JP2005253354A - 魚釣用リール - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気制動装置の制動力をきめ細かに調節することが可能な魚釣用リールを提供すること
【解決手段】リール本体12に回転可能に支持したスプール16の一側に導電体32を支持し、このリール本体12に設けたリング磁石54,56の磁界内を導電体32が回転することで生じる誘電作用を用いてスプール16に制動力を付与する磁気制動装置30を備え、この導電体32をマグネシウム合金で形成した魚釣用リール。
【選択図】 図1

Description

本発明は、魚釣用リールに関し、特に、釣糸放出操作時におけるスプールの過回転を防止する磁気制動装置を備えた魚釣用リールに関する。
一般に、スプールの一側に、このスプールと一体的に回転する筒状またはリング状の導電体に磁石を対向配置させて、スプールの回転で導電体内に生じる渦電流によってスプールにその回転方向とは逆方向の力を作用させてスプールを制動するように構成している磁気式制動装置を備えた魚釣用リールが知られている。このような魚釣用リールには、スプール回転時の慣性モーメントを減少するため、例えば銅あるいはアルミニウム等で形成した導電体を軽量化したものが知られている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の魚釣用リールにおける磁気制動装置では、磁石と対向する部分以外の部分の導電体を薄肉化し、あるいは、肉抜きすることでスプール回転時の慣性モーメントを減少させる。これにより、回転初期におけるスプールの回転の立ち上がりを良好とすると共に、制動力を効率よく作用させる。
このような特許文献1に代表される磁気制動装置では、制動力の調節を可能とする調節手段を備えたものが一般的であり、具体的な手段として、特許文献1に見られるように導電体の内周と外周にそれぞれ対向配置された磁石のいずれか一方を回転させることで、導電体の内外周にそれぞれ配置された磁石の磁極の相対位置を変更し、導電体に作用する磁力を変更する手段が一般的である。
このような調節手段の場合、磁石の相対位置を変更して制動力を調節するため、磁石の吸引作用による移動側磁石の回転を阻止して磁力変更状態を維持する必要があり、そのため、調節手段にクリック等で節度を持たせている。
実用新案登録第2536099号公報
ところで、近年においては釣法が大きく変化し、より多くの釣果を求めるために、仕掛けの軽量化や、より遠くのポイントへの投擲、又は複雑に入り組んだ障害物の中への正確な仕掛け投擲等、リールに求められる性能が大きく変わり、釣り場の状況や仕掛けに対応する必要性が生じ、その中の一つとして制動装置に対する要求性能が高まっている。特に、厳しい状況に応じたきめ細かな制動力調節が望まれており、具体的には調節範囲の広さよりも、ある一定の範囲内で更に細かな調節が望まれている。
しかし、上述の調節手段は、クリックによる節度に対応した調節の切換えが行われるため、一目盛当りの変化量が多く、1クリック節度以下のきめ細かな調節が困難である。例えばクリック節度を、制動力0から最大制動力である100までの範囲を10段階に設定した場合には、この0から100までを10等分した範囲内での調節、また、20段階とした場合には20等分した範囲内での調節しか行えない不具合がある。
具体的には、通常の実釣時にユーザの最適なブレーキ力が、例えば10段階のクリック節度の内の節度3であるとした場合、遠投のために制動力を上げるべく調節を行うときは、節度を4又は5といったように制動力を高める方向に調節する。この場合、節度を4に設定すると渦電流を生じさせる磁力したがって制動力が弱いためにバックラッシュを生じさせ、これよりも大きい節度の5に設定すると制動力が強すぎるために仕掛けが失速する、といったような状況の場合に対応することができない。また、軽量のルアーを投擲する際に、制動力を弱めるべく調節を行うときは、節度を2又は1といったように制動力を弱める方向に調節を行うが、節度が2だと制動力が強すぎて失速し、節度が1だと制動力が弱すぎてバックラッシュを生じさせることがあり、更に軽いルアーの場合は制動力の調節値が1や0となり、最小の制動力を形成する節度が1でも強すぎる場合には、制動力の調節が不能となる事態が生じる。
このような不具合を改善するべくクリックの節度を細かくすると、強い磁石を用いた場合に、節度を維持しきれず磁石の吸引作用で調節状態を維持できなくなる虞があり、節度の細分化には限界がある。このため、スプールの軽量化と細かな制動力調節とを同時に実現することはできなかった。特に軽量のルアー投擲を目的とする場合、投擲不可能となる重量が存在するため、磁気制動装置の改善が望まれている。
一方、スプールを制動するための導電体に発生する制動力F(kg)は次式の通りであり、導電体の電気抵抗に反比例するものである。
F=αBgAgVS/ρ
ここに、αは比例定数、Bgは空隙磁束密度(Gauss)、Agは空隙面積(cm)、Vは導電体の速度(cm/sec)、Sは導電体の板厚(cm)、ρは導電体の電気抵抗(Ω-cm)である。
このことから、電気抵抗値を高いものにすると、制動力が低下する傾向があり、制動力を最大とする位置に調節した際の制動力も弱めることができる。
本発明は、このような事情に基づいて成されたもので、磁気制動装置の制動力をきめ細かに調節することが可能な魚釣用リールを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の魚釣用リールは、リール本体に回転可能に支持したスプールの一側に導電体を支持し、前記リール本体に設けた磁石の磁界内を前記導電体が回転することで生じる誘電作用を用いてスプールに制動力を付与する磁気制動装置を備えた魚釣用リールにおいて、前記導電体をアルミニウム合金よりも電気抵抗の大きな金属で形成したことを特徴とする。
本発明による魚釣用リールは、軽量でありながらも導電体の比抵抗が従来のアルミニウム合金を用いたものより大きいため、磁力の強さが同じであっても、発生する渦電流が小さく、したがって最大制動力も小さく、軽量仕掛けの投擲や熟練度に応じて、きめ細かに制動力を調節することができる。
また、マグネシウム合金のように軽量且つ比抵抗の大きい導電体を従来用いている磁石よりも磁力の強い磁石や、磁石の個数を増やすあるいは磁石を大きくする等の磁力を上げる対策を施した磁石と適宜に組合せることで、従来の磁石と導電体とで形成する制動力の内、最も使用頻度の高い範囲の制動力を中心とした範囲で、きめ細かに制動力を調節することができ、釣種、使用する仕掛け、および熟練度に応じた設定を施すことができる。
更に、導電体をマグネシウム合金とすることで、このような効果に加え、スプール全体の軽量化に伴ってスプール回転時の慣性モーメントが小さくなるため、仕掛け投擲時のスプールの回転の立ち上がりが良好となり、仕掛けの初速が早く、仕掛けの投擲距離が増大する。しかも、慣性モーメントが小さくなるため、小さな制動力でもスプールに十分に制動することができ、磁気制動装置を小型軽量化し、このような磁気制動装置を備えた魚釣用リールの全体の小型化・コンパクト化が可能となる。
また、導電体をマグネシウム合金よりも更に比抵抗の大きなチタン又はチタン合金で形成する場合には、制動力の調節範囲を更に細分化してきめ細かな調節が可能であることに加え、特殊な釣法に特化した調節機能を持たせることができる。このようなチタン又はチタン合金であるチタン系材料は、比強度が高く、このため、導電体の薄肉化が可能となり、重量を大幅に低減することができ、これにより、マグネシウム合金を用いた導電体と同様にスプール回転時の慣性モーメントを大幅に減少することができる。
図1および図2は、本発明の好ましい実施形態による魚釣用リール10を示す。
本実施形態の魚釣用リール10は、両軸受け型手巻きリールとして形成してあり、このリール本体12の一対の外側板14a,14bに、スプール16を具備したスプール軸16aの両端部が例えば図示のようなボール軸受15a,15bを介して回転自在に支持されている。このスプール軸16aの一端側には、後述するハンドル28で回転駆動されるピニオン18がこのスプール軸16aと同軸状に配置されている。
このピニオン18は、その略中央部に形成した周方向溝19を介して、その一部を概略的に示すクラッチ板20と噛合っている。本実施形態のクラッチ板20は、図示しない伝達機構を介して、外側板14a,14b間に配置したクラッチレバー22と連動し、このクラッチレバー22を作動することにより、軸方向に沿って移動することができる。例えば、図1に示すスプール軸16aの嵌合部17と嵌合した位置から、クラッチレバー22を押し下げると、クラッチ板20が図1の右方に移動し、ピニオン18をスプール軸16aの嵌合部17から分離することができる。又、分離状態より、ハンドル28を回転させると、図示しない公知の復帰機構を介して、ピニオン18が嵌合部17に嵌合して元の状態(巻取状態)に復帰し、スプール軸16aと一体化されているスプール16と、ピニオン18とが一体的に回転する。
このピニオン18を回転駆動するハンドル28は、リール本体12の右外側板14bに回転自在に支えられたハンドル軸24の一端に固定され、このハンドル軸24の内側端部に装着された大径の駆動歯車26がピニオン18と常時噛合っている。これにより、ハンドル28を介してハンドル軸24を回転すると、駆動歯車26を介してピニオン18が回転駆動される。符号29は、スプール16上に釣糸(図示しない)を均等に巻回するため、スプール16の回転に連動して、一対の外側板14a,14b間を往復動する通常の釣糸案内装置を示す。
このスプール16のハンドル28と反対側に位置する一側には、スプール16の過回転を防止する磁気制動装置30を配置してある。この磁気制動装置30は、スプール16と一体回転するように取付けた導電体32を備える。本実施形態の導電体32は、スプール軸16aに強固に固定されるボス部34と、このボス部34から半径方向外方に延びるディスク状部36と、このディスク状部36の外周縁部からハンドル28と反対側に延びる円筒状部38とを有し、マグネシウム合金であるの非磁性の導電性材料で形成される。マグネシウム合金に代え、チタン又はチタン合金であるチタン系材料で形成してもよい。
なお、この導電体32は、円筒状部38がこのような非磁性の導電性材料で形成されるものであれば、その全体を同一材料で形成することは必ずしも必要なく、例えばボス部34およびディスク状部36をより軽量の樹脂材料等で形成してもよい。また、ボス部34をスプール軸16aの端部の小径部に隣接させて固定することにより、スプール軸16aを支える軸受15aでボス部34の軸方向外方への移動を抑制し、導電体32がスプール軸16aから脱落するのを防止することも可能である。
一方、この導電体32に対向する外側板14aの内面側には、ボール軸受15aを介してスプール軸16aの端部を回転自在に支える受部材40が例えば複数本のねじで強固に固定されている。この受部材40は、軸受15aを収容する中央開口42と同軸状に、先端側すなわちスプール16側から小径部44と大径部46とを順に形成した段付き構造の支持台部48を有し、この支持台部48の周部に、後述する磁石ホルダ52を収容する環状溝50を形成してある。
この受部材40の小径部44には、磁場を径方向に配向させるN極とS極とを周方向に沿って複数対を交互に逆向きに着磁させた内側リング磁石54を固定してある。また、大径部46には、環状溝50内に配置した磁石ホルダ52が周方向に摺動自在に装着され、この磁石ホルダ52の内周側には、内側リング磁石54と逆方向に着磁された外側リング磁石56が固定され、これらの内側リング磁石54と外側リング磁石56との間に形成される環状間隙内に、上述の導電体32の円筒状部38が配置され、磁気制動装置30を形成する。これにより、釣糸を放出するスプール16の回転に伴い、導電体32が内側リング磁石54と外側リング磁石56との間で回転すると、この導電体32内に生じる渦電流によってスプール16の回転方向とは逆方向の力が制動力として作用し、スプール16を制動する。
このスプール16に作用する制動力を調節するため、磁石ホルダ56の外周側の少なくとも一部には歯58(図2参照)が形成され、この歯58に噛合い係合する小歯車60aを回転する制動力調節ツマミ60が、本実施形態では左外側板14aに配置してある。この制動力調節ツマミ60を回転すると、磁石ホルダ52が大径部46上で回転し、内側リング磁石54に対する外側リング磁石56の相対位置が変化する。これにより、導電体32の円筒状部38を挟む内側リング磁石54と外側リング磁石56とで形成される磁界の強さを、例えば制動力を全く形成しないゼロ制動の状態から、最大制動力を形成する全制動の状態まで連続的に変化させることができる。この調節ツマミ60の回転による制動力の大きさは、調節ツマミ60の回転位置に応じて、例えば10段階あるいは20段階毎の目盛(図示しない)で設定することができる。この調節ツマミ60は、各目盛位置に配置するときに、例えばばね等で各目盛位置において、クリック節度感が得られるように付勢される。
図3は、内側リング磁石54および外側リング磁石56の強さを一定とし、導電体32、特に円筒状部38をそれぞれアルミニウム合金、マグネシウム合金およびチタン合金で形成したときのスプールに作用する制動力と磁界の強さとの関係を、それぞれ制動力線A,B,Cで示す。図3の縦軸Yは制動力の大きさを示し、横軸Xは、磁界の強さすなわち調節ツマミ60の20段階の目盛に対応した調節値を示す。この調節ツマミ60の調節値が0のときは、内側リング磁石54と外側リング磁石56とで形成される磁界の強さが最小で、調節値が10のときは、この磁界の強さが最大となる。
図3から明らかなように、導電体32をマグネシウム合金やチタン合金で形成することにより、従来のアルミニウム合金製の導電体に比して電気抵抗が大きくなり、電気抵抗と反比例する制動力は、導電体をアルミニウム合金で形成した場合と比較して弱まる。例えば調節ツマミ60を調節値10で示す最大磁界位置に配置したときの、アルミニウム合金製導電体による制動力を10とすると、マグネシウム合金製の導電体32による制動力は2であり、チタン合金製導電体32による制動力は0.5である。このため、マグネシウム合金やチタン合金で形成した導電体32は、軽量ルアーの投擲や、少ない距離の連続投擲を行うべく少ない制動力で回転抵抗を極力減らす必要のあるピッチング投法向きとなる。
導電体32をマグネシウム合金で形成した場合には、アルミニウム合金で形成した場合と比較して軽量となるので、導電体32およびスプール16を含む回転ユニットのの慣性モーメントが減少する。これにより、仕掛け投擲時のスプール16の回転の立上りが鋭く、スプール16の回転の初速が速くなるので、仕掛けをより遠くへ飛ばすことが可能となる。また、導電体32をチタン合金で形成した場合は、比強度が高いため、アルミニウム合金製の導電体と比較して薄肉化することが可能となるので、その結果、アルミニウム合金製の導電体よりも軽量構造に形成でき、マグネシウム合金製の導電体32と同様の効果が得られる。
このように、導電体32をマグネシウム合金やチタン合金で形成することにより、アルミニウム合金製の導電体を用いたときと比べて、調節ツマミ60の調節値を1段階変化させたときの制動力の変化量が少なくなるので、きめ細かな制動力の調節が可能となる。
例えば、図3に符号F1で示す制動力1の状態から、符号F2で示す制動力2の状態との間では、アルミニウム合金製導電体の場合、符号Aで示すように調整値1と調節値2との間の調節値1.5を含む2段階で調節するのに対し、マグネシウム合金製導電体32の場合は、符号Bで示すように、調節値5と調節値10との間の10段階で調節する。したがって、調節ツマミ60の調節値を1段階変化させたときのマグネシウム合金製導電体32による制動力の変化量は、アルミニウム合金製導電体による制動力の変化量の1/5であり、極めてきめ細かな調節が可能となる。
また、チタン合金製導電体32の場合は、更に細かな調節が可能となる。すなわち、アルミニウム合金製導電体の場合に制動力0と符号F3で示す制動力0.5との間では、調節値0と調節値0.5との2つの位置しか取り得ず、1段階の調節のみが可能であるのに対し、チタン合金製導電体32の場合は、調節値0と調節値10との間の20段階の調節が可能である。したがって、チタン合金製導電体32の制動力変化量は、アルミニウム合金製導電体による制動力の変化量の1/20であり、更にきめ細かな調節が可能である。
このような導電体32を有する魚釣用リール10によると、軽量でありながらも導電体32の比抵抗が従来のアルミニウム合金製のものより大きいため、内側リング磁石54および外側リング磁石56の形成する磁界の強さが同じであっても、発生する渦電流が小さく、したがって最大制動力も小さく、軽量仕掛けの投擲や熟練度に応じて、きめ細かに制動力を調節することができる。また、このような軽量の導電体32を磁力の強い磁石や磁力の弱い磁石で形成した内側リング磁石54および外側リング磁石56と適宜に組合せることで、従来の磁石と導電体とで形成する制動力の内、最も使用頻度の高い範囲の制動力を中心とした範囲で、きめ細かに制動力を調節することができ、釣種、使用する仕掛け、および熟練度に応じた設定を施すことができる。
更に、スプール16および導電体32を含む回転ユニットの全体の軽量化に伴ってスプール16の回転時の慣性モーメントが小さくなるため、仕掛け投擲時のスプール16の回転の立ち上がりが良好となり、仕掛けの初速が早く、仕掛けの投擲距離が増大する。しかも、慣性モーメントが小さくなるため、小さな制動力でもスプール16を十分に制動することができ、磁気制動装置30を小型軽量化し、このような磁気制動装置30を備えた魚釣用リール10の全体の小型化・コンパクト化が可能となる。
図4および図5は、導電体を着脱可能とした実施形態を示す。なお、以下に示す種々の実施形態あるいは変形例は、基本的には上述の実施形態と同様であるため、同様な部位には同様な符号を付し、その詳細な説明を省略する。
この実施形態の導電体62は、円筒状形状を有し、スプール軸16aに固定されたホルダ64に装着される。本実施形態のホルダ64は、スプール軸16aに強固に固定されるボス部65と、このボス部65から半径方向外方に延びるディスク状部66と、このディスク状部66の外周縁部の近部で、ハンドル28と反対側に延びる保持部68とを有し、金属あるいは樹脂により一体構造に形成してある。この保持部68は、導電体62の軸方向溝62aに係合してこの導電体62の周方向移動すなわち回転を阻止する軸方向突起68aと、導電体62の内周面に形成した周方向溝62bに係合してこの導電体62の軸方向移動を阻止する複数の係止片68bと、軸方向溝62aに隣接した部位で導電体62の内周面に係合する支持部68cとを有する。
軸方向突起68aはその外面をディスク状部66の外周面と同一面となるように形成し、係止片68bは、導電体62の肉厚分だけディスク状部66の外周縁から半径方向内方に配置してある。これらの係止片68bと支持部68cは、ほぼ連続した円筒状の内周面をこの保持部68に形成する。これにより、導電体62をホルダ64の保持部68に装着したときに、その内周側と外周側とがそれぞれ滑らかな円筒状面を形成する。
このような導電体62は、それぞれ比抵抗の異なる材料で形成した複数を予め準備しておき、必要に応じて交換することで、用途に合わせた制動力をスプール16に与えることができる。このような導電体62の交換は、係止片68bの弾性変形により簡単に行うことができる。そして、導電体62をホルダ64に装着した状態では、内周側および外周側から空気抵抗となる突出部が形成されないため、スプール16の回転を阻害することもない。
図6は、導電体を軸方向に移動可能とした実施形態を示す。
本実施形態では、導電体72をスプール軸16aに対して回転不能としつつ軸方向移動を可能とするため、保持部74のボス部76には、それぞれハンドル28側の開口端から中間部位まで延びる一対の長孔76aを径方向に対向させて形成し、スプール軸16aを径方向に貫通し固定された保持ピン78をこの長孔76aに挿通させてある。また、このボス部76は、左外側板14a側に対向する端部の内周部に浅い底部を有する凹部76bを形成し、スプール軸18の外周に巻装された押圧ばね80は、スプール軸16aの周溝に係止された保持リング82と凹部76bの底部との間に配置されて、保持部74、つまり導電体72をスプール16側に向けて付勢している。この押圧ばね80の付勢力はボス部76の長孔76aに係合する保持ピン78で支えられる。したがって、支持ピン78と保持リング82とが、導電体72および保持部74の移動範囲を規制する規制部材として作用する。
更に、この導電体72および保持部76をスプール軸16aに沿って移動するため、ボス部76の外周部から突出した支持案内部84上に可動部材86が摺動自在に装着されている。この可動部材86は、例えば軟質又は硬質の合成樹脂で形成され、ボス部76から離隔した先端部が、スプール16の糸巻胴部の内周側に傾斜面で形成した係合部88に当接する。この係合部88は、リング磁石54,56側に拡径した円錐状に形成されており、保持部76が保持ピン78で係止された位置すなわち導電体72がリング磁石54,56から最も離隔した位置にあるときに、可動部材86の先端部がこの係合部88に当接することが好ましい。この係合部88に当接する稼動部材86の先端部は、係合部88に沿って摺動できるものであればどのような形状であってもよいが、係合部88との摺動抵抗を小さくするために、係合部88の傾斜角度に対応した傾斜面を形成することが好ましい。
なお、各可動部材86が支持案内部84を中心として回動するのを防止するため、保持部74の図示しないディスク状部に半径方向溝を形成し、この半径方向溝内に支持案内部84および可動部材86を配置してもよい。これに代え、可動部材86をスプール16の半径方向に沿って案内する適宜のガイド(図示しない)をボス部76に設けてもよい。このような支持案内部84および可動部材86は、周方向に沿って等間隔に配置することが好ましく、その数については、図示のように2つに限るものではなく、必要に応じて適宜の数とすることができる。また、スプール軸16aもスプール16と別体構造とすることは必ずしも必要なく、これらを一体構造としてもよい。
この磁気制動装置30は、スプール16が回転してないときは、保持ピン78が押圧ばね80の付勢力に抗してボス部76を係止する。導電体72は、内側リング磁石54および外側リング磁石56間の間隙の外側(スプール16側)に位置し、したがって内側リング磁石54および外側リング磁石56による磁界の影響を殆ど受けない非制動状態に維持される。このとき、可動部材86が係合部88に当接する場合は、保持ピン78がボス部76の長孔76aに当接し、支持案内部84が可動部材86を係合部88に当接した状態に保持するため、ガタ付きが防止される。
そして、スプール16が高速で回転すると、可動部材86は、遠心力により、支持案内部84に沿って半径方向外方に移動する。可動部材86の先端部は係合部88に押圧され、これにより、可動部材86の径方向移動が保持部74の軸方向移動に変換され、この保持部74および導電体72が左外側板14a側に移動し、導電体72が内側リング磁石54および外側リング磁石56間の間隙内したがって磁界内に移動する。逆に、スプール16の回転が低下すると、可動部材86に作用する遠心力も低下し、保持部74および導電体72がスプール側に移動する。可動部材86および係合部88は、導電体72をスプール16の回転速度に応じて磁界内に進退させる導電体移動制御手段を形成し、スプール16の回転速度の増減に応じて磁界の影響を受ける導電体72の領域あるいはその面積を制御する。これにより、スプール16に作用する制動力が自動調整される。
図7は、図6の実施形態とほぼ同様であるが、可動部材の半径方向移動を軸方向移動に変換する係合部をスプール16側と保持部側との双方に設けたものである。
この磁気制動装置30では、保持ピン78が保持部74のボス部76から半径方向外方に突出し、可動部材86Aに貫通形成したスプール軸16aの軸方向に長い長孔87に挿通させてある。また、押圧ばね80の付勢力に抗して導電体72および保持部74を安定して支えるため、スプール軸16a上には、保持リング82からスプール16側に所定距離内方に離隔した位置に規制部材82aを嵌合係止してある。この規制部材82aにボス部76の端部が当接することにより、保持部74、つまり導電体72のスプール16方向への移動が確実に阻止され、導電体72と内外側リング磁石54,56の位置関係が確実に維持される。なお、ボス部76の長孔76aの軸方向長さを所定値に設定することにより、この長孔76aの閉鎖端に保持ピン78を当接させ、保持部74および導電体72の軸方向移動を規制させることも可能である。
更に、可動部材86Aを挟んで、スプール側係合部88と対向する係合部89が、保持部74のディスク状部75に形成されており、可動部材86Aがスプール回転時に径方向外方に移動してこれらの双方の係合部88,89と係合することにより、可動部材86Aの径方向移動が導電体72の軸方向移動に変換される。
本実施形態では、導電体側係合部89とスプール側係合部88とは、スプール軸16aから径方向外方に向けてそれぞれ順次拡張する環状のテーパ面(導電体側係合部60とスプール側係合部62のテーパ面の軸方向対向面距離は径方向外方に向けて順次縮小している)で形成して対向配置され、可動部材54を挟んで互いに逆方向に傾斜したこれらのテーパ面が可動部材54の径方向移動を導電体40の軸方向移動に変換する変換手段として作用する。なお、本実施形態では、可動部材54の径方向外側の角部も、それぞれ対向する傾斜面に対応したテーパ面として形成してあるが、導電体側係合部89およびスプール側係合部88のそれぞれの傾斜面に沿って滑らかに移動できるものであれば、このようなテーパ面で形成することは必要はなく、小面取り形状、R形状や湾曲面であってもよい。
したがって、本実施形態では、スプール16の回転によって可動部材86Aが径方向に移動すると、この可動部材86Aの両側であるスプール16側と導電体72側との双方に配置されたそれぞれの傾斜面あるいは変換手段である係合部88,89が、可動部材86Aの径方向移動を導電体72の軸方向移動に変換する。すなわち、導電体72は、導電体側係合部89の傾斜面に当接する可動部材86Aにより直接軸方向に変換移動されると共に、スプール側係合部88の傾斜面により可動部材86Aを介して間接的にも軸方向に移動され、可動部材86Aの僅かな径方向移動で導電体72を内側リング磁石54および外側リング磁石56の磁界内に進退させることができ、リール10の全体の小型化・コンパクト化が可能となる。換言すると、可動部材86Aが図6に示す可動部材86と同じ距離だけ径方向に移動する場合には、この2倍の軸方向ストロークを確保することができる。
なお、このような可動部材86,86Aの半径方向移動を軸方向移動に変換する係合部は、可動部材86,86Aに設けることも可能である。
このように、導電体72をスプール軸16aに対して移動可能に支持し、導電体をスプールの回転速度に応じて前記磁石の磁界内に進退させる可動部材86,86Aおよび係合部88,89により、スプールに作用する磁気制動力を制御する導電体移動制御手段が形成されることにより、極めて簡単な構造でありながらも、スプール16の回転速度に応じた最適な制動力を適宜スプール16に付与することが可能となると同時に、制動力の不要な低速回転時にはスプール16に制動力を付与しないように制御できるため、仕掛け投擲時の抵抗が減り、投擲距離を伸ばすことが可能となる。
更に、磁気制動装置30の磁界を形成する内側リング磁石54および外側リング磁石56は、例えば異方性磁石で形成することにより、その磁力を増大することもできる。
図8の(B)に、図2に示す実施形態の制動装置30で例示するように、異方性磁石は、それぞれ拡大部Lに小矢印で示す微粒子磁石のNS方向が同じ方向に揃っている。このような異方性磁石は、磁石粉に樹脂を混錬して成形されるボンド磁石や磁石粉を焼き付けて成形する焼結磁石等であってもよい。焼結磁石で形成する場合には、高い磁力を得ることができるものの、特に小型化および高精度が要求される魚釣用リールの磁気制動装置に用いる場合には、コスト面および量産性に優れたボンド磁石で形成することが好ましい。なお、微粒子磁石のNS方向である小矢印は、NからSの方向に示し、したがって小矢印の先端がS極を示す。
内側リング磁石54および外側リング磁石56をこのような異方性ボンド磁石で形成する場合は、内側および外側リング磁石54,56の成形段階で、これらの磁石材料の磁場配向を一定方向(異方化処理)にし、次の工程で着磁することで異方性磁石を形成することができる。図8の(B)の拡大部Lに示すように、各微粒子磁石の着磁方向は一方向になり、微粒子磁石あるいは結晶の磁石が整列している状態のため、大きな磁力が得られる。
比較のため、図8の(A)に通常の等方性磁石で形成した内側リング磁石54aと外側リング磁石56aをそのスプール軸16aに装着したスプール16を示す。図8の(A)の拡大部Lに示すように、等方性ボンド磁石で形成した内側および外側リング磁石54a,56aは微粒子磁石のNS方向がランダムに配向されている。このような等方性ボンド磁石は、どの方向からでも着磁できる利点はあるものの、上述の異方性ボンド磁石に比して磁力が小さい。同じ大きさの磁界を形成する場合には、例えば、図8の中程の鎖線Aで等方性ボンド磁石で形成した内側リング磁石54aおよび外側リング磁石56aの外端位置を示し、鎖線Oで異方性ボンド磁石で形成した内側リング磁石54および外側リング磁石56の外端位置を示すように、その大きさが大きく相違する。換言すると、同じ大きさであっても、予め複数組の内側リング磁石54および外側リング磁石56を準備しておき、必要に応じて磁石の種類を変えることで、導電体32に作用する磁界の大きさを変更し、したがってスプール16に作用する制動力を調整することができる。
このように内側リング磁石54および外側リング磁石56の形状を変えることなく、磁力を変えることができるのは、等方性磁石に対して異方性磁石の磁力が材料自体の最大エネルギ積として3〜4倍向上するからである。本願発明者等が同径のリング磁石で比較実験したところ、この異方性磁石を本実施形態におけるようにバックラッシュを防止する磁気制動装置30に用いる場合は、等方性磁石に比して約2.5倍の制動トルクが得られることが判明した。
なお、このような磁力を強化した強化磁石は、希土類磁石(ネオジム系、サマリウム系、セリウム系)、フェライト磁石等で形成することができ、最大エネルギ積、保持力、残留磁束密度等の磁気特性より、ネオジム系磁石とすることが最も好ましい。
図9は、通常の磁石(フェライトの等方性磁石、希土類磁石の磁石数が少ないもの等)とアルミニウム合金製導電体とを組合せたバックラッシュ防止装置すなわち磁気制動装置の制動力線Aを基準として、磁力を増大した強化磁石(フェライトの異方性磁石、希土類磁石の数量増等)とマグネシウム合金あるいはチタン合金製導電体とを組み合わせることで、基準のアルミニウム合金製導電体で得られる制動力の所要範囲における調節値を細かく制御可能とした例を示す。図3と同様に、符号B,Cがそれぞれマグネシウム合金およびチタン合金製導電体による制動力線を示す。
図9の制動力線Bで示すように、通常の磁石とアルミニウム合金製導電体32との組合せで形成される符号F4で示す制動力が4から符号F5で示す制動力6の範囲が、強化磁石とマグネシウム合金製導電体32との組合せにより、調節ツマミ60の20段階の調節値で調節される。また、強化磁石とチタン合金製導電体32とを組合せることで、制動力が4から符号F6で示す制動力が4.5の範囲を調節ツマミ60の20段階の調節値で調節することができる。なお、磁界の強さは、上述のような異方性磁石を用いた強化磁石、あるいは磁石の数を増大することだけでなく、例えば磁石の形状・寸法、組合せあるいは種類の変更等どのような手段を用いてもよい。
特に、上級者の場合や、熟練度が増した場合は、調節ツマミ60による制動力調節の範囲が少なくなり、大体制動力の変化が2〜3目盛の範囲に収まるようになるのが一般的であるため、上級者や熟練者の場合、制動力自体の調節範囲の広さよりも、特定範囲内での細かい調節を望む声が多く、このような要請に対しても、マグネシウム合金やチタン合金製導電体と、強化磁石とを組合せることで、磁石の磁力変更による特定範囲に特化した制動力の調節が可能となるのと同時に、特定範囲内のきめ細かな調節を可能とすることで、対応することができる。このため、一台の魚釣用リール10で釣法や熟練度に応じて、制動力の様々な調節が可能となる。
以上、本発明の種々の実施形態および変形例について記載してきたが、本発明はいずれか単独の実施形態あるいは変形例に限るものではなく、例えば着脱可能な導電体32,72も、導電体62と同様に着脱可能に形成してもよい。また、導電体とリング状磁石54,56との双方を着脱可能としてもよい。
本発明の好ましい実施形態による魚釣用リールの一部を欠截した部分断面図。 図1の魚釣用リールの磁気制動装置の説明図。 磁気制動装置の導電体の材質に応じた制動力の相違を示すグラフ図。 他の実施形態による磁気制動装置の説明図。 図5に示す磁気制動装置の導電体と保持部とを示す説明図。 更に他の実施形態による磁気制動装置の説明図。 更に他の実施形態による磁気制動装置の説明図。 等方性磁石を用いた磁気制動装置と異方性磁石を用いた磁気制動装置とを比較した説明図。 磁石の強さと導電体の材質に応じた制動力の相違を示すグラフ図。
符号の説明
10…魚釣用リール、12…リール本体、14a,14b…外側板、16…リール、16a…リール軸、30…磁気制動装置、32,62,72…導電体、54,56…リング磁石。

Claims (4)

  1. リール本体に回転可能に支持したスプールの一側に導電体を支持し、前記リール本体に設けた磁石の磁界内を前記導電体が回転することで生じる誘電作用を用いてスプールに制動力を付与する磁気制動装置を備えた魚釣用リールにおいて、
    前記導電体をアルミニウム合金よりも電気抵抗の大きな金属で形成したことを特徴とする魚釣用リール。
  2. 前記導電体をマグネシウム合金で形成したことを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
  3. 前記導電体は移動可能に支持され、前記導電体をスプールの回転速度に応じて前記磁石の磁界内に進退可能としてスプールに作用する磁気制動力を制御する導電体移動制御手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の魚釣用リール。
  4. 前記導電体は前記スプール又はスプール軸に対して着脱可能に支持されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の魚釣用リール。
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