JP3574165B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はプリンタに関する。特に、一対の排紙ローラのうちの一方の排紙ローラがプリンタカバーに取り付けられているものにおいて、簡単な構造で安定した排紙動作が得られるようにしたプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来のプリンタの一例を示す概略側面図である。
【0003】
同図において、1はプリンタのケース本体であり、このケース1本体内に、用紙Pが巻き回されるプラテン2と、このプラテン2に対向して配置された印字ヘッドHとが収容されている。
【0004】
3は排紙ローラ対であり、印字ヘッドHにより印字された用紙Pを排紙口4から機外に排出する。
【0005】
排紙ローラ対3は、第1の排紙ローラをなす駆動ローラ3aと、第2の排紙ローラをなす従動ローラ3bとからなっている。
【0006】
駆動ローラ3aは、ケース本体1に取り付けられており、従動ローラ3bはカバー5に取り付けられている。
【0007】
カバー5は、軸5bでケース本体1に回動可能に固定されている。
【0008】
このようなプリンタによると、プラテン2に巻き回され、印字ヘッドにて印字された用紙Pが排紙ローラ対3によって搬送され、排紙口4からケース1外に排出される。
【0009】
そして、一方の排紙ローラ3bが、開閉可能なカバー5に取り付けられているので、排紙ローラ部分で紙詰まりが生じた場合には、カバー5を開けることにより、詰まった用紙を容易に取り除くことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のプリンタでは、第2の排紙ローラ(従動ローラ)3bが、カバー5の固定部5bから遠ざかった位置に取り付けられていたので、第1の排紙ローラ(駆動ローラ)3aに対する位置精度が悪く、安定した排紙動作が得られないという問題があった。
【0011】
このような問題を解決するために、実開平4−560号公報には、従動ローラの軸を位置決めするための部材をケース本体側に設けた構造が開示されている。
【0012】
しかしながら、このような構造によると、カバー以外に別途位置決め部材が必要になるので構造が複雑になるという問題がある。
【0013】
本発明の目的は、以上のような問題点を解決し、簡単な構造で安定した排紙動作を得ることができるプリンタを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載のプリンタは、ケース本体と、このケース本体に対し開閉可能に固定されたカバーと、このカバーに取り付けられ、前記ケース本体側に取り付けられた第1の排紙ローラと協動して用紙を排出する第2の排紙ローラとを備えたプリンタにおいて、
前記カバーとケース本体との固定部が、カバーの固定位置を規制する規制部を有し、この規制部が、上記第2の排紙ローラの軸線方向から見て、上記第1,第2の排紙ローラから排紙口に至る排紙経路の近傍であって、かつ排紙経路と、前記カバーの外面と、上記第1,第2の排紙ローラの接触部における法線とで囲繞される位置に設けられていることを特徴とする。
【0015】
請求項2記載のプリンタは、ケース本体と、このケース本体に対し開閉可能に固定されたカバーと、このカバーに取り付けられ、前記ケース本体側に取り付けられた第1の排紙ローラと協動して用紙を排出する第2の排紙ローラとを備えたプリンタにおいて、
前記カバーとケース本体との固定部が、第1の固定部と第2の固定部とで構成され、
前記第1の固定部におけるケース本体は、前記カバーの固定位置を規制する規制部を有し、
前記第2の固定部は、前記カバーを前記規制部に向けて押圧する押圧部を有し、
かつ、前記第1の固定部における規制部が、上記第2の排紙ローラの軸線方向から見て、上記第1,第2の排紙ローラから排紙口に至る排紙経路の近傍であって、かつ排紙経路と、前記カバーの外面と、上記第1,第2の排紙ローラの接触部における法線とで囲繞される位置に設けられていることを特徴とする。
【0016】
請求項3記載のプリンタは、請求項1または2記載のプリンタにおいて、前記第2の排紙ローラは、前記カバーとの間に設けられた付勢手段により前記第1の排紙ローラに向けて付勢されていることを特徴とする。
【0017】
【作用】
請求項1記載のプリンタによれば、ケース本体側に取り付けられた第1の排紙ローラと、カバーに取り付けられた第2の排紙ローラとの協動により、用紙が排出される。
【0018】
そして、カバーとケース本体との固定部が、カバーの固定位置を規制する規制部を有し、この規制部が、上記第2の排紙ローラの軸線方向から見て、上記第1,第2の排紙ローラから排紙口に至る排紙経路の近傍に設けられているので、この固定部が第1の排紙ローラに対する位置決め手段としての役割を果たすこととなる。
【0019】
したがって、このプリンタによれば、カバー以外の位置決め部材を要することなく、第2の排紙ローラの第1の排紙ローラに対する位置精度を向上させることができ、安定した排紙動作を得ることができる。
しかも、前記規制部が、上記第2の排紙ローラの軸線方向から見て、上記第1,第2の排紙ローラから排紙口に至る排紙経路の近傍であって、かつ排紙経路と、前記カバーの外面と、上記第1,第2の排紙ローラの接触部における法線とで囲繞される位置に設けられているので、この規制部を有する固定部が第1の排紙ローラに対する、より高精度な位置決め手段としての役割を果たし、結果として、第2の排紙ローラの第1の排紙ローラに対する位置精度が一層確実に向上し、一層安定した排紙動作が得られることとなる。
【0020】
請求項2記載のプリンタによれば、請求項1記載のプリンタ同様、ケース本体側に取り付けられた第1の排紙ローラと、カバーに取り付けられた第2の排紙ローラとの協動により、用紙が排出される。
【0021】
そして、カバーとケース本体との固定部は、第1、第2の二つの固定部で構成されているので、ケース本体に対するカバーの安定した固定状態が得られる。
【0022】
しかも、第1の固定部におけるケース本体はカバーの固定位置を規制する規制部を有しており、第2の固定部はカバーを前記規制部に向けて押圧する押圧部を有しているので、これら第1、第2の固定部によりケース本体とカバーとを固定すると、ケース本体とカバーとの第1の固定部における位置精度は高いものとなる。そして、第1の固定部における規制部が、上記第2のローラの軸線方向から見て、上記第1,第2の排紙ローラから排紙口に至る排紙経路の近傍であって、かつ排紙経路と、前記カバーの外面と、上記第1,第2の排紙ローラの接触部における法線とで囲繞される位置に設けられているので、結果として、第1の排紙ローラと第2の排紙ローラとの位置精度も確実に高くなる。
【0023】
したがって、このプリンタによれば、カバー以外の位置決め部材を要することなく、第2の排紙ローラの第1の排紙ローラに対する位置精度をより一層向上させることができ、より安定した排紙動作を得ることができる。
【0024】
請求項3記載のプリンタによれば、請求項1または2記載のプリンタにおいて、第2の排紙ローラが、カバーとの間に設けられた付勢手段により第1の排紙ローラに向けて付勢されているので、この付勢力によって第1、第2の排紙ローラが圧接し、用紙の搬送力が得られる。
【0025】
ここで、仮に、第2の排紙ローラの第1の排紙ローラに対する位置精度が悪いとすると、上記付勢手段による圧接力に大きなばらつきが生じ、安定した排紙動作が得られなくなる。
【0026】
これに対し、この発明のプリンタによれば上述したように、第2の排紙ローラがカバーに取り付けられているにもかかわらず、高い位置精度が得られるので、付勢手段による圧接力のばらつきが低減され、安定した排紙動作が得られる。
【0027】
すなわち、上述した請求項1または2記載のプリンタの構造は、第2の排紙ローラが、カバーとの間に設けられた付勢手段により第1の排紙ローラに向けて付勢されている場合に特に有効である。
【0028】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。
【0029】
図1は本発明に係るプリンタの一実施例の部分切断側面図、図2はプリンタ全体の内部構造を示す図、図3はプリンタの一部省略平面図、図4はカバーのケース本体に対する固定構造を示す図である。
【0030】
図2において、10はプリンタのケース本体であり、下ケース11と、上ケース12とからなっている。
【0031】
13はカバーであり、上ケース12に対し、後述するように開閉可能に固定されている。これらケース本体10、カバー13はいずれも合成樹脂で構成されている。
【0032】
20はケース本体10の底部に装着された給紙カセットである。
【0033】
14は給紙ローラであり、給紙カセット20に収納されている用紙P(図2には示されていない)を1枚ずつ給送する。
【0034】
給送された用紙Pは、給紙経路10aを経てプラテン15に巻き回されるとともに、紙送りローラ16とプラテン15との間に挟圧されて搬送され、ワイヤードット形式の印字ヘッド17によりインクリボン(図示せず)を介して印字される。
【0035】
印字された用紙は、排紙経路10bおよび排紙ローラ対30を経て排紙口18から排紙トレイ19へと排出される。
【0036】
図1に示すように、排紙ローラ対30は、ケース本体10側に取り付けられた第1の排紙ローラ31と、カバー13に取り付けられ、第1の排紙ローラ31と協動して用紙を排出する第2の排紙ローラ32とからなっている。本実施例では第1の排紙ローラ31を駆動ローラで構成し、第2の排紙ローラ32を、駆動ローラ31と当接して回転する従動ローラ32で構成してある。
【0037】
駆動ローラ31は、用紙Pに対する摩擦係数が大きな材料からなるローラ、例えばゴムローラで構成され、用紙Pの非印字面Pb側に配置されている。
【0038】
この駆動ローラ31は、図3にも示すように、軸31aの一端に歯車31bが設けられており、この歯車31bが、プラテン15と当接して回転する中間歯車33と噛み合うことによって回転駆動される。なお、駆動ローラ31の軸31aおよび歯車31bは合成樹脂で形成されており、軸31aにゴム製の筒状体が固着されて駆動ローラが構成されている。
【0039】
34は平面視コ字状のホルダであり、このホルダ34に駆動ローラ31の軸31aおよび中間歯車33の軸33aが回転可能に支持されている。ホルダ34は、その側板34a,34aに設けられた穴34b,34bを上ケース12に設けられた突起12b,12bにはめ合わせることにより揺動可能に支持されており、その底板34cと上ケースとの間に設けられた圧縮バネ35によって、常時中間歯車33がプラテン15と当接する方向に付勢されている。
【0040】
また、中間歯車33は、その軸33aがホルダ34に形成された長穴34dによって支持されていることでワンウエークラッチとして作動し、プラテン15が図1において矢印a方向に回転するときにのみ、駆動ローラ31に動力を伝達するようになっている。
【0041】
従動ローラ32は、インクが付着しにくい材料からなるローラ、例えば合成樹脂製ローラで構成され、用紙Pの印字面Pa側に配置されている。
【0042】
この従動ローラ32は、その軸32aが平面視コ字状のホルダ36に回転可能に支持されている。ホルダ36は、その側板36a,36aにそれぞれ設けられた突起36b,36bが、カバー13に係合爪38a,38aで取り付けられた支持板38の長穴38bにスライド可能にはまり合っていることにより、駆動ローラ31に対して進退可能に構成されており、その上板36cとカバー13との間に設けられた付勢手段をなす圧縮バネ37によって、常時従動ローラ32が駆動ローラ31と当接する方向に付勢されている。
【0043】
40はカバー13の下面に一体的に設けられたガイド片であり、そのガイド面41は、プラテン15から、当初多少湾曲状態となって送出されてきた用紙Pを、その先端Pcが従動ローラ32よりも先に駆動ローラ31に当接するように案内する角度に形成されている。
【0044】
また、このガイド片40における、駆動ローラ31の側方に位置する部分42は、駆動ローラの周面よりも中心方向(すなわち軸31a方向)に入り込んでいる。
【0045】
以上のようにな従動ローラ32およびガイド片40が設けられたカバー13と、ケース本体10との固定部は、図3、図4に示すように、第1の固定部51と第2の固定部52とで構成されている。第1の固定部51は従動ローラ32に近い位置、すなわちプリンタの後部に一対設けられており、第2の固定部52はプリンタの前部に一対設けられている。
【0046】
第1の固定部51において、上ケース12には、カバー13の固定位置を規制する規制部12kが形成されている。
【0047】
規制部12kは、カバー13の後端角部の端面13cが当接される正面視ほぼL字形の規制面12cと、カバー13の後端角部の多少内側から後方に突設された係止片13dが挿入される開口12dとを有している。なお、12eは規制面12cに連なったガイド面、12fは規制面12cおよびガイド面12eに連なったガイド面であり、これらガイド面12e,12fは、カバー13を上ケース12に装着する際に、それぞれ、カバー13の側板下面13e、側板内面を案内するようになっている。
以上のような規制部12kは、図1に示すように、第2の排紙ローラ32の軸線方向から見て、上記第1,第2の排紙ローラ31,32から排紙口18に至る排紙経路10b(図2参照)の近傍であって、かつ排紙経路10b(図1における二点鎖線P参照)と、カバー13の外面13aと、上記第1,第2の排紙ローラ31,32の接触部における法線Nとで囲繞される位置(三角形の範囲内)に設けられている。
【0048】
第2の固定部52は、図4(c)に示す係合部52aと、同図(d)に示す押圧部52bとを有している。
【0049】
係合部52aは、カバー13の下面に一体的に形成された弾性爪13gと、上ケース12に形成された係合穴12gとからなり、カバー13を上ケース12に装着する際、これら弾性爪13gと係合穴12gとがクリック感をもってはまり合うようになっている。
【0050】
押圧部52bは、上ケース12の上面に形成された凹部12hと、カバー13の下面に一体的に形成された多少湾曲している凸部13hとからなり、カバー13を上ケース12に装着すると、凸部13hが凹部12hに入り込むにつれて、凸部13hの前面13iが凹部12aの手前側の内面12iと強く当接し、この当接力によって、カバー13を前述した規制部12kに向けて押圧するようになっている。
【0051】
なお、係合部52aおよび押圧部52bについては、右側のものについてのみ拡大図示したが、左側のものも同様に(左右対称に)構成されている(図3参照)。
【0052】
このように構成されたカバー13をケース本体10に装着するには、先ず、図4(b)に示すように、カバー後端の係止片13dを上ケース12の開口12dに挿入し、次いで、同図(a)に示すようにカバー13を下方に回動させる。すると、カバー13の弾性爪13gが上ケース12の係合穴12gにはまり合うとともに、カバー13の凸部13hが上ケース12の凹部12hに入り込み、カバー13が規制部12kに向かって押圧された状態で装着されると同時に固定される。このようにして固定された状態では、カバー13の後端角部は規制部12kに強く当接するので、第1の固定部51におけるカバー13のケース本体10(上ケース12)に対する位置精度はかなり高いものとなる。
【0053】
以上のようなプリンタによれば、次のような作用効果が得られる。
【0054】
(i) カバー13とケース本体10との固定部は、第1、第2の二つの固定部51,52で構成されているので、ケース本体10に対するカバー13の安定した固定状態が得られる。
【0055】
(ii) 第1の固定部51における上ケース12はカバー13の固定位置を規制する規制部12kを有しており、第2の固定部52はカバー13を規制部12kに向けて押圧する押圧部52bを有しているので、これら第1、第2の固定部51,52によりケース本体10とカバー13とを固定すると、ケース本体10とカバー13との第1の固定部51における位置精度は高いものとなる。そして、第1の固定部51は従動ローラ32の近くに設けられているので、結果として、駆動ローラ31と従動ローラ32との位置精度も高くなる。
【0056】
したがって、カバー13以外の位置決め部材を要することなく、従動ローラ32の駆動ローラ31に対する位置精度を向上させることができ、安定した排紙動作を得ることができる。
しかも、規制部12kが、図1に示したように、上記第2の排紙ローラ32の軸線方向から見て、上記第1,第2の排紙ローラ31,32から排紙口18に至る排紙経路の近傍であって、かつ排紙経路と、カバー13の外面13aと、上記第1,第2の排紙ローラ31,32の接触部における法線Nとで囲繞される位置に設けられているので、この規制部12kを有する固定部51が第1の排紙ローラ31に対する、より高精度な位置決め手段としての役割を果たし、結果として、第2の排紙ローラ32の第1の排紙ローラ31に対する位置精度が一層確実に向上し、一層安定した排紙動作が得られることとなる。
【0057】
(iii) 従動ローラ32がカバー13に取り付けられているにもかかわらず、上述したように、駆動ローラ31に対する高い位置精度が得られるので、圧縮バネ37による駆動ローラ31に対する圧接力のばらつきが低減され、安定した排紙動作が得られる。
【0058】
なお、本実施例のプリンタにおいては、排紙口18および排紙ローラ部分において防音対策が講じられているので、その点について、上述した作用効果との関連において、以下に説明する。
【0059】
先ず、排紙口18について説明する。
【0060】
排紙口18は、図2に示すようにカバーの上面13a上ケースの背面12aとの交差部において、用紙幅方向に伸びるスリット状(図3参照)に設けられており、印字ヘッド17側に位置する縁部18aは直線状になっている。
【0061】
排紙トレイ19は紙ガイドを構成しており、排出過程にある用紙P1を、排紙口18の、印字ヘッド側に位置する縁部18aに摺接させるように案内する。
【0062】
このような構造によれば、排出過程にある用紙P1は、排紙トレイ19によって、排紙口18の印字ヘッド側に位置する縁部18aに摺接するように案内されるから、ヘッド17により騒音が発散される空間Sが、上ケース12と、カバー13と、排出過程にある用紙P1とによって閉じられた状態となり、ヘッド17により生じた騒音のケース外への漏れ量が著しく低減される。
【0063】
そして、前述したようにカバー13は上ケース12に対して安定した状態で固定されており、しかも位置精度の高い第1の固定部51近くに位置するカバーの縁部で前記排紙口の縁部18aが形成されているから、用紙Pの縁部18aに対する安定した摺接動作が得られ、安定した防音作用が得られる。なお、排紙口18は、ケースの上面13aと背面12aとの交差部に設けられているから、印字ヘッドにより発生する騒音がプリンタの後方に向かって送出されることとなり、一般にユーザーが位置するプリンタの前方側の騒音が一層低減される。
【0064】
次に、排紙ローラ部分について説明する。
【0065】
排紙ローラ部において、用紙の先端Pcは、ガイド片40のガイド面41によって、従動ローラ32よりも先に駆動ローラ31に当接するように案内され、駆動ローラ31はゴムローラで構成されているので、用紙先端Pcは速やかに排紙ローラ対30に案内されて噛み込まれる。
【0066】
このため、印字後の用紙Pに対する搬送力が速やかに得られ、速やかに用紙Pがプラテン15に密着した状態で巻き付けられる。したがって、ヘッド17による良好な印字状態が速やかに得られるとともに、ヘッド17から突出されるワイヤーの用紙Pへの衝突による用紙の振動が速やかに低減される。
【0067】
そして、前述したようにカバー13は上ケース12に対して安定した状態で固定されており、しかも位置精度の高い第1の固定部51近くにガイド片40が形成されているから、用紙先端Pcの排紙ローラ対30への案内が確実かつ安定した状態で得られ、したがって、安定した防音作用が得られる。
【0068】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0069】
例えば、上述した実施例では、固定部を第1、第2の固定部で構成した例について説明したが、固定部は1つでも良く、この固定部が第2の排紙ローラの近くに設けられていれば、作用の説明の欄で述べた通りの作用が得られる。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば、一対の排紙ローラのうちの一方の排紙ローラがプリンタカバーに取り付けられているものにおいて、簡単な構造で安定した精度の良い排紙動作が確実に得られる。
【0071】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの一実施例の部分切断側面図。
【図2】同上実施例の内部構造を示す図。
【図3】同上実施例の一部省略平面図である。
【図4】カバーのケース本体に対する固定構造を示す図で、(a)は全体斜視図、(b)は(a)図の部分拡大斜視図、(c)は(a)図におけるc−c断面図、(d)は(a)図におけるd−d断面図。
【図5】従来技術の説明図。
【符号の説明】
P 用紙
10 ケース本体
12d 規制部
13 カバー
31 駆動ローラ
32 従動ローラ
37 圧縮バネ
51 第1の固定部
52 第2の固定部
52b 押圧部

Claims (3)

  1. ケース本体と、このケース本体に対し開閉可能に固定されたカバーと、このカバーに取り付けられ、前記ケース本体側に取り付けられた第1の排紙ローラと協動して用紙を排出する第2の排紙ローラとを備えたプリンタにおいて、
    前記カバーとケース本体との固定部が、カバーの固定位置を規制する規制部を有し、この規制部が、上記第2の排紙ローラの軸線方向から見て、上記第1,第2の排紙ローラから排紙口に至る排紙経路の近傍であって、かつ排紙経路と、前記カバーの外面と、上記第1,第2の排紙ローラの接触部における法線とで囲繞される位置に設けられていることを特徴とするプリンタ。
  2. ケース本体と、このケース本体に対し開閉可能に固定されたカバーと、このカバーに取り付けられ、前記ケース本体側に取り付けられた第1の排紙ローラと協動して用紙を排出する第2の排紙ローラとを備えたプリンタにおいて、
    前記カバーとケース本体との固定部が、第1の固定部と第2の固定部とで構成され、
    前記第1の固定部におけるケース本体は、前記カバーの固定位置を規制する規制部を有し、
    前記第2の固定部は、前記カバーを前記規制部に向けて押圧する押圧部を有し、
    かつ、前記第1の固定部における規制部が、上記第2の排紙ローラの軸線方向から見て、上記第1,第2の排紙ローラから排紙口に至る排紙経路の近傍であって、かつ排紙経路と、前記カバーの外面と、上記第1,第2の排紙ローラの接触部における法線とで囲繞される位置に設けられていることを特徴とするプリンタ。
  3. 前記第2の排紙ローラは、前記カバーとの間に設けられた付勢手段により前記第1の排紙ローラに向けて付勢されていることを特徴とする請求項1または2記載のプリンタ。
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