JP3577573B2 - キャスタ台車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャスタにより任意方向への走行移動可能となされたキャスタ台車に関する。
【0002】
【従来の技術】
工場内で食品用のプラスチック製コンテナを搬送する際に使用されるキャスタ台車として図5に示すようなものがあり、1は方形枠体であり、2は方形枠体1の各隅角部の下面に装着されたキャスタである。
【0003】
この際、方形枠体1は、市販のアングル材を切断して2本の長い部材1a、1aと、2本の比較的短い部材1b、1bとを形成し、これら部材1a、1bを溶接により方形状に結合したものとなされている。
そして、この方形枠体1の各隅角部に三角形の付加板12を固着し、この付加板12と方形枠体1部分の裏面にキャスタ3をビス13により固定している。
【0004】
この台車にコンテナを載せるには、方形枠体1の外周囲の起立壁5の内方にコンテナを嵌め込み、方形枠体1の水平面部7にコンテナの底面を支持させるようにする。
従って、上記ビス13は付加板12の上面から突出することは許されないのであり、このため付加板12に形成されたビス挿通用の孔に座ぐりを施し、この座ぐり箇所に皿ビスの頭部を納めた構造となしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のキャスタ台車では製作に手間がかかる上に比較的重いものとなってしまうのであり、また皿ビスに代わるボルトナットの使用を可能にして上記問題点を解消することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係るキャスタ台車では、請求項1に記載したように、一定巾の細長状平板の長さ方向に沿う凡そ片半分側の4箇所に対し、v字状の切欠及び該切欠を挟む状態に少なくとも1個のボルト孔を穿設するほか、上記ボルト孔を含むv字状の切欠側と反対する片側をL字状の型打ちを行うと共に、各切欠箇所でその開放面が対合するように折り曲げしめ、これにより外方側は上記平板の残り部分による起立壁で囲繞され、且つその内部の上記型打ちされた凹み内へボルト孔が位置するものとなした方形枠体を形成し、該方形枠体の上記ボルト孔を使用してキャスタ取付板をボルトナット手段で固定する構成となす。
【0007】
この発明において、方形枠体は細長状平板を屈曲して剛性を確保する構造となされたため、簡易に工作されると共に軽量構造となる。起立壁は方形枠体に載せられた荷体の側部周囲を取り囲み、また起立壁の内側をなす方形枠体部分が荷体の下面を支持するように作用する。凹みの存在は、キャスタ取付板を方形枠体に取り付けるためのボルトの頭部を納める空間を提供するものとなり且つボルトの頭部が凹み内から上方へ突出するのを阻止する上で寄与する。さらにキャスタ取付板はキャスタを支持するほか、方形枠体を補強する上でも寄与するものである。
【0008】
上記発明は請求項2に記載したように具体化するのがよいのであって、即ち、キャスタ取付板が方形枠体の隅角部で隣接した2辺部の溝部の裏面に跨るように位置されると共に各辺部のボルト孔に挿通されたボルトを介して固定された構成となす。
これによれば、キャスタ取付板が方形枠体の2辺部の相対角度である90度を強固に保持して方形枠体の剛性を効果的に増大させるものとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るキャスタ台車を斜め上方から見た図、図2は前記台車を斜め下方から見た図、図3は前記台車の方形枠体の展開状態を示す平面図、図4は前記方形枠体を示しAは図3の一部を拡大した図でBは屈曲成形状態を示す断面図である。
【0010】
図1及び図2に示すように、本発明に係るキャスタ台車は、方形枠体1、キャスタ取付板2及びキャスタ3などからなっている。
【0011】
方形枠体1の製作について説明すると、一定巾の細長状平板(例えば、一般構造用鋼板、軽量鉄板、ステンレス鋼板、アルミ板など)を用意し、これの長さ方向に沿う凡そ片半分側の4箇所に対し図3に示すようにv字状切欠aと、この切欠aを挟む状態のボルト孔bを形成した中間加工平板4aを形成し、次にこの平板4aの上記ボルト孔3bを含むv字状切欠aと反対する片側の型打ちを行うことにより、この平板4aの図4Aに示す折曲線c1、c2、c3箇所を90度屈曲してL字状に成形するのであり、これにより図4Bに示すように起立壁5と、この起立壁5に隣接し底面6a部分に前記ボルト孔bの位置した凹み6と、この凹み6に隣接し前記起立壁部5の上端縁よりも低くなされた水平面部7とを有する細長状の立体成形部材4bを形成するのであり、次にこの立体成形部材4bをそのv字状切欠a箇所でこの切欠aの開放面が対合するように直角状に折り曲げ、その後に図1及び図2に示すようにその両端箇所e1、e2を突き合わせ状に溶接するのである。
【0012】
こうして形成された方形枠体1は、外周囲を前記起立壁5で囲繞され、その内側に凹み6が方形状に配置され、さらにその内側に水平面部7が方形状に配置された態様となされる。
【0013】
この方形枠体1の製作において、平板にv字状切欠aやボルト孔bを形成する処理、中間加工平板4aを型打ちする処理、及び、上記立体成形部材4bのv字状切欠a箇所の折り曲げ処理などは公知の工作機械(プレス機、ドリルなど)を使用することにより極めて能率的に行えるのであり、またv字状切欠a箇所の対合箇所fの溶接は行わないでも差し支えないものである。
【0014】
上記キャスタ取付板2は方形枠体1と同様な材料で形成してあって、全体形状を図2に示すように方形枠体1の隅角部の形状に符合させた台形となされ、平行な対向辺部2a、2bを下向きへ90度折り曲げて全体の剛性を向上させるほか、他の対向辺部2c、2dの端縁近傍に図示しない2つのボルト孔を形成し、このボルト孔と方形枠体1のボルト孔bとにこれらの上方から市販のボルト8を挿通させてナット8aを螺着して締結することにより、方形枠体1の隅角部の凹み6箇所の底面6aの下面に密接状に固定されている。この際、ボルト8の頭部は凹み6の内方に位置させてその上端を水平面部7よりも低くなされる。
【0015】
このように取り付けられたキャスタ取付板2は方形枠体1の隅角部で隣接した2辺部の平面性と90度の交叉角を効果的に保持するものとなり、このことが方形枠体1の形状保持性を増大させ、方形枠体1のv形切欠a箇所の対合箇所fの溶接を不要となすのである。
【0016】
上記キャスタ3は市販されているもので、車輪9を横軸d回りの回転自在に装着された支持可動部材10を台座11の下面に図示しない縦軸回りの回動可能に装着したものであり、キャスタ取付板2への固定は台座11をキャスタ取付板2の下面に溶接することにより行っている。
【0017】
上記した本発明品を使用例について説明すると、食品工場などの床面上に正立させ、食品を収容するためのプラスチック製の方形コンテナなどの底部を方形枠体1の起立壁部5の内方にその上方から嵌挿するのであり、これにより方形状の起立壁5がそのコンテナの底部の外周側面を取り囲んで横移動を規制すると共に、方形状の水平面部7がそのコンテナの底面の外周部を支持した状態となり、コンテナは方形枠体1により安定的に支持される。
【0018】
この後、このコンテナに作業者が適当向きの押し引き力を付与するか或いは、このコンテナにさらに他のコンテナを嵌合状に段重ねし、この段重ねされたコンテナに作業者が適当向きの押し引き力を付与するようになすのであり、これにより各キャスタ3は作業者による押し引き力に対応して図示しない縦軸回りへ方向転換されると共に横軸d回りへ回転され、全体を押し引き力の方向へ走行移動させるものとなる。
これにより単数或いは多数のコンテナが任意場所へ労力少なく移動されるものとなり、またコンテナ内に荷体を収容することにより、コンテナと荷体とが任意場所へ労力少なく移動されるものとなる。
【0019】
なお、上記実施例において、方形枠体1の起立壁5の外面から押し引き用の把手部材を起立させることも差し支えない。
【0020】
【発明の効果】
上記した本発明によれば次のような効果が得られるのである。
即ち、請求項1に記載したものによれば、細長平板を段状の凹みを有するように屈曲成形して剛性を確保する構造を採用したことにより軽量構造となって使い勝手のよいものとなり、また部材の加工や溶接処理が簡易となって製作コストの安価なものとなる。さらには方形枠体の隅角部が平板の折り曲げ加工により形成されるのでその隅角部の外周面の先鋭部が必然的に円弧状となって危険性の少ないものとなり、またキャスタ取付板を固定するためのボルト用ナットを凹状の内部で止着させることができるので一般的なボルトナットの使用でよいものとなって安価且つ簡便にキャスタの取付を行うことのできるものとなる。
【0021】
請求項2に記載したものによれば、方形枠体の隅角部の隣接した2辺部の直角度をキャスタ取付板に強固に保持させて、方形枠体の剛性を効果的に増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャスタ台車を斜め上方から見た図である。
【図2】前記台車を斜め下方から見た図である。
【図3】前記台車の方形枠体の展開状態を示す平面図である。
【図4】前記方形枠体を示し、Aは図3の一部を拡大した図で、Bは立体成形状態を示す断面図である。
【図5】従来品の斜視図である。
【符号の説明】
1 方形枠体
2 キャスタ取付板
4 一定巾の平板
5 起立壁
6a 底面
6 凹み
7 水平面部
8 ボルト
a 切欠
b ボルト孔
e1 端箇所
e2 端箇所

Claims (2)

  1. 一定巾の細長状平板の長さ方向に沿う凡そ片半分側の4箇所に対し、v字状の切欠及び該切欠を挟む状態に少なくとも1個のボルト孔を穿設するほか、上記ボルト孔を含むv字状の切欠側と反対する片側をL字状の型打ちを行うと共に、各切欠箇所でその開放面が対合するように折り曲げしめ、これにより外方側は上記平板の残り部分による起立壁で囲繞され、且つその内部の上記型打ちされた凹み内へボルト孔が位置するものとなした方形枠体を形成し、該方形枠体の上記ボルト孔を使用してキャスタ取付板をボルトナット手段で固定する構成を特徴としたキャスタ台車。
  2. キャスタ取付板が方形枠体の隅角部で隣接したその2辺部の溝部の裏面に跨るように位置されて、各辺部のボルト孔に挿通されたボルトを介して固定されていることを特徴とする請求項1記載のキャスタ台車。
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