8の収納室9側から、挿通孔37にネジ36を通してブラケット29のネジ穴32に螺合することで、ブラケット29のベース30をカウンタウエイト8に固定する。
【0039】
続いて、コントロールユニット11をカウンタウエイト8に固定する。これには、収納室9内に突出している各々の長足ボルト31の部分を固定板43の挿通穴44に挿通して固定板43をカウンタウエイト8の接合面35に接触させ、この状態で固定板43の4隅に設けられた挿通穴45およびカウンタウエイト8の挿通孔40にネジ39を通して、ブラケット29のネジ穴33に螺合することで、コントロールユニット8を固定板43とともにカウンタウエイト8に固定する。こうすると、カウンタウエイト8の接合面35に固定板43が密着するので、コントロールユニット11で生じる熱がカウンタウエイト8に効率良く伝導される。
【0040】
次に、収納室9内に突出している左右一対の長足ボルト31の端部に横桟47の切欠部48を係合させて横桟47を架け渡した後、ナット50を用いてこの横桟47を長足ボルト31に固定する。また、排気ダクト18の胴部をカウンタウエイト8の排気口15に挿入して、フランジ部19を排気口15の周縁部に係止する。
【0041】
一方、リアカバー20の取付穴57を通してフード21のネジ穴部61にネジ(図示せず)を螺合することでリアカバー20とフード21とを一体化し、この状態で、ネジ54をリアカバー20の挿通孔55およびブラケット56を通して横桟47のネジ穴49に螺合してカバー部材22をカウンタウエイト8に固定する。このとき、フード21の内面がダクト18の上端の一部を押圧するので、ダクト18の浮き上がりが抑制される。
【0042】
上記構成によれば、カバー部材22を取り外すと、カウンタウエイト8の張出部14から後端部まで連続して形成された収納室9の開口部分10が露出するので、作業員Pは、従来の場合と同様に、カウンタウエイト8の上方ないし斜め上方からコントロールユニット11の着脱やメンテナンス等の作業を行なうことができ、立ったままの姿勢での作業が可能となる。したがって、作業がやり易く、また中腰姿勢をとる必要がないので腰などを痛める心配がなくなる。
【0043】
また、カウンタウエイト8は、その張出部14だけの重量を確保できるため、カウンタウエイト8本来の役目を十分に果たすことが可能になる。しかも、張出部14によってコントロールユニット11の上部が部分的に覆われることになるので、重量物が落下したような場合でもコントロールユニット11の損傷が防止される。
【0044】
さらに、カウンタウエイト8の収納室9内には、吸気口15から冷却ファン17、排気ダクト18を経てフード21の排気口60に至る通風路が形成されるので、コントロールユニット11で発生した熱気は排気口60から外部へ効率良く放出される。このため、コントロールユニット11の温度上昇を効果的に抑制することができ、熱によるユニット構成部品への悪影響を回避することができる。
【0045】
コントロールユニット11の一部は張出部14で覆われ、また、リアカバー20によって収納室9の開口部分10が全て覆われ、また、フード21によってカウンタウエイト8の排気口16および排気ダクト18の上部が覆われているので、コントロールユニット11に直接雨水などがかかることがなく、また、開口部分10や排気口16から直接に雨水等が浸水することもない。
【0046】
しかも、リアカバー20の内面に固定されたパッキン53が各排水溝25,26の内側の堰に当接するので、カウンタウエイト8とカバー部材22との間の隙間から雨水等が浸水しても、カウンタウエイト8に形成された排水溝25,26に沿って速やかに排水されるため、収納室9内に侵水することはない。このため、コントロールユニット11の漏電等の不具合発生を無くすことができる。
【0047】
なお、上記の実施の形態では、カウンタウエイト8の収納室9内にコントロールユニット11を装着しているが、コントロールユニット11以外の他の電装品を装着する場合にも本発明は適用可能である。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、次の効果を奏する。
(1) 請求項1記載の発明におけるカウンタバランス型フォークリフトは、カウンタウエイトの張出部から後端部まで連続した開口部を有する収納室を設けたので、従来と同様に、直立した姿勢のままでコントロールユニットの着脱やメンテナンスを行なうことができ、作業効率が高まるとともに、無理な姿勢により腰などを痛めるおそれもない。
【0050】
また、カウンタウエイトは、その張出部だけの重量を確保できるため、カウンタウエイト本来の役目を十分に果たすことが可能になる。しかも、張出部によってコントロールユニットの上部が一部覆われることになるので、重量物が落下したような場合でもコントロールユニットの損傷が防止される。
【0051】
更に、コントロールユニットで発生した熱気は排気口を通って外部へ放出されるので、コントロールユニットの温度上昇を効果的に抑制することができ、熱によるユニット構成部品への悪影響を回避することができる。
【0052】
しかも、コントロールユニットの上部は張出部で覆われ、かつ、排気口はカバー部材で覆われているから、収納室内部への雨水等の侵入を防止でき、コントロールユニットの漏電等の不具合発生を無くすことができる。
【0053】
(2) 請求項2記載の発明におけるカウンタバランス型フォークリフトは、請求項1記載の発明の効果に加えて、カウンタウエイトとカバー部材との隙間から雨水が侵入しても、カウンタウエイトの形成された排水溝に沿って速やかに排水されるため、収納室内に雨水が侵入することが防止され、一層防水効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカウンタバランス型フォークリフトの概略側面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るにおいて、カウンタウエイトに対してコントロールユニットを取り付けた場合の分解斜視図である。
【図3】カウンタウエイトを車体後方から見た正面図である。
【図4】図3のA−A線の沿う断面図である。
【図5】カウンタウエイトの平面図である。
【図6】カウンタウエイトの一部を破断して示す平面図である。
【図7】リアカバーの斜視図である。
【図8】フードの斜視図である。
【図9】図8のB−B線に沿う断面図である。
【図10】従来のカウンタバランス型フォークリフトの概略側面図である。
【図11】従来の他のカウンタバランス型フォークリフトのリア部分を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 車体
2 フォーク
8 カウンタウエイト
9 収納室
10 開口部分
11 コントロールユニット(電装品)
14 張出部
15 吸気口
16 排気口
18 排気ダクト
20 リアカバー
21 フード
22 カバー部材
25,26 排水溝

Claims (2)

  1. 車体の後部に設けられたカウンタウエイトに電装品の装着用の収納室が形成されているカウンタバランス型フォークリフトにおいて、前記カウンタウエイトには、その上部から車体後方に向けて突出した張出部が形成されるとともに、この張出部の上部および前記収納室の開口部分を覆うカバー部材が取り付けられ、前記張出部には前記電装品から発生する熱気を排出する排気口が形成され、前記カバー部材は前記排気口に対応する部分に開口部が形成されていることを特徴とするカウンタバランス型フォークリフト。
  2. 前記カウンタウエイトの排気口および前記開口部分の各周囲に沿ってそれぞれ排水溝が互いに連通して形成され、前記排気口の周囲の排水溝から流出する排水が前記開口部分の排水溝を経て流出するようにしていることを特徴とする請求項1に記載のカウンタバランス型フォークリフト。
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