JP3574088B2 - 地盤改良材の製造方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水汚泥、産廃汚泥等の汚泥の脱水ケーキに生石灰、消石灰等の石灰類を混合混練し造粒した造粒物を、2室型の流動層乾燥・焼成炉に投入して上流側の第1室で乾燥を行い、下流側の第2室で有機物焼却・石灰焼成を行って地盤改良材を製造する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
下水汚泥、産廃汚泥等は、脱水乾燥された後、流動層炉又はロータリキルン等で汚泥中の有機物を焼却して埋立処分されていたが、近年、焼成、乾留等の処理を行う種々のリサイクル方法が開発されつつある。
従来、汚泥の脱水乾燥焼却方法及び装置として、例えば、特開平6−15297号公報には、汚泥と生石灰とを混合して汚泥の脱水・乾燥を行う脱水乾燥工程と、生成した固形分を1室型の流動層炉又は気流炉で加熱して汚泥中の有機物を焼却するとともに有機物の燃焼熱により消石灰を焼成して生石灰に再生する焼却再生工程からなる汚泥の脱水乾燥焼却システムが開示されている。
【0003】
また、特開平10−237852号公報には、下水汚泥等の有機汚泥と生石灰、消石灰等の石灰類とを混合し、その混合物を1〜10mmに造粒した原料をロータリキルンで800〜1000℃の温度で乾燥・脱水・有機物焼却・消石灰焼成して地盤改良材を製造する方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の特開平6−15297号公報記載の汚泥の脱水乾燥焼却システムにおいては、1室型の流動層炉又は気流炉での滞留時間が短いため十分焼成できず、地盤改良材としての性能を満足させることができない。また、生石灰の微粉が再炭酸化及び再水酸化して装置内部に付着し、長期連続運転を行うことができないという問題がある。
また、特開平10−237852号公報記載の地盤改良材の製造方法においては、ロータリキルンは伝熱性能が悪いため、ロータリキルンのみの乾焼・脱水・焼却・焼成では装置が大型化し、また、キルン排ガス中のダストが熱交換器に付着して連続運転を阻害し、付着物の除去に多大の労力を要する問題がある。
【0005】
本発明は上記の諸点に鑑みなされたもので、本発明の目的は、流動層炉を仕切部材で区画して2室型の流動層炉とし、造粒された原料を第1室である低温室(乾燥室)で乾燥させた後、第2室である高温室(焼成室)で有機物の焼却、消石灰の分解・焼成を行わせることにより、各室層温度を調整することができ、粉化が少なく、焼成時間が長くなり、さらに、流動層炉の排ガスをサイクロンで除塵するようにして、熱交換器等の機器内の付着を大幅に減少させ、高熱効率を維持することができるとともに、長期連続運転を行うことができるようにした地盤改良材の製造方法及び装置を提供することにある。
【0006】
また、本発明の目的は、サイクロンと熱交換器との間にミキシングチャンバを設けて、このミキシングチャンバに余剰の加熱臭気と常温の臭気又は/及び大気を吹き込み、サイクロン排ガスと混合して脱臭することにより、熱消費を悪化させることなく、各部の温度を脱臭可能、かつダスト付着のない温度に設定でき、特に、サイクロン排ガスの温度を微粉製品が再炭酸化しない温度に設定することが容易となり、サイクロンで捕集された微粉が再炭酸化することなく排ガスから分離されるので、高品質の製品を得ることができる地盤改良材の製造方法及び装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の地盤改良材の製造方法は、汚泥脱水ケーキに石灰を混合攪拌し造粒した造粒物を、燃焼炉からの熱風を流動化ガスとし該造粒物自身を流動媒体とする、仕切部材で区画された2室型の流動層乾燥・焼成炉に投入して上流側の乾燥室(第1室)で乾燥を行い、下流側の焼成室(第2室)で有機物焼却・石灰焼成を行った後、この流動層乾燥・焼成炉からの焼成粒状物を流動層クーラ又は充填層クーラに導入し冷却して製品とし、一方、前記流動層乾燥・焼成炉の排ガスをサイクロンに導入して除塵した後、サイクロンからの排ガスをミキシングチャンバで臭気と混合し、この混合ガスを熱交換器に導入して熱回収し、サイクロンで捕集された微粉の少なくとも一部を前記クーラを経て、又は直接、製品として回収するように構成されている(図1、図2参照)。
【0008】
上記の方法においては、造粒物の製造過程で発生する臭気を熱交換器に導入して昇温し、加熱臭気を燃焼炉の燃焼用空気として回収するとともに、余剰の加熱臭気を流動層乾燥・焼成炉の乾燥室の風箱及び/又はミキシングチャンバに吹き込んで脱臭する。この場合、加熱臭気の燃焼炉への吹込量、並びに加熱臭気の流動層乾燥・焼成炉の乾燥室風箱への吹込量及び/又は加熱臭気のミキシングチャンバへの吹込量を夫々調整できる構成とすることが好ましい。
【0009】
また、上記の方法において、造粒物の粒径を流動層操作に適した範囲の1〜20mm、望ましくは2〜10mmとする。また、焼成室の流動層温度を900℃以上、望ましくは900〜1050℃として有機物焼却及び石灰焼成を行う。
また、流動層乾燥・焼成炉の各室への熱風量配分及び/又は燃料吹込量を調整する。
【0010】
また、上記の方法において、流動層乾燥・焼成炉の乾燥室及び焼成室における空塔速度を、各室夫々が良好な流動層を形成するように異なる流速に調整する。また、上記の方法において、ミキシングチャンバに加熱臭気とは別の常温臭気及び/又は大気を導入し、その吹込量を調整できる構成とすることが好ましい。そして、ミキシングチャンバ出口の排ガス温度を600℃以上、サイクロン出口の排ガス温度を750℃以上、流動層乾燥・焼成炉の乾燥室における流動層温度を100℃以下とする。
【0011】
本発明の地盤改良材の製造装置は、汚泥脱水ケーキと石灰とを混練する混練機と、混練物を造粒する造粒機とを備えた原料製造部と、この原料製造部からの造粒物を投入し造粒物を流動媒体として燃焼炉からの熱風により乾燥・有機物焼却・石灰焼成を行うための2室型の流動層乾燥・焼成炉と、この流動層乾燥・焼成炉からの焼成粒状物を冷却するための流動層クーラと、流動層乾燥・焼成炉に排ガスダクトを介して接続されたサイクロンと、このサイクロンに排ガスダクトを介して接続された、排ガスと臭気を吹き込んで混合し脱臭処理するミキシングチャンバと、ミキシングチャンバからの排ガスを導入して熱回収するための熱交換器とを備え、前記流動層乾燥・焼成炉は流動層に略鉛直方向の仕切部材が設けられて上流側の乾燥室(低温室)と下流側の焼成室(高温室)とに区画されており、乾燥室で造粒物の乾燥が行われ、焼成室で有機物焼却及び石灰焼成が行われるように構成され、熱交換器に造粒物の製造過程で発生する臭気が臭気導管により導入されて昇温され、この加熱臭気が燃焼炉及び乾燥室の風箱に導入され、残りの加熱臭気が加熱臭気導管によりミキシングチャンバに吹き込まれるように構成されたことを特徴としている(図1、図2参照)。
【0012】
上記の装置においては、ミキシングチャンバに加熱臭気とは別の常温臭気及び/又は大気を導入するための配管が接続されている。また、熱交換器を排ガス流に対して直列2段に設け、高温側の熱交換器に造粒物の製造過程で発生する臭気を吹き込み、低温側の熱交換器に冷却用空気を吹き込むようにした構成とすることが好ましい。
【0013】
また、流動層乾燥・焼成炉の乾燥室における流動層上方に邪魔板などのバッフル部材を設け、乾燥室排ガスと焼成室排ガスとを良好に混合させるようにした構成とすることが好ましい。乾燥室と焼成室とを区画する仕切部材は、造粒物がオーバフローする高さを有し、仕切部材の下側に連絡通路が設けられるように構成することが好ましい。
【0014】
また、流動層クーラを2室型とし、臭気の一部を冷却媒体に使用し燃焼空気として回収するようにした構成とすることも可能である(図6、図7、図8参照)。
また、熱交換器が、臭気を通過させて加熱するための伝熱管が略鉛直に配置された構造であるように構成することが好ましい(図3参照)。
また、流動層乾燥・焼成炉のガス分散板が、板体に貫通固定された多数の筒体の天壁部に、直径が流動媒体径の3倍以下、望ましくは2倍以下の複数の小孔が設けられた構造のものを用いることが好ましい(図4、図5参照)。
【0015】
また、ミキシングチャンバを略円筒形とし、混合性を高めるために内筒を設けた構成としても良い。さらに、ミキシングチャンバを2重空冷構造とすることもある(図9参照)。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明するが、本発明は下記の実施の形態に何ら限定されるものではなく、適宜変更して実施することができるものである。
図1は本発明の実施の第1形態による地盤改良材の製造装置を示している。10は原料(造粒物)製造工場(原料製造部)で、混練機12、造粒機14等を備えている。汚泥脱水ケーキと石灰類、例えば、生石灰を混練機12に投入して混練する。生石灰は水分を吸収して消石灰となり、さらに、発熱反応により汚泥脱水ケーキの水分を蒸発させる。生石灰の割合は、混練物の水分が造粒に適した範囲で、造粒物が流動層で破壊しない強度を有するよう選ばれる。汚泥脱水ケーキの性状によるが、例えば混練物の水分は20〜30%である。
混練物は造粒機14に導入されて粒径1〜20mm、望ましくは2〜10mmに造粒される。なお、造粒機能を備えた混練機を用いることにより、混練と造粒とを1台の装置で同時に行うように構成することも可能である。
【0017】
造粒機14からの造粒物(原料)はホッパ16に一旦貯留された後、供給機、例えばベルトフィーダ18により流動層乾燥・焼成炉(以下、単に流動層炉又は炉と記す場合がある)20に供給される。
この流動層乾燥・焼成炉20は、図1及び図2に示すように、流動層22に略鉛直方向の仕切部材24が設けられて、上流側の乾燥室(第1室)26と下流側の焼成室(第2室)28とに区画されている。30、32はバーナ、34は原料入口である。
【0018】
流動層乾燥・焼成炉20は、その下部に区画された室に対応する風箱38、40を備え、風箱上部のガス分散板42の上側に造粒物が流動媒体となる流動層22が形成されるように構成されている。これらの風箱38、40には、燃焼炉44からの熱風が流動化ガスとして導入される。また、乾燥室の風箱38には、後述の熱交換器46からの加熱臭気の一部が導入できるようになっている。
【0019】
流動層乾燥・焼成炉20の乾燥室26の上部には、邪魔板などのバッフル部材48が設けられ、乾燥室排ガスと焼成室排ガスとが良好に混合するように構成されている。また、乾燥室26と焼成室28とを区画する仕切部材24は、造粒物がオーバフローする高さを有し、仕切部材24の下側に連絡通路50が設けられている。
【0020】
流動層乾燥・焼成炉20には気密排出機構、例えばLバルブ52を介して流動層クーラ54が接続されている。また、流動層炉20には排ガスダクト56を介してサイクロン58が接続され、このサイクロン58の排ガス出口にはミキシングチャンバ59が接続されている。そして、ミキシングチャンバ59の排ガス出口に熱交換器46が接続されており、この熱交換器46には、原料製造部10からの臭気が臭気ファン60により導入され、ミキシングチャンバ59からの排ガスと熱交換して昇温される。ミキシングチャンバ59は、例えば、略円筒形であり、対向する側面部からそれぞれ略接線方向に排ガスと臭気を吹き込んで混合させ、臭気を排ガスの熱で脱臭処理するものである。この場合、ミキシングチャンバ59に内筒61を設けるとガスの混合が良好に行える。また、ミキシングチャンバをサイクロン形状として下部からダストを分離できる構成とすることも可能である。ミキシングチャンバ59に導入する臭気等についての説明は後述する。
【0021】
流動層乾燥・焼成炉20の乾燥室26に投入された造粒物(原料)は、流動化ガスにより流動化して100℃以下、例えば、50〜100℃の層温度に調整して乾燥させる。造粒物の水分が多い場合はバーナ30が使用される。乾燥した造粒物は仕切部材24をオーバフローして焼成室28に移動し、900℃以上、望ましくは900〜1050℃の層温度にて有機物の焼却、消石灰の分解・焼成が行われる。仕切部材24とガス分散板42との間の連絡通路50は、塊状物を移動させるためのものであるが、勿論、造粒物も移動する。なお、焼成室28において、熱量が不足する場合はバーナ32が使用される。
【0022】
炉20で焼成された焼成粒状物(焼却灰とCaOとの混合物)は流動層クーラ54に投入されて、空気又は/及び常温の臭気により直接冷却され、排出機、例えばロータリフィーダ62により排出され、輸送機64により製品として搬出される。68は押込ブロワ、70はバグフィルタである。このバグフィルタ70からの排ガスは、臭気を含まない場合は大気放出される。また、臭気を含む排ガスの場合は燃焼炉44へ導入されて、臭気成分が燃焼又は分解して脱臭される。なお、流動層クーラの代りに充填層クーラを用いることも可能である。
【0023】
炉20からの排ガスはサイクロン58に導入されてダストが捕集される。このダストは微粉製品として回収され、例えば、流動層クーラ54に投入されて冷却された後に製品タンクへ送られる。この場合、サイクロン58出口の排ガス温度が750℃以上となるように調整する。サイクロン出口ガス温度が750℃未満であると、ダスト(微粉)に含まれるCaOが排ガス中のCOを吸収してCaCOになり、この再炭酸化により微粉製品の品質が低下することになる。
【0024】
サイクロン58からの排ガスは、ミキシングチャンバ59で臭気と混合され、600℃以上で熱交換器に導入される。熱交換器としては、排ガス流に対して直列に2段に設けることが好ましい。以下、熱交換器を2段に設けた場合について説明する。高温側の熱交換器46には原料製造工場10で発生した臭気が臭気ファン60により導入され、低温側の熱交換器72には冷却用空気(大気)が押込ブロワ74により導入される。低温側の熱交換器72からの排ガスは排ガス誘引ファン76によりバグフィルタ78に導入され、ここでダストが分離された後、煙突80から排出される。
【0025】
高温側の熱交換器46で加熱された臭気は、燃焼炉44の燃焼用空気として回収されるとともに、余剰の加熱臭気は炉20の乾燥室26の風箱38に吹き込まれ、燃焼炉44及び乾燥室の風箱38に必要量導入した残りの加熱臭気がミキシングチャンバ59に吹き込まれ、それぞれの場所で臭気成分が燃焼又は分解して脱臭される。この場合、炉20の各室への熱風量配分及び燃料吹込量は調整可能であり、乾燥室26及び焼成室28における空塔速度は、各室夫々が良好な流動層を形成するよう異なる流速に調整することが好ましい。
なお、熱交換器46からの加熱臭気の分岐管84、86、88には、それぞれバルブ90、92、94が設けられており、加熱臭気の燃焼炉44への吹込量、加熱臭気の乾燥室26の風箱38への吹込量、加熱臭気のミキシングチャンバ59への吹込量が夫々調整できるように構成されている。
【0026】
また、ミキシングチャンバ59には、加熱臭気とは別に常温の臭気及び/又は空気(大気)が導入されるようになっており、ミキシングチャンバ59出口の排ガス温度が600℃以上となるように、その吹込量が調整される。82は押込ブロワ、95はバルブである。ミキシングチャンバ59の出口温度を600℃以上に調整すれば、熱消費の悪化なく、確実に脱臭可能であり、しかもダストの付着の問題もない。
【0027】
上記の装置において、熱交換器46、72としては、図3に示すように、臭気を通過させて加熱するための伝熱管96が鉛直に配置された構造のものを用いることが好ましい。このように構成すれば、ダストの付着、堆積が少なく清掃も容易となる。なお、低温側の熱交換器72も同様の構造とすることが好ましい。
【0028】
さらに、流動層乾燥・焼成炉20のガス分散板42として、例えば、実公平7−37113号公報に示されているような特殊構造の分散板とすることが好ましい。この特殊構造の分散板は、図4及び図5に示すように、板体98に貫通固定された多数の筒体100の天壁部102に、直径が流動媒体径の3倍以下、望ましくは2倍以下の複数の小孔104が設けられたものである。このような構造の分散板を用いることにより、流動媒体を高温のまま保持するホットバンキングが可能となる。
なお、ガス分散板42の上側近傍に設けられた補助バーナ30、32は、不足燃料を補う以外に、立ち上げ時の臭気の脱臭を行うことができる。
【0029】
上記のように、本発明においては2室型の流動層乾燥・焼成炉20を用いることを特徴としている。1室型の流動層炉の場合は、水分25〜30%の造粒物が高温の流動層に投入されるので、ヒートショックにより造粒物が破壊、粉化し、微粉は短時間(数秒)で飛散するので、焼成不十分になる。しかし、2室型の流動層炉における乾燥室で、層温度50〜100℃に調整して造粒物の乾燥のみを行うと、乾燥室では造粒物はほとんど粉化せず、焼成室での粉化も大幅に減少する。なお、粉化率は流速(空塔速度)に略比例するが、焼成品は湿原料よりも軽いので、流速を下げることができる。
【0030】
また、乾燥室26の排ガスを脱臭するためには、乾燥排ガスと焼成室28の高温排ガスとの混合を良好にする必要がある。そこで、乾燥室26上方にバッフル部材(例えば邪魔板)48を設けることにより、乾燥室26からの臭気を確実に脱臭することができる。
【0031】
また、炉20の焼成室28における焼成温度を900〜1050℃、サイクロン58の出口ガス温度を750℃以上に調整すると、サイクロンで捕集した微粉製品の品質、脱臭とも問題なく操業することができる。サイクロン出口ガス温度を750℃以上にして微粉が再炭酸化しないようにすることで、サイクロン捕集製品の品質を向上させることができる。また、サイクロン出口ガス温度を750℃以上にすると、サイクロン内の付着の問題もない。
【0032】
また、流動層クーラ54に冷却用空気として臭気を吹き込み、燃焼炉44の燃焼用空気として回収する場合は、クーラ54で熱回収されて燃料費をより低減することができる。
また、バグフィルタで捕集したダスト、原料工場・焼成工場等で発生した未焼成のダストを流動層炉20の焼成室28に投入し焼成することにより製品として回収することができる。
また、ミキシングチャンバ59に余剰の加熱臭気と常温の臭気又は/及び大気を吹き込み、サイクロン58からの排ガスと混合して脱臭処理することで、熱消費を悪化させることなく、各部の温度を脱臭可能、かつダスト付着のない温度に設定できる。
【0033】
図6は本発明の実施の第2形態による地盤改良材の製造装置における流動層クーラまわりを示している。本実施形態は、2室型の流動層クーラ106を用い、各室に対応して風箱108、110を設け、上流側の風箱108に臭気を導入し、下流側の風箱110に冷却用空気を導入するようにして、第1室112からの排臭気をサイクロン114に導入し除塵して、排臭気を燃焼炉44へ供給し、ダストを第2室116に投入し、第2室116からの排気をサイクロン118に導入するようにしたものである。120は仕切り、122は臭気押込ブロワ、124は空気押込ブロワ、126はロータリフィーダ、128は輸送機である。このように、流動層クーラを2室型とし、第1室(高温側)に臭気を吹き込み、燃焼炉の燃焼用空気として回収することにより、流動層クーラにおける熱回収が行われ、燃料費をより低減することができる。他の構成及び作用は実施の第1形態の場合と同様である。
【0034】
図7は本発明の実施の第3形態による地盤改良材の製造装置における流動層クーラまわりを示している。本実施形態は、2室型の流動層クーラ106を用い、各室に対応して風箱108、110を設け、上流側の風箱108にサイクロン118からの排ガスを導入し、下流側の風箱110に臭気を導入するようにしたものである。なお、第1室112からの排ガスを除塵するサイクロンは省略している。このように、流動層クーラを2室型とし、第2室(低温側)に臭気を吹き込み、第2室排ガスを第1室の冷却用空気として使用した後、燃焼炉の燃焼用空気として回収することにより、流動層クーラにおける熱回収が行われ、燃料費をより低減することができる。他の構成及び作用は実施の第1、第2形態の場合と同様である。
【0035】
図8は本発明の実施の第4形態による地盤改良材の製造装置における流動層クーラまわりを示している。本実施形態は、2室型の流動層クーラ130を用い、各室の風箱132を分割せずに共通のものとし、この風箱132に臭気を導入するようにして、第1室112からの排臭気をサイクロン114に導入し除塵して、排臭気を燃焼炉44へ供給し、ダストを第2室116に投入し、第2室116からの排臭気をバグフィルタ134に導入し、バグフィルタ排ガスを熱交換器46へ供給するようにしたものである。このように、流動層クーラを2室型とし、第1室及び第2室に臭気を吹き込み、第1室排ガスを燃焼炉の燃焼用空気として回収し、第2室排ガスを熱交換器の冷却用空気として使用した後、風箱又はフリーボード部に回収することにより、流動層クーラにおける熱回収が行われ、燃料費をより低減することができる。他の構成及び作用は実施の第1、第2形態の場合と同様である。
【0036】
図9は本発明の実施の第5形態による地盤改良材の製造装置を示している。本実施形態は、2重空冷構造のミキシングチャンバ59aを用い、出口ガス温度が600℃以上になるように空気量を調節できるように構成したものである。136は空気押込ブロワ、138はジャケットである。他の構成及び作用は実施の第1形態の場合と同様である。
【0037】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成されているので、つぎのような効果を奏する。
(1) 2室型の流動層乾燥・焼成炉を用い、予め造粒された原料の乾燥と、有機物の焼却、消石灰の分解・焼成とをそれぞれ別室で行うので、各室における層温度を容易に調整することができ、造粒物の粉化が少なく、焼成時間が長くなる。このため、従来必要としていたロータリキルンは不要となる。
(2) 原料が造粒物であるので、造粒物自体が流動媒体となり、他の流動媒体は不要である。また、クーラとして小型、高効率の流動層クーラ又は充填層クーラを使用することができる。
(3) 流動層炉の排ガスをサイクロンで除塵するので、後流の熱交換器内の付着が大幅に減少し、熱効率を良好に維持できるとともに、長期連続運転が可能となる。
(4) サイクロン出口の排ガス温度を、微粉製品の再炭酸化が起こらない温度(750℃以上)とするので、サイクロンで捕集した微粉製品の品質を向上させることができる。また、サイクロン出口ガス温度を750℃以上にすると、サイクロン内の付着の問題もない。
(5) 臭気の吹込配分を調整し、ミキシングチャンバで余剰の臭気を脱臭するので、熱消費を悪化させることなく、各部の温度を脱臭可能、かつダスト付着のない温度に設定することができる。
(6) 熱交換器を2段にする場合は、熱回収量は減少するが、装置を小型化(伝熱面積が1/3〜1/4となる)でき、また冷却用空気量を調整することにより、排ガス温度を一定にすることができる。このため、後流のバグフィルタを保護することができ、安定運転を継続することができる。
(7) 流動層炉の乾燥室上方にバッフル部材(例えば、邪魔板)を設ける場合は、このバッフル部材により乾燥室排ガスと焼成室排ガスとの混合が良くなり、確実に脱臭することができる。
(8) 流動層炉の仕切部材の高さを造粒物がオーバフローする高さとする場合は、オーバフローにより乾燥室の層高の調整は不要となり、下部に連絡通路を設ける場合は、大塊が停滞することなく、安定運転を容易に行うことができる。
(9) 流動層炉における乾燥室からの飛散はほとんど無く、飛散ダストはフリーボード部で焼成され、しかも、サイクロン捕集微粉は再炭酸化しない温度で排ガスから分離されるので、高品質の製品が得られる。
(10) 2室型の流動層クーラを用いる場合は、熱消費をより低減させることができる。
(11) 伝熱管が鉛直に配列された熱交換器を用いる場合は、ダストの付着、堆積が少なく清掃も容易となる。
(12) 特殊構造の分散板を用いる場合は、ホットバンキングを行うことが可能となる。従って、起動・停止が極めて短時間で行なえ、異常時の操作も容易である。
(13) ミキシングチャンバに内筒を設ける場合は、排ガスと臭気との混合が良好となり、効率よく脱臭を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による地盤改良材の製造装置を示す系統的概略構成図である。
【図2】図1における流動層乾燥・焼成炉の横断面拡大説明図である。
【図3】図1における熱交換器の一例を示す立断面説明図である。
【図4】図1における流動層乾燥・焼成炉のガス分散板の一例を示す断面説明図である。
【図5】図4におけるガス分散板の要部の平面図である。
【図6】本発明の実施の第2形態による地盤改良材の製造装置における流動層クーラまわりの概略構成図である。
【図7】本発明の実施の第3形態による地盤改良材の製造装置における流動層クーラまわりの概略構成図である。
【図8】本発明の実施の第4形態による地盤改良材の製造装置における流動層クーラまわりの概略構成図である。
【図9】本発明の実施の第5形態による地盤改良材の製造装置の系統的概略構成図である。
【符号の説明】
10 原料製造工場(原料製造部)
12 混練機
14 造粒機
16 ホッパ
18 ベルトフィーダ
20 流動層乾燥・焼成炉(流動層炉)
22 流動層
24 仕切部材
26 乾燥室(第1室、低温室)
28 焼成室(第2室、高温室)
30、32 バーナ
34 原料入口
38、40 風箱
42 ガス分散板
44 燃焼炉
46、72 熱交換器
48 邪魔板などのバッフル部材
50 連絡通路
52 Lバルブ
54 流動層クーラ
56 排ガスダクト
58 サイクロン
59、59a ミキシングチャンバ
60 臭気ファン
61 内筒
62 ロータリフィーダ
64 輸送機
68、74、82 押込ブロワ
70、78 バグフィルタ
76 排ガス誘引ファン
80 煙突
84、86、88 分岐管
90、92、94、95 バルブ
96 伝熱管
98 板体
100 筒体
102 天壁部
104 小孔
106、130 2室型の流動層クーラ
108、110、132 風箱
112 第1室
114、118 サイクロン
116 第2室
120 仕切り
122 臭気押込ブロワ
124、136 空気押込ブロワ
126 ロータリフィーダ
128 輸送機
134 バグフィルタ
138 ジャケット

Claims (17)

  1. 汚泥脱水ケーキに石灰を混合攪拌し造粒した造粒物を、燃焼炉からの熱風を流動化ガスとし該造粒物自身を流動媒体とする、仕切部材で区画された2室型の流動層乾燥・焼成炉に投入して上流側の乾燥室で乾燥を行い、下流側の焼成室で有機物焼却・石灰焼成を行った後、この流動層乾燥・焼成炉からの焼成粒状物を流動層クーラ又は充填層クーラに導入し冷却して製品とし、一方、前記流動層乾燥・焼成炉の排ガスをサイクロンに導入して除塵した後、サイクロンからの排ガスをミキシングチャンバで臭気と混合し、この混合ガスを熱交換器に導入して熱回収し、サイクロンで捕集された微粉の少なくとも一部を前記クーラを経て、又は直接、製品として回収する方法であって、ミキシングチャンバ出口の排ガス温度を600℃以上、サイクロン出口の排ガス温度を750℃以上、流動層乾燥・焼成炉の乾燥室における流動層温度を100℃以下とすることを特徴とする地盤改良材の製造方法。
  2. 造粒物の製造過程で発生する臭気を熱交換器に導入して昇温し、加熱臭気を燃焼炉の燃焼用空気として回収するとともに、余剰の加熱臭気を流動層乾燥・焼成炉の乾燥室の風箱及び/又はミキシングチャンバに吹き込んで脱臭する請求項1記載の地盤改良材の製造方法。
  3. 加熱臭気の燃焼炉への吹込量、並びに加熱臭気の流動層乾燥・焼成炉の乾燥室風箱への吹込量及び/又は加熱臭気のミキシングチャンバへの吹込量を夫々調整する請求項2記載の地盤改良材の製造方法。
  4. 造粒物の粒径が1〜20mmである請求項1、2又は3記載の地盤改良材の製造方法。
  5. 焼成室の流動層温度を900℃以上として有機物焼却及び石灰焼成を行う請求項1〜4のいずれかに記載の地盤改良材の製造方法。
  6. 流動層乾燥・焼成炉の各室への熱風量配分及び/又は燃料吹込量を調整する請求項1〜5のいずれかに記載の地盤改良材の製造方法。
  7. 流動層乾燥・焼成炉の乾燥室及び焼成室における空塔速度を、各室夫々が良好な流動層を形成するように異なる流速に調整する請求項1〜6のいずれかに記載の地盤改良材の製造方法。
  8. ミキシングチャンバに加熱臭気とは別の常温臭気及び/又は大気を導入し、その吹込量を調整する請求項2〜7のいずれかに記載の地盤改良材の製造方法
  9. 汚泥脱水ケーキと石灰とを混練する混練機と、混練物を造粒する造粒機とを備えた原料製造部と、
    この原料製造部からの造粒物を投入し造粒物を流動媒体として燃焼炉からの熱風により乾燥・有機物焼却・石灰焼成を行うための2室型の流動層乾燥・焼成炉と、
    この流動層乾燥・焼成炉からの焼成粒状物を冷却するための流動層クーラと、 流動層乾燥・焼成炉に排ガスダクトを介して接続されたサイクロンと、
    このサイクロンに排ガスダクトを介して接続された、排ガスと臭気を吹き込んで混合し脱臭処理するミキシングチャンバと、
    ミキシングチャンバからの排ガスを導入して熱回収するための熱交換器とを備え、
    ミキシングチャンバを略円筒形とし、混合性を高めるために内筒を設けており、
    前記流動層乾燥・焼成炉は流動層に略鉛直方向の仕切部材が設けられて上流側の乾燥室と下流側の焼成室とに区画されており、乾燥室で造粒物の乾燥が行われ、焼成室で有機物焼却及び石灰焼成が行われるように構成され、
    熱交換器に造粒物の製造過程で発生する臭気が臭気導管により導入されて昇温され、この加熱臭気が燃焼炉及び乾燥室の風箱に導入され、残りの加熱臭気が加熱臭気導管によりミキシングチャンバに吹き込まれるように構成されたことを特徴とする地盤改良材の製造装置。
  10. ミキシングチャンバに、加熱臭気とは別の常温臭気及び/又は大気を導入するための配管を接続した請求項記載の地盤改良材の製造装置。
  11. 熱交換器を排ガス流に対して直列2段に設け、高温側の熱交換器に造粒物の製造過程で発生する臭気を吹き込み、低温側の熱交換器に冷却用空気を吹き込むようにした請求項9又は10記載の地盤改良材の製造装置。
  12. 流動層乾燥・焼成炉の乾燥室における流動層上方に邪魔板などのバッフル部材を設け、乾燥室排ガスと焼成室排ガスとを良好に混合させるようにした請求項9、10又は11記載の地盤改良材の製造装置。
  13. 乾燥室と焼成室とを区画する仕切部材は、造粒物がオーバフローする高さを有し、仕切部材の下側に連絡通路が設けられた請求項9〜12のいずれかに記載の地盤改良材の製造装置。
  14. 流動層クーラを2室型とし、臭気の一部を冷却媒体に使用し燃焼空気として回収するようにした請求項9〜13のいずれかに記載の地盤改良材の製造装置。
  15. 熱交換器が、臭気を通過させて加熱するための伝熱管が略鉛直に配置された構造である請求項9〜14のいずれかに記載の地盤改良材の製造装置。
  16. 流動層乾燥・焼成炉のガス分散板が、板体に貫通固定された多数の筒体の天壁部に、直径が流動媒体径の3倍以下の複数の小孔が設けられた構造である請求項9〜15のいずれかに記載の地盤改良材の製造装置
  17. ミキシングチャンバを2重空冷構造とした請求項9〜16のいずれかに記載の地盤改良材の製造装置。
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