JPH09150609A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH09150609A
JPH09150609A JP7309162A JP30916295A JPH09150609A JP H09150609 A JPH09150609 A JP H09150609A JP 7309162 A JP7309162 A JP 7309162A JP 30916295 A JP30916295 A JP 30916295A JP H09150609 A JPH09150609 A JP H09150609A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】タイヤの摩耗進行に伴うウエット性能及び氷盤
走行性能の低下を抑制する。 【解決手段】トレッド面2にタイヤ周方向にのびる主溝
からなる主溝群3を形成するとともに、この主溝群はタ
イヤ軸を含む断面において、トレッド面での開口溝巾W
3よりも開口部下方の溝底部の最大溝巾W1を大としか
つ溝底部に両溝壁10と間隙Gを隔てて隆起する突起1
1を有する2股主溝5を含むとともに、この2股主溝の
前記開口溝巾W3を、トレッド巾TW0.04〜0.1
2倍としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤの摩耗進行
に伴うウエット性能(排水性能)及び氷盤走行性能の低
下を抑制しうる空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】従
来、雨天時などのウエット路面を高速走行した際に生じ
やすいハイドロプレーニングを抑制し、ウエット性能を
向上するため、トレッド面には、タイヤ円周方向に連続
する排水用の縦溝が設けられており、またこのウエット
性能の更なる向上のために、縦溝の形成位置、溝巾、溝
容積等に改善が加えられている。
【0003】しかしながら縦溝gは、一般に、図9に示
すように、溝底に向かって溝巾を減じたV字の断面形状
をなすため、磨耗の進行に伴い開口巾が溝容積とともに
漸減し、ウエット性能を低下させるという問題がある。
【0004】なお、磨耗によるウエット性能の低下を考
慮したタイヤとして、特開平7−112603号公報、
特開平6−115318号公報、及び特開平5−338
412号公報のものが知られている。
【0005】この中で、前記特開平7−112603号
公報は、図10(A)に示すように、中間部分bの溝巾
を、上方部分aの溝巾及び下方部分cの溝巾より小とし
た横溝yを開示し、接地時のブロックの過度の倒れを、
中間部分bにおける壁面間の衝合により防止することに
よって、ヒールアンドトウ磨耗を抑制しながら上方部分
a及び下方部分cの溝巾を通常の横溝の溝巾より大に設
定し、磨耗初期及び後期における排水性の向上を達成し
ている。しかしこのものは、ブロックの倒れ防止のため
に、中間部分bには、4mm程度の長さbhに亘り溝巾
bwを1〜4mmに減じる必要があり、また金型構造
上、下方部分cの溝巾を上方部分aの溝巾をこえて大に
設定することが難しい。従って、このような溝形状を、
より高い排水性能が要求される縦溝に採用した時には、
磨耗後期における排水性の向上効果が不十分となるとと
もに、特に中間部分bが露出する磨耗中期において、排
水性が著しく低下する状態が長期間存在し雨天時の安全
走行を阻害するという問題が発生する。
【0006】また特開平6−115318号公報には、
図10(B)に示すように、縦溝gの溝側壁に、その中
間高さ位置から突出する斜めの突起dを設けた重荷重用
タイヤを開示している。このものは、従来、中間高さ位
置から溝底にかけて形成される石噛み防止用の段差e
(一点鎖線でしめす)に代えて、前記突起dを設けてい
るため、結果的に、突起dより下方の溝巾が増大され
る。しかしながらこのものは、溝底での溝巾が溝上端で
の溝巾に比して依然小であるため、磨耗進行に伴う排水
性の低下は抑制し得ない。
【0007】また特開平5−338412号公報は、図
10(C)に示すように、単一円弧の溝底面からトレッ
ド面に向かって溝巾を減じる向きに傾斜してのびる溝壁
面gsを有する縦溝gが開示されており、溝底面での亀
裂損傷を低減するとともに、磨耗進行に際しての排水性
の維持が図られている。しかしながらこのような溝形状
では、磨耗末期における接地面積が不足するため、摩耗
が急進し、耐久性を損ねるという問題がある。
【0008】発明者は前記問題点を解決すべく研究を重
ねた結果、周方向にのびる複数の主溝のうち一部又は全
部について、溝底部において分岐する2股主溝によって
形成することにより、タイヤの摩耗工期において、主溝
の条数が2倍となるため、溝端縁によるエッジ効果が増
大しウエット性能(排水性能)及び氷盤走行性能を保持
しうることを見出し本発明を完成させたのである。
【0009】本発明は、タイヤの摩耗進行に伴うウエッ
ト性能及び氷盤走行性能の低下を抑制しうる空気入りタ
イヤの提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の
発明は、トレッド面にタイヤ周方向にのびる主溝からな
る主溝群を形成するとともに、この主溝群はタイヤ軸を
含む断面において、トレッド面での開口溝巾W3よりも
開口部下方の溝底部の最大溝巾W1を大としかつ溝底部
に両溝壁と間隙を隔てて隆起する突起を有する2股主溝
を含むとともに、この2股主溝の前記開口溝巾W3は、
トレッド巾TW0.04〜0.12倍であることを特徴
とする空気入りタイヤである。
【0011】請求項2の発明においては、請求項1の構
成に加えて前記突起は、トレッド面から2股主溝の最深
溝底までの溝深さH1の0.5〜0.7倍の高さH2と
している。
【0012】又、請求項3の発明においては、前記請求
項1の構成に加えて、突起は、この突起の頂部のタイヤ
軸方向の巾W2が前記最大溝巾W3の0.1〜0.2倍
としている。
【0013】さらに請求項4の発明においては、請求項
1の構成に加えて、前記2股主溝は、タイヤ軸方向断面
における溝巾は開口部から前記突起の頂部に至る間にお
いて、前記開口溝巾W3で連続し、かつ前記頂部から最
深溝底に至るまで溝巾が漸増させている。
【0014】なお前記溝壁と突起との間の間隙はタイヤ
軸を含む断面において深さ方向に略一定とするとともに
タイヤ軸方向の巾wが開口溝巾W3の0.3〜1.0倍
とするのが好ましい。
【0015】このように主溝の一部又は全部を前記2股
主溝とすることによって、トレッド面の摩耗末期におい
て前記突起が接地し、トレッド面における主溝の条数が
増加する。これによってタイヤは、ウエット路面走行時
における軸方向のグリップ力が増し、主溝の深さ減少に
よりパターン剛性の過大に起因したグリップ力の低下を
補い雨天走行時における耐ハイドロプレーニング性を保
持でき、かつ氷盤走行性を保持できるのである。
【0016】なおトレッド面に形成される溝を分岐する
ことを開示したタイヤとして特開平5−85110号公
報、特開平5−338417号公報、及び特開平6−1
91230号公報が存在する。
【0017】特開平5−85110号公報においては小
巾の副溝における石噛みを防止するための技術であり、
又開口巾よりも溝底部の巾を大としその溝底部に突起を
設けるという本願発明の主要要件も具備していない。
【0018】又、特公平5−338417号公報のもの
は、トレッド面の接地性と耐摩耗性とのバランスを図る
ことを課題としており、溝壁に小巾の切欠きを設けるこ
との開示にとどまり、本願発明における主溝の幅を溝底
に向かって広げかつ溝底に突起を設けるという構成の開
示はない。
【0019】さらに特開平6−191230号公報は、
ショルダーリブに設ける細溝において、石噛みを防止す
ることを課題とし、溝巾が広い主溝に対する構成は開示
されてはいない。
【0020】このように前記各公報のものは、本願発明
とは課題を異にし、かつ本願発明の構成も開示されては
おらず、従って各公報に記載された発明からは本願発明
の課題を解決しうるものではない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
図面に基づき説明する。図1〜3において空気入りタイ
ヤ1は、トレッド面2にタイヤ周方向にのびる複数の主
溝4…からなる主溝群3を形成したリブタイプ、リブラ
グタイプ、ブロックタイプ、リブ・ブロックタイプのト
レッドパターン、本例では図2に示す如く、前記構成の
主溝4…に加えて該主溝4に交差する向きに配される複
数の横溝15…を設けることによってブロックタイプを
形成している。
【0022】前記主溝4は、本例では、タイヤ周方向に
一直線状にのびるストレート溝であって、又主溝群3
は、タイヤ赤道C上に配される中央の主溝4A及びその
タイヤ軸方向外側にそれぞれ配される1対の側の主溝4
B、4Bからなる。
【0023】これらの主溝4は何れもタイヤ軸を含む断
面において、トレッド面2における開口溝巾W3よりも
開口部6下方の溝底部7における最大溝巾W1を大とし
ている。
【0024】ここで溝底部7とは、トレッド面2から主
溝4の最深溝底9までの深さである溝深さH1の溝底側
に位置する1/2倍の範囲を言う。
【0025】前記主溝群3のうち本例では、中央の主溝
4A及び側の主溝4B、4Bのすべてについて、溝底部
7に両側の溝壁10、10と間隙Gを隔てて隆起する突
起11を有する2股主溝5として形成される。なお2股
主溝5は、主溝群3のうち一部の主溝に限定して、例え
ば図5に示すように横すべり防止に効果的な位置に配さ
れる側の主溝4B、4Bのみに限定して実施してもよ
い。
【0026】この2股主溝5は、その開口溝巾W3をト
レッド縁E、E間のタイヤ軸方向の距離であるトレッド
巾TWの0.04倍以上かつ0.12倍以下、しかも少
なくとも5mm以上としている。
【0027】開口溝巾W3がトレッド巾の0.04倍未
満又は5mm未満ではウエット走行時における排水性に劣
りハイドロプレーニングが発生しやすく、又0.12倍
をこえるとトレッド面2の接地面積が減少し、ドラ走行
時における耐摩耗性が低下することがあるからである。
【0028】なお、前記突起11は溝方向に連続して形
成してもよく、又周方向に途切れ部を有して断続的に形
成することも出来る。
【0029】又この突起11は、前記最深溝底9からの
該突起11の頂部12までの高さH2を前記溝深さH1
の0.5〜0.7倍として形成される。前記高さH2が
溝深さH1の0.5倍未満となれば摩耗末期まで溝本数
が増加せず摩耗後期においてウエット性能、氷盤走行性
能の回復が遅れ、走行不安定状態が長引くとともに、
0.7倍をこえると突起11の壁面を形成する突起壁1
6の剛性が低下することによって、偏摩耗が生じやす
い。
【0030】さらに前記突起11は、この突起11の頂
部12のタイヤ軸方向の巾W2を前記最大溝巾W3の
0.1〜0.2倍としており、又本例ではこの突起11
と溝壁10との間の前記間隙Gの巾wはタイヤ軸を含む
断面において深さ方向に略一定としている。この間隙の
巾wを一定とすることによってトレッド面2の摩耗後期
において排水性能を安定させうる。又間隙Gのタイヤ軸
方向の巾wは開口溝巾W3の0.3〜1.0倍しかも3
mm以上とするのが好ましい。
【0031】なお、突起11の頂部の前記巾W2が最大
溝巾W3に対して0.3倍未満となれば、摩耗後期にお
ける排水性に劣りウエット及び氷盤走行性能が低下し、
又、前記巾W2が0.8倍をこえると摩耗後期において
タイヤの接地面積が不足し、耐摩耗性に劣ることとな
る。
【0032】前記2股主溝5の形成に際して、図3
(A)に示す如く側壁10の傾斜角度θはトレッド面2
に対する鉛直線Nに対して開口部6から溝底部7上端ま
での間で0°〜30°、又、突起11の側壁10に向く
突起壁16の傾斜角度γは前記鉛直線Nに対して5°〜
30°とするのが好ましい。
【0033】又、前記2股主溝5においては、溝底9と
側壁10との交わり部及び溝底9と前記突起壁16との
交わり部は、溝底割れを防止するため円弧で結んでい
る。さらには、溝底9、側壁10、突起壁16の三者に
ともに接する大きな円弧で結ぶのがより好ましい。
【0034】前記横溝15は、本例では断面U又はV字
状をなす通常の溝形状に形成されている。しかし、摩耗
末期において氷上、雪上走行に際して起動時又は制動時
におけるグリップ性能を保持するために、この横溝15
においても全数又は等ピッチ間隔毎に前記構成の2股状
の溝として形成することも出来る。
【0035】さらに本例における空気入りタイヤ1は、
前記トレッド面2を形成するトレッド部12からサイド
ウォール部13をへてビード部24のビードコア25の
周りをタイヤ軸方向内側から外側に向かって折返すカー
カス26と、該カーカス26の外側かつトレッド部の内
方に配されるベルト層27とを具える。
【0036】本例では、前記カーカス6の本体部と折返
し部の間で前記ビードコア5から半径方向外側にのび硬
質のゴムからなるビードエーペックス28を設ける。
【0037】前記カーカス26は、1枚以上、本例では
1枚のカーカスプライからなり、該カーカスプライは、
ナイロン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリアミド
などの有機繊維からなるカーカスコードを、本実施例で
はタイヤ赤道Cに対して70〜90°傾けたラジアル配
列又はセミラジアル配列としている。
【0038】前記ベルト層27は、本例ではカーカス2
6に隣接して配される第1のベルトプライ27Aと、該
内のベルトプライ27Aの半径方向外側に配される第1
のベルトプライ27Bとの2枚を重ね合わせて形成され
る。
【0039】前記内、外のベルトプライ27A、27B
は、ナイロン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリア
ミド繊維等の有機繊維又はスチールコードからなるベル
トコード12タイヤ赤道Cに対して10〜40°、好ま
しくは16〜30°の角度で傾け並設するとともに、こ
れらのコードをトッピングゴムにより被覆したシート体
として形成される。
【0040】さらに2股主溝5は、図3(A)に示す如
く、開口部6から最深溝底9に至る間で溝巾を一様に漸
増させてもよく、又、図3(D)に示すように開口部6
から前記突起11の頂部12に至る間において開口溝巾
W3で連続し、かつ頂部12から最深溝底に至るまで溝
巾が漸増するよう形成してもよい。
【0041】図4(A)、(B)、(C)、(D)に溝
底部7の態様を示す。(A)は最大溝巾W1を最深溝底
9に位置させるとともに、側壁10と突起11との間の
前記間隙Gのタイヤ軸方向の巾wを溝底部7の全域に亘
って一定としている。(B)は最大溝巾W1を最深溝底
9に位置させるとともに、前記巾wを最深溝底9に向か
って漸増させている。さらに(C)では、最大溝巾W1
を溝底部7の高さ方向中間位置に位置させるとともに、
間隙Gは、この最大溝巾W1の位置で最大となるよう形
成している。
【0042】さらに図3(D)に示す如く溝底部7にお
いて、側壁10、突起壁16最深溝底9をともに包絡す
る曲線によって形成してもよい。このように溝底部7は
種々な態様のものに変形できる。
【0043】
【実施例】タイヤサイズが175/70R 13であり
かつトレッド面2に図2に示すブロックパターンを具え
たタイヤについて図4(A)〜(D)に示す溝断面形状
を有するタイヤ(実施例1〜4)について試作するとと
もに、その性能についてテストを行った。なお、従来構
成のタイヤ(従来例)、及び本願構成以外の形状からな
る主溝によって構成されたタイヤ(比較例)についても
併せてテストを行い性能の比較を行った。
【0044】なおテストは、次の要領で行った。 1)氷盤走行テスト 各テストタイヤを乗用車の全輪に装着するとともに、該
車両を半径が50mでありかつ路面を氷結させた試験路
上を走行させて周回に要する時間を測定し従来例を10
0とする指数で表示した。数値が小さいほど良好である
ことを示す。なおテスト時においてドライバーのフィー
リングによる判定を併せて行い5段階法で評価した。
【0045】このようなテストを試供タイヤが新品時及
び主溝が深さ方向に50%摩耗したときについてそれぞ
れ測定した。50%摩耗時における評価が高いほど、又
50%摩耗時と新品との差が少ないほど良好であること
を示す。
【0046】2)ウエット路面走行テスト 半径40mの平滑なコンクリート路面からなる走行路に
おいて、その全域に水深3mmの水溜りを形成し、氷盤テ
ストと同一要領で走行テストを行った。評価判定方法は
前記氷盤走行テストに準ずる。
【0047】各実施例、従来例、及び比較例の各溝形
状、寸法及び寸法比を表1に、氷盤走行テストの結果を
表2及び図6(A)、(B)、(C)に、又ウエット路
面走行テストの結果を表3及び図7(A)、(B)、
(C)にそれぞれ示す。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【表3】
【0051】テストの結果、実施例のものは比較例のも
のに比べて50%摩耗時においても安定した走行性能を
保持しうることが確認できた。
【0052】
【発明の効果】叙上の如く本発明の空気入りタイヤは、
周方向にのびる主溝に請求項1記載の構成からなる2股
主溝を含むことを要旨とするため、タイヤの摩耗進行に
伴うウエッオ性能、氷盤走行性能の低下を抑制でき、タ
イヤ寿命の全期に亘って走行安定性を保持しうる。
【0053】又請求項2記載のように突起高さを規制す
ることによって、前記走行安定性を摩耗の全期間に亘っ
て保持できかつ偏摩耗の発生を防止しうる。
【0054】さらに請求項3記載のよに突起の頂部の巾
を規制することによって、ウエット性、氷盤走行性を一
層高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す断面図であ
る。
【図2】そのトレッドパターンを示す平面図である。
【図3】(A)、(B)、(C)、(D)は何れもその
2股主溝を示す部分断面図である。
【図4】(A)、(B)、(C)、(D)は何れも2股
主溝の他の態様を示す部分断面図である。
【図5】他の実施の形態を示すトレッド部の断面図であ
る。
【図6】(A)、(B)、(C)何れも2股主溝の寸法
比とウエット路面走行テストにおける旋回タイム(指
数)との関係を示すグラフである。
【図7】(A)、(B)、(C)何れも2股主溝の寸法
比と氷盤走行テストにおける旋回タイム(指数)との関
係を示すグラフである。
【図8】比較例における主溝の形状を示す断面図であ
る。
【図9】従来の主溝の形状を示す断面図である。
【図10】(A)、(B)、(C)は何れも従来の主溝
の形状を示す断面図である。
【符号の説明】
2 トレッド面 3 主溝群 4 主溝 5 2股主溝 6 開口部 7 溝底部 9 最深溝底 10 突起 11 突起 12 頂部 G 間隙 H1 溝深さ H2 突起の高さ TW トレッド巾 W1 最大溝巾 W2 突起の頂部の巾 W3 開口溝巾

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド面にタイヤ周方向にのびる主溝か
    らなる主溝群を形成するとともに、 この主溝群はタイヤ軸を含む断面において、トレッド面
    での開口溝巾W3よりも開口部下方の溝底部の最大溝巾
    W1を大としかつ溝底部に両溝壁と間隙を隔てて隆起す
    る突起を有する2股主溝を含むとともに、 この2股主溝の前記開口溝巾W3は、トレッド巾TW
    0.04〜0.12倍であることを特徴とする空気入り
    タイヤ。
  2. 【請求項2】前記突起は、トレッド面から2股主溝の最
    深溝底までの溝深さH1の0.5〜0.7倍の高さH2
    を有することを特徴とする請求項1記載の空気入りタイ
    ヤ。
  3. 【請求項3】前記突起は、この突起の頂部のタイヤ軸方
    向の巾W2が前記最大溝巾W3の0.1〜0.2倍であ
    ることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】前記2股主溝は、タイヤ軸方向断面におけ
    る溝巾は開口部から前記突起の頂部に至る間において、
    前記開口溝巾W3で連続し、かつ前記頂部から最深溝底
    に至るまで溝巾が漸増することを特徴とする請求項1記
    載の空気入りタイヤ。
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