JP3576385B2 - 魚釣用両軸受型リ−ル - Google Patents

魚釣用両軸受型リ−ル Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、磁力によるバックラッシュ防止装置を備えた魚釣用両軸受型リ−ルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、魚釣用両軸受型リ−ルにおけるスプ−ル回転に連動して回転する非磁性導電体に、渦電流を発生させて、スプ−ルの回転に制動力を付与するマグネツト式バックラッシュ防止装置は例えば、実開昭58−107783号公報等にて開示されているように従来から公知であり、前記公報の構成は外周に歯形が形成された磁極環体に大きい合成樹脂環体が固定されると共に、大小の合成樹脂環体の外側及び内側に継鉄が嵌合固定されて合成樹脂環体に夫々等間隔にスリ割り溝が形成されて磁石が挿入され、磁石はその磁力で継鉄に吸着されている。
前記公報では磁石の一方の磁極に識別マ−クが施されて磁石の取り付け作業を容易にしている。
しかし、磁石は重く、部品点数が多くなると共に組み込み作業性が悪い等の課題が残されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、スリ割り溝に磁石を挿入しなければならず、磁石は重く、部品点数が多くなると共に組み込み作業性が悪いことである。
【0004】
本発明の目的は前記欠点に鑑み、部品点数の削減及び接着工程の廃止による組立工数の合理化と、精度と磁力UPと軽量化が可能な魚釣用両軸受型リ−ルを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、
請求項1に係わる本発明は、リ−ル本体にスプ−ル軸を有するスプ−ルを回転自在に支持し、リ−ル本体に保持した磁性体と前記スプ−ル回転に連動して回転する導電体とを対向配置してスプ−ル回転に制動力を付与するバックラッシュ防止装置を有する魚釣用両軸受型リ−ルにおいて、前記スプ−ル軸を支持する保持枠を着磁可能な材料で形成して前記導電体と対向する部位を着磁してスプ−ル回転に制動力を付与することを要旨とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1の本発明により、保持枠3、3′、3″が着磁可能な磁性粉末を混入した樹脂で形成されると、磁石の配置や部品点数の削減及び接着工程の廃止による組立工数の合理化が図れるのと同時に、コストダウンが可能となる。
磁極を大きく形成することが可能となるので、大幅な磁力UPが可能となる。
【0011】
【実施例】
以下、図示の実施例によって本発明を説明すると、図1から図7は参考例で、図1は魚釣用両軸受型リ−ルの要部断面平面図、図2は魚釣用両軸受型リ−ルの反ハンドル側の拡大要部断面平面図、図3は反ハンドル側の側枠内側の側面図、図4は調節体の側面図、図5は保持体の側面図、図6は反ハンドル側の側枠外側の要部断面側面図、図7は反ハンドル側の側面図である。
【0012】
リ−ル本体Aは側枠1と側枠1の左右両側枠1a、1bに取り付けられた左側側板2と右側側板10で構成されている。
側枠1の左右両側枠1a、1bは図示しない複数本の支柱で一体的に、かつ左右両側枠1a、1bが平行に保持されている。
側枠1aには大径の透孔1cが穿設されて保持枠3が複数本のビス11で取り付けられている。
【0013】
保持枠3は、大径の有底筒部3aと、有底筒部3a外周の複数の孔明き突起3bと、突起3bの前側の大径部3cと、大径部3cの前側のスプ−ルカバ−3dと、有底筒部3aの内側の大径の内周部3eと、有底筒部3aの底面3fと、底面3fに穿設された2本の円弧状長孔3g、3hと、内側の段部3iと、底面3f内側の軸受支持筒3jと、円弧状長孔3g側の切欠部3kとで形成されている。
大径部3cは側枠1aの大径の透孔1cに嵌合されて孔明き突起3bの孔にビス11が挿通されている。
【0014】
両側枠1a、1b間にはスプ−ル12が回転可能に支持され、スプ−ル12が固定されたスプ−ル軸4は保持枠3の軸受支持筒3j内に取り付けられた一方のラジアル軸受13と右側側板10に固定された図示しない他方のラジアル軸受で回転可能に軸承されている。
左右両側枠1a、1b間のスプ−ル12より釣糸繰出し方向側に釣糸案内装置Bが設けられている。
【0015】
スプ−ル軸4はスプ−ル12が固定される太径部4aと、軸受13に軸承される小径部4bと、側枠1bから右側側板10内に突出される太径部4aの他側の小径部4cとで形成されている。
小径部4bは軸受13に軸承されると共に軸端部はワッシャ14に当接されている。
小径部4c外周にはピニオン15が移動自在に嵌合されている。
ピニオン15にはハンドル軸16に摩擦結合された駆動歯車17が噛合されている。
スプ−ル12は図示しないクラッチ機構とピニオン15と駆動歯車17を介してハンドル軸16に取り付けられたハンドル18で回転される。
【0016】
スプ−ル軸4と保持枠3にバックラッシュ防止装置Cが設けられている。
バックラッシュ防止装置Cは、スプ−ル軸4及びスプ−ル12と一体回転する導電体と、保持枠3内に設けられた導電体の内側の磁性体と外側の磁性体で構成され、参考例では導電体はスプ−ル軸4の太径部4aの一側軸受13側外周に固定された筒状の導電体19とし、内側の磁性体は保持枠3の軸受支持筒3jの外周に継鉄リング20を挟んで固定された非磁性材の保持体5に設けられた希土類磁石21とし、外側の磁性体は保持枠3の段部3iに回動自在に載せられて着磁された調節体6としている。
【0017】
保持体5は非磁性材で筒状に形成されて複数の軸方向の長孔5aと連接した丸孔5bが形成されている。
丸孔5bには希土類磁石21が挿入されて保持体5の内側の継鉄リング20に磁気吸着固定されている。
磁石21はN極とS極の異極が交互に周方向に並ぶように組み込まれている。
【0018】
調節体6は着磁可能な磁性粉末を混入した樹脂、例えばポリフェニレンサルファイト樹脂、エポキシ樹脂、ナイロン樹脂等で筒部6aと、筒部6a一側外周に周方向の一部に径方向外方に膨出した調整用作用部6bと、調整用作用部6b外周に形成された歯部6cと、筒部6a一側の抜け止め軸部6d、6dとで一体に形成されている。
筒部6aには周方向にN極とS極の異極が交互に着磁されている。
図面では着磁された部位に小さな点々が付されている。
調節体6は保持枠3の大径の有底筒部3a内に挿入されて段部3iに回動自在に載せられると共に、抜け止め軸部6d、6dは夫々円弧状長孔3g、3hに挿入されて抜け止め軸部6dの周溝にEリング22が取り付けられている。
保持枠3の切欠部3kには調節体6の調整用作用部6bの歯部6cが臨まされている。
保持枠3の内側底面3fには調整用作用部6bの回動範囲を規制する度当りピン23、24が植設されている。
【0019】
左側側板2には大径の凹部2aと、凹部2aの中心の凸部2bと、凸部2b中心の透孔2cと、凹部2aの周囲の壁に形成された透孔2dとが形成されている。
左側側板2の凹部2aの中には磁気制動調節ツマミ7が挿入されている。
【0020】
磁気制動調節ツマミ7は、凹字状の操作部7aと、軸部7bと、軸部7b外周に形成された歯部7cと、操作部7a外周に形成されたクリック歯部7dとで形成されている。
磁気制動調節ツマミ7の軸部7bは左側側板2の透孔2cに挿入されてワッシャ25とEリング26で抜け止めされ、操作部7aの外周は凹部2aと凸部2bの間に挿入されている。
歯部7cは保持枠3の切欠部3kの中に挿入されて調節体6の調整用作用部6bの歯部6cに噛合されている。
左側側板2の内側には突起2eが形成されてクリック板バネ27の一端が固定され、クリック板バネ27の他端は透孔2dに挿入されてクリック歯部7dに係合されている。
【0021】
前記のように調節体6は着磁可能な磁性粉末を混入した樹脂で筒部6aと周方向の一部に径方向外方に膨出した調整用作用部6bと歯部6cを一体に形成して筒部6aに周方向にS極とN極の異極が交互になるように着磁され、等間隔に磁極が配置されると共に、調整用作用部6bと磁極の配置関係を容易に設定して着磁されている。
【0022】
バックラッシュ防止装置Cは、保持体5の磁石21のN極とS極に対して調節体6の筒部6aに着磁したS極とN極が夫々異極が対向するように、保持体5と調節体6は筒状の導電体19の内側と外側に配置されている。
バックラッシュ防止装置Cの作用は、ハンドル18が回転されると、ハンドル軸16と駆動歯車17とピニオン15を介してスプ−ル軸4とスプ−ル12と筒状の導電体19が回転され、保持体5の磁石21と着磁された調節体6の筒部6aの磁極でスプ−ル12の回転に制動が掛けられる。
制動力が調節される時は、磁気制動調節ツマミ7の操作部7aが回動されて磁石21の磁極と調節体6の筒部6aの着磁された磁極が異極または同極となるように調節される。
【0023】
前記のように魚釣用両軸受型リ−ルが構成されると、調節体6は等間隔に磁極の配置が出来ると共に、調整用作用部6bと磁極の配置関係を容易に設定して着磁することができ、磁石の配置や部品点数の削減及び接着工程の廃止による組立工数の合理化が図れるのと同時に、コストダウンが可能となる。
着磁する調節体6の筒部6aと調整用作用部6bを一体成形のため、製品の精度のバラツキが小さくなる。
磁極を大きく形成することが可能となるので、大幅な磁力UPが可能となる。調節体6を着磁可能な磁性粉末を混入した樹脂で一体成形すると大幅な軽量化が可能となる。
【0024】
図8から図11は第実施例で、図8は魚釣用両軸受型リ−ルの反ハンドル側の拡大要部断面平面図、図9は反ハンドル側の側枠内側の側面図、図10は調節体の側面図、図11は保持枠の側面図である。
【0025】
実施例でバックラッシュ防止装置Cは、スプ−ル軸4及びスプ−ル12と一体回転する導電体と、保持枠3内に設けられた導電体の内側の磁性体と外側の磁性体で構成され、導電体はスプ−ル軸4の太径部4aの一側軸受13側外周に固定された筒状の導電体19とし、内側の磁性体は保持枠3の軸受支持筒3jが着磁されて着磁部αとし、外側の磁性体は保持枠3の段部3iに回動自在に載せられた非磁性材の調節体8に設けられた希土類磁石21としている。
保持枠3は着磁可能な磁性粉末を混入した樹脂、例えばポリフェニレンサルファイト樹脂、エポキシ樹脂、ナイロン樹脂等で軸受支持筒3jが肉厚に形成されている以外は前記参考例と略同形で、軸受支持筒3jに周方向にS極とN極の異極が交互になるように着磁されている。
【0026】
調節体8の形状は前記参考例の調節体6と略同形で、筒部8aと、筒部8a一側外周に周方向の一部に径方向外方に膨出した調整用作用部8bと、調整用作用部8b外周に形成された歯部8cと、筒部8a一側の抜け止め軸部8d、8dとで一体に形成され、筒部8aに軸方向の長孔8eと連接した丸孔8fが形成されて丸孔8fに希土類磁石21が挿入されると共に筒部8a外周に添接固定された継鉄リング28に磁気吸着固定されている。
他の構成は前記参考例と略同一である。
【0027】
実施例で保持枠3が着磁可能な磁性粉末を混入した樹脂で形成されると、磁石の配置や部品点数の削減及び接着工程の廃止による組立工数の合理化が図れるのと同時に、コストダウンが可能となる。
磁極を大きく形成することが可能となるので、大幅な磁力UPが可能となる。
保持枠3を着磁可能な磁性粉末を混入した樹脂で一体成形して軸受支持筒3jを着磁すると大幅な軽量化が可能となる。
【0028】
図12、図13は第実施例で、図12は魚釣用両軸受型リ−ルの反ハンドル側の拡大要部断面平面図、図13は反ハンドル側の側枠内側の側面図である。
【0029】
実施例でバックラッシュ防止装置Cは、スプ−ル軸4及びスプ−ル12と一体回転する導電体と、保持枠3内に設けられた導電体の内側の磁性体と外側の磁性体で構成され、導電体はスプ−ル軸4の太径部4aの一側軸受13側外周に固定された筒状の導電体19とし、内側の磁性体は保持枠3の軸受支持筒3jが着磁されて着磁部αとし、外側の磁性体は保持枠3の段部3iに回動自在に載せられて着磁された調節体6としている。
保持枠3の形状は前記第実施例と略同形である。
調節体6の形状は前記参考例と略同形である。
他の構成は前記参考例と略同一である。
【0030】
図14から図19は第実施例で、図14は魚釣用両軸受型リ−ルの反ハンドル側の拡大要部断面平面図、図15は反ハンドル側の側枠内側の側面図、図16は保持枠の側面図、図17は調節体の側面図、図18は反ハンドル側の側枠外側の要部断面側面図、図19は反ハンドル側の側面図である。
【0031】
実施例でバックラッシュ防止装置Cは、スプ−ル軸4及びスプ−ル12と一体回転する導電体と、保持枠3′内に設けられた導電体の内側の磁性体と外側の磁性体で構成され、導電体はスプ−ル軸4の太径部4aの一側軸受13側外周に固定された筒状の導電体19とし、内側の磁性体は保持枠3′の大径の透孔3mに回動自在に嵌合されて着磁された調節体9とし、外側の磁性体は保持枠3′の筒部3nが着磁されて着磁部βとしている。
【0032】
保持枠3′は着磁可能な磁性粉末を混入した樹脂、例えばポリフェニレンサルファイト樹脂、エポキシ樹脂、ナイロン樹脂等で、大径の有底筒部3aと、有底筒部3a外周の複数の孔明き突起3bと、突起3bの前側の大径部3cと、大径部3cの前側のスプ−ルカバ−3dと、有底筒部3aの内側の大径の内周部3eと、有底筒部3aの底面に穿設された大径の透孔3mと、内側の筒部3nとで形成されている。
大径部3cは側枠1aの大径の透孔1cに嵌合されて孔明き突起3bの孔にビス11が挿通されている。
【0033】
左側側板2の内側に軸受支持筒2fが形成され、軸受支持筒2f内に軸受13とスラスト軸受14が挿着されて延長された太径部4aの一側小径部4bが軸受13に軸承されると共に軸端部はワッシャ14に当接されている。
調節体9は着磁可能な磁性粉末を混入した樹脂、例えばポリフェニレンサルファイト樹脂、エポキシ樹脂、ナイロン樹脂等で筒部9aと、筒部9a一側に径方向外方に膨出した調整用作用部9bと、調整用作用部9b外周に形成された全周歯部9cと、筒部9a一側に径方向内方に膨出した鍔部9dと透孔9eとで一体に形成されている。
筒部9aには周方向にN極とS極の異極が交互に着磁されている。
筒部9aの外周には小さな凹部9fが形成されて抜け止めリング29が嵌合される。
【0034】
保持枠3′の筒部3nには周方向にN極とS極の異極が交互に着磁されている。
保持枠3′の大径の有底筒部3aの外周にクリック板バネ30の一端が固定され、クリック板バネ30の他端は歯部9cに係合されている。
磁気制動調節ツマミ7の歯部7cは歯部9cに噛合されている。
他の構成は前記参考例と略同一である。
【0035】
図20から図25は第実施例で、図20は魚釣用両軸受型リ−ルの反ハンドル側の拡大要部断面平面図、図21は反ハンドル側の側枠内側の側面図、図22は調節体の側面図、図23は保持枠の側面図、図24は反ハンドル側の側枠外側の要部断面側面図、図25は反ハンドル側の側面図である。
【0036】
実施例でバックラッシュ防止装置Cは、スプ−ル軸4及びスプ−ル12と一体回転する導電体と、保持枠3″内に設けられた導電体の内側の磁性体と外側の磁性体で構成され、導電体はスプ−ル軸4の太径部4aの一側軸受13側外周に固定された筒状の導電体19とし、内側の磁性体は保持枠3″の軸受支持筒3jが着磁されて着磁部αとし、外側の磁性体は保持枠3″の凹部3oに回動自在に嵌合されて着磁された調節体6′としている。
【0037】
保持枠3″は着磁可能な磁性粉末を混入した樹脂、例えばポリフェニレンサルファイト樹脂、エポキシ樹脂、ナイロン樹脂等で、大径の有底筒部3aと、有底筒部3a外周の複数の孔明き突起3bと、突起3bの前側の大径部3cと、大径部3cの前側のスプ−ルカバ−3dと、有底筒部3aの内側の大径の内周部3eと、有底筒部3aの底面3fと、底面3fに穿設された2本の円弧状長孔3p、3qと、円弧状長孔3q位置の凹部3oと、内側の段部3iと、底面3f内側の軸受支持筒3jとで形成されている。
大径部3cは側枠1aの大径の透孔1cに嵌合されて孔明き突起3bの孔にビス11が挿通されている。
【0038】
調節体6′は着磁可能な磁性粉末を混入した樹脂、例えばポリフェニレンサルファイト樹脂、エポキシ樹脂、ナイロン樹脂等で筒部6aと、筒部6a一側外周に周方向の一部に径方向外方に膨出した調整用作用部6bと、調整用作用部6bの側面に形成された抜け止めピンを兼ねたカムピン6eと、筒部6a一側の抜け止め軸部6dとで一体に形成されている。
筒部6aには周方向にN極とS極の異極が交互に着磁されている。
調節体6′は保持枠3″の大径の有底筒部3a内に挿入されて段部3iに回動自在に載せられると共に凹部3oに回動自在に挿入され、抜け止め軸部6dと抜け止めピンを兼ねたカムピン6eは夫々円弧状長孔3p、3qに挿入されて抜け止め軸部6dと抜け止めピンを兼ねたカムピン6eの周溝にEリング22が取り付けられている。
【0039】
磁気制動調節ツマミ7の軸部7bに回り止め軸部7eが突出形成されている。
回り止め軸部7eにはレバ−31の一端が固定されている。
レバ−31の他側には長孔31a が形成されて長孔31a に抜け止めピンを兼ねたカムピン6eが挿入されている。
他の構成は前記参考例と略同一である。
【0040】
前記説明では、導電体はスプ−ル軸4の太径部4aの一側軸受13側外周に固定された筒状の導電体19としたが、円盤状の導電体としてもよい。
前記説明では、導電体をスプ−ル軸4に固定したが、スプ−ル12の側面に固定してもよい。
前記説明では、環状の磁性体の筒部内周または外周に磁極が着磁するように述べたが、円盤状の導電体に対応するために、環状の磁性体の筒部端面に磁極が着磁されるようにしてもよい。
更に円盤状の導電体に対して軸方向に磁性体を移動するように構成してもよい。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0042】
請求項1により、保持枠が着磁可能な磁性粉末を混入した樹脂で形成されると、磁石の配置や部品点数の削減及び接着工程の廃止による組立工数の合理化が図れるのと同時に、コストダウンが可能となる。
磁極を大きく形成することが可能となるので、大幅な磁力UPが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例で、魚釣用両軸受型リ−ルの要部断面平面図である。
【図2】同魚釣用両軸受型リ−ルの反ハンドル側の拡大要部断面平面図である。
【図3】同反ハンドル側の側枠内側の側面図である。
【図4】同調節体の側面図である。
【図5】同保持体の側面図である。
【図6】同反ハンドル側の側枠外側の要部断面側面図である。
【図7】同反ハンドル側の側面図である。
【図8】第実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの反ハンドル側の拡大要部断面平面図である。
【図9】同反ハンドル側の側枠内側の側面図である。
【図10】同調節体の側面図である。
【図11】同保持枠の側面図である。
【図12】第実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの反ハンドル側の拡大要部断面平面図である。
【図13】同反ハンドル側の側枠内側の側面図である。
【図14】第実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの反ハンドル側の拡大要部断面平面図である。
【図15】同反ハンドル側の側枠内側の側面図である。
【図16】同保持枠の側面図である。
【図17】同調節体の側面図である。
【図18】同反ハンドル側の側枠外側の要部断面側面図である。
【図19】同反ハンドル側の側面図である。
【図20】第実施例で、魚釣用両軸受型リ−ルの反ハンドル側の拡大要部断面平面図である。
【図21】同反ハンドル側の側枠内側の側面図である。
【図22】同調節体の側面図である。
【図23】同保持枠の側面図である。
【図24】同反ハンドル側の側枠外側の要部断面側面図である。
【図25】同反ハンドル側の側面図である。
【符号の説明】
A リ−ル本体
C バックラッシュ防止装置
α、β 導電体と対向する着磁した部位(着磁部)
6、6′、9 調節体
6b、9b 調整用作用部
12 スプ−ル

Claims (1)

  1. リ−ル本体にスプ−ル軸を有するスプ−ルを回転自在に支持し、リ−ル本体に保持した磁性体と前記スプ−ル回転に連動して回転する導電体とを対向配置してスプ−ル回転に制動力を付与するバックラッシュ防止装置を有する魚釣用両軸受型リ−ルにおいて、前記スプ−ル軸を支持する保持枠を着磁可能な材料で形成して前記導電体と対向する部位を着磁してスプ−ル回転に制動力を付与することを特徴とする魚釣用両軸受型リ
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