JP6962126B2 - タイヤ - Google Patents
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上記モールドは、トレッドセグメントとサイドプレートとを有している。
上記加硫工程において、
上記タイヤの軸方向外側のサイド面に、上記サイド面から軸方向外向きに突出するデコレーションリブと、上記サイド面に軸方向内向きに凹むフォロー部とを形成する。
上記デコレーションリブに、上記トレッドセグメントと上記サイドプレートとの合致面に対応するパーティングラインが位置させられる。上記フォロー部の半径方向内端は、半径方向において上記パーティングラインに又は上記パーティングラインより外側に位置させられる。上記フォロー部の深さは、上記サイド面に位置する半径方向内端から半径方向外向きに漸増させられる。上記フォロー部の半径方向内端と上記パーティングラインとの距離は、0mm以上4mm以下にされる。
図1−4に示されたタイヤを図5のモールドを用いて製作した。フォロー部の深さHf、距離Df、数及び曲率半径Rfと、デコレーションリブの高さHdと、内凹部の深さHi、幅Wi、曲率半径Ri及び距離Diとは、表1に示される通りであった。なお、表1−5では、フォロー部の数は、一対のサイド面のそれぞれに形成されたフォロー部の数を表している。
従来のモールドを用いてタイヤが制作された。フォロー部と内凹部とは形成されなかった他は、実施例1と同様にしてタイヤが得られた。
フォロー部が形成されなかった他は、実施例1のタイヤと同様にしてタイヤが得られた。
デコレーションリブの高さHdが表1に示される様にされた他は、実施例1と同様にしてタイヤが得られた。
内凹部が形成されなかった他は、実施例1のタイヤと同様にしてタイヤが得られた。
フォロー部の深さHfが表2に示される様にされた他は、実施例1のタイヤと同様にしてタイヤが得られた。
フォロー部の距離Dfが表2に示される様にされた他は、実施例1のタイヤと同様にしてタイヤが得られた。
フォロー部の数が表3に示される様にされた他は、実施例1のタイヤと同様にしてタイヤが得られた。
フォロー部の曲率半径Rfが表3に示される様にされた他は、実施例1のタイヤと同様にしてタイヤが得られた。
内凹部の深さHiが表4に示される様にされた他は、実施例1のタイヤと同様にしてタイヤが得られた。
内凹部の幅Wiが表4に示される様にされた他は、実施例1のタイヤと同様にしてタイヤが得られた。
内凹部の曲率半径Riが表5に示される様にされた他は、実施例1のタイヤと同様にしてタイヤが得られた。
内凹部の距離Diが表5に示される様にされた他は、実施例1のタイヤと同様にしてタイヤが得られた。
制作されたタイヤの外観評価がされた。この外観評価では、耐噛み込み、耐アンジュレーション及び耐エアー入りが評価された。耐噛み込みは、タイヤのパーティングラインに発生するバリの大きさ及び量が評価された。耐アンジュレーションでは、タイヤのサイド面であって、パーティングライン周辺でのアンジュレーションの発生の有無が評価された。耐エアー入りは、パーティングラインでのエアー入りの有無が評価された。耐噛み込みと耐アンジュレーションとは、比較例1を100とした指数として下記表1−5に示されている。これらの数値が大きいほど、良好である。耐エアー入りは、比較例1を20とした指数として下記表1−5に示されている。この数値が小さいほど、良好である。
試作タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに空気を充填して正規内圧とした。このタイヤを車両に装着し、正規荷重をタイヤに負荷した。この車両をアスファルト路面であるテストコースで走行させた。所定の距離を走行させた後、サイド面でのクラックの発生の有無と、そのクラックの大きさが評価された。この結果から求めた耐クラックの性能が比較例1を100とした指数として下記表1−5に示されている。この数値が大きいほど、良好である。
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
22・・・トレッド面
24・・・サイド面
42・・・デコレーションリブ
44・・・外凹部
46・・・内凹部
48・・・フォロー部
50・・・モールド
52・・・トレッドセグメント
54・・・サイドプレート
56、60・・・キャビティ面
58、62・・・当接面
64・・・横溝凸部
66・・・フォロー凸部
68・・・外凸条
70・・・内凸条
72・・・合致面
Claims (11)
- トレッドセグメントとサイドプレートとを有するモールドで形成されるタイヤであって、
上記トレッドセグメントと上記サイドプレートとの合致面に対応するパーティングラインが、軸方向外側のサイド面に位置しており、
上記パーティングラインが軸方向外向きに突出するデコレーションリブに形成されており、
上記サイド面に軸方向内向きに凹むフォロー部が形成されており、
上記フォロー部の半径方向内端が半径方向において上記パーティングラインに又は上記パーティングラインより外側に位置しており、
上記フォロー部の深さが上記サイド面に位置する半径方向内端から半径方向外向きに漸増しており、
上記フォロー部の半径方向内端と上記パーティングラインとの距離が0mm以上4mm以下であり、
上記フォロー部の上端が、トレッドに刻まれ軸方向に延びる横溝に連続しており、
上記フォロー部の底面の輪郭が、周方向に垂直な断面において曲率半径Rfの円弧で形成されている、タイヤ。 - 上記フォロー部の最大深さが3mm以上8mm以下である請求項1に記載タイヤ。
- 上記曲率半径Rfが50mm以上である請求項1又は2に記載のタイヤ。
- 複数の上記フォロー部が周方向に並んで形成されており、
周方向に並ぶ上記フォロー部の数が20以上80以下である請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ。 - 上記デコレーションリブの高さが2.5mm以上5.0mm以下である請求項1から4のいずれかに記載のタイヤ。
- 周方向に垂直な断面において、上記パーティングラインより半径方向内側の上記デコレーションリブの輪郭が、曲率半径Rdの円弧で形成されており、上記曲率半径Rdが5mm以上30mm以下である請求項1から5のいずれかに記載のタイヤ。
- 上記パーティングラインから半径方向内側の上記サイド面に、軸方向内向きに凹んだ内凹部が形成されており、
上記内凹部の深さが1mm以上10mm以下である請求項1から6のいずれかに記載のタイヤ。 - 上記内凹部の幅が3mm以上である請求項7に記載のタイヤ。
- 上記内凹部の底面の輪郭が周方向に垂直な断面において曲率半径Riの円弧で形成されており、上記曲率半径Riが5mm以上である請求項7又は8に記載のタイヤ。
- 上記パーティングラインから上記内凹部の半径方向外端までの距離が0mm以上30mm以下である請求項7から9のいずれかに記載のタイヤ。
- ローカバーが成形される予備成形工程と、上記ローカバーがモールド内で加硫成形されて上記ローカバーからタイヤが得られる加硫工程とを備えており、
上記モールドがトレッドセグメントとサイドプレートとを有しており、
上記加硫工程において、
上記タイヤの軸方向外側のサイド面に、上記サイド面から軸方向外向きに突出するデコレーションリブと上記サイド面に軸方向内向きに凹むフォロー部とを形成し、
上記デコレーションリブに上記トレッドセグメントと上記サイドプレートとの合致面に対応するパーティングラインが位置させられ、
上記フォロー部の半径方向内端が半径方向において上記パーティングラインに又は上記パーティングラインより外側に位置させられ、上記フォロー部の深さが上記サイド面に位置する半径方向内端から半径方向外向きに漸増させられ、上記フォロー部の半径方向内端と上記パーティングラインとの距離が0mm以上4mm以下にされ、
上記フォロー部の上端が、トレッドに刻まれ軸方向に延びる横溝に連続させられ、
上記フォロー部の底面の輪郭が、周方向に垂直な断面において曲率半径Rfの円弧で形成される、タイヤの製造方法。
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