JP3576575B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、文字・グラフィック等の線画(以下「テキスト」という)と階調(色)を有する写真等の中間調画像(以下「イメージ」という)とが混在した画像情報を処理する画像処理装置及び画像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、テキストとイメージが混在した画像情報を効率良く記憶する方法として、例えば画素を8×8画素のブロックに分割し、文字・線画画素を抽出した後、離散コサイン変換(以下「DCT」と記す)等の直交変換を施し、その係数を符号化して記憶するものが知られている。
【0003】
図6は、メモリ容量を削減するために、DCT等の直交変換、或いはベクトル量子化、ブロック符号化等によってデータ量を圧縮して記憶する装置を示す構成ブロック図である。図示するように、入力端子601からはテキストとイメージが混在したデータとそのデータをレイアウトするためのレイアウト情報とが入力される。そして、データ識別回路602はレイアウト情報と画像データとを識別し、レイアウト情報をブロック化回路603、メモリコントローラ607、及び復号化回路611へ、画像データをブロック化回路603へそれぞれ出力する。ブロック化回路603は画像データを8×8画素のブロック毎に切り出し、文字・線画抽出回路604へ出力する。文字・線画抽出回路604は画像データ中の文字・線画(テキスト)画素を抽出し、抽出した画素の判定結果を抽出判定メモリ606に、抽出した画素の階調(色)データを抽出階調(色)メモリ608に格納する。符号化回路605はJPEG(Joint Photographic Expert Group )方式又はベクトル量子化等の公知の符号化回路であり、入力された画像データ(イメージデータ)を符号化し、イメージメモリ610に格納する。
【0004】
一方、入力端子614及び出力端子615には、プリンタエンジンが接続されており、プリンタエンジンが起動されると、入力端子614からエンジンの同期信号がメモリコントローラ607及び復号化回路611に入力される。そして、メモリコントローラ607は、そのエンジン同期信号に同期して抽出判定メモリ606及び抽出階調(色)メモリ608より、データが読み出されるように制御する。読み出された抽出判定信号及び抽出階調(色)データは、合成回路613において後述する画像データ(イメージデータ)と合成され、合成されたデータが出力端子615よりプリンタエンジンへ出力される。
【0005】
復号化回路611は、上述のエンジン同期信号及びデータ識別回路602より入力されたレイアウト情報より所定のタイミングで画像データ(イメージデータ)が出力されるようにメモリコントローラ609へリクエストを出し、イメージメモリ610からデータを読み出す。尚、復号化回路611は、イメージ領域(レイアウト情報によって指定された領域)においては、復号化した画像データ(イメージデータ)を、上記領域外においては白(透過色)データをラスタ化回路612へ出力する。ラスタ化回路612はブロック化された画像データ(イメージデータ)を元のスキャンに戻し、合成回路613へ出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、圧縮率を上げるために間引きを行った場合、補間処理によって画像データ(イメージデータ)中の抽出画素データが抽出画素領域外にはみ出すという欠点があった。
また、複数の画素から構成される小ブロック(例えば4×4画素)毎に符号化を行っているため、符号化回路への入力はブロック化されたデータとなる。更に圧縮率を上げようとして、間引き処理を行うと、ブロックのスキャンがくずれて圧縮効率が下がるという欠点があった。特に、YUV等の色プレーンがブロック順次化された画像データにおいては、異なるプレーンのブロックが統合されてしまうため、著しい劣化が発生してしまう。
【0007】
本発明の目的は、上述の点に鑑みて成されたものであり、データ量が削減された第1のブロック状の画像データ及び第2のブロック状の画像データに対して各ブロック内の画素をライン毎に交互に読み出して統合し、データ量が削減される前のブロックサイズと等しいサイズのブロック状の画像データを生成することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、複数の画素から構成されるブロック状の画像データであって、お互いに隣接する第1のブロック状の画像データ及び第2のブロック状の画像データを入力する入力手段と、前記入力された第1のブロック状画像データ及び第2のブロック状の画像データに対して各ブロック内の画素を間引きしてそれぞれ第1のメモリ及び第2のメモリに記憶することによりデータ量を削減する削減手段と、前記第1のメモリ及び第2のメモリに記憶されたデータ量が削減された第1のブロック状の画像データ及び第2のブロック状の画像データに対して各ブロック内の画素をライン毎に交互に読み出して統合し、前記削減手段によりデータ量が削減される前のブロックサイズと等しいサイズのブロック状の画像データを生成するブロック統合化手段とを有することを特徴とする。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照し手本発明に係る好適な一実施例を詳細に説明する。
<第1の実施例>
図1は、第1の実施例における画像処理装置の構成を示すブロック図である。図中、101は入力端子、102はデータ識別回路、103はブロック化回路、104は文字・線画抽出回路、105は適応形プリフィルタ、106は間引き処理回路、107は符号化回路、108は抽出判定メモリ、109,111はメモリコントローラ、110は抽出階調(色)メモリ、112はイメージメモリ、113は復号化回路、114は時間軸伸長回路、115はポストフィルタ、116はラスタ化回路、117は合成回路、118は入力端子、そして、119は出力端子である。
【0011】
以上の構成において、入力端子101より文字・グラフィック等の線画(以下「テキスト」という)と階調(色)を有する写真等の中間調画像(以下「イメージ」という)とが混在した画像データと、該画像データをレイアウトするためのレイアウト情報とが入力される。データ識別回路102は上述のレイアウト情報と画像データとを識別し、レイアウト情報をブロック化回路103に出力する。ブロック化回路103は、画像データをブロック状に切り出し、文字・線画抽出回路104に出力する。
【0012】
文字・線画抽出回路104は、画像データ中の文字・線画(テキスト)画素を抽出し、抽出した画素の判定結果を抽出判定メモリ108に、抽出した画素の階調(色)データを抽出階調(色)メモリ110に格納する。文字・線画(テキスト)が抽出された画像データ(イメージデータ)は、適応形プリフィルタ105により抽出画素領域の境界部の間引き画素が選択され、間引き処理回路106に入力される。
【0013】
次に、上述した適応形プリフィルタ105の機能について詳細に説明する。
図2は、適応形プリフィルタ105の構成図である。図示するように、適応形プリフィルタ105は2つのセレクタ201,202と論理素子203,204を用いて構成されている。図中、Dinは適応形プリフィルタ105に入力するブロック状の画像データであり、Din1はDinより1画素分遅延させた画像データである。Din2は、DinとDin1の平均値である。BITは文字・線画抽出回路104からの入力信号であり、抽出画素領域でHレベルになる信号である。BITDはBITより1画素分遅延させた信号である。
【0014】
図2の構成において、BIT,BITDがともにLレベル、或いはHレベルのときには、セレクタ202の入力端子X に入力される画像データがDoutとなり、Din2が出力される。BITがHレベル、BITDがLレベル、或いはBITがLレベル、BITDがHレベルのときには、セレクタ201の入力端子X 若しくはY に入力される画像データがDoutとなり、Din1若しくはDinが出力される。即ち、プリフィルタがオフ(OFF)になる。
【0015】
図3は、図2の構成における適応形プリフィルタ105のタイミングチャートである。尚、実施例では、簡略化のために4×4画素を1ブロックとし、図中、A 〜A15をブロックを構成する画素とする。
ここで、適応形プリフィルタ105の機能説明のためにA3とA4を抽出画素とすると、BIT,BITDは図3に示すように、それぞれDin,Din1の抽出画素A3,A4の領域でHレベルになる。そして、抽出画素領域の境界部では、A2とA5の画素データがDoutとして出力され、それ以外の領域では、Din2の画素データが出力される。このDoutは、間引き処理回路106によりブロック中の各ラインの先頭画素から間引かれる。この操作により、空間的に隣接しない画素にて演算されたデータが間引かれ、間引き処理を施された画像データが符号化回路107に入力される。符号化回路107は、入力された画像データ(イメージデータ)をJPEG(Joint Photographic Expert Group) 方式又はベクトル量子化等の公知の符号化によって符号化し、イメージメモリ112に格納する。
【0016】
一方、入力端子118及び出力端子119には、プリンタエンジンが接続されており、プリンタエンジンが起動されると、入力端子118からエンジンの同期信号がメモリコントローラ109及び復号化回路113にそれぞれ入力される。メモリコントローラ109は、エンジン同期信号に同期して抽出判定メモリ108及び抽出階調(色)メモリ110よりデータが読み出されるように制御する。読み出された抽出判定信号及び抽出階調(色)データは、合成回路117に入力される。
【0017】
復号化回路113は、上述のエンジン同期信号及びデータ識別回路102より入力されたレイアウト情報より所定のタイミングで画像データ(イメージデータ)が出力されるようにメモリコントローラ111へリクエストを出し、イメージメモリ112よりデータを読み出す。尚、復号化回路113は、イメージ領域(レイアウト情報により指定された領域)においては、複号化した画像データ(イメージデータ)を、上記領域外においては白(透過色)データを時間軸伸長回路114に出力する。時間軸伸長回路114は、間引き処理によって画像データ(イメージデータ)量を削減した分だけ時間軸を伸長し、ポストフィルタ115に出力する。ポストフィルタ115では、間引き処理回路106で間引かれた画素位置に対して補間を行う。補間された画像データ(イメージデータ)は、ラスタ化回路116において元のスキャンに戻され、合成回路117において抽出判定信号及び抽出階調(色)データと合成され、出力端子119より出力される。
【0018】
尚、抽出した文字・線画(テキスト)の画素データは、Din1のタイミングで画像データ(イメージデータ)に合成される。
以上のように、入力画像データよりも1画素分遅延された画像データ及びその画像データにおけるBIT信号を考慮することにより間引きを行い、補間処理を行っても画像データ(イメージデータ)中の抽出画素データが抽出画素領域外にはみ出すことを抑えることができる。
【0019】
<第1の実施例の変形例>
次に、第1の実施例の変形例における適応形プリフィルタを説明する。
通常、DCTやベクトル量子化等の非可逆符号化を行うと、抽出画素の影響が隣接画素に伝搬してしまい、文字・線画(テキスト)の周囲部分にリンギングが発生し、劣悪な画像になる。
【0020】
図4は、抽出画素の影響が隣接画素に伝搬しないように間引きによる画素間の広がりを考慮した適応形プリフィルタの構成図である。図示するように、3つのセレクタ401〜403と論理素子404〜406で構成され、前述した図1の適応形プリフィルタ105に相当する。図4中、Dinは適応形プリフィルタに入力するブロック状の画像データであり、Din1,Din2はそれぞれDinより1画素分、2画素分遅延させた画像データである。またDin3はDinとDin1の平均値である。BITは文字・線画抽出回路104からの入力信号であり、抽出画素領域でHレベルとなる信号である。そしてBITD1,BITD2はそれぞれBITより1画素分,2画素分遅延させた信号である。尚、変形例では、この適応形プリフィルタ以外の構成は図1に示した第1の実施例における画像処理装置と同一構成とし、それらの説明は省略する。
【0021】
次に、変形例における適応形プリフィルタの機能について詳細に説明する。
図5は、図4の構成における適応形プリフィルタのタイミングチャートである。この例では、簡略化のために4×4画素を1ブロックとし、図中A 〜A15をブロックを構成する画素とする。
ここで、適応形プリフィルタの機能説明のためにA3,A4,A5を抽出画素とすると、BIT,BITD1,BITD2は図5に示すように、それぞれDin,Din1,Din2の抽出画素A3,A4,A5の領域でHレベルになる。この例の場合、BIT,BIT1,BIT2がすべてLレベルのときにはDin3の画素データがDoutとして出力され、それ以外のときにはDin1の画素データがDoutとして出力される。このDoutは、間引き処理回路106によりブロック中の各ラインの先頭画素から間引かれる。その後、第1の実施例と同様の処理が施され、合成回路において抽出した文字・線画(テキスト)の画素データと画像データ(イメージデータ)をDin1のタイミングで合成することにより、抽出画素(A3〜A5)の境界部分はA とA となり、出力端子から出力される。
【0022】
以上のように、入力画像データよりも2画素分遅延させた画像データ及びその画像データにおけるBIT信号を新たに考慮することにより、DCTやベクトル量子化等の非可逆符号化を行ったときの抽出画素が隣接画素に与える影響(文字・線画(テキスト)の周囲部分のリンギング)を抑えることができる。
以上説明したように、第1の実施例によれば、入力画像データを遅延させた画像データ及びその画像データにおける抽出判定信号を考慮することにより、画像データ(イメージデータ)中の抽出画素データが抽出画素領域外にはみ出すことを抑えることができる効果がある。
【0023】
即ち、画像データから文字・線画画素を抽出し、抽出された画素を識別するための識別信号により、適応型プリフィルタのON、OFFを制御し、該フィルタの出力画像データ(第3、5図のDout)を所定の位相で間引くことにより抽出画素データが抽出画素領域外にはみ出すことを抑え、画像データ量を削減できる。
【0024】
<第2の実施例>
次に、本発明に係る第2の実施例を図面を参照して以下に説明する。
図7は、第2の実施例における画像処理装置の構成を示すブロック図である。図中、701は入力端子、702はプリフィルタ、703は間引き処理回路、704はブロック統合化回路、705は符号化回路、706はメモリ、707は復号化回路、708は時間軸伸長回路、709はポストフィルタ、710はラスタ化回路、そして、711は出力端子である。
【0025】
以上の構成において、入力端子701よりブロック状に切り出された画像データが、プリフィルタ702に入力される。このブロックは、後述する符号化回路705(例えば、DCT等の直交変換、或いはブロック符号化等)によって符号化を行う際の処理単位であるブロックの大きさに合わせてある。この実施例では、簡略化のために4×4画素のブロックを例にして説明する。
【0026】
プリフィルタ702において、入力されたブロック状の画像データの広域成分が除去され、間引き処理回路703に入力される。間引き処理回路703はブロック内の画素を間引くことにより、画像データ量を削減する。ここでブロック内の画素が間引かれたことにより、ブロックの大きさが4×4画素ではなくなってしまうので、符号化する際のブロックの大きさにする必要がある。
【0027】
次に、その手段となるブロック統合化処理について詳細に説明する。
図8は、図7において、点線で囲まれている間引き処理回路703とブロック統合化回路704の一構成図である。この間引き処理回路703とブロック統合化回路704はFIFO(First In First Out)構造を持つバッファ2個を用いて構成されている。図中、A,BはFIFO801,802に入力されるブロック状の画像データ、Doutはブロック統合化後の画像データである。
【0028】
図9及び図10は、図8の構成において、間引き処理とブロック統合化を行う際のタイミングチャートである。図中、/WE1,/RSTW1はそれぞれFIFO801のライト信号とライトリセット信号、/WE2,/RSTW2はそれぞれFIFO802のライト信号とライトセット信号である。また/RE1,/RSTR1はそれぞれFIFO801のリード信号とリードセット信号、/RE2,/RSTR2はそれぞれFIFO802のリード信号とリードセット信号である。そして、Doutはブロック統合化後の画像データである。
【0029】
図11は、FIFO801,802に入力する画像データのブロックの大きさを示す図である。図中、A 〜A15及びB 〜B15は、ブロックを構成する画素である。また、図12,図13は、それぞれ間引き処理後、ブロック統合化後の画素データのブロックの大きさとブロック内の画素を示す図である。
ここで、図11に示すように、ブロックの大きさが4×4画素の画像データ(プリフィルタ702の出力)A及びBが、A,Bという順序でFIFO801,802に入力されたとする。FIFO801,802に入力される画像データはFIFO801,802のライト信号により1画素毎にFIFOに格納される。この実施例の場合、画像データAに関しては、図9(a)に示すように、ライト信号/WE1によりA ,A ,A ,…,A13,A15が、1画素毎にFIFO801に格納され、画像データBに関しては、図9(b)に示すように、ライト信号/WE2によりB ,B ,B ,…,B13,B15が、1画素毎にFIFO802に格納される。各々のFIFO801,802に格納された画像データは、画素数が1/2になっており、図12に示すように、ブロックの大きさは4×2画素となる。そこで、ブロックの大きさを4×4画素とするために、FIFO801,802のリード信号により、ブロック統合化処理を行っている。
【0030】
ブロック統合化は、FIFOのリード信号により行い、図10に示すように、まずFIFO801に格納されている画像データをリード信号/RE1により読み出し、次にFIFO802に格納されている画像データをリード信号/RE2により読み出すことにより、ブロック統合化処理後の画像データDoutの画素数が16画素、即ち図13に示すように、ブロックの大きさが4×4画素となり、ブロック統合化が可能となる。更に、FIFO801,802に格納されている画像データをライン毎に交互に読み出すことにより、単にブロックの統合を行うだけでなく、ブロック統合化後のブロック内においてA ,A ,B ,B ,A ,A ,B ,B ,…,B13,B15という様にブロックスキャンの順序をくずさずに統合化できる。以下、次々に入力されてくる画像データに対しても同様にブロック統合化を行う。
【0031】
ブロック統合化された画像データは、符号化回路705において符号化され、メモリ706内に格納される。符号化回路705は、直交変換符号化、ベクトル量子化、ブロック符号化等の公知の符号化を行う。一方、復号化回路707は、メモリ706内に格納されている画像データを読み出して復号化し、時間伸長回路708で画像データ量が削減した分だけ時間軸が伸長される。即ち、この実施例の場合、画像データ量を1/2に削減したので、時間軸を2倍伸長する。時間軸伸長された画像データはポストフィルタ709に入力される。ポストフィルタ709では、間引き処理回路703で間引いた画素の位置に対して補間を行う。そして、補間された画像データはラスタ化回路710によりラスタ化され、出力端子711から出力される。
【0032】
以上のように、ブロック統合化を行うことにより、間引き処理後の画像データにおいて、公知の符号化が可能となり、メモリに格納される画像データ量の削減を図ったものである。
<第2の実施例の変形例>
次に、第2の実施例の変形例における画像処理装置を説明する。
【0033】
図14は、変形例における画像処理装置の構成を示すブロック図である。また前述した第2の実施例における画像処理装置と同一構成要素には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
図14において、入力端子701よりブロック状に切り出された画像データがプリフィルタ712に入力され、高域成分が除去されて、サブサンプリング回路713に入力される。サブサンプリング回路713では、ブロック内の画素を間引くことにより画像データ量を削減する。画素が間引かれた画像データは、ブロック統合化を施す必要がある。次に、サブサンプリング回路713における画素の間引き方と画素が間引かれた画像データに対するブロック統合化処理について詳細に説明する。
【0034】
図15は、サブサンプリング回路602におけるブロック内の画素の間引き方の一例である。図中、○印は間引かない画素、X印は間引く画素である。図15(a)に示すように、ブロック内の画素に対して各ライン毎に1画素分ずらして間引き処理を行い、画像データ量を削減し、同(b)に示すように、ブロックの大きさを4×2画素にする。そして、そのブロックに対し、ブロック統合化回路704で統合化処理を施す。尚、サブサンプリング回路713とブロック統合化回路704は、図8と同様の構成で実現される。
【0035】
図16及び図17は、図8の構成において、サブサンプリングとブロック統合化を行う際のタイミングチャートである。図中、/WE1,/RSTW1はそれぞれFIFO801のライト信号とライトリセット信号、/WE2,/RSTW2はそれぞれFIFO802のライト信号とリセット信号である。また、/RE1,/RSTR1はそれぞれFIFO801のリード信号とリードセット信号、/RE2,/RSTR2はそれぞれFIFO802のリード信号とリードセット信号である。そして、Doutはブロック統合化後の画像データである。
【0036】
ここで、図11に示すように、ブロックの大きさが4×4画素の画像データ(プリフィルタ702の出力)A及びBが、A,Bという順序でFIFO801,802に入力されたとする。FIFO801,802に入力される画像データは、FIFO801,802のライト信号により各ライン毎に1画素分ずらされて格納される。変形例の場合、画像データAに関しては、図16(a)に示すように、ライト信号/WE1により、A ,A ,A ,A ,A ,A11,A12,A14が各ライン毎に1画素分ずらされてFIFO801に格納され、画像データBに関しては、図16(b)に示すように、ライト信号/WE2により、B ,B ,B ,B ,B ,B11,B12,B14が各ライン毎に1画素分ずらされてFIFO802に格納される。従って、各々のFIFO801,802に格納された画像データは画素数が1/2になっており、ブロックの大きさは4×2画素となる。ブロック統合化処理は、第2の実施例と同様に、図17に示すように、各々のFIFOに格納されている画像データをFIFOのリード信号により交互に読み出すことにより行う。ブロック統合化後の画像データは、第2の実施例と同様の構成で各部分での処理が施され、出力端子711から出力される。
【0037】
このように、画像データに対し、ブロック内の各ライン毎に1画素分ずらして画素の間引きを行い、ブロックの統合化を行うことにより、主走査方向の解像度の劣化を抑制しながら、メモリに格納される画像データ量の削減を図ったものである。
以上説明したように、第2の実施例によれば、ブロック化された後に間引き処理を行ってもスキャンニングがくずれないため、良好な画質を得ることができる効果がある。
【0038】
尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用しても良い。
また、本発明はシステム或いは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、データ量が削減された第1のブロック状の画像データ及び第2のブロック状の画像データに対して各ブロック内の画素をライン毎に交互に読み出して統合し、データ量が削減される前のブロックサイズと等しいサイズのブロック状の画像データを生成することができるので、ブロックのスキャンがくずれて圧縮効率が下がることや、著しい劣化の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す適応形プリフィルタの構成を示す図である。
【図3】図2に示す適応形プリフィルタの適応処理のタイミングチャートである。
【図4】第1の実施例の変形例での適応形プリフィルタの構成を示す図である。
【図5】図4に示す適応形プリフィルタの適応処理のタイミングチャートである。
【図6】一般的な画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図7】第2の実施例における画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示す間引き処理回路とブロック統合化回路の構成を示す図である。
【図9】間引き処理のタイミングチャートである。
【図10】間引き処理後のブロック統合化のタイミングチャートである。
【図11】入力画像データのブロックの大きさと画素を示す図である。
【図12】間引き処理後の画像データのブロックの大きさと画素を示す図である。
【図13】ブロック統合化後の画像データのブロックの大きさと画素を示す図である。
【図14】第2の実施例の変形例での画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図15】サブサンプリングを説明するためのブロックの大きさと画素を示す図である。
【図16】サブサンプリングのタイミングチャートである。
【図17】サブサンプリング後のブロック統合化のタイミングチャートである。
【符号の説明】
102 データ識別回路
103 ブロック化回路
104 文字・線画抽出回路
105 適応形プリフィルタ
106 間引き処理回路
107 符号化回路
108 抽出判定メモリ
109 メモリコントローラ
110 抽出階調(色)メモリ
111 メモリコントローラ
112 イメージメモリ
113 復号化回路
114 時間軸伸長回路
115 ポストフィルタ
116 ラスタ化回路
117 合成回路

Claims (2)

  1. 複数の画素から構成されるブロック状の画像データであって、お互いに隣接する第1のブロック状の画像データ及び第2のブロック状の画像データを入力する入力手段と、
    前記入力された第1のブロック状画像データ及び第2のブロック状の画像データに対して各ブロック内の画素を間引きしてそれぞれ第1のメモリ及び第2のメモリに記憶することによりデータ量を削減する削減手段と、
    前記第1のメモリ及び第2のメモリに記憶されたデータ量が削減された第1のブロック状の画像データ及び第2のブロック状の画像データに対して各ブロック内の画素をライン毎に交互に読み出して統合し、前記削減手段によりデータ量が削減される前のブロックサイズと等しいサイズのブロック状の画像データを生成するブロック統合化手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 複数の画素から構成されるブロック状の画像データであって、お互いに隣接する第1のブロック状の画像データ及び第2のブロック状の画像データを入力する入力工程と、
    前記入力された第1のブロック状画像データ及び第2のブロック状の画像データに対して各ブロック内の画素を間引きしてそれぞれ第1のメモリ及び第2のメモリに記憶することによりデータ量を削減する削減工程と、
    前記第1のメモリ及び第2のメモリに記憶されたデータ量が削減された第1のブロック状の画像データ及び第2のブロック状の画像データに対して各ブロック内の画素をライン毎に交互に読み出して統合し、前記削減工程でデータ量が削減される前のブロックサイズと等しいサイズのブロック状の画像データを生成するブロック統合化工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
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