JP3574170B2 - 分散型画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、画像データから画像合成や色調整に使用するマスクデータを作成する画像処理装置に関し、特に、サーバクライアントシステム等の分散処理によって効率よくマスクデータを作成する分散型画像処理装置に関する。
近年、メモリ素子の高集積化、プロセッサの高速化、高解像度ディスプレイ、高解像度プロッタ、カラープリント等の高機能デバイスの出現により、カラー画像データの合成、色変換等の各種の編集処理が、データベースに格納された画像データを対象にワークステーションやパーソナルコンピュータ単体で処理を可能とするディスク・トップ・パブリッシュメント(DTP)として実現しつつある。
【0002】
この場合に問題となるのが、画像編集における物体切出しに使用するマスクデータの生成である。即ち、画像の編集作業では、画像に合わせた各種の切り抜き用マスクデータが必要となり、このマスクデータの生成には、精度と処理の高速化およびオペレータによる生成の容易性が課題となっている。
【0003】
【従来の技術】
図32は、従来のサーバクライアント・システムを対象としたマスクデータ生成のための分散処理を示す。
図32において、処理マシンとしてのワークステーション210は、ローカルエリアネットワーク(LAN)216を介してサーバユニット212に接続されている。サーバユニット212は実画像データを格納したデータベース214を管理している。ワークステション210には、プロセッサで実現されるマクデータ処理部218、内部メモリ220、マウス222、キーボード224、フレームメモリ226およびカラーディスプレイ228が設けられる。
【0004】
従来のマスクデータの生成は次のようにして行われる。ワークステーション210のオペレータがサーバユニット212に対し処理対象とする画像データの転送を要求すると、サーバユニット212はデータベース214の実画像データを選択して読出し転送してくる。この時、サーバユニット212から実画像データをそのまま転送することは、ワークステーション上の内部メモリを大容量としなければならず、システム価格の増加を引き起こす。
【0005】
また画像データの転送に時間がかかりシステム性能も低下する。更に、実画像データの解像度に対し、通常、ワークステショーン210のカラーディスプレイ228の解像度が低く、実画像データを送っても低い解像度でしか表示できず無駄になる。このような理由から、サーバユニット212にあっては、実画像データを間引き処理した間引き画像データをワークステーション210に転送している。
【0006】
間引き画像データの転送を受けたワークステーション210にあっては、内部メモリ220に格納された間引き画像データを対象に、マクスデータ作成処理部218が必要なマスクデータの生成処理を実行する。マクスデータの作成処理は、ディスクプレイ228上に表示された画像を対象に物体の輪郭を1画素ずつ指定するマニアル操作もある。
【0007】
しかし、オペレータの負担が大きいことから、境界画素の差分変化を利用した差分法や、境界部分での物体色から背景色への混色比率を利用した混色法などにより輪郭を探索してマスクデータを自動的に生成するアルゴリズムも実現されている。ワークステーション210でマスクデータが生成できたならば、これをサーバユニット212に送ってデータベース214に格納する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような間引き画像データを用いた従来のマスクパターンの生成処理にあっては、次の問題がある。
画像合成や色調整におけるマスクデータを用いた物体画像の切出しは、精度を得るために実画像データを対象にサーバユニット212で行われる。しかし、マスクデータ切出しに使用されるマスクデータは、間引き画像データから作成されたデータであり、実画像データの物体輪郭との間にはずれがあり、切出し精度に問題を生ずる。
【0009】
これを解決するためマスクデータに補間処理を施した後に実画像データの切出しに使用することも考えられるが、補間により誤差が完全に解消することにならない。
したがってマスクデータを用いた高精度の切出しを可能とするためには、ワークステーションに実画像データを送ってマスクデータを生成せざるを得ず、メモリサイズの増加と画像データのロード伝送に時間を要し、分散処理とした場合のコストが増加すると共に、システム性能の低下を招くことになる。
【0010】
本発明の目的は、ワークステーションでの処理対象が間引き画像データであってもサーバ側で高精度のマスクパターンを生成でき、コストの低減とシステム性能の向上が図れる分散型画像処理装置を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理説明図である。
まず本発明の分散型画像処理装置は、少くとも実画像データを格納したデータベース14を管理する画像管理ユニット12に、通信回線16を介して処理ユニット10を接続したシステム構成をとる。
【0012】
具体的には、画像管理ユニット12をサーバ、前期処理ユニット10をクライアントとしてサーバクライアントシステムを構成する。またクライアントをワークステーションとしてローカルエリアネットワークによりサーバと接続する。
ワークステーションを用いた処理ユニット10には、データベース14に格納している実画像データ34から得た間引き画像データ36を対象に、物体輪郭を示すマスク教師データ40を作成してサーバとしての画像管理ユニット12に転送する教師データ作成手段18を設ける。
【0013】
またサーバとしての画像管理ユニット12には、教師データ作成手段18から転送されたマスク教師データ40を基準(ガイダンス)にデータベース14の実画像データ34から物体輪郭を示すマスクデータ42を作成するマスクデータ作成手段30を設ける。データベース14には、実画像データ34から得られた間引き画像データ36を予め格納しておくことが望ましい。
【0014】
ワークステーションの教師データ作成手段18は、間引き画像データ36を対象に、オペレータの指示に従って物体輪郭を示すマスク教師データを作成する(マニアルモード)。また教師データ作成手段18は、間引き画像データ36を対象に、自動的に物体輪郭を示すマスク教師データを作成する(完全自動モード)。更に、教師データ作成手段18は、間引き画像データ36を対象に、オペレータが指示した輪郭情報に基づいて自動的に物体輪郭を示すマスク教師データを作成する(半自動モード)。
【0015】
オペレータの介入による半分自動モードには、次の3つがある。
▲1▼教師データ作成手段18は、オペレータが指示した対象物体の輪郭付近を示す指示点に基づいて境界点を検出し、検出した境界点から順次輪郭上の境界点を探索して物体輪郭を示すマスク教師データを作成する。
▲2▼教師データ作成手段18は、オペレータが指示した対象物体の輪郭を含む境界領域内を探索して物体輪郭を示すマスク教師データを作成する。
【0016】
▲3▼教師データ作成手段18は、オペレータが指示した対象物体の輪郭付近を示す複数の指示点情報に基づいて各々の境界点を検出し、検出した複数の境界点を結ぶ経路に従って順次輪郭上の境界点を探索して物体輪郭を示すマスク教師データを作成する。
教師データ作成手段18による自動探索には、差分法と混色法がある。差分法は、輪郭領域における画素データの差分値に基づいて境界点を探索して物体輪郭を示すマスク教師データを作成する。通常、差分ピーク値が得られた点が境界点となる。
【0017】
混色法は、対象物体の物体色と背景色に基づいて境界部分での1〜0の範囲の混色比率を計算し、規定の混色比率、例えば0.5が得られる境界点を探索して物体輪郭を示すマスク教師データを作成する。
教師データ作成手段18は、ディスプレイ28に表示された間引き画像データ上に、探索されたマスク教師データを重ね合せ表示し、オペレータにより異常探索を監視可能とする。また教師データ作成手段18は、ディスプレイに表示されたマスク教師データをオペレータの指示に基づいて修正する編集機能を備える。
【0018】
間引き画像データを使用せずにマスク教師データを作成する方法として本発明は、対象物体のオリジナル形状データを使用することもできる。即ち、データベース14に実画像データ34に加えてマスクデータの作成対象とする物体形状を示す1又は複数のオリジナル形状データ38を格納しておく。
処理ユニット10に設けた教師データ作成手段18は、データベース14の実画像データ34から得た間引き画像データ36の中の輪郭を検出する対象物体に適合するオリジナル形状データ38をマスク教師データ40として選択してサーバユニット12に通知する。
【0019】
画像管理ユニット12に設けたマスクデータ作成手段30は、教師データ作成手段18から転送されたマスク教師データ(オリジナル形状データ)40を基準(ガイダンス)にデータベース14の実画像データ34から物体輪郭を示すマスクデータ42を作成する。
使用するオリジナル形状データを選択させるため、教師データ作成手段18は、ディスプレイ28に表示された間引き画像データ上に、選択したオリジナル形状データを重ね合せ表示してオペレータにより適合性を判断させる。
【0020】
サーバとしての画像管理ユニット12に設けたマスクデータ作成手段30は、実画像データ34を対象に、ワークステーション側から転送されたマスク教師データ40に基づいて自動的に物体輪郭を示すマスクデータ34を作成する。
【0021】
【作用】
本発明の分散型画像処理装置によれば、間引き画像データをワークステーションに転送してマスク教師データを生成してサーバに戻し、マスク教師データをガイダンスに実画像データからマスクデータを生成する。このため、ワークステーションとサーバとの処理を完全に独立させ、しかもワークステーションのメモリ容量は少なくデータ転送時間も短くてよい。
【0022】
即ち、ワークステーションでは間引き画像データという小容量のデータを扱うことで、オペレータへのスループットを向上できる。またサーバは教師データをガイダンスに輪郭探索を行ってマスクデータを生成するため、オペレータの直接介入がなくとも、異常な輪郭検出を起すことなく高精度のマスクデータを生成でき、マスクデータを用いた画像構成や色調整での切出し精度を保証できる。
【0023】
【実施例】
<目次>
1.装置構成と機能
2.分散処理によるマスク教師データの作成
3.半自動によるマスク教師データの作成処理
4.境界点検出処理の第1実施例
5.境界点検出処理の第2実施例
6.輪郭検出処理によるマスク教師データ作成処理の第1実施例
7.輪郭検出によるマスク教師データ作成処理の第2実施例
8.輪郭検出によるマスク教師データ作成処理の第3実施例
9.実画像データからのマスクデータの作成処理
10.その他
1.装置構成と機能
図2は本発明の分散型画像処理装置のハードウェア構成の実施例を示す。クライアントとして機能するワークステーション10は、ローカルエリアネットワーク(LAN)16を介してサーバユニット12と接続されている。画像管理ユニットとして機能するサーバユニット12には各種の実画像データを格納したデータベース14が設けられる。
【0024】
ワークステーション10はCPU44を内蔵し、CPU44の内部バスにROM46、RAM48、マウス22を接続したデバイスインタフェース50、キーボード24を接続したデバイスインタフェース52、フレームメモリ26、カラーディスプレイ28を制御するCRTコントローラ54、および通信インタフェース56を備えている。
【0025】
サーバユニット12はCPU58を備え、CPU58の内部バスにROM60、RAM62、実画像データを入力するための画像入力装置65を接続する画像入力インタフェース64、データベース14を接続する入出力インタフェース66、および通信インタフェース68を設けている。
サーバユニット12に接続した画像入力装置65としては、例えばイメージスキャナなどが使用される。イメージスキャナは写真や印刷物などの画像情報を読み捕って、RGB信号あるいはYUV信号などのカラー信号として実画像データを入力する。
【0026】
図3は本発明の分散画像処理装置の機能を示したブロック図である。図3において、サーバユニット12に設けたデータベース14には実画像データ34が格納されている。この実画像データ34は、図2に示したイメージスキャナなどの画像入力装置64の性能で決まる高い分解能をもっている。例えば実画像データは400dpiの分解能となる。
【0027】
これに対し、ワークステーション10に設けているカラーディスプレイ28の表示分解能は、その半分の200dpiとなる。データベース14には実画像データ34の間引き処理により得られた間引き画像データ36−1が格納されている。例えば実画像データ34が400dpiであった場合、1画素ずつ間引いて200dpiの間引き画像データ36−1を得ている。
【0028】
更にデータベース14には、マスク教師データとして直接選択使用することのできるオリジナル形状データ38が格納されている。オリジナル形状データ38は、実画像データ34に含まれている切出し対象となる物体画像の輪郭を表わす3次元データである。
このオリジナル形状データ38は3次元座標変換処理により位置、サイズ(拡大縮小)を変更することができ、実画像データ34に含まれている物体に適合可能な基礎データとなる。更にデータベース14には、サーバユニット14で最終的に生成されたマスクデータ42も格納される。
【0029】
ワークステーション10には図2に示したCPU44によるプログラム制御により教師データ作成処理部18の機能が実現される。教師データ作成処理部18はマウス22およびキーボード24を用いたオペレータの指示に従い、サーバユニット12にマスクデータの生成対象となる間引き画像データの転送を要求し、内部メモリ20に転送された間引き画像データ36−2を格納させる。
【0030】
間引き画像データ36−2が得られると、教師データ作成処理部18は間引き画像データ36−2をフレームメモリ26に転送してカラーディスプレイ28に表示した状態でマスク教師データの作成処理を実行する。教師データ作成処理部18によるマスク教師データの作成処理には、次の4つのモードがある。
モード1:完全手動
モード2:完全自動
モード3:半自動
モード4:形状指定
教師データ作成処理部18で作成処理が済むと、内部メモリ20にマスク教師データ40−1が得られ、このマスク教師データ40−1をサーバユニット12に送ってマスクデータの作成処理を依頼する。
【0031】
サーバユニット12には、図2に示したCPU58のプログラム制御により実現される機能としてマスクデータ作成処理部30が設けられる。マスクデータ作成処理部30は、ワークステーション10からの間引き画像データの転送要求に対するデータ転送処理、およびワークステーション10から内部メモリ32に転送されたマスク教師データ40−2に基づくマスクデータ作成処理を実行する。
【0032】
マスクデータ作成処理部30によるマスクデータの作成処理は、データベース14の実画像データ34を対象に、ワークステーション10から送られた内部メモリ32のマスク教師データ40−2をガイダンスとして対象物体の輪郭を自動的に探索して、マスクデータ42を生成する。
データベース14のオリジナル形状データ38を使用した教師データの作成は、ワークステーション10に対し間引き画像データ36−2に加えてオリジナル形状データ38を送り、カラーディスプレイ28上に表示した間引き画像データに対し複数のオリジナル形状データを選択してオペレータが重ね合せ表示することで、マスクパターンを作成する対象物体に適合したオリジナル形状データをマスク教師データ40−1として選択することになる。
2.分散処理によるマスク教師データの作成
図4は図3のワークステーション10とサーバユニット12における分散画像処理を示している。図4において、まずワークステーション10はステップS1で、処理対象とする間引き画像データの転送要求をサーバユニット12に対し行う。この転送要求を受けてサーバユニット12は、ステップS101で、データベース14から間引き画像データを読み出してワークステーション10に転送する。
【0033】
サーバユニット12からの間引き画像データの転送を受けたワークステーション10は、ステップS2で、内部メモリ20に格納した間引き画像データを使用して教師データの作成処理を実行する。教師データが作成されると、ステップS3でサーバユニット12に転送して、同時にマスクデータの作成を依頼する。
このワークステーション10からの教師データの転送とマスクデータの作成依頼を受けて、サーバユニット12はステップS102で、教師データをガイダンスとして使用し実画像データからマスクデータを作成する。
【0034】
図5は図4のステップS2に示したワークステーション10における間引き画像を使用した教師データの作成処理の詳細を示している。
図5において、まずステップS1で、内部メモリから間引き画像を読み出し、フレームメモリ26に展開してカラーディスプレイ28上に表示可能とする。続いてステップS2で、作業モードの指定を判別する。この実施例にあっては、モード1の完全手動、モード2の完全自動、モード3の半自動およびモード4の形状指定のいずれかが作業モードとして選択できる。
【0035】
オペレータがモード1の完全手動を選択すると、ステップS3に進み、オペレータがマウス22またはキーボード24を使用し、カラーディスプレイ28上に表示された間引き画像を対象に、教師データを作成する物体の輪郭画素を1つ1つ指定して教師データを作成する。
オペレータがモード2の完全自動を指定した場合には、ステップS4に進み、自動的に輪郭画素を抽出して教師データを作成する。自動的に行う輪郭画素の検出法としては、境界部分の画素値の差分を計算して差分ピーク値が得られる位置を輪郭点とする方法、あるいは物体色から背景色に至る境界領域での1〜0の混色比率を計算し、例えば0.5の画素を輪郭画素とする混色法を用いる。
【0036】
またオペレータがモード3の半自動を指定した場合には、オペレータによる大まかな輪郭の指定を利用して自動的に輪郭画素を抽出し、教師データを作成する。このモード3の半自動におけるオペレータの大まかな指定を利用した教師データの作成は、図9〜図30を用いて詳細に説明される。
更に、オペレータがモード4の形状指定を選択した場合には、ステップS6に進み、カラーディスプレイ28を利用してオペレータが選択したオリジナル形状を教師データとする。
【0037】
図6は図5のモード2の完全自動における教師データの生成と、生成した教師データを用いたマスクデータの作成処理を示している。
図6において、オペレータの指示に基づきワークステーション10からの転送要求を受けたサーバユニット12は、▲1▼に示すように、データベース14の間引き画像データ36−1を読み出してワークステーション10の内部メモリ20に間引き画像データ36−2として格納する。この間引き画像データ36−2はフレームメモリ26に展開され、カラーディスプレイ28に表示される。
【0038】
続いて教師データ作成処理部18が起動し、内部メモリ20の間引き画像データ30を対象に自動的に輪郭追跡処理を行って、マスク教師データを作成する。このとき自動追跡処理の過程で得られるマスク教師データをリアルタイムでカラーディスプレイ28に表示し、これをオペレータが監視して、もし異常が生じた場合には、▲4▼に示すように、マウス22の操作やキーボード24による操作で修正を施す。最終的に作成されたマスク教師データ40−1は、▲5▼に示すように、内部メモリ20に格納され、更に▲6▼に示すようにサーバユニット12の内部メモリ32に転送される。
【0039】
内部メモリ32にマスク教師データ40−2の転送を受けたサーバユニット12のマスクデータ作成処理部30は、▲7▼に示すように、マスク教師データ40−2を読み出すと同時に、▲8▼に示すように、データベース14の実画像データ34を読み出し、マスク教師データ40−2をガイダンスとして実画像データ34の輪郭探索でマスクデータ42を作成して、▲2▼に示すようにデータベース14に格納する。
【0040】
図7は図5のモード3に示した半自動における教師データの作成処理を示している。
図7の半自動によるマスク教師データの作成にあっては、データベース14からワークステーション10の内部メモリ20に転送した間引き画像データをフレームメモリ26に展開した後にカラーディスプレイ28に表示し、この状態で教師データ作成処理部18に対しオペレータがマウス22やキーボード24により大まかな輪郭の指定を行う。
【0041】
例えばカラーディスプレイ28のモニタ画面70として取り出して示すように、黒丸で示す輪郭上の点をオペレータが指定する。オペレータによる大まかな指示が済むと、教師データ作成処理部18は、オペレータの指示した情報をガイダンスとして自動的に輪郭の探索を行い、マスク教師データ40−1を作成する。マスク教師データ40−1を作成した後のサーバユニット12におけるマスクデータの作成処理は、図6の場合と同じになる。
【0042】
図8は図5のモード4の形状指定による教師データの作成処理を示している。図8において、データベース14には間引き画像データの代わりにオリジナル形状データ38−1が格納されている。データベース14のオリジナル形状データ38−1は、オペレータの指示に基づくワークステーション10からの要求で内部メモリ20にオリジナル形状データ38−2として転送され、フレームメモリ26に展開され、カラーディスプレイ28のモニタ画面70に示すようにオリジナル形状データが表示される。
【0043】
ここでオリジナル形状データ38−2は複数準備されており、教師データ作成部18はオペレータの指示により選択的に異なったオリジナル形状データをカラーディスプレイ28に表示する。このようなオリジナル形状データの選択表示により、適合するオリジナル形状が得られると、オペレータが形状指定を行い、指定されたオリジナル形状データ38−2はサーバユニット12に転送されて、これがマスク教師データ40となる。
【0044】
そしてサーバユニット12のマスクデータ作成処理部30はオリジナル形状データであるマスクデータ40をガイダンスとして使用して、実データ34からマスク画像データ42を作成してデータベース14に格納する。
また図8の実施例にあっては、ワークステーション10にオリジナル形状データ38−2のみを転送しているが、カラーディスプレイ28上で画像データとの適合性を判断するため、データベース14に予め間引き画像データを準備しておき、オリジナル形状データと共にワークステーション10に送り、カラーディスプレイ28上で間引き画像に対し選択的にオリジナル形状データを重ね合せ表示し、マスクパターンを作成しようとする間引き画像の中の対象物体に最も適合したオリジナル形状データを選択できるようにすることが望ましい。
【0045】
更に、オリジナル形状データの縮尺を変更したり位置を変えたりする座標変換機能をワークステーション10に設けることで、対象物体に対するオリジナル形状データのセッティングをダイナミックに行うようにしてもよい。
3.半自動によるマスク教師データの作成処理
図9のフローチャートは図5に示したオペレータの指定を利用した半自動によるマスク教師データの作成処理を示す。まずステップS1でモニタ画面の間引き画像データに基づく表示画像に対し、輪郭検出対象となる物体の輪郭付近を指示する。この指示は、例えばオペレータがマウスなどを使用して指定したり、自動的に輪郭付近を検出して指定する。
【0046】
自動的に輪郭付近を検出する方法としては、例えば複数の画像の中の同じ物体、例えば自動車の輪郭を続けて検出するような場合は、車という知識、具体的には形状や図形中の位置等を利用して輪郭付近の位置を指示する。続いてステップS2に示すように、ステップS1で指示された位置を元に、指示位置の近傍の物体と背景の間の境界点を検出する。続いてステップS3で検出した境界点を元に物体の周囲全ての境界点を検出し、全周に亘る境界点で構成されるマスク教師データを作成する。
【0047】
図10は図9のステップS1に示した対象物体の輪郭付近の指示方法を示す。図10(a)に示すように、モニタ画面70に輪郭検出対象となる物体として自動車75が表示されている。物体75の輪郭検出に際しては、物体75の輪郭の部分を指定点72として指定する。この輪郭の指定は厳密に輪郭の上の点を指定する必要がなく、図10(b)に示すように輪郭76の近い場所を大雑把に指定点72として指定すれば良く、厳密な輪郭上の境界点は図9のステップS2の処理で検出される。
【0048】
ここで、図10(b)にあっては、指定点72は輪郭76の外側の背景78の領域にあるが、輪郭76の内側の物体80の領域の中にあっても良い。輪郭76に対する指定点72の指定方法としては、モニタ画面70に検出対象の画像を表示した状態で、オペレータがマウスやライトペン、あるいはデジタイザを使用して、輪郭検出対象となる画像上の少なくとも1箇所の位置を指示する。
【0049】
図11は図9のステップS1における輪郭検出対象物体の他の指定方法を示したもので、図10のポイント指定に対し領域を指定するようにしたことを特徴とする。
図11において、輪郭検出の対象となる物体をモニタ画面に表示した状態で、オペレータはマウス等で物体輪郭76をなぞり、物体輪郭76を含むその周囲の領域を指示境界領域82とする。この指示境界領域82の設定に基づく厳密な物体輪郭76の検出は、図9のステップS2の境界検出処理で行われる。この図10,図11に示したように、オペレータは検出しようとする物体の輪郭を厳密に指定する必要がないため、作業負担が少なくて済む。
4.境界点検出処理の第1実施例
図12のフローチャートは図9のステップS2で行われる境界検出処理の第1実施例を示す。まずステップS1でオペレータが指示した指示位置の座標を検出し、続いてステップS2で複数の近傍画素の画像データを求める。図13は指定した画素に基づいて検出する近傍の複数画素の様子を示したもので、現在、処理対象となっている注目画素としての境界画素84に対し、主走査方向(水平方向)に1画素離れた検出画素86,88のデータを検出する。
【0050】
図14は注目画素としての境界画素84に対し、副走査方向(垂直方向)に付き1画素以上離れた位置の画素を検出画素86,88としている。更に、図15に示すように、斜め方向についても注目画素としての境界画素84に対し1画素以上離れた位置の検出画素86,88を求める。
図13,図14,図15に示したように、左右,上下及び斜め方向の各方向に関し、注目画素としての境界画素84に対し1画素以上離れた位置の画素データを検出画素として求めたならば、図12のステップS3に進み、各方向に関する画素データの差分を計算する。続いてステップS4で複数方向で計算した差分の中の最大値を保存する。
【0051】
ここで、画像データとしてカラーデータを使用していた場合には、カラー成分RGBまたはYUV等のいずれか1つを用いて各方向での差分を計算し、その中の最大値を保存する。また、RGB,YUV等の各カラー成分毎に差分を計算し、その中の最大値を保存するようにしても良い。
このように、全てのカラー成分毎に差分を計算して最大値を保存する方法は、計算量は多くなるが、どのような色の変化及び明るさの変化にも対応することができ、輪郭検出の精度を向上することができる。勿論、図13,図14,図15に示したように、左右方向,上下方向,斜め方向の差分を計算することで、どの方向に存在する境界についても対応できる。
【0052】
図12のステップS4で複数方向の差分の最大値の保存が済んだならば、ステップS5で予め指定された探索範囲の全ての画素に関し、ステップS2〜S4の処理が終了したか否かチェックする。終了していなければステップS7に戻って、探索範囲内の次の座標を検出して、ステップS2からの処理を繰り返す。
ステップS5で探索範囲の差分計算が全て終了した場合にはステップS6に進み、探索範囲の各画素に対し保存された差分の中の最大値をもつ座標を検出し、これを境界点として検出する。
【0053】
図16はオペレータによる指定点と探索範囲及び検出した境界点の関係を示す。即ち、オペレータが物体80と背景78の間の境界94の近傍に指定点72を指示すると、この指定点72を中心に例えば矩形の探索範囲90を設定し、探索範囲90内に存在する全ての画素について図12のステップS2〜S4に示した処理を繰り返し、最終的に境界点92を検出する。
【0054】
図17は境界領域での画像データの変化の様子と差分の変化及び境界判断の様子を示す。図17(a)に示すように、境界領域96で画像データは物体色98から背景色100に色が滑らかに変化している。このような境界領域96における色の滑らかな変化は、画像入力の際のカメラやイメージスキャナ等のレンズのぼけに依存している。
【0055】
探索範囲における差分の比較は境界領域の画素X0からXeまでの各画素に関し、順次差分を求め、結果を図17(b)に示すようにプロットする。図17 (b)に示すような境界領域での差分の分布状態に対し、差分が最大となる画素を境界点102と判断する。図17(a)の画素のデータから、図17(b)の差分の計算は、図13,図14,図15に示したように、判断対象となる境界画素84に対し1つ離れた画素を検出画素86,88として計算している。勿論、境界画素84に隣接する画素を検出画素としても良いが、両隣りより1画素程度離れた方がノイズの影響を受けにくく、色の変化を捕まえ易い。
【0056】
図18は図12のステップS2でオペレータにより指示された指示点の近傍画素の画像データを求める他の実施例を示す。この実施例による指定点の近傍画素の画像データの求め方としては、例えば左右方向の検出を例にとると、境界画素84の左右に1つおいて存在する縦方向に3つ並んだ3画素平均として検出データ104,106を求め、境界画素84の画像データと3画素平均として求めた検出データとの差分を計算する。
【0057】
このように、検出画素として3画素平均の画像データを用いることで画像に含まれるノイズの影響を少なくでき、より高精度の境界検出ができる。ここで、図18は主走査方向としての左右方向に位置する検出画素の平均をとる場合を示したが、図14に示した副走査方向(上下方向)及び図15の斜め方向についても同様に、3画素平均を検出データとすれば良い。更に図18にあっては、3画素の平均をとっているが、平均計算に使用する画素数を更に増加すれば、より一層、ノイズの影響を低減できる。
5.境界点検出処理の第2実施例
図19のフローチャートは図9のステップS2に示した境界検出の第2実施例を詳細に示す。この境界検出の第2実施例にあっては、境界領域における物体色と背景色の加法混色の比率を用いて境界を検出するようにしたことを特徴とする。
【0058】
図19において、まずステップS1でオペレータが指示した指示位置の座標を検出する。次のステップS2で図12の第1実施例と同様、注目している境界画素の周囲の近傍画素の画像データを検出し、ステップS3で複数方向の境界画素と検出画素の間の差分を計算し、ステップS4で複数方向の差分の中の最大値の方向を検出する。続いてステップS5で物体側の物体色と背景側の背景色の2つの画像データを用いて境界画素の画像データを加法混色で表現し、更に混色の比率を求めて各画素毎に保存しておく。
【0059】
ステップS2〜S5の処理は、ステップS6で探索範囲の全てについて比率計算が終了するまでステップS8で探索範囲内の次の代表を検出して同様の処理を繰り返す。探索範囲の全ての比率計算処理が終了するとステップS7に進み、予め定めた設定比率、例えば0.5に最も近い加法混色の比率をもつ画素を境界画素として検出する。
図20に図19の境界検出の第2実施例の処理対象となる物体色と背景色の加法混色のモデルを示す。即ち、物体色から背景色に色が変化する境界96では物体の色と背景の色が混じり合っている。この境界部分における色の混じり具合を、物体色の比率をk(但し、k=0〜1)としてモデル化すると、物体混色比率98は境界96から背景側に向かうに従って、k=1からk=0に直線的に低下する。
【0060】
一方、(1−k)で示される背景色混色比率100は物体側から背景側に向かうにつれて(1−k)=0から(1−k)=1に向かって直線的に増加する関係にある。したがって境界領域における関係は次式で現わされる。
境界色=k×(物体色)+(1−k)×(背景色)
このような混色比率のモデル化において、混色比率k=0.5ということは、物体色と背景色が同程度混じり合った混色領域の中央、即ち境界94を示すことになる。従って、背景側から物体側に並んでいる画素について求めた混色比率の値につき、設定比率0.5に最も近い画素を境界画素として検出することで物体輪郭を検出することができる。
6.輪郭検出処理によるマスク教師データ作成処理の第1実施例
オペレータの指示点から境界点が検出できたならば、検出した境界点を元に物体の周囲を探索追跡することで物体の輪郭を検出し、これをマスク教師データとする。物体の輪郭を検出していく手順、即ち境界判断を積み重ねていく方法は、画像の特徴に依存して異なった方法を選択して使用する必要がある。
【0061】
画像の特徴としては、
▲1▼背景が一様で輪郭がはっきりしている、
▲2▼背景が複雑で輪郭が不明確である、
▲3▼影等により物体と背景の境界が判りにくい、
等に分けることができる。本発明にあっては、▲1▼〜▲3▼に示したような画像の特徴に応じた最適な物体輪郭の検出方法を定めており、最適な方法を選択して物体輪郭を検出する。
【0062】
図21のフローチャートは本発明の輪郭検出によるマスク教師データの作成処理の第1実施例を示したもので、図12または図19の境界検出処理で求めた境界点に基づき物体輪郭を追跡する。
図21において、まずステップS1で境界点を求め、これを物体輪郭を追跡するための始点とする。続いてステップS2で境界点の周囲に予め定めた探索範囲を設定し、この探索範囲について、図12に示した境界検出処理の第1実施例あるいは図19に示した境界検出処理の第2実施例と同じ方法を適用して新たな境界点を検出する。
【0063】
続いてステップS4で始点に戻ったか否かチェックし、始点に戻るまでステップS2,S3の探索範囲の設定と境界点の検出処理を繰り返す。また、ステップS4からS2に戻る際に、ステップS5で探索範囲の設定と境界点の検出でなる輪郭検出処理が予め定めた設定回数に達したか、あるいは予め定めた時間、探索したか判断し、設定回数に達したり設定時間以上であれば始点に戻っていなくても処理を強制的に終了する。
【0064】
図22は図21の輪郭検出処理の様子を示す。最初に始点として指定点72を設定する。すると、追跡方向74として矢印で示すように輪郭検出対象となる自動車75の輪郭に沿った探索範囲の設定と境界点の検出が繰り返され、始点として設定した指定点72に戻ってきたときに一連の境界検出処理を終了する。
図23は図21の輪郭検出処理において、1つの輪郭点が検出された後に次の探索範囲の設定の方法を示している。探索範囲の設定と境界点の検出により輪郭画素92−1,92−2,92−3が順次検出され、次に輪郭画素92−3を検出点として探索範囲を設定する。
【0065】
この探索範囲は右上に取り出して示す3×3の合計9画素の参照マスク108の中央の画素を輪郭画素92−3に合わせ、斜線で示す周囲8つの画素の中から次の輪郭画素を選択する。ここで、左下隅の輪郭画素92−2については既に処理が済んでいることから除外し、残り7つの中から輪郭画素を選択する。
輪郭画素の選択方法は、輪郭画素92−3の周囲の既に処理が済んだ輪郭画素92−2を除く残り7つの画素に関し、各画素を境界画素と仮定して図12または図19の輪郭検出処理により差分や混色比率を求め、最も差分が大きい画素あるいは混色比率が設定値0.5に最も近い画素を境界を示す新たな輪郭画素として検出する。また、図23にあって、輪郭画素の周囲8画素を探索範囲としているが、左右及び上下の4画素を探索範囲としても良い。
【0066】
図21のステップS5において、処理回数が設定回数あるいは設定時間に達したときに追跡処理を強制終了している理由は、輪郭検出の探索処理が無限ループに陥って処理が終わらない場合や、追跡の結果、画像の端部に行ってしまって処理が終了しない場合を考慮している。
また、図22の輪郭追跡において、輪郭線が交差した分岐部分の処理については、指定点72を図示のように一点とせず、複数点指定することで輪郭線の分岐を含めて全て探索できる。また、指定点72を一点とした場合には、分岐部分で少なくとも2つの輪郭画素が得られることから、これを第1候補及び第2候補として保存しておき、まず第1候補の輪郭画素について追跡処理を実行し、追跡開始点に戻ったら残っている第2候補からの追跡処理を行えば良い。
7.輪郭検出によるマスク教師データ作成処理の第2実施例
図24のフローチャートは図9のステップS3の輪郭検出によるスク教師データの作成処理の第2実施例を示す。この第2実施例にあっては、複数の境界点の指示に基づい物体輪郭追跡することを特徴とする。図24の輪郭検出処理の第2実施例に先立って、オペレータはモニタ画面の輪郭検出対象となる画像の輪郭に沿って複数の指定点を予め指示しておく。
【0067】
このような複数の指定点が指示された状態で、まずステップS1で特定の指示点について図12あるいは図19の方法で境界点を求め、これを始点とする。次にステップS2で次の指定点から同様にして境界点を検出する。次にステップS3で2つの境界点間を結ぶ直線を仮定する。この直線を等分割した各座標点を指示点と考え、ステップS4で直線上に設定した指示点について図12あるいは図19の方法で境界点を検出して輪郭を追跡していく。
【0068】
ステップS5で2点間の輪郭追跡が終了したならば、ステップS6で始点に戻ったか否かチェックし、始点に戻っていなければ先の方の境界点を新たな始点としてステップS2〜S5の処理を繰り返し、始点に戻ったら一連の処理を終了する。
この図24に示した輪郭検出処理の第2実施例は、オペレータによる一点だけの始点による輪郭追跡では良好に輪郭を検出できないような画像に対し有効な方法である。具体的には、背景が複雑で境界がはっきりしないような画像や物体の影となる部分で背景との境界が区別しにくいような画像について、オペレータによる複数点の指示を補助として正確な物体の輪郭を検出することができる。
【0069】
勿論、オペレータによる複数点の指示は物体の境界付近を大雑把に指定するもので良く、正確な境界は図12あるいは図19の方法を計算機で実行して検出されるため、複数点を指定してもオペレータの負担はなく、経験も必要としない。図25は図24の輪郭検出処理におけるオペレータによる複数の指定点の指示を示す。モニタ画面70上の物体の輪郭に沿って指定点72−1〜72−17を指示している。ここで、指定点72−1が最初に指定されていることから始点となり、指定点72−17が最後の指定点となる。
【0070】
図26は図25の中の2つの指定点72−1,72−2の間の輪郭追跡の処理内容を示している。まず、指定点72−1に基づき探索範囲90−1を設定して、始点となる境界画素(境界点)92−1を検出する。2番目に指定した指定点72−2について探索範囲90−2を設定し、境界画素(境界点)92−2を検出する。
【0071】
次に、検出した2つの境界画素92−1と92−2を結ぶ直線110の方程式を求める。先に検出された境界画素92−1からX座標を1つずつ増加させて直線110上のY座標を求め、求めた座標値(X,Y)により直線110上に新たな指示点112−1を設定する。同様にして境界画素92−2まで直線110上に指示点112−2,112−3をセットする。
【0072】
直線110上の最初の指示点112−1について探索範囲90−3を設定し、図12あるいは図19の方法により境界画素(境界点)92−3を検出する。以下、直線110上の指定点112−2,112−3について同様に探索範囲90−4,90−5を設定し、境界画素を次々と検出する。
ここで、図26の処理にあっては、直線110についてX座標を1つずつ増加させて指定点112−1,112−2,・・・を設定しているが、直線の傾きが大きい場合には、X座標ではなくY座標を1つずつ増加させ、X座標は直線の方程式から求めて指定点を順次設定する。
【0073】
また、以上の説明では2点の境界画素をもとに直線を求め、2点間の境界画素を検出したが、3点以上の境界画素をもとに曲線を求め、その線上の点から点間の境界画素を求めるようにしてもよい。この場合、点の指定の数を減らすことができ、より一層オペレータの負担を減少できる。
図27は図11に示した対象物体の輪郭領域の指定に対応して輪郭追跡を行う方法を示す。モニタ画面上に対象物体80の画像と重ねてある範囲を示す図形形状、例えば四角のカーソル114を表示し、マウスによりカーソル114を移動できるようにする。オペレータはカーソル114を図示のように物体輪郭76に合わせ、カーソル114の中に物体輪郭76が入るように移動する。
【0074】
また、オペレータはカーソル114を移動する毎にマウスクリック操作等により境界検出処理等を指令すると、図12あるいは図19の方法により境界画素92−1,92−2,92−3のように次々と検出されていく。
このように、カーソル114を物体輪郭に沿って動かす方法による輪郭検出にあっては、一点指定や複数点指定、更には色指定等による輪郭検出に比べてオペレータの負担は増えることになるが、境界がより不明確な画像に対しては有効であり、オペレータの負担が僅かに増えても高精度の境界検出ができる。
8.輪郭検出によるマスク教師データ作成処理の第3実施例
図28のフローチャートは図9に示した物体輪郭検出によるマク教師データ作成処理の第3実施例を示す。この第3実施例にあっては、物体色と背景色の2点を指示し、色の相違を利用して輪郭を検出するようにしたことを特徴とする。まずステップS1でオペレータは輪郭検出の対象となる物体の中の一点と物体の周囲の背景の中の一点を指示し、指定点の物体色と背景色を求める。
【0075】
続いてステップS2で、ステップS1で得られた物体色と背景色の2つの色の画像データから閾値を計算し、計算した閾値を用いてステップS3で画像データ全体を物体と背景の2つの領域に分離する。続いてステップS4で、分離した2つの領域の境界を物体の輪郭として検出する。ステップS3で物体と背景に分離する閾値としては、加法混色の比率かあるいは物体と背景の2つの画像データの平均値等を利用することができる。
【0076】
このような物体色と背景色に基づいて輪郭を検出する方法は、物体と背景の色が明らかに異なるような画像に対して有効である。
図29は図28の輪郭検出処理の様子を示す。まずモニタ画面70上の画像に対し、マウス等でオペレータが物体色の代表色を得るための指定点122と背景色の代表色を指示するための指定点124を指示する。また、モニタ画面70については、予め背景色と物体色に基づく輪郭検出の対象領域を指示領域120として指示しておくことで、表示画像の一部分について輪郭検出処理を実行できるようにする。
【0077】
指定点122,124が指示されたならば、それぞれの色に関する画像データが閾値を計算し、指示領域120の全ての画素の画像データに関し物体か背景かの判断を行う。例えば、RGB色空間を例にとると、指定点124の背景色が (R0,G0,B0)であり、指定点122の物体色が(R1,G1,B1)であったとすると、閾値を
{(R0+R1)/2,(G0+G1)/2,(B0+B1)/2}
として求め、この閾値を用いて物体か背景かの判断を行う。また、指示領域120の各画素のデータ毎に図13に示したようにして加法混色の混合比率を求め、求めた比率が設定値、例えば0.5以上のとき物体とし、0.5より小さいときに背景と分けるようにしても良い。
【0078】
図30は閾値に基づく背景領域と物体領域の判断結果から輪郭を検出する方法を示す。この場合、分離された物体画素126と背景画素130について2つの領域の画素と接する位置の画素を境界画素128と判断する。この境界画素128の繋がりが物体の輪郭として検出される。
尚、図9〜図30は、図5のモード3の半自動によるマスク教師データの作成を例とるものであったが、モード2の完全自動については、モード3の半自動におけるオペレータの指定を除いた処理となる。
9.実画像データからのマスクデータの作成処理
図31は図4にサーバユニット12の処理として示したステップS102の、ワークステーション10から送られたマスク教師データを使用して実画像データからマスクデータを作成するためのマスクデータ作成処理を示している。
【0079】
図31において、サーバユニット12に設けているマスクデータ作成処理部30は、内部メモリ32に、ワークステーション10から転送されたマスク教師データ40−2と、データベース14に格納している対応する実画像データ34を読み込む。
続いてステップS2で、マスク教師データ40−2について所定の始点を設定する。続いてステップS3で、教師データの始点設定に基づき実画像データに探索範囲を設定し、ステップS4で、実画像データを対象に境界点検出を行う。実画像データについて境界点が検出できると、ステップS5で、教師データの始点に戻ったか否かをチェックし、戻っていなければ、ステップS6でマスク教師データの次の境界点を設定し、ステップS3,S4の処理を繰り返す。
【0080】
このステップS3,S4における実画像データに対する探索範囲の設定と境界点の検出は、図12に示した探索範囲の差分検出による方法あるいは図19に示した探索範囲での混色比率による方法をそのまま適用することができる。
このような図31に示すマスク教師データをガイダンスとして使用した実画像データを対象としたマスクデータの作成により得られたマスクデータは、データベース14にマスクデータ42として格納される。
10.その他
上記の実施例にあっては、ワークステーション10に設けた教師データ作成処理部18にあっては、図5に示したようにモード1〜モード4の4つのモードのいずれかを選択してマスク教師データを作成できるようにしているが、いずれか1つのモードのみを設けるようにしてもよい。
【0081】
また上記の実施例は、クライアントとしてのワークステーション10を、ローカルエリアネットワーク16でデータベース14を備えたサーバユニット12に接続したクライアントサーバシステムを例にとっているが、実画像データを管理するユニットと実データに基づく画像データの転送を受けてマスクデータの作成を行うユニットが通信回線を介して分散配置されたシステムであれば、サーバクライアントシステムに限定されず適宜の分散システムにつきそのまま適用することができる。
【0082】
また通信回線としては、ローカルエリアネットワークのような有線に限定されず、無線回線でクライアント側の処理ユニットが接続される場合も含む。またサーバクライアントシステム以外に、データベースをホストコンピュータが備え、ホストコンピュータに対しワークステーションを通信回線で接続したようなシステムについてもそのまま適用できる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、サーバ側のデータベースに実画像データを格納し、クライアントしてのワークステーション側でオペレータがマスクデータの作成作業を行う分散処理の形態において、ワークステーション側は実画像データの間引き処理により得られた間引き画像データを扱うことから、内部メモリの容量が少なくて済み、また画像データのサーバからのロード転送に要する時間を短縮でき、システムコストの低減と分散処理におけるシステム性能の向上を図ることができる。
【0084】
またワークステーションにあっては、間引き画像データを対象にマスク教師データの作成処理を行うだけでよく、最終的な実画像データを対象とした精密なマスクデータの作成は、マスク教師データをサーバ側に送り、サーバ側の処理で行わせるため、ワークステーション側における処理負担が少なく、最終的にサーバ側でマスク教師データをガイダンスとした高精度のマスクデータを実画像データから作成することができる。
【0085】
またサーバ側における実画像データからのマスクデータの作成については、ワークステーション側で作成されたマスク教師データがガイダンスとして使用されるため、サーバ側の処理にオペレータの介入がなくとも、異常境界検出処理により、誤った輪郭検出に陥ってしまうことがなく、高精度で且つ効率良く実画像データからマスクデータを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明のハードウェア構成を示したブロック図
【図3】本発明の処理機能を示したブロック図
【図4】図3のワークステーションとサーバユニットの処理を示したフローチャート
【図5】図3のワークステーションによるガイド教師データの作成処理を示したフローチャート
【図6】図5の完全自動によるマスク教師データの作成処理を示した説明図
【図7】図5の半自動によるマクス教師データの作成処理を示した説明図
【図8】図5のオリジナル形状データを用いたマスク教師データの作成処理を示した説明図
【図9】本発明の半自動によるマスク教師データの作成手順を示したフローチャート
【図10】輪郭検出対象物体の指定方法を示した説明図
【図11】輪郭検出対象物体の他の指定方法を示した説明図
【図12】図9の境界検出処理の第1実施例を示したフローチャート
【図13】境界画素と左右方向の検出画素との差分検出の説明図
【図14】境界画素と上下方向の検出画素との差分検出の説明図
【図15】境界画素と斜め方向の検出画素との差分検出の説明図
【図16】指定点に基づく周囲探索の説明図
【図17】画素の差分に基づく境界判断の説明図
【図18】境界画素と周辺の複数画素の平均による差分検出の説明図
【図19】図9の境界検出の第2実施例を示したフローチャート
【図20】物体色と背景色の境界部分での混色比率の説明図
【図21】図9の輪郭検出によるマスク教師データ作成処理の第1実施例を示したフローチャート
【図22】指定点に基づく輪郭追跡の説明図
【図23】輪郭追跡で設定する探索範囲の説明図
【図24】図9の輪郭検出によるマスク教師データ作成処理の第2実施例を示したフローチャート
【図25】複数点の指定による輪郭追跡の説明図
【図26】図25の2つの指定点間における輪郭追跡の詳細説明図
【図27】輪郭領域の指定による輪郭追跡の説明図
【図28】図9の輪郭検出によるマスク教師データ作成処理の第3実施例を示したフローチャート
【図29】物体色と背景色の指定による輪郭検出の説明図
【図30】物体色と背景色の領域に分けた画像の輪郭画素の設定説明図
【図31】図4のサーバユニット側での実画像データを対象としてマスクパターンの作成処理を示したフローチャート
【図32】従来の分散画像処理を示した説明図
【符号の説明】
10:ワークステーション(処理ユニット)
12:サーバユニット(画像管理ユニット)
14:データベース
16:ローカルエリアネットワーク(通信回線)
18:教師データ作成処理部
20,32:内部メモリ
22:マウス
24:キーボード
26:フレームメモリ
28:カラーディスプレイ
30:マスクデータ作成処理部
34:実画像データ
36,36−1,36−2:間引き画像データ
38:オリジナル形状データ
40,40−1,40−2:マスク教師データ
42:マスクデータ
44,58:CPU
46,60:ROM
48,62:RAM
50,52:デバイスインタフェース
54:CRTコントローラ
56,68:通信インタフェース
64:画像入力インタフェース
65:画像入力装置
66:入出力インタフェース
70:モニタ画面

Claims (14)

  1. 少くとも実画像データを格納したデータベースを管理する画像管理ユニットと
    前記画像管理ユニットに通信回線を介して接続された処理ユニットとを有し、
    前記処理ユニットに、前記データベースに格納している実画像データから得た間引き画像データを対象に、物体輪郭を示すマスク教師データを作成して前記画像管理ユニットに転送する教師データ作成手段を設け、
    前記画像管理ユニットに、前記教師データ作成手段から転送された前記マスク教師データについて所定の始点を設定して、設定した始点に基づき前記実画像データに探索範囲を設定して該実画像データを対象に境界点を検出して該境界点が検出できると該マスク教師データの始点に戻ったか判断して、戻っていない場合には該マスク教師データの次の境界点を始点として設定してこれらを繰り返すことによって、物体輪郭を示すマスクデータを作成するマスクデータ作成手段を設けたことを特徴とする分散型画像処理装置。
  2. 請求項1記載の分散型画像処理装置に於いて、前記データベースに実画像データから得られた間引き画像データを予め格納したことを特徴とする分散型画像処理装置。
  3. 請求項1記載の分散型画像処理装置に於いて、前記教師データ作成手段は、前記間引き画像データを対象に、オペレータの指示に従って物体輪郭を示すマスク教師データを作成することを特徴とする分散型画像処理装置。
  4. 請求項1記載の分散型画像処理装置に於いて、前記教師データ作成手段は、オペレータが指示した対象物体の輪郭付近を示す指示点に基づいて境界点を検出し、検出した境界点から順次輪郭上の境界点を探索して物体輪郭を示すマスク教師データを作成することを特徴とする分散型画像処理装置。
  5. 請求項1記載の分散型画像処理装置に於いて、前記教師データ作成手段は、オペレータが指示した対象物体の輪郭を含む境界領域内を探索して物体輪郭を示すマスク教師データを作成することを特徴とする分散型画像処理装置。
  6. 請求項1記載の分散型画像処理装置に於いて、前記教師データ作成手段は、オペレータが指示した対象物体の輪郭付近を示す複数の指示点情報に基づいて各々の境界点を検出し、検出した複数の境界点を結ぶ経路に従って順次輪郭上の境界点を探索して物体輪郭を示すマスク教師データを作成することを特徴とする分散型画像処理装置。
  7. 請求項4,5又は6記載の分散型画像処理装置に於いて、前期教師データ作成手段は、境界領域における画素データの差分値に基づいて境界点を探索して物体輪郭を示すマスク教師データを作成することを特徴とする分散型画像処理装置。
  8. 請求項4,5又は6記載の分散型画像処理装置に於いて、前期教師データ作成手段は、対象物体の物体色と背景色に基づいて境界部分での混色比率を計算し、規定の混色比率が得られる境界点を探索して物体輪郭を示すマスク教師データを作成することを特徴とする分散型画像処理装置。
  9. 請求項4乃至8記載の分散型画像処理装置に於いて、前記教師データ作成手段は、ディスプレイに表示された間引き画像データ上に、探索されたマスク教師データを重ね合せ表示してオペレータにより異常探索を監視可能としたことを特徴とする分散型画像処理装置。
  10. 請求項4乃至8記載の分散型画像処理装置に於いて、前記教師データ作成手段は、ディスプレイに表示されたマスク教師データをオペレータの指示に基づいて修正する編集機能を備えたことを特徴とする分散型画像処理装置。
  11. 実画像データ及びマスクデータの作成対象とする物体形状を示す1又は複数のオリジナル形状データを格納したデータベースと
    前記データベースを管理する画像管理ユニットと
    前記画像管理ユニットに通信回線を介して接続された処理ユニットと、を有し、
    前記処理ユニットに、前記データベースの実画像データから得た間引き画像データの中の輪郭を検出する対象物体に適合する前記オリジナル形状データをマスク教師データとして選択して前記画像管理ユニットに通知する教師データ作成手段を設け、
    前記画像管理ユニットに、前記教師データ作成手段から転送された前記マスク教師データについて所定の始点を設定して、設定した始点に基づき前記実画像データに探索範囲を設定して該実画像データを対象に境界点を検出して該境界点が検出できると該マスク教師データの始点に戻ったか判断して、戻っていない場合には該マスク教師データの次の境界点を始点として設定してこれらを繰り返すことによって、物体輪郭を示すマスクデータを作成するマスクデータ作成手段を設けたことを特徴とする分散型画像処理装置。
  12. 請求項11記載の分散型画像処理装置に於いて、前記教師データ作成手段は、ディスプレイに表示された間引き画像データ上に、選択したオリジナル形状データを重ね合せ表示してオペレータにより適合性を判断させることを特徴とする分散型画像処理装置。
  13. 請求項1乃至12記載の分散型画像処理装置に於いて、前記画像管理ユニットをサーバ、前期処理ユニットをクライアントとするサーバクライアントシステムを構成したことを特徴とする分散型画像処理装置。
  14. 請求項13記載の分散型画像処理装置に於いて、前記クライアントをワークステーションとしてローカルエリアネットワークにより前記サーバと接続したことを特徴とする分散型画像処理装置。
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