JP2003087558A - 画像処理装置および方法 - Google Patents

画像処理装置および方法

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JP2003087558A
JP2003087558A JP2001279193A JP2001279193A JP2003087558A JP 2003087558 A JP2003087558 A JP 2003087558A JP 2001279193 A JP2001279193 A JP 2001279193A JP 2001279193 A JP2001279193 A JP 2001279193A JP 2003087558 A JP2003087558 A JP 2003087558A
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Shunichi Kimura
俊一 木村
Yutaka Koshi
裕 越
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化に際し縮小された絵柄情報のプレーン
を復号時に拡大することに起因する境界の周辺のボケを
解消する。 【解決手段】 入力画像101は、画像分離部102
で、非絵柄部のみからなる背景プレーン画像105と、
絵柄プレーン画像103と、絵柄部の場所を示すマスク
プレーン画像104の3つのプレーンに分解される。絵
柄プレーン画像103、マスクプレーン画像104は絵
柄縮小部106、マスク縮小部107により、縮小され
る。縮小された絵柄プレーン108、マスクプレーン1
09は画素値拡張部110に入力され、縮小されたマス
クプレーン109の情報を用いて、縮小された絵柄プレ
ーン108内の絵柄部の画素値の拡張が行われる。背景
プレーン画像105、画素値拡張された絵柄プレーン画
像111、マスクプレーン画像104は所定のフォーマ
ットで符号化されて出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを圧縮
してデータ量を削減する際の画像処理技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】高品位なディジタル画像を得るために
は、より多い階調数や高い解像度を必要とする。画像の
容量は、(画素数×階調ビット数)で表わされ、膨大な
ものとなる。そのため、画像蓄積コストの削減、あるい
は、画像伝送時間の削減等を目的として、画像の圧縮が
行われている。
【0003】画像圧縮を行う方法として様々な技術が提
案されている。しかし、どのような入力画像に対しても
常に最も圧縮率を高くすることのできる万能な圧縮方式
は、未だ開発されていない。例えば、JPEG方式で
は、写真や絵柄画像の場合には良好な圧縮性能を示すこ
とができるが、文字画像が入力された場合には文字部の
画質劣化が激しくなるため、圧縮率を高くできないとい
う問題点が存在する。
【0004】上記の問題点を解決するため、特開平8−
186711号公報、あるいは、特開平11−2618
33号公報に示されるような従来例が提案されている
(従来例1)。これらの方式では、以下の方式により符
号化を行う。
【0005】(1)入力画像から文字部を抜き出して、 (2)抜き出した文字形状を可逆符号化する。 (3)文字部を抜き出した後に画素値を滑らかになるよ
うに埋めて、JPEG等で符号化を行う。
【0006】従来例1では、文字部を抜き出した後の画
素値が滑らかになるため、JPEGの圧縮率を上げるこ
とができる。また、文字形状は1bit/pixelの
データ形式であり、JBIGやMMR等の符号化方式を
用いることにより、良好な性能で符号化を行うことがで
きる。
【0007】従来例1によって、分離された画像を符号
化するときの形式として、ITU−T T.44 Mi
xed Raster Content(MRC)と呼
ばれる方式が標準化されている。
【0008】従来例1をMRCを用いて符号化する例
を、図14を用いて説明する。入力画像として図14
(a)に示されるような文字・絵柄混在画像が入力され
るとする。図14において斜線部は写真等の絵柄である
とする。入力された画像(図14(a))から、文字部
を抽出した画像が図14(b)である。図14(b)
は、画素当り1bitの画像である。入力画像の文字部
の画素値を周囲画素で補間し滑らかにした画像が図14
(c)である。また、文字部の画素値情報を符号化しや
すいような形状としたものが図14(d)である。図1
4(c)および図14(d)の画像情報は多値画像情報
(フルカラー画像情報)である。
【0009】MRCでは、上記の図14(b)、
(c)、(d)の3プレーンの画像を用いて符号化を行
う。図15に示されるように、図14(c)の画像をバ
ックグラウンド画像、図14(b)の画像をマスク情
報、図14(d)の画像をフォアグラウンド画像として
符号化する。バックグラウンド画像とフォアグラウンド
画像は、例えばJPEGのような多値階調画像符号化方
式を用いて符号化する。マスク情報は、例えばMMRや
JBIGのような2値画像画像符号化方式を用いて符号
化する。
【0010】復号時には、上記3プレーンを独立に復号
した後、マスク情報に応じて、画素毎にバックグラウン
ド画像あるいはフォアグラウンド画像を選択して最終的
な復号画像とする。すなわち、マスク情報がフォアグラ
ウンドを示している場合(図15ではマスク情報が黒の
場合)、フォアグラウンド画像を選択する。あるいは、
マスク情報がバックグラウンドを示している場合(図1
5ではマスク情報が白の場合)、バックグラウンド画像
を選択する。
【0011】以上は、画像入力がラスタ情報である場合
の例であった。次に、入力がページ記述言語(PDL)
などからコンピュータによって生成される画像の場合を
示す。
【0012】PDLを入力とする場合には、絵柄情報は
ラスタ画像として入力され、文字情報はテキストデータ
として入力されるため、文字部分と絵柄部分を分離する
処理は容易である。文字部分と絵柄部分を別々に符号化
することにより圧縮率を高めようとする従来例として、
特開平6−113145号公報を挙げることができる
(従来例2)。
【0013】従来例2では、ラスタ画像として入力され
るイメージ部分と、非イメージ部分(テキスト情報等を
ラスタライズする部分)とを別々に圧縮することにより
圧縮率を向上させている。
【0014】PDL内は、文字や線画の描画情報を記述
する部分と、ラスタ画像を示す部分の2種に分けること
ができる。描画情報部分はラスタライズによって、ラス
タ画像に変換され、ページ内に描画される。ラスタ画像
部分は1以上のラスタオブジェクトから構成される。各
ラスタオブジェクトは個々に色補正等の画像処理を行っ
た後、ページ内に描画される。図16に示されるよう
に、ページの画像情報を一旦メモリ等に蓄積する場合、
圧縮情報を以下のように分離する。 (1)ラスタライズされた描画情報部分のみを圧縮した
部分(非イメージ部分) (2)個々のラスタオブジェクト毎に圧縮した部分。
(イメージ部分) 図16において、斜線部がイメージ部分である。
【0015】一旦メモリに蓄積した後、上記部分を独立
に復号し、最終的にイメージ部分か、あるいは、非イメ
ージ部分のいずれかであるかを選択して、復号画像を形
成する。
【0016】従来例2では、個々のイメージ部分を矩形
とし、矩形の左上の画素位置と矩形のサイズを指定する
ことにより、復号されたイメージを貼りつける位置の情
報を得ることができる。
【0017】このように符号化することによって、イメ
ージ部分にはPDLからラスタライズされた文字線画等
の部分が存在していないため、JPEGによって良好に
圧縮することができる。非イメージ部分は非スキャンイ
ン部分であるため、スキャナの電気的特性等から生ずる
ノイズが存在しない。そのため、可逆圧縮方式によっ
て、良好に符号化を行うことができる。
【0018】PDLから画像を生成する場合でも、一旦
バックグラウンド画像に全てのイメージ画像を貼りつけ
れば、従来例1と同じようにMRC画像として復号する
ことが可能となる。例えば、図17に示されるように、
入力PDL画像(a)を符号化する場合を考える。入力
PDL画像(a)中のイメージ領域(図中の斜線部の領
域)をページ内に貼り込んだ部分を図17(d)とす
る。イメージ部分を貼り込んだ位置情報は1bit/p
ixelの情報として与えることができる。この位置情
報が図17(c)である。更に、イメージ部分を貼り込
んでいない画像情報を図17(b)とする。図17
(b)をフォアグラウンド情報、図17(d)をバック
グラウンド情報、図17(c)をマスク情報とすれば、
MRC画像形式を形成することが可能である。従来例1
と従来例2は同様の技術として考えることができる。
【0019】上記(従来例1、従来例2)のような、画
像を分離して符号化を行う技術を用いる場合に、さらに
圧縮率を高める技術(従来例3)がある。従来例3とし
て特開平11−127339号公報を挙げる。
【0020】従来例3では、文字プレーンと、絵柄プレ
ーンとを別の解像度で符号化することにより、圧縮率を
高めるものである。一般に絵柄プレーンでは文字プレー
ンよりも必要とされる解像度は小さい。そのため、絵柄
プレーンを縮小して符号化し、復号時に拡大して、合成
することにより、画質を保ったまま、さらに圧縮率を高
めることが可能となる。圧縮率を高めるためには、絵柄
プレーンを縮小することが必要である。
【0021】従来例3はMRCで実現することができ
る。MRCにおいては、フォアグラウンド画像とバック
グラウンド画像で別々の解像度を指定することが可能で
ある。
【0022】図18を用いて従来例3をMRC画像に適
用する場合の例を説明する。例えば図17の(b),
(c),(d)のようにフォアグラウンド画像、バック
グラウンド画像、マスク画像に分離されたMRC形式の
画像を符号化する例を考える。フォアグラウンド画像
(図18(b))とマスク画像(図18(c))はその
まま符号化される。バックグラウンド画像(図18
(d))は、縮小した後に符号化を行う。復号後に拡大
を行って復号バックグラウンド画像(図18(d’))
を生成する。復号フォアグラウンド画像(図18
(b’))、復号マスク画像(図18(c’))、およ
び、復号バックグラウンド画像(図18(d’))を合
成することによって、最終的な復号画像を得ることがで
きる。
【0023】従来例3の手法を用いることによって、比
較的解像度が小さくても画質劣化が目立たないプレーン
の画像(バックグラウンド画像)を、縮小して符号化す
ることにより、圧縮率を上げることが可能となる。
【0024】従来例1、あるいは、従来例2と、従来例
3を組み合わせることにより、さらに効率の高い符号化
が可能となる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では以下に述べるような問題点があった。本問題点
は、前提として、従来例3のように画像を複数のプレー
ンに分けて、各プレーンを縮小して圧縮する符号化方式
に関するものである。
【0026】従来例1であっても、従来例2であっても
同様に、図14(a)に示されるように、画像の一部に
絵柄部(あるいは、イメージ部)が存在するような画像
を対象にする場合が非常に多い。従来例1における絵柄
部と、従来例2におけるイメージ部は、同様の画像領域
を示している。以下、絵柄部とイメージ部とを便宜上
「絵柄部」として、示すこととする。従来例3によれ
は、従来例1や従来例2において、絵柄部を含んだ画像
プレーンを縮小することによって、さらに高い効率で符
号化を行うことができる。絵柄部を含んだ画像プレーン
は、図14(c)、あるいは、図17(d)に例示され
るものである。
【0027】しかしながら、図14(c)、あるいは、
図17(d)に例示されるような絵柄部を含んだ画像プ
レーンを縮小し、さらに、拡大する場合において、絵柄
部の境界がボケてしまうという問題点がある。
【0028】以下、絵柄部の境界がボケるという点に関
して詳述する。以下、絵柄部を含んだ画像プレーンを便
宜的にバックグラウンド画像と称する。実際には、絵柄
部を含んだ画像をフォアグラウンド画像として符号化す
ることも可能であるため、便宜的にバックグラウンド画
像として統一して指示する。
【0029】従来例1、かつ、従来例2のバックグラウ
ンド画像は、図19のように簡単化することができる。
図19において、白い部分は、文字、絵柄、イメージの
いずれも含んでいない領域である。従来例1の場合に
は、地肌領域を示すため、若干の画素値の揺らぎが存在
している。従来例2の場合には、背景領域であるため、
完全に均一な白、あるいは背景色である場合が多い。上
記地肌領域、あるいは、背景領域を、以下では背景部と
称する。
【0030】このようなバックグラウンド画像を縮小、
符号化、復号、拡大する場合を考える。拡大手法には様
々な方式がある。通常、良好な拡大画像を得るために
は、拡大後の画素位置の周囲の画素値を用いて補間処理
を行って拡大を行うことが多い。
【0031】補間処理の例として、バイリニア補間法、
キュービック補間法を挙げることができる。バイリニア
補間法では、周囲4画素の画素値を用いて求める拡大画
素値を得る。キュービック補間法では、周囲16画素の
画素値を用いて求める拡大画素値を得る。図20に補間
後の拡大画素の位置と、補間に用いる周囲画素の位置を
示す。図20において、黒丸が補間後の拡大画素の位置
であり、白丸が補間に用いる周囲画素の位置である。こ
の時、周囲画素のうち、一部の画素が絵柄部であり、一
部の画素値が背景部である場合には、補間によって得ら
れる画素の画素値は、絵柄部の画素値と背景部の画素値
の中間の画素値となってしまう。このような現象は、絵
柄部の境界部分で生じる。また、上記のような中間の画
素値を生成する演算の結果は、視覚的にはボケとして表
れる。
【0032】図21は、拡大によるボケ発生の例を簡単
に示したものである。図21において、白丸は拡大前の
画素位置、黒丸は白丸の画素値を周囲画素として用いて
算出する拡大後の画素位置、斜線部の領域は理想的な絵
柄部の位置であるとする。黒丸は絵柄部の理想的な位置
内にある。絵柄部の画素値を255、背景部の画素値を
0とすると、黒丸の画素値は255となるのが理想であ
る。
【0033】白丸Aと白丸Bは絵柄部内にあり、白丸C
と白丸Dは背景部内にあるとする。この時、黒丸は絵柄
部内の画素であるため、白丸Aと白丸Bのみで補間を行
うほうが適切な画素値とできるはずである。ところが、
例えばバイリニア補間を用いる場合には、白丸ABCD
の4画素全てを用いて補間を行うこととなる。この時、
黒丸の画素値は理想値の255ではなく、255と0の
中間の値(例えば128)となってしまう。このため、
ボケが発生する。
【0034】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、画像を複数のプレーン、例えば、
フォアグラウンド画像とバックグラウンド画像とマスク
情報の3プレーンで符号化する場合、かつ、バックグラ
ウンド画像を復号画像の解像度よりも小さな解像度で符
号化する場合に、バックグラウンド画像内にある絵柄情
報の境界のボケを防止する画像処理装置を提供すること
を目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。まず、本発明全体の概念を述べる。
【0036】本発明では、 (1)マスク情報として、絵柄部の領域を示す情報を用
意する。 (2)縮小したバックグラウンド画像において、絵柄部
の境界を拡張する。境界を拡張したバックグラウンド画
像を符号化する。
【0037】このように、絵柄部の境界外に画素値を拡
張することによって、拡大時に背景部の画素値が周囲画
素として混入することを防ぐものである。
【0038】以下、図13を用いて、さらに本発明の概
念を説明する。図13は本発明の概念を説明する図であ
る。図13において、白丸ABCDは縮小されたバック
グラウンド画像の画素位置を示す。黒丸は、白丸ABC
Dを用いて拡大された画像の画素位置を示す。斜線部は
マスク情報によって得られる絵柄部の領域を示す。白丸
Aと白丸Bは絵柄部の領域にある。また、白丸Cと白丸
Dは背景部の領域にある。そのため、白丸ABCDを用
いて拡大された黒丸の画素値は、絵柄部と背景部の中間
の値となる。本発明では、白丸Cと白丸Dの画素値を変
更することによって、上記の現象を抑制する。すなわ
ち、例えば、白丸Cの画素値を白丸Aの画素値に変更す
る。また、白丸Dの画素値を白丸Bの画素値に変更す
る。このようにすることによって、拡大画素である黒丸
の画素値は、背景部の画素値に影響されることが無くな
る。絵柄部内にある黒丸Eは、背景部の画素値に影響さ
れることが無く、ほぼ理想的な絵柄部の画素値として拡
大される。
【0039】反面、拡大後に背景部となる画素位置の画
素(黒丸F)は、理想的には背景部のみの画素値を用い
て補間すべきである。ところが、白丸ABCD全て絵柄
部の画素値となっているため、黒丸Fは絵柄部の画素値
となる。しかし、MRC画像の復号時には、マスク情報
を参照して、黒丸Fの画素位置はフォアグラウンド画像
の画素値が選択されるため、黒丸Fの画素値はどのよう
な画素値でも良いことになる。黒丸Fの画素値は考慮し
なくても良い。
【0040】以上で本発明の概念の説明を終わる。以
下、各請求項に即して本発明が具備する手段を述べる。
【0041】請求項1の発明によれば、画像を複数の画
像プレーンと画像プレーンの選択情報に分離し、さら
に、一部または全ての画像プレーンの解像度を変更し
て、画像を蓄積あるいは伝送するために、上記画像を処
理する画像処理装置において、解像度変更後の画像情報
内の、選択情報によって有効領域とされる画像領域の画
素値を、選択情報によって無効領域とされる画像領域に
拡張する画素値拡張手段を具備する。
【0042】ここで、選択情報とは、例えば、画像をM
RC形式のプレーン情報に分けたときの、マスク情報の
ことを意味する。解像度変更後の画像情報内の有効領域
とは、その画像がマスク情報によって最終的に選択され
る画像領域のことを意味する。解像度変更後の画像情報
と、マスク情報の解像度が異なる場合がある。その場合
には、解像度変更したマスク情報を用いて、有効領域か
無効領域かを判断する。
【0043】この構成においては、有効領域の画像領域
の画素値を無効領域とされる画像領域に拡張しているた
め、後に、有効領域の画像領域の画像を拡張する場合
に、その周辺の拡張した画素値も参照することができる
ので、周辺がぼけることがない。
【0044】請求項2の発明による画像処理装置では、
請求項1の画像処理装置において、有効領域は絵柄部で
あり、無効領域は絵柄部以外の文字、線画、地肌部を含
む背景部であることを特徴とする。
【0045】解像度変更される画像は、絵柄部を抽出す
るか、あるいは、絵柄部のみを貼りつけたバックグラウ
ンド画像であり、有効領域は、抽出された絵柄部の位置
か、あるいは、絵柄部を貼りつけた部分である。
【0046】請求項3の発明による画像処理装置では:
画像を入力する画像入力手段と;入力された画像から絵
柄部を抽出する絵柄部抽出手段と;絵柄部抽出手段によ
って抽出された絵柄部の位置情報として選択情報を形成
する選択情報形成手段と;抽出された絵柄部画像を縮小
する画像縮小手段と;画像縮小手段によって縮小された
縮小画像と、選択情報形成手段によって形成された選択
情報を入力し、選択情報によって有効領域とされる画像
領域の画素値を、選択情報によって無効領域とされる画
像領域に拡張する画素値拡張手段を具備する。請求項3
では、ラスタ画像を入力して、入力されたラスタ画像か
ら絵柄部を抽出することにより選択情報を得る。
【0047】請求項4の発明による画像処理装置では:
PDLを入力するPDL入力手段と;入力されたPDL
から、絵柄部を抽出して貼りつけることによって、絵柄
部のみから形成される画像を作成する絵柄画像形成手段
と;絵柄部を貼りつけた位置情報として選択情報を形成
する選択情報形成手段と;絵柄画像形成手段によって作
成された絵柄画像と、選択情報形成手段によって形成さ
れた選択情報を入力し、選択情報によって有効領域とさ
れる画像領域の画素値を、選択情報によって無効領域と
される画像領域に拡張する画素値拡張手段とを具備し;
さらに、絵柄部のみから形成される画像の解像度は、P
DLによって指定される出力画像解像度より低いことを
特徴とする。
【0048】この請求項4の画像処理装置では、PDL
画像を入力とし、PDL画像内のイメージ部のみから構
成される画像を作ることによって、絵柄画像を作成す
る。選択情報は、最初から絵柄画像の解像度で作成する
か、あるいは、マスク情報として作成された情報を縮小
することによって作成することができる。
【0049】請求項5の発明は、請求項1、2、3また
は4の画像処理装置において、画素値拡張手段が:絵柄
画像を入力する絵柄画像入力手段と;選択情報を入力す
る選択情報入力手段と;絵柄画像をラスタスキャンする
手段と;ラスタスキャンされた画素の周囲画素値変更手
段とを具備し;周囲画素値変更手段では、ラスタスキャ
ンされた絵柄画像位置の選択情報が有効画素を示してい
る場合、かつ、ラスタスキャンされた絵柄画像の周囲画
素の選択情報が無効画素を示している場合、該周囲画素
の画素値をラスタスキャンされた絵柄画像の画素値に変
更することを特徴とする。
【0050】この請求項5は、絵柄画像有効領域の周囲
画素に画素値を拡張する方式を示している。絵柄画像の
ラスタスキャンによって、周囲画素に絵柄画像の画素値
を次々に上書きする方式である。
【0051】請求項6の発明は、請求項1、2、3また
は4の画像処理装置において、画素値拡張手段が:絵柄
画像を入力する絵柄画像入力手段と;選択情報を入力す
る選択情報入力手段と;絵柄画像をラスタスキャンする
手段と;ラスタスキャンされた画素の周囲画素値変更手
段と;変更画素位置保持手段とを具備し;周囲画素値変
更手段では、ラスタスキャンされた絵柄画像位置の選択
情報が有効画素を示している場合、かつ、ラスタスキャ
ンされた絵柄画像の周囲画素の選択情報が無効画素を示
している場合、かつ、変更画素位置保持手段が該周囲画
素の画素値が変更されていないことを示す場合、該周囲
画素の画素値をラスタスキャンされた絵柄画像の画素値
に変更し、変更画素位置保持手段に該周囲画素の画素値
が変更されたことを保持させ、あるいは、ラスタスキャ
ンされた絵柄画像位置の選択情報が有効画素を示してい
る場合、かつ、ラスタスキャンされた絵柄画像の周囲画
素の選択情報が無効画素を示している場合、かつ、変更
画素位置保持手段が該周囲画素の画素値が変更されてい
ることを示す場合、該周囲画素の画素値を該周囲画素の
画素値とラスタスキャンされた絵柄画像の画素値の平均
値に変更することを特徴とする。
【0052】この請求項6は、絵柄画像有効領域の周囲
画素に画素値を拡張する他の方式を示している。一つの
周囲画素に対し、拡張される複数の絵柄画素が存在する
場合、その複数の絵柄画素の画素値の平均を、該当する
周囲画素の画素値とする方式である。請求項6では、処
理負荷を軽減するため、擬似的な平均値となる。
【0053】請求項7の発明は、請求項1、2、3また
は4の画像処理装置において、画素値拡張手段が:絵柄
画像を入力する絵柄画像入力手段と;選択情報を入力す
る選択情報入力手段と;絵柄画像をラスタスキャンする
手段と;ラスタスキャンされた画素の周囲画素値変更手
段と;変更画素位置保持手段と;変更画素加算値保持手
段と;変更画素加算数保持手段とを具備し;周囲画素値
変更手段では、ラスタスキャンされた絵柄画像位置の選
択情報が有効画素を示している場合、かつ、ラスタスキ
ャンされた絵柄画像の周囲画素の選択情報が無効画素を
示している場合、該周囲画素の画素値を変更画素加算値
保持手段内に保持されている画素値に加算し変更画素値
加算数保持手段内に保持されている変更画素加算数を1
増加させ、最終的に、該当する位置に加算される可能性
のある画素がなくなった段階で、変更画素加算値保持手
段内に保持されている画素値を、変更画素値加算数保持
手段内に保持されている変更画素加算数で割ることによ
って、拡張された周囲画素の画素値を得ることを特徴と
する。
【0054】請求項7では、絵柄画像有効領域の周囲画
素に画素値を拡張する他の方式を示している。一つの周
囲画素に対し、拡張される複数の絵柄画素が存在する場
合、その複数の絵柄画素の画素値の平均を、該当する周
囲画素の画素値とする方式である。請求項7では、正確
な平均値となる。
【0055】請求項8の発明は、請求項5、6または7
の画像処理装置において、画素拡張手段が、直上の画素
が有効画素である場合には、画素値を変更する画素候補
のうちで、その画素と同じ行、および、より上の行にあ
る画素は画素値を変更しないことを特徴とする。
【0056】請求項9の発明は、請求項5、6または7
の画像処理装置において、画素拡張手段が、直下の画素
が有効画素である場合には、画素値を変更する画素候補
のうちで、その画素と同じ行、および、より下の行にあ
る画素は画素値を変更しないことを特徴とする。
【0057】請求項10の発明は、請求項5、6または
7の画像処理装置において、画素拡張手段が、直右の画
素が有効画素である場合には、画素値を変更する画素候
補のうちで、その画素と同じ列、および、より右の行に
ある画素は画素値を変更しないことを特徴とする。
【0058】請求項11の発明は、請求項5、6または
7の画像処理装置において、画素拡張手段が、直左の画
素が有効画素である場合には、画素値を変更する画素候
補のうちで、その画素と同じ列、および、より左の行に
ある画素は画素値を変更しないことを特徴とする。
【0059】請求項8〜11の制限を入れることによ
り、周囲画素への画素値拡張の処理負荷の軽減と、最も
適した画素値を拡張することが可能となる。
【0060】請求項8〜11の制限をより詳細に説明す
る。画素位置を(x,y)で表すとする。xを横の位置
を表すインデクス、yを縦の位置を表すインデクスであ
るとする。例えば、左上を原点とした画素位置とした場
合、画素位置(x,y)の画素の直上の画素とは、Nは
1以上の整数として、位置が(x,y−N)の画素を示
す。画素値を変更する画素候補とは、例えば、注目画素
を中心とする3×3画素ブロックの画素のうち中心画素
を除いた画素、あるいは、注目画素を中心とする5×5
画素ブロックの画素のうち中心画素を除いた画素を示
す。「その画素」とは、有効画素である直上の画素を示
す。「その画素」と同じ行の画素とは、(*,y−N)
の画素を示す。但し、*は任意の数値を示す。「その画
素」より上の行の画素とは、(*,y−(N+M))の
画素を示す。但し、Mは1以上の整数を示す。
【0061】同様に、直下の画素とは、位置が(x,y
+N)の画素を示す。「その画素」と同じ行の画素と
は、(*,y+N)の画素を示す。「その画素」より下
の行の画素とは、(*,y+(N+M))の画素を示
す。
【0062】直右の画素とは、位置が(x+N,y)の
画素を示す。「その画素」と同じ列の画素とは、(x+
N,*)の画素を示す。「その画素」より右の列の画素
とは、(x+(N+M),y)の画素を示す。
【0063】また、直左の画素とは、位置が(x−N,
y)の画素を示す。「その画素」と同じ列の画素とは、
(x−N,*)の画素を示す。「その画素」より左の列
の画素とは、(x−(N+M),y)の画素を示す。
【0064】請求項12の発明は、請求項1、2、3ま
たは4の画像処理装置において、画素拡張手段が拡張す
る画素位置は、有効画素を中心とする横3画素、縦3画
素のブロック内の画素であることを特徴とする。
【0065】請求項13の発明は、請求項1、2、3ま
たは4の画像処理装置において、画素拡張手段が拡張す
る画素位置は、有効画素を中心とする横5画素、縦5画
素のブロック内の画素であることを特徴とする。
【0066】復号における拡大方式の周囲画素数によっ
て、用いるブロックサイズは異なる。拡大方式が周囲4
画素(1次元拡大の場合には周囲2画素)の場合には、
横3画素、縦3画素のブロックが最適である(請求項1
2)。拡大方式が周囲16画素(1次元拡大の場合には
周囲4画素)の場合には、横5画素、縦5画素のブロッ
クが最適である(請求項13)。
【0067】なお、本発明は装置またはシステムとして
実現できるだけでなく、方法の態様でも実現可能であ
り、また、その一部をコンピュータプログラムとして実
装できることももちろんである。
【0068】本発明の上述の特徴および本発明の他の特
徴は特許請求の範囲に明確に記載され、また、以下、実
施例を用いて詳細に説明される。
【0069】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。
【0070】[実施例1]実施例1は、本発明を次のよ
うな処理に適用したものである。すなわち、(1)スキ
ャンイン画像を入力し、(2)入力スキャンイン画像か
ら、絵柄部を抽出し、絵柄画像を作成し、(3)絵柄画
像を縮小し、(4)縮小した絵柄画像の絵柄領域を拡張
する例である。
【0071】また、特に、画素拡張方式として、(1)
上下左右の画素の有効、無効のパターンにより、周囲画
素形状を変更し、(2)バイリニア補間法による拡大器
を想定して、3×3画素のブロック内の周囲画素(すな
わち8近傍画素)に対して画素値の拡張を行い、(3)
また、画素値拡張時に絵柄画素値を周囲画素に上書きす
る(すなわち、同一画素位置に対して複数の画素から拡
張される場合には、最後に拡張された画素の画素値を最
終的な拡張画素値とする)例を示す。
【0072】以下、図1を用いて実施例1を詳細に説明
する。
【0073】図1において、101は入力画像、102
は入力画像を3層の画像に分離する画像分離部、103
は画像分離部102において作成された絵柄プレーン画
像、104は画像分離部102において作成されたマス
クプレーン画像、105は画像分離部102において作
成された背景プレーン画像、106は絵柄プレーン画像
を縮小する絵柄縮小部、107はマスクプレーン画像を
縮小するマスク縮小部、108は縮小された絵柄プレー
ン、109は縮小されたマスクプレーン、110は画素
値拡張部、111は画素値拡張された絵柄プレーン画
像、112はマスクプレーン画像104と背景画像10
5と画素値拡張された絵柄プレーン画像111を入力
し、単一の符号ストリームに変換する符号フォーマット
部、113は符号である。
【0074】以下、実施例1の符号化装置の動作を示
す。
【0075】入力画像101は画像分離部102に入力
される。画像分離部102では、入力画像101を絵柄
部と絵柄部以外に分離する。図2に、画像分離部102
の動作を示す。図2に示されるように、絵柄部と非絵柄
部が混在した画像が入力された場合、画像分離部102
は絵柄部を抽出し、非絵柄部のみからなる画像(背景プ
レーン画像)105と、絵柄部と背景部のみからなる画
像(絵柄プレーン画像103)と、絵柄部の場所を示す
マスク情報(マスクプレーン画像104)の3つのプレ
ーンに分解する。マスクプレーン画像は1bit/pi
xelの画像情報である。
【0076】絵柄プレーン画像103は絵柄縮小部10
6に入力され、縮小される。一般に絵柄画像を再現する
のに必要な解像度は、非絵柄画像特に文字画像を再現す
るのに必要な解像度よりも小さい。絵柄縮小部106で
は、この特性を利用し、絵柄プレーン画像を縮小するこ
とによって解像度を小さくする。例えば、入力画像の解
像度を600dpi(以下、24dot/mmを600
dpiとして表す)とする。絵柄縮小部では縦横に2分
の1の縮小を行い、絵柄プレーン画像の解像度を300
dpiに変更する。
【0077】マスク縮小部107では、マスクプレーン
画像104を縮小する。ここでの縮小率は、絵柄縮小部
106における縮小率と同じであるとする。
【0078】縮小された絵柄プレーン108と、縮小さ
れたマスクプレーン109は画素値拡張部110に入力
される。画素値拡張部110では、縮小されたマスクプ
レーン109の情報を用いて、縮小された絵柄プレーン
108内の絵柄部の画素値の拡張を行う。以下、画素値
拡張部110の動作の説明を行う。
【0079】画素値拡張部110において、縮小された
絵柄プレーン108内の画素をラスタスキャンする。ラ
スタスキャンしている注目画素の周囲画素に対して、注
目画素の画素値を拡張する。
【0080】ここで、縮小された絵柄プレーン108の
画素値をP(x,y)とする。縮小されたマスクプレー
ン109の画素値をT(x,y)とする。x,yは、そ
れぞれ、画素の横方向と縦方向の位置を表す。PとTは
同じ大きさ(横方向Nx、縦方向Ny)であるとする。
すなわち、 0≦x≦Nx−1、0≦y≦Ny−1 となる。また、T(x,y)=0のとき、同じ位置の画
素P(x,y)は非絵柄画像である;T(x,y)=1
のとき、同じ位置の画素P(x,y)は絵柄画像であ
る;とする。
【0081】画素値拡張部110では、0≦x≦Nx−
1、0≦y≦Ny−1となる全ての画素について以下の
処理を行う。
【0082】ラスタスキャンを行っている注目画素位置
を(x,y)とする。位置(x,y)の画素の周囲画素
に対して画素値の拡張を行う。
【0083】(処理1):4画素T(x−1,y)、T
(x+1,y)、T(x,y−1)、T(x,y+1)
の情報を基に、どの周囲画素に画素値を拡大するか決定
する。以下のように処理を行う。
【0084】T(x−1,y)=1の時、位置(x−
1,*)の画素には画素値を拡張しない。*は、任意の
数値を示す。 T(x+1,y)=1の時、位置(x+1,*)の画素
には画素値を拡張しない。*は、任意の数値を示す。 T(x,y−1)=1の時、位置(*,y−1)の画素
には画素値を拡張しない。*は、任意の数値を示す。 T(x,y+1)=1の時、位置(*,y+1)の画素
には画素値を拡張しない。*は、任意の数値を示す。
【0085】上記処理に当てはまらない画素が画素値を
拡張する画素である。
【0086】図3を用いて、上記の処理に関する説明を
行う。図3において、画素Xを注目画素、画素A〜H
を、これから画素Xの画素値を拡張する周囲画素である
とする。
【0087】たとえば、T(x−1,y)=1の時を考
える。この時、画素Bは絵柄画素である。画素A、およ
び、画素Cに対しては、画素Xの画素値を拡張するより
も、画素Bの画素値を拡張するほうが好ましい。そのた
め、画素Bが絵柄画素の場合は、画素A,Cに対して
は、画素値拡張を行わない。当然、画素Bは絵柄画素で
あるので、画素Bに対しても画素値拡張を行わない。
【0088】上記処理1では、4画素の情報T(x−
1,y)、T(x+1,y)、T(x,y−1)、T
(x,y+1)を個々に用いて、画素値拡張画素位置を
求めたが、4bitの情報T(x−1,y)、T(x+
1,y)、T(x,y−1)、T(x,y+1)を用い
て、一度に画素値拡張画素位置を求めることも可能であ
る。14通りのマスク情報から、画素値拡張画素位置を
特定する。図4を用いて画素値を拡大する周囲画素位置
を示す。図4において、第1列は、T(x−1,y)、
T(x+1,y)、T(x,y−1)、T(x,y+
1)の情報(すなわち周囲画素のマスク情報)を示す。
ハッチングされた画素位置が、絵柄部を示しているとす
る。ここで、注目画素(中心の画素)は常に絵柄部であ
るとする。非絵柄部の場合は、画素値拡張を行わない。
第2列は、画素値を拡張する画素位置を示す。画素値を
拡張する画素位置は、ハッチングされた画素である。1
6通りのマスク情報のパターンから、画素値拡張を行う
画素位置を得ることができる。
【0089】(処理2):画素値拡張
【0090】処理1で定められた画素値拡張を行う画素
位置、かつ、マスクの値が0である場合(すなわち絵柄
部の画素ではない場合)、その画素の画素値を変更す
る。画素値拡張を行う画素位置の画素値を、図3のXの
位置の画素値(注目画素の画素値)で置き換える。
【0091】以上のように、処理1と処理2を行うこと
によって、図5に示されるように、絵柄部を周囲1画素
分拡大することができる。
【0092】画素値拡張部110によって絵柄部の画素
値が拡張された画像(画素値拡張された絵柄プレーン画
像111)と、マスクプレーン画像104と、背景プレ
ーン画像105は、符号フォーマット部112に送られ
る。符号フォーマット部112では、各プレーン毎に圧
縮を行い、さらに、例えば、MRCのようなファイルフ
ォーマットに3つのプレーンを格納して、符号113を
出力する。符号113は、図示しないが、所定の蓄積装
置に記憶され、または、所定の伝送路を介して伝送され
る。
【0093】以上で、発明の実施例1の画像処理装置の
説明を終わる。以下、復号処理について、付加的に説明
を行う。
【0094】復号時には、縮小された絵柄プレーンを拡
大して、元の解像度に戻す。同一の解像度になった絵柄
プレーン、マスクプレーン、背景プレーンを用いて復号
を行う。各画素毎にマスク情報を見て、マスク情報が絵
柄プレーンを示している場合、絵柄プレーン内の画素を
出力する。マスク情報が背景プレーンを示している場
合、背景プレーン内の画素を出力する。
【0095】縮小された絵柄プレーンを拡大するときの
動作を説明する。図6は、絵柄プレーンを拡大して、さ
らにマスクプレーンを用いて復号画像を作成するときの
例を示したものである。図6は更に、画素値拡大を行う
場合と行わない場合の画質の差を例示している。ここで
は、バイリニア方式で拡大を行う例を示す。バイリニア
方式では周囲4画素の画素を用いて拡大補間を行う。図
6において、入力絵柄プレーン(1/2縮小されたも
の)を(a)とする。画像(a)のハッチング部は絵柄
部である。入力マスク画像を画像(e)とする。画像
(e)におけるハッチング部が絵柄部を示すマスク部分
であるとする。画像(a)をバイリニア方式で拡大する
と画像(c)となる。バイリニア方式では、周囲4画素
を用いて拡大補間を行うため、絵柄部の周囲画素は、背
景部と混在した画素値となってしまう。画像(c)の斜
線部が絵柄部と背景部が混在してしまい、画質が劣化し
た部分となる。画像(c)とマスク画像(e)のアンド
をとる(マスク処理を行う)ことにより、出力画像
(f)を得ることができる。マスク画像(e)において
絵柄部を示す部分の中に、画像(c)の斜線部が含まれ
ているため、出力画像(f)の中に斜線部が含まれてし
まう。この斜線部はボケとして視覚上知覚される。
【0096】次に、図6を用いて画素値拡張を行った場
合の画質を説明する。画像(a)の画素値拡大を行った
画像が(b)である。画像(b)をバイリニア方式で拡
大すると画像(d)となる。バイリニア方式では、周囲
4画素を用いて拡大補間を行うため、絵柄部の周囲画素
は、背景部と混在した画素値となってしまう。画像
(d)の斜線部が絵柄部と背景部が混在してしまい、画
質が劣化した部分となる。画像(d)とマスク画像
(e)のアンドをとる(マスク処理を行う)ことによ
り、出力画像(g)を得ることができる。マスク画像
(e)において絵柄部を示す部分の中に、画像(d)の
斜線部は含まれていないため、出力画像(g)の中にも
斜線部は含まれない。すなわち、画素値拡大の結果、絵
柄部境界のボケを防止することができる。
【0097】以上の実施例においては、画素値拡張部1
10において、縮小された絵柄プレーン108内の全て
の画素をラスタスキャンする必要はない。縮小されたマ
スクプレーン109情報で、絵柄部であると判断された
画素についてのみ画素値拡張処理を行っても良い。
【0098】また、上記実施例では、マスクプレーン画
像は、入力画像から作成した後に縮小して、画素値拡張
に用いているが、画素値拡張に用いるマスク画像は、は
じめから縮小された絵柄プレーンの解像度で作成しても
良い。入力画像を縮小して画像分離する等の方式で可能
である。
【0099】以上で実施例1の説明を終わる。
【0100】[実施例2]実施例2は、本発明を以下の
ような処理に適用したものである。すなわち、以下のよ
うな処理である。 (1)PDLを入力し、(2)PDLを解釈し、ビット
マップ(ラスタ)データとして入力された画像(以下、
イメージ部)は、イメージ部のみからなる画像プレーン
として作成する。テキスト情報や、b用がコマンドから
作成されたイメージ部以外の画像(以下、非イメージ
部)は、非イメージ部のみからなる画像プレーンとして
作成する。(3)イメージ部は最初から、低い解像度で
作成する。(4)イメージ部の画素値を拡張する。
【0101】画素拡張方式として、実施例1と同様に、
(1)上下左右の画素の有効、無効のパターンにより、
周囲画素形状を変更し、(2)バイリニア補間法による
拡大器を想定して、3×3画素のブロック内の周囲画素
に対して画素値の拡張を行い、(3)また、画素値拡張
時に絵柄画素値を周囲画素に上書きする(すなわち、同
一画素位置に対して複数の画素から拡張される場合に
は、最後に拡張された画素の画素値を最終的な拡張画素
値とする)例を示す。
【0102】図7を用いて、第2の実施例の説明を行
う。図7において、701は入力PDLファイル、70
2はPDLインタプリタ、703はPDLインタプリタ
702で解釈され、かつ、抽出されたイメージ部デー
タ、704はPDLインタプリタ702で解釈され、か
つ、抽出された非イメージ部データ、705はイメージ
部データを処理するイメージ部処理部、706はイメー
ジ部処理部705で作成されたイメージ画像、707は
イメージ部処理部705で作成されたイメージ部マスク
画像、708はイメージ画像のイメージ部画素値を拡張
する画素値拡張部、709は画素値拡張されたイメージ
画像、710は非イメージ部を処理する非イメージ部処
理部、711は非イメージ部処理部で作成された非イメ
ージ画像、712は非イメージ部処理部で作成されたマ
スク画像、713は画素値拡張されたイメージ画像70
9と、非イメージ画像711と、マスク画像712を入
力し、最終的な符号を形成する符号フォーマット部、7
14は符号である。
【0103】図7において、入力PDLファイル701
はPDLインタプリタ702に入力される。PDLイン
タプリタ702は入力されたPDLを解釈し、イメージ
部データ703と非イメージ部データ704に分離す
る。ここで、イメージ部とはラスタ情報(ビットマップ
情報)として入力された画像情報であり、非イメージ部
とは、描画コマンドや、テキスト情報として入力された
画像情報である。
【0104】イメージ部データ703は、イメージ処理
部705で処理され、イメージ画像706とイメージ部
マスク画像707を出力する。以下、イメージ処理部7
05の動作を、図8を用いて説明する。
【0105】図8(a)は、PDLの内部を模式的に表
したものである。PDL内部には複数のイメージデータ
が格納されている場合がある(イメージデータの数は0
あるいは1の場合ももちろんある。一例としてここで
は、3つのイメージデータが格納されている場合を示
す)。複数のイメージデータそれぞれに対して、ページ
内の描画位置が定められている。イメージ処理部705
では、定められた位置に各イメージデータをマッピング
していく。ページ内にイメージデータをマッピングした
ものが図8(b)である。この時、全てのイメージデー
タの解像度は等しくなるように予め処理を行っておく。
ここでは、最終的な画像の解像度(すなわち非イメージ
部の解像度)を600dpiとする。イメージ部に関し
ては、非イメージ部よりも低い解像度でも画質が劣化し
ないことを期待して、300dpiで処理を行う。図8
(b)は300dpiのページイメージ画像である。さ
らに、イメージ処理部705では図8(c)に示される
イメージ部マスクを作成する。イメージ部マスクは、3
00dpiのページイメージの中で、イメージがマッピ
ングされた部分がどの画素であるかを示す情報である。
イメージがマッピングされた部分のマスク情報を1、イ
メージがマッピングされていない部分のマスク情報を0
とする。
【0106】イメージ処理部705で生成されたイメー
ジ画像706とイメージ部マスク画像707は、画素値
拡張部708に入力され、イメージ画像の706の画素
値が拡張される。画素値拡張部708の動作は、実施例
1における画素値拡張部110の動作と同じである。画
素値拡張部708は、画素値拡張されたイメージ画像7
09を出力する。
【0107】非イメージ部処理部710では、非イメー
ジデータ704の描画処理を行って、非イメージ画像7
11とマスク画像712を出力する。非イメージ部処理
部710の動作を図9を用いて説明する。
【0108】図9(a)は、PDLファイルを模式的に
表したものである。PDLファイルの中は、いくつかの
描画要素、すなわち、ビットマップ情報として表される
イメージ情報、描画コマンド情報、テキスト情報等を含
む。ビットマップ情報は指定された画像処理を行ってペ
ージイメージ上に描画される。また、描画コマンドや、
テキスト情報に従って、コンピュータ上で画像が生成さ
れ、ページイメージ上に描画される。描画の際には、各
描画要素間の上下関係が考慮される。同位置に描画され
た場合には、上下関係を考慮して、いずれかの描画要素
が選択される。最終的に図9(b)に示されるようなペ
ージイメージを得ることができる。非イメージ部処理部
710では、実際にはイメージ部の画像処理は行わず、
イメージ部の画素が最終的に選択されるか否かのみを判
断する。この判断の結果が図9(d)のマスク画像とし
て得られる。この判断は最終的な画像の解像度(ここで
は600dpi)で行う。マスク画像の解像度は600
dpiである。また、非イメージ部処理部では、非イメ
ージ部の描画処理を行う。非イメージ部のみを抽出した
画像図9(c1)を作成し、非イメージ画像として出力
する。図9(c1)では、最終的に非イメージ部が選択
される部分のみを抽出しているが、図9(c2)のよう
に、イメージ部の後ろに隠れてしまう部分も含んだ形で
非イメージ部を抽出しても良い。
【0109】単純な上下関係ではなく、各画素毎に演算
を行って、最終描画画素値を得る方式もある。この場合
には、何らかの手法によって、最終画素をイメージ部か
あるいは非イメージ部に割り当てれば良い。例えば、イ
メージ部の画素値を用いて演算を行った場合には、常に
イメージ部であると判断する等の方式が考えられる。
【0110】以上の処理で生成された、画素値拡張され
たイメージ画像709、非イメージ画像711、マスク
画像712は、符号フォーマット部713に入力され、
符号714を出力する。符号フォーマット部713の動
作は、実施例1における符号フォーマット部112の動
作と同じである。
【0111】本実施例では、イメージ部処理部において
作成されるマスク情報と、非イメージ部処理部において
作成されるマスク情報は全く別物であることに注意しな
ければならない。イメージ部処理部におけるマスク情報
は、ビットマップデータの存在、非存在を示す。非イメ
ージ部処理部におけるマスク情報は、復号時に用いるマ
スク情報そのものであり、イメージ画像と非イメージ画
像のうち、どちらの画素値が選択されるかを示すもので
ある。
【0112】但し、イメージ部処理部において作成され
るマスク情報と、非イメージ部処理部において作成され
るマスク情報を同じ情報とすることも可能である。本実
施例において、実施例1と同様に、マスク情報、絵柄部
(イメージ部)、背景部(非イメージ部)をすべて同じ
解像度で作成し、絵柄部とマスク情報を縮小することに
よって、低解像度の画像を作成しても良い。この場合
は、非イメージ部処理部におけるマスク情報を縮小し
て、画素値拡張部で用いる。
【0113】また、絵柄部のみ低解像度で作成し、画素
値拡張に用いるマスク情報は縮小して作成しても良い。
この場合も、非イメージ部処理部におけるマスク情報を
縮小して、画素値拡張部で用いることもできる。
【0114】[実施例3]実施例2では、全てのビット
マップ画像を貼りつけた後で、実施例1と同様の方法で
イメージ部を拡張する例を示した。実施例3では、それ
ぞれのビットマップ画像の生成毎にイメージ部を拡張す
る例を示す。
【0115】実施例3は、実施例2に対して、イメージ
部処理部705と画素値拡張部708の動作が異なる。
本実施例では、PDL内に格納されているイメージの個
数分、イメージ部処理部705と画素値拡張部708の
動作を繰り返して行う。
【0116】図10を用いて説明を行う。3つのビット
マップ画像(イメージ)が入力される例を示す。
【0117】まず、図10(a1)のように、最初のイ
メージAがイメージ部画像に描画される。同時にイメー
ジAに対応したイメージ部マスク画像TA(x,y)が
作成される。マスク画像TAを用いて、イメージAの画
素に対してのみ画素値拡張を行う。画素値拡張を行った
結果が図10(a2)である。
【0118】次に、図10(b1)のように、次のイメ
ージBがイメージ部画像に描画される。同時にイメージ
AかつイメージBに対応したイメージ部マスク画像TA
B(x,y)が作成される。マスク画像TABを用い
て、イメージBの画素に対してのみ画素値拡張を行う。
画素値拡張を行った結果が図10(b2)である。
【0119】次に、図10(c1)のように、次のイメ
ージCがイメージ部画像に描画される。同時にイメージ
AかつイメージBかつイメージCに対応したイメージ部
マスク画像TABC(x,y)が作成される。マスク画
像TABCを用いて、イメージCの画素に対してのみ画
素値拡張を行う。画素値拡張を行った結果が図10(c
2)である。この時、イメージBの拡張画素位置と、イ
メージCの拡張画素位置が重なるが、イメージCの画素
の拡張を後から行っているため、イメージCの拡張画素
値が優先される。
【0120】以上の動作を、さらに一般的に説明する。
【0121】(1)イメージ部マスク画像Tをすべて0
とする。 (2)イメージオブジェクトをページイメージ(イメー
ジ部画像)上にマッピングする(イメージオブジェクト
とは、上記のイメージA、イメージB、イメージC等に
相当する)。 (3)イメージオブジェクトをマッピングした画像位置
のマスク画素の値を1とする。この時、既にマスク画素
の値が1となっている場合は、1のままとする。 (4)マスク画像とイメージ部画像を用いてイメージ部
の画素値拡張を行う。画素値拡張を行う注目画素値は、
新たにマッピングしたイメージオブジェクトの画素のみ
とする。 (5)次にマッピングするイメージオブジェクトが存在
する場合は、(2)に戻る。存在しない場合は、終了す
る。
【0122】上記実施例においては、一つのページ内の
動作として記述したが、1ページ全体の画像を一度に作
成するのではなく、ページの一部を切り取ったバンドの
イメージを作成するようにしても良い。バンドイメージ
に対しても、同じ動作で処理を行うことができる。
【0123】[実施例4]上記実施例では、バイリニア
補間法による拡大器を想定して、3×3画素のブロック
内の周囲画素に対して画素値の拡張を行う例を示した。
実施例4では、キュービック補間法による拡大器を想定
して、5×5のブロック内の周囲画素に対して画素値の
拡張を行う例を示す。
【0124】5×5のブロックの場合は、図11に示さ
れるような、A〜WとYまでの24画素が画素値が拡張
される可能性のある画素となる。Xは注目画素である。
以下の処理を行う。以下有効とは、イメージ部マスク画
素の値が1であることを示す。
【0125】(1)画素Bが無効のとき、Xより上、
I,J,K,L,M,N,A,B,C,Oの画素への拡
張は行わない。 (2)画素Kが無効のとき、Bより上、I,J,K,
L,Mの画素への拡張は行わない。 (3)上記以外の画素かつ、I,J,K,L,M,N,
A,B,C,Oの画素の画素値をXとする。 上記は、BとKの有効、無効に関して拡張範囲を定め
た。他の画素(D,P),(E,Q),(G,V)に関
しても同様である。(B,K)の場合を回転した場合と
同じ位置関係として画素値を拡張する範囲を定めること
ができる。
【0126】ブロックサイズを一般化して、以下に述べ
る。
【0127】今、注目画素位置を(x,y)で表すとす
る。xを横の位置を表すインデクス、yを縦の位置を表
すインデクスであるとする。例えば、左上を原点とした
画素位置とする。画素値を拡張するブロックサイズをB
×B画素であるとする。Bは奇数とする。
【0128】以下の、(1)から(4)の処理におい
て、Nを1から、(B−1)/2まで変化させる。ま
た、以下において、Mは0以上の自然数を示し、*は、
任意の自然数を示す。
【0129】(1)位置が(x,y−N)の画素が有効
である場合、(*,y−(N+M))の画素へは画素値
を拡張しない。 (2)位置が(x,y+N)の画素が有効である場合、
(*,y+(N+M))の画素へは画素値を拡張しな
い。 (3)位置が(x−N,y)の画素が有効である場合、
(x−(N+M),*)の画素へは画素値を拡張しな
い。 (4)位置が(x,y−N)の画素が有効である場合、
(x+(N+M),*)の画素へは画素値を拡張しな
い。
【0130】[実施例5]上記実施例では、複数の絵柄
部から同一の画素に対して画素値拡張が行われる場合、
最後に拡張された画素値を選択していた(すなわち、画
素値の上書きを行った)。本実施例では、既に拡張され
ている場合には、既に拡張された画素値との平均値を計
算して、拡張画素値とする方法を示す。
【0131】図12の(c2)は、図10の(c2)と
同じ図を示している。実施例3において、複数のイメー
ジオブジェクトをマッピングする毎に画素値拡張を行う
場合に、後で拡張した画素値を優先させていた。このよ
うに、画素値の上書きを発生する場所は、図12(c
3)の矢印で示した、黒い矩形の部分である。
【0132】本実施例では、この部分の画素値を以下の
ように算出する。
【0133】(1)まず、1ビット/画素の画素値拡張
情報S(x,y)を準備する。Sは0に初期化する。 (2)イメージ部マスク画像T(x,y)をすべて0と
する。 (3)イメージオブジェクトをページイメージ(イメー
ジ部画像)上にマッピングする。 (4)イメージオブジェクトをマッピングした画像位置
のマスク画素の値を1とする。この時、既にマスク画素
の値が1となっている場合は、1のままとする。 (5)マスク画像とイメージ部画像を用いてイメージ部
の画素値拡張を行う。画素値拡張を行う注目画素値は、
新たにマッピングしたイメージオブジェクトの画素のみ
とする。画素値拡張を行う画素のSの値が0のとき、そ
のまま拡張を行う。画素値拡張を行う画素のSの値が1
のとき、拡張される画素の画素値Aと、拡張元(注目画
素)の画素値Xの平均値(A+X)/2を拡張画素の画
素値とする。画素値拡張を行った画素位置のSを1とす
る。 (6)次にマッピングするイメージオブジェクトが存在
する場合は、(2)に戻る。存在しない場合は、終了す
る。
【0134】[実施例6]上記実施例5では、既に拡張
されている場合には、既に拡張された画素値との平均値
を計算して、拡張画素値とする方法を示した。本実施例
では、一つの画素に対して拡張される画素値をすべて加
算して、その平均値を拡張画素値とする方法を示す。
【0135】まず、画素値の加算値を格納するバッファ
をU(x,y)とする。加算した画素の個数を保持する
バッファをV(x,y)とする。
【0136】(1)1ビット/画素の画素値拡張情報S
(x,y)は0に初期化する。U(x,y),V(x,
y)も0に初期化する。 (2)イメージ部マスク画像T(x,y)をすべて0と
する。 (3)イメージオブジェクトをページイメージ(イメー
ジ部画像)上にマッピングする。 (4)イメージオブジェクトをマッピングした画像位置
のマスク画素の値を1とする。この時、既にマスク画素
の値が1となっている場合は、1のままとする。 (5)マスク画像とイメージ部画像を用いてイメージ部
の画素値拡張を行う。画素値拡張を行う注目画素値は、
新たにマッピングしたイメージオブジェクトの画素のみ
とする。 画素値拡張を行う画素位置のUに注目画素の画素値Xを
加算する。画素値拡張を行う画素位置のVに1を加算す
る。画素値拡張を行った画素位置のSを1とする。 (6)次にマッピングするイメージオブジェクトが存在
する場合は、(2)に戻る。存在しない場合は、(7)
に行く。 (7)Vが1以上の画素について以下の処理を行う。 画素値を、U(x、y)/V(x,y)に変更する。
【0137】[実施例7]上記実施例では、周囲画素
(上下左右の画素)の有効、無効画素の位置によって、
拡張する画素位置を変更していた。しかし、周囲画素の
有効、無効に関わらず、周囲画素に対してすべて拡張し
ても良い。
【0138】例えば、Xを注目画素とする。画素値拡張
ブロックサイズが3×3のとき、図3のA〜Hの画素か
つ無効画素の画素はすべて画素値をXとしても良い。
【0139】画素値拡張ブロックサイズが5×5のと
き、図11のA〜WおよびYの画素かつ無効画素の画素
はすべて画素値をXとしても良い。
【0140】[その他の実施例]絵柄抽出は、実際に
は、何を抽出しても良い。絵柄とはどのような画像領域
か、規定していない以上、何を抽出するかを示すことに
は意味がない。本発明は2種類以上の部分画像に分割す
れば良いと言っているに過ぎない。
【0141】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、画像を
複数のプレーン、例えば、フォアグラウンド画像とバッ
クグラウンド画像とマスク情報の3プレーンで符号化す
る場合、かつ、バックグラウンド画像を復号画像の解像
度よりも小さな解像度で符号化する場合に、マスク情報
を、バックグラウンド画像内にある絵柄領域を有効領域
とし、バックグラウンド画像内にある絵柄領域の画素値
を周囲画素値に拡張することにより、拡大時に絵柄領域
内の画像のみを参照して拡大が可能である。この結果、
バックグラウンド画像内にある絵柄情報の境界のボケを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の画像処理装置の構成を示
す図である。
【図2】 上述実施例1の画像分離部の動作説明図であ
る。
【図3】 上述実施例1の画素値拡張部説明図(その
1)である。
【図4】 上述実施例1の画素値拡張部説明図(その
2)である。
【図5】 上述実施例1の画素値拡張部説明図(その
3)である。
【図6】 上述実施例1の拡大時の動作説明図である。
【図7】 本発明の実施例2の画像処理装置の構成を示
す図である。
【図8】 上述実施例2のイメージ処理部動作説明図
(その1)である。
【図9】 上述実施例2の非イメージ処理部動作説明図
である。
【図10】 上述実施例2のイメージ処理部動作説明図
(その2)である。
【図11】 上述実施例2の画素値拡張部説明図であ
る。
【図12】 上述実施例2のイメージ処理部動作説明図
である。
【図13】 本発明の概念の説明図である。
【図14】 従来例1の説明図(その1)である。
【図15】 従来例1の説明図(その2)である。
【図16】 従来例2の説明図である。
【図17】 PDL画像の従来のMRC化を説明する図
である。
【図18】 従来のバックグラウンド画像縮小符号化を
説明する図である。
【図19】 従来のバックグラウンド画像例を示す図で
ある。
【図20】 従来の拡大処理例を示す図である。
【図21】 従来の拡大によるボケ発生の例を示す図で
ある。
【符号の説明】
101 入力画像 102 画像分離部 103 絵柄プレーン画像 104 マスクプレーン画像 105 背景プレーン画像 106 絵柄縮小部 107 マスク縮小部 108 縮小された絵柄プレーン 109 縮小されたマスクプレーン 110 画素値拡張部 111 画素値拡張された絵柄プレーン画像 112 符号フォーマット部 113 符号 701 入力PDLファイル 702 PDLインタプリタ 703 イメージ部データ 704 非イメージ部データ 705 イメージ部処理部 706 イメージ画像 707 イメージ部マスク画像 708 画素値拡張部 709 画素値拡張されたイメージ画像 710 非イメージ部処理部 711 非イメージ画像 712 マスク画像 713 符号フォーマット部 714 符号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AA16 BA03 BB10 BD01 BD40 BD53 5B057 CD06 CD08 CG01 CH01 CH11 DA08 5C076 AA01 AA21 AA22 BA06 BB04 5C077 NP01 NP07 PP20 PP27 PP28 PP58 PQ12 PQ22 RR19 RR21 5C078 AA09 BA53 CA01 DB04 DB05

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を複数の画像プレーンと画像プレー
    ンの選択情報とに分離し、さらに、一部または全ての画
    像プレーンの解像度を変更して、画像を蓄積あるいは伝
    送するために、上記画像を処理する画像処理装置におい
    て、 解像度変更後の画像プレーン内の、選択情報によって有
    効領域とされる画像領域の画素値を、選択情報によって
    無効領域とされる画像領域に拡張する画素値拡張手段を
    具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 有効領域は絵柄部であり、無効領域は絵
    柄部以外の文字、線画、地肌部の少なくとも1つを含む
    背景部であることを特徴とする請求項1記載の画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 画像を入力する画像入力手段と、 入力された画像から絵柄部を抽出する絵柄部抽出手段
    と、 絵柄部抽出手段によって抽出された絵柄部の位置情報と
    して選択情報を形成する選択情報形成手段と、 抽出された絵柄部画像を縮小する画像縮小手段と、 画像縮小手段によって縮小された縮小画像と、選択情報
    形成手段によって形成された選択情報を入力し、選択情
    報によって有効領域とされる画像領域の画素値を、選択
    情報によって無効領域とされる画像領域に拡張する画素
    値拡張手段とを具備することを特徴とする画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 PDLを入力するPDL入力手段と、 入力されたPDLから、絵柄部を抽出して貼りつけるこ
    とによって、絵柄部のみから形成される画像を作成する
    絵柄画像形成手段と、 絵柄部を貼りつけた位置情報として選択情報を形成する
    選択情報形成手段と、 絵柄画像形成手段によって作成された絵柄画像と、選択
    情報形成手段によって形成された選択情報を入力し、選
    択情報によって有効領域とされる画像領域の画素値を、
    選択情報によって無効領域とされる画像領域に拡張する
    画素値拡張手段とを具備し、 さらに、絵柄部のみから形成される画像の解像度は、P
    DLによって指定される出力画像解像度より低いことを
    特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記画素値拡張手段が、 絵柄画像を入力する絵柄画像入力手段と、 選択情報を入力する選択情報入力手段と、 絵柄画像をラスタスキャンする手段と、 ラスタスキャンされた画素の周囲画素値変更手段とを具
    備し、 周囲画素値変更手段では、ラスタスキャンされた絵柄画
    像位置の選択情報が有効画素を示している場合、かつ、
    ラスタスキャンされた絵柄画像の周囲画素の選択情報が
    無効画素を示している場合、該周囲画素の画素値をラス
    タスキャンされた絵柄画像の画素値に変更することを特
    徴とする請求項1、2、3または4記載の画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 上記画素値拡張手段が、 絵柄画像を入力する絵柄画像入力手段と、 選択情報を入力する選択情報入力手段と、 絵柄画像をラスタスキャンする手段と、 ラスタスキャンされた画素の周囲画素値変更手段と、 変更画素位置保持手段とを具備し、 周囲画素値変更手段では、 ラスタスキャンされた絵柄画像位置の選択情報が有効画
    素を示している場合、かつ、ラスタスキャンされた絵柄
    画像の周囲画素の選択情報が無効画素を示している場
    合、かつ、変更画素位置保持手段が該周囲画素の画素値
    が変更されていないことを示す場合、該周囲画素の画素
    値をラスタスキャンされた絵柄画像の画素値に変更し、
    変更画素位置保持手段に該周囲画素の画素値が変更され
    たことを保持させ、 あるいは、ラスタスキャンされた絵柄画像位置の選択情
    報が有効画素を示している場合、かつ、ラスタスキャン
    された絵柄画像の周囲画素の選択情報が無効画素を示し
    ている場合、かつ、変更画素位置保持手段が該周囲画素
    の画素値が変更されていることを示す場合、該周囲画素
    の画素値を該周囲画素の画素値とラスタスキャンされた
    絵柄画像の画素値の平均値に変更する、ことを特徴とす
    る請求項1、2、3または4記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 上記画素値拡張手段が、 絵柄画像を入力する絵柄画像入力手段と、 選択情報を入力する選択情報入力手段と、 絵柄画像をラスタスキャンする手段と、 ラスタスキャンされた画素の周囲画素値変更手段と、 変更画素位置保持手段と、 変更画素加算値保持手段と、 変更画素加算数保持手段とを具備し、 周囲画素値変更手段では、ラスタスキャンされた絵柄画
    像位置の選択情報が有効画素を示している場合、かつ、
    ラスタスキャンされた絵柄画像の周囲画素の選択情報が
    無効画素を示している場合、該周囲画素の画素値を変更
    画素加算値保持手段内に保持されている画素値に加算し
    変更画素値加算数保持手段内に保持されている変更画素
    加算数を1増加させ、最終的に、該当する位置に加算さ
    れる可能性のある画素がなくなった段階で、変更画素加
    算値保持手段内に保持されている画素値を、変更画素値
    加算数保持手段内に保持されている変更画素加算数で割
    ることによって、拡張された周囲画素の画素値を得るこ
    とを特徴とする請求項1、2、3または4記載の画像処
    理装置。
  8. 【請求項8】 上記画素値拡張手段において、直上の画
    素が有効画素である場合には、画素値を変更する画素候
    補のうちで、その画素と同じ行、および、より上の行に
    ある画素は画素値を変更しないことを特徴とする請求項
    5、6または7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 上記画素値拡張手段において、直下の画
    素が有効画素である場合には、画素値を変更する画素候
    補のうちで、その画素と同じ行、および、より下の行に
    ある画素は画素値を変更しないことを特徴とする請求項
    5、6または7記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 上記画素値拡張手段において、直右の
    画素が有効画素である場合には、画素値を変更する画素
    候補のうちで、その画素と同じ列、および、より右の列
    にある画素は画素値を変更しないことを特徴とする請求
    項5、6または7記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 上記画素値拡張手段において、直左の
    画素が有効画素である場合には、画素値を変更する画素
    候補のうちで、その画素と同じ列、および、より左の列
    にある画素は画素値を変更しないことを特徴とする請求
    項5、6または7記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 上記画素値拡張手段において、拡張す
    る画素位置は、有効画素を中心とする横3画素、縦3画
    素のブロック内の画素であることを特徴とする請求項
    1、2、3または4記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 上記画素値拡張手段において、拡張す
    る画素位置は、有効画素を中心とする横5画素、縦5画
    素のブロック内の画素であることを特徴とする請求項
    1、2、3または4記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 画像を複数の画像プレーンと画像プレ
    ーンの選択情報に分離し、さらに、一部または全ての画
    像プレーンの解像度を変更して、画像を蓄積あるいは伝
    送するために、上記画像を処理する画像処理方法におい
    て、 解像度変更後の画像プレーン内の、選択情報によって有
    効領域とされる画像領域の画素値を、選択情報によって
    無効領域とされる画像領域に拡張することを特徴とする
    画像処理方法。
  15. 【請求項15】 画像を入力する画像入力ステップと、 入力された画像から絵柄部を抽出する絵柄部抽出ステッ
    プと、 絵柄部抽出ステップにおいて抽出された絵柄部の位置情
    報として選択情報を形成する選択情報形成ステップと、 抽出された絵柄部画像を縮小する画像縮小ステップと、 画像縮小ステップにおいて縮小された縮小画像と、選択
    情報形成手段によって形成された選択情報を入力し、選
    択情報によって有効領域とされる画像領域の画素値を、
    選択情報によって無効領域とされる画像領域に拡張する
    画素値拡張ステップとを具備することを特徴とする画像
    処理方法。
  16. 【請求項16】 PDLを入力するPDL入力ステップ
    と、 入力されたPDLから、絵柄部を抽出して貼りつけるこ
    とによって、絵柄部のみから形成される画像を作成する
    絵柄画像形成ステップと、 絵柄部を貼りつけた位置情報として選択情報を形成する
    選択情報形成ステップと、 絵柄画像形成ステップにおいて作成された絵柄画像と、
    選択情報形成ステップにおいて形成された選択情報を入
    力し、選択情報によって有効領域とされる画像領域の画
    素値を、選択情報によって無効領域とされる画像領域に
    拡張する画素値拡張ステップとを具備し、 さらに、絵柄部のみから形成される画像の解像度は、P
    DLによって指定される出力画像解像度より低いことを
    特徴とする画像処理方法。
  17. 【請求項17】 絵柄部の画像を出力する絵柄画像出力
    ステップと、 絵柄部の位置を指定する選択情報を形成する選択情報形
    成ステップと、 絵柄画像出力ステップにおいて出力された絵柄画像と、
    選択情報形成ステップにおいて形成された選択情報を入
    力し、選択情報によって有効領域とされる画像領域の画
    素値を、選択情報によって無効領域とされる画像領域に
    拡張する画素値拡張ステップとをコンピュータに実行さ
    せるために用いられることを特徴とする画像処理用コン
    ピュータプログラム。
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