JP3577283B2 - タイヤ成形金型及びそれによって生産されたタイヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、周方向に分割された複数のセクターによって構成された所謂セクショナル型のタイヤ成形金型を用いて、トレッド面に周方向のサイプ等を形成する際、このサイプ等にやむ終えず形成されるセクター分割位置での途切れ部に起因するタイヤの偏摩耗等を抑制しうるタイヤ成形金型及びそれによって生産されたタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
タイヤ成形金型として、図8に略示する如く、トレッド成形部aを、周方向に分割された複数のセクターa1・・・ によって構成した所謂セクショナル型のものが知られている。このものは、加硫後のタイヤ取出しが、各セクターa1の半径方向外方への移動によって行われるため離型性に優れ、複雑なトレッドパターンの形成に適するという利点がある。
【0003】
他方、タイヤでは、図9に略示する如く、タイヤ性能を高めるために、トレッド面に、セクター分割位置pを横切って周方向に連続してのびるサイプ等の細溝gを形成する場合がある。このとき、金型には、前記細溝gを形成するために、前記セクターa1の内面(トレッド成形面)に、周方向にのびるブレード状の細溝形成片cが突設される。
【0004】
ここで、セクター分割位置pを横切って周方向に連続してのびる細溝gを形成するためには、厳密には、図10(A)に示すように、周方向で隣り合うセクターa1の各細溝形成片cを、その端部c1がセクター分割位置pで互いに突き合わされて連続するように配することが必要である。
【0005】
しかし、このように端部c1が突き合うように細溝形成片cを形成した場合には、細溝形成片cの端部c1は、その根元部がセクターa1に支持されずに片持ち状態となってしまい、セクターa1の分割面ps近傍に強いモーメントが作用して、金型の破損を招くという不具合が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、このような金型の破損を防止するため、通常は、図10(B)に示す如く、各端部c1をセクター分割位置pから0.3〜3.0mm程度の距離dを控えて終端させている。しかしこのことは、一方では、周方向において連続すべき細溝gに、セクター分割位置pで途切れ部を発生させてしまう。この途切れ部は、細溝gが存在する部分との間に剛性差をもたらすため、パターンの剛性分布に悪影響を与え、タイヤの耐偏摩耗性能を損ねるという問題がある。
【0007】
そこで本発明は、前記細溝形成片の終端側に先細状の減厚さ部を設けることを基本として、細溝の前記途切れ部に、応力が集中する部分を局部的に形成せしめ、ゴムを動き易くさせる、さらには局部的な歪みの繰り返しにより前記応力集中する部分に亀裂の発生を積極的に促し、この亀裂によって細溝を連続化させることにより、パターン剛性の均一化を図り、耐偏摩耗性能を向上させうるタイヤ成形金型及びそれによって生産されたタイヤの提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本願の請求項1の発明は、複数の分割面で周方向に分割されかつ隣り合うセクターにより、前記分割面を越えて周方向に連なるタイヤのトレッド面を形成しうるトレッド成形面を有するタイヤ成形金型であって、
前記トレッド成形面に、隣り合う各セクターで半径方向内方に突出しかつ前記分割面から周方向に0.3〜3.0mmを隔てて向き合って終端する細溝形成片を突設するとともに、
この細溝形成片は、主部と、この主部の前記終端する側に連設される減厚さ部とを有し、前記減厚さ部は、前記トレッド成形面からの高さDtを、前記細溝形成片の高さDsの少なくとも1/4倍以上、かつこの減厚さ部を挟む両側面の少なくとも一方を終端に向かって厚さを減じる向きに傾く斜面とし、しかも該両側面の間の挟み角θを40゜以上かつ140゜未満としたことを特徴としている。
【0009】
又請求項2の発明では、前記細溝形成片は、前記主部の厚さTsを0.3〜3.0mm、かつ前記減厚さ部の終端での厚さTtを前記主部の厚さTsの0.2〜0.5倍としたことを特徴としている。
【0010】
又請求項3の発明では、前記減厚さ部は、前記高さDtを、細溝形成片の前記高さDsの1/2〜3/4倍としたことを特徴としている。
【0011】
又請求項4はタイヤの発明であって、前記請求項1〜3の何れかに記載のタイヤ成形金型によって生産されたことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。
図1は本発明のタイヤ成形金型によって成形されたタイヤが、乗用車用ラジアルタイヤである場合を例示した子午断面図である。
【0013】
図1において、タイヤ1は、トレッド面2Fを有するトレッド部2と、その両端から半径方向内方にのびる一対のサイドウォール部3と、各サイドウォール部3の半径方向内方端に位置するビード部4とを具える。又タイヤ1には、前記ビード部4、4間に、カーカス6が架け渡されるとともに、このカーカス6の外側かつトレッド部2内方には、強靱なベルト層7が巻装される。
【0014】
なお前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ赤道Cに対して例えば70゜〜90゜の角度で配列した1枚以上のカーカスプライ6Aから構成される。カーカスコードとしては、例えばナイロン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリアミド等の有機繊維コード、或いはスチールコード等が好適に使用される。
【0015】
又前記ベルト層7は、ベルトコードをタイヤ赤道Cに対して例えば10〜35°の角度で配列した2枚以上(乗用車用タイヤでは通常2枚、重荷重用タイヤでは通常3〜4枚)のベルトプライ7Aから構成される。ベルトプライ7Aは、ベルトコードがプライ間相互で交差するように傾斜の向きを違えて重置され、これによってベルト剛性を高めトレッド部2を優れたタガ効果を有して補強する。なお、前記ベルトコードとして、例えばスチールコード、或いはこれに匹敵する高強度の芳香族ポリアミド繊維コード等が好適に採用される。
【0016】
又前記トレッド面2Fには、図2に略示する如く、溝巾W0が3mmより大のの主溝10と、溝巾W1が3mm以下の細溝11とを用いたトレッドパターンが形成されている。なお細溝11には、溝巾W1が1.5mm以下のサイプが含まれる。
【0017】
同図には、前記主溝10が、タイヤ周方向に連続してのびる例えば4本の縦主溝10Mからなり、これによってトレッド部2を、例えば5本のリブ状陸部Rに区分したリブパターンの場合を示している。しかし、例えば前記縦主溝10Mに交差する向きの横主溝(図示しない)を用い、前記リブ状陸部Rの1本以上を、複数のブロック(図示しない)に区分したリブ・ブロックパターン等も好適に採用しうる。
【0018】
又前記リブ状陸部Rのうち、本例では、トレッド端TEに沿ってのびる最外側のリブ状陸部RSに、前記トレッド端TEの近傍を通って、周方向にのびる縦細溝11Mを形成している。この縦細溝11Mは、図3に拡大して示すように、タイヤ成形金型20におけるセクター分割位置Pにおいて、途切れ部12を有するため、厳密には周方向に連続していないが、前記途切れ部12の周方向長さLAが6.0mm以下と、タイヤ周長に対して非常に小であるため、周方向にほぼ連続していると言うことができる。
【0019】
そしてこのような縦細溝11Mを有するタイヤ1を加硫成形するために、以下に説明する如きタイヤ成形金型20が使用される。
【0020】
前記タイヤ成形金型20は、周知構成の所謂セクショナル型金型であって、図4に略示する如く、タイヤのトレッド部2を成形する環状のトレッド成形部21が、周方向に分割された複数のセクター22によって構成される。このトレッド成形部21は、各セクター22が半径方向内方に移動することにより、隣合うセクター22の分割面22Fが互いに当接する。このとき、金型内面であるトレッド成形面21Fが閉じられ、前記分割面22Fを越えて周方向に連なる前記トレッド面2Fを形成する。
【0021】
又前記トレッド成形面21Fには、前記縦細溝11Mを成形する細溝形成片23が突設される。本例では、この細溝形成片23が、例えばステンレス製のブレード状の板体からなり、図5(A),(B)に示すように、例えばアルミダイキャスト製の各セクタ本体22Aに植設される場合を例示している。なおセクタ本体22Aには、前記主溝10形成用の凸条部(図示しない)が一体に隆起している。
【0022】
又前記細溝形成片23は、周方向にのび、かつ隣り合う各セクター22の間においては、その周方向の端部23Pが、前記分割面22Fから周方向に0.3〜3.0mmの距離Laを隔てて互いに向かい合わせで終端している。これによって、金型の損傷が抑制される。しかしその反面、形成される縦細溝11Mには、前記距離Laの2倍に相当する前記長さLAの途切れ部12が、前記端部23Pの間に生じることになる。
【0023】
そこで本発明では、この途切れ部12に起因する偏摩耗などへの悪影響を改善するため、図6に示すように、前記端部23Pに減厚さ部24を形成している。即ち、前記細溝形成片23は、その主部25と、該主部25の前記終端する側に連設される減厚さ部24とを具えている。なお図6は、細溝形成片26をトレッド成形面21Fの位置で切断した斜視図である。
【0024】
ここで、前記主部25は、前記縦細溝11Mを実質的に形成する部分であって、その厚さTsは、前記縦細溝11Mの溝巾W1と実質的に等しく、本例では、0.3〜3.0mmの範囲のものを例示している。
【0025】
又前記減厚さ部24は、この減厚さ部24を挟む両側面24Fのうちの少なくとも一方を、前記終端に向かって厚さを減じる向きに傾斜させた斜面26とすることによって形成されてなり、本例では、両側面24Fを斜面26とした好ましい場合を例示している。なお減厚さ部24の前端面24Eは、本例の如く、前記分割面22Fとほぼ平行な平面であっても良いが、円弧面状に形成することもできる。
【0026】
このような細溝形成片23によって形成される前記縦細溝11Mは、前記図3に示す如く、前記途切れ部12の両端に、前記減厚さ部24の側面24Fによって形成される溝側面13Fと、前端面24Eによって形成される溝端面13Eとによって囲まれる鋭角化されたV字端部13が形成される。
【0027】
このV字端部13では、溝端面13Eの位置に応力集中が起こるため、V字端部13、13間のゴムが動き易くなる。しかもV字端部13では、局部的な歪みの繰り返しによって、亀裂の発生が積極的に促されるため、走行中に発生する亀裂によって、前記V字端部13、13間を連続化しうる。即ち、走行中に前記縦細溝11Mを連続化させることが可能となり、これによってパターン剛性の均一化が図られ、耐偏摩耗性能が向上するのである。
【0028】
このような作用効果を奏すためには、少なくとも前記V字端部13が、最も大きな応力が作用するトレッド面2Fで開口することが必要である。即ち、減厚さ部24は、前記図6に示す如く、少なくともトレッド成形面21Fの高さ位置から半径方向内方に延在することが必要である。
【0029】
さらに前記減厚さ部24では、その半径方向内方端の前記トレッド成形面21Fからの高さDtを、少なくとも前記細溝形成片23の高さDsの1/4倍以上、しかも前記両側面24Fの間の挟み角θを40゜以上かつ140゜より小の範囲とすることも重要である。
【0030】
もし、前記高さDtが高さDsの1/4倍未満では、減厚さ部24の形成範囲が過小であり、亀裂が発生しにくく、又亀裂が発生した場合においても途切れ部12の剛性が依然大であるなど、前記偏摩耗の改善効果が達成されない。なお前記高さDtは、高さDsの1.0倍まで、即ち減厚さ部24を細溝形成片23の全高さに亘って形成することができる。しかしこのとき、前記縦細溝11Mの溝底にクラック等の発生を招く恐れが生じる傾向となってしまう。従って、高さDtは、好ましくは、高さDsの1/2〜3/4倍の範囲が良い。
【0031】
又前記挟み角θが140゜以上となると、V字端部13の鋭角さが不足して応力集中が期待できず、亀裂の発生が見込めないなど偏摩耗改善効果が達成できなくなる。逆に40゜未満では、細溝形成片23への加工が難しくなるほか、前記減厚さ部24が長すぎて細溝形成片23自体の強度が不足傾向となり、この細溝形成片23に曲げなどの変形を招く恐れが生じる傾向となる。従って、前記挟み角θは、好ましくは60〜120゜の範囲が良い。
【0032】
又前記減厚さ部24の終端での厚さTtは、主部25の前記厚さTsの0.2〜0.5倍が好ましく、0.2倍未満では、減厚さ部24の強度が不足傾向となって曲げ変形しやすくなる。逆に0.5倍を越えると、応力集中が不十分となって、亀裂発生が期待できなくなる。
【0033】
このような減厚さ部24による偏摩耗の改善効果は、特に、前記分割面22Fからの距離Laが1.5mm以下、又主部25の厚さTsが1.5mm以下のとき、より顕著に発揮される。
【0034】
なお前記減厚さ部24では、図7(A)に示すように、一方の側面24Fのみ斜面26で形成しても良く、又図7(B)の如く、斜面26を円弧状に湾曲面で形成しても良い。
【0035】
又前記縦細溝11Mの形成場所は、最外側のリブ状陸部RSに規制されることがなく、要求に応じて、何れのリブ状陸部Rに形成しても良い。又縦細溝11M、および主溝10の各形状、さらにはこれによって形成されるトレッドパターンなども、種々の態様のものが採用できる。
【0036】
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
【0037】
【実施例】
表1の仕様の細溝形成片を有する金型を用い、図1、2に示す構造のタイヤサイズ175/80R14の乗用車用ラジアルタイヤを試作するとともに、この試供タイヤの耐偏摩耗性、操縦安定性、乗り心地性、ウエットグリップ性能、及び金型耐久性を比較した。
【0038】
(1)耐偏摩耗性:
試供タイヤを、リム(14×5.5JJ)、内圧(200KPa)で、車両2000ccの全輪に装着し、ドライ路面のテストコースにおいて、走行した後、縦細溝の途切れ部における偏摩耗の発生の有無を目視によって確認し、○(偏摩耗の発生なし)、△(段差状の軽微な偏摩耗の発生あり)、×(段差状の偏摩耗の発生あり)の3段階で評価した。
【0039】
(2)操縦安定性、乗り心地性:
前記耐偏摩耗性のテストにおいて走行した際の、操縦安定性および乗り心地性をドライバーの官能評価により従来例を100とする指数で表示している。指数の大きい方が良好である。
【0040】
(3)ウエットグリップ性能:
前記車両を用いてウエット路面のテストコースを走行し、ドライバーの官能評価により従来例を100とする指数で表示している。指数の大きい方が良好である。
【0041】
(4)金型耐久性:
加硫時のタイヤ取外し程度の外力をセクターの細溝形成片に100回加え、細溝形成片の根元部分における損傷の有無を目視により、○(損傷の発生なし)、×(損傷の発生あり)の2段階で確認した。
【0042】
【表1】
Figure 0003577283
【0043】
表1の如く、実施例の金型は、金型耐久性を損ねることなく、しかもタイヤの操縦安定性、乗り心地性、ウエットグリップ性能等の諸性能を損ねることなく、途切れ部に起因する偏摩耗を抑制しうることが確認できる。
【0044】
【発明の効果】
叙上の如く本発明の金型は、細溝形成片の終端部に先細状の減厚さ部を設けているため、細溝の途切れ部に、応力が集中する部分を局部的に形成でき、ゴムを動き易くしうる。さらに、この応力集中する部分では、局部的な歪みの繰り返しにより亀裂の発生が起こりやすくなり、走行途中において、この亀裂によって細溝を連続化させることが可能となり、パターン剛性の均一化を図り、耐偏摩耗性能を向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤ成形金型によって生産されたタイヤの一実施例を示す断面図である。
【図2】そのトレッドパターンを示す展開図である。
【図3】縦細溝の途切れ部を拡大して示す平面図である。
【図4】タイヤ成形金型のトレッド成形部をタイヤ赤道に沿って切断した断面図である。
【図5】(A)、(B)は細溝形成片を説明する正面図、及び側面図である。
【図6】細溝形成片を説明する斜視図である。
【図7】(A)、(B)は、細溝形成片の他の例を示す断面図である。
【図8】セクショナル型の金型を説明する断面図である。
【図9】本願が対象としている細溝を有するタイヤの一例を示す斜視図である。
【図10】(A)、(B)は、従来技術の問題点を説明する斜視図である。
【符号の説明】
2F トレッド面
20 タイヤ成形金型
21F トレッド成形面
22 セクター
22F 分割面
23 細溝形成片
24 減厚さ部
24F 側面
25 主部
26 斜面

Claims (4)

  1. 複数の分割面で周方向に分割されかつ隣り合うセクターによって、前記分割面を越えて周方向に連なるタイヤのトレッド面を形成しうるトレッド成形面を有するタイヤ成形金型であって、
    前記トレッド成形面に、隣り合う各セクターで半径方向内方に突出しかつ前記分割面から周方向に0.3〜3.0mmを隔てて向き合って終端する細溝形成片を突設するとともに、
    この細溝形成片は、主部と、この主部の前記終端する側に連設される減厚さ部とを有し、前記減厚さ部は、前記トレッド成形面からの高さDtを、前記細溝形成片の高さDsの少なくとも1/4倍以上、かつこの減厚さ部を挟む両側面の少なくとも一方を終端に向かって厚さを減じる向きに傾く斜面とし、しかも該両側面の間の挟み角θを40゜以上かつ140゜より小としたことを特徴とする請求項1記載のタイヤ成形金型。
  2. 前記細溝形成片は、前記主部の厚さTsを0.3〜3.0mm、かつ前記減厚さ部の終端での厚さTtを前記主部の厚さTsの0.2〜0.5倍としたことを特徴とする請求項1記載のタイヤ成形金型。
  3. 前記減厚さ部は、前記高さDtを、細溝形成片の前記高さDsの1/2〜3/4倍としたことを特徴とする請求項1、又は2記載のタイヤ成形金型。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のタイヤ成形金型によって生産されるタイヤ。
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